【要約】『スマホ脳』|スマホは悪いことだらけ

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こんにちは。あさよるです。

『スマホ脳』というキャッチーなタイトルがずっと気になっていました。

最初にこの本のことを知ったのは、岡田斗司夫さんのYouTube動画でした。

『スマホ脳』の内容が岡田さん目線で面白くまとめられていました。

これは読むっきゃないでしょ!

脳はマルチタスクが大好き!スマホ大好き!

わたしたちの脳は厄介なことに、マルチタスクをするとドーパミンが分泌されるそうです。つまり、マルチタスクは気持ちいい。気持ちいいからやめられない。

スマホはマルチタスクを簡単にさせてくれます。勉強しながら、仕事しながら、メールチェックをしながら、Facebookをチェックしながら、友人の投稿に「いいね」しながら、リプライをしながら~……と、スマホがあればいくらでもマルチタスクがインスタントにできちゃうんです。

ドーパミンどばどば!

きもちいい!

やめられない!

だけれども、ご存じのように、マルチタスクをすると生産性が下がってしまいます。注意力散漫状態になってしまうからです。生産性のことを考えるなら、一つ一つの作業に集中するのが吉。

なのに、わたしたちはドーパミンの誘惑には打ち勝てないのです。

つまり、スマホを手放せない。こんなに簡単にドーパミン(つまり脳内麻薬)を分泌させてくれる便利な道具なんですから。

ドーパミンについては、中野信子さんの『脳内麻薬』で詳しく紹介されていました。

SNS疲れは本当だった。うつの原因に…

スマホを手放せない大きな理由の一つは、SNSをやめられないって人も多いでしょう。

人間はつながりたがる生き物で、人間の脳は人のうわさ話が大好きです。それは太古の昔から人類が生き残るために必要な能力だったからです。群れの中の人間関係に注意をはらい、みんなからハブられないことが重要だからです。

「動物としてのヒト」の習性として、SNSがやめられないのは当然なのです。

しかし、SNSのタイムラインを眺めていると、嫉妬心が煽られたり、うつ気味になってゆく人が多いそうです。

SNSに疲れてしまう……というのは本当のようです。

体調管理の一環と割り切って、SNSから、スマホから一定距離をとる時間も必要なんでしょう。

スマホはほどほどに。適度な運動をしよう

本書『スマホ脳』の結論として、今のスマホ、今のSNSのあり方のままでは、脳にはいい影響がないとしています。

大切なことは、スマホを手放す時間をつくること。そして適度な「運動」を。

「スマホ脳」というショッキングなタイトルですが、最終的にたどり着く場所は、いたって平凡。しかし、平凡だからとバカにしてはいけません。

実験として、スマホのない生活を被験者に過ごしてもらったところ、その実験から脱落してしまう人が続出したのです。つまり、「スマホを手放すことができなかった」のです。

みんな、頭ではわかっているんです。スマホはよくない。スマホは時間泥棒! スマホ時間を減らすべきだ! しかし、すでに我々はスマホ中毒。正しい行動はわかっているんだけれども、それを実行できない脳になってしまっているのです。

道具は使いようですが、「中毒」となると話は変わってきます。すでに自分の意志だけではどうにもならない存在になっているスマホ。

スマホなしの生活、想像できますか?

スマホ脳

  • アンデッシュ・ハンセン
  • 新潮社
  • 2020/11/20

目次情報

まえがき

コロナに寄せて――新しいまえがき

第1章 人類はスマホなしで歴史を作ってきた

人類が現代に適応できない理由/人間は現代社会に適応するようには進化していない/感情があるのは生存のための戦略/決断を下すとき、私たちを支配するのは感情/ネガティブな感情が最優先

第2章 ストレス、恐怖、うつには役目がある

ストレスのシステムが作られた過程/扁桃体――人体の火災報知器/すぐに作動する扁桃体/不安――起きるかもしれないという脅威/不合理な不安さえも合理的/うつは天然の防護服か?/長期にわたるストレスの代償/うつ症状――感染への防御?/感情を言葉で表せることが大事/警告フラグ/必ずしも「いちばん強いものが生き残る」わけではない

