やる気の出る本

『美肌塾』|自分のスタイルがある女性に憧れる

こんにちは。あさよるです。あさよるは佐伯チズさんの本が好きでこれまでにも何冊も読んでいたんですが、今回手に取った『美肌塾』は佐伯式のスキンケアに特化した内容で、スキンケア法を模索してらっしゃる方におすすめです。また、ネットで「佐伯式ローションパック(コットンパック)」や「肌断食」が独り歩きして別の話になっていたりするので、本書はオリジナルのメソッドを確認できる本でもあります。

日々のスキンケア法やマッサージ、ニキビやシミ等のトラブルの対策など、スキンケアについて広く扱われています。見やすいイラストで解説されているので、本書を読みながら実践してください。また、イラストが多くて文章も少なめでかつ、読みやすい構成です。

あさよるは紙の本を持っていたのですが、kindle版が便利かもしれません。ただ、あさよる的には紙の本様にデーンと御鎮座ましましていただく方が、すごくテンション上がるので、今の状態でも気にってます。

で、本エントリーは、あさよるの思いが乗りすぎて、ほぼ自分語り、自分の思い出話ですw 先に謝っときますサーセンm(__)m だけど、思いを語りたくなるほど、佐伯チズさんの本に影響を受けたんだなぁと思っていただければ、本書のパワーを感じてもらえるのではないかと。

手入れをする

佐伯チズさんの本が好きで、当ブログでも何度も登場しております。鏡の前に『美肌革命』を飾ってテンションを上げるということもしていますw

あさよるは20代後半に差し掛かる頃までオシャレとか自分の容姿とか、他人からどう見られてるかとか、すごく無頓着で、何も気にせずにいました。しかし、25、6歳になる頃でしょうか。薄暗い洗面台の鏡に映る自分を見て、一瞬「お母さんがいる」と間違えてしまったことがきっかけで「ちょっと何か対策をした方がいいのかもしれない……」と思うようになりました。ちょうどそのころから、顔のお肉が痩せ始めて、顔つきが変わり始めました(;’∀’)

それまでお化粧とかオシャレとか全く興味もなかったので、手探りの中で手に取ったのが佐伯チズさんの本だったのです。チズさんのお話は、とにもかくにも「手をかける」ということが書かれており、お化粧にハマるより先に「化粧の落とし方」が大事であることを知れただけでもすごく良かったです。これはすごく良かった。

実は今はあまりスキンケアに手をかけていないんですが(;’∀’)、クレンジングにどれくらい時間をかけられるか逆算して朝のメイクに取り掛かるクセは続いています。つまり「1時間かけてお化粧したら、それを落とすのも1時間くらいかかる」という前提はキープしています。

ちなみに、なぜスキンケア手をかけていないかというと、今の感じがすごく肌の調子がいいからです。もともと敏感肌なので、よくマッサージして血行をよくすることと、日焼け対策だけは人一倍気を遣っていると思います<(_ _)> しっかりマッサージをして血行をよくすると肌の乾燥が和らぐのは実感しているのですが、ただあまりゴシゴシこするのもこれはこれで別のトラブルにつながるでしょうから、やっぱり佐伯式のスキンケアがベターなのかなと、今回『美肌塾』を読んで思いなおしました。

『美肌塾』は、『美肌革命』の進化版みたいな内容ですね。佐伯式スキンケアが再度丁寧にイラストつきで紹介されていて、一人歩きしがちな「肌断食」や「コットンパック」についても、再度念押しで、佐伯チズさんのお考えが解説なされています。ただなんとなく「肌断食」「コットンパック」をやってたら、それは多分やり方が違っているので、テキストで確認した方が良いでしょう(ネットで紹介されている記事も、佐伯チズさんの主張とは違った形で独り歩きしている印象です)。

「自分のスタイル」に辿り着けるのかな

あさよるが佐伯チズさんの本から影響されたのは、スキンケアやメイクアップ法はもちろんですが、それ以上にチズさんの「ステキな女性像」に共感したことです。これは佐伯チズさんの『新美肌革命』や『美肌カウンセリング』で触れられていました。

ステキな女性とは、容姿が整っているとか美容にお金をかけているとかそんなんじゃなく「自分のスタイルがある女性」とされていたのです。そして、佐伯チズさん流の「スタイル」が紹介されていました。自分の定番色を持ったり、自分の生き方をするのです。ここでは女性向けの美容の話なので「ステキな女性」としていますが、もちろん性別関係なく「ステキな男性」に当てはまることでもあるでしょう。

チズさんはチークと口紅はテラコッタとおしゃっていて、こういう自分の定番があるのっていいなぁと憧れました。あさよるはまだ自分の定番が見つかってなくて、フワフワしている状態なんですが、きっとこれから見つけるだろうと期待できるので、ワクワクしています。このワクワクのおかげで、実は「歳を取る」ということもネガティブに感じなくなりました。若いというのは「模索」であり、年齢を重ねるからこそ、どんどん自分のスタイルが明確になってくんだろうと思ったからです。自分はどこへたどり着くのでしょうか。

この辺はさらに、熊代亨さんの『「若返りうつ」社会』を読んでから余計に、「歳を取るのをネガティブに考えなくていい」と思いました。

今や「アンチエイジング」は女性だけの感心ごとではなく、多くの男性も意識なさっています。また「モテ」「愛され」も老若男女が意識しているのではないかとも思いす。昔のマンガに出てくるような頑固者のオジイサンになりたい人は減っているのではないか。それよりも、コミュニティの中で自分がそれなりに大切にされることを願っている人が増えているのではないかと思いました。

別に「モテ」「愛され」を否定をするわけではないですし、現代日本社会で生きている限りトレンドは意識して当然だとも思います。だけど、その上で「自分のスタイルがある」ってやっぱりカッコいいと思うのです。人の目を気にして媚びたり、他人から評価されるかどうかではなく、「自分のスタイル」です。カッコいいなぁ~。あさよるはその境地に辿り着けるのでしょうか。

自分、化粧濃いなw

さて、このエントリーを書くにあたって本書『美肌塾』を読み返しておりますと、そもそも「自分の化粧が濃い」というどうしようもない事実にぶち当たりましたw あさよる、かなり濃い色の口紅が好きで、一人でお出かけのときなんかは「真っ赤!」「真オレンジ!」「真ブラウン!」みたいなねw なぜ一人のときかというと、落ちにくい口紅を使っているとはいえ、食事には向いてないからです。食事の予定があるときは薄目の色を選びますが、あくまで「自分にとって薄目」であって、ナチュラルメイクな方からするとまだドギツイかも……。

ちなみに、今一番ハマってるのはエチュードハウスの「マットシックリップラッカー」RD302(スルギバーガンディー)です。これ、ネットで見かけたときからタイプすぎてすぐ店頭に見に行って、即買い。ものすごく好き!だけどめっちゃ濃い(;’∀’)

 

ちなみにこのマットリップは、多少なら飲み食いしても色が落ちずに感動しました。食事以外では、ほぼ塗りなおすこともありません。おすすめ! あと、発色がめっちゃいいので、朝忙しい時に失敗すると悲惨です(そしてクレンジング剤を使わないと落ちない)。リップペンシルで形をとってからの塗布がおすすめです。

んで、自分でメイクすると過剰になりがちですね……本書『美肌塾』はスキンケアに特化した本なのでメイクについてはほとんど触れられていないんですが、これだけしっかり時間と手間をかけたスキンケアに、あさよるの今のスタイルは合ってないかも……。まだまだ自分の好みにこだわってしまってますね。

ファンデーションも、以前はかなり厚塗りが大好きだったんですが、最近は軽めに。パウダーファンデーションで仕上げるようになりましたが、本書『美肌塾』ではリキッドファンデーションがおすすめされていました。久々にやり方を変えてみても良いですね。

たまに読むと昔を思い出す

あさよるは佐伯チズさんの本と20代後半のオシャレ模索時代に出会ったので、ときどきチズさんの本を読み返すと、その頃のことを思い出します。もう10年近く前ですが、気持ち的には今よりもずっと老け込んでいました。そして、オシャレを「したくないもの」「させられているもの」と受け身で、嫌なこととして捉えていたように思います。

だけど、あれから10年近くたってみると、不思議なことにメイクもオシャレも研究して実践するのは年々楽しくなってるし、以前より似合う服や、似合うメイクも増えた気がします。あと、外見的なコンプレックスがガシガシあったのですが、嘘みたいに、憑き物が落ちたみたいになくなりました。今のほうが気持ちも肉体的にも軽くて、若々しくある気がします。

だから、チズさんの本を読むと、塞いで鬱だった20代の頃から、自分がすごく「変わった」のがわかります。気持ち的には「生まれ変わった」ような気分。それくらい、過去の自分と今の自分に隔たりを感じます。

本書を久々に読み返してみて、遠い過去の自分を思い出すとともに、同じように遠くにある未来の自分がどこへ行きつくのか思いが巡ります。だけど、不安はなくて、楽しみが多い。元気が出る読書でした(`・ω・´)b

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『レバレッジ・シンキング』|楽して大きな成果を手に入れろ

『レバレッジ・シンキング』挿絵イラスト

こんにちは。「怠けるための努力は惜しまない」がモットーの あさよるです。これを言うと、冗談だと思って笑う人か、同意してくれる人か、「それはおかしい」と反論する人の3つに分かれます。最後の「それはおかしい」というのは「楽をしたいという発想は良くない」という点からだいたい話はスタートします。

あさよるは平気で「楽をしたい」「辛いことはしない」と言っちゃう人なので、ちょいちょい怒られます。「露悪趣味」と言われることもあります(;’∀’)

今日読んだ『レバレッジ・シンキング』は、内容の捉え方によっちゃあ、あさよるのように反感を買いそうなことを、きちんと言語化することで、「なぜ仕事を能率化すると良いのか」「そのためにはなにをすべきか」と説明がなされていますから、「露悪」的では全くありません。

時間が余っている人なんていません。みんな時間が足りない中で、より自分にとって良い時間や環境を手に入れるため「てこの原理」を使って、大きな力で動かしましょう。

小さな力で大きな仕事を!〈てこの原理〉で動かせ

『レバレッジ・シンキング』挿絵イラスト

「レバレッジ」とは「てこ(lever)の作用」……つまり「てこの原理」を指す英語です。経済においては投資をして、少ない力で大きな結果を得る活動を指す言葉だそうです。本書『レバレッジ・シンキング』では会社員が、自分が使える時間の中から、最小の力で最大の結果を得るための習慣が紹介されています。

本書のキーになる言葉は「Doing more whit less」――「少ない労力と時間で大きな成果を獲得する」と日本語に訳されています。頭文字を取って「DMWL」の考え方として度々本書に登場します。

「投資をする」といっても、お金のかかることばかりが投資ではありません。本書では、会社員は日々の業務に追われて勉強をする時間――つまり自分への投資の時間が極端に少ないと紹介されています。具体的には、勉強時間は平均一日10分くらいなんだそうです(2001年、総務省統計局)。勉強する間もないくらい日々の業務に忙殺されている人が多い結果なのですが、このデータを逆手に取れば、「勉強習慣を持つだけで独り勝ち状態になる」ということでもあります。チャンスと考える人も少なくないのではないでしょうか。

先の統計を「学習・研究」「スポーツ」「交際・つきあい」の3項目を集めても、40分に満たなないそうです。また、ベストセラーのビジネス書ですら、読んでいるのは労働人口の0.4%と計算されていました。圧倒的にインプット量が足りていないのがわかります。

日本のホワイトカラーの働き方が生産性が低いと言われているのは、どうやらこの時間の使い方に理由があるのではないかとしているのが本書『レバレッジ・シンキング』の主張です。スポーツ選手は、試合時間とトレーニングに費やす時間の比は1:4くらいだそうです。スポーツ選手並みとはいかなくとも、トレーニング時間を増やす活動が、激動の時代だからこそ求められているのでしょう。

怠けるための努力は惜しまない

あさよるのモットーは「怠けるための努力は惜しまない」でした。意味は似ているけれども、「レバレッジ・シンキング」の方が言い方がカッコいいですね。

あさよるは「突然自分がいなくなっても他の人が勝手に引き継いでくれる仕事」が好きです。だからそうなるように、仕事のルーティンをマニュアル化するのも好き。だって、いつでも他人が引き継げるくらい、半自動的に仕事が進んでいく仕組みを作っておいた方が、自分自身も楽ちんですからね。

本書では「習慣化」も大きな力になると紹介されています。例えば「これから毎日2時間勉強しよう」と思っても、実際にそれを実現するのはとても大変です。だけど、毎日2時間勉強することが習慣になっている人にとっては、お風呂に入ったりパジャマに着替えたりするくらい当たり前の日課としてできるんですよね。この「習慣づけ」も自分への投資の一つです。

あさよるは今読書ブログなんてやってますが、ブログを始めた動機の中に「読書習慣を継続させたい」という願望がありました。元々、子ども時代から読書はしていたのですが、社会人になって忙しさから本を読む習慣がなくなっていました。そして、習慣って一度なくすと、取り戻すのが大変なんですよね(;’∀’)

