『脳はバカ、腸はかしこい』|脳はすぐに勘違い、間違っちゃう?

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こんにちは。胸焼けが治らないあさよるです。

先月の半ば、急に38度の高熱を出してしまい、一週間近くヘバっていました。その後、体調は回復しつつあるのですが、胸焼けというか、お腹の調子がスッキリしません……(T_T)

熱を出している間中「く、くるしい……今までなんて恵まれた環境で生きていたんだろう……orz」「ラクになりたい…」「熱が下がったら、健康のためにガンバロウ」……と心に誓ったものです。

……さっそく不摂生な生活に戻ってるんですけどね(^_^;)

『脳はバカ、腸はかしこい』。あさよる、今、このタイトル、すごく沁みます……。

脳はすぐ勘違い!

脳はすぐ勘違いを起こしたり、暴走してしまいます。人類は脳を極端に発達させた分、バグやエラーも増えちゃってるのでしょうか?

一方で、腸はいつも堅実です。

脳が麻痺してしまって、ガバガバ食べ過ぎ飲み過ぎを起こしてしまいます。しかし、腸はちゃんと対応するんですね。バカな脳を持ってしまったばっかりに、いつも苦労している腸に申し訳なく思いました……。

真面目な読書というよりは……

本書、ぶっちゃけ「セックス」と「ウンコ」の話がループしつづけます。あとがきはサナダムシを飼う話だしw

この手の言葉を聞くと、骨髄反射的に「低俗!」「バカ!」と思う方は、すんごく苦手な内容じゃないかと思いますw

性と排泄は「生きる」ことそのものの話題です。軽快なノリで書かれていますが、ヒジョーに真面目な話です。

話はあっちこっちへと飛び回り、パラパラと知識を振りまきます。

「腹に落ちる」と言いますが

「頭で理解する」ことよりも、「腹に落ちる」「腑に落ちる」方が、理解度が高い感じがします。

慣用句の中でも、頭よりもお腹の方が偉い感じがします。

もっと言えば、頭よりも、体全身を使って考えることが大切です。頭だけだと、どうしても思考が突拍子もない世界へと入り込んでしまいます。

「私は昔から女性に異常な関心をもっていました。」から始まる独白は、ドキッとします。少しだけ引用します。

 私は昔から女性に異常な関心を持っていました。そんな私は大学時代を含めて、女性にはまったくモテない時期画続き、女性との性的経験は一般男性の平均よりはるかに遅れました。そんな時期、私は女性を見るといつも脳の中で来ているものを脱がせ、勝手に裸を想像していました。
私ん脳はだんだん性的モラルが欠如していくように感じられ、そのうち、本当の女性との恋もセックスも面倒くさくなり、少しずつ自分も家畜化されているのでは、と思いました。
また私には、親しい人が不幸に見舞われたとき、口では「かわいそうにね」と言っていましたが、頭の中では「嬉しい」という感情が湧き出してくることがたびたびありました。
(中略)
家畜のような日々平坦に繰り返される生活で、人間が本来持っているはずの愛や慈悲の気持ちも感情も、すっかり消え失せてしまっていたのです。

―『脳はバカ、腸はかしこい』p28-29

赤裸々な告白で、とても共感しちゃいませんか?

「性」は本能的な欲求なはずなのに、頭の中でモンモンと考えていると、どんどんセックスが「記号化」されてゆき、本物の異性を見ても性の対象に感じなくなってゆく。「童貞力」なんて言葉がありますが、こういう感じなのかな?

そして、人の不幸を待ち望んでしまうというのも、ちょっぴりわかってしまう気がします(^_^;)

人との関わりや、人の気持ちまで「記号化」され、好奇心から「変化」を待ち望んでしまっている感じがします。

脳は結構バカです。すぐに本質がわからなくなってしまうのかもしれません。

それに比べると、腸はいつも堅実です。どか食いで飲み込んだ食品を、今も黙って消化してくれています……。

「頭でっかち」から脱却を

あさよるは当初、腸にいい週間や、ヨーグルトを食べなさい的な、健康志向な話題の本なのかなぁと思い読み始めました。

しかし、その予想は大幅に裏切られる内容でした。もちろんいい意味で!

