コミュニケーション

『ビジネスメイク術』|信頼される身だしなみ術

「身だしなみ」は信用にかかわるもの。ビジネスの場では、服装だけじゃなく化粧だって、やりすぎも、やらなさすぎも場違い感がある。化粧がふさわしくないから、商談の場や、緊張感のあるシーンに立ち会えない場合もあるらしい。まぁ、わかるよね。

「メイクアップ」っていうのは、女性の化粧だけではなく、男性が髭を剃ったり、髪を短く整えることも含まれる。むしろ、女性よりも男性のメイクアップの方が過剰だったりする。だって、動物としての「ヒトのオス」のフォルムは、髭も髪も伸びた状態が「本来」だろうけれど、それらを短く整えることで、男性のフォルムそのものを変えてしまっているからだ。

という余談は置いておいて……。女性は、自らを飾り立てる化粧や、自己満足の化粧を楽しみたいなら、それはそれで。本書では、社会人として、「身だしなみとしての化粧」を指南する。

どちらかと言えば無難なメイクだから、真新しいメイクや、最新のメイク法を知りたい人には向いていない。若作りしたいメイクにも向いていない。あくまで、落ち着いていて、信用・信頼されるメイクの話だから、年齢そうに見られるメイクが理想だ。

トレンドを追っかけるのも楽しいことだし、大事なことだと思う。だけどそれと同時に、人から信頼される装いも知っているのが社会的なことなんだろう。両方、自分の引き出しとして持っておけるといいよね。

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『頭のいい人の「質問力」と「返事力」』|コミュニケーションの基本

人に質問するの、恥ずかしいとか思っちゃってないでしょうか。質問するって、わからないことを表明することでもあるから、苦手意識を持っている人も多くいます。わたしも、なんとなく質問できなくて、わかんないくせにわかったような顔して苦笑いで時間を過ごしてしまうこともあります。いかんいかん。ちゃんと、それはなにかと質問できる力、大事。

アメリカでの授業の様子がちょこっと紹介されていて、予習してくりゃわかるようなことでも、テキストに書いてあることでも、バンバン恥ずかしげもなく手を上げて質問するんですって。質問することは良いことだって前提なのね。日本の学校でそれやっちゃうと、「話を聞いてないのか」「自分で考えろ」ってなっちゃうから、習慣として質問することにネガティブなイメージを持っている人も少なからずいる。

わたしも、仕事のことなら、ミスっちゃいけないし、「すいません、確認させてください」と何回でも同じ質問しちゃうけれども、その心がけ自体は良いことだったんだな。あまりに何回も何回も同じことを訪ねるのは気が引けるけれども、自信がないならきちんと聞くしかないよね。

わたしが特に苦手なのはむしろ「返事力」。返事は自分のしたいことを答えるのではなく、相手が聞きたがっていることを把握して、返事をする。あさってな返事をしても仕方がないのだ。

そして、その「質問力」と「返事力」が合わさったとき、「頭のいい人」になるってわけ。うーん。道のりは遠い。

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『一緒にいてイライラする人、ホッとする人』|無意識の口癖が……

いつも必ず遅刻をしてくる友人がふ二人いる。しかも二人とも遅れてきても悪びれる様子もなく、むしろ待ちぼうけしていたわたしに逆ギレしてきたりする横暴さだ。だから一人はいつもイライラしてしまうんだけど、ふしぎなことにもう一人には苛立たない。むしろ、わたしを振り回してくる奔放さに好感を持っていたりする。この違いはいったい何なんだと、毎度気になっている。

『一緒にいてイライラする人、ホッとする人』はまさにそんなタイトルの本だ。イラつく人とホッとする人の違いって、言葉のちょっとした言い回しや、口癖だったりする。たぶん、本人は意図して相手をイライラさせているわけでもないんだろう。

本書は、人をイライラさせがちな人の特徴と、人を安心させてホッとさせる人の特徴が紹介される。怒らないとか、ポジティブな言葉を使うとか、ホッとさせる人は気遣いや努力でカバーできそうだ。一方でイライラさせてしまう言動って、ついクセでやってしまっていそうで怖い。

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『1分で大切なことを伝える技術』|端的にコミュニケーション

斎藤孝さんの本はつい読んでしまう。本書『1分で大切なことを伝える技術』も、内容もあまりチェックしないまま手に取ったのでありました。

1分で伝える。本書を読む前は、「せっかちな人が多いってことか?」なんて思っていたけれど、読了後は「手短に話を伝えられる力はとても大事だ」とえらく納得していたのです。

一分でコミュニケーション

本書『1分で大切なことを伝える技術』は、1分という限られた時間でプレゼンする大切さを解いている。特に訓練されていない人は、「5分で自分の考えを話してみて」と言われても、だいたいは制限時間をオーバーしてしまう。時間の感覚を常に意識して訓練し続けていないと、短時間で自分の考えを伝えるというのは難しいものだ。しかも本書では「1分」に考えをまとめるのだ。リアルに考えてみると、なかなか難問だろう。

一分というのは、ちょっと立ち話をしたり、相手を呼び止めて用件を伝えるような時間だ。その時間で「詳しいことはまた後日」なのか、同じ1分で「○○は△△で……」と伝えたい内容まで話せるのかで、コミュニケーションのスピードが格段に違う。

で、1分に考えをまとめる力って、会話だけではなく、たとえば「資料にまとめる」ことにも応用できるだろう。

「手短に話す」って、言葉で言うだけなら簡単で当たり前のことなんだけども、実際にできるようなになるならば、それはとても役立つし、大切な力なのだ。

褒める・叱る・励ます・謝る

もちろん1分で物事を伝える力は、仕事だけじゃなく私生活でも役立つ。コミュニケーションの存在しない場なんてないからね。

1分で手短に人を褒めたり励ませるならば、それは大きな信頼になるだろう。人を叱るのも難しいものだけど、1分で的確に叱れればモラハラの防止にもなるだろう。どうしても感情的になってしまいそうな場こそ、1分で伝える技術は必要なのかもしれない。

人に謝るときも、クドクドと長い話をしても、誰もいい思いをしない。やっぱりここでも的確な謝罪は大切だろう。

とうことで、コミュニケーション全般で「1分で伝える技術」は大切なのだ。

サッパリしてる方が濃密かも

わたし自身、人とのやりとりはなるべく端的な方がいいと思っている。ベタベタと長話をすれば親密になれるかと言えば、そうとは限らない。

それよりも、用件をパパっと伝えて、残りの時間はそれぞれの課題に思いっきり取り組んだ方が、お互いに良い時間を過ごせる。もちろん、人と一緒に過ごす時間だって、目の前のことに全力で集中した方が有意義だ。それはもちろん遊びも同じで、思いっきりのめり込んで遊んじゃった方が楽しいじゃない。

ということで、「1分で大切なことを伝える技術」はどんなシーンでも、誰との間でも役立つし、必要な力だと思う。

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齋藤孝さんの本

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『人は見た目が9割』|言葉は7%しか伝わらない

こんにちは。あさよるです。長年ヘアカラーをしていたんですが、数年前にカラーをやめて黒い髪にしたところ、しばらくやたらと人に絡まれる機会が増えて困っていた。明るい色に染めていた頃はそんなことなかったのに、「髪色が変わると世界が変わるのか」となかなかショックだった。

それから時間が経ち、着る服や持ち物も一通り新しく入れ替わったら、また元のように知らない人に絡まれることはなくなった。明るい髪色から黒髪への切り替え途中、服装と髪形がちぐはぐだった頃に起こっていた現象ではないかと思っている。以前と変わったのは、小まめに美容室へ行くことと、襟のある服か、ハリのある服を着るようにしたことか。

「見た目で判断されるのね」と実感した経験だった。

人を見た目で判断するんがいいのか悪いのかわからないけど、パッと一目見た印象は確かにある。話しかけやすそうな人や、木難しそうな人。「第一印象を悪く持たれた」なぁと伝わってくることもある。いいのか悪いのかわからないけど、見た目が人間関係を左右しているのは、みんなが実感していることだろう。

言語7%、非言語93%

「人は見た目が9割と言いますし」と、よく引用されていたり、そういう言い回しが使われれているのを見聞きする。その元ネタ(?)になった新書『人は見た目が9割』は、読んでみると、想像していた内容と違っていた。

『人は見た目が9割』の著者は演劇の演出家で、演技でその役柄をそれらしく見せる「人の見た目」について精通している。本書でも、演劇で使われる「その人らしさ」のつくり方をもとに、「見た目」によって印象が変わり、台詞の意味が変わってくる様子が伝わる。

わたしたちは日々、人々とコミュニケーションを取り続けているが、「言葉」が伝える情報量はたった7パーセントしかない。残りの93パーセントは言葉以外の、非言語コミュニケーションによって情報が伝わっている。

本書では、顔の特徴(髭など)、アクション、仕草、目を見て話すこと、色やにおい、間・タイミング、距離感、マナー・行儀作法、顔色などなど、それらを「見た目」としてまとめられている。確かに、「見た目」が9割あると言われると納得できる。

