000 総記

『あなたの勉強法はどこがいけないのか?』|知ったかより自習を

こんにちは。あさよるです。毎日本を読んではブログに書いても、読む本はなくならないし、自分が賢くなった気もしないので、人類の知識の貯蔵はすごいなあと思うし(日本語で書かれている本の量と分野の幅広さもすごい)、自分の浅はかさもすごいなあと思います(;’∀’)>

今回手に取ったのは『あなたの勉強法はどこがいけないのか?』。タイトルはドキッとせざるを得ません。

覚えることと、覚えないこと

『あなたの勉強法はどこがいけないのか?』では、中高生を対象に、勉強の心得、勉強との向き合い方について指南されます。

印象的なのは、勉強には「暗記しなくてもいいこと」と「覚えた方がいいこと」があるということ。暗記しなくても、頭で考えると筋道が見えてくるのは数学の公式です。本書では面積の求め方が例に挙げられていました。形が複雑な図形も、視点を変えると単純な計算で答えが求められる場合が多いのです。「考えることで大まかな筋道が見える」「およその答えがわかる」という感じでしょうか。数学は、暗記の量は少なく抑えることができます。

反対に、覚えた方がいい「暗記」の鉄則。脈略もない組み合わせの言葉を記憶するのは至難の業です。なので、暗記するものは「なるべく多くの情報を一緒に覚える」と、記憶に残りやすいのです。例を挙げると、

① 太った男が  錠を買った
② 力の強い男が  ペンキのハケを買った
③ 眠い男が  水差しを持っていた

p.50-51

上記の文は、要素は少なく単純ですが、脈絡がないので覚えるのは面倒です。しかし、情報量が増えると、一気に記憶に残りやすくなります。

①肥った男が買った錠は、冷蔵庫にかけるためです。つい冷蔵庫を開けて食べてしまうので、食べ物を出すのにわざと手間のかかるように、錠を買ったのです。
②力が強い男は、ウエイトトレーニングに使うバーベルにペンキを塗り、その後始末でハケを洗っていたのです。
③眠い男は、眠気覚ましにコーヒーを飲もうと考えました。そして、コーヒーメーカーに水を入れようとして、水差しを持っていたのです。

p.52

こうやって文にすると、情報量は多くなり暗記量は増えているハズなのに、記憶しやすいんです。「この人はなぜこうしているのか」と状況を想像することにより、人と行為が結びついてすんなりと頭に入ってきます。思い起こすのも簡単です。暗記勝負になるとつい「覚えることは少ない方がいい」と考えてしまいがちですが、反対に覚える情報を増やす方が簡単です。歴史の年号を語呂合わせで覚えるよりも、「なぜどんな流れでそうなったのか」と他の情報と合わせて覚えるほうが思い出すのも簡単です。

さらに忘れてはならないのは、総合的な知識です。先ほどの例だと、③の「眠い男は、眠気覚ましにコーヒーを飲もうとした」という文は、「コーヒーは眠気覚ましになる」という知識があって初めて理解できることです。知識は総合的に、他の分野を行ったり来たりしながら、教養を深めてゆくことが、勉強を効率的にするのです。

「わからない」に注目する

本書後半は、本当はよくわからないのに、なんとなくわかった気になっている落とし穴に注目します。たとえば「蜘蛛は昆虫ですか?」と質問すると、学生たちは「蜘蛛は昆虫ではなく虫だ」と答ますし、昆虫の定義を言います。しかし定義を知識として知らなくても、昆虫の体の仕組みを知っていると、昆虫と虫の違いがわかるんだそうです。これも「教養」があれば、定義の暗記がなくとも、答えが導き出される例です。

こういう「わかったつもり」はたくさんあります。例として三好達治の詩「こんこんこな雪ふる朝に」が紹介されています。この詩は、特に難しい言葉も使われていないので「わかる」んです。が、改めてその情景について質問されると、パッとイメージが広がります。つまり、サラッと読んで「わかったつもり」でいても、鮮明にイメージしないと詩に描かれている様子を理解したとは言い難いですよね。

「わかったつもり」は厄介です。もしかしたら「わからない」「苦手だ」「嫌い」よりもたちが悪いかもしれません。『あなたの勉強法はどこがいけないのか?』ではこの「わかったつもり」をあぶり出すよう指南されております(;’∀’)>

大人は「分かったつもり」か「知ったかぶり」

はてさて、本書『あなたの勉強法はどこがいけないのか?』を読むと、大人になるというのは「わかったつもり」ばかり増えて、さらに「知ったかぶり」も増えることなんだなあと痛感します。これは仕方がない側面も大きいと思うし、一概になにもかもが悪いとは思いません。自分の知らない話題が展開されていても、自分だけが「わかりません」と発言して全体の流れを妨げてしまうことを遠慮することもありますし……。しかし、一人の人間としては「知ったかぶりはなるべくしたくないなあ」と思うし、そして「ああ、また知ったかぶりをしてしまった」とヘコむこともあります。

昔、甥が幼稚園へ上がる前の頃、電車が好きで、路面電車を見に行きました。あさよるが「あの電車は道路の上を、自動車と一緒に走るんやで。信号が赤になったら車と一緒に止まるねん」と教えると、「コイツなんかアホなこと言うてる~!でっ、電車が信号で止まるワケないや~ん!ぷぷぷ~!」みたいな、まさにプケラ状態で、ホントにこんな感じで → m9(^Д ^) 指さして心の底から嘲笑うようにバカにされたんですよね~。だけど、いざ路面電車が動き出し、本当に道路の上を走り、本当に赤信号で停止している様子を見て大フィーバー! さっきまでの嘲笑いモードから一変、「見て!見て!電車がぁああ!」みたな大興奮でキャーキャー叫び声を上げていました。私は「だから言うたやん」と思いつつ、「この手のひら返しはマネできんな」と、子どものパワーに圧倒されました。

こんな風に自分の発言が全く否定されるような現実に直面したとき、大人はどうしてもなかなか発言を撤回できません。それは頑迷とも言えるし、「発言の一貫性を失ってしまう戸惑い」もあると思います。だけど、子どもはそんなの全く気にせず、盛大に、さっきと全然違うことをしまう。この子どもパワーは大人になると羨ましい限りです。

知ったかぶりはやめられなくとも……

あさよるは、「知ったかぶり」「前言撤回できない」のは大人の性だと思うので、それ自体は仕方ないと思うし、他人のそんな振る舞いもなるべく寛容でありたいです(なかなか難しいですが……)。

その代わりに、人前では偉そうに知ったかぶりしちゃったなら、その後プチ反省して、後々コッソリと自習する習慣は持っていたいと思っています。自戒しつつ、自習できればいいかななんて思います。大人になると、どんどん誰も何も教えてくれなくなるし、自分からも「教えて」って言いづらくなってゆくし、せめて「後から勉強しよう」って習慣だけは死守したい……。

もちろん、「知りません、教えてください」って素直に言える人を見ると「偉い人だなあ」と尊敬しかないし、「それに引き換えわたしは……」とヘコむばかり。(;´д`)トホホ

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『勉強法が変わる本』|脱・暗記主義!点が良ければそれでいい?

こんにちは。あさよるです。5月末から用事が重なっていて、なんだかヘトヘトなまま月曜を迎えています。疲れているときは時間があればゴロゴロと寝っ転がって本を読んでいるので、読書ははかどっているんですけどね。

なるべく自習の習慣を途切れさせまいと踏ん張っているのですが、疲れにかまけてサボっているので、気合を入れようと『勉強法が変わる本』を手に取りました。著者の市川申一さんは教育に関する研究をなさっている方で、本書も高校生へ向けた勉強法を指南するものです。

高校生諸君に語り掛けるような文体で、点取りに勤しむのではなく、知識を身につけ、「考える」ための力を身につけるよう指導されています。良い本だと思います♪

高校生向け!勉強法

本書『勉強法が変わる本』は、高校生向けの勉強法を指南する内容です。単に、教科書を〈丸暗記する〉学習ではなく、〈理解する〉〈展開できる〉ように学習する方が効果的だし効率的であると説かれています。本書では、学習法を5つのテーマに分けて紹介されています。

  1. 学習観を見直す
  2. 記憶する
  3. 理解する
  4. 問題を解く
  5. 文章を書く

それぞれのまとめをちょろっと紹介してきます(^^)>

  • 学習観を見直す

これまでの学習法に問題があるかもしれないから、この機会に見直してみましょう。たとえば、考えるときは紙とペンを用意して、図に書きながら考えるクセをつけましょう。意外と、図解せず頭の中で考えて「分からない」と唸ったり、思い違いをしていることもありあます。また、「結果主義」「暗記主義」「物量主義」の学習観はやめましょう。暗記より理解、結果より課程、量より身についた内容へと、勉強法を変えることで、勉強がはかどるようになるでしょう。

  • 記憶する

記憶法では、一気にドカッとやるのではなく、毎日少しずつ反復して勉強するほうが効果的です。そのときも、ただ漫然とやるのではなく、記憶に定着しているものを省き、記憶できていない部分をあぶり出して、集中的に記憶してゆきましょう。また、単に暗記するのは難しいので、他の情報と関連付けて記憶させましょう。だから、物事の原因や理由などを知って、それらを関連づける力が必要です。

  • 理解する

理解を深めるためには、他人に説明できるか確認しましょう。わかりやすい説明には「定義」と「具体例」の両方を説明する力が必要です。また、教科書や先生の説明は、一部解説が省かれていたり、それぞれの解釈の違いで説明が変わることもあります。自分でも「なぜそうなるのか」を理解しておきましょう。

  • 問題を解く

問題解決では、

数学や理科などの問題解決では,問題を理解する課程と,解決方法を探索する過程とがある.(p.146)

と紹介されています。問題のパターンを知っておくことと、新たな問題に知っている問題を持ち込んで考える方法があります。問題を解くことばかりするのではなく、まずは「理解する」ことに努めましょう。教科書の問題には解がありますが、実際の世界には答えがなかったりします。勉強では、答えを当てることではなく、解を探し、失敗から経験を得て、経験を積むことが大切です。

  • 文章を書く

小論文を書くときには,課題文をきっかけにして,自分の問題としてひきつけて考える姿勢が必要だ.(p.191)

とまとめられています。考えを深め、練り上げることが評価につながるし、自分の力にもなります。論説を読むときは「読解メモ」と、思いついたことを「連想メモ」、そして内容を整理しながら「構成メモ」をとりましょう。文章を書くことで「考える」ことができるのです。

勉強法を勉強する高校生へ

青少年向けの本には2種類あります。それは「子どもが読む本」と「親や保護者が読む本」です。本書『勉強法が変わる本』は完全に前者。高校生本人が能動的に読むことが前提となっています。親や教師が本書を読んだところで、子どもの勉強への取り組みは変わらないでしょう。

なもんで、日ごろから読書をする習慣があって、勉強の効率を工夫したいと考えている高校生が対象の内容です。読書習慣がない子どもにとっては、本書は結構読むのが難しいのではないかと思います。今、巷にあふれている文書って、「誰でも読める」ような易しい文体のもが多いですよね。本書は2000年出版の本なのですが、章立てされているから、文章を読み解けないといけません。

といっても、〈賢明な読者諸君〉に語り掛けるような文体で、きちんと「岩波ジュニア新書感」があって好きです。

試行錯誤するより指南書を

あさよるは高校生の頃、生産性のない生徒だったもんで、ただがむしゃらに与えられた課題をこなすだけで、「勉強法を勉強する」という発想がありませんでした。よって、本書のような、学習の指南書みたいなものがこの世に存在することもしらない10代でした(;’∀’)

今になって思うのは、自分一人で四苦八苦するのも大事だけど、同時にどんどん先輩たちの〈勉強法〉もたくさんインストールして、試行錯誤の質をどんどん上げてゆくのが良いよね。

文章を書くことは、考えること

第5章の「文章を書くこと」では、文章を書く意味が紹介されています。

文章は頭の中ですでにあることの写しではない.書いてみようとすること,書いたものを自分で読み直すことを通じて考えが深まるのである.そのときに,どのように考えを進めるかという指針と,人間がついどのような考えに流されやすいかという心理的な傾向を知っておくことは,素朴な意見から脱するための助けになるだろう.

p.192

「文章を書く」とは、単に頭の中をアウトプットすることではないというのです。書いて読み直すことで、自分の考えを深めていけるというのですね。

以前、人間は〈言葉〉を発することで考えることができると聞いたことがあります。感覚的には「頭の中で考えたことを、言葉にして発している」ような感じがしますよね。しかし、実際には逆。人間は、言葉で発したことを記憶し、それを反芻することができる、というのです。この反芻が「考える」ということだそうです。よく、ポジティブな言葉使いなさいとか、〈言霊〉の考え方なんかがありますが、これは本質をついたものらしいのです。たぶん「書く」という行為も、自分の言葉を反芻することで「考える」課程の一つになり得るのかも。

あさよるも、なんとなく読書の記録にブログを始めましたが、当初の想定以上に有意義な活動なのかもしれません(^^♪

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『速読勉強法』|参考書を自分専用カスタムで時短!何度も読もう

『速読勉強法』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。先週読んだ『高速回転仕事術』が良い内容だったので、続けて同じ著者の『速読勉強術』を手に取りました。

また、先週読んだ『独学勉強法』も良書で、素直に「勉強しよう」とパワーが出る本だったので、勉強術の本であることも、決め手でした。

「速読」って憧れるけど、ホントにテレビで紹介されるような速読ってできるの?と疑問でしたが、本書の著者も速読には入れ込んでいたことがあるそうです。その結果、導き出された「速読勉強術」をどうぞ。

すばやく、何度もやる!

