コミュニケーション

『人は見た目が9割』|言葉は7%しか伝わらない

こんにちは。あさよるです。長年ヘアカラーをしていたんですが、数年前にカラーをやめて黒い髪にしたところ、しばらくやたらと人に絡まれる機会が増えて困っていた。明るい色に染めていた頃はそんなことなかったのに、「髪色が変わると世界が変わるのか」となかなかショックだった。

それから時間が経ち、着る服や持ち物も一通り新しく入れ替わったら、また元のように知らない人に絡まれることはなくなった。明るい髪色から黒髪への切り替え途中、服装と髪形がちぐはぐだった頃に起こっていた現象ではないかと思っている。以前と変わったのは、小まめに美容室へ行くことと、襟のある服か、ハリのある服を着るようにしたことか。

「見た目で判断されるのね」と実感した経験だった。

人を見た目で判断するんがいいのか悪いのかわからないけど、パッと一目見た印象は確かにある。話しかけやすそうな人や、木難しそうな人。「第一印象を悪く持たれた」なぁと伝わってくることもある。いいのか悪いのかわからないけど、見た目が人間関係を左右しているのは、みんなが実感していることだろう。

言語7%、非言語93%

「人は見た目が9割と言いますし」と、よく引用されていたり、そういう言い回しが使われれているのを見聞きする。その元ネタ(?)になった新書『人は見た目が9割』は、読んでみると、想像していた内容と違っていた。

『人は見た目が9割』の著者は演劇の演出家で、演技でその役柄をそれらしく見せる「人の見た目」について精通している。本書でも、演劇で使われる「その人らしさ」のつくり方をもとに、「見た目」によって印象が変わり、台詞の意味が変わってくる様子が伝わる。

わたしたちは日々、人々とコミュニケーションを取り続けているが、「言葉」が伝える情報量はたった7パーセントしかない。残りの93パーセントは言葉以外の、非言語コミュニケーションによって情報が伝わっている。

本書では、顔の特徴(髭など)、アクション、仕草、目を見て話すこと、色やにおい、間・タイミング、距離感、マナー・行儀作法、顔色などなど、それらを「見た目」としてまとめられている。確かに、「見た目」が9割あると言われると納得できる。

役柄の説得力を増す「見た目」

『人は見た目が9割』って、もっとビジネス書や自己啓発本っぽくて、辛辣なことを書いてあるのかと思っていたのに、全然想像と中身が違った。芝居を長くやっているからこそ、人は人をどう見るか、どう見られているかについて研究がなされている。

お芝居はまさに「人の見た目」を最大限に利用しながら、現実には存在しない人物に肉付けし、立体的に作り上げる。そのためのノウハウとしての「非言語コミュニケーション」についての言及は、切り口が面白かった。

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人は見た目が9割

竹内一郎/新潮社/2005年

目次情報

はじめに

第1話 人は見た目で判断する

アクションは口よりも 言葉は七%しか伝えない 信頼できる行動 顔の形と性格の関係 髭はコンプレックスの表れ ソファーの隙間はなぜ気持ちいいか第2話 仕草の法則

自分の席から離れない上司 早口で声が高い人 なぜか百姓は東北弁 似たもの夫婦の心理学 頷き過ぎにご用心 オーバーアクションは薄っぺらい 足を大きく開く男 緊張のサイン サクラは三人以上必要

第3章 女の嘘が見破れない理由

「目を見て話す」のは何秒か 女の嘘はばれにくい 勘が鋭い女性とは 潤んだ瞳に注意 髪型の意図 可愛い女の子になる方法

第4章 マンガの伝達力

マンガの技法に学ぶ 構図のインパクト 内面を背景で表現する 読者に語りかける 絵で音を表現する コマのマジック タチキリ、見せゴマ

第5章 日本人は無口なおしゃべり

国境を越えるノンバーバル行動 二種類のノンバーバル・コミュニケーション 「語らぬ」文化 「わからせぬ」文化 「いたわる」文化 「ひかえる」文化 「修める」文化 「ささやかな」文化 「流れる」文化

