『佐伯チズメソッド 肌の愛し方育て方』|自分の愛し方、人との関わり方

  • LINEで送る

こんにちは。あさよるです。すっかり涼しい日が続き、今年のあの猛暑が嘘のようですが、みなさんお元気でしょうか。雨模様や台風が来るたびに体調を崩される方もいらっしゃろうかと思います。今回手に取った佐伯チズさんの『肌の愛し方 育て方』は、スキンケアやメイクの佐伯チズさんのメソッドが紹介されるものですが、心身ともに健やかに近づけるよう配慮することは、美容の話でもまずは前提になっているのではないかと思います。ちなみに あさよるはこの時期花粉症なので、顔にも体にもブツブツと吹き出物ができたりして、ちょっぴり憂鬱な時期でもあります。

佐伯チズさんの本では毎回、自分のスタイルを持ったカッコイイ女性像にあこがれを感じていましたが、今回はそこからさらに奥にある、「自分の持っている習慣」が大切であることに気づきました。その習慣とは「自分が機嫌よく生きられる習慣」とでも言いましょうか。自分の機嫌くらい、自分で取れるのがカッコいい生き方だなぁと思いました。

自分の愛し方

さてさて、あさよるが静かにはまっている佐伯チズさんの本をまたもや読みました。今回は『肌の愛し方 育て方』というもので、スキンケアやメイク、コスメについての考え方が紹介されています。佐伯チズさん式スキンケアの実践には、以前に紹介した『美肌塾』が詳しく、イラスト付きで手順が紹介されています。実際にスキンケア実践編としては『美肌塾』を、考え方、理論を知りたい方は本書『肌の愛し方 育て方』をどうぞ。

本書のタイトルにある「肌の愛し方」って、そのまま「自分の愛し方」なのかもしれないなぁと思います。なぜなら、本書で語られるのは肌に化粧品を塗ったり洗剤で洗ったりすることのみならず、本書では随所で、においや服装、下着、立ち振る舞いなどにも言及されているからです。どんなに美人できれいに着飾った人でも、足音を大きく響かせて歩いたり、家に帰ってきてドカッと鞄を投げ出してしまったりしていては、なんのための「キレイ」なのか。

この「家に帰ってきてドカッと鞄を投げ出してしまったり」って、あさよるも耳の痛い話なのですが(苦笑)、確かに、「誰のために」「なんのために」自分はキレイにしていたいんだろうと自問自答してしまいました。また、人目にさらされる服装は整っていても、下着まで気配りができていない人も多いと指摘されれており、ドキッ。

これはちょうど、同時期に読んだ〈美肌研究科〉の白川みきさんの著書『美人は薬指からつくられる』でも語られていました。「朝起きて、服を着替えるだけじゃなく、下着も新しいものに変える」というお話があって、それはとても気持ち良いことだろうと思ったし、たぶん「自分が機嫌よく生きるための習慣」ってこういうことなんだろうと考えました。

そう、この「自分が機嫌よく生きるための習慣」をちゃんと持っている人もいるんだろうけど、あさよるはつい後回しにしてしまいます。ほんとは優先順位はかなり高い事柄のはずなのに、なんとなく面倒がってやらない。すると、自分の居心地が悪いから、自分がイライラしたり、やけに保守的や攻撃的になっちゃったりして、余裕がなくなるからますます自分のために使う時間や手間を持てなくなる……という悪循環。あるある過ぎてつらみw これって、強い言葉を使っちゃうと、ある意味「間接的な自傷」な気もします。

で、「自分が機嫌よく生きるための習慣」ってつまり、自分を愛する生き方なんだろうと思います。自分を傷つけない。だから本書のタイトルも『肌の愛し方 育て方』なのだろうと納得しました。「育て方」なんですよね。すぐに「美容」なんていうと「自分を追い詰める系の話」になっちゃう人は「育て方」って考えは大事だろうと思います(もちろん あさよるのことです^^;;)。そうそう、20代の頃の友人との話題って、体を痛めつけるような美容の話ばかりだった。「今日から食事抜きで痩せる」とか、「○キロ毎日走る」とかできるわけもないことを宣言して、案の定数日も続かず、どんどん自信だけが削がれてゆく会話です。

その点『肌の愛し方 育て方』は、確かにストイックな側面もありますが、決して過激ではありません。高価な化粧品を今すぐ買い揃えなさいなんて言ってるわけじゃなく、まずは本書で50での啓蒙の中から、自分が今できることをやってみるところから話は始まるだろうと思います。