本書『速読勉強術』は、資格試験やスキルアップのための「勉強」を効率よく高速で目標達成するための指南書です。「速読」と銘打たれているように、資料を速読するのですが、「特殊技能としての速読法」とは違った説明がなされています。

著者の宇都出雅巳さんも巷に良くある「速読術」にハマって、お金も使って勉強したそうです。しかし、速読よりももっと単純なことが本書で紹介されています。それは「初めて読む本よりも、2回目読む本の方が早く読める」ことです。初見の本よりも、何度も何度も繰り返し読んだ本の方が、内容がわかっているだけに、すごいスピードで読めるのです。それが「速読勉強術」のポイントです。

資格取得のため勉強するときは、参考書にガシガシ書き込みをして、本を「自分オリジナルテキスト」に作り替えていきます。完全に頭に入っている箇所は、もう読む必要がありませんから、大きく「×」をしましょう。また、問題集を解くときは、回答を切り離して、時短します。とことんまで本を自分にとって「読みやすく」「使いやすく」カスタマイズしていくことが大切です。そうやって作り込んだテキストなら、パッと見るだけで速読できて当然ですよね。

『速読勉強法』挿絵イラスト

目的を達成しよう。資格取得? スキルアップ?

『速読勉強術』で紹介される勉強法は、しっかりと勉強する「目的」が自分の中にある人に向いたものです。ある人は資格試験かもしれませんし、別の人はスキルアップかもしれません。また自分のライフワークに取り組む人もいます。

どんな勉強法でも、大事なのは「目的を達成すること」です。本書でもそこに重点が置かれています。たとえば、資格取得のための勉強なら、目標は「試験に合格すること」です。なにも満点を取る必要はありません。合格点が70点なら、70点取れる勉強をすれば良いのです。それを真面目にパーフェクトを目指すことで、もたついてしまう必要はないのです。

目標を明確に据え、そのために惜しまず何度も何度もスピーディーに繰り返し勉強しましょう。

「1回で成功させたい」って〈手抜き〉予備軍?

本書『速読勉強術』を読んでは「何回も何回も読み倒す」「テキスト・参考書に書き込みしまくる」ことでスピードアップが図られています。ここで、はたと気づきました。もしかして「テキストを汚さないように勉強する」って、自分への恰好の「怠け」の言い訳になっているかもしれない。テキストを汚さないよう、ノートに問題を移しとっている時間、自分は「勉強してる感」を感じているかもしれない……(;’∀’)

また、同著者の『高速回転仕事術』でも、とりあえず最後までやってみて、それから何度も繰り返し取り組んで精度を上げてゆくやり方が紹介されていました。これって反対に言えば、「最初の一回で成功させようとするから手が止まってしまう」とも言えます。

「質にこだわる」「細部まで気を配る」のは素晴らしいことです。しかし、それは一歩違えば自分への最高の言い訳にになってしまうんだとも思いました。すなわち「量よりも質」と嘯いて、サボってしまうかも。

「たった1回で成功させたい」と、できるものならそうしたいですが、実際にはそう上手くいきません。むしろ「量よりも質で勝負」と言いながら、これ幸いと手抜きしてることの方が多かったナと反省しました。

「がんばってますアピール」も一つの目的

本書『速読勉強術』は、高速で勉強をしながら、短期間で結果を出すためのメソッドです。たぶんここに書かれていることは本当で、著者の言う通りに勉強すれば、誰だって成果に繋がるだろうと感じました。

しかし、「人の心」はそう単純でもありません。ときには「がんばってるアピール」を他人にしたいこともありますし、自分自身を「私はがんばってる」と騙しとおしたいこともあるでしょう。そういう時には、本書は全く不親切です。なにも言い訳させてくれないのですから!

きれいにノートを作って悦に浸りたい時間も人にはあります。周囲に意識高い系をアピりたいこともあります。それが人情ってもんでしょ。そういうときは、本書を読むフリだけをして、実行しないように気をつけましょう。

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『東大教授が教える独学勉強法』|学び直さなきゃヤバイ!

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こんにちは。英語の勉強を再開した あさよるです。二日目でもう停滞してるんですけどね……。あさよるは語学がとても苦手で、苦痛でしかないのですが、それにしてもやはり言葉がわからないのは不便です。勉強しなきゃなあと気がかりな状況が続くくらいなら、勉強した方が楽かもしれません(と自分に言い聞かせている)。

今日読んだのは柳川範之さんの『独学勉強法』です。以前、同著者の『独学という道もある』を読み、とてもよい本だったので、同じテーマの本を探しました。結果、独学しようとしている あさよるにとって励ましと、ちょっとだけパワーが出るものでした。勉強って「時間がない」「難しい」「才能がない」とかそいういうんじゃなくって、ただただ「やる」か「やらない」かなんだなあと、苦笑い。

今、「生涯学習」や「リメディアル教育」に国も乗り出しています。いつまでも学ぶ意欲があることは良いことに思えますが、今後「学び続ける人」と「10代で勉強をやめる人」の間で格差が広がってゆくのかもしれません。独学は「物好きがする」ことではなく、結構「やらなきゃヤバイ」案件なのかもしれません。

変化が大きな時代は〈独学〉が必要

本書『東大教授が教える独学勉強法』は、大きな変化が続く時代だからこそ、常に学び続けなければならない現代人に向けて書かれた書物です。「勉強」は子どもだけがするものではありませんし、変化に対応するためあらゆる人たちが「独学」をしなければ、変化についていけない。切実です。

著者の柳川範之さんは、ご両親の仕事の都合で、シンガポールやブラジルで子ども時代を過ごしました。高校へは進学せず、独学で大検を取り、慶応義塾大学の通信課程へ進学、卒業します。その後、東京大学大学院へ進み、現在は東京大学経済学部の教授という〈風変わりな〉経歴をお持ちです。ご自身の独学の苦労や工夫を紹介しながら、「独学」の可能性を紹介されています。

もしこれまで思うように進学や勉強ができなかったなら「これから独学できる」というのは励みですし、なにより誰もが学び続けなければ、あっという間に変化に呑まれてしまうでしょう。

自分で疑って、考える

独学に限らず、勉強とは「自分の頭で考える」ことが重要です。日本の学校では小中高と、事前に答えの用意された問題が与えられ、「正解」を見つけるのが勉強でした。しかし、それはかなり特殊な例で、研究現場でも、仕事でも、答えなんか存在しない問いを立てたり、正解がないものごとに取り組み続けることがほとんどです。

東大の講義でも、教授の授業に学生たちは素直に聞き、疑問も異論もなくそのまま「納得」しちゃう人が多いそうです。そこで、柳川範之さんも、授業の中で学生に質問させたり、質問に答えさせる訓練をしているそう。読書をするとき、著者の話をそのまま信じるのではなく「疑いながら読む」ことや、「著者とケンカしながら読む」など、ただ丸暗記する勉強ではない独学が提唱されています。

また、「予め答えの用意された問題」を解くことに慣れ切っているため、課題本を一冊事前に読ませ「この本のおかしいところ、疑問に思うところを指摘せよ」と問題を出すと、後になって「正解を教えてください」と聞きに来る学生もいるそうです。「回答がある」ことに慣れていると「答えがない問題」が気持ち悪いんですね。

独学は、自分で問いを立て、自分で答えを探さないといけません。

神経質にならずマイペースで

さて、独学にあたって、一気に肩の力が抜けたのは「神経質にならなくていい」という助言でした。本を読んでも、「2、3割理解できたらいいや」と思えばいいし、根を詰め過ぎないのがコツだそうです。なので、完璧主義の人ほど独学は難しいのかも。反対に、テキトーにとりあえずやっちゃえる人の方が独学に向いています。これは、以前に紹介した『高速回転仕事術』でも紹介されていたことですね。細部まで完璧に理解することよりも、「まずは大雑把に全体を把握するため、とりあえず最後までやってみる(読んでみる)」ことが大切です。

また、「独学」でも、カルチャーセンターや、大学の講義などに参加して理解を深めることも推奨されています。今、「生涯学習」や「リメディアル教育」に国も乗り出していますし、独学しやすい環境は整いつつあると考えられますね。

「ノートづくり」をさせられるのも、小中高の学校での授業の特徴です。しかし、独学では先生からの「ノート点」を獲得する必要はないので、ノートも不要です。もちろん、アイデアをメモしたりノートは使いますが、「きれいにノートをとることで勉強した気になる」罠には気をつけましょう。

独学はいつでもできる!

先に読んだ柳川範之さんの『独学という道もある』では、10代20代の若い世代へ向けて「もし道を外れても、別の道を行けばいい」というメッセージが込められているように感じました。もちろん、それ以上の世代にも当てはめて読めなくはありませんが、今回紹介した『独学勉強法』の方が、より多くの人に当てはまるものだと感じました。

なんといっても、とんでもない速さで価値や考えがどんどん変化してゆく時代です。年齢に関係なく「勉強」し続けないとヤバイ。そして、あさよるは世代的に中学高校を卒業してそろそろ20年になります。さすがに「過去に学んだことを忘れている」という事態が頻発しています。あさよるは個人的に、これまでに勉強したことは定期的に復習をした方がいいと思っています。せっかく勉強したんだから、忘却してしまうのはもったいない。一から新しく勉強をするよりも、復習する方がずっと簡単です。これは「一般常識の点検」といったところでしょうか。

それと同時に、今の自分の課題に集中して「独学」する力が必要なのだろうなあと思います。独学の良いとことは、いつでもできるし、テストもないし、先生の顔色を伺う必要もないし、のびのびマイペースにやれることだろうと思います。「嫌々勉強する」青年時代を卒業して、自分にふさわしい課題を自分に用意できるといいですね。

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『スマホ断食』|落ち着け!人とつながりすぎネット時代

『スマホ断食』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。あさよる家には中学生の頃Windows95がやってきて、高校生の頃から24時間ブロードバンドで常時ネット接続されるようになりました。10代の頃、朝まで友だちとチャットしてそのまま合流して遊びに繰り出したりね。ということで、あさよるは「ネット依存症」だと言われたらNOとは言えないでしょう。けど、ピークは越えていて、近場に出かけるときはモバイル端末を一切持っていないことの方が多いです。

スマホの登場によって、文字通り24時間ネットにつながりっぱなし、人とつながりっぱなしになった人も多いでしょう。寝る直前までLINEして、お布団の中でYouTubeを見て、朝一SNSチェックして。今日読んだ『スマホ断食』は、もはや当たり前になった習慣から、たまには脱却してみようとの誘いです。一人の時間、自分の思考に浸って、物思いにふける時間を取り戻しましょう。