第6章 色と匂いに出でにけり

色の力 マンガはなぜモノクロか 色のメッセージ 騒色公害 目立つ色、目立たない色 赤い公衆電話が消えた理由 荷物を軽くする色 色のイメージ 化粧が生む自信 日本のメイクは美を追求しない 匂いの力 匂いのない恋

第7章 良い間、悪い間、抜けてる間

タイミングは伝える 間の伝達力 相手に想像させる 観客は交流したい 「読み聞かせ」のコツ マンガにおける間 沈黙に耐える

第8章 トイレの距離、恋愛の距離

心理的距離は八種類 敵は真正面に座る 男子トイレの法則 リーダーの座席の 遠距離恋愛の法則

第9話 舞台は人生だ

外見は人格さえも変える 没個人になるということ 恐怖の表現する 相性のつくり方 暑いとき、人は興奮する

第10章 行儀作法もメッセージ

マナーというノンバーバル行動 応接室への案内 車の座席

第11章 顔色をうかがおう

表情の研究 笑いの伝えるもの 微笑みの持つ重層構造 男女の顔の違い 加齢の特徴 ポーズが伝える感情

あとがき 主要な参考文献

竹内 一郎(たけうち・いちろう)

一九五六(昭和三十一)年福岡県・久留米市生まれ。横浜国大卒。博士(比較社会学文化、九大)。九州大谷短大助教授などを経て著述業。『戯曲 星に願いを』で、文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作、『哲也 雀聖と呼ばれた男』で講談社漫画賞を受賞(筆名/さい ふうめい)。

『「嫉妬する女はブスになる」問題』|NG!嫉妬する/される

こんにちは。あさよるです。インターネットは人の嫉妬心を拡大する装置じゃないかという話を耳にして、ちょっとモヤモヤしていた。ネットの到来によって、これまでなら触れることのなかった人の幸せな話や成功譚により、嫉妬が作られているというのだ。

だけどわたしは、嫉妬はネット以前からもちろんあるし、世間が狭かったからこそ、嫉妬もより複雑だったんじゃなだろうかなんて思うと、今と昔で人の嫉妬心は違っているのだろうか……なんて考えていた。

だけど、嫉妬が自分にとって良からぬものであり、人間関係においても面倒なものであることは同じだろう。もちろん、嫉妬をモチベーションとする有効活用法もあるんだろうけど、上手にコントロールできている人は希だろう。

『「嫉妬する女はブスになる」問題』は、嫉妬が生まれる仕掛けや、そのいなし方、そして、人に嫉妬されない方法が紹介される。軽く読める内容だけど、気づきも多く読んでよかった。

嫉妬は自分への苛立ち

「嫉妬」は誰にでもある感情だけれど、自分の嫉妬心に振り回される人を「嫉妬ブス」と本書では名付けられている。嫉妬は上手に使えば、モチベーションにもなる。だけど、嫉妬の炎にやかれ、人の幸福を見て落ち込み、人の足を引っ張ることに時間を費やすようになると、自分の幸福からどんどん離れていってしまう。そんな生活を「嫉妬ブス」としている。

友人や恋人へLINEの返信や電話の催促で睡眠時間を削って……となると本当に美容にもよくはない。「嫉妬」してしまうこと自体は誰でもすることだだけど、自分で「嫉妬している」と自覚しないと、自分で自分の足を引っ張ってしまうのだ。

本書でハッとしたのは、嫉妬している人は、本当は「変化することのできない自分」に対して苛立っているというものだった。似たような境遇にいたのに、自分より先に良い思いをする人や、幸福を手に入れた人は、環境にうまく適応した人だ。自分が気にいらないのは、「環境に適応できない自分」なのだ。変わらなければならないのは自分なのに、他人の言動や考えを変えようと攻撃や依存をしかけるから、嫉妬は厄介だ。