読書って、必要な時に必要な書物にあたれらたいいんだけど、困ったときほど冷静に自分に必要な知識・資料を探すのはとても難しいことだろうと思います。だから、困っていないときから「下調べしておく習慣」と「読書する習慣」って大事だと思っています。

また、学習習慣を維持するために、資格試験を受験し続けたり、大学に在籍したり、院生になる人もいますね。みなさん、「勉強しなければならない状況」をあえて作ってるんじゃないのかなぁと思います。

誰も時間がない

「時間がない」というのはみんな同じです。子どもだって、暇を持て余せれる時期なんて知れているんじゃないでしょうか。

本書では「残りの時間で○○する」のではなく、目的があるなら最初にその時間を切り分けるべきだと紹介されています。それは、「余ったお金を貯金する」だといつまで経っても貯金が増えないから、「毎月○万円貯金する」と決め、最初に貯金分を別の口座に分けて振り込むのと同じです。

もし「○○しよう」と思っているなら、それは「時間ができたらしよう」だと一生そんな時間はやってこないでしょう。そうじゃなく、具体的に「△時~※時は○○をする」と時間を最初に確保すべきです。

そして、できれば朝一の一日の一番良い時間帯を、自分のために使うのが良いでしょう。

「朝、シャワーを浴びながら本を読む」と紹介されていて「それは良い時間だなぁ」と憧れました。こんな風に「○○しながら××する」と、同時に複数のことができるか考えても良いですね。本書ではジョギングしながら音声データを聞くという話がありました。あさよるの知人でも、オーディオブックで読書(読み聞かせですね)をする人がいます。

通勤時間とか、なんとなく時間を過ごしちゃってるのはもったいないですね。もっと能動的に、どの時間をどう使うのか、自分の意志が通った時間の使い方ができると有意義だろうと思いました。

「遊ぶ」もインプットになる

本書を読んで深刻だなぁと思ったのは、先に紹介した「学習・研究」「スポーツ」「交際・つきあい」の3項目を集めても、40分に満たなないというデータでした。

インプットというのは、何も机にかじりついてガリ勉することだけじゃなく、人との関わりの中でや、スポーツや、遊びの範囲の中から学ぶこともたくさんあります。というか、遊びだって真剣にやれば、とても刺激的です。「その時間がない(時間を設けていない)」というのは、とても大変です。

と言いつつ、あさよるも、なんとな~くダラダラ~っと過ごしてしまう時間がたくさんあります。そして夜になって「あれができなかった……」「連休なのになにもできなかった……」と落ち込むこともたくさんあります(;’∀’)

時間って、能動的に使わない限り、いくらあっても足りないものなんですね。そして、ただ「1時間頑張ったら1時間分の成果が上がる」だけじゃなく、てこの原理を使って「1時間頑張ったら8時間分の成果が上がる」になりたいと思いました。

ブログ書く時間は確保しなきゃなので、それ以外の時間を調整します(^^)>

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『人生を変える「見る力」』|からだ全部で「見る」練習

『人生を変える「見る力」』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。すっかり涼しくなりまして、この季節になると何やら鼻がもやもや、目もショボショボと……そう、花粉症です(´;ω;`) 稲の花が咲いてるんですね~。で、花粉症の諸症状が出ると、もっと感覚野をスッキリさせてくれ! と切実に思いますw

今日読んだ『人生を変える 見る力』は、目の筋トレをし、また体幹トレーニングで体力アップし、集中力を高めよく目で見て観察する力をつけようと啓蒙されていました。なんとなくスッキリしない、集中できない、仕事が勉強が進まない、気分転換したい……などなど、モヤモヤ~っとしてしまうことがあれば、それは「見る力」が低下してるのかもしれません。

本書、結構切り口が面白いです(`・ω・´)b

脳トレだけじゃ足りない

今週『一流の頭脳』という本を紹介しました。簡単にまとめちゃうと「良い集中のためには運動が必要だ」という内容のものです。その本では、運動の中でも有酸素運動(できればジョギング、ウォーキングなら息が上がるくらいの負荷で)が推奨されていました。

今日読んだ『人生を変える 見る力』も、たぶん言わんとしていることは同じようなことなんでしょう(こっちの本の方が薄くて写真も多く誰でもが読みやすい)。本書では、集中して観察する「見る力」を高めることが、身体的、精神的な状態を良好にするとして、そのための簡単なトレーニングが紹介されています。

トレーニングは主に「体幹を鍛える」ことと「眼球を動かす筋肉を鍛える」の二つのです。どのトレーニングも、子どもからお年寄りまでできる簡単なものです。

トレーニングをすると、集中力が高まり、体力がつくと先のことを考えたり、相手のことを考える余裕もできます。それらを抽象化し、「見る力」と再設定されているのが面白いと思いました。

わたしたちは、ものを見ているようで、ろくに見ていない――つまりは「見えていない」ことがよくあります。本書では「リンゴをイメージする」という例が紹介されています。リンゴを頭の中で細部まで思い出します。質感、色、形、どこまでリアルに思い出せますか? リンゴの実物を知っている人は多いでしょうが、リンゴを「見ている」人は意外と少ないのかもしれません。

「いつものっている電車の色は?」「お気に入りの洋服の模様は?」「ベットカバーの柄は?」繰り返し目にしているはずのものでも、いざ思い出そうとすると、細部までリアルに思い浮かぶでしょうか。

「見る力」とは、体幹と眼球の筋肉を鍛えることで、体力と集中力を高め、それによって観察する力を高めます。

体全体で考えている

集中力を高める、仕事や勉強のパフォーマンスを上げるというと、いわゆる脳トレ的な頭の体操を思い浮かべてしまいますが、実際は肉体を鍛えることが集中力に繋がるんですね。あさよるも実感として、「あと何時間くらい勉強すれば満点取れる」とわかっていても、実際には「必要な時間、集中し続ける体力がない」から、結果的に勉強不足になる体験は何度もあります。

「体力が足りない」って結構、いろんなところで顔を出します。大人になれば年々、肉体は老いていくし、意識的に体力づくりが必要なんですね(;’∀’)

脳トレ的なゲームもだし、コンピューターゲームも、テレビも、たぶん読書も勉強も、いわゆる前頭葉を刺激するような事柄に没頭してしまいがちですが、もっと動物的な、そもそもの負荷に耐えられる肉体がないと、結局は途中で息切れしてしまうのでしょう。

本書で紹介されているトレーニングは、幼い子どもでもできるような簡単な動作です。胡坐をかいてグラングランと体を揺さぶったり、6~8センチの幅の「橋」から落ちないよに歩いたり(子どもの頃こういう遊びをしましたね)、あと眼球まわりの筋肉をきたえるために黒目を上下左右に動かしたり、両目のピントを合わせる運動とかね。

同じ子どもの遊び的要素だけど、脳トレ系の遊びとは違って、全身を使う遊びですね。

体を動かすのは気持ちいい

『人生を変える「見る力」』挿絵イラスト

難しく考えずにシンプルに、じーっと同じ態勢のまま何十分、何時間といるのは辛い。それよりノビーっ! とネコみたいに身体を伸ばせたら気持ちいい! それに尽きると思いますw 難しく考えずその快感を追えばいいのかななんて。

ジョギングもウォーキングも、習慣がなければしんどそうだし面倒くさそうなんですよね。だけど、実際にやるとむしろ気持ちがいい、みたいな。本書『見る力』も、難しいトレーニングでもなく、部屋の中でできるトレーニングなんですが、上手にできるようになれば身体がスッキリするんだろうと思います。

とりあえず、目のピントを合わすトレーニングをして、私は左目を使いがちなのがよくわかりました。目にも利き手と同じように利き目があると聞いたことがありますが、使う目が偏っていると疲れるし、ピントも合わないので「見えにくい」ということが起こるようです。

今、ほんとに視覚情報過多ですから「見る」も意識的にしておかないと、間違えや疲労の原因になるのかもと思いました。

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『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』|華やかな一瞬のために

こんにちは。あさよるです。どっぷり読書の世界に浸りたいときもあれば、軽く一気に読み切れちゃう本が欲しい時もあります。今回読んだ『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』は後者で、軽く読めるけれども、自分の仕事(自分の取り組みを含む、広い意味の「仕事」)についてとても励まされるものでした。

仕事って、パッと気持ちいい、華やかな瞬間って一瞬で、地道にコツコツと地味な取り組みが大事なんだよな!なんて、自分の仕事を振り返って「これでよし」と確認するような感じ。

マッキンゼーでも地味で地道なことをしてる!

本書『マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書』は、「マッキンゼー」「問題解決」とタイトルに並んでいますが、中身は「入社1年目」つまり新入社員が社会人として働く上で知っておきたい心得が紹介されているものです。「マッキンゼー流」とありますが、どんな業界、どんな業種でも当てはまるような汎用性の高い内容です。つまり、具体的なノウハウや作業工程が書かれているものではなく、多くの人に広くあてはまる「働き方」ってところ。

本書『マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書』で注目すべきところは、マッキンゼーなんて華やかな職業に思えますが、とても地道に地味ぃ~なことをコツコツをしているということです。「1冊の大学ノートにノートを取ろう」とか「夜は早く寝て、早起きしよう」とか「クライアントの顧客に聞き込みをしよう」「現場で一緒に働いてみて、問題点を見つけよう」などなど、マッキンゼーでは意外にも泥臭く汗をかいて仕事をしていると紹介されています。

もし、今の自分の仕事が「なんかパッとしないなぁ」「もっと煌びやかな世界へ行きたかった……」と思っているのならば、本書を読めば「みんな仕事はあまり変わらないのかも」と感じます。華やかなイメージの仕事だって、人目に触れる部分はステキに見えても、地味ぃ~な段階があったりすものです。あさよるは元々デザイン畑出身なので、「デザイン」というと「カッコいい!」なんて言ってもらえることもありましたが、業務自体はすごく地道な作業だったりするし、繁忙期は自分もボロボロなまま出勤して仕事、なんてことも珍しくないし……(;’∀’)> あさよるの友人は花屋さんに勤めていて、「ステキな仕事だなぁ」と感じていますが、やっぱり「力仕事だし汚れるし……」という話を聞くし、あさよる的には「憧れの書店員」も結構ハードワークだと聞きます。ジュエリーを扱う仕事をしている人だって、宝石や貴金属は商売道具であって自分用ではないから…なんて話も聞いたことが……。

仕事ってどんな分野でも、華やかでカッコいい面と、地味で地道な面と、両面を持っているものなんでしょう。

読書習慣を死守せよ!ビジネス書の最初の一冊に

『マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書』は、「入社1年目」の人を読者対象にしていますから、「これからビジネス書や自己啓発本を読んでみたい」人へ向けた、最初の第一冊目と想定すると、なかなか読みやすいし、励まされるし、参考になるし、良い本だろうと思います。

学生時代、読書習慣があった人も、社会人になるとなかなか読書時間を取れなくて、読書から遠のく人も多いでしょう(あさよるも、社会人になってから30代に差し掛かるまでなかなか本が読めない時期が続きました)。そういうとき、フィクションの小説を読んで気分転換もいいですが、軽いビジネス書や自己啓発本の類をザッと読んで冊数を稼ぐのもアリだともいます。なにせ、読書って習慣のものですから、じっくり本を読む時間がなくても「本を手に取ってページをめくる」って習慣さえなくさず継続していれば、そのうち仕事も慣れてきたときに読書習慣に復帰できます(逆に、ブランクができると習慣を復活させるのはムズカシイ……あさよるの経験です(;’∀’)>)。

入社1年目の教科書から転職の話へ

本書『マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書』のおもしろいなぁと感じたところは、入社1年目の新入社員向けの本なのに、そこここで転職の話題が飛び出すことです。別に「転職の準備しなさいよ」とか「転職せよ」なんて言ってるわけじゃないんですが、ナチュラルに転職の話題が紛れ込んでるんですね~。

そもそも、本書の冒頭は、「マッキンゼーの社員は3~5年で会社を辞めて次のキャリアに進むらしい」という話題から始まるんだからw 別に「転職のススメ」ってワケじゃないけど、たぶん新卒採用された会社に定年まで務めると考えている人も少ないだろうし、いずれ「転職」というターンもやってくるだろうから、頭の隅にあればいいのかもね。

もちろん、本書で紹介されている問題解決法やフレームワークの考え方など、業務だけじゃなく、転職にも当てはまるだけど、婚活にも使えるよ、なんてガイドラインもあったりして、仕事に留まらずホント広く使える考え方、やり方なんですね。

3~5年で巣立っていくってスゴイね

本書の1ページ目はこんな風に始まります。

 平均3~5年。
これはなんの数字かというと、世界最強のコンサルティングファームと称されるマッキンゼー社員について、まことしやかにささやかれている平均的な在籍年数です。私もそうですが、多くのマッキンゼー卒業生の実感値としては、そう外れていないでしょう。
「え、そんなに短いの?」と驚かれるかもしれません。けれど、現実に入社3~5年もすれば、マッキンゼーを卒業して起業する人、さまざまな事業会社で経営やマネジメントに携わる人は珍しくありません。
一般的な感覚では、入社3~5年と言えば、一応、組織の中で自分の役割を与えられて、新入社員にとっての良い先輩として日々の業務を遂行している立場でしょう。
そのタイミングで起業や経営、マネジメント層にキャリアを進めるというのは、かなり優秀な人なければ現実的ではないのかもしれません。

p.1-2

普通、やっと業務を任され後輩ができた頃合いなのに、マッキンゼーの社員は独立して次のキャリアを始められるのは、マッキンゼーの(特に日本支社が)独自に持っている「新人研修プログラム」にある、と話が展開されていきます。そして、その「新人研修プログラム」のエッセンスが紹介されているのが本書というワケ。