「物思いにふける時間」を

本書『スマホ断食』は、スマホやパソコンから離れ〈ネット断ち〉の必要性を説く内容です。著者の藤原智美さんご自身が正月の三が日、パソコン、ケータイ、テレビ、ラジオもシャットアウトし、活字情報のみに触れる時間を作ったことで、「情報漬け」生活から距離を置きます。そこから、情報断ちを月に1回2回と増やしてゆき、とめどもないネット依存状態から脱した経験から始まります。

藤原智美さんは作家ですから、もちろんパソコンもネットも必需品です。しかし、そのパソコンやネットによって集中力が阻害されることにも触れられています。本書も決してスマホやネットを否定しているものではありませんが、「道具に使われている」状態を自覚し、脱出する重要性が紹介されています。

枕元にスマホを置いて眠るわたしたちは、24時間人とつながりっぱなしで「一人の時間」を失ってしまいました。現代の若い人は、スマホと一人部屋のいずれが欲しいか尋ねると、スマホを選ぶそうです。今の大人世代は、かつて「一人の時間」を過ごした経験を思い出してみてください。その時間は、自分の物思いにふけったり、ボーっとしたり、何かに集中したり、自分の思いを吐き出したり、なにかしらかの時間だったはずです。

時々思い出しては「一人の時間」を持つことは、意味がある活動ではないでしょうか。本書では、ネット依存によって起こっている弊害が紹介されています。

人とつながりすぎ時代

スマホを手にしたわたしたちは、24時間ネットにつながっています。スマホを操作する時間はケータイ時代の2倍になっているそうです。そして、その時間の多くはTwitterやFacebookのSNS、LINEなどに費やされます。それらは、単に暇つぶしではなく「向こう側に人がいる」のです。そう、現代は「人とつながりっぱなし時代」なのです。

そして、単に個人と個人がつながっているだけじゃない。情報に翻弄され、なにがなんだかわからなく、自我を失っていると言っても言い過ぎじゃないかも。

祭り・炎上に翻弄される

今やネット発の祭り・炎上がテレビや新聞等メディアをにぎわします。もうマスコミもネットを無視できないし、抑え込むこともできません。

今(2018年5月)アイドルタレントのわいせつ事件から派生して、セクハラ・パワハラの話題でタイムラインは持ちきりです。先月の4月には相撲の土俵の上で倒れた舞鶴市長に救命処置をした女性を、土俵から降りるようアナウンスしたことが炎上していました。その前にはFacebookの個人情報の取り扱いや、なにより今年は冬季オリンピックの年でした。遥か昔の話のようで忘れていた……。

あまりにも目まぐるしくトレンドが移り変わり、その都度なにがあったのかよくわからないまま、なんとなくの雰囲気に自分の気分も動かされています。その炎上や祭りの勢いを誰もコントロールできていませんし、「結局のところなんだったの?」ってことが多すぎます。

例えば「STAP細胞」の話題は、正直、多くの一般人は専門知識なんて持っていないし「結局あれはなんだったのか」分かってないんじゃないでしょうか。STAP細胞の騒動も、件の論文について指摘したのは専門のネットニュースサイトだったそうです。そこから、あれよあれよと一挙に大事件となり、亡くなった方もいましたが、多くの人には「結局あれはなんだったのか」わらかないまま。

また、2020年の東京オリンピックのロゴの盗作疑惑で賑わったこともありました。で、「あれは結局なんだったのか」って感じの人も多いんじゃないでしょうか。芋づる式に他の盗作を指摘する画像もネットで持て囃され、テレビでも放送されていました。

「自分の考え」を持つ時間がない

各話題の良し悪しの話は本題ではありません。ここで重要なのはトレンドに翻弄されることによる弊害です。結局なんなのかよくわからないニュースが多く、理解しないまま次々とトレンドが移ろってゆき、「自分の考え」を持つ時間なんてありません。「本当はなにがあったのか」を知る時間も、考える時間もありませんから、反射的に「快不快」や「好き嫌い」しか持てません。

いじめ自殺があると、いじめた生徒やその家族の名前、担任教諭の名前などが探り出され公開されます。そのとき「同姓同名の別人」がとばっちりでバッシングに遭うこともあります。少し考えれば「別人かも」という可能性が多いにあると分かりますが、もはや「祭り」になっている状態を誰もコントロールできません。

「いいね!」のために行動してしまう

SNSにどっぷり浸っていると、TwitterやFacebookで「いいね」されるための行動をとり始めます。「インスタ映え」はもはや伝統芸のようになり、加工された写真映えするかしないかで消費の動向が変わります。

市民マラソンがブームになってしばらく経ちますが、かつて「孤独」だったマラソンも、今や「SNSに投稿するため」にコスプレランナーも目立ちます。コスプレといえば、ハロウィンもいつの間にか定番のお祭りになっています。

出会った景色や出来事は「いいね」されるか否かで判断し、写真を撮って投稿して終わり。そのため、一瞬一瞬の風景や心模様に焦点を合わし「感じる」「考える」機会が減っているのかもしれません。

ネットネイティブ時代

すでにインターネットが普及したあとに生まれた「ネットネイティブ世代」は社会人になり始めています。彼らに見えている世界は、ネット以前の世代とは全く違うでしょう。そして、ネット以前に生まれた世代ですら、ネットの情報、SNSの人とのつながりにより翻弄され、かつて「ネットがなかった時代」とは全く違う時間を過ごしています。

新しい感覚と、従来の教育

ネットネイティブ世代にレポートを書かせると、平然とコピペでパッチワークされた文章を提出するそうです。それが彼らの「普通」なんですね。「著作権」という概念を持っていないかのようで、ネット上にある情報は無料で勝手に使っていいと考えているようにさえ見えます。

学校教育でもタブレットが導入されたり、黒板の代わりにタッチパネルのスクリーンが導入されている学校もあるそうです。事前に用意されたデータを映し出して授業は進みます。「黒板に注目」という決まり文句もそのうちなくなるのかもしれません。そんな教育では、そもそも「学校」自体が不要になるのかもしれません。実際に「MOOC」と呼ばれる、インターネットを使った教育も世界に普及しています。

一方で、アナログな授業を頑張っている先生もいるようです。小学生に辞書をひかせ、漢字をたくさん覚え、アナログの本で調べることを徹底して教え込んでいるのです。その教育を受けた子どもたちは、中学生になっても机の上にアナログの資料を並べ、自分で調べながら勉強することに抵抗がないようです。

人格がビックデータに集約されて……いいの?

ショッピングしてポイントカードを提示すれば、ポイントがどんどん溜まってラッキー! ……だと思っていますか? 企業はポイントカードで個人と買い物の傾向をひも付けし、よりピンポイントにセールスを行うために情報を集めています。ネットで買い物すればその買い物の傾向から、表示される広告が変わります。

自分という人格ではなく、自分が情報化されているようです。

著者の藤原智美さんは「智美」という名前の男性です。通っているフィットネスクラブで会員カードを提示すると、女性用のロッカーキーを渡されることが二回や三回じゃないそうです。目の前の男性からカードを受け取ったのに、パソコン画面に映される「智美」という名前だけで女性だと判断されているようです。

すでに、生身の肉体や人格よりも、情報・データの方が大きな意味を持つ時代は来ているのかも。

『スマホ断食』挿絵イラスト

みんな、おちつけ!

芸能人の不倫とかLINE流出とかセクハラとかブログ炎上とか、もう、とりあえず落ち着け! 実際に、当事者間で何があったのかなんて到底わたしたちにはわからないんです。芸能人のスキャンダルや下世話な話がオモシロイのはよーくわかりますが、冷静に考えてみると、これってとても恐ろしいことかもしれません。

そりゃ、芸能人のスキャンダルは「見世物見物」かもしれませんが、日々炎上している話題の中には、わたしたちと同じ〈一般人〉も多くいます。別に有名人でもタレント志望でもない人が、あるとき、ある瞬間に「見世物」にされるって、恐ろしくないっすか? 当人に過失もなく、事実とは違う言説が拡散されちゃうこともあります。そして、誤報は一気に拡散されるのに、訂正はあまり拡散されないというジレンマもあります。

まあ、とりあえず落ち着け! ちょっと深呼吸して、スマホとパソコンの電源を落として、まずは「落ち着く時間」を。そして「ゆっくり、自分の頭で考える時間」を。時にはアナログの紙の情報を集める習慣も。『スマホ断食』は、誰もがネット依存症の時代だから、意識的に取り入れてもよい習慣です。

ネットネイティブ世代が知ってること

あさよるの個人的な考えでは、ともあれ「ネットネイティブ世代」の言動は、これからの新しい時代の常識なんだろうと思います。ネット上にある情報をまるで著作権フリーであるかのような振る舞いも、昭和世代の あさよるには理解しがたい一方で、インターネットの世界は今後そんな世界を目指すのかもしれません。

また、教育のあり方が変わり、学校が不要になるんじゃないかというのも、半分はそうだろうと思い、半分はそんなことはないと思います。確かに、学習はインターネットを使って遠隔で可能だし、ニーズもあるし、今後も増えるだろうと思います。しかし「教育」とは、別に読み書きそろばんを教えるだけじゃなく、「○○らしい行動」や「こんなときどうする」といった、思想や立ち振る舞いを教える場でもあります。それが良いのか悪いのかわかりませんが、「学校教育がなくなる」というのは、ホントにあるのかな? と訝しむ。

あさよるも若い頃は、もっと的確にリアルな「今」を感じていましたが、もう年を取ってしまって「常識」が邪魔をして今が見えません。インターネットは、かつてなら接点のなかったような若い人の話を知ることができるのが、最大の利点だろうと思います。

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『家しごとがもっと楽しくなるノート術』|インスタ映えノートの作り方

『家しごとがもっと楽しくなるノート術』挿絵イラスト

こんにちは。ノートづくりの本が好きなあさよるです。ブログでも数々紹介してきましたし、紹介しきれてない本も多々あります。よく読んでいます。今日紹介するのは『家しごとがもっと楽しくなるノート術』です。25人の職業の異なる女性たちのノートをチラ見させていただく企画です。マンガ家やイラストレーターや作家など、絵を描く仕事をしている方もいらっしゃるのですが、そうでない方もみなさんイラストやデザインが素敵すぎて生唾! 早速マネしたいアイデアもたくさんありました。

家事・子育て・健康管理……私生活をノートにまとめる!

本書『家しごとがもっと楽しくなるノート術』は、家事や家計簿、スケジュールのみならず、健康状態や子育て、料理のレシピなどなど、仕事以外の私生活全般を指して「家しごと」としています。プライベートを記録するノートですね。

全ページカラー、25人のノートの達人たちのノートの中身を覗き見しましょう~。

ノート職人のノート拝見

25名のノートの達人たちのノートは個性的です。ビッチリ文字で埋め尽くされている人もいれば、カラーイラストで飾られていたり、付箋やカラーマーカーでシステマチックだったりします。Evernoteでデジタルにノートをまとめている人もいます。

なんで他人のノートを見るのはこんなに楽しいのでしょうか。


『家しごとがもっと楽しくなるノート術』イメージ画像

家事も、家計も、子育ても・・・みんなのアイデアが満載! 家しごとがもっと楽しくなるノート術 | 家しごとのノート研究会 |本 | 通販 | Amazon

サンプルを見るように、ノートの描き方やコツを紹介するものではありません。他人のノートを閲覧する、ただそれだけの趣き!よき!よき!