「美人」にはスキはない

「完璧な人はモテない。隙があるほうがいい」なんて言いますが、本書を読んでいると、それは違うんじゃないかと思いはじめました。何をもって「完璧な人」とするかの定義にもよりますが、人に見られている時だけ行儀よく振舞うのではなく、一人の時間でさえも居住まい正しくある人がいたら、その人は間違いなく魅力的な人物でしょう。男性も女性もね。そんな人、そうそういないことは承知ですが、この『肌の愛し方 育て方』で語られる美容法って、もしすべて実行できる人がいたら、潔く素敵な人でしょうね。

これは佐伯チズさんの本に限らず、美容系やファッションについて書かれた本を読んでて常々感じるのは、どの本も「見てくれを飾るだけ」のオシャレじゃないんですよね。「自分はどう生きるか」とか「どう振舞うか」「自分の価値観・スタイルはなにか」と、哲学的な話に必ず入り込んでゆきます。

ファッションがただ服の合わせ方の話をしているわけではなく、生き方の話をしているのだと気づかされたのは、鷲田清一さんの『てつがくを着てまちを歩こう』でした。まさに、哲学者の鷲田先生が、ファッションについてお話されている本です。この本に早い段階で出会えたことで、あさよる自身も「オシャレって思った以上に面白いことだぞ」と強く興味を持てました(あさよるは30代になるまで、オシャレに全然興味がなかったのでした)

もっと自分をきれいにしててもいいんだ

「肌の愛し方 育て方」は「自分の愛し方」であり、「自分を傷つけない」生き方であると紹介しました。そして、みんなもっと自分自身「きれいに生きても構わない」というメッセージでもあるだろうと思います。自分の着る服や身だしなみを整えることは悪いことじゃないし、自分に手をかけて慈しんで構いません。

これは完全に あさよるのコンプレックスの話ですが、かつて「自分はオシャレをしてはいけない人だ」と思い込んでいる節がありました。それは自分の自信のなさからの考えで、「自分なんかに構わずに、他人のために何かをしないといけないのではないか」と思い詰めていました。だけど、そんなことをしたって自分に自信が生まれるわけじゃありません。

服装や髪型、お化粧だって、他者とコミュニケーションをとるための道具です。言語によるコミュニケーションよりも、言葉以外の「非言語コミュニケーション」の方が、わたしたちは重みを持って受け取ります。だから、もっと自分の「見た目」にも気を配るべきだし、それは「自分のため」でもあるし「他人のため」でもあります。それに気づいた頃から、ジワジワっと考えが変わり始めました。

だから、本書『肌の愛し方 育て方』だって、自分自身のケア方法を紹介するものですが、同時に周囲の人との関係を良好に保つためのメソッドでもあると思います。別に必要以上に着飾る必要もないし、女性だからって化粧をしなきゃいけないわけでもありません。だけど、自分をいたわって、人前に出ても大丈夫な自分で居続けるのは大事ですね。

佐伯チズさんのサロンに行ってみたい

話はコロッと変わりますが、佐伯チズさん主宰のエステサロンがあるそうで、メニューを見るとチズさんのカウンセリングしてもらえるメニューもあるらしく、スゴ! ただ、あさよるのお小遣いじゃちょっと大変だけど……。

ただ、こんなふうに「自分が機嫌よく生きられる習慣」という意味で、エステを利用されている方も多いんでしょうね。あさよるは、先月くらいから、ちょこちょこスーパー銭湯へ行ってたっぷり体を温める楽しみを覚えましたw ほんとはね、肩こりがひどくて、どっか整体かマッサージに行こうかと思いつつ、銭湯で済ませています。

機嫌よく暮らすための習慣、真面目に考えてみてもいいですね。あさよるにとっては、本を読んだりブログを書くのもその活動の一環ですが、いかんせん肩がこるため、これを解決したいw

関連記事

佐伯チズさんの本

佐伯チズメソッド 肌の愛し方育て方 ―今までだれも言わなかったスキンケアの新提案50

目次情報

はじめに

第1章 あなたの常識は間違っている

新提案①オイル・クレンジングを今すぐおやめなさい
新提案②「きれいになりたい!」と念じなさい
新提案③プチ整形で「一生の美」は買えません
新提案④肌タイプはトラブルで見分けるものです
新提案⑤お手入れの基本は「朝の予防」「夜のセラピー」
新提案⑥週に1度、「何もしない日」をつくりなさい
新提案⑦てっしゅでなくコットンを使いなさい
新提案⑧季節ごとにスキンケアは変えるものです
新提案⑨眉毛抜きと顔そりはくすみ・たるみの原因
新提案⑩化粧水スプレーは「肌砂漠」を招きます

