「ザ・古墳群」制作委員会

『ザ・古墳群』|大阪が世界に誇る観光地!なのに謎すぎ!

『ザ・古墳群 百舌鳥と古市 全89基』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。快晴の日、いつも天を見上げては「今日、堺市役所の展望台に上ると見晴らしがいいかも」と思案します。まあ、思うだけで行かないんですけどね。あべのハルカスの展望台も登ったことないので、天気のいい日に行ってみたいけど。

大阪平野というのは意外と狭いですから、ちょっと高い所へ行けばグルリと大阪一望……どころか、関西一望できる感じですね。ええ、意外と地元民はそんな観光しないんですけど。

で、意外と観光しないものベスト3に入るであろうのが、古墳群。大阪には中百舌鳥古墳群と、古市古墳群という世界有数の古墳群があります。が、パッと見はただの丘や山にしか見えないし、わざわざ見に行ったりしないから、実は全然知らない世界だったりします……。

今回紹介する『ザ・古墳群~百舌鳥と古市 全89基』は、ちょい渋サブカル本です。中百舌鳥古墳群・古市古墳群の古墳のまとめ! ただそれだけの本!

中百舌鳥・古市古墳群まとめ!

本書『ザ・古墳群』はその名に恥じぬ、古墳群をただ紹介するだけのなんとも素晴らしいムック本であります。ここで紹介されるのは大阪の中百舌鳥古墳群(堺市)、古市古墳群(藤井寺市、羽曳野市)の古墳たち。ただただ写真を愛でてもいいし、本書片手にサイクリングに繰り出してもいいし、飛行機やヘリコプターから中百舌鳥・古市古墳群を見下ろすこともできるらしい。

ほんと、ただただ古墳の写真と簡単な解説だけのサブカル系ムック本なんですが、なんだかホンワカした雰囲気と、春の柔らかな風が頬を撫でるような感覚はなんなんだろう(つまり真夏には、古墳群巡りをする気合は湧き起らないということでもあります/苦笑)。

マジで、一部飲食店の紹介やお土産ささん情報もあるけれど、マジで古墳の写真と説明だけだかんな! しかし、案内役の先生方のお人柄もとても良いのだ(*´ω`*)

誰得? 俺得ならとりま手元に置とこ

噂では、古墳というのは度々知る人ぞ知るブームを繰り返しているらしい。なんかこの前もSNSで古墳のクッションが紹介されていたぞ。「歴女」ならぬ「古墳ガール」という言葉もあるらしい。「歴女」は「女の子なのに歴史が好きなの?」ってニュアンスと、ゲームやアニメで美化された戦国武将が好きな女性ってイメージで、限定的な使われ方をしていた印象があり、あさよる自身は「歴女」という言葉は使わない。しかし、「古墳ガール」はもうさっぱりわからない。女性だから「女の子なのに古墳が好きなの?」って、たとえ相手が男性であっても「男の子なのに古墳が好きなの?」としか思えないから、「古墳ボーイ」もあっていいんじゃないのだろうか。「モボ」「モガ」みたいに「古墳ボーイ」「古墳ガール」でええんちゃうやろか。

なんか変なところでジェンダー問題を取り上げてしまったが「古墳が好き」というのはそういう、性差なんか超越したところにあるように思えるのであります。

中百舌鳥古墳群・古市古墳群を毎日眺めていた頃

あさよるは別に古墳が特別好きなわけでもないけれど、ときどき古墳を扱う本は読む。それはあさよるの青春時代に理由があるのです。あさよるは学生時代、毎日朝夕、中百舌鳥と古市古墳群を電車の車窓から眺めて通学していたのでした。といっても、通学はじめた頃は自分が世界的な古墳群の中を抜けて登下校しているのを知らなかったのです。電車の窓からポツポツと住宅街の中にこんもり小さな緑の塊があって、それをぼんやり眺めているだけでした。

そしてある日「ああ、あれは古墳なのか」と認識した次の瞬間、気づきが驚愕に変わった。「あれが古墳なら、古墳だらけじゃないか!」。そう、古墳だらけなのである。本書でも、古市古墳群を、「街の中に古墳がある」ではなく「古墳の中に街がある」と紹介されている。それから、地図を持って、電車の車窓を観察する日々が始まるのであった。

地図で古墳の場所を調べていて、もう一つどえらく驚いたことがあった。それが大仙古墳(仁徳天皇陵)だ。大仙古墳のすぐ横をJR阪和線が走っていて、あさよるは毎朝阪和線から大仙古墳を眺めていたのだ。しかし! あまりに巨大すぎて山としか認識していなかった!

昔、遠足で大仙古墳に隣接する大仙公園へ来たことがあったが、「ここが仁徳天皇陵です」って言われても、地上からじゃ全然わからないので、位置関係やスケール感を全く理解していなかったのでした。そう、仁徳天皇陵は、でかすぎて、地上から近寄ってもさっぱりわかりません。

ちなみに、本書でも紹介されていましたが、大仙古墳(仁徳天皇陵)を見に来られた方は、堺市役所の展望台がおすすめです。

『ザ・古墳群 百舌鳥と古市 全89基』挿絵イラスト

オダサクが推し文豪らしい

全然関係ない話すぎるけれども、堺市ゆかりの文豪・織田作之助が、推し文豪になっているらしい。どういうことかというと、『文豪ストレイドッグス』というマンガ作品を原作にアニメ化され、人気らしいんです。なんでも、文豪たちがキャラクター化されていて、戦闘をするらしい……。電車に乗るとオダサク関連の展示の案内とともに、なにやらちょっとワイルドな感じの麗しいイラストが添えられていてずっと気になっていたのです。

「堺市の話題」というと、今のあさよる的には古墳モードよりも、これの方がきになっていたのでここに記載しておく。

大阪の観光地はこっちっしょ!?

大阪で生まれ育った あさよるは、時々、大阪の観光案内を頼まれることがあるのですが、毎回そのオーダーに戸惑ってしまうのです。正直、今の難波や心斎橋、道頓堀の街は、あさよるの知っているミナミの街からガラリと印象が変わっているし、新世界のB級グルメを要望されても、「これが大阪の名物になってるの……?」と、知らないことだらけ。同じように戸惑いを感じている大阪人は少なからずいるのではないでしょうか。

あさよるが思い浮かべる「大阪」という街と、観光に来てくれた方が考えている「大阪」像が大きく食い違っている気がします。この件に関しては当エントリーでは脱線の話題なのであまり言及しませんが、大阪は「水の都」であって川沿いの景色や、高級食材が手ごろな値段でたらふく食べられるのが「大阪の安くてうまいもん」であって、子どものオヤツのようなB級グルメの話ではないのではないかと、思ったり。

と、そんでこの、大阪が世界に誇る古墳群も、ほんとは大阪の大事な観光資源であるはずです。なのに、わたしたちはあまりに無知すぎる。エジプトのピラミッドのように世界的観光地を目指してもいいんじゃないのか?

んで、大阪の中百舌鳥・古市古墳群から生駒山を超えて奈良の古墳群から斑鳩(法隆寺のあるところ)・平城宮史跡と空の上から遊覧できるルートがあれば! とずっと所望しておりましたが、八尾空港から遊覧飛行できるツアーがあるらしい。これ、一回乗ってみたいな。

この飛行ルートは大阪の古墳群を見て回れるものみたいですね。

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