よくあるノートづくりの本は、一人の作家さんのノートやノートの作り方を紹介するものが多いけど、本書『家しごとがもっと楽しくなるノート術』は、たくさんの女性のノートを拝見いたします。職業もさまざま。医師もいれば主婦もいる、作家もいる。

見てるだけで楽しいのだ

あさよるもノートつくるの好きなんですが(サボりがちですが)、本書で取り上げられている方々はInstagramで自作のノートを公開なさっている方が多い印象です。そっか、SNSで発表するやり方もあるのね。あさよるは山も谷もない地味ぃ~な日々を送ってるので、そんなに書くべきことがないのですが、ここぞというときはInstagramかTwitterに投稿してみようかな。

ということで、あさよるのSNSを一応紹介しておきます。

みなさんの描いたノートは見てるだけで楽しいですね。料理のレシピはその人のこだわりや美味しさが伝わってくるようだし、子育ての記録は多忙の中でもメキメキと育ってゆく子どもの様子が見えるようです。このブログも一応、ノートに読書記録をつけている感覚で続けているので、広義でのノートに入るでしょうかw

『家しごとがもっと楽しくなるノート術』挿絵イラスト料理のレシピノートは作ってみたいけど、めっちゃテキトーな料理しかしないのだった

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『あなたを天才にするスマートノート』|手取り足取りノート術

『あなたを天才にするスマートノート』挿絵イラスト

こんにちは。5行日記を書いている あさよるです。今日の出来事5行と、体温、起床/就寝時間、明日の予定をノートに毎日書きだします。振り返りと明日の段取りをメモすることで、安心して頭の中を空っぽにしてお布団に入れます。この5行日記の習慣はなんとなく10代の頃からあったのですが、岡田斗司夫さんの『あなたを天才にするスマートノート』を読んで、意識し始めた気がします。

また、ノートの見開きの右ページに頭の中にある発想を書く。反対の左ページには、右ページを反映させて、図解や要点のまとめ、面白いことなど、ノートの上で展開してゆきます。この〈スマートノート〉の左ページと右ページを使い分けるやり方も、しばらく実践していました(その内、オリジナルな使い方に変化していってしまいましたが……)

久々に『あなたを天才にするスマートノート』を読み返して、〈スマートノート〉の趣旨を再確認し、本書内で述べられているように「確かに、他のノート術とは違うなあ」と思う。何が違うって、「オモロイ人」になるためのノート術なのだ!

「面白い人」になるためのノート術

そう、本書『あなたを天才にするスマートノート』は、仕事の能率化とか、ライフログとか、体調管理とか、そんなノート術ではないのです。ズバリ!「面白い人」になるためのノート術なのです。ここでは〈面白い人〉が〈天才〉とされています。そして〈天才〉とは、以下のように定義付けられています。

  • 発想力
  • 表現力
  • 論理力

この3つの要素をすべて持っている人=天才

一つでも欠けては「天才」とは呼べません。2つを持っている人は著名人にたくさんいます。しかし、3つとも持っている人は滅多にいない。まさに「天才」です。

そして、「発想力」「表現力」「論理力」を持ち合わせている人物は、それは魅力的な人物に決まっています。魅力あふれる、面白みの溢れる人物に近づくためのツールとしての〈スマートノート〉なのです。

※本書内では〈面白い〉という言葉が「interesting」と「fun」の両方の意味で使われ混在していますが、このブログエントリーでは〈面白い〉を「interesting」の意味で使います。

『あなたを天才にするスマートノート』挿絵イラスト

ネタ帳としてのノート術

本書『あなたを天才にするスマートノート』で推奨されるノートの使い方はさながら「ネタ帳」です。岡田斗司夫さんは本書出版当時は大学で客員教授をなさっておられ、さらにニコ生放送でもご活躍です。毎度、聴衆を惹きつける「ネタ帳」として、ノートが使われています。

自分が「面白い」「気になる」「気がかり」な物事をノートの見開き右側のページに書き出します。一旦、頭の中のモヤモヤをノートに「見える化」し、そしてノートの左側のページで、ノート上で考えを展開してゆくのです。

ノートでネタを繰れ!

ノート上にキャラクターを設定し、キャラに会話させて発想を膨らましてゆく方法も紹介されていて、まるでノートを使って一人でネタを繰っているようです。実際、岡田斗司夫さんは人の前でお話をするお仕事をされているので、岡田さん流の「ネタの繰り方」なのでしょう。これ、師匠から弟子へ伝授される〈秘伝〉的な方法を、公開されてるって解釈でおk?

面白いのは、客観的な情報でさえも、ノートに書きだし、自分流に展開してゆくことです。客観を主体化してゆくと言いますか。自分が師匠に選んだ人のメルマガを〈写経〉したり、気になったことを書き出し、自分流に〈解釈〉してゆく過程がノートの左右のページでパッと見てわかるんですね。

「お金」ではなく「幸せ」を

さて、そもそもどうして 天才=〈面白い人〉を目指すのか。それは「より幸せに生きる」ための活動です。一般的なノート術の本では、仕事の能率化のものが主で、ビジネスに役立て、報酬を上げるような〈実用的な〉ノート術が一般的です。

しかし、本書『あなたを天才にするスマートノート』は、さながら「エンタメのためのノート術」と言っても良いでしょう。お金で換算される価値ではなく、お金を超える「エンタメ」あるいは「コンテンツ」としてのノート術なのです。まさに「オタキングのノート術」って感じです。

オタク的趣味のある方、エンタメ愛好家は、ビジネスのためのノート術が使いにくいなら「オタキングのノート術」を試してみても良いかもしれません。

ノート術得とくまでの7段階

本書『あなたを天才にするスマートノート』は読者に「ノートやメモを取る習慣のない人」を想定しています。ですから、最初からノート術の核心に触れるのではなく、徐々に少しずつ「ノートを取る習慣を身につける訓練」から始まります。これは、岡田斗司夫さんのレコーディングダイエットを流行させた大ヒット作『いつまでもデブと思うなよ』でも、徐々にハードルを上げてゆく方法が踏襲されています。

ノート術を会得するまでのステップは7つに分けられ、以下のような内容です。

  1. 5行日記をつける
  2. 行動採点する
  3. 論理訓練を始める
  4. 他人に見せて話をする
  5. 脳内リンクが生成される
  6. 知識から教養、見識へ
  7. 世に出る

次の見出しで、以上の7段階を簡単に説明します。

スマートノート術を体得する7段階

5行日記をつける

まずは第一段階。大学ノートとボールペンを入手し、「毎日ノートをつける」という習慣付けを行います。難しいことは考えず、今日一日あったことを5つ、ノートに書くだけです。ウソは書きません。で、書いたら忘れましょう。大丈夫、ノートに書いてあるから忘れても平気なのです。

行動採点する

毎日5行日記を書く習慣がついたなら、次のステップへ。5行日記に、0~5点までの点数をつけ採点しましょう。これは「0か100か」の思考から脱却するためです。世の中には、0と100の間のものがたくさんあります。思考停止せず、きちんと自分の尺度で、自分の言葉で評価する能力を身につけましょう。

論理訓練を始める

第3段階から、一気にレベルが上がります。ノートの見開き2ページを丸々使って、ダイナミックに思考する訓練が始まるのです。と、難しいことを考えてもしんどいだけなので、まずは「1日2ページ書く」という認識でOK。ノートの右ページにいつもと同じように5行日記を書くことから始めましょう。すると、あとの余白が気になり始め、ノートの大きさに合わせ思考も大きく広がってゆきます。

ちなみに〈スマートノート〉術では、ノートは用途別に分けずに、1冊のノートにすべての情報を集約します。

他人に見せて話をする

頭の中の考えがノートに「見える化」され、さらにオリジナルな思考が展開するようになったら、いよいよノートに書き連ねた内容を他人に話をして聞かせましょう。ここで、ノートが別の使われ方をします。そう、ノートをホワイトボード代わりに「ノートに書きながら話す」というワザを繰り出しましょう。ノートの中に、他者の存在が入り込んでくるんです。胸熱。

脳内リンクが生成される

この段階まで来ると、同じことを何度もノートに書いたり、何度も同じことを考えたりしており、ある時ふと「わかった」という瞬間が訪れます。これは、何度も思考した結果です。この「分かった!」という快感と共に、考えをノートに数ページにも渡って書きまくってしまいましょう。この時のために、必要なのは「ムダ」なこと……正しく言うと、一見すると「ムダ」に思えることが、思考を重ねるうちに役割を果たすことがあるのです。「ムダ」を大事にしましょう。

知識から教養、見識へ

なんども思考を重ね、なんども人と話し合い、熟考を重ねた先にあるのは、「意見」や「仮説」です。頭の中の知識や考えのリンクが発達してゆくうちに「自分の考え」が生まれ、その結果「意見」を持ったり、「仮説」が立てられるようになります。さらにそこから「教養」を深め「見識」を得るためのノート術に発展してゆきます。

世に出る

そしていよいよ最終段階。自分の考え、自分の意見を持ち、教養を深めたなら、世に出ましょう。隠れていてはもったいない。あなたは既に〈天才〉なのです。

 せっかく「天才」になったんだから、デビューしましょうよ。
誰も知らないところで、1人で「天才」やってていはずないでしょ?

天才の特徴は「強い主体性」です。
それは「この世界に対する責任感」「関わろうとする意志」という意味です。
強い主体性、すなわち「この世のことで自分に関係ないことなんかない」という、途方もない自我は、あなたに告げるはずです。
力は得た。
じゃあ、なにをしようか? と。

お供しますよ。
スマートノートは、いつでもあなたの味方です。

p.245-246

凡人だからできること

本書『あなたを天才にするスマートノート』の序盤で、著者の岡田斗司夫さんがご自身が「凡庸である」ことを悟ったエピソードに触れられます。岡田斗司夫さんは自身が「読書家である」と自負していましたが、大学のSF研究会に参加すると、自分よりすごい人がたくさん集っており、とても勝ち目がないと悟ります。

「自分は優秀ではない」と知ったから、次は「じゃあ、どうやって彼らと渡り合おうか」と考えた結果が「ノートを取る」という手段でした。必死に議事録を取る岡田さんの姿を、周りの人たちはバカにしていましたが、次第と一目置かれるようになります。

優秀な人たちは頭がいいから、ノートを取らなくても忘れません。それ故に話し合いの中で〈目に見える証拠〉がないため〈水掛け論〉になることもあったのです。そんなとき、メモを取っている岡田斗司夫さんの出番です。誰がどんな話をしたか過去の記録が残っているのです。ノートの強みを知ったのです。

岡田斗司夫さんのノート術は「自分が凡庸だ」と悟り、それを打開すべく奮闘した経験から始まります。ですから、本書も、普通の、凡人が、天才になるためのノート術なのです。経緯を知ると、事細かに「ノートを取る習慣付け」から丁寧に解説される理由もわかります。

ムダな思考をいっぱいしよう

本書『あなたを天才にするスマートノート』の趣旨で、あさよるが共感したのは「ムダなこと」を大事にしていることです。

スマートノートの考え方は違います。
もっと「ムダ」を重視している。
効率よく「能力」を伸ばそうとはしていない。

(中略)

私たちの脳は工場ではない。原料である知識や情報を搬入して、常に刺激を与えれば一定のアウトプットが得られる、そんな工場製品ではないからです。(中略)

私たちにできることは「開墾」「日当たりと水はけの配慮」「日々の手入れ」「害虫の駆除」、そして「収穫」だけなのです。

なにかを思いついたり、アイデアや企画が脳内で生まれる。それは「収穫」です。収穫には準備期間として種まきや成長が必要で、急かすこともスケジュールを守らせることもできません。
でも、私たちは「良き農夫」となることができる。収穫物が少しでも大きく素晴らしいものになるためにできることがある。
それがスマートノートなのです。

p.168.172-174

自分の考え、自分の意見を持つって、気長な農作業なのですね。インプットすると定量アウトプットされるような工場製品ではなく、一見するとムダに思えるような作業や時間を使い、豊かな土壌を耕さねばなりません。しかもスケールは「人生」という、えらい壮大なスケール。

「ムダ」が必要というのも、変な話に聞こえますが、「何が必要で、何が不要なのか、やってみないと選別できない」とも言えます。結果的に「あれは役立ったな」「あれは蛇足だったな」と振り返られるだけで、始める前は未来が予見できません。だから、いっぱい、ムダな、いらないことをたくさん考えよう!

