『すごい筋肉貯金 ながら筋トレ」で死ぬまで歩ける筋肉を貯める方法』|今から体力つけないとヤバみがすごい

こんにちは。あさよるです。今週、久々に大阪の文楽劇場に文楽を見に行きました。感想はまたどこかに書きたいなぁと思うのですが、文楽ってね、とにかく長い。午前からの部と午後からの部にわかれてるんだけど、どちらも約4時間あるんですよ。間にお弁当休憩まで挟む。んで、その間ずーっと席にじっと座ってるのが大変なんですよね。客さんはパッと見た感じシニア層が大半なのですが、体力すごいなと感心ばかり。

あさよるは途中ムズムズとしてしまって、中座したい衝動と戦わねばならない…。

何をするにも体力ですよ。余暇を楽しむのも体力勝負ですから、体力はいくらあっても余ることはないのではないかと。そして、あさよるも30代半ばになりまして、少し……いや、結構、体力の心配をするようになっております。なのに、今回読んだ『すごい筋肉貯金』を読むと、女性が体力的にガクっとくるのが閉経後だそうで、今既にガクっと来てるのに、今後どうなるのかと戦々恐々としてしまいました(;^ω^)

100歳まで生きる体を用意する

『すごい筋肉貯金』は、長寿の時代、100歳まで自分の足で歩ける体を作るよう呼び掛けるシニア向けの本です。「人生100年時代」なんて言われていますから、大事に身体を使わないといけません。

運動も無暗にやれば良いってもんでもなく、関節は使うほど減ってゆく消耗品です。効率よく筋力をつけ、筋肉で関節の負担も減らします。また、筋力が上がると骨も強くなるそうなので、足腰が弱る前に筋トレしておきたいですね。

シニア向けということで、誰でも家で簡単にできる筋トレ法と、自分でできる体力測定の方法が紹介されています。また、食事も大事な要素です。ダイエットもやればいいものじゃなくて、健康的で確実なやり方を知る必要があります。

本書はあくまで、A5サイズの軽めの読みものなので、深く突っ込んだ内容ではなく、入門書的な感じです。これまで元気にやってこられた方が、年齢を気にし始めた頃に読むといいと思います。

長寿はいつまで…

「人生100年時代」と言われるように、長寿が当たり前の社会ですから、肉体も大事に100年もつように使わないといけません。スポーツジムもシニア層にも人気だそうで、街中でも仕事を続けられたり、生涯学習に勤しんでおられたり、お元気な人が多いですね。

……って、「老い」の話題をまだ他人事のように考えている世代も、真面目に体力づくり考えないとヤバイと思うんですよ。あさよるの30代は、子ども時代から体力低下が叫ばれていた世代です。実際に、自分の体力もだし、同年代の話を聞いていても「あれ、頭の中の30代よりも体力がないぞ」と感じます。友人が年下の、20代の男性と結婚したそうですが、「ええ、20代でその体力ってヤバくないか?」と心配になるようなエピソード多数。

やっぱ、ファミコン世代はダメなのかなぁ~。今の子どもたちも、外に遊ぶ場所もないそうで、みんなが集まるとゲームして遊ぶそうです。あさよるも、小学生の甥がうちにくると、うるさいし相手するのも面倒なので、ゲーム化YouTubeを見せて大人しくさせるんですが、すると何時間でもじっと黙って液晶画面をのぞいてるんですよね。その姿を見てるとなんか虐待しているような気分になってきて、用もないのに「買い物に行こうか」とか結局連れて出ることに……。

小学生が「肩がこる」「目が疲れる」と言って、寝る前に「あずきのチカラ」を目に乗せている姿を始めてみたとき、とてもとてもショッキングでした。

だけど、あさよるも小学生の頃にはどっぷりファミコン漬けでしたから、似たり寄ったりです。ゲームボーイのあの画面を見続ける方が肩がこりそうだし……。

わたしたちって長生きできるのかな(;^ω^)

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すごい筋肉貯金

目次情報

はじめに 筋肉も骨も何歳からでも強くなる! 強くしよう!

1章 筋肉貯金ってなに?

健康長寿のための筋肉貯金
人生100年時代、一生自分の足で歩ける人はどれくらい?
寝たきりになってしまうきっかけ
筋肉貯金がない人は80歳で筋肉量が半分以下に
筋肉貯金がないと病気のリスクも増加
転ばない体を作るためにも筋肉貯金を
筋肉貯金で骨密度が上がり骨折しづらくなる
筋肉貯金には関節を守る働きも

2章 筋肉残高をチェックしよう

生活面からチェック

筋肉貯金判定
標準テスト
レベルアップテスト
レベルダウンテスト
残高測定

筋肉は何歳からでも鍛えられる
筋肉年齢はさかのぼれる
やったつもりになっている運動

死ぬまで歩くために鍛えておきたい筋肉

3章 筋肉貯金するための「ながら筋トレ」

「ながら筋トレ」のルール

①スクワット

練習
本番

②レッグレイズ
③バックエクステンション
④トーレイズ

Column1 初日は絶対張り切らない
Column2 朝イチ体幹トレ

日常動作に一工夫を加えて、目指せ! 100貯金

かかと上げ下げ80貯金→一工夫で100貯金!
階段昇り60貯金→1段飛ばしで100貯金!
ウォーキング70貯金→大股歩き・ランジウォークで100貯金!

4章 筋肉貯金のうれしい効果

認知症の予防・進行防止に
うつ病の予防・改善にもなる

Column3 女性のメタボは10年遅れてやってくる

下半身の筋肉貯金で血行が良くなる
ぽっこりお腹がへこむ
見た目が若々しくなる
よく動くことで肩こり・腰痛も改善する

Column4 「オシャレは我慢」と言うけれど……

5章 食事で筋肉貯金を助けよう

筋肉貯金のカギを握る「たんぱく質」
朝食のたんぱく質が足りていない!
たんぱく質×糖質の最強コンビ
糖質は主要なエネルギー源 摂りすぎ× だが不足はもっと×

Column5 空腹時に摂る間食は上手に摂ればOK

高たんぱく、中糖質、“良脂肪”
死ぬまである国は“骨貯金”も大切
ラーメンは体に悪い食べ物ではない! 筋肉貯金にも○

Column6 核ミサイルよりも恐ろしい!? ラーメンの塩分

0カロリー甘味料との上手な付き合い方

筋肉フードクイズ

おわりに 一生自分の足で歩ける充実の毎日、プライスレス!

谷本 道哉(たにもと・みちや)

1972年、静岡県生まれ。近畿大学生物理工学部准教授。大阪大学工学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は筋生理学、トレーニング科学。NHK「ガッテン!」「あさイチ」、テレビ朝日「モーニングショー」「林修の今でしょ!講座」等数多くの番組出演し、体を鍛えることの重要性をわかりやすく解説している。著書に『スポーツ科学の教科書』(岩波書店)、『スロトレ』(石井直方氏との共著、高橋書店)などがある。

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