役柄の説得力を増す「見た目」

『人は見た目が9割』って、もっとビジネス書や自己啓発本っぽくて、辛辣なことを書いてあるのかと思っていたのに、全然想像と中身が違った。芝居を長くやっているからこそ、人は人をどう見るか、どう見られているかについて研究がなされている。

お芝居はまさに「人の見た目」を最大限に利用しながら、現実には存在しない人物に肉付けし、立体的に作り上げる。そのためのノウハウとしての「非言語コミュニケーション」についての言及は、切り口が面白かった。

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人は見た目が9割

竹内一郎/新潮社/2005年

目次情報

はじめに

第1話 人は見た目で判断する

アクションは口よりも 言葉は七%しか伝えない 信頼できる行動 顔の形と性格の関係 髭はコンプレックスの表れ ソファーの隙間はなぜ気持ちいいか第2話 仕草の法則

自分の席から離れない上司 早口で声が高い人 なぜか百姓は東北弁 似たもの夫婦の心理学 頷き過ぎにご用心 オーバーアクションは薄っぺらい 足を大きく開く男 緊張のサイン サクラは三人以上必要

第3章 女の嘘が見破れない理由

「目を見て話す」のは何秒か 女の嘘はばれにくい 勘が鋭い女性とは 潤んだ瞳に注意 髪型の意図 可愛い女の子になる方法

第4章 マンガの伝達力

マンガの技法に学ぶ 構図のインパクト 内面を背景で表現する 読者に語りかける 絵で音を表現する コマのマジック タチキリ、見せゴマ

第5章 日本人は無口なおしゃべり

国境を越えるノンバーバル行動 二種類のノンバーバル・コミュニケーション 「語らぬ」文化 「わからせぬ」文化 「いたわる」文化 「ひかえる」文化 「修める」文化 「ささやかな」文化 「流れる」文化

第6章 色と匂いに出でにけり

色の力 マンガはなぜモノクロか 色のメッセージ 騒色公害 目立つ色、目立たない色 赤い公衆電話が消えた理由 荷物を軽くする色 色のイメージ 化粧が生む自信 日本のメイクは美を追求しない 匂いの力 匂いのない恋

第7章 良い間、悪い間、抜けてる間

タイミングは伝える 間の伝達力 相手に想像させる 観客は交流したい 「読み聞かせ」のコツ マンガにおける間 沈黙に耐える

第8章 トイレの距離、恋愛の距離

心理的距離は八種類 敵は真正面に座る 男子トイレの法則 リーダーの座席の 遠距離恋愛の法則

第9話 舞台は人生だ

外見は人格さえも変える 没個人になるということ 恐怖の表現する 相性のつくり方 暑いとき、人は興奮する

第10章 行儀作法もメッセージ

マナーというノンバーバル行動 応接室への案内 車の座席

第11章 顔色をうかがおう

表情の研究 笑いの伝えるもの 微笑みの持つ重層構造 男女の顔の違い 加齢の特徴 ポーズが伝える感情

あとがき 主要な参考文献

竹内 一郎(たけうち・いちろう)

一九五六(昭和三十一)年福岡県・久留米市生まれ。横浜国大卒。博士(比較社会学文化、九大)。九州大谷短大助教授などを経て著述業。『戯曲 星に願いを』で、文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作、『哲也 雀聖と呼ばれた男』で講談社漫画賞を受賞(筆名/さい ふうめい)。

『「嫉妬する女はブスになる」問題』|NG!嫉妬する/される

こんにちは。あさよるです。インターネットは人の嫉妬心を拡大する装置じゃないかという話を耳にして、ちょっとモヤモヤしていた。ネットの到来によって、これまでなら触れることのなかった人の幸せな話や成功譚により、嫉妬が作られているというのだ。

だけどわたしは、嫉妬はネット以前からもちろんあるし、世間が狭かったからこそ、嫉妬もより複雑だったんじゃなだろうかなんて思うと、今と昔で人の嫉妬心は違っているのだろうか……なんて考えていた。

だけど、嫉妬が自分にとって良からぬものであり、人間関係においても面倒なものであることは同じだろう。もちろん、嫉妬をモチベーションとする有効活用法もあるんだろうけど、上手にコントロールできている人は希だろう。

『「嫉妬する女はブスになる」問題』は、嫉妬が生まれる仕掛けや、そのいなし方、そして、人に嫉妬されない方法が紹介される。軽く読める内容だけど、気づきも多く読んでよかった。

嫉妬は自分への苛立ち

「嫉妬」は誰にでもある感情だけれど、自分の嫉妬心に振り回される人を「嫉妬ブス」と本書では名付けられている。嫉妬は上手に使えば、モチベーションにもなる。だけど、嫉妬の炎にやかれ、人の幸福を見て落ち込み、人の足を引っ張ることに時間を費やすようになると、自分の幸福からどんどん離れていってしまう。そんな生活を「嫉妬ブス」としている。

友人や恋人へLINEの返信や電話の催促で睡眠時間を削って……となると本当に美容にもよくはない。「嫉妬」してしまうこと自体は誰でもすることだだけど、自分で「嫉妬している」と自覚しないと、自分で自分の足を引っ張ってしまうのだ。

本書でハッとしたのは、嫉妬している人は、本当は「変化することのできない自分」に対して苛立っているというものだった。似たような境遇にいたのに、自分より先に良い思いをする人や、幸福を手に入れた人は、環境にうまく適応した人だ。自分が気にいらないのは、「環境に適応できない自分」なのだ。変わらなければならないのは自分なのに、他人の言動や考えを変えようと攻撃や依存をしかけるから、嫉妬は厄介だ。

嫉妬ブスから抜け出すには、嫉妬心を抱いたら、まずは「今自分は嫉妬している」と自覚する、そして「自分が変化しよう」と、この二つの思考へと自分を導くといいみたい。

嫉妬されない方法

「嫉妬の対象にならない」ことも、人間関係では大事だ。負の感情に晒されるだけでエネルギー消耗しちゃうよね。

嫉妬をかわすには「抜け感」が大事だと紹介されている。例えば、FacebookやInstagramに投稿するときは、リア充アピールしたなら、そのあとの〈オチ〉をつける。つまり、失敗エピソードを添えておく。良いところばかり切り取って見せていると、「見せびらかしている」ように受け取る人もいるからだ。

「別に自慢したいわけじゃないし」「向こうが勝手に嫉妬してるんだろう」と思うかもしれないけれども、それはお互い様だ。自分も、他人の言動に勝手に嫉妬心を掻き立てられて、嫉妬ブスに陥っていることもあるだろう。「無暗に嫉妬を誘わない」のも、これもまたスマートなやり方だろう。

嫉妬に火をつけないように

本書はつい嫉妬してしまう嫉妬心を解説したものだけど、それを応用して「嫉妬されない方法」まで話が及んでいるのが良い。嫉妬しないように気を付けている人は多いだろうけど、「嫉妬されること」に無自覚な人は多いように思う。わたしは個人的に、人に嫉妬されることも、これはこれで良くないことだと思っている。

「嫉妬心」は誰もが持っている気持ちだ。そして嫉妬は自らを焼き尽くし、身を破滅させてしまう程の力を持っている。これはすべての人に備わっている危うさだから、心が弱いとか、性格が悪いとか、そういう話ではない。そして、人の嫉妬を掻き立てるのは、破滅という爆弾の導火線に火をつけて回っていることと同じじゃないかと思う。物騒な話だ。

自覚的に嫉妬を煽るのはもちろんだけど、無自覚に人の嫉妬心を刺激していないか、常に確認していたいと思う。

こう感じるのは、わたし自身も嫉妬深いからかもしれない(;^ω^) 「負けず嫌い」で、嫉妬心がプラスに働いてモチベーションを上げることもあるけれども、とめどもなく時間と労力を消費するだけで終わることも多い。

嫉妬心をコントロールすることも、自慢話でマウンティングしたい気持ちを抑えるのも、どちらも「試されている」瞬間なのかも。

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『シャーデンフロイデ』|ざまあみろ!人の不幸が嬉しい気持ち

こんにちは。えらそうばってる人を見ると、いじわるしたくなる あさよるです。自分のことを大きく見せようとしたり、上から目線な応対をする人を見ると、なんかこっちもトゲトゲした気持ちになっちゃう。ただ、相手の挑発に乗るのは、相手の思うつぼだったりする。本当は、スルーするのが大人の対応なんだろう。

他人の失敗や、他人の不幸を期待してしまう、喜んでしまう気持ちのことを「シャーデンフロイデ」と言うそうだ。今回読んだ本では「他人を引きずり下ろす快感」とも書かれている。

ドキッとする言い回しだけれども、多少なりとも誰もが持っている感情じゃないかと思う。

愛が人の不幸を喜ばす

「シャーデンフロイデ」とは、

誰かが失敗したときに、思わず沸き起こってしまう喜びの感情(p.14)

だそうだ。ネットスラングでいうところの「メシウマ状態」。他人の不幸は蜜の味。えこ贔屓されているあの子の化けの皮を剥がしてやりたい。いつも出しゃばる気にくわないアイツがポカをして穴を開けてしまう様子を見て「いい気味だ」とほほ笑む。

