体調管理

『聞くだけで自律神経が整うCDブック』|心動かない不思議な音楽w

感動や共感やリラックスじゃない。

高いパフォーマンスを導くための音楽CD!?

「健康」の秘訣、自律神経を知りたい!

先日、当あさよるネットにて、小林弘幸さんの『自律神経を整える「あきらめる」健康法』を紹介しました。

医師である著者・小林弘幸さんが、医学的に“自律神経”を取りあげ、「健康」な肉体を実現するための秘訣を紹介します。この本の内容は、小林弘幸先生の他の著書でも紹介されていたことが多かったのですが、それでも気付きのある本でした。

自律神経の働きも、知っているつもりだったのに、何も知らなかったことに気付きました(-_-;)>

『聞くだけで自律神経が整うCDブック』は、Amazonで発見。「CDがついている」ことが気になって手に取りました。

自律神経をいい感じに高める

『聞くだけで自律神経が整うCDブック』は、その名のとおり、自律神経を整えるための音楽が収録されたCDが封入された書籍です。

メインは音楽で、書籍は自律神経についての簡単な説明と、CDの使い方。読み物は軽めですから、肩ひじ張らずにササッと読めます。

自律神経ってなんだ?

心臓を動かしたり消化や呼吸など、意識しなくても勝手に動くのは自律神経の働きです。自分でも制御できない部位を、24時間動かし続けているんです。その自律神経には、交感神経と副交感神経という二つの神経が押したり引いたりと綱引きのように働いています。

自動車に例えると、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキです。どちらが欠けても運転はできません。

そして、自律神経の良い状態は、交感神経と副交感神経が「どちらもやや強く」働いている状態です。アクセルもブレーキも絶好調な状態こそ、その自動車は最高の働きをします。

交感神経と副交感神経をやや強めに働かすCD

現在、過度のストレスや疲労にさらされることで、自律神経のバランスを崩す人がとても多い。自律神経のバランスが崩れると、病気になりやすい状態になってしまいます。

自律神経を整えるということは、病気を伏せ、健康状態をキープすることです。『聞くだけで自律神経が整うCDブック』では音楽により、自律神経のバランスを調整しようという内容です。

ポイントは、リラックスや癒し系ではないってこと。交感神経と副交感神経がやや強めに働き、アクセルとブレーキの利きが万全な状態を作り出しましょう。この状態なら、これから活動を開始するにはもちろん、これから就寝したり、体を休めることに“集中”できるでしょう。

CDに収録された曲は医師の監修のもと、医学的な視点から作曲されたものです。よくあるスピリチュアルとか、ヒーリングCDとは違います。それらが苦手だなぁという方もご安心ください(笑)。

ふしぎなCDを聞いてしまった…w

さて、CDを聞いた感想は主観でしか語れませんが、あさよるが聞いた感じだと、やけにテンションが上がっちゃう感じがしました。もともと、あさよるは音楽を聴いて「癒される」「心休まる」と感じず、テンション上がっちゃうタイプなので、どこまでがこのCDの効果なのかは不明(苦笑)。

「落ち着く」とか「リラックスする」といったタイプではなく、聞いたことあるようなないようなのフレーズが何度も繰り返される様子に、親近感を感じつつ、なんとなく安定しないメロディが気になってしまって、落ち着かない。

う~ん、まだ、あさよるも何度も聞き込んだワケではありませんが、CDを聞いていると、ハイにもローにもなりません。ということは普通です。ですが、BGMに流しっぱなしにしていても、特に邪魔にもならないし、作業中とか、ブログ書いてる間に、CDを再生にしっ放しでもうるさくもありません。

あさよるは、結構ですね、ラジオとかiPodでJ-POPの昔流行った曲とかガンガンかけるんですが、すると、一緒に歌いだしてしまい、そっちに集中しちゃったり、あるいはラジオを聞きながらその話に笑ったりイライラ怒ったり、忙しいのです。すると、肝心の作業が進まないw

ですから、このCDは「BGMはナシがいい」「だけど無音は、むしろ不安」みたいなときにいいかな?