……なんですが、この話のすごいのは「3~5年で独立する」ってとこ。3~5年で会社に貢献できるということです。つまり、企業は新人を採用すると、まずは新人を育てるためにコストがかかります。ですから、新人は雇っているだけで赤字の存在です。しかし、新人を育て、その後、会社のために働いてもらうことで、赤字を回収し、そして会社にとって収益を上げて欲しいと期待されてるんですね。で、マッキンゼー社員は3~5年で卒業しちゃうというのは、それだけの短期間で会社に貢献して卒業していくってことです。すげーと思いました。

入社ン年目でも、モチベーションアップに

本書『マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書』は、「入社1年目の」とあり新卒採用された新入社員向けの内容ではありますが、入社ン年経っていても「初心忘るべからず」というように、新人の頃の気持ちを思い出しモチベーションアップになる読み物です。

内容は多くの人に当てはまるもので、華々しい経歴を持っているように見える人でさえ、汗を流して地道にコツコツと仕事に取り組んでいるんだと知ると、励まされる思いです。また、現在では「根性」とか「精神論」は倦厭されていますが、それでもやっぱ「ガッツ」とか「情熱」とか「モーレツ」としか言えないようなパワフルさを、仕事に向けられたらすごくいいだろうなぁと思いました。なんでも嫌々やるのは嫌ですからね(苦笑)。

仕事って、やっぱ自分のアイデンティティの一部になりうるものだし、人間は社会の中で成長していくものですから、社会人になってからこそ「自分」という人間を肉付けし、形作ってゆく本番じゃないのかなぁなんて思います。自分で、納得できるよう微調整しながら経歴と年齢を重ねていけたらいいのにな。

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『デキない人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』|誰かが喜ぶお金の使い方

『デキない人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』挿絵イラスト

こんにちは。お金が貯まらない あさよるです。なのですが『デキな人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』では、貯金思考がお金を遠ざけていると紹介されていて「ああ、じゃあお金が貯まらないのは悪いことじゃなかったのか!」なんて元気になりました(多分そういう意味じゃない)。

お金を自分のために寝かしておくよりも、誰かが喜ぶことに使いましょう、というのが本書の趣旨。そして、それが「投資をする」ということであると紹介されています。

「交換する」から価値がある

本書はまず「お金とは」という話から始まります。お金とは、価値と価値を交換するために存在します。お金のなかった時代は物々交換をしただろうし、物がない時は「あとで渡す」と約束をしたでしょう。その時の信頼の形が「お金」と言えます。

だから、お金は交換するからお金であって、交換しなければ価値がない! ……と言ったら言い過ぎでしょうか。ただ、稼いだお金をただ貯金しているだけでは、交換をしませんから、お金の価値が生まれません。働いても働いても、一所懸命お金を貯めても、「満たされない」理由の一つは、お金の価値のある使い方ができていないからかもしれませんね。

また、ただ「お金が欲しい」と思うのではなく、「お金をどう使いたいのか」を自分で考えないといけません。他人の価値基準で、他人が喜ぶこと、他人が羨むことにお金を使っても、結局自分が満足できないとお金がいくらあっても不満はなくならないでしょうからね。ちなみに著者の柴田博人さんは、子育てをするために仕事をセミリタイアされたそうです。自分のやりたいこと、価値を置いていることのために行動しているいい例ですね。お子さんが大きくなって、つきっきりの子育ては不要になったことで、現職に復帰なさっています。

誰もが、自分にとって価値のあることにお金を使って、自分にとって意味のある時間が過ごせると(・∀・)イイネ!

消費体質から投資志向へ

本書『デキない人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』では、「投資」という言葉にページが割かれています。浪費じゃなく、投資をしましょう、という当たり前の話なんですが、あまり誰もやらないことですね。ここでいう「投資」とは何も株を買ったり土地を買うことだけじゃなく、子育てにお金や時間を使ったり、勉強に時間を使うことも投資になりえます。

投資について、とってもわかりやすい表現がなされていました。

 投資とは、「だれかを喜ばせるという活動にリスクをとってお金を投じた結果、リターンを得ること」(p.100)

すごくいい表現ですよね。投資して「リターンがある」状況とは、それをお金を払ってでも欲しいと思う人がいうるということ。そして、なぜお金を払ってでも欲しいかというと、それがその人にとってなにか「イイコト」だからです。反対に、誰も喜ばない物や事は誰もお金を払いません。例えばボロボロの物件は誰も欲しがらないけれども、みんなが住みたがる物件にはお金を出す人がたくさんいます。

投資というのは、あなたの周りにものすごく当たり前にありふれているのです。あなたが賃貸マンションに住んでいるなら、それはだれかがリスクをとって建設してくれたからです。高いお金を出して買わなくてもそこに住めるのは、だれかが貸してくれるからなのです。つまり、不動産投資の一部にあなたも参加しているのです。

そして「どうせ参加するなら提供側になろう」と考えるのは、不動産投資家になることです。どういう場所で、どういうマンションだったら自分が住みやすいだろう、と考えてみれば、それまでと違った世界が見えてきます。

p.101-102

「投資」ってアコギな商売なイメージがありますがw、こうやって「誰かが喜ぶことをする」と「誰かがお金を出してくれる」と考えるととてもシンプルでわかりやすいですね。そして、投資も悪いもんじゃないなあとも思えます。

今自分が便利に使っているものや、気に入ってること、利用してありがたいことは、誰かがリスクをとって準備してくれたことであると考えると、これまでにも増して有難みを感じますねぇ。そんで、自分は誰かのために何か、誰かが喜んでくれることをやってるのかなあ? 特に思い当たらないから、そりゃお金が集まらないわなぁと妙に納得(苦笑)。

『デキない人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』挿絵イラスト

お金を使うのがうまい人

本書を読むと、「お金持ち」というより「お金を使うのがうまい人」と「そうでない人」がいるって感じがしますね。お金の量は限られていても、自分が満たされていればそれで満足だろうし、いくらお金があっても不満を持て余すなら、つらいんでしょうね。

お金の量を目指すだけじゃなく「どう使うか」を考えておくのが大事ですね。あさよるならどうしようかなぁ~と考えると、自立して一人でご飯食べていけるだけあれば十分かなぁ~なんて思ってしまって、それ以上先の欲求に行き当たらない! こりゃお金が集まらないわけだわ……(;´д`)トホホ

そういえば、地元にとっても可愛くて素敵な雑貨屋さんがありまして、ショッピングに行くだけでなくSNSでも在庫や新商品情報をチェックしています。そのお店はまさに「誰かが喜ぶ仕事」をなさっているお店です。もちろん商売だからお金儲けでなさってるんだけども、そこで買い物をする客としても、そのお店が町にあることがとてもありがたいし嬉しいです。流行ってくれたらいいのになぁと思うし、ずっと続けて欲しいなぁと思います。それが、客である あさよる の生活が華やぐことに繋がりますからね。「誰かに喜ばれる」っていい表現ですね。

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『ジョン・C・マクスウェル式 感情で人を動かす』|誰でもカリスマリーダーになれる

『ジョン・C・マクスウェル式 感情で人を動かす』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。あさよるは他人との距離感を測るのが苦手で、必要以上に距離を取ってしまうことがあります。「近づきすぎてしまうのではないか」という恐れが先立って、踏み込めないのです。その結果、良い関係を結べないこともあります。

本書『感情で人を動かす』は、リーダーシップを身につけるための方法が紹介されています。「リーダーシップ」も「カリスマ」も、後天的に身につけることができる要素だそうです。そして、「誰もが自分の人生のリーダーだ」という言葉が気に入りました。

リーダーシップは、全ての人が持っていても良い能力なのです。

リーダーとはどうあるべきか

本書『感情で人を動かす』はアメリカのリーダーシップ論の権威ジョン・C・マクスウェルから著者の豊福公平さんが直接学んだことが紹介されています。「リーダーシップなんて自分に関係ない」と考える人ほど、本書を読んでみてください。それは、誰もが自分が、自分の人生のリーダーだから。リーダーシップは誰もが持っていても良い能力です。

リーダーは「感情」を操る

リーダーとは、社員を道具扱いせず、感情のある人間として扱います。感情によって人を動かします。

著者の豊福公平さんは外資系大手保険会社に入社前、消防士でした。消防士は命がけの仕事ですから、チームリーダーの指示は絶対です。些細なことまで注意され、厳しい指導を受けますが、家族のような信頼関係で結びつけられていました。しかし外資系に入社すると「成果を出せなかったら去らなければならない」やり方に戸惑ったといいます。リーダーシップやマネジメントにはさまざまな形があると学びながらも、「レスキュー隊型のリーダーシップを目指したい」と意思をはっきりと持ちます。

 成果、数字のみに着目するのではなく、人の「感情」を重視したリーダーシップ。それがマクスウェル式リーダーシップなのです(p.37)

まず、マクスウェルのいう原則に従い、

「相手を動かしたいなら、まず自分から動く」(p.39)

ことから始めました。

リーダーに必要な3つのC

『ジョン・C・マクスウェル式 感情で人を動かす』挿絵イラスト

 マクスウェルは、リーダーには「3つのC」が必要だといいます。
・competence(能力)
・connection(人脈)
・character(人格)
この3つの要素によって、リーダーはチームメンバーから信頼される、というのです。

(p.42)

みなさんにも既に持っている要素、まだ持っていない要素があるでしょう。

また、「ほめることは大事」と言われますが、マクスウェルによるとほめるよりも「激励」する、励ましてくれるリーダーに人はついて行くといいます。

「ほめる」とは、相手の良い点を指摘すること。そう、これも大切です。
それに対して「激励」は、いってみれば「相手の将来に希望を持たせる」ということです。(p.48)

「成長してもらいたい」という要素を伝えましょう。

よい質問をする

また、リーダーは積極的に相手の話を聞きます。人の話を聞くとは、人の頭の中を覗くことです。メンバーの気持ちを覗きましょう。メンバーの話を聞く面談を持ち、彼らのアイデンティティを知ります。それそがメンバーにとって最も大事な価値であるからです。

カリスマはつくれる

マクスウェルによると「カリスマ」と呼ばれる「人を引きつける力」は開発可能だといいます。まずは自分の人生を愛すこと。そして他人の人生も愛します。

「人の上に立つ人間は、自分の智慧や資源、機会を分かち合う」
このマクスウィルの教えにより、社内で頻繁に研修をおこなっています。
私が読んだ本、受講したセミナー、出会った人から受けた影響を、週1回の勉強会でメンバーにフィードバックするのです。
「自分を分かち合う」

(p.80)

自分の持っている知識や資源、機会はメンバーのものとし、メンバーに期待しましょう。

またリーダーには品性が必要です。「こんなリーダーは嫌だな」と思われるようなダサイのはやめましょう。衣服や持ち物まで気を配るのです。「人は見た目じゃない」と考える人は、こう考えを変えてみると分かります。「リーダーは相手=メンバーのもの」なのです。だから、メンバーのために、恥ずかしくない品性を身につけましょう。

カリスマの阻害要因

同時にカリスマを阻害するものも紹介されています。

①「プライド」
②「不安」
③「不機嫌さ」
④「完璧主義」
⑤「嘆き」

p.101

「プライド」とは優越感です。自分は他の人よりも上だと優越感に浸っている人に誰もついていきません。「不安」を持つリーダーは周囲をも不安にします。「不機嫌」なリーダーはとっつきにくい人になります。「完璧主義」は自他ともに認められないため、全体のモチベーションを下げます。「嘆き」はマイナス思考で、マイナス思考の人には近づきたくないと思われます。

自分が「カリスマ」でいることも、メンバーの「チームの目標達成のため」であることを忘れてはなりません。

「影響力」を身につける

カリスマのリーダーには影響力が備わっています。影響力とは「自信」と「ビジョン」です。また、マイナス要素を持ち込む人間はチームから遠ざけないといけません。愚痴をこぼすメンバーがいた場合、呼び出しをし個人面談を行うそうです。その際「改善案を持ってくること」が条件です。

そして小さな成功体験を積み上げてゆきます。

ときにリーダーは批判にさらされます。

 マクスウェルは、批判に対して次の10の視点を持つことを提言しています。
①「いい批判」と「中傷」を見分ける
② 深刻に受け止め過ぎない
③ 尊敬する人の批判にはじっくり耳を傾ける
④ 感情的にならない
⑤ 志を確認
⑥「休む時間」を取る
⑦「一人の批判」を「全体の意見」と勘違いしない
⑧ 時が解決してくれることを待つ
⑨ 同じ土俵で戦わない
⑩ 批判や失敗から学ぶ