それは誰もが持っている感情で、本書『シャーデンフロイデ』では、脳科学的にその現象を分析してゆく。

シャーデンフロイデには、通称「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれている、オキシトシンという脳内物質が関係しているらしい。オキシトシンは、人々が愛し合ったり、仲間を大切にしたい気持ちを起こさせるホルモンだ。男性よりも女性の方がオキシトシンが分泌されやすく、授乳中の母親が我が子を大切にするのにも、オキシトシンは重要な役割を果たす。

「愛情」と言えばポジティブな印象だけど、言い方を変えれば「執着」とも言える。母親は我が子に執着するからこそ、身を削ってでも子育てができる。仲間や恋人は、その人でなければならず、他の人じゃダメなのだ。

だからオキシトシンが分泌されると、子どもや仲間、パートナーを守るために、攻撃的になったり、保守的になるそうだ。素敵な恋人ができたら「その恋人を失わなうんじゃないか」と嫉妬する。あるいは、同僚に非の打ち所がないような素敵な恋人ができたら、あの人はどうやってそんな人と付き合ったのか、なぜわたしじゃなかったのか、と「妬む」。

ちなみに「嫉妬」と「妬み」は心理学的には別のものだそう。「嫉妬」は自分が持っている物を奪いにくるかもしれない人を排除したい感情。「妬み」は自分よりも良い物を持っている人に対して、その差を解消したい感情だ。「妬み」は、相手があまりに格上で足元にも及ばないとき、「憧れ」にも変わる。

シャーデンフロイデは、執着や嫉妬や僻みの発露だけれども、それは愛着や愛情、絆の裏返しだ。必ずしも悪いものではなく、人間社会には必要な存在でもある。

いじわるな自分に無自覚な人は厄介

シャーデンフロイデを感じない人はいないだろう。他人の不幸を楽しむのは品がいいとは言えないけれども、厄介なのはシャーデンフロイデに無自覚で、「自分はそんなものを持っていない」と否定する人じゃないだろうか。たぶん、本人は本当に、自分にはそんな邪悪な心はないと信じ切っているんだろう。だからこそ厄介だ。まだ「他人の不幸は蜜の味」と自覚的で露悪的な人の方が、話が早いだけにマシな気がする。

状況把握できるだけで

「最高の復讐は幸福になること」という言い回しがある。誰かのせいで自分が不幸になって破滅してしまうと、他人を喜ばせてしまうだけだ。自分が幸せになることが、一番人を悔しがらせることだから。それって、まさに「シャーデンフロイデ」。

自分の幸福になるために必要なのは、他人の悪口の輪に参加したり、イヤなヤツのことを思い出してイライラする時間ではないだろう。それは自分の時間=人生を他人に乗っ取られているのと同じだ。自分の時間は、自分の判断と決断によって、自分が采配することが、自分の幸せにつながっている。「させられる」のではなく、自分はどうするのかを考えるところから始まるのかもしれない。

あと、いじわるな気持ちになったとき「オキシトシン仕事してるなぁ」と思ってもいいだろうし、いじわるされたときも「ああ、シャーデンフロイデ」と心の中でツッコむのも、いいかも。よくわからない思いにとらわれるよりは、きちんと今の状況を言葉で認識すれば、理解が変わるだろう。

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中野信子さんの本

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『かかわると面倒くさい人』|いるよね、自信がなくて強がる人

こんにちは。あさよるです。人間づきあいというのは難しいものです。自分のワガママを通すのもいけないし、だからといって相手に言われるがままでもいけません。「対等に」てのが理想なんだろうけれども、なかなかそう上手くもいかない。二者間の人間関係も難しいのに、複数人でチームワークをするって、大変なことだ。

こう考えると、本人のいない間にみんなでその人について愚痴って、ハハハと笑ってお開きにするのが、ちょうどいいのかもしれない。ただ、わたしは変に潔癖なところがあって、そういう場に耐えられないんだけど。ということで、わたしもまた、チームにいると「面倒な人」の一人だ。

面倒な人はどこにでもいる

『かかわると面倒な人』は、どこにでもいる面倒な人の特徴が紹介される。本書では面倒な人が10タイプに振り分けられている。

  1. 過敏で傷つきやすい人――約束を断られると「嫌われたんじゃないか」と思ってしまう
  2. 強烈な比較意識をもつ人――勝手にマウンティングされたと思う
  3. 自己中心的で相手の心に関心がない――空気を読まず場を凍らせる
  4. 自己防衛意識が異常に強い――不必要な言い訳や「すみません」が多い
  5. 劣等感を隠しもつヒーロー――自分は正義の味方ぶって自己陶酔してる
  6. 自分の判断力に自信がない――どうでもいい手続きに異様にこだわる、自分で判断できない
  7. 自信がなく、甘えが強い――すねる、恨む、褒めて欲しい、察してほしい
  8. 「謙虚な自分」を売り物にする――「私なんか」と遠慮しつつ、内心は忖度を期待している
  9. 取捨選択ができない――話が長い、何が言いたいのかわからない
  10. 過去の肩書だけが自分の支え――対等に付き合えない、定年後もマウンティングおじさんに

どれも「いるよね~」と目に浮かぶ。

⑧の「〈謙虚な自分〉を売り物にする」人には、イジワルな気分になってしまう。彼らはわざと自分を卑下することを言って、「そんなことないよ~」を期待している。だからあえて「そうなんだ~」と言いたくなってしまう。

一方で、わたしの場合は③の空気を読まない「自己中心的で相手の心に関心がない」や、⑨の「取捨選択ができない」は、あんまり気にならないかも。こういうのは相性というか、自分がスルー出来る人と、ひっかかってしまう人がいるようだ。

相手から見ると自分も面倒な人

わたしは「強烈な比較意識をもつ人」「〈謙虚な自分〉を売り物にする」人や対しては、わざとイジワルな応対をしてしまうようだ(;^ω^) ……ということは、彼らから見ると、わたしは「かかわると面倒くさい人」ということになる。謙遜してるだけなのにマジレスしてくる「空気が読めない人」や「マウンティングしてくる人」ってことだ(;’∀’)

本書では10タイプもの「かかわると面倒くさい人」が登場するから、読者自身もどれかにあてはまるだろう。みんな、自分のことを棚に上げて「あいつは面倒くさいヤツだ」とやってるのだ。

面倒くさい人の性格や考え方を外部から変えるのはとても難しい。「あなたの○○が迷惑だ」と指摘しても、それが図星であればあるほど、相手の心は頑なになるだろう。それよりも、人の面倒くさいところを刺激しないようにそっとしておくのが、お互いに平穏に過ごせるだろう。

自分が自分にできることと言えば、自分の持っている劣等感を隠そうとしたり、強がって見せたり、自分を守ろうと先回りして面倒くさいことにならないように。劣等感は劣等感で、それを受け入れられるよう、気持ちを向けたほうがいみたい。難しいことだけどね。

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『電話応対はこわくない! 』|なんで電話応対するのか

こんにちは。電話を使わない あさよるです。一応、携帯電話を持っていますが、あまりにも使わなさすぎて、存在を忘れている(;^ω^) 充電するときにしか触ることもないし……ということで、今わたしは仕事ではパソコンで、文字でのやりとりしかしていなかったりする><

わたしは電話が苦手だ。自宅の電話も個人の携帯電話も、基本は取らない。用事がある人は留守電に録音してくれるだろうから、留守電を聞いてからかけ直す。とくに、電話帳にデータが登録されていない電話番号から電話がかかってきたときは、ネットで番号を検索してみる。検索すると、たいがい何の用件の電話がかかってきたか、他の人たちが書いてくれている。

なぜ電話に出るのか

社会人になった頃、「メールを送ったら、“今メールしました”と相手に電話しなさい」と教えられ、非常に混乱した。「今から電話していいか、メールで尋ねるんじゃなくて?」と確認を取り直していた。昭和生まれのわたしでも、電話の扱いには混乱していて、困っていたから、若い世代の人にとって「電話」はどのようなものなのだろうか。

本書内で「3コール以内に出る」とか「終話してから受話器を置く」とか書いてあって「そういえばそういうルールがあったなぁ」なんて思い出したけれども、今でも電話応対はそういうものなのだな。

本書『電話応対はこわくない!』では、「なぜ電話応対をするのか」とい話題から始まる。理由は3つ。

  • 新人が今すぐからできる仕事であること
  • 電話応対をすると会社内のことがわかること
  • ビジネスマナーが身につくこと

1つ目の「新人が今すぐできる仕事」というのは納得できるけれども、社外の人と直接接する業務だから、なんらかのガイダンスはあっても良いんじゃないかと思う。そして、『電話応対はこわくない!』はちょうどいいテキストになるだろう。

電話……やっぱり苦手だなぁ

これは超個人的な話なんだけども、わたしはFAXの使い方が未だによくわかっていなかったりする。うちにはFAXはなかったし、業務で使う機会もなかった。で、今回『電話応対はこわくない!』を読んでいて、「内線を回す」というのも、なんかよくわからないまま使っていたことに気がついた。