ただ「ノートをとる」って作業なのに、なかなか大きな話に行き着きます。もし、学校で板書を写すしか経験がない人がいたら『あなたを天才にするスマートノート』は、ノートの書き方、メモの取り方を、最初の第一歩から教えてくれます。

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『独学という道もある』|道を踏み外すと……また別の道がある

こんにちは。あさよるです。このブログを始めたのは「読書習慣を身につけたい」ことがきかっけでした。元々本を読むのは好きでしたが、社会人になってから忙しくて読書をしなくなり、いつの間にか「本が読めない」「集中できない」ようになっていました。このブログも、長続きしない予定で始めたのですがw、なんとか2年半くらい、毎平日一冊の本を読んで感想を投稿するという習慣がつきつつあります。

そう、社会人になると、忙しいんですよ。学生時代にやっていた習慣の多くがなくなってしまいました。習慣は失うとなかなか帰ってきません。その最たるものが「勉強」じゃないでしょうか。朝から夕方まで椅子に座って授業を受けて、家に帰って復習予習をして……って、よくそんなことできるもんだぜ!w

あさよるは、いざというときのために、前もって読書習慣や、勉強の習慣を身につけておいた方が安心できると思っています。だって、ピンチのときに本なんか読めないし、ヤバくなってから勉強できないもの! いざという時はもう遅い。「安心」のために勉強しよう。

自分で道を選ぶこと

本書『独学という道もある』では、「みんな」とは違う、「普通」じゃない道を選んだ人の体験記です。ただし、最初にネタ晴らししちゃいますが、みんなと違う、普通じゃない人生を歩む人は、意外と多いという体験を綴った内容でもあります。

著者の柳川範之さんはお父様の仕事の都合で、小学生の頃シンガポールで過ごし、日本の中学へ進み、高校生になる年齢の頃はブラジルで過ごしました。ブラジル時代に会計士の勉強をし、独学で大検を取り、慶応大学の通信教育学部で学びました。その後、東京大学大学院へ進学し、現在は東京大学の教授をなさっている方です。

変わり種の経歴だと思いますか? しかし、著者によると、慶応大学の通信課程で学ぶ人の年齢も経歴も様々で、東京大学大学院へ入学しても、いろんな経歴の持ち主が集まっていたそうです。もちろん、東京大学から大学院へ進む人が多いのですが、社会人を経験してから大学院へやってくる人もいます。

小中高と、周りと同じように学校へ出席し、進学していると、それ以外の道は閉ざされているように感じます。それ以外の道を選ぶことは「道を踏み外す」ことで「人生詰む」ことのように考えてしまいます。しかし、ふたを開けてみると、意外にも様々な経歴の持ち主が社会の中にいるんです。

自分で道を切り開く

本書は『独学という道もある』というタイトルにもある通り、「独学」のメリットデメリットが紹介されます。メリットはいつでもどこでも自分のペースで勉強できることですが、デメリットは、自分で勉強するモチベーションを保ち続けないといけないこと。そして、著者の場合はブラジルから日本の大学に在学していたので、資料集めに苦労なさったそうです。

独学は、自力でなんとかできる人にとってはとても有益。よい学び方ですが、かなりエネルギーが必要な学び方みたいですね。また、全日制の高校だと、勉強をサボったり授業をフケても、先生が怒ったり追試を受けさせられますが、独学ではそんなサポートもありません。

自分の道を自力で切り開くのは、大きな力が必要です。それが苦痛と感じるか、自由で良いことだと感じるか、自分次第……(–)>

道を踏み外す……と、別の道がある

本書『独学という道もある』は、10代の若い人へ向けられて書かれた本です。子ども時代は、横並びの学校教育を受けていますから、みんなと違う、人と違う選択をする機会もないし、それはとんでもなく悪いことで、恐ろしいことだと感じている人も多いでしょう。でも、万が一、道を外れてしまっても、そこにはまた別の道があるだけです。

著者の柳川さんは、お父様の仕事の都合という子どもにはどうにもならない事情で、変わり種な経歴を歩みはじめました。しかし、柳川さんはその環境で、自分のやるべきことをやり続けたんですね。人と違うからって、腐ったり、スネたりしてたら、マジそのまま「人生詰み」になる可能性もありますが、メゲてないのがすごいところ。

選択肢を増やそう

本書で度々挙げられているのは、外国の学校事情です。ブラジルでは、進学先としてアメリカや他の国の大学を考える人も少なくありません。また、子育てが一段落してから大学へ来る人や、経歴も年齢も様々です。著者の柳川さんが学んだ、慶応大学の通信教育課程でも、経歴も出身も様々な人と出会ったそうです。そして、東京大学大学院でも、社会人を経てから大学院へ入学する人もいました。

別に、小→中→高→大学→社会人だけが道じゃないし、一度社会人になったら二度と勉強しちゃいけないわけじゃないし、自分の好きなようになれば良いんです。

本書の最後に、選択肢を増やすこと大切さに触れられています。難しい時代です。この先どうなるかわかりません。誰も行く先を照らしてくれません。だからその都度学び続けないといけないし、嫌でも自力で「独学」という選択肢を常に持っていたいところ。

社会人だって、独学できる

本書『独学という道もある』は若い10代向けの本です。だから「独学という道〈も〉ある」なんですね。今のままの道を進んでもいいし、大勢と同じカリキュラムを選んでもいい。その中で、独学という道〈も〉あるよ、という提案です。今、自分の進路に迷っている人や、多くの人と違った道に進まざるを得ない人は、元気のでる体験談でしょう。

一方で、大人たちにも響く内容だと思います。一度社会人になっちゃうと、多くの人は傍に先生も師匠もいない人が多いでしょうし、教科書・参考書を開いて勉強する機会も減ります。その分、社会生活の中で実地で学ぶことが増えますね。でも、なにかのタイミングで「勉強したい」や「勉強しなければ」という事態に直面しても、「独学という道〈も〉ある」という選択肢は、勇気づけられるのではないかと思います。

社会人になってから、誰もが大学や大学院へ入学できるわけじゃないし、仕事や子育て、介護や病気や障害を抱えながら通学できる人も限られているでしょう。そのときに「独学という道〈も〉ある」というのは、「そりゃそうだな」と納得できるんじゃないでしょうか。

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『わたしらしさを知る マイノートのつくりかた』|仕事も家庭もなんでもメモ!

『わたしらしさを知る マイノートのつくりかた』挿絵イラスト

こんにちは。ノートづくり再燃中の あさよるです。きっかけは『マイノートのつくりかた』を読んだことでした。というか、ノートづくりしたいなあという欲求が先にあって、モチベーションを上げるために本書を手に取った感じ。

「ノートづくり」とはなんだと聞かれると難しいのですが、日々の記録やメモ、アイデアをノートにザーッと書き留めていく作業です。あさよるはベストセラー『情報は1冊のノートにまとめなさい』に倣って、日々の記録はノート一冊に前から順番に書き残すことにしていました。近年は、スケジュール帳とは別に、体調管理用の記録と、毎日の申し送りノートがあります。

みなさんも、紙やデジタルの自分だけの記録・メモ帳ってあるんじゃないかと思います。今回読んだ『マイノートのつくりかた』は主に女性の、中でも家庭のある主婦がメインターゲットの本です。仕事や家庭の出来事をノートにまとめましょう。

ライフログを1冊にまとめる

本書『マイノートのつくりかた』は、ザックリ言えば「生活のあらゆることを1冊のノートにまとめちゃいましょう」という内容です。一言メモでもいいし、毎日3つだけトピックスを記録するのもよし。テレビや雑誌で見聞きした情報をメモして置いておいても構いません。

“ノート1冊にまとめる”というと、昔ヒットした『情報は1冊のノートにまとめなさい』を思い出します。こちらは、どこでも売ってるA6の大学ノートに、ただ順番にあらゆるメモ、記録を取ってゆくものです。内容を参照するために、パソコンで内容を管理し、検索すればヒットするようにデータベース化します。

『情報は1冊のノートにまとめなさい』のノート術はただただシンプルで(なんてったってノートに順番にあらゆる情報を書き込んでゆくだけ)、ノート複数使いして何がなんやらわからなくなる人にオススメです。

今回取り上げる『マイノートのつくりかた』も概要は同じ。一冊のノートに、前から順番にノートをつけていく。気になったことや、アイデアもどんどん書き込んでゆきます。ただ、『情報は1冊のノートにまとめなさい』は事務的で効率重視ですが、『マイノートのつくりかた』はもっと情緒的な感じ。

本書『マイノートのつくりかた』は読者を女性と想定されていて、女性のオシャレや家事、子育ての記録も簡単にステキにノートにまとめましょうと提案されています。直接ノートに書きこんでOKですが、それが大変なら付箋やメモ帳に書いておいて、後から張り付けていくスタイルでもOK。続けることが大事。

〈振り返り〉が生活を豊かに

『わたしらしさを知る マイノートのつくりかた』挿絵イラスト

日々の記録をノートにつけるメリットは、振り返りができることです。憂鬱な日が続いたり、「なにもできなかった」と落ち込んだ日も、自分の活動の記録があれば、客観的に自分を見ることができます。「忙しいながらも、それなりにやってた」というのは、大きな自信になるでしょう。

また、「これいいな」「こうしたいな」と思ったことも、時間と共に忘れてしまったり、多忙な日々の中後回しにしてしまうことが多いはず。しかし、それをノートに控えておくと、折に触れて思い出すことができます。

本書『マイノートのつくりかた』は主婦向けに作られていて、子育てのことや、家族の健康管理にもノートは役立つと紹介されています。家族が病気やケガをした経過を記録しておくと、また同じ事態になったとき参照できます。

情報・データをとりあえず書き出しておけば、あとからそれらをまとめることもできます。例えばお買い物リストとか、消耗品のストックとか、しばらく記録をつけ続けることで傾向が見えてくるんですね。

将来の自分へのメッセージ

日記をつけたり、ノートに記録をまとめておく習慣は、想像以上に役立ちます。

あさよるの場合、1年と少し前に体組成計を買って、日々記録をノートにまとめています。ちょうど1年前に高熱を出して寝込んだことをきっかけに、平常時も寝る前に体温を計って記録しています。両方ともなんとなく始めたことですが、意外と体調管理に役立っていますw 疲れと寝不足が重なると体温が下がることも知りました。

んで、今回『マイノートのつくりかた』を読んで、あさよるもノートづくりを始めてみた。しばらくノートづくりお休みしてたのですが、ノート熱再燃です。

今の自分のことを書き残しておくことは、将来の自分へのメッセージになるんです。「楽しくやってるよ」「こんないいことがあったよ」って報告もするし、今悩んでいることや、直面していることも、将来の自分宛てにまとめる感じ。年月が経って読み返すと、すごく楽しいぞ。

実際に書いてみた

ということで、あさよるもノート熱が再燃し、ノートに書いてみた。

『わたしらしさを知る マイノートのつくりかた』写真資料イメージ

カメラがしょぼいのでうまく撮れてませんが……

  • 左上:京都伏見の幕末史跡巡りをした記録と、最近のメイクのマイブーム
  • 右上:美容室で新しい髪形になった話とライブのセットリスト、A4用紙で即席CDケースのつくり方メモ(これすごくいい)
  • 左下:ディズニーアート展の展示内容(感想はブログに書いた)、ライブのセトリと感想
  • 右下:ギャラリー・美術館をハシゴした記録

実際に書き起こすと楽しいっすな。

ちなみに今、使ってるのは「ライフノート ポケット付 方眼 緑 A5」です↓↓↓

『わたしらしさを知る マイノートのつくりかた』写真資料イメージ

リングノートであることと、方眼紙であることがマスト。サイズはA5。A4もB5も折りたためば収納できるし、かさばらないのでちょうどいいのです。あと、見た目重視です。気分が上がるのをね。

 

あさよるはロフトで買いました。

以前は無印良品のA5リングノートを使っていました。こちらはドットの方眼紙で、紙質も悪くない。表紙が半透明なので、自分で好きな表紙を作れます。が、近所で売ってないのと、Amazonでも無印の取り扱いがないので今回は保留しました。お近くに無印の店舗がある方にはオススメです。

 