嫉妬ブスから抜け出すには、嫉妬心を抱いたら、まずは「今自分は嫉妬している」と自覚する、そして「自分が変化しよう」と、この二つの思考へと自分を導くといいみたい。

嫉妬されない方法

「嫉妬の対象にならない」ことも、人間関係では大事だ。負の感情に晒されるだけでエネルギー消耗しちゃうよね。

嫉妬をかわすには「抜け感」が大事だと紹介されている。例えば、FacebookやInstagramに投稿するときは、リア充アピールしたなら、そのあとの〈オチ〉をつける。つまり、失敗エピソードを添えておく。良いところばかり切り取って見せていると、「見せびらかしている」ように受け取る人もいるからだ。

「別に自慢したいわけじゃないし」「向こうが勝手に嫉妬してるんだろう」と思うかもしれないけれども、それはお互い様だ。自分も、他人の言動に勝手に嫉妬心を掻き立てられて、嫉妬ブスに陥っていることもあるだろう。「無暗に嫉妬を誘わない」のも、これもまたスマートなやり方だろう。

嫉妬に火をつけないように

本書はつい嫉妬してしまう嫉妬心を解説したものだけど、それを応用して「嫉妬されない方法」まで話が及んでいるのが良い。嫉妬しないように気を付けている人は多いだろうけど、「嫉妬されること」に無自覚な人は多いように思う。わたしは個人的に、人に嫉妬されることも、これはこれで良くないことだと思っている。

「嫉妬心」は誰もが持っている気持ちだ。そして嫉妬は自らを焼き尽くし、身を破滅させてしまう程の力を持っている。これはすべての人に備わっている危うさだから、心が弱いとか、性格が悪いとか、そういう話ではない。そして、人の嫉妬を掻き立てるのは、破滅という爆弾の導火線に火をつけて回っていることと同じじゃないかと思う。物騒な話だ。

自覚的に嫉妬を煽るのはもちろんだけど、無自覚に人の嫉妬心を刺激していないか、常に確認していたいと思う。

こう感じるのは、わたし自身も嫉妬深いからかもしれない(;^ω^) 「負けず嫌い」で、嫉妬心がプラスに働いてモチベーションを上げることもあるけれども、とめどもなく時間と労力を消費するだけで終わることも多い。

嫉妬心をコントロールすることも、自慢話でマウンティングしたい気持ちを抑えるのも、どちらも「試されている」瞬間なのかも。

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『電話応対はこわくない! 』|なんで電話応対するのか

こんにちは。電話を使わない あさよるです。一応、携帯電話を持っていますが、あまりにも使わなさすぎて、存在を忘れている(;^ω^) 充電するときにしか触ることもないし……ということで、今わたしは仕事ではパソコンで、文字でのやりとりしかしていなかったりする><

わたしは電話が苦手だ。自宅の電話も個人の携帯電話も、基本は取らない。用事がある人は留守電に録音してくれるだろうから、留守電を聞いてからかけ直す。とくに、電話帳にデータが登録されていない電話番号から電話がかかってきたときは、ネットで番号を検索してみる。検索すると、たいがい何の用件の電話がかかってきたか、他の人たちが書いてくれている。

なぜ電話に出るのか

社会人になった頃、「メールを送ったら、“今メールしました”と相手に電話しなさい」と教えられ、非常に混乱した。「今から電話していいか、メールで尋ねるんじゃなくて?」と確認を取り直していた。昭和生まれのわたしでも、電話の扱いには混乱していて、困っていたから、若い世代の人にとって「電話」はどのようなものなのだろうか。

本書内で「3コール以内に出る」とか「終話してから受話器を置く」とか書いてあって「そういえばそういうルールがあったなぁ」なんて思い出したけれども、今でも電話応対はそういうものなのだな。

本書『電話応対はこわくない!』では、「なぜ電話応対をするのか」とい話題から始まる。理由は3つ。

  • 新人が今すぐからできる仕事であること
  • 電話応対をすると会社内のことがわかること
  • ビジネスマナーが身につくこと

1つ目の「新人が今すぐできる仕事」というのは納得できるけれども、社外の人と直接接する業務だから、なんらかのガイダンスはあっても良いんじゃないかと思う。そして、『電話応対はこわくない!』はちょうどいいテキストになるだろう。