それに、本書は電話の本だから、電話の受け答に特化しているけれども、仕事場のLINEグループに入らないといけない職場もあるようだし、悩ましいのは電話だけじゃないだろう。そういえば、わたしもmixiで仕事をしていた頃もあった。SNSも重要な連絡ツールになっている。

それにしても、やはり「電話」というのは、他とは違う苦手意識がある。事前に電話する予定があるなら大丈夫だけど、突然かかってくるのが苦手なんだろう。ほかの音声通話ができるサービスでは、事前にメッセージでやり取りするもんね。

ということで、わたしはサッパリもう、電話とは縁がなくなってしまっていることを痛感しつつ、これから電話を扱う人、しばらく電話から遠のいていた人も、電話応対について知りたいなら『電話応対はこわくない!』は、良いんじゃないでしょうか。

ケース別で、実際に使える用例がたくさん収録されていてありがたい><

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『みんなひとみしり』|人の話に耳を傾け、違うことを受け入れる

こんにちは。ひとみしり気味なあさよるです。わたし自身はひとみしりしている自覚はないけれども、無駄な世間話とか、駄弁りとか、愚痴の言い合いとか、そういう会話を誰とでもするわけではないから、「心を閉ざしている」と称されることがある。挨拶はする。だけど、用もないのに話をしたい相手って、かなり限定されている。

それは「用もないのに人と話したくない」と思っているからなんだけど、同時に「どうせ人に話をしてもわかってくれるわけがない」という捻くれと諦めを持っているせいだと、一応は自覚している。だからなるべく自分から情報開示するよう心掛けてはいるけれども、なんだかしっくりこない。それに、人から「ひとみしり」だと思われているということは、人から見るとなにか、やりにくさとか、よろしくない感じがしているんだろうとも思う。

自分にとって「ひとみしり」はこんがらがっていて、悩ましい問題だ。

「黙ってれば察してくれる」から脱却

いつも周囲を和ませたり、明るく振る舞ってくれる人は、偉い人だなぁと常々尊敬と感謝をしている。人間なんだから、いじわるな気持ちになったり、イライラしたり、捻くれることもあるだろうに、だけど私の前ではそんな素振りは見せないように気づかってくれているからだ。わたしも、なるべく穏やかに振舞いたいと思ってはいるんだけれども、かなりダイレクトに感情を爆発させている気が……ご迷惑をおかけしております<(_ _)>

自分と違う考えや気に入らない主張だって、最後まで話に耳を傾けてくれたり、まじめに根気よく反論を展開したり(感情的にならず)、なかなかできることじゃない。嫌な顔一つせず、ただ真面目に、素直に、受け答えしてくれる人はすごい人だ。

「ひとみしり」というのは、この反対にあるんじゃないかと思っている。わたしも結構ひとみしりをするし、たぶん多くの人もひとみしりをするんじゃないかと思う。ひとみしりって「何も言わなくても相手が察してくれる」っという前提のもと、自分がムッと黙ってその場の雰囲気を険悪にしても構わない心境のとき起こる……キツい言い方だけれども。人が自分に配慮して、自分の気持ちを推し量って欲しいのに、それをしてくれないから、居心地が悪くなってその場を立ち去ることもある。

「自分の気持ちを察してほしい」という子どもっぽい欲求を、わたしもビシビシ持っているし、誰もがそういう側面を持っていて当然だとも思っている。だからこそ、ひとみしりせず、周囲への気遣いを忘れず接してくれる人のことを尊敬と感謝している。

自分なりに気を付けていることは、自分がひとみしりをするからって、いつも明るく柔和な人のことを悪く言ったり、嫉妬したりするのだけはやめようと、それだけは自分に課している。

相手の立場に立って「聞く」練習

『みんなひとみしり』は、今ひとみしりしてしまう人が、どんな風に人と関わればいいのかを優しく指南する本だ。大事なのは「人の話を聞く」ということ。

「聞く」とは、相手の話に耳を傾け、「私はあなたの話を聞いていますよ」という合図を送ること(相槌を打つ)と、質問をする(尋ねる)ことの2つ。「自分の言いたいことを言う」訓練じゃないのが、ひとみしり克服ポイントなんだろう。

相手を思い、話題を提供することも大事だ。何を話していいのかわからないなら、相手の良いところを褒めるのも良い。でもこれは「おべんちゃら」をしているわけではなくて、あくまで本当に素敵な、すごい、良いと思うところを口にすればいい。だから、普段から物事のポジティブな側面に注目するクセを身につけておくと良いそう。

あと、「自分なんか…」と自虐するクセがあるなら、それはやめた方が良い。なぜなら、自虐する人とは関わらなくて良いから。自分も自虐し続けている限り、周囲の人から距離を置かれてしまっている。類は友を呼ぶとも言うし、自分とよく似た人ばかりが集まってしまうものだから。

ハッキリ断ったり、自分の意志や意見を言葉で表現することが、人への気遣いになることも多い。例えば食事の予定なんかで「なんでもいい」「どこでもいい」と言うのは、相手への負担になってしまう。それよりも「○○な気分だ」とか「△△は苦手なんだ」ときちんと伝えた方が、相手も楽だ。それに自分が「言いたいことを言えない」と不貞腐れて、不本意な展開にムスッとしているよりは、積極的に楽しんだ方が周囲の人にとっても嬉しいものだ。

ひとみしり克服とは、「相手の立場に立って考える」というのに尽きるみたい。

考えの違う人を受け入れる

ひとみしり克服には「多様性」を受けれることも重要なんだろう。自分と違う考えを持っている人、自分と対立する発言をした人を、敵視したり、遠ざけたり、自分を否定し傷つけた人だと思うのではなく、違っていることを認めるしかない。

人間関係において自分の思うようにいかないとき、自分が否定されたと感じるのは、自分とは違う考えや価値観があることを受け入れられず、それを拒絶している状態なんだろう。

誰にでも譲れないこともあって、それを曲げる必要はない。だけど譲れるものは譲ればいいし、相手を否定したり拒絶する必要もない。結局、頑なになっていたのは自分なんだろう。

人に配慮する大人になる

わたしも結構ひとみしりだ。もうちょっと正確に言うと、ある人から見るとわたしは、はにかみ屋のひとみしりに見えるようだ。だから便宜上「わたしはひとみしりです」と名乗る時もある。だけどその実は、すごく頑固で自分勝手だから、「そもそも他人の話を聞く気がない」というのが正しかったりするw

だからこそ、周りの人への配慮を忘れない人を見ると、ほんとうに尊敬と感謝しかないし、本音を言えば「そういう姿を見せられるとツライ」w 自分の子どもっぽいワガママが恥ずかしいから(;^ω^)

『みんなひとみしり』というタイトルは、その通り、誰もがひとみしりな部分を持っているんだと思う。だから自分だけがひとみしりをして苦しんでいると思わなくてもいい。だけどそれは同時に、みんなひとみしりだけど、人へ配慮できる大人として振る舞っているとも言える。だから、自分だけが子どもっぽく甘えているのは、やっぱそれは違うよね、とも思う。

なにより、ひとみしりし続けるのは、自分がいちばん居心地が悪い。

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『一流の気くばり力』|尊敬しあえる人間関係の中で仕事をする

『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。若いころは素直で真面目でニコッとしてるだけで済んでいましたが、年齢を家朝寝ると人から求められるものも変わるし、より高い能力を持っていて当然になってくるから大変です。「今までのままじゃいかんのだ」と思っているのですが、具体的に何をしていいのかわからない最中なのです。今回は『一流の気くばり力』という本を手に取ってみました。

あさよるは若い頃は引きが強いというか、なんかよくわかならい自信があったんですが、最近はめっきり弱気になっています(苦笑)。自信がないから、できることもできなくなっている気がして、こりゃヤバイなぁとも思っています。

『入り中の気くばり力』では、コミュニケーションを通じて人に認められ、信頼され、尊重されるために必要な力が紹介されています。どれも一朝一夕で見につくことではありませんが、「大人というのはこいういうことか……(゚A゚;)ゴクリ」と息をのんでおります。

気くばり力は、尊重される力

『一流の気くばり力』では仕事でも私生活でも役立つコミュニケーション術を指南する内容です。自分の意思を上手く伝えられなかったり、なにかと誤解されがちな人にぴったりです。一流の気くばり力とは、「相手から尊重される力」でもあります。人間関係の中で、自分という人が存在感を持ち、人格ある人間として尊重されるための方法です。

本書で語られる「気くばり力」は、独りよがりで自己満足な「気くばり」ではなく、相手に自分の好意や配慮が伝わり、双方向なコミュニケーションとしての気くばりです。コツコツとひたむきな心掛けや、地味な仕事に取り組んでいる様子だって、見ている人は見ているもので、意外と目立たないことまで気が利いていることが他人から評価されたりします。