効果は不明。試みはおもしろい^^

はてさて、自律神経を整える“音楽”という、形で見えないものを扱うにあたり、今回は歯切れの悪い感想になってしまいました……(-_-;)

「ほんとにこれが自律神経に影響あるの?」という思い半分「医者が言うんだし、そうものかのだろうか」が半分くらいですw 別に、音楽は聞き続けても悪影響はなさそうだし、「これを効くと自律神経が整う」ってお守りのように、ルーチンの一つに組み込めるのかもなぁと思いました。

「考え事をするときはこのCDを聞く」「寝る前の時間のBGMにする」「出勤前のメイクタイムはこの音楽にする」とか、時と場合を当てはめればいいのかな?

「共感」「感動」とは違うんです

ただ、音楽が精神状態に作用することってあると思います。そして、その精神状態は自律神経に大きな影響を与えます。

流行のJ-POPの曲なんかは、心揺さぶる曲ばかりです。聞いてるだけで元気が出たり、一緒に歌いたくなったり、情念や執念に共感したり、恋が終わった悲しみに一緒に泣いたり……。これらは、心揺さぶるが故に、大きな感動を引き起こします。

「心揺さぶられる」というのは、心のバランス、精神状態という面では、一時的にかき乱されるものなのかも。むしろ、真に迫る、深く共感する良い歌や、また心を揺さぶるボーカルというのもあるでしょう。そう、楽曲として素晴らしいものほど、リスナーの心を掴み、動かします。

曲の世界に没頭したいときは、自分の好きな、共感する楽曲がいいのかも。

だけど反対に「音楽に集中してはいけない」「共感しちゃ困るとき」に、これ良いのかも!と思うなど。集中したいときとか、タイムリミットを気にするときとか。

なので「共感できる」とか「キャッチーなメロディ」とか、これまで求めていた音楽とは全く性質の違うものなのかも。そう考えると、すごく面白い取り組みだなぁと思います。

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『自律神経を整える 「あきらめる」健康法』|あきらめる=逃げだって思ってません?

「あきらめる」って悪いこと?

意地や嫉妬に折り合いをつけるコツ、それが「あきらめる」。

そして「あきらめる」と、健康になる!?

「あきらめる」と健康になるのか?

小林弘幸さんの書籍を過去に2冊読みました。どちらも読みやすい上に、収穫のある読書だったので、再び小林さんの書籍をロックオン!

『「あきらめる」健康法』は、たまたま図書館の本棚で見つけて気になっていました。「あきらめる」ってどゆこと??

今回、やっと手にとってみて、「あきらめる」の意味を知り、「ほほ~ぅ」と納得。ついでに、知っているつもりで知らなかった「自律神経」についても、知識が深まりました。

自律神経ってなに?「あきらめる」ってどういうこと?

まず、自律神経ってなんだ?

自律神経は健康維持に大きく関わっています。自律神経は血管や心臓、肺、腸などに伸びた神経です。「交感神経」と「副交感神経」という二つに分かれていることは、よく知られています。

自律神経は無意識に働くものですから、意識して動かすことはできません。心臓が、無意識にも止まらずに動き続けていて、「止めよう」と思っても止まりません。コントロール不可な神経が、自律神経ってことですね。

で、この自律神経はすごい。体温が上がりそうになると、汗をかいて体を冷やそうとしたり、血液の循環や消化吸収や排泄も自律神経の仕事です。内蔵や血管をコントロールして、命を動かしている神経なんです。

自律神経の内、「交感神経」が体を支配しているとアクティブモードに、「副交感神経」が支配するとリラックスモードに切り替わります。主に、交感神経は日中、副交感神経は夜に働きます。

この交感神経と副交感神経の数理には、4つのパターンがあります。

①交感神経も副交感神経も高い
②交感神経が高く、副交感神経が極端に低い
③交感神経が低く、副交感神経が極端に高い
④交感神経も副交感神経も低い
このなかで、もっとも心身の状態がよく、ふだんの力が発揮できるのは、交感神経と副交感神経の両方が共に高いとき、つまり①です。
反対に、もっともパフォーマンスがでないのが④、つまり交感神経も副交感神経も低いときです。
(中略)
心身に病的な状態が現れている人の自律神経を測ると、まず間違いなく②か③です。
とくに交感神経が高く、副交感神経が極端に低いと②のとき、人は病気になりやすくなっています。

