『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?』|絶対ミスる対策

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『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?』挿絵イラスト

こんにちは。おっちょこちょいな あさよるです。ケアレスミスから重大なミスまでやらかすので、自分で自分がツライ。『仕事が速いのにミスしない人は何をしてるのか?』の著者・飯野謙次さんは「失敗学会」副会長であられる方で、ぜひ失敗の多い あさよるも勉強したいと本書を手に取りました。

優秀な人は失敗が少ない

まず、優秀な人とは「ミスが少ない人である」と定義します。それは「ミスしない人」と「ミスの多い人」のイメージを見ればわかります。ミスしない人は、

「仕事が速い」「切れ者」「頭がいい」「要領がいい」「信頼できる」……いろいろあると思いますが、そのイメージはいずれも、「仕事ができる」と言い換えられるものだと思います。
反対に、人と比べてミスの多い人には、どのようなイメージを持っていますか?
「だらしない」「頼りない」「うっかり者」「管理能力がない」……。ミスのない人と並べれば、それだけで一段も二段も低く見られかねません。
ミスは、そのものによる物理的な損失やダメージもありますが、それ以上に「あなた=ミスする人」というイメージが、何よりも恐ろしいのです。

p.26

ミスがないことに越したことはありませんが、重要なのがミスが「信頼」に関わっているということです。

そして失敗したとき「以後気をつけます」と言う人はたくさんいますが、具体的にどのように対処するのか考えて行動する人は多くはありません。ミスが多い人が信頼されにくいのも、この辺にあるのかもしれません。ミスの少ない人は、ミスがあったとき、自分の失敗を認め、以後の対策を考えます。

そう、ミスが少ない人もミスするんです。ですから、ミスが多い人と、ミスが少ない人の違いは「ちょっとしたコツ」を実践しているかしかありません。ミスしない人は、ミスしないためにあれこれと、ミスしない仕組みを取り入れています。本書『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?』では、「ミスしないコツ」と、その考え方を紹介するものです。

失敗を減らす方法

『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?』挿絵イラスト

さて、ミスを減らす方法は、ちょっとしたコツだと紹介しましたが、本書ではほんとに「ちょっとしたこと」ばかり推奨されていますw ミスの少ない人は、すでに実践しているアイデアばかりでしょう。

例えば、チェックリストを使ってミスや漏れを防ぐとき、複数回チェックしたり、他の人がチェックしなおすことは多いでしょう。このとき、チェックリストを上下ひっくり返して、逆の順番にチェックしてゆきます。これで格段にミスが減るそうです。

あるいは、計算するときはプリンタ電卓を使って、打ち込んだ数字を印刷します。チェックするときは、印刷された数字をチェックしなおせばいいのです。

(↑これいいね)

共有データの管理は1か所で、バックアップは複数で。当たり前のことですが、出先でミスるときはデータの管理とバックアップの手を抜いた時なのは身をもって知っています……。

メールのリマインダー機能を使ったり、メールの「未読」と「既読」を使い分けたり、自分にメールを送って「うっかり」を防止することもできます。自分の習慣を利用して、自分自身に支持を出す感じですね。

また、著者の飯野謙次さんは忘れ物が多いからと、持ち物はポケットやウエストポーチに格納して、手ぶらででかけるそうです。どうしても荷物を持つときは、前日に靴の中に入れておきます。靴を履かないと出かけられませんから、絶対に気づきます。……これ、あさよるもよくやります。忘れものが多い人あるある(^^;

「考え方」「やり方」まで変える

ミスしないためのライフハックのような話題から、思考、考え方の話にまで広がっていくのが本書の面白さです。ミスを減らすために、好奇心旺盛になって、新しい技術や知識に貪欲になりましょう。そこで見聞きして得た経験は、ミスしないための手段として役立ちます。メールやスマホも、ただ受け身なまま使うのではなく、「使いこなす」ことで、よりよい相棒になってゆくのです。

仕事が多すぎて頭の中がごちゃごちゃになっているなら、スッキリさせればいい。それは俯瞰してものごとを把握する力や、状況を整理する能力が試されます。

「いつもの業務」だって、ほんとは時間のロスがあるのかもしれないのに「いつも通り」だから見逃しているのかもしれない。そして、そのロスが、将来のミスにつながるのかもしれません。通常業務を見直しましょう。