気くばりって相手をもてなすためにするものですから、伝わってこそなんですよね。どんなに心の中で「我慢してやってるのに」「気を利かせてやったのに」と思っていても、相手が「大事にされてるな」「配慮してくれたんだな」と伝わっていないと、コミュニケーションとして成立しません。

本書では気くばりの要素を5つに分けて紹介されています。

「俯瞰する」
「共感する」
「論理を通す」
「サービス精神を持つ」
「尊重する」

p.7

俯瞰する

「俯瞰する」とは、一歩先のことまで考えて行動することです。「報連相」をするときに「○○さんに連絡しました」とあったことだけ伝えても、相手は「で?」って話です。もう一歩踏みこんで、実際にあったことプラス、どんな感じだったのか、これからどうするのかをあわせて伝えます。相手はそれが聞きたいんですから。報連相の要素として①現状、②見通し、③対処と3要素が大事です。俯瞰とは、一段高い位置から見下ろして、相手の聞きたいこと・知りたいことを把握して、それを伝えることです。

共感する

『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』挿絵イラスト

「共感する」とは、相手の主張を「受け止めましたよ」と伝えることで安心させ、信頼してもらえる力です。「礼儀正しい人」「気が利く人」「マメな人」と思われることも、共感して信頼してもらえるからこそです。人を良く観察し、相手の気持ちを汲み取る能力とでも言いましょうか。物腰の柔らかさや、話しやすさなんかも重要です。タイミングってのも大事です。ミスして落ち込んでいる人を励ましたり、次の提案をする時も、言葉やタイミングに配慮すべきです。

論理を通す

「論理を通す」とは感情に流されず冷静に物事に対応できる力です。仕事では、相手にわかりやすく説明する力や、冷静に周囲を俯瞰できると、安心して仕事を任してもらえ、信頼されます。感情にふりまわされないのは、すごい能力ですね。

サービス精神を持つ

「サービス精神を持つ」とは、その人がいるだけで場が華やぐムードメーカー的な人。誰からも好かれ、可愛がれ、どんな人とでも打ち解けられます。営業先、取引先でも気に入られる人は強いですね。話し上手で、誰に対しても(目上の人にも後輩にも)積極的に声を掛けられる人。

尊重する

「尊重する」とは、協調性が高く、相手の意思を尊重する人です。といっても、くれぐれも「我慢して合わせてやる」のではなく、自然と相手を尊重して、我慢強く聞く力があります。「あなたを大切に思っていますよ」という意思を相手に伝える力がある人。また謙虚な人です。

総合して「気くばり力」=尊重される人

これら5つの「俯瞰する」「共感する」「論理を通す」「サービス精神を持つ」「尊重する」の力の総合力が「気くばり力」です。気くばりができる人は、周囲の人から信頼され、可愛がられ、一目置かれ、結果的に「自分自身が尊重される」力とも言えますね。

気くばりの自身が持てる

正直「言うのは簡単やけどな」って感じですけどねw 本当に「気くばり」ができる人がいたら、その人は優秀で誰からも評価されていて当然だと思います。それがなかなかできないから困ったもんでして(;^ω^)

ただこうして、要素を抜き出して言語化してもらえると、多少は意識できるようになるのかもしれません。また「これは苦手だけど、これはできるかも」と得意と苦手もあるでしょう。

あさよるの場合はどうだろう……人から可愛がられることは多かったから「サービス精神を持つ」は多少あるのかもしれません。だけど「論理を通す」「尊重する」は全くないw

こう気くばりの要素で語られると、自分にも当てはめやすいから、反省もできるし、自信を持てる部分もあって良いですね。

一人よがりな気くばりは……

本書『一流の気くばり力』を読むと、独りよがりで自己満足な気配りはないということもわかります。「気が引けて言いたいことを言えないこと」や、「ただ我慢すること」は気くばりではありません。むしろそれって、逆に相手に気を使わせるタイプっすね……。

窮屈そうにしていたり、取ってつけたような行儀やマナーも、パッと見て相手に伝わると思うし、結局「普段からの心がけ」ということになるんでしょうか。ベタですけど。

あさよるはなぜか、「家でも股を閉じて座らねば」「一人で貧乏ゆすりしないように気を付けよう」と思いましたw いや、たぶんいつもの行動って、人前でも自分が思ってる以上にやっちゃってるんだろうなぁと。言葉遣いと金。ネットやLINEなんかで言葉遣い悪いと、ポロっと素が出てしまってるかもしれない……。気を付けよう><

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『賢く「言い返す」技術』|感情OFF、作業として攻撃をかわす

こんんちは。お子ちゃまタイプな あさよるです。今日読んだ『賢く「言い返す」技術』は、他人を攻撃する人のタイプを8つにわけ、それぞれのタイプ別対処法が指南される本です。その中の「お子ちゃまタイプ」がおまおれ状態で冷や汗をかきました(;’∀’)

本書では「攻撃的な人のタイプ」「攻撃されたときの対処法」が紹介されています。ここでは大まかな概要を述べるだけですが、本書では具体的なケーススタディを挙げ紹介されています。職場、家族、友人関係別の場合がまとめられています。

人から攻撃されたとき、同じように反撃しても争いが泥沼化するだけです。だけど、だからと言って「我慢していればいい」わけでもありません。攻撃する人……つまり加害者には毅然とした対応や、自分が傷つかないよう、心を守る対策が必要です。

また、攻撃する人の特徴を自分に当てはめてみたら、自分が他人に対してやっちゃいがちな言動を知れます。これは本書の〈裏テーマ〉ではないかと勝手に解釈しましたw 自分がトラブルの種を撒いていることもあるでしょうから、自分が他人を攻撃しているポイントを自覚するだけでも、何か多少は変わるのかも。

嫌な人の避け方

『賢く「言い返す」技術』では、人から嫌なことを言われたときの切り抜け方が紹介されています。ほとんどはその場でスパッと相手の負の感情を切り離す「言い返し」です。一言だけで、距離を置ける魔法のワード集です。

攻撃的な人の8タイプ

『賢く「言い返す」技術』では、攻撃的なことを言う人を8つのタイプに分けられています。

攻撃的な人は理由もなく人を攻撃するのではなく「攻撃を受けている側よりも、ずっと弱い面を持った人たち」だと紹介されています。恐怖や不安を抱き、弱い面があるからこそ、攻撃せずにはいられない。だから、彼らを対処するなら、その「弱い面」を良く知って上手いことあしらえばいいのです。

「我慢してればいつか解決する」と考えず適切な対処が求められています。

1.王様タイプ

他人を支配し、思い通りにさせたい人。高圧的で王様のように振舞いたいタイプ。

やたら上から目線で物を言うヤツ。そういうヤツこそ、自分のポジションに自信がなくて吠えているそう。本当にその立場で周囲から信頼されている人は、わざわざ上から目線発言をする必要はないのです。

役職が上がったばかりの役員とか、上司によくいるタイプ。本心では「人からみくびられてしまうのでは」と怯え、自分のポジションが脅かされていると感じ、その恐怖を打ち消すために他人を支配しようとします。

2.裸の王様タイプ

自分を認めて欲しい! 裸の王様タイプは自分の自慢話を延々としたり、自己中な言動をする「自己愛」や「承認欲求」が強いタイプ。自分の優位性を誇示したい!

例として、新しく来た管理職の人が「前任者よりも自分の方が優れていると知らしめたい」という欲求から、これまでのやり方を踏襲せず、自分のやり方を下に押し付けようとする例が紹介されています。

だけど、本当にすごい人は自他ともに実力が既に認められています。「認められたい」と思っている時点で、その程度の人だということ。だからこそ「自分を認めて欲しい」をアピールをやめられません。その自信のなさを、周囲の人はわかっているけれども、本人だけが気づいていない……「裸のぷ王様」状態です。

3.羨望タイプ

うらやましい!負けたくない! 嫉妬心からじわじわと他人を攻撃するタイプ。「マウンティング女子」もこのタイプ。他人と比べることで自分の優位性・立ち位置を確認したい欲求がある人は多いのです。序列をつけ、自分より下の人を作りたい、そして自分より上位の人が羨ましい。

「羨望というのは、他人の幸福が我慢できない怒りだ」とラ・ロスフコーの名言が引用されています。

4.お子ちゃまタイプ

思い通りにならなきゃイヤ! わがままで、自分の欲求が受け入れられて当然だと思っている幼稚な人。「自分は特別扱いが当たり前」と思っているから、周囲からの注意や助言も聞き入れられず、逆に「あいつが悪い/自分は悪くない」と攻撃し始めます。

5.悲劇のヒロインタイプ

私はかわいそうな人なの、大事にしてよ。弱い私なら、人を攻撃してもいいでしょ? 「弱い人」を被害者だと思い込む傾向が世間にはあって、そこにつけ込むのが悲劇のヒロインタイプ。か弱そうすることで人から守られ、気に入らない相手には攻撃し放題。

少し何か指摘しただけで泣き出して、まるで注意した人が悪いように演出します。「周囲の同情を集めることに快感を覚えている」とのことで、彼らの策に乗らないのが得策です。

