『大人おしゃれのルール』高橋 みどり|痛々しい”若作り”はNO!

なりたいのは若作りの痛いおばさん?

若々しいおばさん?

どんな年齢を重ねたい?

「これからの自分」をイメージしたかった

年令を重ねるづつ、「大人のおしゃれ」ができる女性になりたいと強く思うようになりました。

いつまでも若くいたい気持ちもあるけれど、痛々しいオバハンになるのはすごく嫌……その匙加減って、どうやって身に付ければいいのぉ?

今からでも、「大人ファッション」をキーワードに勉強を始めようと思います

( ´∀`)bグッ!

自分らしさが必要な“お年頃”

年齢とともに、身にまとう「服装」の意味付けが変わってきます。

服装は生き方そのものです。自分の立場や、考えや価値観や、自分に手をかけているのか。如実に表れます。年齢を重ねるごとに顕著です。

それは自分自身の生き方だけでななく、パートナーや家族、友人知人の交友関係までに、影響のあるものなのかも?『大人おしゃれのルール』を読んで、そう思うようになりました。

大人の女性の「おしゃれ」のお手本

大人……本書『大人おしゃれのルール』が想定している“大人”は40代前後の女性のことなのかなぁと思います。

アクセサリーやスカーフ一つとっても、深みとか、存在感が欲しいところ。若い頃って、おもちゃの指輪でもおしゃれになりました。が、そういう価値観からは卒業し、大人のおしゃれへと進むのです。

また、TPOの数自体も増えます。昔はただ、遊びと仕事の服があればよかった。それが、パートナーに付き添いする集まりだったり、パーティーだったり、冠婚葬祭だったり。バリエーションがどんどん増えてゆきます。

おしゃれに大事なのは「シルエット」。スタイリッシュで、若々しいシルエットが『大人おしゃれのルール』では紹介されています。カラー写真が多いので、見ているだけでワクワク。

若々しさ、と、若作り

「若々しさ」って、どんな年齢になってもあると思うんです。

たとえ高齢になっても、若々しいおじいさん、おばあさんっていらっしゃいます。好奇心や、前向きさ、エネルギッシュさが、「若々しさ」なのかなぁと思います。

一方、「若作り」って、難しいんですよね…。下手をすると「痛々しい」出来栄えになってしまう……。この痛々しさ、見てられなさって、若々しさまで失ってしまう気がします。

『大人おしゃれのルール』でもそのあたりは触れられています。年齢とともに増えるシミやシワも、消すことばかり考えるのはほどほどに、若々しさを失ってはならないと紹介されているんです。

「若作り学教室」ってメイク講座もあるらしく、いろんなものがあるんだなぁと関心しました。

おしゃれ初心者にはむずかしい?

もともとおしゃれが好きだった人には、コーディネート例もカラー写真で紹介されている『大人オシャレのルール』、いいんじゃないかなぁと思います。

あさよるのような、おしゃれ初心者にとっては、とてもこれだけじゃ、なにをどうしていいのか分からないのも事実><

というか、コーティネートを見せられても、どこを見ればいいの?って、そこから……。もうワンクッション、『大人おしゃれのルール』を読むための知識を身につける書籍があるといいなぁと思いました。

シルエットと、素材感に注目して、これまでにない自分像をイメージしました。

「生き方」そのものを変えてゆく

年齢とともに、身にまとうものを変えてゆく。生き方や考え方も、服装に合わせて変わり続けてゆくんだなぁと痛感しました。

どんどん、自分の置かれている環境も、自分自身も変わってゆきます。

パートナーがいたり、家族がいたりすれば、尚更、自分以外の変化の要因も大きいですね。ビジネスシーンでも、立場が変われば、生活そのものが変化してゆきます。

例えば美容。メイクや髪形

服装だけでなく、美容についても書かれてて、ハッとすることがありました。

その一つが、先に紹介した「若々しさ」と「若作り」について。

そして、年齢とともに下がってくる肌について、よく知ること。特性を知れば対策を打つことができます。それは、下がった肌を引き上げることではなく、形の変化に合ったメイクやヘアスタイルを作るということ。

言われてみれば「そりゃそうだ」ですが、具体的に何が必要?って、知らなかったし、目から鱗です。

また「美容」そのものに時間やお金をかけること。自分の変化を受け入れるためにも、きちんとお手入れを推奨されています。

例えば身だしなみ、話し方、しぐさ

着る服が変わると、言葉遣いやしぐさまで変わっちゃいますよね。人からどう見えるかが変われば、周りの人たちの態度も変わってゆくでしょう。

服って、極端な話、布切れ一枚の話です。

布切れ一枚で、自分の気持ちが変化したり、他人からの「見る目」が変わっちゃうんだから不思議。

だけど、それだけで、自分のイメージを変化させてゆけるんだったら、こんな面白い話はないなぁとも思います。

何色の服を着る?素材は何?どんなサイズ?どんなシルエット?

