『会話もメールも 英語は3語で伝わります』|英語っぽい表現で考える!

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こんにちは。英語ができない あさよるです。学校の勉強はあまり苦労しなかったタイプなんですが、英語、これだけは違う。苦手で苦手で……語学が苦手で、国語も嫌いなんですが……。しかし、英語がわからないというのが普通に生活で不便です。こうやってブログ書いたり、ネット使うのも英語がわからないと困りもん。

毎日〈明日することリスト〉に〈英語学習〉と書く日々はやめて、ホントに勉強を再開したい今日この頃でした。『会話もメールも英語は3語で伝わります』は話題になってるっぽかったので、手を伸ばしてみました。

「伝わる」ための英語

まず本書『会話もメールも英語は3語で伝わります』の性格から。本書の著者の中山裕木子さんは工業系、技術系の日英翻訳をされている方で、特許明細書の翻訳をされていました。そこから、工学・技術系の人に英語を指導するために、3語で伝える英文法に行きついたそうです。

「理由と根拠」を大事にしながら、自分自身で英語表現を選択し、「どちらの表現がコミュニケーションをより円滑に進めるか」「どちらの表現が少しでも誤りが起こりにくいか」といったことに焦点を当てる授業を組み立て始めました。

冠詞から構文の選択まで、ノンネイティブとして、自分で根拠と理由づけを持って英語表現を選択する。そんな授業です。その指針としたのは、テクニカルライティングの各種ルール(各種スタイルガイドと呼ばれる欧米での英語のルールや、テクニカルライティングの洋書に記されたルール)です。(中略)

そのようなテクニカルライティングの手法から、最も重要なエッセンスを抜き出したのが、本書で取りあげた「3語の英語」です。

p.226.227

元々専門的な分野から出発し、それを一般化できないかと作られたのが本書です。

また、英語でのコミュニケーションは「相手もnot英語母語話者」である場合を想定すべきです。「ネイティブなら分かってくれる」のではなく、お互いに英語カタコト同士で伝わることが大事ですから、3語の英語は有効かもしれません。

英語らしい表現を覚える

3語で伝えるとは、ややこしい文法を作るのはやめて「SVO」で表現しちゃおうと。それだけなんですが、日本語の文章をそのまま英語のSVOに並べようとすると、やたら文章が長くなったり、いろいろ無理が出てきます。文章が長くなると間違えるリスクも増しますから、なるべく文章は短くしたい。

こんな例文が

「私は京都大学の学生です。言語学専攻です」
ありがちな表現:
I am a student at Kyoto university. My major is linguistics.

(中略)

「3語の英語」で同じ内容を組み立て直してみましょう。
↓↓↓
I study linguistics
at Kyoto university

p.30-31

「英語を勉強する」っていうよりも、言い方を学ぶというのでしょうか。本書でも、小中高の長期にわたる英語学習を経て、更に「3語の英語」で実用していくうちに、伝わる英語を使えるようになるという、かなり長期スパンでの英語学習法です。本書をパッと読んで英語力がどうかなるわけじゃなく、ジワジワっと効いてくる系ですね。

日本人の英語のクセ、すなわちbe動詞を使いたがるとか、漢字の熟語を英語にしようとして難解になるとか、やたら文章を長くしてしまうとか、主語が分かりにくいとか、クセを抜いて、英語っぽい思考を身につけようという内容。

苦手意識が高い人にいいかも

あさよる自身が語学が超苦手なので、得意な人が本書をどう読むのかは知りません(^◇^;)> ただ、英語苦手マンにとっては「3語だけで文章を作れ」というのは、取りつく島ができたような気分です。そう「どっから勉強していいのか分からない」から脱せる気がするのです。

「まずは文法?発音?」なんて悩んでる時間がもったいないので「SVOの3つでいい」と割り切っちゃえば、次はそこに盛り込む中身を勉強すればいいんだ!とスッキリしました。

また、notネイティブ同士の会話が想定されているのも、「使えそう」なところです。というのも、あさよるは街中で人に話しかけられるタイプなので、外国人にもめっちゃ声を掛けられます。道を聞かれたり、電車の乗り換えを聞かれたりね。最近、大阪のなんばや心斎橋は「外国人の方が多いんじゃないか?」って感じですからね~。「お互いに英語がわからん」状況でのコミュニケーションは難易度高いっす!

