『おうちの科学』|天ぷらをサクッと揚げる、科学の知識

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

こんにちは。理科の勉強をやり直している あさよるです。ホントちびちびとですが……。10代の頃に学校で習ったこと、全てスルッと抜け落ちていますね!\(^o^)/

で、改めて勉強し直すと、理科の勉強ってめっちゃ役に立つのですね。髪の洗い方も変わりましたし、食べ物の好みも変わりました。

『おうちの科学』まさに あさよるの感動をそのままタイトルにした本じゃないか!と早速手に取ったのでありました。

学校で習ったことと、生活をリンクさせる!

『おうちの科学』は、主に料理で使える科学の話が中心です。後半、生活で使われる科学のお話です。

小学生が読むと楽しそうだなぁと思うのですが、残念ながら漢字にルビがふられていないのですね>< 新聞連載されていたものだそうで、うーん。大人が読み込んで、子どもに「どやぁ」と披露するしかありませぬな。

学校の勉強って「何の役に立つの?」なんて思ったりもしましたが、「学校で習うことって、自分が使ってることなんだ」って気づくとなかなか面白い。あさよるはこれに気づくまで30年かかりましたから、もっと若くに知っておきたかったですねw

生活の中で起こっている事柄の、理由を知る。それが〈理科〉の授業だったのですね。

プチ・トリビア集的に楽しもう

『おうちの科学』は、一節が2ページごとにまとまったコラム集です。イラストも豊富で、誰でもサクッと読めちゃいます。

内容も軽めで、身近な話題を簡単に取り扱っています。

あさよる的に、〈天ぷらがカラッと揚がるように、卵の代わりにマヨネーズを使う〉ってのが「使える!」と収穫でした。ホットケーキも、卵の代わりにマヨネーズだそうです。酢が気になりますが火を通すと香りが飛ぶので大丈夫( ̄ー ̄)bグッ!

これ、すぐやりたい。

熱伝導の話や、食品が腐りにくくなる話、IHのしくみとか、結構「ほえ~っ」と感心して読みました。世の中には賢い人がいるもんだ。

天然素材って体に良いの?化学物質は悪者なの?ちまたでよく聞く言説も、よくよく冷静に考える必要がありそうです。

本書だけで学べることは少ないですが、考えるきっかけになる要素が散りばめられた内容ですね。

おうちの科学: 暮らしに効く
おいしい!うれしい!なるほど!サイエンス

目次情報

おいしい科学

ケーキ作りはストップウォッチで
キッチンは身近な実験室

おいしいパンに塩が必須なのは
生地のコシを強くする

梅酒づくりの季節 氷砂糖を使うのはなぜ
浸透圧で実のしわを防ぐ

たかが、されどゆで卵 きれいにゆでるには
酢や塩の力で丸く解決

ゼリーが固まらない!?パイナップルの力とは
タンパク質を分解する

あなたは軟派? 硬派? 水でお茶の味わいは
硬水でさっぱり味の紅茶に

サツマイモはチンだと甘くない
ゆっくり温度を上げて

大根やタケノコのえぐみ ぬかが取ってくれるのは
シュウ酸とCaが結び付く

天ぷらをべタッとさせるグルテンに勝つには
水分飛ばしてカラッと

ビール泡立ち ぬるいと多いのは
適量の温度上回るから

まさに“バブリー”な華やかさのシャンパン
泡が大事、よく冷やして

おいしいハンバークしょっぱい味方が活躍
塩で練って卵でつなぐ

カキを塩で洗うとおいしくなる理由は
嫌なぬめりを溶かす

黄味は固まり白身はとろり 半熟と逆 温泉卵の秘密
凝固温度の違いを利用

ふんわりだし巻き卵で幸せ気分
砂糖、だし汁がポイント

骨までいただける小アジなどの南蛮漬け
酢がカルシウムを溶かす

ふわふわホットケーキ マヨネーズが大活躍
油と酢がグルテンを抑える

うれしい科学

チョコと食べてしまうと溶けてしまうガム
油と反応、ポテチでも

青いクリームのケーキに日本人はびっくり
食欲を増す色は万国それぞれ

油はねの裏側に水の一生の大変化が
先に沸騰し、大爆発!