この無印のノートは、使い倒すとこんな感じにかなり膨れ上がりますw ↓↓

『わたしらしさを知る マイノートのつくりかた』写真資料イメージ

街中でもらうチラシとかフライヤーやチケットやパンフレットとか、なんとなく捨てられなくて、収納場所に困ってませんか。あさよるは、なんでもかんでもA5のノートに張り付けて収納しようと決めました。(あさよるには「すべての事物をA版サイズに格納したい」という野望があり、その第一歩なのだ)。

ライフノートも、こんな感じにでっぷりと成長するのでしょうか。

ちなみに、あさよるがノートづくりを始めたきっかけは、杉浦さやかさんの『スクラップ帖のつくりかた』を読んでからでした。これはステキ!と早速熱中していました。

ノートづくりは楽しいのデス。ブログも、ノートの延長の存在なのかも。

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『どんな絵本を読んできた?』|自分のお気に入り語りがはじまる

『どんな絵本を読んできた?』挿絵イラスト

こんにちは。みなさん思い出の絵本はありますか?  好きだった絵本は数ありますが、自分の原風景に近いのは『わたしのワンピース』かもな、なんて思うあさよるです。

『わたしのワンピース』とは、うさぎさんが白い布でワンピースを作ると、お花畑を通ると花柄に、草原を通ると草に、クルクルと模様が変わってゆきます。お裁縫好きだった あさよるにとって、お洋服を自分で作ることは『わたしのワンピース』のようにワクワクの連続でした。「ものをつくる」という興奮が溢れてくる絵本です。

さて、絵本を読んで育った人なら、それぞれ「絵本がたり」がおありでしょう。今日読んだ『どんな絵本を読んできた?』はまさしく、各方面の著名人たちが一冊の絵本を取り上げ、絵本にまつわる話をまとめたコラム集です。

一緒に共感して

本書『どんな絵本を読んできた?』では、絵本が大好きな57名の先輩たちが、56冊の絵本をそれぞれ取り上げます。1冊足りないのは理由があります。それは、翻訳家の柴田元幸さんが「どんな絵本も読んできてません」としているから。絵本を読んでこなかったけれども、絵本が大好きな先輩もいるんですね。

他の56名の絵本好きさんたちの一言コラムは、どれも一緒に「うんうん」と共感の嵐じゃないでしょうか。恐ろしい絵に怖い気持ちになったり、悲しくて一緒に胸がいっぱいになってしまったり。

絵本はストーリーも単純だったり、ページ数も文字数も少ないから、「絵本語り」をすることは自ずと「自分語り」をすることではないかと思います。子どもの読書は独特で、同じ本を何度も何度も飽きずに読んで、同じページを穴が開くほど眺めます。大人になってはなかなあそんな読書体験ができませんから、強烈です。

絵本選びの案内に

本書『どんな絵本を読んできた?』は、これから絵本を読みたい大人には、よい水先案内人となるでしょう~。子ども向けではないと思う、なんとなく。あくまで「大人の思い」が乗っかったラインナップだからです。そう、大人だって絵本を読んでも良いのです。子どものモーレツな鑑賞に堪えうる絵本ですから、大人が読んでも上質です。

ちなみに本書、絵本の本ですが、絵本の書影は小さくモノクロであるのみ。あくまで「絵本好き」の絵本語りがメイン。自分の思いをのせてもいいし、他人の絵本語りに乗っかるのも楽しいですね。

絵本を語りたくなる

『どんな絵本を読んできた?』挿絵イラスト

本書は薄くて文字数も少ない本なのに、なかなか読み終わらないのだ。なぜならば、ページをめくるたび、自分の思いが飛び出してくるから。思わず自分も絵本の話がしたくなるのです。

あさよるは、そうだなあ。意外とあさよるの好きな本は登場しなかった印象です。あさよるの好きだった絵本は先に挙げた『わたしのワンピース』と、『かばくん』『バーバパパのいえさがし』『しろくまちゃんのほっとけーき』『はじめてのおつかい』あたり? あとは『14ひきのひっこし』『どろんこハリー』んかも。「うさこちゃん」も多分に漏れず、好き。

あさよるは今、なるべく紙の本を手元に溜めないように細心の注意を払っているのですが、絵本は欲しいなあ。手元に欲しい。ちょっと自分ルールを破って、コレクションしようかしら。

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『撮ってはいけない』|それLINEに載せて大丈夫?

こんにちは。写真を撮られるのが苦手な あさよるです。撮られ慣れていなくて、カッチコチに固まってしまいます。自撮りの練習でもすべきでしょうか……。今やみんな高性能カメラを携帯していて、自撮りしてる人も珍しくないし、パシャパシャと誰も彼もがカメラマンです。

さて、あさよるはブログを運えしていることもあり「著作権」はいつも気になる事柄です。どこまでが「引用」になり、どの情報をどのように用いるのはOK/NGなのでしょうか。多くのブロガーさんも気になっているところでしょう。

また、SNSが普及した今、どの情報やデータをTwitterやLINE、Facebookで公開OK/NGなのでしょうか。ひょんなところで、違反していて、ペナルティを負うのは堪りませんし、そもそも多くの人は「加害者」になることを望んでいないでしょう。

自分のみを守るためにも、ちょくちょく勉強しておく方が無難そう(法律は都度変わるから、継続的にチェックすべし)。

誰もが当事者!著作権

本書『撮ってはいけない』は著作権や肖像権に関する権利を扱うもので、スマホやパソコンが普及した今、誰にとっても当事者になりうる話題を扱います。ざっくりと「写真・画像・動画」の取り扱い。音楽の「CD・DVD」の取り扱い、文章「コピペ・引用」、そして「ネタバレ」や「同人誌」、さらに「芸能人の写真」や「商品名」に関してなど。

たぶん、多くの人が真っ先に当てはまるのは「写真・画像・動画」についてでしょう。公園で撮った写真に写り込んでしまった人には肖像権がある? 自撮り写真にたまたま芸能人の姿が写り込んでしまった。ライブの様子を録音・録画して個人で楽しむのは大丈夫? などなど。

ちなみに、公園で写真を撮ってたまたま人が写り込んでいても、肖像権の侵害にはならないそうです。しかし、その人が芸能人だった場合、さらにパフォーマンスをしている最中だった場合は、肖像権があり、削除依頼に応じなければなりません。ライブは「撮影OK」でない限り、勝手に録音・録画は絶対NGです。芸能人の姿や、音楽など「誰かの商売道具」の場合は、勝手に写真や動画・録音はNGということで。

たぶん、多くの人が触れるであろうのは、「音楽」と「芸能人の肖像」の取り扱いでしょう。基本、音楽は「自分で聞く」のはOK。だけど「自分のお店のBGMにする」「町内会でカラオケをする」も厳密にはNG。お葬式のBGMも、葬儀会社が再生するのはNG。弔問客が個人的に、故人を偲んで歌を歌うのはOK。音楽の取り扱いは「こんなことでも?」と思いますが、基本「商売」が絡んでいると、使用料を支払いましょう。

ネチケット、マナー

一昔前「ネチケット」と呼ばれていたような、ネット上のマナーや、コンピューターを使うルールも掲載されています。ちな「ネチケット」とは「ネットのエチケット」の略です。

例えば、ネット上にある画像は特にコピーライトがなくても、勝手に使ってはいけません。ダウンロードして個人的に使うのはOKですが、ネットにアップロードしてはいけません。特に、クローズドなSNSにアップロードされている写真は、写真の持ち主に挨拶をしておくのが「ネチケット」。

気を付けないといけないのは、FacebookやTwitter、LINEのホームに投稿するのも「インターネットにアップロード」になることでしょうか。

また、SNSで自分のお気に入りの本の内容を、写真に撮ってアップするのもNG。また週刊少年ジャンプの「ネタバレサイト」のオーナーが逮捕された事件はまだ記憶に新しいですね。「ネタバレ」も度を超すと版権元から損害賠償請求の対象です。また、違法アップロードだと知りながらダウンロードするのもやめましょう。

グレーゾーンも触れられている

厳密なルールだけではなく、「グレーゾーン」も扱われています。

例えば、アマチュアミュージシャンが路上ライブで他人のヒット曲を歌う場合。厳密にいえば使用料を払うべきですが、小規模なライブでは支払いの対象になっていません。しかし、規模が大きくなってきたり、大々的にグッズ販売をする等、事情が変われば著作権使用料を払いましょう。

他には、アニメキャラクターのコスプレをして、その写真をインターネットにアップロードした場合。厳密にいえばキャラクターは版元の著作物であり、勝手に使ってはいけません。しかし、個人的に楽しんでおり、著作者に損害を与えていないと考えられる場合は、訴えられる可能性は低く、心配はいらないとのこと。

YouTubeに流行りのダンス映像を投稿する場合。それが商業目的ではなく、個人的で身内でBGMを使う場合は投稿自体は自由だとしています。しかし、2016年話題になった「恋ダンス」はレコード会社が動画投稿者に対し、自主削除を求めた事例もあります。

スマホ持ってる人は全員読むべき!

誰もかれもが「スマホ」という名の、通信機能のついた高性能カメラを持ち歩く時代。誰もが「加害者」になりうるのだと、本書『撮ってはいけない』を読み痛感しました。「悪気はなかった」「そんなつもりはなかった」は通らないのですね。

また、SNSやLINEに写真や動画を載せる前に、まずは一呼吸おいて冷静に考える時間も必要でしょう。「バレなければいい」「前は大丈夫だった」はただラッキーだっただけで、次は摘発される番なのかもしれません。

また、これだけネットが普及した今「ネチケット」という言葉を聞かなくなりました。ネット上にもマナーがあって、エチケットがあるんだと再度確認しなければなりません。被害者になることばかりに敏感になってしまいがちですが、「加害者」にならないように勉強しておく必要がありそうです。

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『頭がよくなる必殺! 読書術』|スゴイ勇者になるために!

こんにちは。寒さに身も心もかじかむ あさよるです。こんな日は毛布にくるまって読書に限る。ということで、『頭がよくなる必殺!読書術』という、よくある自己啓発本っぽいタイトルですが、子ども向けの「読書論」を解く本を読みました。

子ども向けですが、内容自体は大人への読書指南と変わりません。文体が小学生向けになっているだけです。さすが教育学者の斎藤孝先生だけある。よくできた良い本でした。

ということで、以下ザックリと本書の内容をまとめました。

読書は錬金術だ!

読書とは錬金術なのだ。錬金術とは、その辺の石ころを金塊に変えてしまうヤツである。そう、その辺の石ころ人間が、本を読むと黄金人間になっちゃうってワケだ。カッコいいだろう?

ここで問題!

〔問題〕本を読むと、どんな「いいこと」があるでしょうか?
みんな答えを読む前に、考えてみてください!
〔答え〕知らなかったことを知ることができる。知らない人の気持ちを感じ取ることができる。行ったことのない場所を想像することができる。その本を書いた人と一対一で会話している気持ちになれる。ひとりでも楽しい時間を過ごすことができる。友だちとの話題ができる……。

p.8-9

本を読むのはいいこと尽くめ。いいことしかないのかもしれない。損はないしコスパも最高だし、だから本を読もう!

まずは本を読むコツ!

  • 読書術その1 まずは十冊、読んでみようよ

本を読む技術を身にをつけましょう。スラスラ読める人は本を十冊以上読んでいます。

  • 読書術その2 大切なのはスピードだ!

内容は簡単なのでいいから、どんどん読もう。おすすめは『ズッコケ三人組』『三毛猫ホームズ』『かいぞくポケット』『はれときどきぶた』。読み切ったときの「読破感」を味わおう!

  • 読書術その3 自分だけの本棚を持とう!

読書好きは自慢の本棚を持っている。自分の本棚を用意して、読破した本をチラチラ見よう。そのたびに気持ちよくなるよ。

  • 読書術その4 新しい本をどうやってゲットするか

ズバリ「親に買ってもらう」! ソシャゲ課金させてくれないパパママも、本なら買ってくれるぞ。

  • 読書術その5 “チラ読み”で本を選ぼう

パパママとお出かけするときは、必ず本屋に寄ってもらう。本屋さんは何も買わなくても収穫がある。本屋さんで本を眺めているだけで本に詳しくなれるのだ! 「与えられる」のではなく「選ぶ」力が身につくぞ。

  • 読書術その6 “芋づる式”で本と出合おう!