小林弘幸『自律神経を整える「あきらめる」健康法』 p.60-61

自律神経を自動車にも例えられていました。交感神経はアクセル、副交感神経がブレーキです。自動車は、アクセルとブレーキ共によく利くとき、自動車の本来の性能が存分に発揮されます。片方が利かなくなってしまっては、キケンで走行ができません。

同じように自律神経も、交感神経と副交感神経の両方がよく利いている時が理想です。しかも、両方がバランスよく、ちょっと強めに働いている時が絶好調なんだそう。目指すべくは、交感神経と副交感神経がバランスよく強く働く状態です。

「あきらめる」は自律神経を上手に働かすコツ

自律神経の働きについて知ると、上手に使いこなして、思うがままのコンディションを手に入れたいって思います。が、先程も紹介したように、自律神経は意志で動かせるものではないのです……。

が!本書『「あきらめる」健康法』では、自律神経をコントロールするコツが紹介されています。例えば、作り笑いでも、笑顔を作ると副交感神経を上げるんです。これは、あさよるも聞いたことがあります。不安や怒りで副交感神経は下がってしまうので、その反対の「笑顔」という動作をすると、副交感神経が上がるんですね。おもしろい。

自律神経は呼吸や消化に作用している神経ですから、呼吸や食べものでも変化します。しかし、なにより自律神経に大きな変化をもたらすのは、「精神状態」です。心の乱れが、自律神経の乱れを招くんだそう。

緊張したり不安になると、呼吸が浅くなり速くなる。リラックスしたり、心の余裕があるときは呼吸もゆったり深くなります。この働きを利用しましょうというワケです。反対のことをすればいいってね。ホッとすると息をついてしまうように、先に息をついて、安心しちゃうんです。嬉しいと笑顔になっちゃうのを先回りして、先に笑顔を作ってしまう。

そうやって、擬似的にリラックスや安心したときの状態を作ってやることで、それにつられて自律神経が働く力を利用する。これが自律神経のコントロール法です(と、あさよるは解釈しました^^)。

「あきらめる」は「明らめる」

前置きがめっちゃ長くなってますが、今回読んだ『「あきらめる」健康法』は、執着や嫉妬や惰性を「あきらめる」ことで、自律神経のバランスを良いホ方向へ導こうというもの。

まずは、「あきらめる」と聞くと、どうしてもマイナスな、ネガティブなイメージってありませんか?そこを、本書『「あきらめる」健康方』では、「諦める」の語源を「明らめる」だとし、「明らかにする」ことが本来の意味だと紹介されていました。

そう、「問題を明らかにする」「改善点を明らかにする」「ひっかかりを明らかにする」。それが「あきらめること」。

「あきらめる」=「逃げる」では、ナッシング!

(↑明らめる=逃げるって言う意味で使われがちですよね~。かくいう、あさよるもこの思考にハマり込んでしまい、あきらめることができず体調を崩しまくった過去が……モット早ク読ミタカッタ……)

矢沢永吉さんのエピソード

で、「あきらめる」のモデルとして、矢沢永吉さんのエピソードが紹介されていました。矢沢さんは以前、信用していたスタッフの裏切り似合い莫大な金額を持ち逃げされました。だけど矢沢さんは働き続け、なんと数年後に負債を完済しました。

普通「なんで自分が?」「悪いのはアイツなのに」って気持ちになります。すると、自律神経も乱れてしまい、健康を損なって、あげくには働くこともできなくなってしまうかもしれません。しかし、矢沢さんはそうなりませんでした。

その理由を小林弘幸さんは「あきらめ」で説明をなさいます。矢沢永吉さんは、「アイツが悪い!」「自分は悪くない」という思考にこだわらず、どこかで「あきらめ」をした。具体的には、「彼を信用したのは自分だ」と納得した。だから、自律神経を損なわず、健康を損なわず、完済が出来たのではないか。

誰にでもある挫折や試練

矢沢永吉さんのエピソードはスターだからこそのものかもしれませんが、似たことは我々にも起こります。恋人や友人、家族とお金のトラブルはあちこちで聞く話です。

また、病気や怪我、事故は、いつでも誰にでも起こります。そのせいで、仕事を辞めざるをえなくなったり、夢を諦めたり、生活習慣そのものを変更せざるをえないこともあります。