油と水の「仲人役」界面活性剤の素顔は
食品でも重要な役割

発酵はおいしいのに悲しい腐敗防ぐには
微生物が好む水分を除く

染みる涙とサヨナラ 玉ネギ切りの極意
冷やすか温めると効果あり

はちみつを紅茶に入れたら色が黒くなっちゃった
タンニンが鉄分と結合

甘いだけじゃない!憎みきれない砂糖の力
防腐効果や吸水の役割

「米」から「ご飯」にでんぴぷん+水+熱は
糊化でおいしく変身

リンゴを切ると茶色に変色するけれど
ビタミンCで元通りの色

昔は夏バテ防止だった発酵食、甘酒の実力
アミノ酸など栄養豊か

コーヒーの味と香り複雑な魅力はどこから
豆の焙煎で芳香成分生かす

熱伝導度、熱容量…鍋には性質がある
さっと調理か、じっくりか

果物のペクチンと酸 性質生かし、ジャムに
砂糖と煮るとゼリー化

火がないのに加熱 IH調理器の不思議とは
電気抵抗で出る熱を利用

炭火焼きと電子レンジ 新旧の“熱い”接点とは
どちらも電磁波で加熱

おいしいレンジ生活はマイクロ派から
水分子を衝突させ摩擦熱生む

なるほど科学

油汚れと重曹がコラボレーション
せっけんの成分に変身

「天然」は善?「合成」は悪?
個々で考える視点を

台所シンクの排水口に10円玉とは、これいかに
殺菌効果でぬめり撃退

アジサイの色いろいろ気まぐれさの裏に
チョコの汚れは油で落とす

花火には金属がいっぱい
炎色反応でパッと咲く

水は透明なはずなのに水が青いのはなぜ
大量の水で反射がはっきり

ひんやり透き通った氷 家で作ると白く濁るのは
空気の泡が光の進路を邪魔する

ホットにシュワッと夏にうれしい刺激、感じるのは
三叉神経の知覚で味わう

恋しい使い捨てカイロ 鉄と空気はお熱い関係
さびて発熱、塩も応援

目もくらむはず!? ダイヤの輝きの秘密
屈折率と分散率が高い

紅葉すると緑色が消える!?のはなぜ
糖分がたまって色素を分解

あなたは風の子?風邪の子?細菌とウイルスの違いは
構造や大きさ、増え方も違う

お国らしさを出すのは「味」じゃない
風味が個性広げる役割

便利な瞬間接着剤 分子同士が手をつなぐ
空気に触れ重合し、個体に

チョコレートの研究 ちょこっとかじると
脳内が恋愛状態になる?

昔は化粧も命懸け!?便利で優れた鉛だけど
人体に蓄積され中毒に

捨ててはもったいないパスタのゆで汁
油が浮き上がり皿洗い楽々

鉛筆はどうして紙に書ける
黒鉛こすりつけ粉状に

味わった後は「脱臭剤」 一石二鳥コーヒーかす
強い吸着剤と中和作用

内田 麻理香(うちだ・まりか)

 1974年千葉県生まれ。東京大学工学部応用化学科卒、同大学大学院工学系研究科応用化学専攻修士課程修了。同大学院博士課程進学、日本学術振興会特別研究員(DC1)。2005年に処女作を出版したのち、サイエンスライターとなる。2007年に東京大学工学部広報室特任教員に就任、その後独立。各種媒体を通じてサイエンスコミュニケーターとして活動中。主な著作は『カソウケン(家庭科学総合研究所)へようこそ』、『恋する天才科学者』(共に講談社)、『科学との正しい付き合い方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『理系なお姉さんは苦手ですか?』(技術評論社)。主な出演番組は「世界一受けたい授業」(日テレ系)、「すイエんサー」(NHK教育)。2009年より東京大学大学院学際情報学府博士課程在籍中。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*