第3章 スマホは私たちの最新のドラッグである

ドーパミンの役割/脳は常に新しいもの好き/「かもしれない」が大好きな脳/「もしかしたら」がスマホを欲させる/報酬中枢を煽るSNS/シリコンバレーは罪悪感でいっぱい/IT企業トップは子供にスマホを与えない/デジタルのメリーゴーランドにぐるぐる回されてしまうのは簡単だ

第4章 集中力こそ現代社会の貴重品

マルチタスクの代償/脳は働きが悪いときほど自分をほめる/かぎりある作業記憶/サイレントモードでもスマホは私たちの邪魔をする/リンクがあるだけで気が散る/私たちはさらに気が散るように訓練を重ねる/手書きメモはPCに勝る/長期記憶を作るには集中が必要/脳は近道が大好き/グーグル効果――情報が記憶に入らない/周囲への無関心

第5章 スクリーンがメンタルヘルスや睡眠に与える影響

過小評価されている睡眠/私たちはなぜ眠るのか/ストレス――それにスクリーン――が眠りを妨げる/ブルーライトの闇/電子書籍VS「普通の」本/感じやすさは人それぞれ

第6章 SNS――現代最強の「インフルエンサー」

人間の脳は悪い噂が大好き/ゆりかごから墓場までの社交性/人生の数年がフェイスブックに吸い取られる/私たちは自分のことを話したい/SNSを使うほど孤独に/社会的地位は精神の健康のために重要/デジタルな嫉妬/フェイスブックが人生の満足度を下げる/SNSは様々な方向から私たちに影響を与える/SNSが女子に自信を失わせる/他人は自己を映す鏡/では、SNSが私たちの共感力を殺すのか?/あなたの注目を支配しているのは誰?/デジタル軍拡競争/どんな商品が欲しいのか、決めるのは私たち/「自分たちVSあいつら」の血塗られた歴史/フェイクニュースが広まるメカニズム/そろそろデジタル・デトックスを

第7章 バカになっていく子供たち

子供のスマホ依存/アルコールは禁止するのに/幼児には向かないタブレット学習/報酬を我慢できなくなる/学校でのスマホ――敵か味方か?/スマホ追放で成績アップ/若者はどんどん眠れなくなっている/若者の精神不調が急増している/長期調査の結果も同じ/インターネットを携帯できるようになった時代/精神状態VSスクリーンタイムの概念

第8章 運動というスマートな対抗策

情報のTsunami/少しの運動でも効果的/では、なぜ集中力が増すのか/子供でも大人でも、運動がストレスを予防する/ストレスに対する心のエアバッグ/ますます運動量が減っている/すべての運動に効果がある

第9章 脳はスマホに適応するのか?

私たちのIQは下がっている/タクシー運転手の脳が変化した理由/「鉄道酔い」の決定的違い/研究が追いつかない!/私たちは何を失いかけているのか/人間はまだ進化するのか/心の不調を軽くみてはならない/人間は幸せな生き物ではない/テクノロジーで退化しないために

第10章 おわりに

デジタル時代のアドバイス
コラム 適度なストレスにさらされよう/人前で喋る恐怖/不安は人間特有のもの/どんな人がスマホ依存症になるのか/マルチタスクによって間違った場所に入る記憶/スマホでうつになる?/スクリーンは食欲にまで影響する?/一生のうちに何人と知り合えるのか/手薄になる自己検閲/何にいちばん嫉妬する?/なぜ前頭葉は最後に成熟するのか/私たちはひどい体型!

謝辞
人生のバイブルに――訳者あとがき

アンデッシュ・ハンセン

一九七四年生まれ。スウェーデン・ストックホルム出身。前作『一流の頭脳』が人口一〇〇〇万人のスウェーデンで六〇万部の大ベストセラーとなり、世界的人気を得た精神科医。名門カロリンスカ医科大学で医学を学び、ストックホルム商科大学でMBA(経営学修士)を取得。

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