おしゃれの練習帖 理論派スタイリストが伝授!

おしゃれの「理論」を伝授!

ファッション誌を読んでもわからない「おしゃれ」の理論

おしゃれ勉強中(`・ω・´)ゞ

あさよるはおしゃれ勉強中の身の上。

10代~20代の頃は、服なんて着れればいいとしか思っていませんでした。今になって思うと、確かに若い頃はそれでも構わなかったでしょう。だけど、「若い頃は」なんですよね(-_-;)

30代に突入し、これからの自分がどうなってゆくのかとともに、どんな衣服を着るのか、を考えてゆかないとなぁと思います。

30代からのおしゃれアイテム

『おしゃれの練習帖』で紹介されるおしゃれメソッドは、30代~40代頃の女性向けかなぁと思います。特に、働く女性にとって身だしなみも仕事の一環です。

『おしゃれの練習帖』では考え方に重点が置かれているので、まずは情報を頭に入れて、そして実践するのが良いなぁと感じました。

とにもかくにも「書いてある通りにやってみる」から初めて見るのがおしゃれの近道でしょう(初心者の場合)。

一番最初に、服を買う時の注意や、セールとのつきあい方、店員さんとのやり取りにも触れられていて、「あさよる(おしゃれ初心者)が知りたかったのって、こういうことだったの~」と感激。

もっと知りたいのに~!

扱われている内容はとても興味深く、知りたかったことにズバリ触れられていました。得るものがある読書でした。

が、この書籍自体がボリュームも少なくはないけれど、決して多くもなく「もっと知りたいのに~!」と歯がゆく思いました。コンパクトで、分かりやすい読みやすい書籍というところに特化しています。

幅広い要素が、コンパクトに一冊にまとまっているので、著者の大草直子さんのファンの方にも、丁度いいサイズなのかも?

素材感やカラーなど、具体的に

おしゃれ指南書ですが、中身は文字がほとんど。たまに白黒の写真が差し込まれるくらい(紙の書籍の場合)です。写真がない分だけ、文字情報が多い!

視覚的に訴えるのではなく、理論の部分が充実しています。ファッション雑誌を読んでも、根本にあるであろう理屈の部分がわからないので、いつも困っていました。サブタイトルにも「理論はスタイリストが伝授」ってある通りです。

素材感や、質感、なにを基準に選べばいいのか。どんなカラーを選ぶべきなのか。どの素材を選べば、どんな印象になるのか。どんなタイツを選ぶべき?最低限持っておくべきパンツはどれとどれ?

こういうの、おしゃれ初心者・あさよるが今まで知りたかったヤツだ~!

自分らしいおしゃれ。将来のための

おしゃれって、本来ならば数撃ちゃ当たるものなのかなぁと思っています。たくさんチャレンジをして、時に失敗もして、そうやって自分のスタイル、自分のおしゃれを会得するのかなぁって。

もちろん、本書『おしゃれの練習帖』を読んだからって、突然おしゃれ上級者になれるわけではありません。結局、やっぱり地道に自分に似合う、相応しい、自分らしいおしゃれを模索することには変わりないんでしょう。

だけど、理論の部分を、こうやってちょこっと教えてもらえることで、何をすればいいのか、何を買えばいいのか、手探り状態野中、重要な“とっかかり”になり得ます。

この本を読んでも、劇的に何かは変わらないでしょう。だけど、3年後、5年後、どう変化してゆくのかには、関わる内容です。まずは、おしゃれをどう分析し、どう理解するのか。

「理論」を押さえましょう。

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おしゃれの練習帖 理論派スタイリストが伝授

  • 大草直子
  • 講談社
  • 2011/3/11

目次情報

はじめに

第1章 無駄なものは一着もない、ワードローブ作り

間違いと無駄のない、ワードローブの揃え方
信頼するショップは最強の味方
「買い方」にはルールがある
セールとは適正な距離を置く
店員さんとの理想的な付き合い方
買い物イメージ作りから始まる
買い物は順番は一番大切
流行の取り入れ方――“2”の法則
ベースはボトム。ボトム3着を基本に
「手放す」ことを恐れない
私のおしゃれの定番――一生愛せるもの――
一生愛せるもの ジョンスメドレーのカーディガン
ミカコナカムラのカシミアコート
ジョゼフのパンツ「ロッカー」
ルイ・ヴィトンのモノグラム「スピーディー」
IWCの「ポルトギーゼ」
ノーストレスなMYワードローブリスト

第2章 「私の体系」は私だけの宝物

「気やせ」は全く意味がない
二の腕と膝――絶対隠すか、絶対出すか。2つに1つ
体系別 黄金比率の見つけ方
小柄さん
大柄さん
ふっくらさん
「きれいなバランス」は試着室の中で決まる
30代になってわかった、見えない部分の補正方法

第3章 素材と肌で見せる春夏のおしゃれ

春のおしゃれは季節を先取りしない
春先は、服のレイヤード
真っ先に変えたいのはバッグ
春は、「色」ではなく「シャツ」で始める
Vあきニットの出番
ストールは巻き方を変えて元をとる
メインのコートはトレンチ
服の色を急に明るくするのは危険
レザーのジャケットは、春に手に入れる
夏のおしゃれに一番必要なのは、決断力
肌を焼くのか、美白を守るのかを決める
夏のシャツは絶対にリネン
ジレを一着。スタイリングがぐんと楽しくなる
昼も夜もいけるのは、黒のワンピース。素材はリネン
あえて夏に長袖――の理由
「腕は裸」で歩かない
夏はネックレスよりもピアス
メイクよりも足元のお手入れ

第4章 秋冬は重ねるおしゃれを楽しむ

秋は最もおしゃれが楽しめる季節
髪の色を1トーン落ち着かせる
いち早く投入するのはサマーウールのボトム
「使える」カーディガンは、1タイプだけ
「極薄のカシミアニット」の理由
パールが最も似合う季節
時計を手元のコーディネートのメインになる
アニマル柄の小物も大活躍
最初に買うべきものはバッグ
トレンチコートを買うなら冬
「コートを脱いでも」素敵でいたい
スカートは1着、タイツは3枚
ニットは色を統一すると便利
素材の表情をいくつも重ねる
白はあくまでもきかせ色
全身に使う色は3色まで

あとがき

大草 直子(おおくさ・なおこ)

一九七二年、東京生まれ。スタイリスト、エディター。
大学卒業後、出版社に就職、女性誌で編集の仕事に携わる。
退職後、フリーでファッション誌を中心に、スタイリスト、編集経験を活かし、エディターとしても活躍中。
コンサバスタイルをベースに、トレンドを取り入れたり、個性をプラスしたり、そのさじ加減は絶妙。
今着たいもの、自分らしいスタイルを引き出すテクニックは、毎日のコーディネートにすぐ活かせると大人気。
トークショーにも出演、セミナーなどの講師も務める。
女の子二人、男の子一人の子を持つワーキングウーマン。
著書に『おしゃれの手抜き』(講談社)がある。

コメント

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