クリスティーン・グロス=ロー

『哲学の使い方』|街角で、哲学をつかおう

こんにちは。あさよるです。以前、鷲田清一さんの『てつがくを着てまちを歩こう』を読み、それまでよくわからんかった「ファション」について興味を持つきかっけになりました。そして、被服をまとうことについて「哲学」するというのも、好奇心かきたてられました。

今回手に取った『哲学の使い方』でも、布を体にまとうように、「哲学」を身近に、肌感覚のあるものであるし、そうあるべきものだと書かれており、興奮冷めやらぬ読了となりました。

「自分らしさ」ってなんだろう?『てつがくを着てまちを歩こう』

〈ガクモン〉から使える哲学へ

本書のタイトル『哲学の使い方』とは、現在「哲学」と言えば大学の限られた学問としてのものであり、西洋哲学を並べて触れること指す状況への提言です。哲学とは、子どもでも年寄りでも、誰にとっても「使う」ものであるし、身近なモンダイを哲学してもいい。

哲学は「である調」の書物に書されるようになったのは最近で、古くは対話形式であったり、エッセイとして書かれたり、詩であったりもしました。だから現代の我々だって、「である調」の哲学をする必要はありません。

本書では一例として〈哲学カフェ〉が挙げられていました。街角で、普通の人たちが集まってテーマについて哲学する。年齢も職業もさまざま。孫くらい年の離れた人と対等に論議する。哲学専攻の学生なんかが進行役をするそうですが、交通整理と最後のまとめをする程度で、特に混乱もなく進むそうです。

哲学カフェについて知ると、ふしぎなことに気づきます。とうして実生活では孫ほど年の離れた人と論議にならないのだろう。どうして友達は同年代に限られているんだろう。どうして「知っていること」を改めて考えることがなかったんだろう。

日本では「哲学」は大学で、やっと触れるものですが、ヨーロッパでは子どもの内から学校で哲学の問いがなされるそうです。さらに日本では、日本の哲学と、西洋哲学の二階建てで、多くは〈西洋哲学の本を読む〉ことが「哲学」な感じがしています。我々は、もっと「哲学」してもいいのかもしれない!

哲学の使い方、入門

本書『哲学の使い方』は、きっと高校生くらいなら読めるはず。ちょっと背伸びした読書が楽しめると思います。

哲学ってムズカシイ、取っつきにくいものじゃなく、身の回りにあるものです。冒頭に紹介した「服を着る」ことや、ポスターのキャッチコピーにだって哲学できます。ソクラテスは街角で対話をすることで哲学をしました。あなたの近くでも、今日も哲学カフェが催されてるかも。一度覗いてみるのも面白いかも。

もちろん、大人が読んでも結構読み応えあります(;’∀’) 哲学勉強された方はどうかわかりませんが、あさよるは結構、読むだけでいっぱいいっぱいでしたよ。しかーし、鷲田清一さんの文体はやわらかで読みやすいのです。

あさよるネットで紹介した哲学の本

『哲学用語図鑑』/田中正人

『哲学用語図鑑』|ド忘れ&知ったかぶりから卒業!

『はじめての哲学』/石井郁男

『はじめての哲学』|西洋哲学の偉人くらい、知ってるよね?

『西洋哲学の10冊』/中川純男,杉山直樹,石川文康,村山達也,竹内綱史,関口浩,小島和男

『西洋哲学の10冊』を読んだよ

『ハーバードの人生が変わる東洋哲学──悩めるエリートを熱狂させた超人気講義』/マイケル・ピュエット,クリスティーン・グロス=ロー

『哲学用語図鑑』|ド忘れ&知ったかぶりから卒業!

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『ハーバードの人生が変わる東洋哲学──悩めるエリートを熱狂させた超人気講義』

東洋の端っこで生まれ育ったけれども、東洋思想をよく分かっていないあさよるです。

哲学ってね、興味はあるけど踏み込めない世界です。学生時代、哲学の授業を履修しましたが、途中で投げ出してしまいましたw その後もですね、哲学入門とかね、そんな感じの本を読んだり、大学の授業を履修してみたりしてるんです。なのですが……まったく頭に残らないというw

そして興味あるなぁ~と思いつつなかなか踏み込めない世界。そして今回手に取ったのは『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』です。

アメリカの、エリートの、「東洋哲学」の、授業

この本、ややこしい内容です。

本書のタイトル『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』とある通り、あのアメリカの有名校、ハーバード大学の学生へ向けた、東洋哲学の授業です。

そう、対象は、アメリカのエリート。西洋哲学の世界で生きているエリートへ、東洋哲学を説くのです。しかも、古臭い、ノスタルジーな学問としてではなく、現代に充分通用する、哲学として紹介されます。

内容は主に、中国の思想家たち。孔子、孟子、老子、荘子、荀子らの言葉を紹介しながら、西洋哲学以外の哲学に目を向ける授業です。

……ですから、多くの日本人は、読者のターゲットとして想定されていません。まず、西洋思想をバックボーンとして持った、アメリカのエリート層に向けた授業です。

西洋思想の世界から、東洋思想を「発見する」授業と言えます。

知ってるようで知らない?中国の思想家たち

孔子、孟子、老子、荘子、荀子と、名前は見知っている偉人たちですが、彼らが何を残したのか……ご存知でしょうか?あさよるは恥ずかしながら、何も知りません\(^o^)/

何にも知らない上に、「西洋思想の文脈から東洋を発見する」という文脈で読まないといけないので、なかなか難しい読書でした。この一冊を読むのに、一週間以上の時間がかかってしまいました(;’∀’)

そこでは、今の「常識」とは反対のように感じることもあります。「本当の自分」を探すことの無意味さや、自然回帰や自然志向へ警鐘を鳴らすことなどです。また理性ではなく、「心」を研ぎ澄ませ、心で決めるというのも、現代では軽んじられているように感じました。

あさよるには難しかった……(;’∀’)

とにもかくにも、あさよるには難しい内容でした……サッパリ頭に入ってこなかった(;’∀’)(;’∀’)(;’∀’)

東洋思想や思想家たちについて無知すぎるので、今後、こちらの方面を固めてゆこうと心に誓ったのでした……。

なかなか感想にもならない感想でした。

m(__)m

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