電話……やっぱり苦手だなぁ

これは超個人的な話なんだけども、わたしはFAXの使い方が未だによくわかっていなかったりする。うちにはFAXはなかったし、業務で使う機会もなかった。で、今回『電話応対はこわくない!』を読んでいて、「内線を回す」というのも、なんかよくわからないまま使っていたことに気がついた。

それに、本書は電話の本だから、電話の受け答に特化しているけれども、仕事場のLINEグループに入らないといけない職場もあるようだし、悩ましいのは電話だけじゃないだろう。そういえば、わたしもmixiで仕事をしていた頃もあった。SNSも重要な連絡ツールになっている。

それにしても、やはり「電話」というのは、他とは違う苦手意識がある。事前に電話する予定があるなら大丈夫だけど、突然かかってくるのが苦手なんだろう。ほかの音声通話ができるサービスでは、事前にメッセージでやり取りするもんね。

ということで、わたしはサッパリもう、電話とは縁がなくなってしまっていることを痛感しつつ、これから電話を扱う人、しばらく電話から遠のいていた人も、電話応対について知りたいなら『電話応対はこわくない!』は、良いんじゃないでしょうか。

ケース別で、実際に使える用例がたくさん収録されていてありがたい><

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『みんなひとみしり』|人の話に耳を傾け、違うことを受け入れる

こんにちは。ひとみしり気味なあさよるです。わたし自身はひとみしりしている自覚はないけれども、無駄な世間話とか、駄弁りとか、愚痴の言い合いとか、そういう会話を誰とでもするわけではないから、「心を閉ざしている」と称されることがある。挨拶はする。だけど、用もないのに話をしたい相手って、かなり限定されている。

それは「用もないのに人と話したくない」と思っているからなんだけど、同時に「どうせ人に話をしてもわかってくれるわけがない」という捻くれと諦めを持っているせいだと、一応は自覚している。だからなるべく自分から情報開示するよう心掛けてはいるけれども、なんだかしっくりこない。それに、人から「ひとみしり」だと思われているということは、人から見るとなにか、やりにくさとか、よろしくない感じがしているんだろうとも思う。

自分にとって「ひとみしり」はこんがらがっていて、悩ましい問題だ。

「黙ってれば察してくれる」から脱却

いつも周囲を和ませたり、明るく振る舞ってくれる人は、偉い人だなぁと常々尊敬と感謝をしている。人間なんだから、いじわるな気持ちになったり、イライラしたり、捻くれることもあるだろうに、だけど私の前ではそんな素振りは見せないように気づかってくれているからだ。わたしも、なるべく穏やかに振舞いたいと思ってはいるんだけれども、かなりダイレクトに感情を爆発させている気が……ご迷惑をおかけしております<(_ _)>

自分と違う考えや気に入らない主張だって、最後まで話に耳を傾けてくれたり、まじめに根気よく反論を展開したり(感情的にならず)、なかなかできることじゃない。嫌な顔一つせず、ただ真面目に、素直に、受け答えしてくれる人はすごい人だ。

「ひとみしり」というのは、この反対にあるんじゃないかと思っている。わたしも結構ひとみしりをするし、たぶん多くの人もひとみしりをするんじゃないかと思う。ひとみしりって「何も言わなくても相手が察してくれる」っという前提のもと、自分がムッと黙ってその場の雰囲気を険悪にしても構わない心境のとき起こる……キツい言い方だけれども。人が自分に配慮して、自分の気持ちを推し量って欲しいのに、それをしてくれないから、居心地が悪くなってその場を立ち去ることもある。

「自分の気持ちを察してほしい」という子どもっぽい欲求を、わたしもビシビシ持っているし、誰もがそういう側面を持っていて当然だとも思っている。だからこそ、ひとみしりせず、周囲への気遣いを忘れず接してくれる人のことを尊敬と感謝している。

自分なりに気を付けていることは、自分がひとみしりをするからって、いつも明るく柔和な人のことを悪く言ったり、嫉妬したりするのだけはやめようと、それだけは自分に課している。