他人に「勘違いさせない」というのも、ミスを減らすコツです。メールの件名や、話の仕方で、誤解や勘違いされないように、きっちりと相手に伝わっていることを確認しましょう。指示を受ける側のときも、相手の意図を勝手に解釈するだけでなく、口頭で確認しなおしましょう。

ある時は、その道のプロやベテランに「相談する」「仕事を任す」のも重要です。なにもかも自分たちで解決しようとせずに、適材適所で人に「お願いする」のも立派なミスしない人のコツだったりします。反対に、部外者の話に耳を傾けることで、客観的な視点を教わることもあります。

みんなミスしまくっている……?

本書『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?』で学べることは、「誰もがミスをする」し「ミスしない人はいない」ということです。あるのは「ミスの多い人」と「ミスの少ない人」しかなく、その差も「ミスしない工夫をしているか否か」しかありません。

大事なのは、「ミスの少ない人」は「ミスしない工夫をしている」ということです。これは、言い方を変えれば「ミスの少ない人は、自分がミスすることを知っている」とも言えます。自分がミスるのを知っているから、先回りしてアレコレと対策を立てているのです。そして、「どんなに念には念を入れて対策をしても思ってもみないミスが起こるだろう」と、悟っているのかもしれません。

あさよるも信じられない大ポカをやらかすタイプなので、自分を一切信頼しておらず「絶対に間違える」「絶対忘れる」「絶対なくす」と確信をして行動をしていますw 方向性は間違ってなかったっぽいですw

意外と、ミスが多い人の方が「自分は失敗しないだろう」と楽観的に捉えてるのかもなぁ。生き方としてそっちの方が羨ましくもあるような……。

仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?

目次情報

はじめに

なぜ失敗やミスの撲滅が、それほど重要か
「ミス」は、誰もが起こしうる最大のリスク
本書で掲げる「スピード化」のしくみ

1章 なぜあの人は、仕事が速いのにミスしないのか?

「信頼できる!」「できる人だ」と言われる仕事術
ミスがなくなるだけで、人間関係も仕事も劇的に変わる

「うっかり起こるミス」の原理
その陰にある飛躍のヒントとは?

「以後、気をつけます」では、失敗はなくせない
では、どうする?

column 人間の注意力は、どのくらい持続する?

2章 仕事の質とスピードを同時に上げる方法 入門編

① データの扱いがスマートになる「保存」と「共有」のコツ
すべての人が必ず知っておくべき「1・2の原則」

② チェックリストの正しい使い方、知っていますか?
違う人間が同じ作業を繰り返すのは、時間と労力の無駄だった

③ 「付箋×TO DOリスト」で、ケアレスミスを撃退!
脳に負担をかけずにちょっとしたことを忘れないコツ

④ 本当はすごい「新・マニュアル化」のすすめ
「正しいけれども悪いマニュアル」に踊らされていませんか?

⑤ あらゆるミスには、「起こるサイン」がある
この気づきが、仕事ができる人・できない人の分岐点

3章 うっかりを防ぐ「最小・最短・効率」仕事術

⑥ 必要最低限を見極める
こうすれば、すべてをコントロールできる

⑦ 絶対忘れない人と、忘れやすい人の「一番の差」は?
習慣ごと変える方法

⑧ スピードを上げればミスが減る
効率が驚くほどよくなる「最短時間」の目指し方

⑨ 築いた信用を守るコツ
共有のカレンダーで、ダブルブッキングを撲滅

⑩ 記憶に頼るのをやめる
覚え違い、ど忘れ……失敗やミスが多い人の意外な共通点

column 世界のエリートが大切にする「仕事の基本」

4章 メールを制する者が、ビジネスを制する

⑪ 予定管理・メモ・思いやり……やっぱりすごいメールの実力
改めて学ぶ「メールの賢い使い方」

⑫ 仕事が速い人は皆、メールの整理・管理がうまい
メールの管理力は仕事の力の表れ

⑬ あなたの送ったメールが「相手のミス」の引き金に
受け取る人に親切なメールの書き方・送り方

⑭ メールに添付すべきもの、添付してはいけないもの
何でもかんでも「添付」してないないか?

column 現代人は皆、二宮金次郎より勤勉!?

