『パリジェンヌより綺麗になる! 』|パーツの綺麗な日本人。トータルが綺麗なパリジェンヌ

  • LINEで送る

こんにちは。あさよるです。美容系のユーチューバーさんの動画なんかを見て「みんなこんな美意識が高いのか……!?」とドギマギしています。爪の先や髪の先までキレイにし続けるのは大変そうだな……と遠い目になりつつ、だけどそこまでいつもきれいでいられたら、それはとっても気持ちがいいだろうなぁとも思う。

日本人女性はパリの女性よりも、肌のキメや髪まで美しく手入れしている人が多いんだとか。それは日本人の習慣によるものもあれば、体質的な違いもある。パリジェンヌたちも、日本人の女性を見てキレイだと思っている、と前置きしてから、だけどしかし、どうも日本人女性の「垢抜けなさ」に言及されているのが『パリジェンヌより綺麗になる!』だ。

パーツ重視から、全体の「素敵さ」に

パーツで見れば日本人女性はパリジェンヌよりもキレイだったりする。だけど全体を見ると、姿勢が悪く背中が曲がっていたり、自信がなさそうでハツラツとした感じがしない。一方でパリジェンヌは、パーツだけみると日本人ほど手入れしてなかったり、シミやシワが多かったりするけれども、だけどトータルでみると自分のスタイルがある人が多いらしい。

『パリジェンヌより綺麗になる!』の著者の岩本麻奈さんは皮膚科医で、日本とフランスで活動なさっている。

本書がよくある本と違っているのは、日本とフランスの美意識の良いところをそれぞれとって、「もっとキレイになる」ことが目標設定されているところだ。決してフランス人はすごいとか、パリジェンヌの真似をするようすすめているのではないし、日本人女性の美意識の高さも認めている。だからタイトルも「パリジェンヌ〈より〉綺麗になる」なのだ。

ポジティブな「人の目」

パリジェンヌたちの美意識の源には、パリジャンからの目が重要みたい。男性から見られることによって、もっと美しく、もっと素敵にいたいと思うそうだ。

どうしても日本語で「人の目」というと、ネガティブなイメージが強い言葉なんじゃないかと思う。監視されていたり、値踏みされていたり。だけど、ポジティブな意味での「人の目」もあるはずで、自分のモチベーションを高めるための力となれば、とても心強いんじゃないかと思う。

パリジャンたちは、パリジェンヌたちをよく素直に褒めるらしい。これは羨ましい。だけど、マイナスポイントもズバッと指摘するのがフランス流みたいなのね。だから、良いことは良いと褒められ、ダメなところはダメと言われるから、改善点や努力ポイントがわかりやすくって、これはこれであと腐れがなくていいかもね。

どうしてズバッとマイナスポイントまで指摘するかというと、それは二人の時間をより充実させるためだったりする。そのためにお互いに努力しあうのって、すごくいい関係だなぁなんて思う。

憂鬱な時間も利用しちゃう

本書によれば、パリジェンヌたちは生理前後の憂鬱な時期も、自分の魅力に変えてしまうらしい。体がつらいならパートナーに思いっきり甘えてみたり、月経周期に合わせて肌の状態がゆらいでいく様子も「セクシー」に見せちゃうそうだ。成熟した大人の駆け引きって感じで素敵だと思った。

それに、一カ月単位の体調の変化を、ただただ憂鬱でつらいだけと認識するだけよりも、体の変化を受け入れて、それを利用してというか……その周期性を自分の魅力にしてしまえれば、これは頼もしいんじゃないだろうか。個人的には、生理3日目くらいから超回復を狙ってタンパク質多めの食事とトレーニングを取り入れたいから、生理が始まると「よっしゃキタ」と待ち構えていたりする。

キレイで素敵な人になる

人の目を意識したり、見た目を気にしたり、自分をより素敵にする力として働くなら、それはとてもいい習慣だろう。なんとなく、人の目や見た目を気にすることをネガティブに感じている傾向があったから、改めてハッと気がついた。もっと自分が胸を張って、居心地よく、気持ちよく過ごすために、自分の体に時間や手間をかけてもいいよね。

そのためには、正しい知識も必要だ。その点で『パリジェンヌより綺麗になる!』の著者の岩本麻奈さんは皮膚科医で、正しいスキンケアやボディケアがレクチャーされているのも、本書の良いところだ。情報が多すぎて混乱しているなら、本書1冊を参考にしてもいいんじゃないかと思う。それでいてコンパクトなのもよい。そしてなにより、姿勢よく、自分のスタイルがあった方が、ずっと素敵になれるという気づきもある。

『パリジェンヌより綺麗になる!』は薄めの本で短時間で読めるけど、しっかり内容はあって、まとまっていて、実用的でもあるし、読み物としても面白いし、良い本だった(`・ω・´)b