相手の立場に立って「聞く」練習

『みんなひとみしり』は、今ひとみしりしてしまう人が、どんな風に人と関わればいいのかを優しく指南する本だ。大事なのは「人の話を聞く」ということ。

「聞く」とは、相手の話に耳を傾け、「私はあなたの話を聞いていますよ」という合図を送ること(相槌を打つ)と、質問をする(尋ねる)ことの2つ。「自分の言いたいことを言う」訓練じゃないのが、ひとみしり克服ポイントなんだろう。

相手を思い、話題を提供することも大事だ。何を話していいのかわからないなら、相手の良いところを褒めるのも良い。でもこれは「おべんちゃら」をしているわけではなくて、あくまで本当に素敵な、すごい、良いと思うところを口にすればいい。だから、普段から物事のポジティブな側面に注目するクセを身につけておくと良いそう。

あと、「自分なんか…」と自虐するクセがあるなら、それはやめた方が良い。なぜなら、自虐する人とは関わらなくて良いから。自分も自虐し続けている限り、周囲の人から距離を置かれてしまっている。類は友を呼ぶとも言うし、自分とよく似た人ばかりが集まってしまうものだから。

ハッキリ断ったり、自分の意志や意見を言葉で表現することが、人への気遣いになることも多い。例えば食事の予定なんかで「なんでもいい」「どこでもいい」と言うのは、相手への負担になってしまう。それよりも「○○な気分だ」とか「△△は苦手なんだ」ときちんと伝えた方が、相手も楽だ。それに自分が「言いたいことを言えない」と不貞腐れて、不本意な展開にムスッとしているよりは、積極的に楽しんだ方が周囲の人にとっても嬉しいものだ。

ひとみしり克服とは、「相手の立場に立って考える」というのに尽きるみたい。

考えの違う人を受け入れる

ひとみしり克服には「多様性」を受けれることも重要なんだろう。自分と違う考えを持っている人、自分と対立する発言をした人を、敵視したり、遠ざけたり、自分を否定し傷つけた人だと思うのではなく、違っていることを認めるしかない。

人間関係において自分の思うようにいかないとき、自分が否定されたと感じるのは、自分とは違う考えや価値観があることを受け入れられず、それを拒絶している状態なんだろう。

誰にでも譲れないこともあって、それを曲げる必要はない。だけど譲れるものは譲ればいいし、相手を否定したり拒絶する必要もない。結局、頑なになっていたのは自分なんだろう。

人に配慮する大人になる

わたしも結構ひとみしりだ。もうちょっと正確に言うと、ある人から見るとわたしは、はにかみ屋のひとみしりに見えるようだ。だから便宜上「わたしはひとみしりです」と名乗る時もある。だけどその実は、すごく頑固で自分勝手だから、「そもそも他人の話を聞く気がない」というのが正しかったりするw

だからこそ、周りの人への配慮を忘れない人を見ると、ほんとうに尊敬と感謝しかないし、本音を言えば「そういう姿を見せられるとツライ」w 自分の子どもっぽいワガママが恥ずかしいから(;^ω^)

『みんなひとみしり』というタイトルは、その通り、誰もがひとみしりな部分を持っているんだと思う。だから自分だけがひとみしりをして苦しんでいると思わなくてもいい。だけどそれは同時に、みんなひとみしりだけど、人へ配慮できる大人として振る舞っているとも言える。だから、自分だけが子どもっぽく甘えているのは、やっぱそれは違うよね、とも思う。

なにより、ひとみしりし続けるのは、自分がいちばん居心地が悪い。

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『一流の気くばり力』|尊敬しあえる人間関係の中で仕事をする

『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。若いころは素直で真面目でニコッとしてるだけで済んでいましたが、年齢を家朝寝ると人から求められるものも変わるし、より高い能力を持っていて当然になってくるから大変です。「今までのままじゃいかんのだ」と思っているのですが、具体的に何をしていいのかわからない最中なのです。今回は『一流の気くばり力』という本を手に取ってみました。