スキンケア一問一答

第2章 化粧品の正しい選び方と使い方

新提案⑪化粧品を買うなら午前11時から午後4時までの間に
新提案⑫リキッド・ファンデーションは2色使いで
新提案⑬ブランド信仰はおやめなさい
新提案⑭試供品ではきれいになれません
新提案⑮ブルーのアイシャドウをお捨てなさい
新提案⑯美容液ほど有能な化粧品はありません
新提案⑰乾いた肌にクリームを塗ってもムダです
新提案⑱化粧品は一度開けたら使いきりましょう
新提案⑲「まずは3ヵ月」がルールです

スキンケア一問一答

第3章 目からウロコの佐伯チズ・メソッド

新提案⑳顔を洗うのをおやめなさい
新提案㉑「手のひら」と「指」だけできれいになれます
新提案㉒デコルテまでが「顔」と心得ましょう
新提案㉓美肌の基本5原則を覚えましょう
新提案㉔お手入れは「懐石料理」の要領で
新提案㉕「ひと工夫」でスキンケアは楽しくなります
新提案㉖驚きのコットン・パワー!
新提案㉗化粧品は垂れるものからつけなさい
新提案㉘顔の筋トレ、していますか?
新提案㉙「化粧直し不要」の佐伯チズスキンケア・メイク
新提案㉚肌にも「土用の丑の日」が必要です
新提案㉛「ドクターズ・コスメ」に惑わされないで!

スキンケア一問一答

第4章 美肌のための暮らし術

新提案㉜お肌の天敵、紫外線を徹底排除!
新提案㉝朝の始まりは「鏡チェック」から
新提案㉞顔にこだわるなら頭皮にも愛を!
新提案㉟目標があればダイエットは続きます
新提案㊱美容の秘訣は1日2リットルの水
新提案㊲素敵な香水のつけ方を身につけましょう
新提案㊳お取り寄せは「おすそ分け」の心で
新提案㊴自分のための香りと音を見つけましょう
新提案㊵女は「外から」「内から」磨くものです

スキンケア一問一答

第5章 結果がすぐ出るスキンケア法

新提案㊶朝と夜の正しいお手入れ方法を覚えましょう
新提案㊷美容液にも匹敵する「ローションパック」
新提案㊸数百円のウォーター・スプレで肌が変わります
新提案㊹たるみに効く万能「V字塗り」を覚えましょう
新提案㊺リンパマッサージで体内からきれいに
新提案㊻オイル系トラブル撃退には、まず水分補給!
新提案㊼3段パックでシミは確実に薄くなります
新提案㊽「タテヨコ運動」でシワは確実に消えます!
新提案㊾「トロリ系」化粧でカサつき対策を
新提案㊿「くすみ」は肌の内と外からケアしましょう

スキンケア一問一答

おわりに

【巻末】佐伯チズ メソッド 肌別お手入れ法と化粧品メニュー

春夏肌

春の朝 春の夜
夏の朝 夏の夜
秋の朝 秋の夜
冬の朝 冬の夜

秋冬肌

春の肌 春の夜
夏の朝 夏の夜
秋の朝 秋の夜
冬の朝 冬の夜

佐伯 チズ(さえき・ちず)

1943年生まれ。OLを経て美容学校、美容室勤務ののち、1967年、仏化粧品メーカー、ゲラン入社。その後、渡米などを経て1988年、パルファン・クリスチャン・ディオールのインターナショナル・トレーニング・マネージャーに就任。全国の美容部員の技術・接客指導の総責任者となる。また年間2000人以上の女性の肌に触れ、トラブル解消のために努めてきた。クリスチャン・ディオールを定年退職後、「A.S144(アトリエ・サエキ)」を主宰し、エスティック・サロン「サロン・ドール・マ・ボーテ」を開業。現在、テレビ、新聞、雑誌など、各メディアからもっとも注目されている美容アドバイザーである。
著書には『佐伯チズの頼るな化粧品!』『佐伯チズのスキンケア・メイク入門』『DVD版 佐伯チズの「手のひら」スキンケア・メイク』『美肌革命』(以上、講談社)がある。

SNSでもご購読できます。

スポンサードリンク


コメントを残す

*