そのとき、確かに自分は悪くない。悪いのは、病気であり、怪我であり、事故そのものなのですが、そんなものを責めることもできないし、どうにもなりません。もし自分ができるとこがあるとすれば「あきらめる」こと。

これまでと同じ生活を「あきらめる」。仕事を続けること、交友関係をキープすること、以前の自分と同じでいることを「あきらめる」んです。すると、どうなるんでしょうか。

意外と、こだわっていたものを「あきらめる」と、次の目標が見えてくるものなんです。むしろ、執着や妬みや恨みでいっぱいのときは、それに囚われてる状態ですから、見えるものも見えない。いっそ「あきらめる」ことで、次のステップへ進むんです。

しかも、自律神経が乱されることを防ぎ、健康状態を維持します。なにをするにも「健康」であることは重要ですから、大事にしたいところです。

『「あきらめる」健康法』の感想のようなもの

前置きがめっちゃ長くなってしまっているので、あさよるの感想へ移ります(・∀・;)>

あさよる的には、この内容すごく納得しました。あさよるも同じような経験があったからです。

自分の目標や夢を「あきらめる」ことができず、数年もの間ズルズルと引きずり続けました。結果から言うと、夢を諦めないことで待ち受けていたのはズバリ「不健康」でした。健康を失うと、叶う夢も叶いません。なにをするにも健康第一ですからね。

そして、一度失った健康は、なかなか帰って来ない!これが恐ろしい所……。

医者は病気を治す人、健康は自分が管理するもの

医師である小林弘幸さんが『自律神経を整える「あきらめる」健康法』を書いておられるのは、意味があることだと思います。

日本の現在の医療は対症療法です。胃が痛いなら胃に働きかける。腎臓の不具合があるなら、腎臓にアプローチする。だけれども、人の体というのは、臓器や器官がバラバラではなく、一つの塊ですから、病気の原因は別にあったりします。しかし、病院では、原因そのものにはタッチしないんですね。(保険が効く治療では、と言ってもいいかも?)

ですから、病理をやっつけるのは患者の仕事です。

そしてもっと大事なのは、そもそも病気をしないことです。で、自律神経のバランスを整えるって、健康で在り続けるための条件じゃないかなぁと思いました。

そしてそのコツが「あきらめる」。夢とか目標なんて言うと聞こえはいいですが、執着や思い込みだったり、意地や見栄である場合もあるでしょう。小林弘幸さんはそこまでストレートな物言いはされていなかったと思いますが、あさよるは、自分の過去を振り返り、執着や意地でいっぱいだったなぁと思います(-_-;)>

小林弘幸さんの「自律神経」本3冊読んだ感想

あさよるネットでも過去に小林弘幸さんの書籍を数冊紹介しています。

正直に言うと、この2冊と今回の『「あきらめる」健康法』、書いてある内容はだいたい同じと言えば同じです(苦笑)。

いやいや!そりゃ当たり前なんですよ。人間の体の仕組みについて紹介されていて、ほぼ同じ「自律神経」を扱ったテーマなのですから、むしろ内容が違っていたら困ります。ずっと同じことが書かれていることが医学的である証拠なのかなぁと思います。

で、あさよるも3冊も同じような本を読んじゃっていることでも分かるように、結構、気に入ってセレクトしていますw

あさよる的、同じような本をいくらよんでも苦じゃない人は、同著者の他の書籍もどんどん読んでみてください。ですが、同じ内容は一冊あれば十分!と思う方は、一冊だけで良いでしょう(苦笑)。ちなみに、この3冊の内、どれを選んでもオススメです。

あなたの健康を守る人

「自分の健康を管理し、守る人って、この世に自分しか居ないんだ」と、当たり前だけども、ゾッとするような事実に気づきます。

そう、今の自分の働き方、今の生活「不健康」ではありませんか?