(p.141-142)

いい批判と中傷を見分け、感情的にならず批判に耳を傾けましょう。マクスウェルはこれを、

「善を成そうとする人々は必ず批判にさらされる。逆に何の批判もないようなら、問題があると思った方がいい」(p.143)

と明言しています。批判を必要以上に怖れなくても良いんですね。

リーダーシップは誰もが身につけられる

本書『感情で人を動かす』では、リーダシップやカリスマ性は、生まれ持った素質ではなく、誰もが後天的に見に着くものだという前提で語られています。はてさて、しかしチームから支持され、感情によってチームを動かしてゆくリーダーに、自分はなれるのか? と考えると、途方もなくも思えますね(;’∀’)

ただし、一つ一つの要素をじっくりと見てゆくと「人の話を聞く」「人を励ます」「人を信じる」「自分の人生を愛す」「人の人生を愛す」など、素朴で実直な人物像であることがわかります。すべてを一度に行うのは難しいだろうけれど、一つずつなら「できるかも」と思えます。

あさよる的には「優越感に浸らない」「批判を恐れない」という二つの点を、自分にまずは取り入れたいと思いました。すぐに調子に乗っちゃうし、なのに人の目を気にしてビビってるからね(;’∀’)(;’∀’)

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つまらない人に一直線?『40代を後悔しない50のリスト』

こんにちは。そろそろ30代半ばに差し掛かる あさよるです。30代って、家族がいたり子育て中だったり独身だったり、立ち場がみんなそれぞれ違う年代だなあなんて思っていたのですが、本書『40代を後悔しない50のリスト』によると、20代30代よりも、40代こそが、その後の自分を決定する変化の年代だと言います。

本書『40代を後悔しない50のリスト』は、これから40代を迎える30代後半から、40代にかけての人たち向けの本と言えます。多くの先輩たちが「40代でああしとけばよかったなあ」という後悔から学びましょう。

先輩に聞いた「後悔してること」

本書『40代を後悔しない50のリスト』は、著者の大塚寿さんが営業先の企業の経営者や管理職の人との雑談のなかで「成功のお手本」を聞き出そうと、1万人以上の人から教えを乞うた経験が元になっています。最初の動機は「成功談」を聞くことですが、それ以上に「失敗談」が面白いことに気づき、また年配経営者の多くが「40代を後悔している」ことを発見しました。

40代の10年間をどう過ごすかによって、その後の人生の「分かれ道」になっているというのです。この10年間に「つまらない人」になってしまっているそう。

40代で「つまらない人」化する理由

多くの人にとって、40代は転機が訪れる頃です。子育てが一段落して妻が再就職をして夫婦関係や、子育てが新たなステージに移行します。未婚の場合は、出産の限界年齢を意識をします。出世の限界を感じるのもこのころです。また「親の介護」という問題も見えてきます。地方出身者ほど切実です。

40代は社会の中の稼ぎ頭で、自分の裁量で決められることが増え、一番脂の乗った時期でもあります。

 二〇代や三〇代はいい意味で成長過程なので、いくらでもやり直しが利きますし、まわりもそうしたトライアル・アンド・エラーを期待しています。
しかし四〇代は、関わる世界、守るべき世界が広がり、すでに積み上がった歴史や実績の上での局面となるので、そのときの対応次第で、仕事でも家庭でも、その後の人生を大きく左右する決断を迫られていることになるのです。判断すべきことが、二〇代や三〇代より広範囲にわたってるともいえるでしょう。

p.16

ライフステージの変化と、責任が大きくなることが合わさって、「守り」に入ってしまい「つまらない人」化してしまう人が多いのが40代だそうです。

人生のイニシアチブをとる

本書『40代を後悔しない50のリスト』では、人生の先輩の失敗談から、40代でやるべき50の事柄がリストアップされています。それらは「何より大切にしたいこと」「プレイングマネージャーとして本当に必要なこと」「忙しいだけで終わらせない時間の使い方」「人付き合い」「学ぶこと」「会社や社会と向き合い続けること」と5つの5に分けて紹介されます。

どの項目にも共通しているのは「人生のイニチアチブは自分で取る」ということでしょう。

例えば飲み会ひとつ取っても、意外にも「飲み会を断ればよかった」と後悔している人が大勢いるそうです。能動的に参加する/しないと自分で決める必要があります。

家族との時間をもっと持てばよかったと後悔している人も大勢います。時間を有効に使えず、週末はダラダラと過ごしたことを後悔しているそうです。40代は変化の時期だからこそタイムマネジメントに気を配るべきなのかもしれません。

「人付き合い」は人間の永遠のテーマでしょうが、40代は立場がより複雑になります。「上司として」もっと良い対応をすればよかったというものや、年下との関係を良好にしたかったと後悔する人がいます。また「会社」「仕事」という枠だけでなく、地域社会とのつながりを持てばよかったと考えている人も大勢います。

金銭的な問題では「副業」を持っておけばよかったというのが切実です。本書では「月7万円くらいの収入」があれば……と紹介されています。

また変化の多い時期だけに「学ぶこと」も増えるのが四〇代ですが、同時に働き盛りで多忙でもあります。「介護のことを学んでおけばよかった」や「教養を深めておけば」「もっと本が読みたかった」と後悔する人が多いようです。

若い世代も、将来の計画に

あさよるは今30代半ばですので、本書『40代を後悔しない50のリスト』に書かれていることは、まさに今から用意をすべき内容です。著者の大塚寿さんも多くの方にインタビューをした経験によって、40代になる直前で意識を大きく変えるようになったそうです。

20代30代は「まだ若い」こともあり、人生はいかようにもできる年齢なのかもしれません。そして40代は、腰を落ち着けて、自分の人生を自分で動かしていく頃合いなのかも。子育て世帯では、自分のことだけでなく、夫婦と子どものことも考え、さらに親の介護も頭を過る頃……これは多忙ですね。

社会の中の稼ぎ頭でもある世代なので、大きな働きができる世代でもあります。今30代の人に、来るべき近未来のための読書としてオススメです。

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『GRIT 平凡でも一流になれる「やり抜く力」』|才能がなくても大丈夫

こんにちは。あさよるです。ゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたか? あさよるは、家財道具をフリマアプリ「メルカリ」に出品してみて、梱包作業に追われていました。これは「いらないもの」が突然「商品」になって面白いですね。

ゴールデンウイーク明けまして、5月は予定が詰まっているので「えいやっ」と元気が出るような本を読もうと『GRIT』を手に取りました。こちら、以前に同じ『GRIT』と同じタイトルの赤い本をブログで紹介したことがありますが、違う内容です。この「GRIT」という言葉は、他の本でも使われていることがあり、意味を再確認できました。また、あさよるのような凡庸な人間にとって「GRIT」の考え方はとても励まされるものでした。

「GRIT」とは

本書『GRIT』とは英語の「Guts」「Resilience」「Initiative」「Tenacity」の頭文字をとった言葉です。ぴったり合う日本語がないのですが、

Guts[度胸]

「Guts」は日本語で「度胸」。「困難に挑み、逆境にもたじろがない勇気」(p.21)と紹介されています。

度胸とは、みずからを危険にさらし、たとえ勝利が目の前に見えなくても、必ず勝つという意思を表明することだ。(p.21-22)

「大胆不敵」になるために必要な力です。

Resilience[復元力]

「Resilience」は日本語で「復元力」と当てられています。

高いレベルのグリットの持ち主は、失敗や障害や逆境にめげることなく意欲と集中力を維持できる。(中略)チャンスがある限り、世界の果てまでそれを追いかける原動力になる。(p.22-23)

世界的な成功者も、学校を落第したり、仕事をクビになったり、挫折を経験していることがあります。だけど、「立ち直った」のです。

Initiative[自発性]

「Initiative」は「自発性」と訳されます。

自発性とはまさしく、グリットを動かし、前へ進めるものだ。リーダーは率先してものごとに取り組む能力で評価されることが多い。(p.23)

自発性はなにも、企業や戦場だけに見受けられるとは限りません。本書では、サバンナに住む少年が、家族で飼っている牛をライオンに襲われた経験から、その悲劇をどう防げばよいのか考えます。あるとき、ライオンが揺らめく懐中電灯を恐れていることに気づき、ライトをつけたフェンスを作りました。ここからわかる教訓は

「敵に勝る知恵を使えば、相手より体が小さくても足が遅くても大丈夫」(p.23)

ということです。

Tenacity[執念]

最後の「Tenacity」は「執念」と訳されます。

執念とは、どんあことがあっても目標に集中し続ける能力だ。これはたぶんグリットにかかわる性質のなかで最も見分けがつきやすい。(中略)執念(粘り強さ)に必要なのは勤勉と決意である。(p.24)

GRITを身につけるべきワケ

「GRIT」の力について、後天的に学ぶ必要があります。それは、人は「潜在的な資質を褒められると、そのことに執着する」傾向があるからです。そして「努力によって身につけたスキルを褒められても、執着が少ない」そうです。それは裏を返せば、「努力によって身につけたスキルは諦めやすい」とも言えます。

本来的に我々は「GRIT」の力を持っていないということです。だから後天的に学ばねばならないし、また子どもたち、若い人たちに教えていかなくてはならりません。

本書ではたくさんの「GRIT」によって成功を掴んだ経験が紹介されているのですが、みな逆境の中、身近な人に「諦めないこと」や「働き続けること」を教えられ、それを愚直に守り続けた人ばかりです。または、負けん気やハッタリで大成功をおさめる人もいます。しかし彼らは、根拠のない自信家ではなく、「なんとかなる」と思えるまで努力をし続けていた人々であることも注目すべきです。

「GRIT」を身につけるのは、今すぐからも始められます。もし「どうせ」「自分なんて」と思っているなら、「度胸」「復元力」「自発性」「執念」を意識し始めましょう。

凡人だから励まされる・粘り強く続けるコト

本書『GRIT』は、特に何の素質もない凡人だからこそ、とても励まされるものです。天才でなくても「やり抜く力」によって、何者かになれるかもしれないんだから。

グリットが素晴らしいのは、自分でコントロールできるという点だ。育ったコミュニティ、通ったハイスクール、両親の貯金や資産、社内政治、経済状況などと違い、もっと一生懸命働き、もっと賢く、熱心に、長くがんばるという行為は自分で制御できる。人一倍才能豊かでなくても、頭の切れる人間でなくても、私たちの誰もがグリットを身につけることができるのだ。
潜在能力を発揮するのに必要な「度胸」「復元力」「自発性」「執念」を利用できれば、じつにたくさんの人が世界的な音楽家、ベストセラー作家、プロスポーツ選手になる可能性を秘めている。あなたもそうかもしれない。

p.25

もし、自分に才能もセンスもなく、環境も整っていたとしても、大きな挫折をしても、大丈夫。きっと今まさに道半ばの人ほど、GRITに励まされるし、GRITの重要性を身を持って知っているのでしょう。

「やり抜く」ことは誰でもできる

あさよるも、そろそろ三十代仲間で辺りを見回すと「やり抜く力」を持っている人しかいなくなっていることに気づきます。十代の頃、羨ましい才能を持っている人や、センスの良い人、環境に恵まれている人、それら全てを持ち合わせている人がたくさんいました。しかし、その多くの人たちは、道半ばで諦めてしまったり、店じまいをしてしまいました。

年齢を重ねても何かに邁進している人って、「才能」や「環境」は関係なくただ「継続している」だけの人だったりします。もちろん、才能があって且つ継続し続けている人もいます。でも、意外と若い頃は平凡で目立たなかったのに、いつまでも同じことを続けていて「ひとかど」の人物になっている人もたくさんいます。

本書『GRIT』は平凡で、特に秀でたこともなく、センスもなく、目立たない「その他大勢」を鼓舞します。また挫折を味わったり、今環境的に恵まれていなくても「大丈夫」。「ここから抜け出せる」と信じられると、とても未来が楽しみに思えます。

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『これはしない、あれはする』|「人生に夢中」なら大丈夫

こんにちは。執念深いあさよるです。過去の、相手はもう忘れてるような出来事を思い出してイライラします。「相手はもう忘れているだろう」という事実がまた、腹が立つのよ! ……と、自分でも「無駄な時間だなあ」と思うのですが、性分なのか、なかなか気持ちが治まらないのでした。

本書『これはしない、あれはする』は、あさよるのような、感情に支配され冷静でいられない人にとっては、耳に痛い本かもしれません。「わたしだって、こういう風に生きたいのよ」と憧れを持つかもしれません。「大らか」とも違う、「ゆるし」や「諦め」とも違う。「夢中」という言葉が相応しいだろうと思います。

目の前の〈仕事〉に夢中になることが、唯一の現実逃避であり、そして唯一の復讐です。それは「自分の人生に夢中になること」だから。

自分の時間に集中する心得

本書『これはしない、あれはする』は、著者の小林照子さんがエッセイを通じて生き方、考え方を紹介する本です。小林照子さんは美容家でメイクアップアーティストです。戦前生まれの方で、化粧品メーカーのコーセーで勤務ののち、メイクアカデミーや美容も学べる通信制高校を開校なさり、今も現役で活躍中です。

本書では小林照子さんが、ご自身の経験から「これはしない」「あれはする」と心に決めてこられた事柄が紹介されるものです。一貫しているのは「時間を他人に奪われない」ということです。「これはしない」では理不尽で腹立たしい出来事があっても、それに執着せず、他人を恨まない。それは何をかもを「許す」とか「諦める」と言うよりも「他人のことを考えて時間を浪費しない」という感じです。

小林照子さんは幼少期、ご両親を早くに亡くされ、生涯で5人の親や養父母を持ちました。大変な境遇の中、感情に呑まれて生きる道もあっただろうけれど、その都度「自分がすべきこと」を真っすぐと見据えて、自力で道を切り開いてこられた方です。また、千載一遇の「チャンス」をガッシリと掴んで、大きく人生を変えることも、躊躇いません。

自分に与えられた時間を、最大限自分のために使う。そのためには、他人を恨んだり、自分の境遇を嘆いている時間もありません。とてもパワフルで、力強いカッコいい女性像が描かれています。

こんなパワフルな女性は多くない!?

