『加速成功 願望を短期間で達成する魔術』|夢・成功を近道で!

こんにちは。怠けのものの あさよるです。怠けものだから、頑張らないための努力なら惜しみません。もしものとき頑張らなくても済むように、日ごろから用意・準備をしておく習慣付けには余念がありません。

そんな あさよるの習慣と相性が良さそうなのが『加速成功』でした。成功するための最短距離を行っても良いのだ。

大きな成功を収めるには

『加速成功』の著者、道幸武久さんは、学生時代の夢と成功体験から、サラリーマンを経て起業し成功なさった方です。学生時代から「成功したい=お金持ちになりたい」と考えておられたそうですが、証券会社の営業職に就き、実際に社会的に成功した方々と対面するうちに、もっとリアルな「成功像」が見えてきたそうです。また、学生時代にブラジルへ留学して、そこで学んだ経験も活かされています。

本書『成功体験』で知れることは、まずは「学びは役に立つ」ということ。

「学びは役に立つ」とは、机に向かって黙々とする勉強も学びですし、社会の中で人と関わって学ぶこともあります。そして、それらに時間もお金も惜しんではなりません。

新入社員の頃、仕事中に近くのサウナに行くと、社内のトップセールスマンの先輩と出くわします。そこで、どうすればトップセールスマンになれるのかと質問すると、「営業の本をたくさん読め」と助言されます。しかも「悪い本が9割だから、直感でこれは良い本だとわかるようになったら、成績がトップになる」と教えられました。さらに、毎月の書籍費が手取り16万円のうちの4万円あてるよう言われます。先輩は「良い本」を教えてくれませんでした。そして実際に自分で本を買って読んでみて、良いか悪いか判断している内に、だんだんと直感で良い本がわかるようになり、ハズレを買わなくなったころには、本当に営業成績トップになっていたそうです。

「9割が悪い本」ということは、最初のうちに買って読んだ本の9割は失敗だったということでしょう。だけど、失敗を何度も繰り返してゆくうちに、だんだん良い本を当てるのが上手くなってゆきます。失敗を重ねた数だけ、経験値が上がってゆき、目利きができる。最初から良い本ばかり与えられていては、自分の力で見極める力は身に付きません。「学び」には、失敗の経験も不可欠なんですね。

また、一日1時間の勉強習慣だけでも、周囲と差をつけられるそうです。大学に入学と同時に勉強の習慣を手放してしまう人が多いですから、たった1時間でも勉強する習慣があると、それだけで抜きんでてしまう。この現象はどうなんだと思いつつ、ちょっと勉強するだけで特別になれるってすごい。

また、「怠け者」が仕事ができる人だとも紹介されています。勤勉な人と怠惰な人、優秀な人と無能な人がいたとき、一緒に仕事をしたいのは「優秀な怠けもの」です。彼らは自分が楽をするために、アイデアを出して、手間を少しでも減らし、最小の力で最大の効果を得ようとします。

楽に大きな成果が出る事柄を「スウィートスポット」と称されていました。このスィートスポットについては『ユダヤ人大富豪の教え』の本田健さんは「〈楽しいこと〉〈ワクワクすること〉〈得意なこと〉の3つが重なる部分」と紹介しています。

さらに『成功加速』では、〈楽しい〉〈ワクワク〉〈得意〉に〈ワガママ〉をプラスしようと呼びかけられていました。ワガママというのは、自分勝手をすることではなく、「自分のよいとことを最大限に活かすためのワガママ」と称されていました。自分の長所と弱点を見極め、自分を最大限に活かすことにこだわります。

「できる!」からはじまる

なにをするにも「できる」と自分が思わないと何もできません。まずは「こうする」と決めないと何も始まらないし、次いで「できる」とイメージし続けないと、できることもできません。これって、結構身近でもよく起こります。「○○しちゃダメ」と考えてしまうとその「○○してるイメージ」が脳内で浮かんでしまって、結局イメージ通りになっちゃいます。よく「浮気しちゃダメ」というと、相手に浮気している自分をイメージさせてしまうから、本当に浮気をしてしまうという話がありますねw

人は良くも悪くも、脳内でイメージした通りにしか行動できないのです。

自分に枷をつけてはいけない

あさよるはいつも、「2時間で3冊本を読みたいな」と思っていたら、本当に2時間で3冊ちょうど読み切ってしまって、落ち込むことがよくあります。それは読了後「もっと集中すれば、4冊5冊読めたんじゃないか」と感じるからです。つまり、自分で「2時間で3冊」と予め制限を設けたことで、集中力を「2時間で3冊分」に下げてしまっているのです。反省点は「2時間で5冊とすればよかった」ということと、さらにもっと言えば「自分の制限なんて無視して、全力を出し切りたい」という劣等感もあります。

目標を立てるのは良いことです。だけど、その目標のせいで、全力を出さずにヌル~くやっちゃってたら、そんな目標ないほうがマシかもしれません。

絶対無理な、届かない目標というのも、これはこれでヤル気を削ぐものですが、低すぎる目標も自分を成長させません。全力を出せば届く目標を立てられるようになる必要がありますね。