あさよるは若い頃は引きが強いというか、なんかよくわかならい自信があったんですが、最近はめっきり弱気になっています(苦笑)。自信がないから、できることもできなくなっている気がして、こりゃヤバイなぁとも思っています。

『入り中の気くばり力』では、コミュニケーションを通じて人に認められ、信頼され、尊重されるために必要な力が紹介されています。どれも一朝一夕で見につくことではありませんが、「大人というのはこいういうことか……(゚A゚;)ゴクリ」と息をのんでおります。

気くばり力は、尊重される力

『一流の気くばり力』では仕事でも私生活でも役立つコミュニケーション術を指南する内容です。自分の意思を上手く伝えられなかったり、なにかと誤解されがちな人にぴったりです。一流の気くばり力とは、「相手から尊重される力」でもあります。人間関係の中で、自分という人が存在感を持ち、人格ある人間として尊重されるための方法です。

本書で語られる「気くばり力」は、独りよがりで自己満足な「気くばり」ではなく、相手に自分の好意や配慮が伝わり、双方向なコミュニケーションとしての気くばりです。コツコツとひたむきな心掛けや、地味な仕事に取り組んでいる様子だって、見ている人は見ているもので、意外と目立たないことまで気が利いていることが他人から評価されたりします。

気くばりって相手をもてなすためにするものですから、伝わってこそなんですよね。どんなに心の中で「我慢してやってるのに」「気を利かせてやったのに」と思っていても、相手が「大事にされてるな」「配慮してくれたんだな」と伝わっていないと、コミュニケーションとして成立しません。

本書では気くばりの要素を5つに分けて紹介されています。

「俯瞰する」
「共感する」
「論理を通す」
「サービス精神を持つ」
「尊重する」

p.7

俯瞰する

「俯瞰する」とは、一歩先のことまで考えて行動することです。「報連相」をするときに「○○さんに連絡しました」とあったことだけ伝えても、相手は「で?」って話です。もう一歩踏みこんで、実際にあったことプラス、どんな感じだったのか、これからどうするのかをあわせて伝えます。相手はそれが聞きたいんですから。報連相の要素として①現状、②見通し、③対処と3要素が大事です。俯瞰とは、一段高い位置から見下ろして、相手の聞きたいこと・知りたいことを把握して、それを伝えることです。

共感する

『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』挿絵イラスト

「共感する」とは、相手の主張を「受け止めましたよ」と伝えることで安心させ、信頼してもらえる力です。「礼儀正しい人」「気が利く人」「マメな人」と思われることも、共感して信頼してもらえるからこそです。人を良く観察し、相手の気持ちを汲み取る能力とでも言いましょうか。物腰の柔らかさや、話しやすさなんかも重要です。タイミングってのも大事です。ミスして落ち込んでいる人を励ましたり、次の提案をする時も、言葉やタイミングに配慮すべきです。

論理を通す

「論理を通す」とは感情に流されず冷静に物事に対応できる力です。仕事では、相手にわかりやすく説明する力や、冷静に周囲を俯瞰できると、安心して仕事を任してもらえ、信頼されます。感情にふりまわされないのは、すごい能力ですね。

サービス精神を持つ

「サービス精神を持つ」とは、その人がいるだけで場が華やぐムードメーカー的な人。誰からも好かれ、可愛がれ、どんな人とでも打ち解けられます。営業先、取引先でも気に入られる人は強いですね。話し上手で、誰に対しても(目上の人にも後輩にも)積極的に声を掛けられる人。

尊重する

「尊重する」とは、協調性が高く、相手の意思を尊重する人です。といっても、くれぐれも「我慢して合わせてやる」のではなく、自然と相手を尊重して、我慢強く聞く力があります。「あなたを大切に思っていますよ」という意思を相手に伝える力がある人。また謙虚な人です。

総合して「気くばり力」=尊重される人

これら5つの「俯瞰する」「共感する」「論理を通す」「サービス精神を持つ」「尊重する」の力の総合力が「気くばり力」です。気くばりができる人は、周囲の人から信頼され、可愛がられ、一目置かれ、結果的に「自分自身が尊重される」力とも言えますね。