本書の著者・小林照子さんが、仕事に生きるとてもカッコいい方なんです。不遇な境遇の中、チャンスをしっかりと掴み取り、学び、働き、自力で道を切り開いてゆきます。こんなパワフルな女性に憧れたり、こんな風に生きたいと望む方も多いでしょう。一方で、こんな風に強く一途に生きれる人も少ないだろうなあという本音もアリ。

不遇なままの人もいるし、チャンスを逃す人もいる。ひたむきな努力が必要なのはわかっているけれども、目の前のラクや手抜きを選んでしまう人がいても、誰がそれを責められるでしょうか。小林照子さんって、すごく特別な人なのカモ……。

子ども時代の経験から、現在では教育事業をなさっていて、美容専門学校だけでなく、美容が学べる通信制高校を開校され、すごい人だなあと思うばかりです。

苦難があっても大丈夫

本書『これはしない、あれはする』は2章からなっていて、一章目が「しないこと」、二章目が「すること」です。第一章「しないこと」の多くは、人間関係の中で、自分を尊大に見せたり偽ったり、嫉妬や執着しないなど、「自分の時間を最大限に活かすために、いらないこと」から解放されることで、自分の人生を自分で生きる方法が示されます。第二章「すること」では、「自分の人生をより豊かにする」アイテムや、価値観、習慣などが紹介されます。

第一章「しないこと」は多くの方が当てはまる考え方が詰まっています。境遇はみな違いますが、人間関係に悩んだり、上手くいかないこと、他人に裏切られたり利用されたり、腹立たしいことも起こります。しかし小林照子さんは、いちいちそれを悩んだり、相手を恨んだりしません。そんなことしている時間がないからです。「自分の人生に夢中になる」とは、どんな仕打ちを受けても、それをいちいち気に病む時間がないことなんだなあとわかります。

第二章「すること」は、年齢を重ねた方に多くあてはまる内容です。それは、若い人の考えや道具を柔軟に取り入れ、時に叱り、非があるときは謝り、謙虚に生きる心得が書かれています。また、いつまでも現役でい続けるために、いつまでも未来を見据え、設計図を描き続けるのです。若い世代は、自分がどんな風に年齢を重ねていくのかを考える助けになるでしょう。

いいことも悪いことも起こります。だけど、人生に夢中になっている人にとっては、何があっても取るに足りないことなのかもしれません。

説教くさくないエッセイ^^

本書『これはしない、あれはする』の あさよるの素直な感想は「説教くさくない年寄りのエッセイだなあ(^^)」というものでしたw 小林照子さんの生い立ちは、読んでいて言葉がないほど苦難の連続で「こんな人生を生きる人がいるのか」と気持ちが重くなるほどでした。しかし、本書はカラッと明るく、苦しい経験よりも〈今〉に注目している著者の姿が印象的です。

会社員時代は「そんなイケ好んヤツがおるんか」という先輩や上司が登場して、あさよるは立腹しっぱなしなんですが、小林照子さんは華麗にスルーなんですよね。それよりも、今目の前の仕事に没頭しづつける姿に脱帽。

あさよるの印象に残ったのは「容姿の欠点にふれない」という話。長年、美容を仕事をしている方だから言葉が重い。例えば「こうすると目が大きく見えるよ」というアドバイスは、「あなたは目が小さいよ」という指摘になりうる。言った人も、言われた人も、その時はそれが〈トゲ〉だと気付かないでしょう。しかし、小さな言葉のトゲがチクチクと、コンプレックスを作ってゆくのです。「顔より性格よね」と、相手を褒めたつもりが、相手のコンプレックスを作ることもある。容姿については「触れない」のは基本で、触れる場合は言葉をよく選ぶ必要があります。

歳をとっても、「欲張りに生きてもいい」というのが、本書のメッセージでもあります。著者の小林照子さんがまさにそう生きています。何歳になっても、やりたいことをしてもいい。年齢で区切る必要はない、という言葉は、多くの人を励ますでしょう。

「反撃しない」という話も、気に入りました。小林照子さんが美容部員時代、ベージュの口紅を塗って出勤すると「小林さんは双子だったんですね。今日はお姉さんがご来社ですか」と声をかける上司がいたそうです。要するに「老けて見える」と言っているのです。ちょっと傷つくけど、言い返すほどのことでもない。それを、気にしないようにしたという話です。あさよるは、読んでるだけでイラついて堪らんのですが、確かのもっと穏やかでないと時間がもったいない……。

自分の人生に夢中に生きるとは、なかなか難しいものです。

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メンタリストDaiGo『1分間の心理革命。』|洗脳もモノは使いよう?

こんにちは。あさよるです。メンタリストDaiGoさんのYouTubeライブを時々視聴するので、続けてDaiGoさんの本を手に取ってみました。ニコ生放送をなさってるそうですが、あさよるはめっきりニコ動にログインしなくなってしまっております(;’∀’)

メンタリストDaiGoさんは、メンタリズムという人間の心理学や、行動のクセを利用したライフハックをたくさん発信なさっておられます。読書家の方で、ライブ配信でも、背景に膨大な蔵書が収蔵された書庫を背景にお話されていて、良いですなあ~。あさよるもあんな書庫のような部屋が欲しいです(*´ω`*)

人生相談にメンタリストDaiGoさんの一問一答

本書『1分間の心理革命。』は、メンタリストDaiGoさんが相談者からの話を受ける人生相談形式の内容です。1つの質問につき、1分で読める程度の短い回答が用意されています。といっても、“たった1分=内容が薄い”わけではなくて、全く同じ状況でも、解釈が変えると見えるものが変わるような、面白い回答です。

本書は全4章で、「【第1章】1分で自分を変える。」「【第2章】1分で対人関係を変える。」「【第3章】1分で仕事&勉強を変える。」「【第4章】1分で恋愛を変える。」と、今ある現状から、別の状態へ「変わりたい」と望んでいる人の質問が集められています。

「変わりたい」あなたへ

本書『1分間の心理革命。』は「革命」とあるように、天と地がひっくり返るような、視点の入れ替えがたった1分で読める程度……ページにして4ページほどでなされています。「変わりたい」と望む人は、目から鱗が落ちたなら、あとは行動したい。だからサクっと1分で読めるのも嬉しいところ。

自分を変えるには

第一章は、自分を変えたいという悩みに答えます。「夢中になっていたSNSがだんだんストレスになってきた」という相談には、「いっそ○○がない生活」をしてみようという提案が。意外と、電話の電源を切っても、時計を見ない日があっても、全然大丈夫だったりする……というか、ここでは、生活にメリハリがつくことで生産性が上がったというDaiGoさんの体験談を添えて。それにしても、本書では

若者がSNSに費やす時間は1日に5、6時間ともいわれているそうですが、いくらでも新しい事に挑戦できる青春時代の、膨大な時間をSNSに費やすなんて本当に本当にもったいない!(p.12-13)

とあって、確かに1日5、6時間ってとんでもなく膨大な時間に唖然としました。た、確かに あさよるも、若い頃はそれくらいSNSやTwitterやってた時代もあるかも……。この時間を自分の意志の下有効に使うだけでも、簡単に「変われる」と思う……(;’∀’)

アガリ症の克服には、失敗しても恥ずかしくないと思えるくらい恥ずかしいことを自分でやろう!という逆転の発想w あさよるもアガリ症の気があるので、度胸試しで、顔から火が出るような恥ずかしいことを、やってみると良い!?

ダイエットの話題。痩せるためには「○月×日までにどの水着で誰と海へ行く」等、具体的に予定を先に決めてしまうと、否が応でも間に合わせなければならないので有効。あえて理想の体型のサイズの洋服を用意して、それを着れるようになることを目標にしても良い。

アンチエイジングや「神頼み」したくなるような恐怖との対峙方法などが解説されます。

対人関係を変えたい

第2章は対人との関係を「変えたい」お悩み。本音が顔に出やすい人は、それを隠す方法はあるの? という問いには、一瞬でも顔に出てしまうのは人間の特性であると説明し、「本音とは別リアクションをさっと出せるように訓練する」という提案がなされています。ナルホド。

メールが素っ気なさすぎると注意された人には、人の心をつかむ「人たらし」になる訓練としてメール術を究めるように指導なされています。ほら、いるじゃん、メールやLINEの返信が遅いのなんのって文句を言って、ますます返事がウザくなる言動をする人。あれの逆バージョンです。思わずもっと返事をしたくなるような、相手の懐にスッと入り込む「人たらし」になれるテクを、メールで得とくしましょう。

芸能人と友達になりたい相談者には、「芸能人と出会ってもファンだとか、サインや写真をねだらないように」と注意がw そうした瞬間から「芸能人とファン」という関係性になってしまい、願望である「友達」にはなれません。それの応用編として、「サービスを提供する人とお客様」という関係性を上手に作ることで、仕事を呼ぶこともできます。

美人の親友に嫉妬して、合コンに呼ばない自分の小ささがイヤになるという悩みには、「嫉妬心は自分と同じかやや上の相手にしか湧かない」と前置きしてから、「美人」以外の物差しを持てば、引け目もなくなると紹介されます。この相談者さんの場合は、合コンの幹事をする方らしく、人を集めて場をセッティングする能力に自信を持つよう励まされています。あと、もし超完璧な人がいたとしても、その人は人間関係では浮いてしまう存在。凸凹があるからこそ、みんなと上手くやれるのです。

仕事や勉強の仕方を変えたい

第3章は、仕事や勉強の成果を上げたい人へ。TODOリストを作っている人は多いでしょうが、TODOリストは「忙しいからできなくても仕方がない」とネガティブな言い訳に使ってしまうこともあります。まずはTODOの項目の数を減らしましょう。「やらない」と決めて、やめてしまうことも必要です。

毎週金曜に飲みに誘われる上司がウザいという人には、ウザ上司を自分の思いのままに動かして、チャンスにしようという、メンタリストらしい提案が。飲み会の翌日はお礼のメールを出すのですが、その内容は事実3割、願望7割という非常に自分の都合の良いものにしておくこと。上司も酔っていたなら、テキトーに事実をねつ造してもいいし、シラフだったなら「私はこう受け取りました」と無理くり事実をねじ曲げる(笑)。人間とは不思議なもので実際とは異なる記憶であっても、相手に誘導されると、それに合わせた記憶を作ってしまうのです。

多い日には1日に30冊もの本を読むというDaiGoさんへの、読書法の質問も。DaiGoさんによると

①同ジャンルの本を5~6冊読む
②7~11%必要情報を獲得する

p.125

とまとめられています。また、感情的に読書をすると記憶に残りやすく、絵を描いてみたり、著者に話しかけるように読むことも記憶には有効だそうです。

恋愛を変えたい

最後は恋愛についての質問。まず、ずっと気になる友人に告白したいという人には、告白は晴れた日にすべきと提案されます。なんでも、

まず基本的に、告白は晴れた日にするべきです。雨の日よりも、晴れの日の方が人間は説得されやすいという研究結果があります。これは、仕事の営業も同じで、雨の日は闇雲に動かず、晴れの日に向けた準備に充てるのが賢明です。逆に、晴れの日にお客さんに会わずデスクワークをするのはもったいない!