こちらもおすすめ

今さら聞けないスキンケアの正解

美容オタクでない人に捧ぐ『今さら聞けないスキンケアの正解』

佐伯チズメソッド 肌の愛し方育て方

『佐伯チズメソッド 肌の愛し方育て方』|自分の愛し方、人との関わり方

関連記事

パリジェンヌより綺麗になる! 秘密のスキンケア

目次情報

Chapter 1 パリジェンヌに学ぶセンシュアル・ビューティー

1 肌のハリ? 毛穴? それよりも気になるのは“さわり心地”ね
2 シミ、そばかすも個性のうちよ
3 ランジェリーが決まれば、あとの洋服選びは簡単なの
4 メイクに1時間かけるなんて、毎日特殊メイクでもしているの?
5 愛があるから大丈夫? ノン、その表現方法が問題なの
6 女子会? 男性のいないディナーなんて考えられないわ
7 パリジェンヌが魅力的でいられるのは、フランス男性のおかげなの
8 流行りの香水なんて興味ないわ。香りは自分だけのものだから
9 きみのファンタズムは何? ぼくのは……
10 美の秘訣は、コントロールしようとしすぎないことね

Chapter 2 パリジェンヌは3品しかコスメを使わない!?

1 本当に肌が必要とするコスメは、五感で選ぶ
2 本当にそろえるべきコスメは何品か
3 「肌タイプ」から自由になる
4 パリジェンヌのコスメ選びはコンサバティヴ
5 皮膚科医が本気で勧める美容成分
6 オーガニックでもケミカルでも自分が好きなものを使う
7 クレンジング剤・洗顔料へのこだわり方を間違えないで
8 「保湿ケア」は化粧品以外のアイテムにお金をかける
9 UVケアアイテムは、SPF と PA に注目

Chapter 3 肌が本当に悦ぶセンシシュアル・スキンケア

1 スキンケアとの上手は付き合い方
2 トラブルが増える「春」のお手入れはシンプルに!
3 「夏」は、UV ケアと乾燥対策を重視!
4 「秋」は、紫外線ダメージをいかに回復させるかがカギ
5 「冬」は洗顔と保湿を見直して
6 クレンジング・洗顔は「温度」と「順序」がすべて
7 そもそも「保湿」ってどういうこと?
8 保湿ケアは化粧水と油分で
9 化粧水は「コットン」か「手」で
10 油分は「タイミング」が命
11 美容液・乳液・オイル・クリームはこう使う
12 UVケアは“量”がポイント
13 1分でOK! むくみやたるみに効く「巡活マッサージ」
14 スペシャルケアは本当に特別なときだけ
15 色気は「女の生理」がつくる
16 生理ダイアリーをつけてみる
17 美容医療を賢く使う
18 お手入れは「朝」より「夜」を重視する

Chapter 4 思わず触れたくなる肌と髪をつくるセンシャル・ボディケア

1 パリジェンヌが熱心なのはフェイシャルケアよりボディケア
2 「ついでケア」で手に入れる美しい上半身
3 女っぷり上げる角質ケア
4 マッサージとオイル使いが決め手の美脚ケア
5 “老け”を追い出すハンド&ネイルケア
6 日本女性の美髪をつくるヘアケア
7 ぷるぷるうるうるの唇をつくるリップケア
8 彼との愛が深まる入浴法
9 顔と同じお手入れが必要! アンダーヘアのケア
10 オトナ女子のたしなみ♡ デリケートゾーンのケア
11 愛を長もちさせるカップル・マッサージ

Chapter 5 肌トラブル&エイジングとゆるやかにつきあう

1 大人ニキビ「かわいそうに、疲れてるの? こんなところにニキビができて……」
2 乾燥「あれ? 肌が粉ふいちゃってるけど、どうしたの?」
3 シワ「笑うときできるその目じりのシワ、たまらなく色っぽいね」
4 たるみ「ポニーテール似合ってるね! なんだか今日はすっきりした顔してる」
5 シミ「シミだって可愛いよ♡ (でも、ちょっと目立つ……かな?)」
6 くすみ「大丈夫? 顔色が悪いみたいだけど……」
7 クマ「もしかして、パソコンのやりすぎ? 今日は早く寝ようね」
8 専門医①「セルフケアで治らないなら、専門家に相談したら?」
9 専門医②「その美容皮膚科って男? まさか、口説かれてないよね」

COLUMN

パリジェンヌのリアル恋愛事情
美肌を誇る日本女性が、世界最強の美を手に入れるには?
究極のスキンケアは、やっぱ恋愛。そして視線
パリジェンヌの“励まし合いプチ断食”

岩本 麻奈(いわもと・まな)

皮膚科専門医。一般社団法人 日本コスメティック協会代表理事。コスメプロデューサー。
東京女子医科大学卒業。慶應義塾大学病院や済生会中央病院などで臨床医として勤務後、1997年に渡仏し、美容皮膚科学、抗老化医学、香化粧学、自然医学などを学ぶ。著書に『Dr.manaのすっぴん肌力』(講談社)、『美の事典』(WEVE出版)、『日本女性のための本当のスキンケア』(洋泉社)、『生涯恋愛現役』『生涯男性現役』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。
現在は日本とフランスを行き来しながら、ジャーナリストとしても活躍している。

SNSでもご購読できます。

スポンサードリンク


コメントを残す

*