『森下えみこの 私の敬語、正しいと思っていたけれど。』

こんにちは。いい歳して敬語を雰囲気で使い続けている あさよるです。

あってるのか間違ってるのか分からないので、内心ドッキドキであります。もう、目上の人と喋ると嫌んなっちゃうNE☆彡

勉強しなきゃなぁと思いつつ、なんか礼儀とかマナー、敬語の本って、堅苦しいし、古臭い感じがしちゃって手が伸びないんですよねー(すごい「やらない言い訳」感…)

敬語に自信のある人……っているの?

街中で耳にする、店員さんの喋り方。テレビでタレントさんが話す言葉。YouTubeの動画の、言葉遣いが変で気になる……。

他人が使っている言葉、中でも敬語って、すごく気になります。それが間違った使い方だった場合、めちゃくちゃ気持ち悪くって、話が耳に入らない!

そう、自分のことは棚に上げて!

恐ろしいことに、他人が間違った言葉遣いをしているときすごく気になりますが、自分が間違っても絶対に気付けない。

「その言葉は誤用ですよ」とか「なんて口の利き方だ!」と注意&叱ってくれる人は親切な人なんですよね~(;’∀’) ほとんどの人はスルーです。

さて、自分の使っている敬語って、自信ありますか?

コミカルなマンガで送る、敬語の「あるある」失敗談

『私の敬語正しいと思っていたけれど』は、デパートに勤める主人公が先輩や上司、お客様に注意されながら敬語を学んでゆくというストーリー。

間に、監修者である人材育成トレーナーの美月あきこさんの解説やコラムも充実しています。マンガで語れない「かゆい所に手が届く」感じ。

小中高で習った「敬語」、だからこそ

本書『私の敬語正しいと思っていたけれど。』で紹介される、間違った敬語の例は、とっても基本的なもの。あさよるは、中学高校の授業で習った遠い記憶があります……。

そう、学校で習うような基礎的な「敬語」だからこそ、間違えられないんです。だって、間違いに気づいてないのは自分だけで、みんな知っているんですから。

二重敬語…上品な言葉遣い…同じ言葉の繰り返し

あさよるが、他人の話を聞いていて、よく気になるのが「思います」の大連発。「これからニンジンを切ろうと思います」「だしを入れようと思います」「試食してみたいと思います」ってな具合で。

つくづくと、他人の口調は気になるもんですよねぇ(自分のことを棚上げ)。

『私の敬語正しいと思っていたけれど。』でも、あるある口調のオンパレード。

ああ、これ自分もやっちゃってるなぁと胸が痛いのは「二重敬語」。「ご利用になる」「ご利用になられる」で既に敬語なのに、「~れる」をつけたくなる!

「ご利用になられる」と言いたくなってしまう!これは二重敬語ですから要注意です!

余計な事言いたくなっちゃうのって、語彙の少なさなのかな…

敬語の間違いって、大間違いというよりは、敬語と敬語を重ねたり、言わなくてもいい一言を付け加えておかしくなっていることが多いのだと気づきました。

例えば一時期話題になった、スーパーのレジで「○○円になります」「△△円からお預かりします」なんていうのも、「○○円です」「△△円お預かりします」でいいのに、間に余計な言葉が挟まってるんですね。

丁寧に、言葉を重ねたい!

敬語って、言葉を重ねることで、相手との距離を大きく置くことで、相手への敬意を示す働きがあります。「お近づきになるなんて恐れ多い」!

だから、丁寧に話そうとすればするほど、我々はやたらと言葉を重ねたくなります。「しようと思います」大連発とか、二重敬語とか、「なります」「~の方から」とか、言葉を重ねた結果なのかなぁと考えています。

さて、これを解決するには、「言葉をいくつ持っているか」が鍵でしょう。

いつもの敬語ではまだ敬意が足りないと思うなら、他に敬意を示す言葉がないか検討すべきです。ですから、ボキャブラリーの数がモノを言うんじゃないかと!思いました。

楽しく読んで、ドキッとしたい方!

『私の敬語正しいと思っていたけれど。』にも、コラム・解説として、お礼や謝罪の言葉のバリエーションや、敬語の種類の一覧表など、充実しています。

もっとガッツリと敬語を勉強したいなら、他の書籍がおススメです。なにせ『私の敬語正しいと思っていたけれど。』はメインはマンガで、そちらに多くページ数が割かれていますから。

『私の敬語正しいと思っていたけれど。』は、可愛らしいマンガを楽しく読みながら、自分の敬語を間違えに気付いてドキッとする、刺激の多い読み物です。

休憩室なんかに設置したいなぁと思いました。話のネタにもね。

森下えみこの 私の敬語、正しいと思っていたけれど。 (コミックエッセイ(実用))KADOKAWA/メディアファクトリー Amazonの商品レビュー・口コミを見るAmazon楽天Yahoo!ショッピングDMM

森下えみこの 私の敬語、正しいと思っていたけれど。

  • 森下えみこ
  • KADOKAWA
  • 2014/2/21

目次情報

プロローグ 私の敬語は正しくなかった
敬語はコミュニケーションを円滑にする道具です
よく使う敬語の言い回し早見表

第1章 会社内での敬語

目上の人への「分かりました」は…
「いただく」?「くださる」?
「すみません」では済みません
クッション言葉で和らげて
素敵な断り方
コラム① 毎日使う会社への敬語

第2章 お客様への敬語

行動の敬語
「おられる」は敬語? 敬語じゃない?
持ち主が変わると名前も変わる
より美しく話したい時は「ございます」
うっかり言いがち二重敬語
人のミスも私が謝る
恥ずかしいバイト敬語
おかしな「なります」
謝罪しているはずなのに…
コラム② 毎日使う お客様への敬語

第3章 初対面・面識のない人への敬語

お休みを「いただく」?
先輩の家族と話す時
「ございます」10連発
紹介の順番
素敵な自己紹介
相手を立てて盛り上がるあいづち
コラム③ 毎日使う初対面の人への敬語

第4章 電話・メールでの敬語

丁寧にしすぎて伝わらない敬語
オトナなメールの送り方
「拝読」の使い方
気分よくメールを諦めて
同じ意味でもさらに丁寧「改まり語」
コラム④ 電話をかけても相手が名乗らない場合は…

敬語は味方になる
エピローグ 15年目の敬語 学び直し

森下 えみこ(もりした・えみこ)

著者

第4回コミックエッセイプチ大賞でデビュー。作家、イラストレーターとして活躍しながら、販売員として売り場に立っていたことも。主な著書に『今日も朝からたまご焼き お弁当生活はじめました』、『あせるのはやめました 本日もひとりでできるもん』(KADOKAWAメディアファクトリー)などがある。

美月 あきこ(みづき あきこ)

監修者

人材育成トレーナー、All Aboutビジネスマナーガイド。
大学卒業後、日本航空や外資系航空会社にて通算17年間客室乗務員として勤務。
2004年人財育成会社を企業。キャビンアテンダント5600名を母集団に持つCA-STYLEを運営。著書に『20代でも絶対知っておきたい働く女性のマナー』(三笠書房)、『ファーストクラスに乗る人のシンプルナ習慣~3パーセントのビジネスパーソンが実践すること~』(祥伝社)などがある。

コメント

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