5章 自分のパフォーマンスを最大まで高める仕事術

⑮ 「知らないこと」への正しい対処法
調べる or 人に聞く――「できる人」が選ぶのはどっち?

⑯ 抱えすぎない、滞らせない「仕事量」の管理法
だから、「業務オーバーはありえない」と断言できる

⑰ 「いつもの業務」に潜む、意外な「時間泥棒」
マルチタスキングは賢く使おう

⑱仕事に活かすべき「野生の勘」とは?
時間、方位に敏感であれ!

6章 「ずば抜けだ仕事」の決め手となる人間関係とコミュニケーション

⑲ 「伝達の度合い」が仕事の出来を8割変える
人間関係を円滑にする理系思考の使い方

⑳ キーパーソンを味方につける
他力本願でうまくいく仕事は意外に多い

column ボブが提案してくれた原発修理のアイデアとは?

㉑ 「あえて外から」の視点を持つ
初心者が100パーセントわかることからは、ミスは起きない

㉒ シリコンバレーで学んだ「信頼の関係」の本質
「見た目」だけで信頼度は変わるのか?

㉓ 言い訳には、「いい言い訳」と「悪い言い訳」がある
自分の気持ちを相手に伝える、正しい方法

7章 仕事の質とスピードが同時に上がる逆転の発想法

㉔ ビジネスで起こる「最悪の事態」への効果的な備え方
状況がたちまち好転する「10桁の番号」とは?

㉕ 「どうやったら失敗できるか」とあえて考えてみる
失敗を防ぐ逆転の思考法

㉖ 事実の「正しいねじ曲げ方」
失敗の連続はすっぱり断つ

㉗ それでもダメだとわかったら、どうすべきか?
皆が知らない「成功者の条件」

8章 「自己流・万能仕事術」のつくり方

自分なりのコツのつかみ方
4分類にあてはめると、うまい対応策が見えてくる

「注意不足」への効果的対策とは?
「うっかりミス」をなくす力の抜きどころ

どんなに風通しのいい職場でも「伝達不良」がなくならない本当の理由
「常識」や「経験」に、私たちは縛られている

「学習不足」を防ぐ、自分の頑張らせ方
どうすれば、勉強したい気持ちになれる?

結局、「計画不良」がすべての失敗の引き金だった!?
よい計画にはよい結果がついてくる

自己流のコツが最上級の仕事術
自分の仕事に「傾向と対策」を練る

9章 自己実現を最短でかなえる仕事の取り組み方

新しいことを始めるときの、「ミス」との上手な付き合い方
普段の仕事でプラスの評価を得続けるコツ

最短期間で「成功」に向けて舵を切る
ある言い訳を封印するだけで……

この「潔さ」が相手の心をむんずとつかむ
いっそ、気持ちよく謝ってしまおう

仕事は「謝って終わり」ではない!
「この瞬間」を飛躍のきっかけに人の共通点

人生最大の失敗は、「失敗をしない」こと!?
未来への恐れに人生を左右されないために

どんなことも捉え方次第で「成功のはじめの1歩」にできる
「時間範囲」がその出来事の意味を決める

ハイスピード&ハイクオリティの仕事は、人生最高の楽しみになる
日々の仕事を通して、創造性を磨く

飯野 謙次(いいの・けんじ)

スタンフォード大学工学博士。1959年大阪生まれ。
東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、General Electric 原子力発電部門へ入社。
その後、スタンフォード大学で機械工学・情報工学博士号を取得し、Ricoh Corp.へ入社。
2000年、SYDROSE LPを設立、特定非営利活動法人 失敗学会副会長となる。2013年、消費者庁安全調査委員会専門委員を経て、現在臨時委員。
本書では、工学・失敗学で得た知識・経験をもとに、誰もが自分の仕事を効率化し、ミスを撲滅する具体的な方法を提案。誰でもすぐに実行できる簡単なワザで、確実に結果が出せる。

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