厄介なのは、自分が「被害者ヅラ」をしているのをいいことに、「か弱い自分は他人を攻撃しても良い」と思っているところです。

6.置き換えタイプ

誰かに八つ当たりしたい! 日頃から溜め込んだうっぷんを、別の場所で無関係な人相手にぶちまけるタイプ。生きにくい時代ですから、ストレスが溜まるのはわかりますが、だからと言って他人でうっぷん晴らしをしてよいわけではありません。

駅員やコンビニ店員、お客様窓口などがターゲットにされやすい。大したクレームでもないのに、何時間にも渡ってキレ続ける人というのが実在するそうです。

7.トラウマタイプ

自分と同じ恐怖を人に与えたい。過去に自分がされたことを、自分よりも弱い人に同じことをして、過去のトラウマを乗り越えようとするタイプ。虐待を受けた人が、自分よりも弱い人に同じ虐待を繰り返してしまうことを、精神分析の世界では「攻撃社との同一化」と呼ぶそうです。

いじめっ子はいじめられっ子だったりするのと同じ。気の毒ではあるけれども、だからと言って他人を攻撃していい理由にはならなりません。

8.サディストタイプ

傷つけるのが快感なのがサディスティックタイプ。傷ついたり恐怖、苦しむ顔を見るのが気持ちいんだそう。猟奇的な事件のような極端な行動に出ずとも、怒りで物に当たるのもこのタイプだそう。怒って机を叩いたり、物に当たる姿を相手に見せつけ、動揺している様子を見てスカッとする。

対応策・7つの武器

以上のような8タイプの攻撃的な人への対応7つが紹介されています。どんな攻撃にも対応の仕方があるそうです。あさよるは、人から攻撃されたときいちいち動揺せず、「ここにある指示通りに対応すればいい」と思うだけでも、ちょっと心配が減った気がします。

1.相手の裏の心理を見抜く

皮肉やいやみや自慢話は、こちらへの恐怖、嫉妬、優位に立ちたい心理があります。だから「あなたの真意はわかってるわ」という態度をとればいい。

必殺「オウム返し」! 「バカ」と言われたら「バカってどういう意味ですか?」と聞き返す。

必殺「さすがですね!」 他人を支配したい仕切りたがり屋なんかは、過剰に褒めちぎってやろう。つまり、からかってやるのだ。

必殺「先回り」! 自慢話が鬱陶しい人には、相手よりも先に「○○だったんですよね!」と先にオチを言ってしまおう。「もうその話は何度も聞いた」と意思表示になる。

必殺「おっしゃる通り。それで何?」! 面倒くさい説教を垂れてくる人には、早々に「おしゃる通り!」と相手に賛同した顔をして、すかさず「それで何ですか?」と聞き返そう。相手はひがんで説教垂れてるだけだから「だから何?」と聞かれると言葉がない。

2.別の話をする

カチンとくる侮辱の一言、挑発的な言葉、不毛な悪口……こうしたイヤな会話から逃れる最善の方法は、まともに取り合うのではなく、「別の話題」に誘導してしまうこと。

しても仕方のない話は切り上げてしまいましょう。

脈絡もなく「そういえば今日のニュースで」「そういえば、あの映画…」とネガティブな会話をこっちのタイミングで終わらせましょう。相手の負の感情に乗る必要はないのです。

3.矛先をそらす

「置き換えタイプ」「トラウマタイプ」からの理不尽な攻撃、「羨望タイプ」「悲劇のヒロインタイプ」のくだらない悪口やグチは、「そんなこと私に言われても困る」とスパッと言っちゃいます。盾をつくるのです。目上の人の場合は「その洋服素敵ですね」なんて、褒めておけば相手は悪い気はしない。

4.一段上に立つ

他人を攻撃する人は不幸な人なので、「かわいそうな人だ」と一段上から冷静に見下ろすのも手。自分の方が高い位置にいるので、正面からぶつかることはない。激昂している相手へは「落ち着いて」「ゆっくり話して」と促したり、話を煙に巻くのもいい。

5.周囲を味方につける

攻撃する様子を誰も見ていないとなると、攻撃がエスカレートしてゆく。だからわざと大きな声で「失礼ですね」「ひどいですね」と周囲に聞こえるようにアピールしたり、「○○さんにも報告します」と相手の怖れる人の存在を持ち出しましょう。

6.あえて無防備になる

攻撃されたからといって、自分もそれに応戦してしまうと戦争が泥沼化します。「私はあなたを攻撃しません」とアピールする方法もあります。それは「私は傷ついた」「あなたを嫌いになりたくないから、そんなこと言わないで」と、こちらに戦闘の意思がないことを示して、相手がどう出るか試してみます。

7.筋違いの期待を裏切る

攻撃してくる人は、相手が傷ついたり、不幸になればいいと思っています。だから「そんなこと私は気になりません」と示します。相手の期待を裏切るのです。いやみを言われても笑顔で「へぇ」と涼しい顔でスルーしたり、「今度一緒に出かけない?」なんて大胆な発言も紹介されていました。

攻撃を真に受けなくていい

本書『賢く「言い返す」技術』の良いところは、もし今後他人から攻撃されたとき、それをまともに受け止めて「なんてこと言うんだ!」と怒ったり悩んだり傷ついたりしなくても良いところです。相手の攻撃を本書の8タイプに当てはめてみて、それに合った応戦をすればいいだけ。

「感情」を使わず、「作業」として処理できるようになるんですよね。これはかなり楽になりそうです。

あさよるはとても感情的になりやすいタイプなので(;^ω^)、ものすごくイラつくし、同時にすごく傷ついて、傷つくと反撃もしたくなります。そして、反撃したらしたで後から「あの時ああすれば良かった……」と考えても仕方のないことに悩んだり、とてつもなく疲弊します。

いつまでも平らかな気持ちでいたい……(;^ω^)(;^ω^)

自分はどのタイプだろうか…

本書は他人からの攻撃をかわすため、加害者を8つにタイプ分けされていますが、こうなると「自分はどのタイプなんだろう」という視点も生まれるわけです。うまいことできています(苦笑)。自分のタイプを冷静に判断できないなら、相手から「どう対応されると困るのか」を考えてみても良いでしょう。自分の攻撃を無効化させる武器から逆算して考えるんです。

あさよるの場合は……圧倒的「お子ちゃまタイプ」(苦笑)。「自分が尊重されて当然だ!」と疑いもなく思っているフシがあります。承認欲求ではないんですよね。承認欲求って「認めて欲しい」って欲求ですが、あさよるの場合は「認められて当然だ!」だから、タチが悪いw。

あさよる自身は、他人にマウンティングしたい欲求(序列づけしたい欲求)は感じません。その理由もよく分かりました。お子ちゃまタイプは「自分の欲求は無条件に受け入れてもらって当然」と思っているそうです。「特別扱いが当たり前」と信じ込んでいるから、そもそも自分と比較する他人が見えていない……ワロエナイ!ww

自分で書いていて情けないですな~(;^ω^)(;^ω^)

みなさんも、迷惑な人を8タイプにわけるついでに、ご自身がどのタイプに当てはまるのかを考えてもよろしいかと。苦笑いするしかなくなりますw

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『100%好かれる1%の習慣』|「ありがとう」の反対は「あたりまえ」

こんにちは。みんなに好かれたいのに、あまのじゃくな対応をしてしまう あさよるです。シャイで照れ屋だと言っていただければありがたいんですが、人の好意に照れてしまってお礼が言えなかったり、なんか、こんがらがってるんですよね(;’∀’) さすがに大人になってもコレじゃ困ったもんだなぁと、ちょっと意識してマナーや行儀・礼儀、コミュニケーション、話し方など、そっち方面の本を手に取るようにしています。

本書『100%好かれる1%の習慣』は、社会経験がまだ浅い方を対象とした書物だろうと推測します。しかし!扱われているのはコミュニケーションの基礎の基礎ですから、年齢関係なく「やってて当たり前」「だけどできない」オンパレードです。

できるけど、みんなやらない習慣

本書『100%好かれる1%の習慣』とは、誰でも教えられたときはできるけど、それを毎日実行し続けられる人は1%ほどしかいない、という世の真理を突いたようなタイトルでございます。マナーや礼儀ってセミナーで、講師に指示されたらその場でできるんです。上司に教えられたら「わかりました」とやれるんです。恋人に指摘されたときは直せるんです。でも、継続しなきゃNE☆という、身も蓋もないと言いますか、図星過ぎてぐうの音も出ぬ……(;´д`)トホホ

で、習慣化すべき他人から好かれる法則を、大きく5つに分けて紹介されていました。くれぐれも、これを「知ってる」「分かってる」だけじゃダメで、息を吸うようにできるようになってこそなんです。レベル高いんです。

ファンをつくる習慣

「ちょっとした行動」を他人は見ている。例えば、お茶を頂いて話をした後、席を立つ際に挨拶をするのは当たり前。そこにプラスアルファ「お茶ごちそうさまでした。美味しかったです」と、このひと言。もちろん、心にもない嘘を言えってことじゃなくって、ホントに美味しかったから出る言葉であって、本心からの「ごちそうさま」なんです。