それから告白は、夜や、暗い場所で行うのがベター。心理学的に有名な暗闇効果の力を借りましょう。アメリカの心理学者ケネス・J・カーゲンが、明るい部屋と暗い部屋、それぞれに、恋愛関係にない男女ペアを入れて実験したところ、明るい部屋では2人が次第に離れていったのに対し、暗い部屋では、なんと寄り添い始めました

p.136-137

決戦は晴れた日の夜ということですな。まとめとしては、

①晴れた日に②暗い場所で③右耳に④紫をつけて⑤デートは2回セット(p.139)

だそうです。

で、デートはベタに夜景がきれいな場所が良いそう。その理由は9つもあって、かなり効果的。ざっくり言うと、①視覚が制限されると聴覚がよく働き口説き言葉が届きやすい。②暗がりで薄明かりをジーっと見ていると人は暗示にかかりやすい。③暗闇では瞳孔が開くが、恋をしても瞳孔が開く。人の脳は、恋したから瞳孔が開いているのか、暗いから開いているのか判断できない。④オレンジ色の光が多い夜景は、心を感情的にする。⑤夜景が見える高いところは“吊り橋効果”発動。⑥海辺の夜景スポットを狙え!嗅覚にも訴えかけるのだ。⑦行き先を伏せて夜景スポットへ連れ出すことで、どこに行くのか不安になった後に、美しい景色を見ることになり感動する。⑧恋愛映画のラブシーンでは肘をつつくなど、軽くボディータッチを。⑨明るく会話していたのに、夜景を前に寡黙になって、ギャップ萌え! ということで「夜景デート」ベタ中のベタですが、ベタになるだけ間違いないということですね。

夫婦円満のコツや、浮気防止、カマかけテクも紹介されます。

困難からチャンスへ変える

本書は、人のお悩みにDaiGoさんがメンタリストとしての回答を提示するものです。どのQ&Aにも共通しているのは、ネガティブで憂鬱な話題を、視点を変えることでポジティブで絶好のチャンスに変えてしまうということです。先に紹介した例の中では、毎週飲みに誘ってくるウザい上司を、自分の都合の良いようにコントロールしてしまおうという提案はまさに(笑)。だけど、そういう「話の持って生き方」が上手い人って居ますよね。ちゃっかり、自分の都合を相手に飲ませたり、自分の居心地のいい関係性を上手に作る人がいます。そういうテクを使ってたのか……。

また、恋愛編も面白い……。DaiGoさんの恋愛本は以前に読んでブログでも紹介したんですが、なかなか納得してしまうんですよね~。夜景はテッパンであることや、欲しいプレゼントをもらう方法とか、プレゼンとをより効果的に渡す方法とかね。実践的なんですよ。ちょっとした工夫と配慮だけで、同じ行為でも人の感じ方は変わるのだ。

あさよる的、メンタリストDaiGoさんの面白いところ

あさよるが考えるに、メンタリストDaiGoさんの話の面白いところは「真新しいことを言わない」というところだと思っています。すでに広く知れ渡っていて、それなりに裏付けもある話を展開していくからこそ、手堅く人の心を動かせるんじゃないかしら。

同じような主旨の本は『夢をかなえるゾウ』でしょう。これは、ゾウの頭をした商売繁盛の神様「ガネーシャ」が、ビジネス書に絶対書いてあるような「常識」を主人公に聞かせて、その通りに行動させ成功へ導く物語です。ガネーシャは神様ですが、DaiGoさんは「メンタリスト」と名乗ることで、話に注目させておられます。

天才や超人でなくても、知識の量と実践で、人の心って上手に動かせるというのは、多くの人にとって励みになるんじゃないだろうかと思います。

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『仕事は楽しいかね?』|くだらない失敗が、チャンスを呼ぶ

こんにちは。あさよるです。今日(2018/3/20)は久々に京都の美術館をハシゴして回ろうかと練っていましたが、天気予報が悪いのでやめ。春休みが始まるし、これはもう行かないパターンだなあ。春の京都なんて人が多すぎる。「こうしよう」と思ってても、思い通りにいかないものですねぇ。

今回手に取った『仕事は楽しいかね?』は、悪天候で足止めされた空港からお話が始まります。「こんなこともあるだろう」と分かっていながらも、イライラしちゃうシチュエーションです。そんなとき、たまたま出会った老人が、自分の生き方を変える人物だったら……。これを「ラッキーな物語」だと思う人もいれば「アンラッキーな話」に思う人もいるでしょう。だって、もしかしたら自分にも、主人公と同じように、千載一遇の出会いがあったかもしれないのに「見落としていたかもしれない」と気づいてしまうから……。

本書『仕事は楽しいかね?』は、お話ですから、一度逃したラッキーが、向こうから引き返して戻ってくるところから話は始まりまります。ありえないフィクションです。

老人からの金言集

本書『仕事は楽しいかね?』は、悪天候で足止めされた空港で出会った老人との対話形式で話が進んでゆきます。最初は老人を軽くあしらいますが、のちに彼が発明家・起業家として巨万の富を築いた人物だと知ります。

「あぁあ、名刺も渡さなかったし、そもそも嫌な印象を与えてしまった。」

こんなシーンから始まります。主人公は、目の前に現れたチャンスを、知らなかったとはいえ、棒に振ってしまったのでした。成功者のエッセンスを吸収できたかもしれないのに。

多くの場合は、これでおしまい。後から嘆いたところでチャンスが二度と振り向きません。しかし、これは物語ですから、再び老人は主人公の前に現れます。そして、あろうことか、成功者の金言を主人公の若者に残すのです。

失敗していい

本書『仕事は楽しいかね?』で老人が若者へ告げる金言は「失敗していい」「チャレンジを続けよ」「偶然のアイデアを探しなさい」という、至極当たり前のことを、実例を挙げて根気強く語り掛けます。多くの人は、そんなことわかっていても、実際に実行できずにいるのではないでしょうか。

成功者と呼ばれる人たちは、地道で地味な作業を真面目に繰り返してきただけであることが、本書を読んでいるとよくわかります。そして多くの場合、成功のきっかけは「偶然」で「くだらないきっかけ」だったりします。

コカ・コーラは、風邪薬を風邪もひいていないのに水に溶いて飲んでいる人を見て、マネをしてみた結果「さらに炭酸でシュワーっとすれば美味しいのでは」と思ったことです。あの有名なコカ・コーラのロゴマークは、伝票に商品名を書いた文字をそのまま使いました。ただの偶然の、くだらない思い付きの連続が、現在のコカ・コーラになったのです。

くだらないことの連続。その中に

くだらない、小さな思い付きの中に、偶然の組み合わせでアイデアが生まれます。大事なのは、偶然のアイデアを逃さないこと。それは、たまたま空港で出会った老人を会話をするくらい、偶然にチャンスが訪れます。そして多くの場合、準備不足でチャンスをみすみす逃します。

大事なのは、虎視眈々とチャンスを待ちながら、多くの偶然を生み出すかです。そのためには遊び感覚でどんどんやってみて、どんどん失敗して、どんどん偶然を増やしてゆくのです。いつか、素晴らしいアイデアがやってくるまで。そして、素晴らしいアイデアにふさわしい自分を用意しておかねばなりません。

アイデアは古いアイデアの中にある

この話では、新しく素晴らしいアイデアとは、古いアイデアの偶然の組み合わせの中で生まれるとされています。くだらない、目も当てられないようなアイデアでも、組み合わせ方次第で真新しいものに変身し得るのです。

だから、どんな些細でしょうもないアイデアでも、書き留めておけばよいのです。これが「失敗してもいい」という理由。失敗したアイデアも、後々「使える」瞬間がやってくるかもしれないから。

偶然の組み合わせから新しいアイデアが生まれる、アイデア発想法の定番と言えば『アイデアのヒント』をどうぞ。

チャンスは突拍子もなく現れ去ってゆく

あさよるも昔、みんなが知っている〈有名人〉とたまたま偶然同席したことがあって、その時にショックだったのは「ポートフォリオがないっ!」ということでした(苦笑)。当時あさよるはデザイン生で、ポートフォリオを持ち歩くよう指導されていたし、あさよるも「そんなの当然」と思ってたのです。なのにその時、ポートフォリオを持っていなかったんですね~。帰宅後、急いでポートフォリオを印刷してしばらく持っていましたが、近年長らくサボってますw 本書『仕事は楽しいかね?』を読みながら、上記のエピソードを思い出して、「ああ、ポートフォリオ作らないと(;’∀’)>ボリボリ」と反省しました。

「仕事は楽しいかね?」ってタイトルも沁みますねえ。「がんばってますっ」「この仕事がしたいですっ」って口では言ってるくせに、自分の仕事を紹介するポートフォリオすら持ってないって、そりゃ「ホントに仕事は楽しいの?」と聞きたくなります。本書の主人公も、老人に自己紹介として「そこそこ給料をもらっている」ことと、仕事のグチしか出てきませんでした。

チャンスというのは、ある日突然舞い降りてきます。そして、その瞬間に消えてなくなってしまいます。一瞬のチャンスを常に待ち構えていないと、捕まえることはできないんです。あさよるも経験から知っています。サボってましたが。反省しました(;’∀’)

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『北欧スウェーデン式自分を大切にする生き方』|ネガティブ思考をハックせよ!

こんにちは。夜中におにぎりを食べてしまった あさよるです。そして自己嫌悪に陥り、なんかものすごい絶望的な気持になります。そんなに後悔するなら食べなきゃよかったのに! さて、あさよるも〈ネガティブ思考〉な人間ですから、今回手に取った『自分を大切にする生き方』のテーマである、〈ネガティブ思考〉からの脱却は、耳に痛くもあり、ためになる話でもありました。

本書は、著者のビルマーク夫妻が「心の病」から抜け出した経験から書かれたものですが、いわゆる精神病治療の話ではありません。〈ネガティブ思考〉から〈ポジティブ思考〉への思考の変え方。あるいは〈自己欺瞞〉から脱却する方法といったところでしょうか。医学的な話ではないのであしからず。

心の病から抜け出した夫婦の話

本書『自分を大切にする生き方』の著者であるビルマーク夫妻は、二人とも心の病に苦しみ、そこから脱却した経験がまとめられています。二人の間の娘との関係も描かれます。不調を自覚し、少しずつ生活習慣や思考を変えてゆくことに苦心した記録や、自分以外の人の存在を認識し、「今」に集中できるまでに回復します。

夫妻の住むスウェーデンは、暮らしやすい国ですが、真面目な国民性からメランコリー(うつ)を抱える人が少なくないそうです。社会的背景を元に、彼らがメランコリーを乗り越えるまでの経緯を知りましょう。

ストレス、ネガティブ思考を把握する

まずは、自分の心身に起こっている症状を自覚する必要がります。ストレスは肉体的な変化を引き起こします。肉体に起こっているストレスレベルを把握しましょう。次いで、ストレスの要因の特定です。ストレスの原因を遠ざけられれば良いですが、それが難しい場合は自分が対処するしかありません。

これまでの対処の仕方が、ストレス、不安、頭痛、睡眠障害、高血圧、潰瘍、腰痛、集中力散漫、憂鬱、自身のなさにつながっているのかもしれません。これを「ネガティブ反応」と呼びます。ネガティブに反応することを自ら選んでいるのです。

p.29

メランコリーの原因は、ネガティブな事柄に自らが集中してしまっていて、悪循環に陥っている可能性があります。悪かったことばかり注目するのではなく、良かったことにも目を向けます。

専門家への相談を!

自分で対処が無理な場合は、専門家に相談しましょう。専門家を頼ってる人は多いですし、服薬治療をしている人も少なくありません。身体に悪影響が出ているのですから、速やかに専門窓口へ。

ネガティブ思考に対処する

ネガティブ思考を遠ざけるため、「心配タイム」を設けます。これによって、日中、心配事が起こったとき「あとで心配タイムに考えよう」と保留できます。そして、心配タイムでは、心配事を書き出し、心配事の対策を考え書き出します。そして、その対策をいつ取るのか決め、必ずそれを実行します。

心配タイム導入により、漠然とした不安ではなく、建設的に心配事に取り組めるようになります。しかも、心配事の対策を実行することで、少なくとも一つの心配事は減ります。

生活を変えてゆく

生活習慣そのものも変えてゆきましょう。マルチタスクは非効率だと割り切り、タスクを周りの人に分散し協力してもらいましょう。また、部屋を片付け、心がくつろげる環境を整えましょう。思い切って模様替えに勤しんでもOK。睡眠の質と量の改善も。寝具を奮発して良いものに変えてみるだけでも、変化があるかも。

健康的な生活に必要なのは、睡眠と、栄養と、適度な運動です。これらが確保できるよう生活習慣を変えてゆく必要があります。

毎日テレビを何時間見ていますか? 何時間スマホを見ていますか? 自分の何気ない時間が、自分の生活を圧迫しているかもしれません。時間切れになって自己嫌悪になるよりも、一日の時間の使い方を見直しましょう。

ネガティブ思考を変えてゆく

上手くいかないことがあっても、それにどう対応するかは自分で決められます。いつも元気な人なんていないし、いつでも良い人なんていません。「良きパートナー」「良き親」「ダイエットする」「学びなおす」など、責任感や約束事に思うなら、それはなぜ? 周りの人から求められているのかもしれません。

「~べき」とか「~しなければ」という思考を捨てましょう。「~したい」に変えてゆくのです。

そして、大変な時は「大変です」と言い、完璧な人のフリをするのはおしまい。自分の弱みも、人に見せられるように。

「他者」の存在を意識する

完璧な人をやめることは、他者を受け入れることにもつながります。どうしても、自分を誇大に見せようとすると、自慢話をしたり、相手に自分の価値を確認させようとしてしまいます。SNSでマウンティング投稿をやめ、他者への感謝を日記に書き留めましょう。

「今」に集中する

きちんと「ノー」を言い、お人好しをやめ、テレビやスマホに時間を奪われるのをやめて、何をするのでしょう。それは、「今」に集中しましょう。過去に何があっても、今は過去ではありません。将来にどんなに不安になっても、まだ将来は来ていません。「今」しかないのです。

頭の中のおしゃべりをやめ、雑念を取り払い、「今」に集中する。

ネガティブ思考から得ているものはなに?

