『化学者が美肌コスメを選んだら』|データで選ぶコスメオタクもいいじゃない♪

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こんにちは。

『化学者が美肌コスメを選んだら…』はブログでも人気の化学者・かずのすけさんの著書です。あさよるもかずのすけさんのブログ読者ですv

ブログの、各コスメの成分についてあれこれと書かれているテイストは引き継ぎつつ、本書はさらにコスメ全般や化学物質について、医薬品、医薬部外品の扱いなどなど、広く応用できる内容です。

ずっと手元に置いておきたいのですが、今のところ(2017/6)電書版はないようで残念です><

無暗に怖がらないために

美容や健康に関する情報が溢れかえり、何を信じていいのかわからなくって疑心暗鬼になりませんか?あさよるは肌のトラブルが多くて、でも何を信じていいかわからず、誰に相談しても嘘かホントか分からずに辛い時期が長かったデス。今は自分なりに中学高校の理科やり直しつつ、ちょっとずつ勉強をしています。ひとまず「真っ暗闇で手探り状態」の不安はなくなりつつあります。

『化学者が美肌コスメを選んだら』も、あくまで科学的な観点から化学者がコスメのレシピをジャッジするという試みで、面白く、自分のコスメ選びの参考にもなります。

かずのすけさんの考え方に共感したのは以下の部分。

成分の読み方として特に念頭に置かなければならないのは、健康な肌状態の人が常識的に使用するにおいて、化粧品の成分は「基本的に安全」だということです。

p.5

化粧品やエステや健康食品、サプリメントの売り文句なんかで「○○は毒」「△△は体に悪い」「※※には発ガン性がある」等、人の恐怖や不安を煽ることで特定の商品やサービスを購入するよう仕向ける販売方法を見かけます。また、その売り文句を信じて〈善意で〉周りの人に勧めてしまうこともあります。美容や健康への「疑心暗鬼」の出どころは、無暗やたらと不安を煽られ続けているからじゃないかなぁとも思います。現状〈知識が少ないことにつけ込まれ、不安を煽られている〉場面が多いのかなぁと思います。

『化学者が美肌コスメを選んだら』では、まず無暗に怖がらなくてもいいことを説明してから、「より安全な」「より効果的な」コスメの選び方を指南する方法が「良いなぁ」と感じました。

何にお金を使う?使用感、体験、気分、美しさ

別に本書に異論はないのですが、本書はコスメの〈成分〉と〈価格の妥当性〉がオススメコスメの基準になっているようです。これはとても面白いところなのですが、念のために言うと、ある種の〈コスメオタク〉的要素を多分に含んでいるだろうことと、著者・かずのすけさんはお化粧をしない方であることとを念頭に。

詳しく説明します。ある種のコスメオタクとは、コスメの新商品を全部チェックしたり、トレンドのコスメは必ず試してみるようなオタクもいれば、化粧品の成分、性能、コスパ等を比較し、データ収集するオタクもいるでしょう。本書はもちろん後者です。本人が楽しんでやっている分には大いに結構ですが、イヤイヤ苦しんでやるとツライことです。楽しくやりましょう。

あと、著者がお化粧をしない人だからこそ、客観的に比較ができるのだろうし、本書の面白いところです。しかし、実際にコスメを毎日使うとなると、例えば〈使用感〉〈香り〉〈触り心地〉〈大きさ〉〈パッケージ〉等々、別のことも気になります。あさよるは、コスメは〈体験〉と〈パッケージ〉にお金を使いたい。デパートの化粧品売り場へ足を踏み入れた高揚感や、BAさんにチヤホヤテキパキとお化粧されてご満悦になって、小さな製品でも豪華な紙袋に入れてもらえる喜びよ。あと、常に持ち歩く物は「見た目の美しさ」が欲しい。だからパッケージのデザインが優れた物を買いたい。この辺の優先順位はみなさんそれぞれお持ちだと思います。

コスメの選定基準は数多ある中で、『化学者が美肌コスメを選んだら…』は〈化学者が〉〈成分〉という尺度で選んでみたらという趣のものです。くれぐれも。

あくまで〈コスメだけ〉のお話

先の話に関連しますが〈化学者〉が〈コスメ〉を〈成分〉で選ぶというコンセプトが全くぶれないのも面白い。というのは、〈health & beauty〉と言われるように美容と健康は切っても切り離せないもの……というか、美容と健康は同じものでしょう。ですので、肌のトラブルにも食事や運動、生活習慣などアプローチできる要素はたくさんあります。その辺はサクッと除外してあり、コンセプトがしっかり分かりやすいのが心地よい。

