普遍的な美しさを求めて『誰でも美しくなれる10の法則』

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「誰でも美しくなれる」だとぉ!?

(゚Д゚)

ファッションは生き方・考え方を表す

意図しない非言語コミュニケーション

コミュニケーションは受信する側が、どう受け止めるかに委ねられています。

真面目に話を聞いているのに「ヘラヘラするな!」と怒られたり、たとえ心から詫びていても、相手が誠意を感じなけれれば謝ったことになりません。

コミュニケーションは、メッセージを発信する側の意図は一切関係ありません。メッセージを受け取った側の解釈に委ねられるのです。ですから、往々にして、発信者の意図に反したメッセージが相手に伝わってしまいます。

意図しないメッセージの発信は、言語によるコミュニケーションだけでなく、言葉を使わない、表情や、ボディーランゲージなどを用いる非言語コミュニケーションで起こっています。なにげない仕草やクセ、無意識の態度までメッセージとして伝わっているのです。

ファッションから発するメッセージ

服装もそうです。もちろん、色味や模様、肌の露出の程度や、デザインは、他人からよく見えます。陽気なバカンスのように見られたり、ちょっと気分が沈んで見えたり、やる気がななそうに見えたり……。身にまとう服も、情報をたっぷりと含んでいます。

街中ですれ違う見ず知らずの人であっても、仕事中の人なのか、オフの日のショッピングなのか、旅行者なのか、パッと見ただけでわかりますよね。更に、その服装を細かに観察すれば、どこへ行くのか、どんな用事なのかも、ある程度は察せられます。

日々、クローゼットから選びとり、身につける服装によって、周りの人へメッセージをバシバシ発信しているのです。意図する/しないに関係なく。

ファッションには生き方・考え方があらわれる

ぱっと見ただけで、その人の地位や職業まで想像できるように、服装には生き方や考え方まで表れます。

「服に思想なんて反映させてないよ!」と思っていても、他人は勝手にメッセージを受け取ってしまうのです。

このロックバンドのファンはこんな人だろう、とか、◯◯さんは可愛らしい雰囲気だからこのハンカチを気に入るだろう、とか、セレブはこんな料理を食べているに違いない、とか。知らず知らずイメージやその人“らしさ”を受信し解釈しています。

ファッションの記号をコントロールしよう!

服装には意図する/しないに関わらず、多分の情報が含まれており、他人はそれを思い思いに解釈します。しかし、服装は、ほかの非言語コミュニケーションよりも、コントロールしやすい部分があります。

ドレスコードが設定され、社会的にある程度、イメージやTPOが共通認識としてあるからです。

これは身につける服装一つで社会の中で「どう見られたいか」を表現できるということdす。そこには、存分に自分の生き方や考え方もにじみ出ます。

言語と同じく、記号化されているファッションだからこそできるメッセージなのです。

クローゼットの整理、してる?

ところで、クローゼットの中にはどんな衣装が詰まっていますか?

服は、言語と同じコミュニケーションの道具です。生き様や思想を映し出すキャンバスなのです。すべての服はきっと、一度は手を取り、選択し、保存されているハズなのですが……。

自分の管理下を超えて、なにがなんだかわからないクローゼットになっていませんか?ちなみに、あさよるの衣装ケースはゴチャゴチャとカオスになっています(^_^;)

服は「第二の肌」であり、重要なコミュニケーションツールだと、『誰でも美しなくなれる10の法則』で思い知りました。道具は磨き上げ、適材適所で使ってこそ意味があります。

まずは、所持している道具の把握と整理、そしてメンテナンスをしましょう(^_^;)

自分のスタイル、それでいいの?

メンターを設定する

ファッションには文化や文脈がありますから、自ら独自に作り上げるというものでもありません(ファッションの革命児でなければ)。

流行のファッションを身にまとう人気モデルや人気タレントのマネをしたり、自分のファッションにも取り入れようと思うこともしばしばあります。

しかし、必要なのは流行のモデルではなく、ファッションメンターです。メンターとは、尊敬する先輩や師匠など、お手本になる人です。

もちろん、ファッションメンターは、服やアクセサリーだけでなく、生き方や考え方のお手本になる人です。意志を持ってファッションに身にまとうのです。

そのファッション、キツくない?

自分に全くに合わないファッションは、魅力を半減させてしまいます。

スリムな女性に憧れるからと言って、サイズの小さい服をムリヤリ着ると、一層太って見えます。サイズの大きな服を着れば、だらしなく見えたり、服の魅力も、自分の魅力も損なわれます。

いつまでも若々しくいたい願望は、誰しもありますが、しかしだからといって、10代や20代の若者ファッションをいつまでもし続けるわけにはいきません。

多くの人にとっての願望は、若者のコスプレをすることではなく、いつまでも魅力的で若々しくいることではないでしょうか。ムリのあるファッションで体型が悪く見えたり、若者と同じ服を着ることで、若い人と比較され、顔や首のシワやクスミが目立ってしまっては、元も子もありません。

服装だけじゃない!生き方・考え方を表すものもの

自分を磨く本・映画

ファッションには、生き方や考え方が如実にあらわれます。また、ファッションには文化や文脈が欠かせません。

それらは、小説を読んだり、映画を見たり、情緒的で文化的な活動によって学べます。

自分のスタイルをより明確にする物語を探しましょう。あるいは、たくさんの作品に触れてゆくうち、思っても居ないようなスタイルが、自分の中から登場するかもしれません。

旅行をする

見聞を広めるために、旅行に出る人も多いでしょう。

旅先で身につけるファッションやアクセサリーは、旅行前に事前にパッキングしたものたちです。自分の行動を予め予想し、その土地の文化や気候、ドレスコードを理解し、用意するところから、ファッションの考え方が反映されますね。

最低限必要なものを選り分ける行為は、なにやら哲学的に感じます。

姿勢よくまっすぐ立つ、美しく歩く

ファッションはとても大切ですが、それを身にまとう自分自身の姿勢にまで、気を配りましょう。

せっかく素晴らしい服を買っても、背中を丸め俯いていては、自信なさげに見えてしまいます。姿勢よく、まっすぐと立ちましょう。歩き方まで美しく気配りができているのか、無意識なのか。

まさに、そんな細部で生き様があらわれるのかもしれません。

誰でも美しくなれる?

