
感動や共感やリラックスじゃない。
高いパフォーマンスを導くための音楽CD!?
「健康」の秘訣、自律神経を知りたい!
先日、当あさよるネットにて、小林弘幸さんの『自律神経を整える「あきらめる」健康法』を紹介しました。
医師である著者・小林弘幸さんが、医学的に“自律神経”を取りあげ、「健康」な肉体を実現するための秘訣を紹介します。この本の内容は、小林弘幸先生の他の著書でも紹介されていたことが多かったのですが、それでも気付きのある本でした。
自律神経の働きも、知っているつもりだったのに、何も知らなかったことに気付きました(-_-;)>
『聞くだけで自律神経が整うCDブック』は、Amazonで発見。「CDがついている」ことが気になって手に取りました。
自律神経をいい感じに高める
『聞くだけで自律神経が整うCDブック』は、その名のとおり、自律神経を整えるための音楽が収録されたCDが封入された書籍です。
メインは音楽で、書籍は自律神経についての簡単な説明と、CDの使い方。読み物は軽めですから、肩ひじ張らずにササッと読めます。
自律神経ってなんだ?
心臓を動かしたり消化や呼吸など、意識しなくても勝手に動くのは自律神経の働きです。自分でも制御できない部位を、24時間動かし続けているんです。その自律神経には、交感神経と副交感神経という二つの神経が押したり引いたりと綱引きのように働いています。
自動車に例えると、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキです。どちらが欠けても運転はできません。
そして、自律神経の良い状態は、交感神経と副交感神経が「どちらもやや強く」働いている状態です。アクセルもブレーキも絶好調な状態こそ、その自動車は最高の働きをします。
交感神経と副交感神経をやや強めに働かすCD
現在、過度のストレスや疲労にさらされることで、自律神経のバランスを崩す人がとても多い。自律神経のバランスが崩れると、病気になりやすい状態になってしまいます。
自律神経を整えるということは、病気を伏せ、健康状態をキープすることです。『聞くだけで自律神経が整うCDブック』では音楽により、自律神経のバランスを調整しようという内容です。
ポイントは、リラックスや癒し系ではないってこと。交感神経と副交感神経がやや強めに働き、アクセルとブレーキの利きが万全な状態を作り出しましょう。この状態なら、これから活動を開始するにはもちろん、これから就寝したり、体を休めることに“集中”できるでしょう。
CDに収録された曲は医師の監修のもと、医学的な視点から作曲されたものです。よくあるスピリチュアルとか、ヒーリングCDとは違います。それらが苦手だなぁという方もご安心ください(笑)。
ふしぎなCDを聞いてしまった…w
さて、CDを聞いた感想は主観でしか語れませんが、あさよるが聞いた感じだと、やけにテンションが上がっちゃう感じがしました。もともと、あさよるは音楽を聴いて「癒される」「心休まる」と感じず、テンション上がっちゃうタイプなので、どこまでがこのCDの効果なのかは不明(苦笑)。
「落ち着く」とか「リラックスする」といったタイプではなく、聞いたことあるようなないようなのフレーズが何度も繰り返される様子に、親近感を感じつつ、なんとなく安定しないメロディが気になってしまって、落ち着かない。
う~ん、まだ、あさよるも何度も聞き込んだワケではありませんが、CDを聞いていると、ハイにもローにもなりません。ということは普通です。ですが、BGMに流しっぱなしにしていても、特に邪魔にもならないし、作業中とか、ブログ書いてる間に、CDを再生にしっ放しでもうるさくもありません。
あさよるは、結構ですね、ラジオとかiPodでJ-POPの昔流行った曲とかガンガンかけるんですが、すると、一緒に歌いだしてしまい、そっちに集中しちゃったり、あるいはラジオを聞きながらその話に笑ったりイライラ怒ったり、忙しいのです。すると、肝心の作業が進まないw
ですから、このCDは「BGMはナシがいい」「だけど無音は、むしろ不安」みたいなときにいいかな?
効果は不明。試みはおもしろい^^
はてさて、自律神経を整える“音楽”という、形で見えないものを扱うにあたり、今回は歯切れの悪い感想になってしまいました……(-_-;)
「ほんとにこれが自律神経に影響あるの?」という思い半分「医者が言うんだし、そうものかのだろうか」が半分くらいですw 別に、音楽は聞き続けても悪影響はなさそうだし、「これを効くと自律神経が整う」ってお守りのように、ルーチンの一つに組み込めるのかもなぁと思いました。
「考え事をするときはこのCDを聞く」「寝る前の時間のBGMにする」「出勤前のメイクタイムはこの音楽にする」とか、時と場合を当てはめればいいのかな?
「共感」「感動」とは違うんです
ただ、音楽が精神状態に作用することってあると思います。そして、その精神状態は自律神経に大きな影響を与えます。
流行のJ-POPの曲なんかは、心揺さぶる曲ばかりです。聞いてるだけで元気が出たり、一緒に歌いたくなったり、情念や執念に共感したり、恋が終わった悲しみに一緒に泣いたり……。これらは、心揺さぶるが故に、大きな感動を引き起こします。
「心揺さぶられる」というのは、心のバランス、精神状態という面では、一時的にかき乱されるものなのかも。むしろ、真に迫る、深く共感する良い歌や、また心を揺さぶるボーカルというのもあるでしょう。そう、楽曲として素晴らしいものほど、リスナーの心を掴み、動かします。
曲の世界に没頭したいときは、自分の好きな、共感する楽曲がいいのかも。
だけど反対に「音楽に集中してはいけない」「共感しちゃ困るとき」に、これ良いのかも!と思うなど。集中したいときとか、タイムリミットを気にするときとか。
なので「共感できる」とか「キャッチーなメロディ」とか、これまで求めていた音楽とは全く性質の違うものなのかも。そう考えると、すごく面白い取り組みだなぁと思います。
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