『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』

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地頭は生まれつきのことじゃない!

考えるための基礎の力。

訓練次第で手に入っちゃう!?

「頭の良さ」ってなんだ!?

頭がいい人やすごい人を表すとき、「IQが高い」とか「賢い」「利口」「勉強ができる」とか「頭の回転が速い」「教養が高い」など、いろんな言い方をします。

「地頭がいい」もそのうちの一つです。この「地頭」って言い回し、たまに聞くことが有りますが、一体何なんだ!?そして、あさよるも地頭が良くなりたいぞ!

その通りのタイトルである『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』を読み始めたのでした。

全体を見て、枝葉に惑わされない

『地頭力を鍛える』で語られる「地頭」とは、全体を俯瞰できる視線です。

枝葉の部分に気を取られてしまい全体像がつかめない「木を見て山を見ず」状態から抜け出します。そのために、本質を見抜く力が必要です。

そのために本書『地頭力を鍛える』で取りあげられるのは「フェルミ推定」。

本書内では、この宇宙に宇宙人はいるのか、日本に電信柱は何本あるか、という問がありました。

「日本全国に電柱は何本あるか?」

※回答に際してのルールは以下の三つ:
・制限時間:三分(厳守)
・電卓/PC等は使用不可(紙と筆記具のみ)
・一切の情報の参照不可

細谷 功『地頭力を鍛える』(東洋経済新報社、2007)p.50

「どう考えるか」を問うものなので、正解があるものではありません。ポイントは紙と筆記具のみで、3分しかないことでしょう。

そう、じっくり熟考したり、資料を集める能力を問うものではないんですね(^_^;)>

そこで、単純化して考えるしかない。本書では、200km×1,500kmの直方体とし、電柱の密度を、市街地部分は50m4方に1本、郊外は200m四方に1本と仮定し、計算しています。

これ以上ないってくらいまで単純になっていますね。

さて、みなさんはどう考えましたか?

「フェルミ推定」いつ使う!?

「フェルミ推定」についてページを割いて紹介されています。抽象度を自在に操り、物事の本質と枝葉を見分け、短時間で考え方を導き出してゆく……。

「フェルミ推定」とはそういう力を持ったものだと思うのですが、一般人にとっては、「いつ使えばいいの!?」という側面を持っているかと。なにせ、日本中の電柱の数や宇宙人の存在を数えたい、知りたいときには使えるものですが、そんな機会あんまりない!?

あさよるは、『地頭力を鍛える』を読んでから日本国内に犬が何匹いるのか考えてみました。

フェルミ推定をそのまま使うのではなく、他の考え方を組み合わせて使うのが正解っぽい?(^_^;)

仮説思考、フレームワーク、抽象化

フェルミ推定以外にも、仮説思考、フレームワーク、抽象化についても章が設けられています。

仮説思考は、まず「仮説」を立てその後に検証や実験を行うこと。仮説が間違っていなのなら、その都度仮説を立て直し、再び検証し、微調整をし続けます。

フレームワークは、思考の癖、思い込みを脱却します。人と会話をしていても、お互いの視点や前提などが違っていれば話は噛み合いません。だから、お互いの座標を合わせる必要があります。同じ地図を共有する、俯瞰をします。そして、それを的確に切り分け、分類、分解し、ボトルネックを発見する。

そして抽象化。問題を単純化、抽象化し、そして再び具体に戻します。先ほどの電柱の問でしたら、日本列島を直方体に、電柱の密度を市街地と郊外の2パターンに、単純化し計算します。そして、再びそれを具体に戻し、問に答えます。このとき、物事の本質を見極め、枝葉を除外できる力が求められます。喩え話も抽象化でよくなされますね。

バラバラの思考を集結させよ!

こうやって「地頭力」を鍛える方法を文字情報として読むと、とてもややこしくって難しい!(´;ω;`)

なのですが、ここで語られる内容は、案外、誰もがやっている思考も多分に含まれていると思うんです。抽象化て考えることや、他のことに喩えること。行動する前に仮説をたてること、図に書きながら伝えること、などなど。

それぞれの事柄は、それぞれに使っているんじゃないかと思います。が、それらを組み合わせ、より多角的に考えることはできているでしょうか。あさよる的には、自信がありません(-_-;)

バラバラに使っている思考を組み合わせ総動員することで、自分の「地頭」が鍛えられるのか!と知ると、ちょっぴり勇気も湧きました。

ぜひぜひ(^^)v

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

目次情報

はじめに

第1章 「地頭力」とは何か

「地頭力」を定義する
知的能力を「面」で語る
「地頭力」の構成要素
なぜ「地頭力」が重要なのか
「地頭力を鍛える」ことは可能なのか
「デジタルデバイト」から「ジアタマデバイト」へ
第1章のまとめ

第2章 「フェルミ推定」とは何か

フェルミ推定=地頭力を鍛えるツール
どんな場面で使われているか
フェルミ推定が面接試験で用いられる三つの理由
第2章のまとめ

第3章 フェルミ推定でどうやって地頭力を鍛えるか

フェルミ推定の例題に挑戦
フェルミ推定と地頭力との関連
あなたあの地頭力を判定する
第3章のまとめ

第4章 フェルミ推定をビジネスにどう応用するか

ケーススタディ「地頭課長と積頭クンの会話」
フェルミ推定が必要な六つのタイプの症状と処方箋
第4章のまとめ

第5章 「結論から考える」仮説思考力

仮説思考力のポイント
仮説思考力で最も効率的に目標に到達する
どんなに少ない情報からでも仮説を立てる
前提条件を決めて前に進む
限られた時間で答えを出す「タイムボックス」
仮説思考の留意事項
第5章のまとめ

第6章 「全体から考える」フレームワーク思考力

フレームワーク思考力のポイント
フレームワーク思考で「思考の癖を取り払う」
全体を高所から俯瞰する
最適の切り口で切断する
分類とは「足し算の分解」
因数分解とは「掛け算の分解」
全体最適をボトルネックから考える
フレームワーク思考の留意事項
第6章のまとめ

第7章 「単純に考える」抽象化思考力

抽象化思考力のポイント
抽象化とは「一を聞いて十を知ること」
「モデル化」でシンプルに考える
アナロジーで考える
抽象化思考の留意事項
第7章のまとめ

第8章 地頭力のベース

地頭力のベースの構造
「万人に理解される」ための論理思考力
経験と訓練で鍛えられる直感力
地頭力の一番ベースとなる知的好奇心
第8章のまとめ

第9章 さらに地頭力を鍛えるために

フェルミ推定のさらなる応用
地頭力を鍛えるためのフェルミ推定以外のツール
「X軸で考えてY軸で行動する」のが自頭形多能人
第9章のまとめ

おわりに
参考・引用文献
フェルミ推定練習問題集

細谷 功(ほそや・いさお)

神奈川県生まれ.東京大学工学部卒業.東芝を経てアーンスト&ヤング・コンサルティング(ザカティーコンサルティングの前進)に入社.製造業を中心として製品開発,マーケティング,営業,生産等の領域の戦略策定,業務改革プランの策定・実行・定着化,プロジェクト管理,ERP等のシステム導入,およびM&A後の企業統合等を手がける.共訳書に『市場をリードする「業務優位性」戦略』(ダイヤモンド社)などがある.

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