自分で書きながら、「仕方ないじゃん!忙しんだもん!」「現代人は不健康でしょうがなだろ」なんて、言い返したくなってしまいます……。

が、それはいけませぬ。だって、健康じゃないとなんにもできないんだもの!その健康のカギが「自律神経」。そもそも、病気を寄せつけにくい状態を維持し続けるのが、健康へのカギです。

今回の『「あきらめる」健康法』では、「あきらめる」という一見するとネガティブにも思えることが、健康維持に欠かせない「自律神経」を良い状態へと導きます。

読みながらも、「そうか、あきらめるといいんだ…」と、最近モヤモヤしていたことを「あきらめ」て、今やるべきことに集中しようと、頭が切り替わりました。

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『スタンフォード式 疲れない体』|効率よく活動し、疲労を持ち越さない体に

『スタンフォード式 疲れない体』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。すっかり気候も良いですから、土日に行楽に出かける方も多いでしょう。そして、週明けすっきりとリフレッシュして仕事を始めるために本書『疲れない体』はぴったりです。心地よく疲れ、気持ちよく寝て、パチッと目が覚めるような、快適な週明けを過ごしましょう~(^^♪

「疲れない呼吸」を身につける

本書『疲れない体』は、スポーツで世界的に成果を残しているスタンフォード大学からの提案。疲労を客観的に捉える方法と、疲れにくい習慣を手に入れましょう。

まず、疲れを客観的にとらえる方法4つが紹介されていました。

  • 「脈」がいつもと違う
  • 「いろいろな時間」に寝ている
  • 「腰」が痛い
  • 「呼吸する場所」を間違えている

〈「腰」が痛い〉とは、脳が体のバランスを取ろうと、筋肉をギュッと緊張させた状態が続くと陥る状態だそうです。ハイヒールなど、好きな服装によって腰痛になりやすい人もいます。

〈「呼吸する場所」を間違えている〉は、簡単に言っちゃえば、呼吸が浅くて酸欠気味になりがち人です。呼吸が浅くなってしまう理由の一つが、姿勢の悪さだと言います。そして、この「呼吸」が、本書『疲れない体』で多く語られる、疲れにくい秘訣です。

ちなみに あさよるの場合、お酒を飲むと、翌日この4つの状態になっている気がします(;’∀’)>

「疲れない体」のために欠かせない「IAP呼吸法」というものが紹介されています。右の肋骨の一番下、胸骨の一番下、左の肋骨の一番下の3点を結んだとき、点・胸骨の一番下が90度以下になるのが良い姿勢。90度を超えると姿勢が悪いそうです。

『スタンフォード式 疲れない体』挿絵イラスト

呼吸するとき、お腹の中の腹圧で肺に空気が入るので、お腹に空気が入りやすい人=疲れにくい人ってところでしょうか。

効率よく燃やす

あさよるは体験したことありませんが、酸素カプセルに入ると体の疲れが取れやすいと聞いたことがあります。酸素をより多く取り込みやすい姿勢と呼吸法でも、同じように疲労回復しやすいんだろうと思います。

また、腹式呼吸についても触れられています。みなさん、腹式呼吸というと、息を吸うときお腹を膨らまして、息を吐くときお腹をへこますように教えられた記憶があるのではないでしょうか。しかし、本書では息を吐く時もお腹を膨らましたまま、息だけ吐くよう書かれていました。

実はあさよるも、お腹を膨らましたまま息を吐くというコツに気付いた本がありました。それがボイストレーニングの『歌上手になる奇跡のボイストレーニングBOOK』でした。

この本にはCDが添付されていて、CDに合わせて一緒に声を出して、ボイストレーニングができる本です。で、あさよるは一時期マジメに取り組んでおりまして、あるとき「お腹の中を風船のように膨らまして、その風船に響かせるように声を出せばいいのか」と少しコツをつかんだ気がします。そもそも あさよるは、歌の練習というよりは、よく風邪をひくと声をからすので、喉に負担をかけずに喋れるようになればいいなぁとはじめました。そのせいかがあるのかないのかはわかりませんが、なんとなく風邪をひいても喉には来ない気がしています(気のせいかもしれないケド……)

これも、身体に負担を減らして、声を出すメソッドだと考えると、『疲れない体』と共通する部分もあるのかもあんて思いました。

疲れにくい習慣を

『疲れない体』では呼吸法を中心に、睡眠の方法や、眼精疲労の解消の仕方、ストレッチなど、疲れにくい体の習慣が紹介されています。あと栄養もね。

先日ブログでも紹介した『超ストレス解消法』とも関連しているなぁと感じます。結局のところ、「疲れない体」とは、そもそも疲れにくい習慣と、疲れを解消させる習慣によって、その日の疲れを持ち越さないことなのでしょう。それは肉体的にも精神的にも。