おしゃれって、組み合わせ次第で数多の「自分」がつくれるんだなぁと知りました。

「おしゃれ」な40代、迎えませんか?

『大人のおしゃれのルール』では、カッコよくって、アクティブな女性のファッションが提案されていました。

とにかく「かわいい」は卒業して、「カッコいい」女性になる。もちろん、その中に「かわいい」は潜ませてあるんですよ。

コーディネート例を見るだけで、利発で活発で、明るい女性をイメージさせるものばかり。

ああ、こんなお洋服を着こなす女性になりたいなぁと思いました。

なんとなく頭の中にあった「なりたい自分」像を、こうやって見つけてゆくんですね。

関連記事

大人おしゃれのルール FASHION RULE BOOK

  • 高橋みどり
  • 講談社
  • 2013/2/7

目次情報

PROLOGUE
「何を着ればいいのかわからない」そんな世代のみなさんへ

FASHION RULE
大人おしゃれの定義

大人シーン別のお約束
RELUX SCENE
昼間のデート
夜のデート
国内旅行
オーガニックマルシェ
銀座
パートナーと夜遊び
昼間の女子会
夜の女子会
バー
ホームパーティー
ホテルでのランチ
ホテルでのディナー
海外旅行
家族と食事
近所へ夫婦で食事
ドライブ

column
カップル旅は、おしゃれ計画も念入りに
大人は大振りアクセサリー
なじみのレストラン&バーを持つ
ホームパーティーのすすめ
身に着けるもので席がよくなる
車の色とのカンケイ

大人シーン別のお約束
BUSINESS SCENE
一日社内でお仕事
社内でプレゼン
会食
はじめての人と会うとき
何度も仕事をしている人と会うとき
トレンチコート
ウールコート
出張
出張に持って行くと便利なもの

column
偉い方とのビジネスディナーの心得
出張に持っていくものリスト

大人シーン別のお約束
SPECIAL OCCASION
結婚式
同窓会
コンサート
葬儀

column
がんばりすぎて「別人」になってない?
同窓会ファッションの不思議
文化的な遊びをしよう
あると便利な大人の3点セット

おしゃれの達人
森岡 弘
斎藤 きよみ
森 健

大人のハッピーギフト
大人メイクの方法
大人ヘアの法則
大人キレイをつくる時間の使い方
大人おしゃれな女優たち
私が大人のショップづくりにこだわった理由

EPILOGUE
歳を重ねることを楽しまないでどうするの?

INDEX

高橋 みどり(たかはし・みどり)

株式会社Oens代表。イメージングディレクター。1956年生まれ。2000年、スペシャリティストア「エストネーション」を立ち上げ、大人のベーシック・ファッションの礎をつくす。20~40代では「メルローズ」、「バーニーズ ニューヨーク」の日本進出や、「ジョルジオ アルマーニ」でも活躍。2000年、株式会社ザザビーリーグの子会社、株式会社エストネーションを設立。2005年6月に独立し、Oensを設立。人、企業、ブランドを応援したいという思いから、ブランドのPR、マーケティング、商品・店舗活用プロデュースだけでなく、原稿執筆、セミナー講師など活躍の場を広げている。また、百貨店・専門店等のMD戦略アドバイザーとして「楽しい売場づくり」を応援している。女性誌では同世代の女性のための通販ページのディレクターとして、新しくてかわいいモノ探しに日々奮闘中。著書に『働く女性のワードローブ おしゃれの教科書』(講談社)。

コメント

  1. […] 『大人おしゃれのルール』高橋 みどり|痛々しい”若作り”はNO! […]

  2. […] 『大人おしゃれのルール』高橋 みどり|痛々しい”若作り”はNO! […]

  3. […] 記事リンク:『大人おしゃれのルール』高橋 みどり|痛々しい”若作り”はNO! […]

  4. […] 『大人おしゃれのルール』高橋 みどり|痛々しい”若作り”はNO! […]

  5. […] 『大人おしゃれのルール』高橋 みどり|痛々しい”若作り”はNO! […]

タイトルとURLをコピーしました