『デキない人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』|誰かが喜ぶお金の使い方

『デキない人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』挿絵イラスト お金

こんにちは。お金が貯まらない あさよるです。なのですが『デキな人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』では、貯金思考がお金を遠ざけていると紹介されていて「ああ、じゃあお金が貯まらないのは悪いことじゃなかったのか!」なんて元気になりました(多分そういう意味じゃない)。

お金を自分のために寝かしておくよりも、誰かが喜ぶことに使いましょう、というのが本書の趣旨。そして、それが「投資をする」ということであると紹介されています。

「交換する」から価値がある

本書はまず「お金とは」という話から始まります。お金とは、価値と価値を交換するために存在します。お金のなかった時代は物々交換をしただろうし、物がない時は「あとで渡す」と約束をしたでしょう。その時の信頼の形が「お金」と言えます。

だから、お金は交換するからお金であって、交換しなければ価値がない! ……と言ったら言い過ぎでしょうか。ただ、稼いだお金をただ貯金しているだけでは、交換をしませんから、お金の価値が生まれません。働いても働いても、一所懸命お金を貯めても、「満たされない」理由の一つは、お金の価値のある使い方ができていないからかもしれませんね。

また、ただ「お金が欲しい」と思うのではなく、「お金をどう使いたいのか」を自分で考えないといけません。他人の価値基準で、他人が喜ぶこと、他人が羨むことにお金を使っても、結局自分が満足できないとお金がいくらあっても不満はなくならないでしょうからね。ちなみに著者の柴田博人さんは、子育てをするために仕事をセミリタイアされたそうです。自分のやりたいこと、価値を置いていることのために行動しているいい例ですね。お子さんが大きくなって、つきっきりの子育ては不要になったことで、現職に復帰なさっています。

誰もが、自分にとって価値のあることにお金を使って、自分にとって意味のある時間が過ごせると(・∀・)イイネ!

消費体質から投資志向へ

本書『デキない人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』では、「投資」という言葉にページが割かれています。浪費じゃなく、投資をしましょう、という当たり前の話なんですが、あまり誰もやらないことですね。ここでいう「投資」とは何も株を買ったり土地を買うことだけじゃなく、子育てにお金や時間を使ったり、勉強に時間を使うことも投資になりえます。

投資について、とってもわかりやすい表現がなされていました。

 投資とは、「だれかを喜ばせるという活動にリスクをとってお金を投じた結果、リターンを得ること」(p.100)

すごくいい表現ですよね。投資して「リターンがある」状況とは、それをお金を払ってでも欲しいと思う人がいうるということ。そして、なぜお金を払ってでも欲しいかというと、それがその人にとってなにか「イイコト」だからです。反対に、誰も喜ばない物や事は誰もお金を払いません。例えばボロボロの物件は誰も欲しがらないけれども、みんなが住みたがる物件にはお金を出す人がたくさんいます。

投資というのは、あなたの周りにものすごく当たり前にありふれているのです。あなたが賃貸マンションに住んでいるなら、それはだれかがリスクをとって建設してくれたからです。高いお金を出して買わなくてもそこに住めるのは、だれかが貸してくれるからなのです。つまり、不動産投資の一部にあなたも参加しているのです。

そして「どうせ参加するなら提供側になろう」と考えるのは、不動産投資家になることです。どういう場所で、どういうマンションだったら自分が住みやすいだろう、と考えてみれば、それまでと違った世界が見えてきます。

p.101-102

「投資」ってアコギな商売なイメージがありますがw、こうやって「誰かが喜ぶことをする」と「誰かがお金を出してくれる」と考えるととてもシンプルでわかりやすいですね。そして、投資も悪いもんじゃないなあとも思えます。

今自分が便利に使っているものや、気に入ってること、利用してありがたいことは、誰かがリスクをとって準備してくれたことであると考えると、これまでにも増して有難みを感じますねぇ。そんで、自分は誰かのために何か、誰かが喜んでくれることをやってるのかなあ? 特に思い当たらないから、そりゃお金が集まらないわなぁと妙に納得(苦笑)。

『デキない人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』挿絵イラスト

お金を使うのがうまい人

本書を読むと、「お金持ち」というより「お金を使うのがうまい人」と「そうでない人」がいるって感じがしますね。お金の量は限られていても、自分が満たされていればそれで満足だろうし、いくらお金があっても不満を持て余すなら、つらいんでしょうね。