あるいは、他人の荷物を宝物のように扱う。自分の荷物が汚いもののように扱われていたらショックですよね。反対に、とっても大事に取り扱ってもらえたら、キュンとしちゃうかも。

とっさの余裕が立ち振る舞いを美しくし、そして利己的ではなく相手が少し得することをさりげなくやれる人。ファンをつくります。あくまでサラッとで、「やってます感」が出ると相手も委縮します。自然と他人を思いやれるレベルまで高めてゆくためには、付け焼き刃ではなく、毎日の習慣化が大事なのです。

魔法の言葉

話し方というのは、聞き方のことです。話し上手は聞き上手と言いますね。本書では、相手が話す割合を8、自分は2くらいにしてみようと紹介されている。そして、魔法の言葉「そうですね」。これ、相手への同意の言葉なんです。相手が何か話したら、まずは相手の気持ちを受け止める。その言葉が「そうですね」のひと言なんです。たったひと言で、同意されて承認欲求を満たせるのに、ひと言が足りないがために話がこんがらがってしまうこともある。

相手を褒めるというのも大事です。これはその人の良い所を見ようという姿勢が現れます。そして、小さな約束をしてみる。「また会いましょうね」という約束は、次回、本当に果たされたときお互いの喜びになるんです。

「信じている」というメッセージも効果があります。仕事をミスをして焦ってさらにミスを起こしている時に、「あなたは仕事を一生懸命頑張る人なのは知っている。あなたが手を抜かない人なのは知っている」と声をかけられたらとんでもなく元気が出ます。「信じてる」「わかってる」って声に出すのって大事なんですね。さらに、相手にネガティブなイメージを投げかけるより、ポジティブな言葉をかける方がいいときがある。例えば「失敗しても仕方ないよ」と言われるよりも、「あなたは大丈夫よ」と言われたいときもある。

好かれる人の習慣

好かれる習慣。まず「笑顔」これしかないっしょ。「あの人はいつも笑顔だ」という評のスゴイのは、いつも笑顔でいれる人はごく少数だってこと。誰だって「笑顔でいたい」「だけど笑顔でいられない」ときがあるのに、それでも笑顔で居続ける人は好かれて当然に思えます。

また、服装や持ち物や仕草、人は見かけで判断されてしまいます。どんなに素晴らしい宝物を胸に秘めていても、見つけてもらえないと仕方がない。「身だしなみを整える」ことも、一朝一夕でできることではなく、日ごろからの心がけですね。

そして、みんなが好きな言葉「ありがとう」です。もちろん、嘘で言うんじゃなくって、相手に本心から投げかける言葉です。人は、他人から「ありがとう」と言われると、自分の頑張りを見てくれていたんだと嬉しくなります。反対に、どんなに献身的に働いても、お礼の言葉もなく「やって当たり前」と思われると、腹が立つし、悲しくなります。

そして、挨拶をきちんとできる人になりましょう。

マナー、大事!

テーブルマナーとか堅苦しく難しく思います。しかし、そもそもマナーとは、人を思いやることです。だから、マニュアル通りに行儀作法をやることじゃなくって、その時々で相応しいマナーは変わってゆきます。臨機応変さが試されているんですね。相手がナプキンを落とした、さあどうする?相手が奢ってくれるとき、どう振る舞えばいい?

人に好かれると上手くいく

「でも」「だって」「どうせ」「できない」は恐怖のワード、極力使わない。そして、根拠のない自信は人を惹きつけることを知りましょう。「やれる!できる!大丈夫!」根拠はないけど、できる気がする。これが最強。

相手目線に立つことは基本ですね。恩着せがましいお節介は親切とは言いません。相手の立場に立って行動する。身振り手振りから「察する」ことも大事です。相手を気づかうって、言葉以外のことまで汲み上げることなんですね。

「ありがとう」に並んで大事なのは「申し訳ありません」のひと言。このひと言が言えなくってこんがらがってゆく経験は誰にでもあるでしょう。また、人を「褒める」というのも、慣れていないとなかなかできません。思っていてもタイミングもあるし、お世辞や社交辞令だと思われてもナンだし。

読むたび身につまされる

本書『100%好かれる1%の習慣は』ページを1ページめくるたびにズバッと図星されて、身につまされます。著者の松澤萬紀さんは新入社員研修も人気がある方だそうで、社会人の基礎の基礎、土台の土台の習慣を徹底して指摘なさっています。んで、社会人歴が長くなっても「できているか?」と問われると……(-_-;) 最初にも言いました、「分かってる」「知ってる」「当然」なんです。だけど「毎日やっているか?」が重要です。

多くの人は、その場では理解していてできるんですよね。でも、次の日はサッパリ忘れちゃう。いや、忘れてるわけじゃないんでしょうけど、「やらない」んです。だから、人から好かれるのは簡単です。あたり前のことをやればいいだけ。……と、言うのは簡単!w

先日、同著者の他の本も読んでブログで紹介しました。こっちの本と、書いてあることはほぼ同じで、同じテーマを扱っている節もあります。それでも、ページをめくるたびに身をつまされる……だって、前に読んでるときも「はいはい、そうそう」と思ったのに、全然自分の行動に反映されてなかったんだもん……。

軽く読めるし、情報量が多い本ではありません。だけど、内容が内容なだけに、ページをめくるたび、自分の振る舞いに反省したり、ハッとさせられたり、その都度、気づきは多い本だと思います。定期的に見返したいっすな。

『1秒で「気がきく人」がうまくいく』|「当たり前」を徹底的に習慣に

面倒くさい人がいるもんだ(;’∀’)

これは余談的な感じで、あさよるのめちゃ穿った感想。松澤萬紀さんの本書もだし、前に紹介した本もだけれども、この2冊の本の裏テーマって、「世の中、面倒くさい人が多いのね」だよね!?と、思いました。いや、これ、ほんと超個人の感想であって、著者の考えじゃないですよ、くれぐれも!

でもね、著者がCA時代のエピソードとかね、クレーム付ける客に対応したら「同意してほしかった」と言われたり、食事をごちそうになるとき、財布に手に取って会計しようという仕草をミスったとき「君、おごられて当然って思ってるでしょ」という人とか、いやいやいや~そんなことリアルに言う人いるの!?なんて。

飛行機って交通機関だから、いろんな人が利用するんでしょう。んで、いろんな人が密室に閉じ込められて、迷惑でも途中下車もできないし、何があっても目的地に行くしかない。かなりピリピリした環境なんだろうなぁと感じました。勝手に、華やかでゴージャスな世界なイメージがあったけれども、ハードな業務なんですね。

って、すごい本の内容とは関係ない感想でしたw

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『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』|ノリで会話を転がせ!

こんにちは。人とのコミュニケーションが上手くいっているのか確信が持てない あさよるです。あさよる的には「よくできた」という日もありますが、夜な夜な「ああ、あんなこと言わなきゃよかった」と後悔しちゃうことの方が多い目。コミュニケーションってなくなると困るけど、あっても悩みの種になるという、悩ましい存在です。

『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』は、まずタイトルに魅かれました。「こんな風に人から思われたい」って感じたんですね。んで、表紙もアニメちっくなイラストで可愛らしくって、ひと目で決めました。

コミュ障?恥ずかしがり屋?今から変われる!

本書『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』は、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんが、ニコニコ生放送で話した内容で構成されています。ですから、ニコ生視聴者のコメントが反映されていて、親しみやすいです。また、生放送中ですから、話し言葉で書かれています。著者の吉田尚記さん自身、自分のことをコミュ障だと思っていたそうなんです。しかし、アナウンサーという人前で話す職業に就いてらっしゃる。

著者は、「コミュニケーションが得意な人なんていない」と想定し、コミュニケーションのコツと、怖がらなくても、失敗しても構わないというお話をしている印象です。

本書では「コミュ障」をこんな風に設定していました。「」内はニコニコ大百科を引用しているそうです。

「必要以上に空気を読み、自分の発言がその場を悪くするのではないかと不安に思ってしまう。その結果として、人に嫌われるのではないかと考え言葉に詰まる」。ホント、そのとおり。先にも触れましたが、コミュニケーションに悩みを抱いている人というのは、基本的に人見知りで、自分がいることで相手に嫌な思いをさせたくないって気持ちが強いんです。

p.32-33

「コミュ障」と自称していても、その実、恥ずかしがり屋や、コミュニケーションが苦手なだけならば、練習すればいいし。誰だってコミュニケーションが苦手だし、チャレンジしているんですね。そして、本書の終盤では、相手とのノリが合って話が円滑にコロコロ転がる気持ちよさを感じました。

話し上手、聞き上手なんて言葉がありますが、今は「コミュニケーション上手」が大事な時代なのね。

イマドキのコミュニケーション術?