本を読んだら、その本を書いた人を調べよう。同じ人の本を続けて読むと読みやすいぞ! ある本が面白かったら、同じジャンルの本をどんどん読んでもいい。作者やジャンルを芋づる式で読もう!

黄金人間になろう!

  • 錬金術その1 想像力をつけろ!

紙に文字が書いてあるだけなのに、本を読むと頭の中に映像が浮かんでくる。これが想像力だ! 動物は本を読んでも感動しない。本を読んで想像して、感動するのは人間だけだ。想像力がある人は、人の気持ちも想像できる。ジコチューにならずに済む、「人間らしい」力なんだ。

  • 錬金術その2 映画監督になりながら本を読む

他人が作った映画を見てハマってるだけじゃダメ。自分も頭の中で映画監督になれるんだ。本を読んでいるだけで映像が見えてくる。

  • 錬金術その3 読書で人生を十倍楽しもう

自分はこの世にたった一人しかいないけど、本を読むとほかのたくさんの人生が待ち受けている! 本を読むだけで人生が十倍にも二十倍にもなるのだ! これはかなりコスパよし。トクしかしない。

  • 錬金術その4 使える言葉を増やせ!

本を読む量は、言葉遣いでわかる! 本を読んで言葉をたくさん知ると、とっても気持ちがラクになる。自分の気持ちをうまく言葉にして伝えることができるからだ。会話の中に熟語や四文字熟語を取り入れると、かなり時短にもなるし、ちょっとカッコいいよね。

本を読むと頭がよくなる!

本を読むと、「文脈」がわかるようになる。

文脈について説明しよう。脈というのは“つながり”です。山脈という言葉を聞いたことがあるでしょう? 山と山のつながりを山脈といいます。同じように文と文のつながりを文脈といいます。
「前にこう言ったから、いま、この話をしている」
というのが文脈です。
そして、この文脈をキャッチして、わかる力が“文脈力”。その力のある人は、文脈力のある人。そして、じつは“頭がいい”というのは、文脈力があるということなんです。

p.67

文脈がわかるようになると、人の言葉を誤解することが少なくなります。文脈について説明するのはカンタンですが、大人でも文脈がわからない人はたくさんいます。本の場合はわからなくなったらページを読み返せばいいでトレーニングにぴったり。ガンバレ!

読書感想文対策も!

  • 必勝法その1 読んだら人に話す!

本を読んだら「聞いて!」といろんなひとに話そう。

  • 必勝法その2 “らくがき読書術”を使おう!

本を読むとき、本に色ペンで線を引きながら読もう! 斎藤孝先生は、絶対に大事なところは赤まあまあ大事なのは青おもしろいところは緑にしています。で、読書感想文で大事なのは、緑のおもしろいところ!読書後、緑のところを集めれば読書感想文ができたも同然なのです。 ※ただし、くれぐれも自分の本にしかしちゃだめだぞ!

  • 必勝法その3 本の文章を写そう!(引用)

一冊の長い本の中から、面白い部分を切り取れる力が大切だ! 本をちゃんと読んだって証拠にもなるしね。引用はプロもやっていいんだよ。

 最初は、自分がなにか気になるなと思うところ、ここではなにか一言、言ってみたいなと思うところを引用するのがいいでしょう。そうすると、
「~~(引用部分)~~とありますが、ぼくは……と思います」
というふうに文章を書くことができる。

p.96-67

以上、引用の仕方を引用してみた(^^♪

  • 必勝法その4 “名場面ベスト3”を見つけだせ!

自分で名場面だと思ったところベスト3を選んで、どうしてそこが名場面だと思ったのかを口に出して言ってみる。よかった理由があるはずだ! それを「キーワード」といいます。

  • 必勝法その5 “かど折り読書術”を使おう!

あとからキーワードを探しやすいように、本のページの角を折って印をつけておこう! 絶対引用するところはデッカク赤ペンかなんかで囲っておこう。だから本は買って読むのがおすすめだ!

  • 読書感想文の書き方 まとめ

大人になっても役立つ読書感想文の書き方がまとめられているのですが、これは本書を読む人のお楽しみってことにしておきます。先に挙げた必勝法1~5をまとめてあるだけなのですが、コンパクトにまとまっていて役立つでしょう~。

子ども向けを侮るなかれ!

本書『頭がよくなる必殺!読書術』の読了後の感想は……「ふつうにええ本やなあ」。子ども向けの内容ですが、書かれていることは大人にも当てはまります。日ごろから読書習慣がある人だって、読書がどんな風に人の成長に関わっているのか、簡単に説明するのは難しいはずです。また、文脈を扱う力も、意識しないと身につかないでしょう。

そして、秀逸なのは読書感想文必勝法です。めっちゃコンパクトで簡単に書かれているだけなんですが、これなら感想文を軽いノリで書きこなせそうです。あさよるネットでもこれまで、読書感想文の書き方の本を紹介していますが、どれも「読書感想文という特別なもの」という感じでしたが、本書ではブログ記事を書くようなノリです。

あさよるも読書ブログなどを運営していますので、斎藤孝先生のいう「読書感想文必勝法」は知らずに実践している部分が多かったです。

子ども向けだけれども、それだけに率直でマジメなことを、軽いノリで書いてある良書でした。

読書感想文の書き方の本

『ドラえもんの国語おもしろ攻略 読書感想文が書ける』/藤子 F不二雄

『すらすら作文が書ける』/方倉陽二

『読むことは生きること―読書感想文の書き方 中学生向き』/依田逸夫

『読書かんそう文のかき方 中学年向き』/依田逸夫

備忘録的個人メモ…φ(‘ω’)ノ

以下、『頭がよくなる必殺!読書術』に収録されていた斎藤孝先生のおすすめ本。みなさんは何冊読んだことがあるだろうか。

まずは、このあたりから読んでみよう

  • 『こくごであそぼ』/齋藤孝
  • 「大どろぼうホッチェンプロッツ」シリーズ/プロイスラー
  • 『きまぐれロボット』/星新一
  • 『フランダースの犬』/ウィーダ
  • 『あばれはっちゃく』/山中恒
  • 「イソップ」の童話/イソップ

一気に読めるものシリーズもの

  • 「はれときどきぶた」シリーズ/矢玉四郎
  • 「かいぞくポケット」シリーズ/寺村輝夫
  • 「クレヨン王国」シリーズ/福永令三
  • 「ムーミン」シリーズ/トーベ・ヤンソン
  • 「大草原の小さな家」シリーズ/ローラ・インガルス・ワイルダー

冒険もの・探偵もの

  • 「ドリトル先生」シリーズ/ヒュー・ロフティング
  • シュール・ヴェルヌのSF(『海底2万マイル』『十五少年漂流記』ほか)
  • 「ゲド戦記」シリーズ/アーシュラ・K.ル=グウィン
  • 『タイムマシン』/H.G.ウェルズ
  • 「シャーロック・ホームズ」シリーズ/コナン・ドイル
  • 「怪盗ルパン」シリーズ/モーリス・ルブラン
  • 「怪人二十面相」シリーズ/江戸川乱歩

日本の名作・世界の名作

  • 『坊ちゃん』/夏目漱石
  • 『走れメロス』/太宰治
  • 芥川龍之介の短編集(『蜘蛛の糸』『羅生門』『杜子春』など)
  • 宮沢賢治の童話(『セロひきのゴーシュ』『雨ニモ負ケズ』『銀河鉄道の夜』など)
  • 『わらしべ長者――日本民話選』/木下順二
  • 「ギルガメッシュ王」三部作/ルドミラ・ゼーマン
  • 『三銃士』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』/アレクサンドル・デュマ
  • 『レ・ミゼラブル(ああ無常)』/ビクトル・ユーゴ―

ファンタジーもの

  • 『星の王子さま』/サン=テグジュペリ
  • 『モモ』『はてしない物語』/ミヒャエル・エンデ
  • 『ピーターパン』/J.M.バリ

女の子のための必読図書

  • 「赤毛のアン」シリーズ/ルーシー・モード。モンゴメリー
  • 『秘密の花園』/フランシス・ホジソン・バーネット
  • 『アルプスの少女ハイジ』/ヨハンナ・スピリ
  • 『若草物語』/ルイザ・メイ・オルコット
  • 『あしながおじさん』/ジーン・ウェブスター

その他、ぜひ読んでほしいもの

  • 『いしぶみ――広島二中一年全滅の記録』/広島テレビ放送

関連本

『読書力』/齋藤孝

『ちっちゃな科学』/かこさとし,福岡伸一

『王様の勉強法』/荒俣宏,中谷彰宏

『子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?』/おおたとしまさ

『キミが勉強する理由』/藤原和博

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『死ぬほど読書』|読書はしないといけないの?

こんにちは。いつの間にか読書ブログをはじめていた あさよるです。当初はもっと雑多な話題を扱おうと思ってたのですが、すっかり本の話題のみにw ということで、やはり「本」や「読書」を扱う本が気になります。読書ブログが読書本の感想を書くという、ややこしい入れ子構造でございます。

本書『死ぬまで読書』の著者は元伊藤忠商事社長の丹羽宇一郎さんが、朝日新聞の投書に寄せられた読書に関する大学生の声に答えます。

なんのために本を読むの?

本書はこんな問いから始まります。

「読書はしないといけないの?」

これは、2017年3月8日の朝日新聞に掲載された大学生の投書です。大学生の読書時間が減っているという話題を受けて、読書が教養や新しい価値観に触れるなどの有用性を認めながらも、「だからと言って本を読まないのは良くないと言えるのかどうか」と問いかけけています。曰く、投稿者は読書習慣がなかったけれども大学受験で苦労したくらいで、大学生になってからは一般教養として書籍を読んでいるが、「糧になる」とは感じないそうです。それよりも、バイトや大学の勉強の方が大事だし、読書は趣味の範囲だろうと考えています。

本書『死ぬほど読書』は、この大学生の問へのアンサーです。なぜ本を読むのでしょうか。序章である「はじめに」にて、本を読む意味が端的に示されています。

 人は自由という価値観を求めて、長い間、闘ってきました。努力し、工夫し、発明して進歩してきた果てに、いまの自由な社会はあります。
それは人類史上、かつてないほど自由度の高い環境といっていいかもしれません。
しかし、「何でもあり」の世界は一見自由なようですが、自分の軸がなければ、じつはとても不自由です。それは前へ進むための羅針盤や地図がないのと同じだからです。それらがなければ、限られた狭いなかでしか動けません。
では、自分の軸を持つにはどうすればいいか?
それには本当の「知」を鍛えるしかありません。読書はそんな力を、この上もなくもたらしてくれるはずです。
すなわち、読書はあなたをまがいものではない、真に自由な世界へと導いてくれるものなのです。

p.7

本書でも、不要だと思うなら読まなくていいんじゃないと言いながらも、読書の楽しみや面白さを知ってしまうとやめられないと、読書がもたらす効用について広がってゆくのです。

読書好きなら語りたくなる!

この「読書はしないといけないの?」という問いに、みなさんはなんと答えますか? まずなにから話始めましょうか。本書では、まずは情報が溢れかえった現在、情報の取捨選択を自らがしなければなりません。事実として玉石混淆の中から、自分が必要な情報を探し出す能力が求められています。そのために兎に角も必要なのは「知識」であり、それを手っ取り早く身に着けられるのは「読書」です。

先の朝日新聞投稿欄の大学生は、自身の学業や将来の職業に必要な知識だけを身に着けようとしているんです。しかし、実際には毎日届くメールや、ヒットしたキュレーションサイトの記事や、SNSで飛び交う情報に私たちは晒されていて、怒涛の情報を一気に処理し続けねばなりません。「職業に必要な知識だけ」では足りないのです。

また、読書論は死生観にまで及びます。どう生きて、いずれ訪れる死とどう向き合うのか。必ず訪れるその瞬間を考えるとき、先人たちが残した記録に触れることができるのです。

読書好きなら語りたくなる!

