
今週紹介した書籍のまとめです。
偶然とは何か――その積極的意味 (岩波新書)
日本語では「必然」の対義語は「偶然」ですが、他の言語ではこの二つの言葉は違うもののようです。
「然」の考え方が、アニミズム的なのかもしれません。
確率を知ることで、偶然とは何かを考えられるのかもしれませんが、実際の確率とは別に「心理的確率」も我々には働きます。
AよりBを選ぶべき、と、確率では導き出されれいても、心理的にそれを受け入れられないのです。
記事リンク:『偶然とは何か――その積極的意味』を読んだよ
「体幹」ランニング (MouRa)
正しい姿勢でいることや、丹田を意識することなど、多くの書物で語られています。
スポーツだけでなく、芸能や美容など、どんな分野でも基本中の基本なのでしょう。
本書はフルマラソンを走り切るためのランニング法が紹介されています。
東京マラソンを筆頭に、市民ランナーがたくさん増えましたが、良いフォームで走らないと、体を壊してしまいます。
これからマラソンを目指す市民ランナーのためのtトレーニングスケジュールも添付されています。
記事リンク:『「体幹」ランニング』を読んだよ
Kindle版あり
朝昼夕3つのことを心がければOK! あなたの人生を変える睡眠の法則
良い睡眠を取り生活習慣を改善することで、頭痛やダルさ、やる気のなさも改善できるそうです。
ヤル気のメカニズムや、イライラの信号なども紹介されています。
一生、毎日毎日睡眠は取り続けるもので、それが日中のパフォーマンスに大きく影響を及ぼします。
たまには、自分の睡眠を見直してみた方がよさそうです。
記事リンク:『あなたの人生を変える睡眠の法則』を読んだよ
友達がいないということ (ちくまプリマー新書)
著者にも友達と呼べる人はいないらしく、読者に問いかけながら、その理由を考察してゆきます。
数々の書籍や作家、著名人の名前が飛び交い、ジャンルや話題も幅広くどんどん話が展開されてゆきます。
同性の友人を持つには、同性愛的な志向が関係しているのではないか、という指摘は面白かったです。
たくさんの参考にしたい書籍や、雑多な知識がふんだんに散りばめられた本で、まるで深夜ラジオをコソコソ布団の中で聞いているような、なんだかそんなワクワクが生まれました。
記事リンク:『友達がいないということ』を読んだよ
Kindle版あり
王様の勉強法
荒俣宏さんと中谷彰宏さんの対談をまとめたものですが、中谷さんがノート作りに没頭してしまうとおっしゃっていて、その通り、きちんきちんと、こでもか!と二人の対談がまとめられ、インデックスが付けられ、整理されています。
暫くはこの形式が読みにくかったのですが、途中から心地よくなりました。
「勉強」という言葉に対して、人によって抱くイメージや意味は全く違うのかもしれません。
著者のお二人にとって、勉強は遊びであり、趣味であり、それが仕事にもなっており、また性癖でもあるようです。
記事リンク:『王様の勉強法』を読んだよ