本書で語られるコミュニケーション法って、めっちゃイマドキな感じだなぁ~と驚きました。テレビ的とでも言いましょうか。ニコ生視聴者って若い人が多いのかな?あくまで友達同士とか、対等な相手と楽しくノリ良く付き合うためのレクチャーって感じですね。ビジネスシーンには応用できそうですが、あまり意識されてなさそうです。

空気を読む、ノリを合わせる、誤解されてもいい、話を引き出す

「空気を読む」という言葉はすっかり普通の言葉になってしまいましたが、本書では「空気も読む」とは、相手とテンションを合わせると紹介されています。その場のムードを更に盛り上げるようなテンションで接するのです。要は「ノリがイイ」ってヤツですね。例え不毛な内容のないトークでも、ノリとテンションを合わせればOK!

んで、自分の発言を誤解されても構わない。意図が通じなくてもいいじゃん、トークが弾めば。どんどん会話を転がしていって、どんどんその場のテンションが盛り上がってゆく一体感を感じようってことですね。

さらに、相手の話を引き出す能力。といっても、難しいことではありません。最強のひと言はタモリさんの「髪切った?」です。どうでもいい質問でありながら、相手に興味を示していることは伝わる、よくできたひと言なんですね。初対面の人とでも、出身地を聞いて、そこから連想ゲームのように話を転がしてゆくことができます。

「誤解されてもいい」「話が転がればいい」って割り切ってしまうと、案外他人との会話は気楽なのかもしれません。

キャラを獲得する

「キャラ化する」という話も、語られるようになって久しいですね。

キャラクターとは、質問をするときの自分側の足場、もしくは相手側に「この話はきっとあの人に振るといいんじゃないか」と思ってもらえる目論見を引き出す、とても重要なファクターです。

p.159

もう全く、テレビで芸人さんたちがポンポンポンとテンポよく受け答えを繰り返しているようですね。あれを素人が再現しようなんて無謀じゃないか!?と思いつつ、だけど、テレビ的な受け答えが求められる社会になりつつあるのやもしれません。お昼の情報番組とか、お昼休憩中に見てる人多いだろうし、ああいうイメージ?レベル高いなぁ。

その「キャラ」は自己申告してでも、なにがなんでも獲得したい。もう、芸人さんやアイドルのような世界観。自分の長所よりも、短所を探す方がキャラ立ちしやすいとアドバイスされています。いつものメンバーがキャラ化されることで「お約束」のパターンが作られるんですね。

悩める若者には良いかもしれない、が

テレビで芸人さんたちが軽くキャッチボールするかのように繰り広げる一連のやりとり。あれを再現したい若い人には、本書はガイドになるんじゃないかと思います。特に、なんとなく友だちとの会話がしっくりこないなら、本書を読んで肩の力を抜くといいかも。

と言いつつ、昭和世代のあさよるは「はたしてこれは良い世界なのか?」とちょっぴり迷う。だからあんまり「読みなさい」強く背中は押せない(苦笑)。それはなぜかと問われると、あさよる自身も本書的な意味で「コミュ障」と分類される一人であり、テレビ的なキャラ付けされたコミュニケーションが苦手だからに他ならないのでしょう。あさよるも読みながら「そ、そうか……」「これを良しとするんだな……」と言い聞かせながら読んでいる自分が居ました。

そう、「キャラ」ってすごく苦手なんですよね。反発したくなっちゃうし、全然違う振舞いをしたくなっちゃう。予定調和的な会話も苦手で、途中で飽きて、「空気を読めない」発言を敢えてしてしまう。こういう人、現代の日本社会では「コミュ障」扱いなんですよね( ノД`)

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『「自分の言葉」で人を動かす』|本音は伝わる、嘘はバレる

こんにちは。いつも人に真意が伝わらない あさよるです。モヤッとしたまま過ごすこと多し……。

人に思いを伝える。ごく当たり前のコミュニケーションです。「人に思いを伝えたい」という願いもまた、ごく当たり前の願望です。だけど……自分言葉が他人に伝わらない!そんなコミュニケーションへの不満や悩みを抱えている人は、たぶん多いはず。一方で、スルッと人の心に入り込む言葉もあります。なんであの言葉は伝わるのに、私の言葉は伝わらないんだろう?

「話したい」から「教えたい」へ

本書『「自分の言葉」で人を動かす』では、自分の言葉を引き出し、相手の動かし方を知り、自分の言葉の強め方が紹介されています。

自分の言葉の引き出し方、強め方。めっちゃ簡単に言っちゃえば「誰かに教えたいっ!」ってことを優先すること。「言いたいこと」「聞いてほしいこと」じゃなく、「教えたい!」なんです。自分にとっては何の得にもならない、儲からない話でも思わず人に教えたくなっちゃう情報。それは、話を聞いている方にとっても真実味を感じてくれます。だって、何の得もないのに教えてくれるってことは、真実だろうと思うんですね。

例として、定食屋さんに入ったとき「オススメありますか?」と聞いたら「いいネギが入ったからすき焼がいいよ」と教えてくれた。で、そのネギを作っている農家の人がいかにネギを愛しているかという情報を教えてくれました。そりゃもう、すき焼き頼むしかないですよね(笑)。別にそのお店は、他のお店と比べてすごく綺麗でもないし、すごく良いわけでもない。でも、なんとなくそのお店に通いたくなっちゃう。これが、人に伝える力。言葉の力。「教えたい」を伝えることなんです。

「言いたい」「認められたい」はどうでもいい

 言いたいことを話すと「マジ、どうでもいい」と思われる。
認められたくて話すと「噓っぽい」「つまらない」と思われる。

p.55

苦笑いしつつ「ごもっとも」と納得せざるを得ません(;’∀’)

しかし、「教えたい」という願望は、「言いたい」と「認められたい」とも違っています。言わば、「言いたい」と「教えたい」の間が「教えたい」とも言えます。

「教えたいことは?」という視点で物事を見たとき、まず相手の存在を意識せざるを得ません。教えるという行為自体、「誰に」が必ずセットになるからです。
そしてその相手を想像しながら、「この話だったら共感してくれるかも」「相手にメリットがあるかも」と自然に考えられるようになります。
となれば、単に「言いたい」だけの自分本位から抜けらせることができます。ここに、相手の立場、相手本位の視点でもありません。
 そもそも「教えたい」という感情は、本音がベースでないと決して湧き上がってこない感情です。
この本音を抑えてまで「認めてもらおう」と考えてしまうから、自分の思っていることをセーブしたり、相手の枠の中に収まろうとしたりして、自分が消えてしまうのです。

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「言いたい」というのは、自分よがりな感情です。自分の思うことを言いたい!反対に、「認めてもらいたい」という欲求は、相手に決定権をすべて与えてしまっています。認めるか、認めないかを決めるのは他人であって、自分ではないのです。だから、自分の気持ちを押し殺したり、ときには偽りの自分に徹することもあるでしょう。

しかし、「教えたい」という欲求は、ちょうど「言いたい」と「認められたい」の間だというのです。自分よがりというほど自分中心でもなく、相手がいるから「教えたい」と思っている。しかし、何もかも主導権を相手に譲っているわけでもなく、自分の思い、自分の本音が核にあります。決して、自分を抑圧しているわけじゃありません。

だから、自分よがりでもなく、偽りの言葉でもない、「教えたい」という欲求から発せられる言葉に、他人は耳を傾けてくれるんですね。

会話の勘違い集

あさよる的に、勘違い例がズキッと胸に刺さったので、簡単に挙げておきます。

  • 勘違いその1 論理的に伝えれば、人は動く

人は論理よりも感情を優先します。正しいことが行動に結びつくとは限りません。

  • 勘違いその2 知名度が上がれば、人は動く

有名になれば売れるとか、テレビで話せば話を聞いてくれるというものではありません。やっぱり「教えたいこと」が含まれていて始めて、人に伝わり行動を促すのです。

  • 勘違いその3 テクニックを使えば、人は動く

テンプレを使えば人が思い通りに動くなんてこと、ない!テンプレを使って楽をすることで、自分の考えとは違ったことをプレゼンしてしまう自体になってしまう。人に教えたくなる「本音」の力が必要なのです。

感情を動かす

本書『「自分の言葉」で人を動かす』では、本音で語り、他人の感情に訴えかけるよう呼びかけます。もちろんそれは、普段のプライベートなコミュニケーションもでしょうが、仕事でのプレゼンでも同じです。取り繕った、相手に気に入って欲しいがために心にもないことを言うのではなく、だからといって一方的に言いたいことを言うわけでもない。本心からの「教えたいこと」を話すのです。

すると相手も、本音で話すあなたの話に耳を傾け、行動へ結びつく。嘘の言葉では、相手に伝わらないんですね。

話を伝えるテクニックを紹介する本はたくさんありますが、勉強すればするほど、そもそも素朴な「本音が伝わる」「嘘はバレる」ってことが置き去りになっちゃってるような方。ハッと初心に戻る気がします。

そして、これから伝え方を知りたいなぁって方は、難しく考えすぎず、単純で簡単なことなんだって教えてくれる本書は、ゴリゴリに凝り固まらずに良いんじゃないかと思います。

あさよるは、学生の頃にこの本を読んでいたら「本音が伝わるなんてキレイごとだぁ!」と逆に信じれなかった気がしますw 今だからこそ「それな」と同意できる気がする(;’∀’)>

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