頭で考えることは簡単です。いつでもどこでもできます。

しかし、身体を使って理解をするのはムズカシイ。サナダムシをお腹で飼うにも、ファイトが必要です。

あさよるも、頭での中の思考にハマりこんでしまっていると気づきました。もっと身体的な感覚を取り戻したいと強く思います。

あさよるだって、子ども時代はもっと肌感覚で、身体を使って考え、身体で記憶していたように思います。あの頃フォーエバー。

脳はバカ、腸はかしこい

脳はバカ、腸はかしこい

脳はバカ、腸はかしこい

  • 作者:藤田 紘一郎
  • 出版社:三五館
  • 発売日: 2012-10-20

目次情報

はじめに

第1章 腸が脳よりかしこい

日本の高齢化や少子化の謎を解く
脳で考える日本人、身体全体で考えるフランス人
「食べる」と「セックス」は同じ水源
隠されてしまった「爬虫類脳」
脳には性的モラルがない
「キレイとは何だろうか、きたないとは何だろうか」
あるがままの生き方
脳は客観的ではない
自分の脳にだまされないために
すぐ勘違いする脳、しない腸
脳は意志薄弱、腸は頑固
ダイエットが続かない理由
たらふく食べて、おしゃべりして…報酬系は大満足
発達した脳が私たちをおかしくしている
腸に最初に神経系細胞が出現した
脳がないミミズの素晴らしいセックス
脳はなくても腸で地球に貢献
最強の精力剤
人類を滅亡に導く脳
ホルモンの多様化による煩悩の発生
腸は第二の脳ではない

第2章 幸せな脳は腸が作る

腸内細菌が「幸せ物質」を脳に運ぶ
腸内細菌が脳の発達を促す
脳からの指令なしに独自の命令を出せる唯一な臓器「腸」
腸内細菌でトキメキ&ドキドキの恋愛が続けられる
そのイライラ、原因は腸内細菌不足かも?
不安や緊張が腸内細菌のバランスを乱す
免疫システムを担う腸が、人類を守るために「うつ」を誘導した
私は頭と腹で考える
科学とエセ科学

第3章 腸を可愛がれば、脳はよくなる

私の体験的「子育て」論
幼児期の英才教育は子どもをダメにする
個性や才能は3歳~15歳の間に作られる
あなたが持つ強靭な回路は何?
なぜ人間は幼形成熟をし、早産で生まれるのか
生まれたての赤ちゃんがなんでも舐めたがるワケ
人間の腸の中で繰り広げられる生物史
「しつけは3歳まで」の生物学的意味
「良い子」に育てるのは「悪いこと」
残忍性の抑止に一役買うおとぎ話
「金魚を一匹突き殺す」
時には20歳の青年よりも60歳に青春がある
70歳になってもいきいき生きられる
なぜ女性は高齢になっても元気で生きられるのか
腸を可愛がれば、脳がよくなる

第4章 食べ物は脳をだます、腸はだまされない

大食いによって癒される脳、壊される腸
糖質を食べ過ぎると、食欲をコントロールする脳細胞が傷つく
糖質制限食で脳も腸も快適に
脳が喜ぶ糖質はうつ気分を誘導
「イワシの群れ」と糖質制限療法
脳で理屈をつけて物事を判断するな
中高年になって、糖を取りすぎてはいけない
脳は糖を欲しがり、腸は糖の摂りすぎを嫌がる
なぜ腸は野菜を好み、がん細胞は糖を好むのか
スローミイラ現象から逃げるには
脳内快楽物質がポテチ依存症を作る
糖は太るし脳にも悪いのに、やっぱりやめられない!
全国に広がる変な献立の衝撃
資質の摂取バランスが、身体に悪影響を起こしている
足りないとすぐ飛びつく脳、向き合って判断する腸
身体に最も悪いトランス脂肪酸の規制をしない日本
ゴキブリも食べないマーガリン、いつまでも腐らないフライドポテト
木を見て森を見ずの脳、余計な手を加えられたくない大草原の腸
私が実践する「腸が喜ぶ」生活習慣

あとがき

おもな参考文献

藤田 紘一郎(ふじた・こういちろう)

一九三九年、旧満州ハルビン生まれ。東京医科歯科大学名誉教授。人間総合科学大学教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。免疫や伝染病研究の第一人者であり、免疫学を下敷きにしての文明批評にも定評がある。専門医額から下ネタまでを縦横に行き来する軽妙洒脱な文章化としての顔も持つ。『笑うカイチュウ』『清潔はビョーキだ』など著作多数。本書では、「脳論」の一歩先を行く「腸論」の地平を切り拓く。この人の腸が見たい。

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