ここから、あさよる的目から鱗だったお話。

ネガティブな思考に陥っているときって、自分自身が苦しんでつらいのですが、実はネガティブ思考になることで自分は「何かを得ている」のかもしれない、という指摘はショックでした。

 ネガティブ思考は、やりたくないことから逃げる方便にもなります。

p.158

まず、ネガティブ思考に陥り、体調を崩すと、「何か」から解放されることがあります。もしこれが本当ならば、自傷しているのと同じじゃないかと思い至りました。何か欲求があって、そこから解放されるために自信を苦しめているのです。矛盾しているように思えますが、実際にそのような行動を取ってしまう人は少なくないでしょう。(あさよるも、夜中にアイスクリームを食べてしまいます(^^;)

また、ネガティブ思考は自尊心を満たすこともあります。

 自尊心が低い人は、人から同意や承認を得ようとしがちです。自分はよくやっている、十分魅力的だ、特別な存在だ、と誰かに言ってもらいたいのです。

p.160

自分で自分の評価が正しくできない場合、他者に評価してもらいたくなります。「正しく評価ができない」とは、〈過大評価〉のみならず〈過小評価〉も同じです。自己評価が低い場合、他者に評価され、認められたいと願うのです。そのため、ネガティブ思考が発動します。さながら、よく女子会なんかで展開される「わたしブスだから」「もっと痩せないと」みたいな話も、同じ心理状態ですかね。

なんらかの報酬があって、ネガティブ思考をやめられない場合は、心がけで少しずつ思考を変えてゆきましょう。

ネガティブ思考を改めるためにできる心がけをいくつかあげてみましょう。

・自分に正直になる。ネガティブ思考で自分を傷つけていることを自覚する。
・ネガティブ思考は改めなければならない悪い習慣、と自覚する。
・起きている間のエネルギーのすべてを、不健全な思考パターンを経つのに費やすと決意する。
・自分の思考パターンを意識する。
・人に認めてもらおうとするのではなく、アファメーションや励ましの言葉によって、自分自身で気分を高揚させる。

p.160-161

長い年月にわたって〈ネガティブ思考〉を培ってきたのですから、〈ポジティブ思考〉に鞍替えするのも気長に暇がかかりそうですね(;’∀’)

〈ポジティブ思考〉は周囲の幸福度UP

本書のメッセージは「過去にどんな経験をしてきても、今変わることができます。遅すぎることはない」という力強く心強いものです。

そして「ポジティブな人は、周りの人を幸せにする力を持っている」と、変化の先にあるものも示されています。これって、真面目で責任感の強い人ほど〈ポジティブ思考〉に向いているってことですよね。周りの人をより幸福にする〈責任感〉は〈ポジティブ思考〉になることにより達成されるのです。

逆に言うと、〈ネガティブ思考〉に陥っているとき、本人の真面目で責任感の強い性格とは裏腹に、周りの人に悪影響を与えてしまっています。

自分だけの幸福を追求するのではなく、周囲の人たちの幸福度にちょっとだけでも貢献できるなら、それは嬉しい話カモ。

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『成功読書術』|ビジネス書としての名著から学べ

こんにちは。読む本に困る あさよるです。読書ブログを始めて、一日一冊ペースで本を読むようになって、最初に困ったのは「次に読む本を常にストックし続けること」でした。そのためには事前に「読みたい本リスト」を作っておく必要があります。本屋に行けばズラッと新刊本が並んでいるし、図書館には一生かかっても読み切れない蔵書があるし「読む本がない」という事態はないでしょうが、膨大な数の中から「選ぶ」という作業がコレ意外にもハード。

ブログを始めて「読書案内の本」というジャンルがあることを知りました。次に読むべき本、これくらいは読んでおくべき本を教えてくれる親切な本です。同じく、ブログを始めてから読みはじめた「ビジネス書」も、読むと結構面白い。今日はその、「ビジネス書」の「読書案内の本」の組み合わせの一冊です。

著者はAmazon.co.jpの立ち上げにも係わった土井英司さん。自らを「ビジネス書バカ」と称しておられる猛者です。

ビジネス名著30選!

本書『成功読書術』はビジネス書の名著30選が紹介された読書指南書です。「本が売れない」と叫ばれて久しいですが、本が売れないとはつまり、先人たちの教えが途絶えてしまうことです。これはいかんということで、過去の名著がラインナップされています。

書店では売れる新刊本を並べる傾向があるので、Amazonでは昔の本が売れる傾向があるそうです。「書店で探しても見つからないからネットで」てな具合ですね。新刊本を探すなら書店、名著を探すならネットとユーザーも使い分けをしているのかも。

著者の土井英司さんはご自身のことをと、本書の趣旨を紹介しておられます。

 私は、出版業界では、「ビジネス書フリーク」と呼ばれているようです。放っておくと年間100万円はビジネス書につぎ込むので、フリークというよりは、「ビジネス書バカ」と言ったほうがいいかもしれません。
本書は、その「ビジネス書バカ」が、これまでに出会った古今東西の名著の魅力と、その読み方をご紹介するものです。
全部で30冊、人生や仕事に役立つ名著を紹介しており、なかにはビジネス視点的で読み解くことがはばかれるような不朽の名作もあります。ただ「名著とはいつの世も人々の役に立つもの」との認識から、あえて現代的な読み方もさせていただきました。

p.6-7

「ビジネス書バカ」を自称する著者が、新旧の名著を解説する。しかも本来は「ビジネス書」に分類されないような書物まで、ビジネス書としての視点で読み解いてゆくという取り組みです。

また、ビジネス書を読んでも、実際に書いてあることを実践するのは人は5%くらいのもの。だから、成功のノウハウをすべて公開してしまっても大丈夫。本当にやる人がごく一握りだから、ビジネス書の著者は出し惜しみする必要はありません。なもんで、名著と呼ばれるビジネス書に書いてある通りにやれば、上手くいく見込みは高そうです。

30冊のラインナップを後ほどサクッと紹介します。

ビジネス書はオモシロイのだ

あさよるはビジネス書を手に取るようになったのは、実はこのブログを始めてからです。大ベストセラーになったビジネス書は読んだことがありましたが、そうでなければ特に興味もありませんでした。しかし、ビジネス書も読み始めると、これがまた面白い。もちろん玉石混淆ですが、人間の普遍的な活動や、人間心理、社会背景や思想の変遷など、学問としてでなく、実践としてビジネス書にまとめられているのです。

ビジネスだって、平たく言えば人と人との関わりです。人間関係を良好なものにし、相手のニーズを読み取り、自らの居住まいを正し、「どう生きてゆくのか」が説かれているんですね。これ、ブログを始めた一番の収穫が「ビジネス書を読むようになった」ことだと思います。

本書『成功読書術』は、ビジネス書の名著とタイトルと、内容の要約が詰まっています。本書を読んでいるだけでも「次読んでみたい本」の宝庫。ビジネスとして実践するのは当然として、「嗜みとしての読書」にも最適です。

ビジネス書30選

以下、本書で紹介される30冊のビジネス書をまとめています。

『人を動かす』デール・カーネギー

「人を動かす三原則」「人に好かれる六原則」「人を説得する十二原則」が紹介される。人の心をつかみ、人を動かすことで成功へと近づきます。『人を動かす』は当ブログでも紹介しました。

『人間性の心理学』A・H・マズロー

マズローの「欲求5段階説」は有名ですが、その中の「自己実現」の概念を理解している人は稀です。人の欲求について、戒めと深い理解をもたらします。

『影響力の武器』ロバート・B・チャルディーニ

「人の心の引き金を引く、承諾誘導のテクニック」が、心理学原理に基づき紹介されます。

『思考と行動における言語』S・I・ハヤカワ

私たちは「記号」で物事を判断し、理解している節があります。その「記号」を悪用した詐欺や傷害事件も存在します。シンボルや制服なんかがその例です。

『ホモ・ルーデンス』ホイジンガ

人とは、遊ぶサルである。遊び・遊戯の中から文化が生み出されたとするのが「ホモルーデンス」の考え方です。

『情報の文明学』梅棹忠夫

「農業の時代」「工業の時代」「精神産業の時代」と産業の時代を区切って説明した『情報の文学』は、アルビン・トフラーの『第三の波』よりも前に発表された書物です。発表当時は批判もあったようですが、今の視点でみるとどうでしょう。

『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル

悲惨な状況で生き残るために必要なのは「精神の自由と内面の豊かさ」である。

『私はどうして販売外交に成功したか』フランク・ベドガー

営業マンとしての心構え、考え方が紹介される。顧客の心をいかに導くか。そのための手段。

『風姿花伝』世阿弥

「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」。世阿弥の『風姿花伝』もビジネス書として読み解きます。「道」を極める求道者なら誰しもが当てはまる名著。

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『君主論』マキャヴェリ

中世イタリアでは過激であると一時はローマ教皇の禁書目録にも入っていたんだとか。良心では認めたくはないが、納得せざるを得ない人間観が描かれる。

『ビジネスは人なり投資は価値なり』ロジャー・ローウェンスタイン

投資家目線の、企業経営のあるべき姿と本書のタイトル「ビジネスは人なり 投資は価値なり」の意味がわかるでしょう。

『相場師一代』是川銀蔵

「最後の相場師」と呼ばれた是川銀蔵、波乱に満ちた人生で巨額の富を手に入れました。真理を見通す洞察力に注目です。

『人生と財産』本多静六

40歳にして100億円余りの資産を築いた本田静六。本書のポイントは、財産を築くための心得、学問や仕事への姿勢、人生設計。

『人間における勝負の研究』米長邦雄

どんな道でも、道を究めた人はスゴイ。『人間における勝負の研究』の著者は「棋聖」米長邦雄。勝負の極意。

こちらもどうぞ↓

『もっと深く、もっと楽しく』中部銀次郎

アマチュアゴルフ界のレジェンド・中部銀次郎。ゴルフの心得、勝負の心得が書かれた本ですが、多くの人に当てはまる内容。

『世紀の相場師ジェシー・リバモア』リチャード・スミッテン

世界恐慌を予測し、ひとり大勝ちした伝説のジェシー・リバモアの投資論を綴った一冊。彼の壮絶な人生から学べ。

『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』ジェームズ・C・コリンズ

偉大な企業に共通し、飛躍したが持続しなかった企業になかった点を指摘する。真に偉大なリーダーとはなにか。

『プロフェッショナルマネージャー』ハロルド・ジェニーン アルヴィン・モスコー

経営は実行である。どんな理論も一気に問題を解決してくれることはない。失敗の意味ばかり考えるのではなく、成功の意味を考える。

『ブーメランの法則』ファーガル・クイン

社内教育用に作られた本書。顧客志向について説かれた名著。

『小倉昌男 経営学』小倉昌男

ヤマト運輸の元社長・小倉昌男が書き下ろしたケーススタディ本。儲からないと言われていた個人宅配に「宅急便」の市場を切り開いた。

あわせてどうそ↓

『経営に終わりはない』藤沢武夫

本田宗一郎の参謀・藤沢武夫の半生。カリスマのナンバー2の姿です。

『真実が人を動かす』ケン・アイバーソン

倒産寸前の製鉄所をアメリカでもトップクラスの優良メーカーに育て上げたアイバーソンが実践したマネージメントや評価や報酬など、人の心を動かす心得。

『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』キングスレイ・ウォード

ビジネスマンとして成功した父が、起業家を目指す息子にあてた手紙の形式。父が息子に教えること、それは「常識」。厳しいエールもあります。

『学問のすゝめ』福沢諭吉

言わずもがなの名著。「物事を疑って取捨を断ずる事」。これは経営でも同じ。

『アラン人生論集』串田孫一編

我々はどう生きるのか。短い表現方法でアランの人生論に触れましょう。

『道をひらく』松下幸之助

自分を道を生きるために、自然体で居続ける。素直で謙虚で、気配りを忘れない。どんな時代でも道をひらくための力です。

『経営者の条件』P・F・ドラッカー

「エグゼクティブの仕事は、成果をあげることができる」「成果をあげることは修得できる」、成果を上げるための努力をエグゼクティブがしない限り、成果はついてこない。

『7つの習慣』スティーブン・R・・コヴィー ジェームス・スキナー

私たちは、物事を必ず何らかのレンズ越しに見ている。そのレンズをはずし、依存から抜け出し自立する。そのための「7つの習慣」です。

『ザ・ゴール』エリヤフ・ゴールドラット

閉鎖寸前工場を3か月で再建する小説。登場人物の苦悩、目標達成する興奮。小説だからこその共感。

『古代への情熱』シュリーマン

トロイヤ遺跡を発見したシュリーマンは、苦難の中でも幼いころからの夢を忘れませんでした。その情熱に触れましょう。

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『科学がつきとめた「運のいい人」』|きっといいことがあるはずだ!

