
今週紹介した書籍のまとめです^^
『嫌われる勇気』/岸見一郎,古賀史健
心理学を扱うビジネス書の定番。
“今”抱えている問題は過去の積み重ねではなく、“今”の自分が問題を生み出している。「忙しいからできない」のではなく、今の自分が「やらないため」に「忙しい」を作っている…だと?
過去に辛いトラウマがあろうとも、“今”の自分は幸せになれる。前向きで心強いアドラー心理学。
『本当にわかる心理学』/植木理恵
心理学ってなんだ?ってときにオススメ。
一口に心理学といってアプローチもいろいろあるそうで、心理学の考え方を知り、ちょっぴり親しみを感じました^^
『ジョハリの窓』/久瑠あさ美
ジョハリの窓とは、自分が気づいている自分/気づいていない自分、他人が気づいている自分/気づいていない自分と、自分の顔を4つに分類します。
自分は気づいていないけど他人からは見られている習性や、他人に気づかれていない自分の本音等、人とのすれ違いや思い違いの種が顕在化してくるのです。
この本『ジョハリの窓』は、コンパクトで簡単で、誰でも読めて活用できる良書でした。
『人生がときめく片づけの魔法』/近藤麻理恵
片づけを通じて、自分自身の認識を変えてゆく。
過去の自分が必要だった荷物を整理し、理想の自分に近づくため“今”を変えてゆくメソッド。
片づけ本というよりは、自己啓発本ですね。
『人生がときめく片づけの魔法2』/近藤麻理恵
大ヒット『人生がときめく片づけの魔法』の続編。イラスト付きで片づけの方法や、服のたたみ方など、片づいた部屋を維持するための内容が多かったです。
1→2の順で読むのがオススメ。
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』/アービンジャー インスティチュート
自分自身を騙してしまうと、自分を守るために他人を攻撃してしまう。この状態を本書では「箱」と呼びます。
「箱」の中に入ると事実が歪んで見え、世界を正しく認識できません。
チームを動かすリーダーシップを発揮するためには、「箱」からの脱出が必要なのです。
『2日で人生が変わる「箱」の法則』/アービンジャー・インスティチュート
企業家ルーは、息子が問題を起こしたために、2日間の教育プログラムを受けさせられるハメになる。
そこで自己欺瞞から「箱」に入っている状態であると教わり、目に見える世界が変わります。
前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』よりもより「箱」の種類が詳しく分類されていました。
『人の2倍ほめる本』/渋谷昌三
「ほめる」ってコミュニケーションなんだ!
上手に「ほめる」人は、強いコミュニケーションツールを持っていることになります。
「ほめる」バリエーションがすさまじく、非常に参考になります。
『平気でうそをつく人たち』/M・スコット・ペック
邪悪な人たちは、「自分は善良な市民である」という顔をして、平気でパートナーや我が子を悪者に仕立て上げる。時には犯罪者にすらしてしまう。
「私達は被害者だ。アイツが悪い」という動かぬ証拠として。
本書は、精神科医で心理学者の著者が、邪悪なクライアントに自らの邪悪さを認識させようと奮闘した記録です。結論だけ言っておくと、人の心は変えられない。
『脳はなにげに不公平 パテカトルの万脳薬』/池谷裕二
脳や人の肉体が持っている習性・特性を面白くコンパクトに紹介します。
トリビア集的に楽しめますから、話のネタにでも^^
『脳には妙なクセがある』/池谷裕二
脳が持っている不思議な特性は、知れば知るほど不思議で、恐ろしさすら感じてしまうほど。
全くの偶然の出来事も、脳は事前に知っている?
「自分の意志」だと思っているものは、意志ではなかった?
『あなたの脳のしつけ方』/中野信子
「努力は才能である」という、身もふたもない結論が紹介されます。無理なことを何度もやり続ける人と、早々に無理だと気づき諦める人は、脳の特徴が違うんだそう。
モテる人の脳や、運のいい人/悪い人にも、脳に違いがあるんだとか。
集中力・記憶力・判断力・モテ力・アイデア力・努力・強運力・愛情力が紹介されています。
『脳を鍛えるには運動しかない!』/ジョン J. レイティ,エリック ヘイガーマン
脳を鍛えるにはジョギングせよ!とシンプルな主張を膨大な実例を挙げて説明する本。
精神科的な不調も有酸素運動で酸素をよく体内&脳内に循環させよう。ADHDには有酸素運動+身体な複雑な動きを組み合わす。女性の月経前症候群も妊娠中、珊瑚もジョギングを!ジョギングで学習能率も上がるぜ!というもの。
シンプルなだけに、「やってみよう」と思えます。あさよるも読了後から、しっかり歩く習慣をつけました^^
『お祝いのスピーチきちんとマナーハンドブック』/杉本祐子
お祝いの席で活躍するスピーチ集。
例文もたくさん収録されているから「使える」。
『いちばんわかりやすい漢方の基本講座』/佐藤弘,吉川信
漢方の最初の一歩に最適な本。
まず、漢方薬の誤解・漢方には副作用がない?漢方はゆっくり効く?等、薬として使用する前に知っておくべき事柄から始まる。
東洋医学の考え方も紹介されており、一冊で幅広く知れる。
『ツボに訊け!―鍼灸の底力』/寄金丈嗣
ツボ治療、鍼灸治療の現状が紹介される。
腕のよい鍼灸医が居ること、ツボ刺激の効果も認めつつ、間違った施術をしても“ある程度効いてしまう”ジレンマなど。
施術者によって得られる効果の差が大きなことが、課題なのかな?
『血流がすべて解決する』/堀江昭佳
漢方の考え方を使って、女性の悩みに取り組む内容。
現在の医療は保険医療ですから、保険が適用される「病気」「症状」のみ治療がなされます。ここで紹介される症状は「病気ではないけれど、健康でもない」状態。医療の手の届かないところです。
自分の体調管理として、漢方の考え方を持っておくのもいいかもね。
『綺麗なひとは、やめている。』/楊さちこ
東洋思想の「中庸」を、実例を挙げて紹介してゆくもの。
極端に不健康な生活はダメ。だからといって、極端に健康的な生活に舵を切るのも「中庸」の考えから外れてしまいます。
「中庸」。言うは易く行うは難し。
『九十歳。何がめでたい』/佐藤愛子
作家・佐藤愛子さんが御年九十を迎え、未だ精力的に執筆なさったエッセイ。
「卒寿あるある」なのだろうか。笑えねーと笑ってしまうブラックユーモア等、ペンの切れ味は現役です。