
こんにちは。寒くなってくると体が縮こまり、肩や腰や脚の痛みが悪化する季節……方々が悲鳴を上げるんですよね……。毎年、年明けくらいに整骨院に通わざるを得なくなりますorz
どうやら腰は、背骨にトラブルがあるようで、どこの整骨院に言っても指摘されます。
そして、なんといっても肩こりですよ。あさよるは、小学生の頃には肩の重だるさや“こり”を訴えていた気がします……。肩こりもひどくなると、息ができなくなるような苦しさで、頭もズキズキ目も霞んで、整骨院に駆け込みます。
冷たい風が吹き始めたこの季節……戦々恐々とするあさよるです。
『1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』という、ズバリあさよる向けの本を見つけたので、読まないわけにはいきませんでした。
「肩こり」っていうけれど、全身の不調だよね…
肩こりって、ただ肩が痛いだけじゃないんですよね。
先程も書いたように、頭痛や吐き気、かすみ目や、集中力の低下が起こります。そのせいで何にも手に付かない!という事態に……。
で、これは あさよるが重度なのかもしれませんが、耳が詰まっている感じがしたり、鼻呼吸が苦しくなったりと、「これヤバくない!?」と我ながら酷すぎる。
でね、顔が歪んできて、手足の感覚が鈍くなってきたり……。
細かな作業や、正確さを要する作業が億劫で、なんか投げやりになってしまっていた気がします。過去形なのは、最悪の頃よりは今は少しマシになっているからです。
肩こりから始まって、全身の不調を感じること、ありますよね!?
歩いてるだけで、肩がこらない身体をつくる!
『歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』という、奇跡のようなタイトル!てか逆に、そんなムシの良い話なんてあるのか!?と謎の身構えをしてしまうレベルです。
しかし、読んでみると拍子抜けするくらいシンプルな内容です。歩く時、「こりとりウォーク」という歩き方を実践するだけ。
「こりとりウォーク」とは、①手のひらを正面に向ける、②重心を土踏まずの後方やや内側に置く、③腕を後ろに振る、④腕を後ろに振り切った時、手のひらを反対のお尻の前まで持ってく。これだけ!
デスクワークをはじめ、現代人は腕が内転したままになっている時間が長く、肩や背中までその方向に引っ張られています。これが全身の緊張になっているんですね。ですから、腕を外転させ、手のひらを正面に向けて歩くだけで、緊張がほぐれるのです。
“ながら”肩こり解消法でなければならない
なんでこんな簡単な方法なのかというと、“ながら”でできることしか、患者がやらないからです。
著者の宮腰圭さんは「整体家」で、たくさんのクライアントを診てこられました。で、先生がどんな施術をしてもクライアントの生活習慣が変わらない限り、肩こりなんて治らないわけです。
圧倒的な長い時間をかけて筋肉が固まってゆくのに、たった1時間ほど施術を受けても、すぐに元に戻ってしまうですね。いやぁ、あさよるの耳の痛い話です……。
で、宮腰先生はクライアントに、普段からすべきトレーニングを伝授してきたのですが、誰も言われた通りにやらない!で、「じゃあ、どうやったらできるのよ!?」と詰め寄った所、「何かしながらだったらできる」という話だったそう。
そこで考えられたのが「歩きながら」できる、肩こり解消法なのでありました。
肩こりが解消すれば、見た目も心も変わる!?
体のこりがなくなれば、顔も変わります。シャープになるそうです。あさよるも自分の経験から、肩や頭、顔のこりでかなり顔が変わることを実感しています……。
さらに、心まで変わっちゃうというのです。作り笑いでも笑顔を作っているとポジティブな気持ちになるとか言いますし、姿勢が変われば、気持ちも変わるのかもしれません。
少なくとも、あさよるは肩こりや脚の痛みなど重くなってくると、心までギスギスしてきます。なにをしてても、痛みでそれどころではないですからね……。
簡単だし「やってみる」価値ありでしょう!
肩こり解消のウォーキング方法は、とても簡単ですし、やる価値あります。さっそく あさよるも「こりとりウォーク」で部屋の中をウロウロしています。
そもそも、腕を外転させるだけで、両腕にサァーッと血が流れてる感じがする……。
正直ですね、とても科学的ではなさそうな記述もチラホラっとあったのですが、「整体家」というのは、西洋科学とは違った物の見方をなさっているのかなぁということにしときます。
なによりね「経験則」というものもありますから、たくさんの具体例を診てこられた著者には、クライアントの症状の傾向があるのではないかと思います。
とりあえず、先程も述べたように、「いっぺんやってみよう」と思います!というかこの冬は、整骨院にかからないで過ごしたい!><
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1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本
- 宮腰圭
- サンマーク出版
- 2015/9/15
目次情報
まえがき
- 歩くだけで肩こりを解決する方法がある
- からだは他人のいうことは聞きません
第1章
肩こりの黒幕は「手首」にあった
- こっているところをもんでも、肩こりは解消しない
- 「イタきもちいい!」にだまされるな!