『科学がつきとめた「運のいい人」』挿絵イラスト

こんにちは。昨日の記事で「おっちょこちょい」だと告白しましたが、なんとかやっている自分はすこぶる「運がいい」とも思っている あさよるです。本書『科学がつきとめた「運のいい人」』によりますと、「自分は運がいい」と思っている人はホントに運がいいそうなので、これは良いことを知りました。

と、著者の中野信子さんの著書も数冊読みまして、どれも面白かったので、本書も読む前から楽しみでした。

運のいい人の特徴

本書は「運のいい人」の特徴を挙げ、それを科学的な考えに当てはめてゆきます。

「運のいい人」とは、自分を大切に扱い、自分の価値観を持っています。自分に厳しすぎず、失敗しても落ち込むまで卑下しません。自分の直感や感覚を大事にします。自分のことを好きでいて、「自分は運がいい」と思っています。

運のいい人は、良くも悪くも自分の軸で、自分の考えで行動し、自分の意志や肉体を大切に扱っているんだそう。難しいのは、社会の中で「善し」とされる「真面目でキッチリ他人の指示に忠実に従う人」とはかけ離れている点ですね。運のいい人は不真面目とは言いませんが、自分の意志や価値観で行動するので、他人の指示や社会の常識からはズレた言動をする場合があります。

「自分を大切にする」というのは、説明しないと語弊があるかも。自分に甘くワガママ放題するってことじゃないんですよ。自分を、一人前の一人の人として扱って、家の中で一人でいても、粗末な道具を使ったり、だらしない服装で時間を過ごさない。お客さんをもてなすのと同じように、自分のことも扱うんです。

また、「運のいい人」は好奇心旺盛で、新しいモノやコトに目がないそうです。コンビニで見たことのない新商品に迷わず手を伸ばす人と、いつもと同じものしか買わない人がいるそうで、それは脳科学的に見ても、脳の特徴が違うんですって。

失敗や不安、不幸なことや、マイナスなことも上手に付き合っているのが「運のいい人」の特徴です。そして、自分だけでなく、多くの人のために祈ります。

科学的知識に当てはめる

「運のいい人」の行動を科学的にみると、脳の働きを上手に使っているそうです。ドーパミンで夢中になったり、アドレナリンで興奮したり、セロトニンで脳の身体を休めたり、脳内物質がよりよい状態であるための生活習慣を持っていたりします。

「運のいい人」と一緒にいるだけで、周りの人も運がよくなることもあるようです。それは「運のいい人」の習慣が周りに人にも伝播するからなんですね。人は周りの人に影響されるので、どうせ一緒にいるなら「運のいい人」と一緒にいましょう。

「運」という要素だけを見ると、それはランダムに起こることで予測できないのですが、「いいことが連続して起きる」「よい状態が続く」人を「運のいい人」とすれば、科学的にも「運のいい状態」を作り出すことは可能なんですね。

もちろん逆もしかりで、「ツイてない」「運がない」と思い込んでいる人は、どんどん負のスパイラルにハマってしまいます。脳も悪い状況を作り出す方に働いてしまうんです。よく、謙遜のつもりか「とんでもない」「私なんて」「全然ダメです」なんて言う人がいますが、ああいうのも大きな目で見ると自分で自分を「ツイてない」と言い聞かせているモンですわね。

体の状態は自分で変えられる

本書『科学がつきとめた「運のいい人」』のメッセージは、「運のいい人」の状態を科学的に定義することで、自分自身も「運のいい人」の習慣やクセをマネすることが可能になります。脳科学的にも「運のいい人」の脳のクセがあるだなんて目から鱗的ですが、よく自己啓発本なんかで、成功者の習慣をマネるよう推奨する系も、あながちウソではないってことでしょうか。

また、早寝早起きの生活習慣も、脳のコンディションに欠かせません。「運のいい人」は規則正しく、いつでもコンディショニングが完璧だからこそ、チャンスが巡ってきたときに行動できるのでしょう。……朝寝坊な あさよるには耳の痛い……。

突拍子もない〈何か〉が始まるはずだ

「運のいい人」という、非科学的っぽい事象を「脳科学的に解釈する」って面白い試みですね。巷でよくある「ゲン担ぎ」も、やってみてもいいのかもなあと思います。神社に参ったり、神棚に手をたたいたりするのも、その「習慣」に意味があるのかも。毎日同じ時間に、同じ行動をすることで体調管理もしやすいしなあ。

あさよるは「運」とか「ゲン」とかそういう類の話は「非科学的だ!」と跳ねのけていましたが、少しは受け入れてみてもよいのかも。

そんで、根拠もなく「わたしは運がいい」と思い込むパワーたるや。あさよる自身も自分を「強運の持ち主」と思っていたので、怖いものなしで生きてきました。最近、年齢と共に「凡人なのかも……」とショゲていましたが、やっぱ「運がいい!」と思ってていいのかも。「大丈夫、私はツイてるから、そのうち道が開ける!」という思い込みはプライスレスなのです。今も「きっと想像するより突拍子のない〈何か〉が始まるはずだ!」と根拠もなく確信しています。

『科学がつきとめた「運のいい人」』挿絵イラスト

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『正しい恨みの晴らし方』|最高の復讐は……

こんにちは。清廉潔白、妬み嫉みを持たずに生きている……と思っていた あさよるです。「人を恨んで生きるなんてヤな人生ネー」「嫉妬なんて醜いなぁ」なんて他人事のように思いつつ、本書『正しい恨みの晴らし方』を手にしたのです。著者は脳科学者の中野信子さん。これまでも中野さんの本を数冊読み面白かったので、手に取りました。

「正しい恨みの晴らし方」、結論を先に言っちゃうと、

「優雅な生活が最高の復習である」―p.239

中野信子先生はこう結んでおられます。さてポイントは「何を以て〈優雅〉とするか」ということでしょう。本書ではその答えは示されません。ただ、多くの人が恨みを晴らすべく勤しんでいる取り組みは〈優雅〉とは言えないだろうと、本書にて示されています。だって「不毛」だから~。

恨みとはなんだ?

まず、「恨み」とはどんな状態を指すのでしょうか。本書ではこう定義されています。

恨みとは「思い出し怒りにとらわれた状態」もしくは、「怒りをもたらした出来事を反すうせざるをえない状態」とみなせます。 -p.16

怒りを何度も思い出し、そのたびに怒りに駆られる状態を「侵入思考」と呼ぶそうです。過去の出来事が、現在に侵入してきて怒りにかられるからです。同じことを繰り返し考えてしまい、あれこれ思いめぐらせてしまう状態を「反すう」と言い、精神的な健康を害することもあるそうです。これらが「恨み」です。

怒りが恨みに変わるには、相手が〈他者〉の〈何らかの意図〉でないといけません。物に躓いても、物を恨むことはありません。

もっと言えば、「正しくないことをされた」という被害者意識こそが恨みの源といえます。自分のプライドを酷く傷つけるようなことをしてきた相手に怒り、その怒りがなかなか収まらないとき、それを恨みと呼ぶのです。 -p.18

「正しくないことをされた」とは、不当なことをされた、侮辱された、不条理な扱いをされたことを、自分の中で整理できない。だから怒りが持続し、恨んでしまう……。

あるいは、自分ではどうにもならない状態に置かれたとき。近しい人が事件や事故に遭ったとき、加害者を恨まずにはおれません。リストラに合って、会社を恨んでも仕方がないけど、恨んでしまいます。

仕返しをしたい!

我々は傷つけられると、怒りを感じます。

アメリカの心理学者ジェームズ・アヴェリルは、「失われた自尊感情の回復」が怒りの目的であると述べています。プライドを傷つけられて怒るのですが、それを癒す道筋を照らすためにもまた、怒りが存在しているというわけです。
こうした考え方に沿うなら、恨みを感じた後にも、傷ついたプライドを回復させるような行動をとりやすくなるはずです。
その一つが「仕返し」です。相手にも自分と同じ傷を負わせ、自分と同じ苦しみを味わわせてやりたいと思うのです。

p.20

傷ついたプライドの回復のために「仕返し」が必要なのですな。

さらに「見返し」という言葉もあります。これは、自分を侮辱した相手に、立派になった自分の姿を見せ、見返したいという願望です。しかし、見返しはプライドを直接的に回復させないようで、見返しが成功することは少ない模様。

妬みと嫉妬

「妬み」と「嫉妬」というよく似た言葉があります。これらは、日本語でも英語でも意味が少し違います。

 妬み(envy)は、自分の持っていない何らかの好ましい価値のあるものを、自分以外の誰かが持っていて、それを自分も手に入れたいと願うとき、その相手に対して生じる不快な感情のこと。
嫉妬(jealousy)は、自分の持っている何らかの好ましい価値のあるものを、自分以外の誰かが持っておらず、それをその誰かが奪いにやって来るのではないかという可能性があるとき、その相手を排除したいと願う不快な感情のことです。
時には、これらがの2つの感情が混じって感じられることもあります。

p.74-75

整理すると、

  • 妬み→「ニンテンドースイッチを○○ちゃんが持ってる!ズルイ!私は持ってないのに!」
  • 嫉妬→「私の彼が△△ちゃんと親しくしてる!浮気か!」

妬みは、他の誰かだけ持っててズルイ! 嫉妬は、自分の持ってるモノや関係性を奪われるかも!? という状態です。

妬ましい!

リア充自慢を街中やfacebookで見かけて、内心「ケッ」とムカつく気持ちは「妬み」です。妬みはいろんなところで起こります。能力の差、容姿の差、お金や財産、地位や能力、コネなどなど。で、妬ましい相手の悪口を言ったり、足を引っ張ろうとします。

「羨ましい」という気持ちも、「妬み」と同じですが「ネガティブではない妬み」です。せめて、人を妬むにしても「羨ましい」にしておきたいものです。

「妬み」は、例えばイチローのように、自分とかけ離れた相手には感じません。自分と近い相手が、自分より好ましい状態にある時「妬ましい」と思います。

なので、お金持ちの有名人が死の直前、一般の女性と結婚し、その女性が女優やモデルのような超美人なら構いません。しかし、その女性が「普通の女性」だったとき、「妬み」が爆発します。事実もわからないのに「遺産目当てだ」なんてバッシングが始まります。しかもこのとき、「妬んでるんじゃない、遺産目当てのセコい女を懲らしめるんだ」と「正しい」「正義」のために見ず知らずの女性をこき下ろしはじめます。でも冷静に考えると、他人をバッシングしたところで、自分は何の得にもならないし、むしろ時間も労力もムダにしてしまうばかりだったり……。

「正しい」ほど怖いものはない

他人の不幸は蜜の味です。ゴシップ大好き!他人のあら捜ししたい。「メシウマ状態」を心待ちにしています、よね?ね?ね?

なぜ他人の不幸を見ると満足するか、というと、自分が辛いとき、自分と同じくらいか、自分より不幸な人と比べると、気持ちが楽になるそうです。心理学的にもこう考えられているそうです。

人は周りの人に同調する習性を持っていて、Twitterで情報共有されれると多くの人が同調し、またたくまに炎上します。「正しくない」と思われる投稿が大量RTされ、なんとなくバッシングしていい雰囲気が出来上がります。……ただ、あくまで見ず知らずの他人をつるし上げても、自分は何の得もないのです。原動力は「自分は正しく、相手が間違っている」から。「自分は正しい、相手が間違っている」と認識すると、我々はその相手を攻撃することを厭わなくなります。「いじめ」と同じように、わざわざ自分が止めに入らなくても……という同調圧力も働き、仲裁する人もいなくなります。

正義という麻薬

なんとなくムカつく人をつるし上げ、みんなで恨み、悪をやっつければ勧善懲悪めでたしめでたし。みんな「水戸黄門」「半沢直樹」が大好きなのです。スカーッとして気持ちいい!のです。

「正義」を考えるときのポイントは「ズルをした」から恨まれるのではなく、「ズルをしそう」な個体もフリーライダー予備軍とみなされ、排除の対象になることです。「ズルをしそう」と疑わしい人を探し回っている状態が今の社会かもしれません。

人を恨んで生きてましたm(__)m

あさよるは他人にあまり興味ないし「人を恨む」なんて疲れるだけのことしたくないわいと思っていました。しかし、本書の定義に従えば、あさよるは「人を恨みまくっている人間」になってしまいますw もともと関西弁で言うところの〈イラチ〉で、気が短い方なので、他人にイラつく瞬間はありました。しかも、時間が経っても怒りが収まらず、むしろどんどん「侮辱された」「ナメられた」と怒りが膨らんでゆく経験はよくありました。そうか、あれ、恨みなのかw

さて、冒頭で、本書では「優雅な生活が最高の復習である」と結論付けられていることを紹介しました。はてさて「優雅な生活」とはどんな状態でしょうか。

あさよるが考える「優雅な生活」とは、規則正しい生活をして、アイロンをかけたシャツを着る。ゆっくりと朝食を食べ、早朝に掃除をし、午前中に仕事をして、夕方には終業して、夕食の準備をして、8時にはお風呂に入って、9時には寝る。ふとんは乾燥機にかけてでフカフカ。

これが最高の復讐です。

関連本

『サイコパス』/中野信子

『サイコパス』|冷静で共感しない人たち

『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』/中野信子

『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』|誰もがドーパミン依存!?

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