『かづきれいこのリハビリメイク化粧学』|肌トラブルの対処法

『かづきれいこのリハビリメイク化粧学』挿絵イラスト オシャレ

こんにちは。あさよるです。あさよるは一年中、肌の乾燥が悩みで、今みたいな季節の変わり目は憂鬱になります。首や腕、手の湿疹は服を着ても見えるし(気を抜くと顔もただれてくる><)、脚もすぐに服でこすれて切れてしまうという……。あさよるはあまり湿疹や傷口を気にしていない方だと思いますが、それでも、あまりにも生々しい傷口を人に見せるのは気が引けるなぁと、気を遣います。

メイクアップアーティストのかづきれいこさんが「リハビリメイク」を提唱なさっているのをテレビで紹介されていて、存在は知っていました。だけど「どうせ自分が化粧なんてしても……」と謎なイジけをして生きていたので(苦笑)、これまで深く知ろうとはしていませんでした。今回、「ちょっとは自分の見た目にも気を遣おう」と思い始めて数年たち、やっと「そういえばかづきれいこさんのメイク法ってどんなだったっけ」と『リハビリメイク化粧学』を手に取りました。

「リハビリメイク」とは

『リハビリメイク化粧学』の著者・かづきれいこさんはメイクアップアーティストですが、トレンドメイクではなく「リハビリメイク」を提唱なさっています。リハビリメイクとは、ケガやアザ、やけどや手術のあとなどをカバーし、元気に生き生きと見せるメイクアップを広めておられます。

また、本書ではアンチエイジングのためのメイクも「リハビリメイク」と定義し、年齢とともにカバーしたくなる悩みの解決法を紹介されています。

リハビリメイクでは、若作りメイクではなく「元気に」「生き生きと」がテーマなので、年齢関係なく当てはまるメイクです。容姿に何らかのコンプレックスを持っている人もリハビリメイクは役立ちます。

あさよるは、腕や足の皮膚湿疹のあとが気になっていて、普通のファンデーションでカバーしても、汗で流れたり、服について汚くなるので半ばあきらめていました。だけど、『リハビリメイク化粧学』を読むと、同じような悩みを持ってらっしゃる方の事例が紹介されていて、やり方を覚えればきれいになるんだなぁと嬉しくなりました。

ちなみに、かづきれいこさんはリハビリメイクのためのコスメブランドを持っておられて、色味もリハビリメイクのために考えられていて、値段も手ごろなので、あさよるも欲しいなぁと思いました。実店舗が全国展開されているそうなので、まずはお店を覗いてみようかなぁ。

元気になるメイク

リハビリメイクを「元気が出るメイク」と定義されているのがいいなぁと思いました。あさよるも肌トラブルに悩み続けていたので、服を着たとき湿疹や傷跡が見えていると、すごく気になるんですよね(;’∀’)

リハビリメイクでは、ただファンデーションを塗り重ねるんじゃなくて、黄色やオレンジの色の異なるファンデーションを交互に塗り重ねて色むらを分かりにくくしてくテクニックに感心しました。

また、アンチエイジング対策で、シェーディングを普通とは逆向きに入れることでリフトアップさせるというのもホエーと勉強になった。これはやりたい。

『かづきれいこのリハビリメイク化粧学』挿絵イラスト

かづきれいこさんの存在を初めて知ったときから、かづきさんのオリジナルブランドのコスメが欲しいと持ってましたが、改めて本書を読むと、コスメもよく考え抜かれてるのがわかります。んで、使い方も難しくなく、誰でも使いやすそうなのもいい。ファンデーションも、基本はパウダーなんですね。

リハビリメイクって、子どもでも男性でも必要な人がいるでしょうから、使いやすさってのも重要だと思いました。

実践してみてわかるリハビリメイクだと思います(`・ω・´)b

関連記事

かづきれいこのリハビリメイク化粧学

目次情報

はじめに リハビリメイクの世界へようこそ!

第1部 基本のメイクプロセス

リハビリメイクを始める前に

・かづきの「顔」のとらえ方

血流マッサージで肌のハリとツヤがよみがえる

・2ステップの血流マッサージでこんなに変わる
・血流マッサージの準備
・血流マッサージのやり方
・血流マッサージで生き生きした肌に

ファンデーションで若々しい肌をつくる

・下地を塗る
・ベースのファンデーションの基本的な塗り方
・ベースのファンデーションをスポンジにとる
・8ステップでベースのファンデーションを塗る
・濃い茶色のファンデーションを塗る

フェイスパウダーで透明感を出す

・フェイスパウダーのつけ方

チークでツヤ肌をつくる

鼻筋と目のまわりをパールで明るく

・顔の半分の肌づくりが完成

ポイントメイクは眉で決まる

・眉を書く

アイメイクで印象的な目元に

・アイシャドー
・アイライン
・マスカラ

チークで頬の位置を高く見せる

リップで魅力的な口元をつくる

基本のメイクが完成

・顔半分のメイクが完成
・メイクが完成しました

第2部 アンチエイジング&肌トラブル

アンチエイジングのメイク

基本の血流マッサージにプラスするテクニック

・①ほうれい線を目立たなくする
・②目の下のたるみをとる
・③目尻の小ジワを目立たなくする
・血流マッサージで若々しい肌に

基本の肌づくりにプラスするテクニック

・④こけた頬をふっくら見せる
・⑤肌のシミやくすみをカバーする
・顔半分の肌づくりが完成

基本のポイントメイクにプラスするテクニック

・⑥若々しい眉を描く
・⑦目元をくっきり引き締める
・⑧ふっくらした唇にする
・顔半分のメイクが完成

手のアンチエイジングもプラスして!