- 肩こりは都市伝説である!?
- こりは、筋肉が「伸びる」ことで発生する
- 肩こりのほとんどの人に共通する「あること」とは?
- しつこい肩こりはこうしてはじまる
- 「私の肩こりは一生治らない」と宣言した女性が2週間で変化
- 内巻きの肩を卒業すれば、猫背も解消する
- ついつい横向きで寝てしまいませんか?
- 内臓の冷えや、抱えているつらいことがありませんか?
- あなたの手のひらはどちらを向いていますか?
- 私が「矯正グッズ」をおすすめしない理由
- 頭痛と肩こりをセットで解決する歩き方
- 20年間肩こりに振り回されてきた人を“卒業”させた「この考え方」
- 「整体師には治せない」といい切る非常識な整体家
第2章
「こりとりウォーク」で歩けば健康になる
- 肩こりをゆるめる「スイッチ」は手首にあった!
- なぜ、「この歩き方」で肩こりが消えるのか
- 超シンプル!いつでもできる「こりとりウォーク・スタンダート」
- 重心を意識する「こりとりウォーク・モアベター」で歩こう
- 「重心」のかけ方ひとつで人は太って見えてしまう
- 肩ゆる効果倍増!「こりとりウォーク・スペシャリスト」で歩こう
- ダイエット効果をねらうなら「こりとりウォーク・コンプリート」
- こりとりウィークを組み合わせて、まずは10分!
第3章
ゆがみを取り除いて骨格を整えるメソッド
- 背骨が曲がっていく理由は「ここ」にあった
- 骨盤がゆがむと、左右の足の長さが違って見える
- 骨盤の歪みを解消する「スリープウォーク」
- 10秒で背骨がまっすぐになる「白鳥の湖」
- 3秒で肩が軽くなる「魔法の形状記憶メソッド」
- 30秒で背骨が変わる「シュワッチ体操」
- 座り方で肩こりを予防する「足前後で座りまショー」
- デスクで肩こりを治す「Oh!エル10秒ケンコー骨」
第4章
骨格がその人の「あり方」を決めている
- 胸がへこむと気持ちがへこむのにはワケがある
- 深い呼吸は、「骨格」を変えれば自然にできるようになる
- 自律神経失調症も、こりとりウォークでよくなった!
- 姿勢が変われば人格が変わる理由は背骨にある
- あなたの顔は、本当はもっとシャープで魅力的
- ストレスはこうして深いほうれい線とたるみに変わる
第5章
この生活習慣で不調と決別する
- 「肩こりを伏せぐためにはあお向け」は本当?
- 肩がラクになる不思議な「食べ方」がある
- 「シンメトリー・イーティング」はゆがみをとって、やせる効果も!
- 足は組んでも大丈夫ですよ!
- からだを動かせば、ストレスを感じにくい体質に変わる
- おばあちゃんのヒザ痛が、天気予報より正確なのにはワケがある
- あなたはいま「右回り」に生きているか?「左回り」か?
あとがき
宮腰 圭(みやこし・けい)
整体家。「骨と筋」代表。「アカデミー骨と筋」主宰。1969年秋田県生まれ。50年代のアメリカに憧れ、テネシー州メンフィスでバンド活動に励んだのち、30才の時に音楽で生計を立てる道を断念。一転カイロプラクティックの道を志し、日本カイロプラクティックカレッジ入学。2001年より米国政府認定ドクター中島旻保D.C.のセンターに勤める。2006年より中目黒にて「K&M整体」を開業し、2010年には「整体学院アカデミー K&M」を開講する。2014年まで目黒区に拠点を置いたのち、現在は秋田県に本院を移設し「骨と筋」に改称。現在は神楽坂に分院を設け、東京と秋田とを往復しながら、施術を行っている。これまで見てきたクライアントは3万人以上。「治せるのはクライアント自身」との信念から、クライアントが自分で治せるセルフメソッドの開業にこだわり、「セルフメソッドの発明王」との異名をもつ。
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