本書には「誰でも美しくなれる」とタイトルにあります。

読んでみるとなるほど、誰かのマネをしてただ流行のファッションをしていては、似合う/似合わないの差がありますから、「誰もが美しく」というわけにはいきません。結局のところ、生まれ持った容姿の良い人のみが美しく見えます。

しかし、自分の生き方・考え方のスタイルをきちんと持ち、それに則った服を着て、自信や気配りが体全体からにじみ出ていたら……それは美しい人だと誰もが思うでしょう。

指先まで細やかな手入れがなされ、身のこなしの一つ一つが丁寧だったら……。

それらは、先天的に生まれ持ったものはありません。仮に今、美しい身のこなしを持っていなくても、将来もそうだとは限りません。

これ一冊でとはいかないけど……普遍的エッセンスが詰まっている

本書に書かれている内容は、たった一冊の知識ですべてまかなえるものではありません。練習が必要なこともありますし、新たに身につけるべき知識や技術もあります。

ですから、本書を読んだだけで「誰でも美しくなれる」とは言えませんが、本書をスタート地点にファッションについて考え行動するための指針には十分なり得ます。

国を超えて学べること

原書はアメリカで出版された書籍なので、アメリカのブームや社会背景が反映されています。しかし、どうやら美しくあることは、国を超えても同じなんだと思いました。

スタイルを持ち、自分の肉体を慈しみ、周りの人々への細やかな配慮を忘れません。

海外のファッション指南書だからこそ、国を超えても普遍的なエッセンスが浮き彫りになるのかもしれません。

全米No.1ファッションアドバイザーが教える
誰でも美しくなれる10の法則

誰でも美しくなれる10の法則 (宝島SUGOI文庫)

誰でも美しくなれる10の法則 (宝島SUGOI文庫)

  • 作者:ティム・ガン,ケイト・モロニー
  • 出版社:宝島社
  • 発売日: 2015-08-06

目次情報

はじめに

CHAPTER 1 Who you are 自分を知る

大事なのは「クオリティ、テイスト、スタイル」
Make it work !(形にしよう)
ファッションは自分を伝える言葉
私のファッションの遍歴
あなたのユニフォームは?
①年齢のワナ
②快適さのワナ
③コスチュームのワナ
共著者ケイト・モロニーについて

CHAPTER 2 The Fit Conundrum 最も大事な、サイズの問題

どんな体型の人にもジャストフィットする服がある
大きすぎる服/小さすぎる服を選ぶ理由
サイズ表記はイカサマゲーム
8号だと太って見え、10号だとやせて見える服。どっちを選ぶ?
体型の欠点だけに注目しない
8つの体型分類

CHAPTER 3 Diagnosing the Common Closet クローゼットのあるべき姿

クローゼットの整理・その考え方編
クローゼットの整理・実践編
あなたの愛する服の共通点
型(服)と中身(着る服)の完璧な調和
〈着るだけでわくわくする服〉を毎日必ず身につける

CHAPTER 4 The Fashion mentor: Beyond Audrey ファッションメンターを探せ!

ファッションアイコンとメンターの違い
タイプのファッションメンター

CHAPTER 5 Shoulders Back: Style from the Inside Out 体の内側から美しくなれる

[レッスン1…姿勢と歩き方]姿勢をよくしたいなら、背筋は伸ばさない
まっすぐに立てているか
「ビストロポジション」を心がける
ほとんどの人は歩き方がヘタ!
みっともない歩き方を直すには
靴が与える影響
足取りは常に軽く
[レッスン2……肌、顔、髪]“今の”自分を慈しんで、愛する
髪は女性の命

 CHAPTER 7 Let’s go: Shopping at Last! いざ!ショッピングへ

大型ショッピングセンターでの買い物のコツ
ショッピングサファリ
デパートでの買い物のコツ
ハイエンド(高級)ブティックでのコツ
アウトレットでのコツ
ヴィンテージを買う時のコツ
インターネットショッピングの注意点
H&Mでの心得

CHAPTER 8 Accessaries: Say No to the “It”Bag “イットバッグ”にさようなら!

バッグが意味するもの
バッグを選ぶコツ
靴選びのコツ
ストール使いの注意点
香水の選び方

CHAPTER 9 Not your Everyday Occasion 特別な日の装い

招待状を読解する
難関はドレスコード
旅の服のパッキング
パッキングシンドロームを防ぐには
たとえば、こんな旅の時は

CHAPTER 10 Appendices 自分を磨きつづけるためのアイテム

 

スタイルのある映画
スタイルのある本
スタイルのある香り
ファッション用語を知る

著者紹介

ティム・ガン(Tim Gunn)

ファッションデザイナーの卵たちが「ニューヨークファッションウィーク」でのデビューを賭けて争うTVショー『プロジェクト・ランウェイ』から生まれたスターの一人。元パーソンズ・ザ・ニュー・スクール・フォー・デザインのファッションデザイン学部部長でもあり、ニューヨークに暮らす。

ケイト・モロニー(Kate Moloney)

パーソンズ・ザ・ニュー・スクール・フォー・デザイン・ファッションデザイン学部の副学長。ニューヨークのブルックリンに暮らす。

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