本書『死ぬほど読書』では、読書の有用性をとことん説きまくる戦法で、読書の必要を主張します。さて、みなさんならどんな切り口で「読書はしないといけないの?」という質問に答えますか?

「読まなくてもいいよ」というのも答えの一つです。読書が必要だと感じた時があれば、その時に本を読めばいいのです。あるいは、「好奇心を満たすため」の欲望渦巻く読書の世界を紹介したい人もいるでしょう。いいや、もっと内省的で自分よがりな読書があってもいいはずです。逆に、表現のための読書もあるだろうし、見栄やカッコつけの読書だって悪くはありません。

読書好きが集まると、読書談義になることがありますが、あれ、盛り上がるんですよね。メンバーによっては終始お互いに納得しまくりなこともあれば、自分と違う読書論を展開する人に感嘆したり、ヒートアップしちゃったりと、なかなか楽しい。本書もそんな、読書好きの心をくすぐる内容です。

読書家へ読書家のメッセージ

本書『死ぬほど読書』は、既に読書習慣があり、まとまった冊数を常に読んでいる人に向けて、読書家が読書論を展開する内容です。残念ながら、冒頭の「読書はしないといけないの?」と考えている人には届かない類の本であると思います。さらに、内輪で盛り上がるだでなく、読書の良さを知っている人は、やはり読書習慣の必要性を広めるべきなのでしょうか。

本書は単に、読書習慣のある人が、そうでない人へのマウンティングのための道具になってはいけません。冒頭の大学生の意見に耳を傾け考える必要があります。なぜなら、「考える」ための道具としての読書でもあるのですから。

てっきり読み始めは、軽く「イマドキのワカモノ」をディスりつつ「やっぱり昔ながらの読書よね~」なんて話になるのかと思いきや、結構「読書の効果」を考えさせられます。そして、「はたして自分は読書の効果を得ているのだろうか?」と不安にさえなりました。

関連本

『読書力』/齋藤孝

『王様の勉強法』/荒俣宏,中谷彰宏

『ちっちゃな科学』/かこさとし,福岡伸一

『読書をお金に換える技術』/千田琢哉

『子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?』

『キミが勉強する理由』/藤原和博

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『夢をかなえる! 私のノート術』|自分のための自分の本づくり

こんにちは。夏の終わりの頃から「ノート欲しい症候群」を発症している あさよるです。なんかステキな、心ときめくノートがあれば、なにか変わるんじゃないか。きちんと記録を取れるんじゃないかと思い詰めていました。

そもそも、あな吉さんこと浅倉ユキさんの『ハッピーコラージュ手帳術』を読み、早速A5サイズの6穴ルーズリーフノートを買ったんですが、地元でA56穴のリフィルが全く売ってなくて通販か買い出しに行かねばならず、なんとなく宙ぶらりんに……。今はA5の20穴のノートなら大丈夫なんじゃね?と悩み中。

こういう心がキュンとするノートを作っている人がいると知ったのは、杉浦さやかさんの『スクラップ帖のつくりかた』を読んだ時でした。超衝撃! さっそく自分もマネしてせこせこと数年間ノートを作ってたのですが、最近は忙しさにかまけて放置中でございます。

ノートづくりって楽しいし、人にも見てもらえるし、自分で見てても自分でテンション上がるし、いいこと尽くしなんですよね。世界に向けて公開されているブログとは違って、閉じているからこそ書けることもあるし。

かわいいノートの作り方

『夢をかなえる!私のノート術』は2016年に出版されたムック本です。ノートの作り方や実践例を紹介するものですが、ムック故にボリュームは少なめ。その分オールカラーですが価格も抑えめです。

内容はというと、ノート術の本の要素が薄くたくさん散りばめられている感じです。例えば著名人のノートを拝見とか、イラストの描き方とかそれだけで一冊になっちゃうような内容を、おいしいとこどりしてる感じ。普段からノート術、イラスト術を研究なさっている方には物足りないと思います。一方で、ノート術、イラスト術をこれから楽しみたい人にはかなりワクワクする本です。あさよるも、結構見てるだけでテンション上がります。

みんなのノートの使い方

本書では社会で活躍する女性たちの、実際のノートが紹介されています。はあちゅうさんが電通時代に仕事を覚えるために使っていたノートや、作家の奥平亜美衣さんの「いいことノート」。自宅カフェオーナーの方が、コピー用紙をクリップで止めた一日の予定メモは、マネしたいと思いました。イラストレーターのノートはレベル高いっすね。ノート描くのも仕事の一環なんだろうか。

ノートの使い方って、みなさんそれぞれ職業柄や、ライフスタイルによって多様です。それぞれにこだわりがあって、「このペンがいい」「この紙がいい」ってオタク談義になるのも楽しいですね。

 

イラストの描き方

イラスの描き方に関しては、正月に『ディズニーボールペンイラスト』ってのを熟読して実際に練習してたのですが「レベル高すぎて描ける要素がないわ!」という、ツッコミどころ満載な本でしたw 正月に親戚でワイワイ描くのは楽しいんですけどね。

これに比べると、『夢をかなえる!私のノート術』のイラスト講座はマネできそう。もし、もっとボールペンイラストを描きたいなら、『3色ボールペンで!かんたん、ちょこっとイラスト帖』がオススメです。これは赤青黒の3色ボールペンで、オシャレなイラストがたくさん紹介されています。本を見ながらマネして同じように描けばめっちゃカワイイ。

元のお手本のイラストが「ヘタウマ」な感じなので、多少失敗しても「ご愛敬」な感じで。ペンも限定されているので、イラスト初心者さんも道具選びに迷わないでしょう。

書き留めるって大事なんだな

本書を見ていると「記録を取る」って大事なんだと痛感します。自分の体調や日記だけじゃなく、家計簿や仕事の打合せ、目標達成ノートやスキルアップ、語学力アップと、みなさんノートを多数持っていて、それぞれにこだわりがある!

あさよるはその辺の紙切れに書いて、用が済むと捨てちゃうので、何も手元に残ってないんですよね……Evernoteで管理しているものもあるけど、他の記事に埋もれちゃうし、形式が決まった紙のノートって取り扱いやすいよねって思うのは、古い時代の人間なんだろうかww

あまりに、本書で取り上げられる方々のノートのレベルが高すぎてめまいが……orz

関連本

『手帳スケッチ』/関本紀美子

『あな吉さんのハッピーコラージュ手帳術』/浅倉ユキ

『スクラップ帖のつくりかた』/杉浦さやか

『情報は1冊のノートにまとめなさい』/奥野 宣之

『図解! 頭のいい人のメモ・ノート』/中川裕

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『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』|我慢、苦労は脳にいい?

こんにちは。勉強のはかどらない あさよるです。言い訳として、日々の業務に追われて時間が過ぎてしまいます。現実には、食事(おやつ含む)に時間を取りすぎで、YouTube見る時間が長すぎてタイムオーバーしています。はぁ。優先順位が「YouTube>勉強」になってんのよね。そりゃそうか。

なんとか意識改革をしたいと、脳医学者・瀧靖之さんの『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』を手に取りました(`・ω・´)>

大人の勉強法

本書『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』は、大人に勇気とやる気をくれる脳医学者の本です。もし、「勉強」というものが子どもだけのものだと思っていたり、歳を取れば「成長」できないと思っている人がいるなら、本書を読むべきです。「勉強」は今からできるし、「成長」は死ぬまで続けられるのです。

著者の瀧靖之さんの本は、以前あさよるネットでも紹介しました。こちらは、脳医学者が子育てや子どもの教育を語ったもの。脳には刺激が必要で、その刺激はワクワクや好奇心がそれを促すのです。

好奇心は大人の脳も刺激します。大人の脳も、ふだんから刺激を与えていれば成長し続けます。反対に、動かさなければ錆びてしまいます。「勉強する」っていうと嫌な気持ちになるなら「好奇心を刺激する」ならワクワクしますね。

『「賢い子」に育てる究極のコツ』|脳の成長は〈ワクワク〉!

真面目な、フツーの勉強法!?

本書を読んでいて、だんだんと疑惑が確信に変わってゆきました。

「あれ……これって……ガチなホントの勉強法なんじゃ……(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)」

  • 寝るベシ

まず、学習のために睡眠は必須です。脳は休めないと働かないし、眠ることで記憶が定着しやすくなります。むしろ、「眠りも学習の一部」と考えるべきですね。また、寝ると頭がすっきりするというのも科学的な話し出そうです。眠っているとき脳がキュッと収縮してすき間が出来、そこを脳髄が流れて入れ替わるんだそう。へぇ~。

  • 「しなければ」から「してしまう」に

手の空いた時間にソシャゲをするより、パパっと勉強をする方がいい。そのためには、常にいつでも勉強できるように備えておくのです。メモ帳を常に手元に置いておきましょう。くれぐれもスマホでメモしてはいけません。なぜなら、スマホの画面を開いたら他のアプリも触っちゃうでしょう?

そう、人の脳は「決断」をするのを避けます。だから、決断しなくても「やってしまう」環境づくりをすべきです。一旦開いたアプリを閉じ、スマホを触るのをやめるのは、決断しないといけませんから、大変です。勉強部屋や勉強机をもうけることも、机=勉強=嫌!になってしまうなら不要。むしろ、その辺で気楽にゆるっとやる方がいいのだ。本書ではこんな指南が。

・本棚はリビングに置く
・食卓の端に勉強道具を常備する
・資格試験のテキストは出しっ放しにしておく

p.84

そういやなんか、東大生は子どもの頃、台所のテーブルで勉強をしてたとかなんとか聞いたことある気がする。

  • 小さな積み重ねを続けるベシ

また、生き物は変化を嫌います。だから、ボーっとしてると、ずーっと今のまま。変化は起きません。自分の習慣や生活を変えたいなら、エネルギーを使って「決断」し「変化」をしないといけません。あまりに大きな変化は苦痛だから、日ごろから小さな積み重ねしかないのね……(;^ω^)

  • 脳は疲れる!だから

脳は使うと疲れるので、朝のほうが脳は元気。朝のアタマが冴えている感は、経験として多くの人が感じていることのようです。が、科学的にはよくわからないんだそう。んで、医学生の定番は、寝る前に暗記ものの勉強をすること。こっちはテッパンみたいね。

  • 夢を見るベシ

なにか目標を持って勉強するなら、その先を考えないとモチベーションが続きません。例えば、親が子に「医学部へ入学しなさい」と助言するよりも、「医者はこんなにすごい職業だ」とか「医者になるとこんなことができる」と、医学部へ入学した先の話をしないと、なんのために勉強しているのかわかりません。

確かに、あさよるも英語の勉強したいのですが全く手つかずなのは、「英語を勉強してどうするか」が全くないからなのね。数学の復習もしてるのですが、こっちは「数学復習しなきゃ化学の計算式が微妙だ」と思ってるからで、化学が必要なのは、栄養学を勉強して体調管理につなげたい。そして「メリハリボディが欲しい!」これが数学の問題を解く原動力なのですなw

  • 苦手と不慣れはちゃうで

ちなみに、何ごとも最初は慣れないから上手くいかないものです。でも、「不慣れ」と「苦手」は違います。うまくできない、わからないストレスは、続けている内になくなってゆきます。時間をかけて見極めましょう。

コツコツ頑張りましょう^^

子どもはある程度、他の子と競争することで経験値が上がってゆくようです。しかし、大人は競争するよりも「好きなこと」「得意なこと」にどっぷりとハマることの方が、ずっと学習効率は良いみたい。大人の勉強って「とっておき」でやめられまへんなぁ( *´艸`)

先に、受験生に「医学部へ行け」じゃなく「医者はすごい」という話をすべきだと紹介しました。それは、大人の学習に当てはめると、「私はなぜ勉強をするのか」と突き詰めて考え続けることで、その先に「マジでしたいこと」があるはずです。それを強く意識する。そのために「なんで勉強するの?」の問いをやめてはいけません。

そもそも、好きでやってるんだし、そんな自問自答苦じゃないよね。

で、「予習」をしよう。予め知ってるコトしか頭に入ってこないし、予習しないとメモもろくにとれない。自分の明日のために「予習」しておく、って、なんか充実してる感じよね。

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