『考える技術・書く技術』|説得力ある資料を作るには?

こんにちは。文章がさっぱり上達しない あさよるです。あさよるは高校生のころから今のようにサイトやブログを作って遊んでいました。毎日せっせと日記や本の感想を書いたりして、今と同じことを10年以上やってるんですね。月日の流れを感じる……と言いたいところですが、まったく文章が上達してない!というか、昔のほうがもっと小粋な感じで書いていた気がする!もちろん、文章ってブログやSNS等遊びの場面だけでなく、ビジネスシーンでも必要なスキルですから、「文章を書ける人うらやましい」と劣等感を抱いてしまうヒト、あさよるだけじゃないハズ……。

『考える技術・書く技術』は、どうやらビジネスでの文章作成の定番本らしい!?と言いつつ、あさよるはこの本を読むの、もう何度目かなのですが、あさよる的には結構レベル高くて、何回読み返しても使いこなせずにいます。たった一冊で、エッセンスが詰まった本なのです。

考えないと書けないよ

『考える技術・書く技術』とタイトル通り!〈書く技術〉よりも〈考える技術〉が先に来ています。そう。文を書くには、そもそもキチンと考えられ、練られ、論理的な思考があってこそ、それをアウトプットできるのです。『考える技術・書く技術』では〈考える技術〉にもページの多くが使われ見ます。目次のⅠ~Ⅳ部の公正を見てもわかります。

  • 第Ⅰ部 書く技術
  • 第Ⅱ部 考える技術
  • 第Ⅲ部 問題解決の技術
  • 第Ⅳ部 表現の技術

考えたことを書くだけではく、問題を定義し疑問を見つけ取り組む手順や書類やスライドを作るときの表現までが触れられています。

難解?実践的でむずかしい…

たった一冊で「書く」「考える」「問題解決」「表現する」までの手順が網羅されていますから、かなり内容が濃い!文章もかなり情報量が多くて、一行一行じっくりと読み、何回も読み直し……とあたふたしながら読んでいます。

もし、もっと手軽に砕けた感じの内容をお探しなら、他を当たったほうが無難かも(^_^;) あさよるも本書『考える技術・書く技術』は何度も投げ出しております。でもね、それでも「やはり読みたい」と思うくらい、コンパクトにぎゅうぎゅうに詰まってるんですよね。そして、ぎゅうぎゅう故に読み解くには時間がかかります……さらに実践出来るようになるにはいつのことやら。

ちなみに、あさよるのような読者のために、入門編もあるらしい!

これは今まで知らなかった~!入門を先に読んだほうがいいかもね(^_^;)>

「書くのが苦手」克服のトレーニングに

巻末に本書のポイントが一覧されているのがやたら便利です。内容は一度熟読してしまえば、ある程度まではこのポイント一覧を見ながら当てはめていける!

なんとなく「書くのが苦手」だぁと感じているのは、そもそも「考えがまとまっていない」「考えが深まっていない」からじゃないか?と、根本から見直してみましょう。「それはなぜ?」「それはなぜ?」「それはなぜ?」と質問を重ねることで要素が細分化されていく様子は面白いですね。

そして、ただ読むだけでなく、実際に自分で見よう見まねでやってみるのが大事。ピラミッドのように思考を深めていく様子や「演繹法」と「帰納法」を使い推論してみるなど、基礎的ではありますが、場数分でナンボだと思います。

マジメにお仕事に利用するのはもちろんですが、友達との会話とかプライベートの時間を豊かにする要素でもあると思います。考え方や、その表し方を知っているということは。うん、一度身につけば見えるものが変わるくらいの内容じゃないかな?とあさよるはかなり期待しております。

と、終始ふわっとした感想しかなくてカタジケナイ!あさよるも目下〈考える技術〉〈書く技術〉を身に着けようと奮闘中でゴザイマスm(_ _)m

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

目次情報

序文

第Ⅰ部 書く技術

第Ⅰ部のはじめに

第1章 なぜピラミッド構造なのか?

ピラミッド型へ並べ替える

マジックナンバー7
論理を述べる必要性

トップダウンに配列する
ボトムアップで考える

第2章 ピラミッドの内部構造はどうなっているのか?

縦の関係
横の関係
導入部のストーリー展開

第3章 ピラミッド構造はどうやって作るのか?

トップダウン型アプローチ
ボトムアップ型アプローチ
初心者への注意

第4章 導入部はどう構成すればいいのか?

ストーリー形式

なぜ,ストーリー形式なのか?
「状況」の記述をどこから始めるか?
「複雑化」とは何か?
どうしてこの順序なのか?
「キーライン」とは?
導入部の長さは?
キーラインに導入部は必要か?

いくつかの共通パターン

方針を与える
支出の承認を求める
「ハウツー」を説明する
選択肢の中から決定する

いくつかの共通パターン……コンサルティングの場合

提案書
進捗状況報告書

第5章 演繹法と帰納法はどう違うのか?

演繹法的理由づけ

その仕組は?
いつ使うべき?

帰納法的理由づけ

その仕組は?
どう違うのか?

第Ⅱ部 考える技術

第Ⅱ部のはじめに

第6章 ロジックの順序に従う

時間の順序

原因と結果を区別する
根拠となるプロセスを明らかにする

構造の順序

構造を作る
構造を書き表わす
構造の変更を提案する
構造の順序を用いて考えを明らかにする

度合いの順序

正しい分類グループを作る
不適切な分類グループ化を見つけ出す

第7章 グループ内の考えを要約する

白紙の主張を避ける
行動の結果を述べる

具体的な言葉を使う
行動レベルを階層化する
直接的に要約する

格結論に類似点を見つける

構造上の類似点を見出す
より深い関連性を見出す
機能的なジャンプをする

バーバラ・ミント [Barbara Minto]

著者

ハーバード・ビジネススクール卒業後、マッキンゼー社に初の女性コンサルタントとして入社。文章作成に関する能力が認められ、ヨーロッパスタッフのレポート作成指導責任者となった。1973年に独立し、ピラミッド原則を用いたレポート作成、分析、プレゼンテーションなどの方法を教えている。世界の主要コンサルティング会社、さらにペプシコ、オリベッティ、AT&Tシステム、ユニリーバなどでライティングのコースを教えている。

グロービス・マネジメント・インスティチュート

監修者

グロービスグループは、ヒト、カネ、経営ノウハウを総合的に提供できるビジネスインフラを創造することによって、ビジネス・クリエーション/ビジネス・イノベーションのサポートを行っている。①情報・出版活動を行うグロービス・マネジメント・インスティチュート(GMI)、②経営大学院のカリキュラムを提供するグロービス・マネジメント・スクール(GMS)、③企業の組織能力強化を行うグロービス・オーガニゼーション・ラーニング(GOL)、④ニュービジネス創造を目指すグロービス・キャピタル(GCP)を擁している。

山﨑 康司(やまさき・こうじ)

訳者

1976年東京大学建築学科卒業。1980年米国ペンシルバニア大学ウォートン・スクール終了。経営学修士(MBA)。米国最大の経営コンサルティング会社ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン社の主任コンサルタントなどを経て、現在、隗(かい)コンサルティング・オフィスを主宰。経営戦略・販売流通戦略の専門家としてさまざまな業界のコンサルティング活動、教育/セミナー活動に従事している。著書に「P&Gに見るECR革命」(ダイヤモンド社)。

コメント

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