あと、睡眠については、同じく「スタンフォード」シリーズ(?)の、『スタンフォード式 最高の睡眠』あたりを

睡眠について知るなら、『4時間半熟睡法』も併せて読んでおいてもいいんじゃないかと思います。

『4時間半熟睡法』はタイトルの通り、いわゆる「ショートスリーパー」のような睡眠生活を手に入れるためのメソッドが紹介されています。といっても、かなり厳密に睡眠時間を計算しないといけないし、実行し続けるのは難しいやり方だと思うので、あまり軽々とオススメもできません。なのになぜ『4時間半熟睡法』をすすめるかというと、「睡眠習慣」について考えるとき、「普通は4時間半では睡眠は足りないんだ」というのもよくわかるからです。

そしてそれを踏まえたうえで、『疲れない体』では「東京の平日の平均睡眠時間は5.59時間」という、驚きの睡眠時間が紹介されていました。この平均値をどう解釈してよいのか悩みますが、とりあえず『4時間半熟睡法』を読んだあとにこの数字を見ると、「大丈夫か?」と心配になります。それくらい、睡眠時間を削るって命を削ってしまうことだから、しっかり計算して完璧に計画を立てなきゃヤバイぞ!? と焦る。

みんな、普通にしていると、疲れをため込んでしまう生活になってるんだなぁと、他人事じゃなく思います。「疲れない体」って、多くの人にとって切実な問題なんじゃないでしょうか。

きちんと章立てされている本でもあるので、中身が気になる方は、記事の最後の目次だけでも読んでみれば、雰囲気はわかると思います(`・ω・´)b

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『最高の疲労回復法』|疲労→回復サイクルへ

こんにちは。冬の朝起きられない あさよるです。何時間寝ても眠たい……。これはお布団が気持ちいからかもしれないけれども、前日の疲れが残っているかもしれないんだって。そう言われてみると……最近ずっと疲れてが残っていて、お正月もぐったりしていた日が多かったかも。年末忙しいからねぇ。

ということで、疲れを取りたいがために『最高の疲労回復法』という本を手に取ってみたのだった。

ちょうどいい疲労と回復を

「疲れた~」というのは感覚的なものではなくて、実際に身体が疲れたときに分泌されるホルモンがあるらしい。普通は、疲れても一晩寝たら疲れは取れるんだけど、翌朝まで疲れを持ち越しているなら注意した方が良い。だからと言って、目覚めた瞬間からシャキーンと頭が冴えているのも、これはこれで抗ストレスホルモンが過剰に分泌されているかもしれないから、注意が必要だ。抗ストレスホルモンは有限だから、使いすぎてしまうのもよくない。朝、起き抜けは少々ボーっとしているくらいで、徐々にエンジンをかけていく感じ。

『最高の疲労回復法』は、疲労のしくみを解説されると、そもそも疲労が溜めこまないことと、効率よく疲労を解消するのが大事だとわかる。抗ストレスホルモンも、過剰に分泌するのも、少なすぎるのもいけない。「ちょうどいい」があるのだ。

自分でも足りないものをおぎなってた

わたし自身、睡眠不足になると、肌がゴワゴワとゴムのような感覚がする。疲労は肌に出やすいらしい。肌が乾燥したり、吹き出物ができたり、クマができたりと、肌は体調が出やすい。だから、疲れている時は肌を保湿してやるのも対策になるそうだ。ココナッツオイルでの保湿が紹介されていた。

サプリメントで鉄分や亜鉛の補給もいいそうだ。肌の乾燥がひどいからマルチビタミンと無機質のサプリを飲んでたけど、疲労にもよかったのね。

単純作業で気晴らし

悩み事なんかがあると、志向が止まらなくてどんどん疲弊していってしまう。だからボーっとすることが大事だ。だけど、そんな簡単に気分を変えられないから悩みってなもんだ。悩みで頭の中がオーバーヒートしそうなら、単純作業をもくもくと行うのがいいらしい。その間は考え事をせずに作業に没頭できるからね。散歩が気晴らしになるのも、その間だけボーっと景色を観たり、ぼんやりできるからだと聞いたことがある。