会話もメールも 英語は3語で伝わります

会話もメールも 英語は3語で伝わります

会話もメールも 英語は3語で伝わります

  • 作者:中山 裕木子
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2016-10-15

目次情報

はじめに
伝わる英語は、やさしい英語

本書の4つの特徴

CHAPTER①
「日本人の英語」が伝わらない理由

「日本人が好む英語」の3つの欠点
学校で習った「イディオム」はいらない
be動詞を使い過ぎると、文がぼやける
「漢字表現」を英語にすると、複雑な文になる
日本語の「主語省略」で英作が難航する
「ブロークン英語」はやはり伝わりにくい

CHAPTER②
「3語の英語は」は動詞が決め手

「具体的な動詞」でスピーディーに伝える
ダイナミックで明快な「他動詞」を使おう
受動態ではなく、短く力強い能動態を
否定を肯定表現に変える3つのアプローチ
ぼやかさず、具体的に言い切る
whenやifを使う文も「3語の英語」にできる

CHAPTER③
これでOK! 「3語の英語」の組み立てパターン

大切なのは、主語と動詞の選び方
ステップ①主語は「4つ」から選ぶ
ステップ②(基礎編)基本動詞をおさえる
1.人にもモノにも使える万能動詞 have、use、include
2.主語が「人」の便利動詞 find
3.ポジティブな感情を明快に伝える likeとenjoy
4.(人などを)~させる surprise、interest他
5.反対語動詞 dislike、disable、unveil、unlock、uncover他
6.SVOを作る明快動詞 benefitやreplace、relocate
7.1語が生きる「特徴」「強調」を表わす動詞 featureとhighlight
ステップ②(応用編)便利な動詞を使いこなす
1.強くて明快な動詞 needとrequireが表す「必要」
2.「最大にする」「最小にする」のmaximizeとminimize
3.「実現する」「達成する」に便利なachieve
4.主語と目的語を選ばない便利動詞 allow、permit、enable、そしてcause
5.「上げる」と「下げる」にincreaseとdecrease(reduce)、raiseとlower
6.「説明する」や「要約する」にexplain、describe、discuss、summarize、outline
7.短く伝える動詞 outnumber、outweigh、outperform、double、triple
「5つのパターン」で3語の英語を組み立てる

CHAPTER④
「3語の英語」に情報を足していく

「動詞のまわりのひと工夫」編
時制の基本、「現在形」をマスターする
現在完了形で「今」を大切にする
微妙なニュアンスを助動詞で伝える方法
助動詞の過去形は「もしかしたら」を伝える

「3語に情報を足していく」編
副詞を活用すれば、「3語の英語が生きる」
前置詞を使って、関係を「見える化」する
名詞に情報を加える「分詞」と「関係代名詞」
関係代名詞の「非限定」、その2つの利点

CHAPTER⑤
実践!「3語で伝える」ために、ここはバッサリ捨てましょう!

There is/are 構文を捨てる
仮主語と仮目的語の it を捨てる
SVOO・SVOC構文を捨てる
受け身形を捨てる
イディオムを捨てる
not 文を捨てる
難解な英単語を捨てる
難しい時制を捨てる

おわりに
英語講師として、見てきたこと、感じたこと

参考文献

中山 裕木子(なかやま・ゆきこ)

株式会社ユー・イングリッシュ 代表取締役。公益社団法人日本工業英語協会 専任講師。
1997年より企業で技術分野の日英翻訳に従事。
2000年、特許事務所で電子・電気、機械の特許明細書の日英翻訳を開始し、テクニカルライティングに出合う。特殊で難解な特許の英語であっても、平易に表現できないかと模索を始める。
2001年に工業英検1級取得。首位合格により文部科学大臣賞を受賞。2004年、フリーランス特許翻訳者になる。同時に、公益社団法人日本工業英語協会の専任講師に就任し、企業や大学の理工研究者に対し、技術英語・特許英語の指導を始める。
2014年4月、技術英語を専門とする翻訳と教育の会社、株式会社ユー・イングリッシュ設立。高品質の技術翻訳サービスと技術英語指導サービスの提供により、日本企業や大学における技術系英文の品質向上に尽力する。
また、「伝わる英語を身につける」をモットーに、京都大学、名古屋大学、同志社大学などにて、非常勤講師として、大学生の英語力を日々高めている。
著書に『技術系英文ライティング教本』(日本工業英語協会)、『外国出願のための特許翻訳英文作成教本』(丸善出版)がある。

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