アンチエイジングメイクが完成

・メイクが完成しました

疲れ顔をかづきの「影」で生き生きと

・「影」のラインを1本入れると
・「影」の入れ方・ぼかし方
・「影」を入れた後のファンデーション

疲れ顔をカバーするメイク完成

・メイクが完成しました

肌トラブルの悩みを解決!Case1 アトピー肌と斜視

・アトピーをカバーする肌づくり
・斜視が気にならなくなるアイメイク
・メイクが完成しました

ドクターからのコメント

東邦大学医療センター大橋病院 皮膚科部長 漆畑 修

ドクターからのコメント

浜松医科大学 眼科助教授 佐藤美保

肌トラブルの悩みを解決!Case2 膠原病によるニキビ

・ニキビをカバーする肌づくり
・[プラスワンテクニック]丸顔をほっそり見せて、さらにフェイスラインのたるみをとる塗り方
・メイクが完成しました

ドクターからのコメント

順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院院長 橋本博史

肌トラブルの悩みを解決!Case3 手術のあと

・手術のあとや傷をカバーする肌づくり
・メイクが完成しました

ドクターからのコメント

日本医科大学付属病院副院長・形成外科・美容外科部長 百束比古

肌トラブルの悩みを解決!Case4 体のアザ

・アザをカバーする肌づくり
・メイクが完成しました

ドクターからのコメント

東邦大学医療センター大橋病院皮膚科部長 漆畑 修

「かづきメイク」化粧品ラインナップ

第3部 ありのままの自分を好きになる「リハビリメイク」化粧学

・顔と心と体はつながっている
・外観も心も元気に“復帰”することが大切
・つらい経験から生まれたリハビリメイク
・見た目に自然な顔をつくるメイクがなかった
・手術を機に人生をリセット
・流行のおしゃれメイク以外のメイクも必要
・リハビリメイクは自分も周囲も“元気にする”メイク
・リハビリメイクは生きる力をわかがらせる
・ありのままの自分を丸ごと肯定できる日まで

コラム「リハビリメイクは一つの思想として明確なジャンルを打ち立てた」日本医科大学付属病院副院長 百束比古
コラム「リハビリメイクは病気の方の外観を保つお手伝いをする技術」癌研有明病院婦人科 宇津木久仁子
コラム「リハビリメイクは心の健康な面を引き出す技」東京女子医科大学附属女性生涯健康センター所長 加茂登志子

かづきれいこプロフィール
お問い合わせ先

かづき れいこ

フェイシャルセラピスト® 歯学博士 RIEKO KAZUKI主宰

幼少期からASD(心房中隔欠損症)という心臓の病気のために、冬になると“顔が真っ赤”になる悩みを持っていたが、30歳の時、手術により完治。それを機にメイクを学び、活動を開始する。それまで日本では顧みられることがなかった「顔の悩み」にスポットを当て、アザや傷、やけどあとのカバーと、それにともなう精神のケアをまったく新しいメイク技術“リハビリメイク”を開発し第一人者となる。

老人ホームなどへのメイクボランティアにも力を注ぐ一方、医療機関と連携し、大学病院の外来でリハビリメイクを行うことで医療とメイクを結ぶ新たな分野を切り拓いた。
リハビリメイクを通じて、多くの人が抱える「顔」の問題に、メンタルな面からも取り組むフェイシャルセラピストとしても活動。顔と心の問題に正面から取り組み続けている。

後進の育成と一般の方を対象にかづきメイクの指導をする「RIEKO KAZUKI」を主宰。企業、学会、学校、公共団体などで講演し、幅広い年代の人を対象に元気に生きるためのメイクを教えている。また学会誌にリハビリメイクに関する論文を発表し、メイクの価値を高めるための活動に力を注ぐ。テレビや雑誌などでも幅広く活躍している。

2000年には「顔と心と体」研究会を発足。2002年には特定非営利活動法人(NPO)の認証を受ける。2004年、所轄を東京都から内閣府に移管し、「NPO法人フェイシャルセラピスト協会」となる。現在、大阪府立大学大学院医学研究科形成外科非常勤講師、東京女子医科大学非常勤講師、新潟大学歯学部非常勤講師、佐賀女子短期大学客員教授を務める。

著書に、『リハビリメイク 生きるための技』(岩波書店)、『医療スタッフのためのリハビリメイク』(克誠堂出版)、『かづきの法則』(幻冬舎)、『デンタル・メディカルスタッフのためのリハビリメイク』(医歯薬出版)、『かづきれいこの10歳若くなるメイクバイブル』(PHP研究所)、『メイクで顔はここまで変わる。』(幻冬舎)、『かづきれいこのポジティブ・ボディ』(筑摩書房)、『かづきれいこの血流マッサージキット』(アスコム)ほか多数。

コメント

タイトルとURLをコピーしました