
今週紹介した本のまとめです。
『あなたも詩人 だれでも詩人になれる本』やなせたかし
月刊誌『詩とメルヘン』の編集長も務めていた詩人・やなせたかしの詩のススメ。
やなせ先生の「教え」は、ちょっと顔を出しては引っ込めて、少し言及してはサッと隠れてしまう。詩を「習う」「教わる」「添削する」なんて、そもそもがナンセンスなのです。
ひねり出して絞り出して、紡いだ詩を良い物にするには骨が折れます。だけれども、紙とペンさえあれば、誰だって詩人になれるのです。
本書は詩の「書き方指南」の本ではありません。しかし、詩を書いていたあの頃の気持ちを、ふっと懐かしみ、再びペンを持とうと思えるでしょう。
『映像制作D.I.Y』
映像作家たちの、映像制作の現場が細かに取材されています。これから、映像を作ってみたいと考える若い人たちにとって、良い書物でしょう。
また、身近に溢れている映像も、どうやって制作されているのか案外知らないもの。クリエイティブの現場を覗き見してみましょう。
『魔女の宅急便2 キキと新しい魔法』角野栄子
ジブリ映画でおなじみ『魔女の宅急便』の原作本の第二巻です(全六巻)。
魔女・キキは単身、コリコの町での修行も2年目になりました。しかし修行は順風満帆とはいきません。とあるきっかけで、宅急便でお届けしているのは、人の優しい心だけでなく、悪意も運んでしまうことに気づいたのです。キキは人々との出会いの中で、悩み戸惑いつつも、一歩ずつ成長してゆきます。
『ホーキング、宇宙と人間を語る』スティーヴン・ホーキング、レナード ムロディナウ、訳:佐藤 勝彦
『ホーキング、宇宙と人間を語る』は邦題で、原題は『The Great Design』。「グレートデザイン」、こちらのほうがより、内容を表しています。この世界や宇宙に関する謎や「どうして?」「なんで?」という疑問が、物理学によって解き明かされる日が来ると、ホーキング博士は言います。
その日が楽しみですね。
『4時間半熟睡法』遠藤拓郎
どうやら睡眠は、最大で4時間半まで削ることができるようです。もし、ギリギリまで睡眠時間を削減することができれば、活動時間が劇的に伸びます。そのノウハウが多数紹介されています。
まずは、自分の睡眠の質を確かめてみたくなりました。