疲れにくい人は、身体のメンテナンスだけではなく、この気分転換を上手に使っているのかも。以前に『休む技術』という本を読んだけど、休みというのは全力で回復をするためにあるもので、休みのときに疲労を溜め込むと潰れてしまう。

「頑張る」というのは、無理に無理を重ねることではなく、きっちりと「疲れた分を回復し続ける」ことなのかも。

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毎日のカラダが楽になる 最高の疲労回復法

目次情報

はじめに

第1章 抜けない疲れの9割は“ホルモンタンク”の枯渇が原因

“ホルモンタンク”の枯渇が、疲れの悪循環を生む
普段通りでも、“ホルモンタンク”は減る
“ホルモンタンク”の基礎知識
肌は疲れを映し出す“鏡”
「ボーっとする」は、副腎疲労の最悪状態
好き放題の疲労回復術が、疲れ深刻化させる
都会の明かりだけでも、“ホルモンタンク”は浪費される

column1 副腎疲労が招く最悪の「アジソン病」

第2章 “ホルモンタンク”の浪費は、肌から食い止める

すべての疲労は、「肌」が教えてくれる
「冷え性」は、疲労蓄積の証拠
“ホルモンタンク”の浪費を抑える完璧オイルを使う
冷たい水が、温かい肌を作る
肌の毛細血管に必要なのは「鉄」と「亜鉛」
いつもの風呂が栄養浴になる「魔法の入浴剤」
“ホルモンタンク”消費体型のための30秒ドローイング
体の静電気を抜いて毛細血管を開く

column2 サンドイッチで元気がなくなった男の子

第3章 しつこい「身体疲労」を消す習慣

「朝からシャキッ!」は、健康とは正反対
50分の有酸素運動代わり! 超短時間運動「HITT」
疲れをためない運動量がわかる「黄金の方程式」
“ホルモンタンク”を充填する睡眠とは
睡眠不足を補う「マイクロナップ」睡眠
いつもの水を疲労回復薬に変える「活性炭」

column3 焼いた肉に潜む、疲労の罠

第4章 人生を左右する「脳疲労」を防ぐ

あらゆる疲れにつながる「脳疲労」
脳疲労予防には「“集中して”水を飲む」
50分以上の集中は“ホルモンタンク”の使い過ぎ
脳の栄養を糖から油に切り替える
脳疲労に効く最高のバター「グラスフェドギー」
パクチーで重金属をデトックス
“抗酸化野菜のヒーロー”発芽野菜を摂る
ストレス解消に飲んでいい酒・悪い酒

column4 アロマ+アンカリングでいつでもリラックス

第5章 コレはどっち!? “ホルモンタンク”がたまる生活・減る生活

Q1.「スタミナには、やっぱり焼肉でしょう?」
Q2.「疲れたときは、チョコがいいって聞いたけど…?」
Q3.「野菜は毎日食べてるから大丈夫!」
Q4.「果物ならなんでも疲労に効いてる気がする」
Q5.「コーヒー、エナジードリンクを飲めば徹夜もへっちゃら!」
Q6.「お米って、やっぱり食べると元気になる」
Q7.「牛乳や投入で疲れが取れるって聞いたけれど?」
Q8.「1日3食が健康的なサイクルだと思う」
Q9.「私は健康にものすごく気を使っているから絶対大丈夫」

column5 疲れは、肥満の原因になる!?

杉岡 充爾(むらおか・じゅうじ)

1965年生まれ。千葉大学出身。医学博士。すぎおかクリニック院長。日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本医師会健康スポーツ医、日本心血管インターベンション治療学会専門医。千葉県船橋市立医療センターの救急医療に20年、最前線で日夜、心筋梗塞などの生死に関わる治療に携わり、約10000人の心臓の治療にあたる。
勤務医といsての現実の患者をもっと病気の最前線で予防できるような医学の重要性を強く感じ、“世の中から「心臓病患者を一人でも減らす」”ということをミッションをもとに、2014年5月より千葉県船橋市において「すぎおかクリニック」を開院。
わずか1年で延べ18000人が通院、誠実で患者に同じ目線で寄り添う人柄が噂となり患者が殺到、満足度100パーセントという驚異の人気クリニックとして、テレビ・雑誌等に出演。現在までにのべ70000万人超を診ている。
また、予防医学の点から、食習慣管理を中心に指導する「ヘルスコンサルティング」をエグゼクティブをはじめとした多くの人たちに提供。
著書に『強い血管をつくれば健康になる!』(KKベストセラーズ)、『1日10分!強い血管をつくる5つの習慣』(同文舘出版)などがある。