健康志向の話になると、著者の考える健康感やひいては人生観や幸福感の話までごちゃまぜになってしまう気がします。あさよるはこういうポケモン図鑑みたいな本大好きです。実際にお店で販売されている製品を写真付きで掲載し、成分表を読んであーだこーだ言う。むちゃくちゃ楽しいじゃん!ソムリエみたいですね。あさよるも日ごろ、食事しながら「鰹だしの香りがいいね」「トマトの酸っぱさがいい感じに爽やかですな」とか、あーだこーだ言いながら食べています。人からはよく「とても美味しそうに食べるね」と言われて、ちょっと嬉しいのです(^^)>

さっきも書きましたが、巷には他人を不安にしたり恐怖を煽る文言が溢れています。その中で「楽しそうにコスメを選ぶ」様子って、すごく大事です。嫌々勉強するのは誰でもツライですが、楽しいことならウキウキ取り組めます。かずのすけさんのブログも、前向きに楽しくコスメ談義をしている雰囲気がとても好きです。憂鬱にならずに、楽しく明るくワイワイしましょう。

あさよる的φ(..)メモメモ

以下、あさよるが勉強になった&知らなかったこのとメモ。

・入浴剤

入浴剤は敏感肌なら弱酸性のものを。炭酸ガスが出るものはアルカリ性の物が多くて肌で悪さをする細菌はアルカリ性で活発になるものが多いため。本書ではキュレルの入浴剤がおススメされていた。

・美白するなら

美白は、そもそも日焼けしない対策が大事。肌を漂泊するコスメは肌に刺激が多くトラブルになりやすい。「日焼けをする」のは体の健康な働きであり、体を防御するための機能。メラニンを活性を抑え込むことは、肌を守る力を弱めることでもある。日傘や日焼け止めクリームで対策が一番良さげ。

・化粧品、医薬部外品、医薬品

化粧品、医薬部外品、医薬品は法律で区分されている。医薬品は薬。医薬部外品は、化粧品よりは有用成分が使われているが薬ほどではない。化粧品は薬ではないから〈効かない〉。医薬品と医薬部外品には副作用がある。なまじ効いてしまう医薬部外品でトラブルが多い。一番安全なのは副作用のない化粧品。

・デオドラント

肌に直接つける制汗剤しか知らなかったが、服に吹き付けるものがあるらしい。これいいね!本書で紹介されていたのは「デオラボ イオンクリア」「イオンダッシュネオ」。

 

化学者が美肌コスメを選んだら・・・じつは10秒で見抜けます

目次情報

プロローグ――肌の悩みは「成分選び」で軽くなる

化粧品は肌に良い?
消費者が迷い込む無法地帯
成分から良い商品を探すには?

本書の表記について

第1章 洗う・落とす

固形石けん
洗顔料
泡洗顔料
クレンジングオイル
クレンジングリキッド/ジェル

コスメより効く!?美肌の基礎知識① 洗浄力をコントロールする

第2章 肌を整える

化粧水
自然派化粧水
乳液
美容液
クリーム

コスメより効く!?美肌の常識② 健康でキレイな肌の育て方

第3章 刺激から守る

化粧下地
日焼け止めクリーム
日焼け止めジェル/ローション
リップケア

コスメより効く!?美肌の基礎知識③ 「医薬部外品」の正体は?

第4章 若々しく見せる

美白ゲル/クリーム
美白美容液
シミ対策美容液/クリーム
抗シワ美容液
シワ伸ばし化粧品

コスメより効く!?美肌の基礎知識④ はまってほしくないNGケア

第5章 全身のトラブル肌ケア

ボディソ-プ
ボディクリーム
ボディ用日焼け止め
ビキビケア
ハンドケア
入浴剤

コスメより効く!?美肌の基礎知識⑤ 家事用品選びもスキンケアの一つ

第6章 汗・ニオイを解決

制汗・デオドラント剤
汗ふきシート

第7章 健康な髪・地肌を保つ

シャンプー
トリートメント
カラー・パーマヘア用シャンプー/トリートメント
アウトバストリートメント
スカルプシャンプー

エピローグ――コスメに化学者ができること

付録① コスメ選びの20カ条――一生役立つ美肌づくりの法則
付録② コスメの特徴を見抜くための主な成分100選

参考文献
「オススメ!」コスメ問い合わせ先リスト

かずのすけ

本名・西 一総(にし かずさ)。一九九〇年福井県生まれ。京都教育大学教育学部を経て、二〇一六年に横浜国立大学大学院環境リスクマネジメント専攻を卒業(環境学修士・教育学学士)。専門は有機化学で、大学では化粧品リスクと消費者教育に関わる研究を行なう。現在は研究活動のかたわらサイト運営や化粧品の企画開発、セミナー講師、執筆業などにも携わる。二〇一三年九月よりブログ「かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき」を運営。確かな知識を生かした化粧品解析やわかりやすいコラムで、肌・髪に悩む多数の読者の信頼を得ている。
http://ameblo.jp/rik01194/

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