お金の量を目指すだけじゃなく「どう使うか」を考えておくのが大事ですね。あさよるならどうしようかなぁ~と考えると、自立して一人でご飯食べていけるだけあれば十分かなぁ~なんて思ってしまって、それ以上先の欲求に行き当たらない! こりゃお金が集まらないわけだわ……(;´д`)トホホ

そういえば、地元にとっても可愛くて素敵な雑貨屋さんがありまして、ショッピングに行くだけでなくSNSでも在庫や新商品情報をチェックしています。そのお店はまさに「誰かが喜ぶ仕事」をなさっているお店です。もちろん商売だからお金儲けでなさってるんだけども、そこで買い物をする客としても、そのお店が町にあることがとてもありがたいし嬉しいです。流行ってくれたらいいのになぁと思うし、ずっと続けて欲しいなぁと思います。それが、客である あさよる の生活が華やぐことに繋がりますからね。「誰かに喜ばれる」っていい表現ですね。

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目次情報

はじめに――1本の稲から始まる富
誰も言わないお金の話【4つの特別映像のご案内】

「お金のない世界」を知る
お金はかつて「交換の道具」だった
貯金するから豊かになれない
「お金を大切にする」は貯金できない
お金は、バットや包丁と同じ
お金を使って、お金を増やす

Shibata’s story-1 お金との“対等”なつき合い方を学んだ子ども時代

なぜなたはお金持ちになりたいの?
「ヒト」と「モノ」がお金を呼び込む
お金持ちが最初に大切にすること
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Takematsu’s story-1 お金持ちは「悪い人」だと思っていました

3つの箱が人生を変える
浪費と消費の境界線
「浪費」のループにはまる人
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「卵が先か、ニワトリが先か?」
稼ぎを増やす思考法
給料の上げ方はフェラーリに学べ
学びは、「あり方」と「やり方」の両方を
95%の人は数値化しない
年収を上げるための投資法

Shibata’s story-3 33歳でセミリタイアを果たすには

株で2倍になる人、ならない人
いちばん大切な金利の話
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限界を超えて収入を増やす方法

Takematsu’s story-3 1億円プレーヤーたちの世界を目指して

人はなぜお金を使うのか?
あなたが本当に欲しいもの
とにかくお金持ちになりたい
「死んだお金」をよみがえらせよう
「変わり者」の思考になろう
お金持ちになりたければ

おわりに――現代のわらしべ長者
特典映像について

柴田 博人(しばた・ひろひと)

1968年、東京生まれ。建築工学科を卒業した後、住宅メーカーで歩合制の飛び込み営業を毎日100件以上行い、営業ノウハウを習得。26歳で独立し、企業間交渉や銀行融資、会計や法務などを学び、ユニークな経営思想を確立して会社を急成長させる。32歳で投資家としても実績を上げ、育児のため5年間のセミリタイア。子供の進学を機にビジネス界に復帰。その後1年半で7社の経営に携わり、創業したうちの2社は「日本一」の称号を持つ経営のプロ。不動産投資の専門家としても雑誌等の取材を受け、独自の理論を持ち、国内外の一等地に数多くの収益物件を保有。株式投資にも精通し、「株の学校ドットコム」を運営。監修した書籍には、『株の学校』(窪田剛著/高橋書店)、『心をひらく あなたの人生を変える松下幸之助』(ジェームス・スキナー著/PHP研究所)などがあり、ビジネスと投資に精通するお金の専門家。

竹松 祐紀(たけまつ・ゆうき)

1979年、長野県伊那市生まれ。千葉大学大学院自然科学研究科知能情報工学専攻修了後、IT企業に入社して営業職に就く。その後、フリーターを経てDeNAに転職するも、副業で始めたウェブサイトで年収1000万円を稼ぎ、26歳で独立。翌年、柴田氏い出会い、ビジネスパートナーとなる。ジェームス・スキナー氏や「株の学校ドットコム」など、現在までプロデュースしたプロジェクトの売上は100億円を超える。2014年、柴田氏とともにヴァージン・ギャラクティック社の民間人宇宙旅行のチケットを手に入れる。また、アジアへの学校の寄付など社会貢献活動も積極的に行っている。

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