最短で夢をかなえていい

タイトルの『加速成功』とは、成功するために時短してもいいというメッセージが含まれています。成功のためには、地道で長ぁ~い下積みや、コツコツと努力をし続けないといけないわけではない。「成功には時間がかかる」と思い込んでいると、本当に成功までの時間がかかってしまいます。

そんな思い込みは捨てて、さっさと成功しちゃってもいいのです。収入を早く増やしてもいいし、今転職してもいいし、自分の得意でワクワクして楽しい仕事を今初めてもOK。

また、自分の「夢」は本当何なのか見極めることも大切です。サッカーが得意だった人は、そのままプロのサッカーチームに二軍で入団して、一軍を目指すのも夢だし、サッカーで培ったリーダーシップを活かして就活し、別業界でも成果を残して、また子どもたちへサッカーのおもしろさを教えるのも、これも夢のかたちです。

自分の好き、ワクワク、得意を加味して、自分にとっての最短で最善の夢を実現できると良いですね。

関連記事

加速成功 願望を短期間で達成する魔術

目次情報

プロローグ 成功には道がある

第1章 とことん成功者をマネすることから始めろ!

サラリーマンでも金持ちになる道がある
百八十人の金持ちに体当たりしてわかったこそ
社員三十人以下のオーナー社長を目指せ!
サウナで見たトップ一%と下位二〇%の営業マン
トップセールスマン直伝の時間管理術
六十日間、名刺を入れつづけて成績アップ!
月給が十六万円なら、本代に四万円使え!
成功者と自分との違いにピントを合わせよ!
師匠はどんどん替えたほうがよい
成功者のここをマネしなさい

第2章 わがままを押し通し、「有能の輪」に磨きをかけろ!

勤勉な人より怠け者に仕事をまかせなさい
どのタイプかで成功のかたちは違ってくる
「有能の輪」と「無能の輪」を明確化する
エゴをとことん押し通し、ワガママになれ!
「十兎を追う者は三兎を得る」という逆転発想
「夢の実現」と「成功の実現」はイコールではない
一日一時間の勉強で、五年後にはエキスパート!
欲しい年収の三%を勉強のために使え!

第3章 とにかく使命をでっちあげろ!

なぜアメリカは月へ行けて、日本はいけないのか
目標設定すると、潜在意識が働きはじめる
「月へ行く」のも「遊園地に行く」のも違いはない
目標に同意するしかしないかで、結果は大違い
期日を決めることが結果的に重要な理由
いい加減な設計図では、ビルは建てられない
夢は大きすぎても小さすぎてもダメ!
大中小の三つの観覧車を使った目標設定法
今すぐ使命をでっち上げなさい
一日五十万円のコンサルタント料はこうして達成

第4章 何が何でも「結果を出す力」を身につけよ!

「結果を出す力」こと真のビジネス力
目の前の小さな目標の達成にとことんこだわれ!
あえて転職を繰り返してみる
ビジネス力を高める三つのスキル
小さな世界で一番になれ!
「そこ」に嫌いなことは含まれていないか
キャッシュポイントを三つつくるのが起業の秘訣

第5章 「できない」ことでも「できる」と確信せよ!

学生時代に教わった「成功六か条」
何をやってもダメだった私の転換点
シュワルツネッガーがスターになったのはなぜか
千六回目の交渉で「イエス」を勝ち取った男
人生の転機となった「三日間の徹夜」体験
未来を確信する力が現実をつくり変える

第6章 「失敗しない」は大失敗であることに気づけ!

勉強二〇%、行動八〇%エネルギー配分
恐怖を情熱に変えるかんたんなやり方
大砲とビデオテープで恐怖を消し去る方法
行動を伴わない学びは単なる趣味にすぎない
障害や一時的な後退は成功の前触れである
失敗しない人は必ず失敗する
偶然を呼び起こす方法がただ一つある
低迷期が長い人ほど成功に近づいている
ダメな過去は武器である
神様は越えられない試練を与えない

第7章 近道を見つけることに全力を注げ!

近道を探す人ほど短期間で成功する
他人の力を使いなさい
貢献は必ず報酬となって返ってくる
幸せと成功のバランスのとり方
人生を俯瞰した「七つの目標設定」
いいとこどりのタイムマネジメント十七の戦略
いくつものアイデンティティをもちなさい
なぜ陰徳を積むことが重要なのか

エピローグ 十年あれば偉大な仕事ができる

道幸 武久(どうこう・たけひさ)

ミリオネアコンサルタント。合資会社諸葛孔明代表。
「サラリーマン起業で年収3倍倶楽部」主宰。
1972年、北海道生まれ。
大学卒業後、証券会社で「営業の才能」に開眼、その後、ITベンチャー企業、営業コンサルティング会社で、営業のプロとしての技術に磨きをかける。
29歳のとき、妻子持ち、貯金なし、資格なしの状態から「加速成功」することを決意、独立1年半で年収がサラリーマン時代の9倍になる。
人気メルマガ「サラリーマン起業で年収3倍倶楽部」を発行。
現在は、数社の企業経営と1日50万円のコンサルト業のかたわら、障害をもつ子供たちのためのNPO法人アニーこども福祉協会の理事を務める。

コメント

  1. […] 記事リンク:『加速成功』|夢・成功を近道で! […]

タイトルとURLをコピーしました