『休む技術』|頑張って休もう!?「動の休み」もあるんです

こんにちは。休むのが下手なあさよるです。

いや、自分ではポジイティブに「頑張り屋さんです☆」「真面目なんですっ♡」って解釈するようにしてるんですけど……いや、無理がある……!?

2016年の大河ドラマ『真田丸』を毎週見てるんですけどね、堺雅人さん演じる真田幸村も、よく言えば「頑張り屋」。悪く言えば「休むのが下手だなぁ」と思い、妙な親近感を感じます。

人に頼まれると承諾しちゃうんだよなぁ~。お調子者なのだなぁ……チーン

とりあえず、一つだけわかることは、あさよるもここままだと、やられてしまうってこった!

誰も彼も睡眠不足!

はてさて『休む技術』。タイトルがそのまんまです。年中過労気味のあよるには耳の痛いタイトルです。

休むことはとても大切です。「言われなくてもわかってるよ!」と言いたいところですが、その通りに休めていますか?

データによると、日本人のどの年代を通じても睡眠不足気味です。中でも40代の働き盛りの人たちの睡眠不足は顕著。

もちろん、それだけ多忙を極めているからなのですが、きちんと休まないと、終わる仕事も終わりません。

本書『休む技術』の主張は単純です。「休みなさい!」これだけ。だけど、そのひと言を実行するのがどんなにも難しいか!

しかし、それを押してでも休まねばならない。

まずは「休めない」というメンタルブロックを解く。少しでも意識が変わるよう何度も何度も、手を変え品を変え読書に語りかけます。

実際に「休む技術」が身につくか?

『休む技術』というタイトルですが、正直この本を読んで実際に上手に休める用になる人は少数でしょう。

というか、元々上手に休めている人と、休むのが下手な人の差は、本を読んだくらいでは変わらないのではないかと……(-_-;)

しかし、あさよる自身が休むのが下手な人なもんで、次から次へ休むための方法を提示さて続けると、耳が痛く、そして、「確かに、休もうと思えばいくらでも休めるのになぁ」と自分自身に問いかけていましたw

旅行に行く。泊まりが無理なら日帰り旅行へ。半休でも休める。ちょっとの時間でも休める。こんな風に畳み掛けられると、「まぁ、ほんとは休めないほど多忙じゃないよなぁ…」と根負けする感じですw

しかし、まずは「自分には休みが足りない」ということ。そして「その気になれば休める」と自らが気づかずにどうしようもありません。

病気を防ぐあの手この手

著者は精神科医で、専門家ならではの話もあります。

近年増え続ける「うつ」も、休むことが大切です。しかし、まじめな人ほど休むのが下手。

一旦、仕事を休職し、通院しながら職場復帰した患者さんの中には、平日は働けるけど週末になると何をすればよいかわからず気分が滅入ってしまう人もいるそう。

そんな患者さんに、精神科医の著者は話しかけるように、ページは進みます。

「ホッと一息」も立派な休憩。また、家でジッとすることのみが休むことではありません。

ショッピングへでかけたり、気分転換に映画を見に行ったり日帰り旅行をしたり、動の休養というものもあるんですね。

気分転換が苦手な人へ

『休む技術』は、休むのが下手な人、気分転換を上手にできない人にぴったりの本です。

くれぐれも、この本を読んだからって体が休まるわけじゃないし、読むだけで上手に休めるようになるわけでもありません。

あくまで、「休む」ことがとんでもなく大事なことであること、そして、「積極的に休まないと休めない」ことを知りました。

ある日突然、天から「休み」が降ってくるのではなく、自分で意識して、積極的に「休み」を作り出さないといけない。

もし、休まないことで体調不良や能率低下が起こった時、それは自分の管理不足です。人のせいにはできません。

だから、変な話だけれども「頑張って休もう」と思いましたw

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