気くばりの自身が持てる

正直「言うのは簡単やけどな」って感じですけどねw 本当に「気くばり」ができる人がいたら、その人は優秀で誰からも評価されていて当然だと思います。それがなかなかできないから困ったもんでして(;^ω^)

ただこうして、要素を抜き出して言語化してもらえると、多少は意識できるようになるのかもしれません。また「これは苦手だけど、これはできるかも」と得意と苦手もあるでしょう。

あさよるの場合はどうだろう……人から可愛がられることは多かったから「サービス精神を持つ」は多少あるのかもしれません。だけど「論理を通す」「尊重する」は全くないw

こう気くばりの要素で語られると、自分にも当てはめやすいから、反省もできるし、自信を持てる部分もあって良いですね。

一人よがりな気くばりは……

本書『一流の気くばり力』を読むと、独りよがりで自己満足な気配りはないということもわかります。「気が引けて言いたいことを言えないこと」や、「ただ我慢すること」は気くばりではありません。むしろそれって、逆に相手に気を使わせるタイプっすね……。

窮屈そうにしていたり、取ってつけたような行儀やマナーも、パッと見て相手に伝わると思うし、結局「普段からの心がけ」ということになるんでしょうか。ベタですけど。

あさよるはなぜか、「家でも股を閉じて座らねば」「一人で貧乏ゆすりしないように気を付けよう」と思いましたw いや、たぶんいつもの行動って、人前でも自分が思ってる以上にやっちゃってるんだろうなぁと。言葉遣いと金。ネットやLINEなんかで言葉遣い悪いと、ポロっと素が出てしまってるかもしれない……。気を付けよう><

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『職場の問題地図』|仕事の問題を抱え込んでしまう人に

『職場の問題地図』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。仕事をしていて困ったなあと感じることってありますが、誰に相談していいのかわからない時もっと困ります。あさよるは幸いにも(?)困った時は「困った困った」と言いまくるタイプなので、誰彼なしにアドバイスを貰えることが多かったのですが、誰にも言えないと困ってしまいます。

今回手に取った『職場の問題地図』は、社会人歴が浅い人向けの、職場での問題解決法が紹介される本です。新社会人の人や、新人に対応する立場の方にオススメです。自分で問題を抱えてしまい誰にも相談できずにいる人は、本書を読んで「伝える」「確認する」作業を見直してみるとよいでしょう。

本書『職場の問題』の良いところは、ユーモアのあるイラストや図解がたっぷりあって、眺めているだけで面白いところです。普段、本を読む習慣のない人でもとっつきやすいよう工夫がなされています。

働き方「なんかおかしい」なら問題地図を

本書『職場の問題地図』はまだ会社員歴の浅い人に向けられた、困った時のお助け本です。困ったケース別の対応方法が紹介されています。なんとなく「やりにくい」「つらい」「苦しい」「もしかしてブラック?」と気になっている人は、本書を当たってみると良いかもしれません。

基本的に本書で紹介されているのは、自分の仕事の仕方に問題がある場合の対処法です。そもそも会社に問題があったり、パワハラ上司がいる場合は、自分ではどうもできないので、他の解決法が必要です。

本書では、例えば「資料作って」と頼まれて、完成させて持っていくと「グラフはこうしてほしい」「書式を変えてほしい」と差し戻しされて、仕事が溜まっていく場合。大事なのは、小まめに相手に相談することです。「グラフはこのデータを使いますよ」「書式の見本を作ったから見てください」と、小まめに進捗状況を報告することで、その都度相談しながら、軌道修正できなす。

以上のような、日常の業務の中で「すれ違い」「思い違い」「思い込み」によって業務を遅らせる原因を減らしていくのが『職場の問題地図』です。

結局、ホウ・レン・ソウ

本書の内容を簡単にまとめちゃうと「ホウレンソウ」は大事ということ。職場内の行き違いは、大概連絡ミス、確認不足で起こってしまいます。先に紹介した「手戻り」が起こってしまうのも、小まめな報告不足で、時間をかけて完成してから相手に見せるから、修正も大きくなってしまうのです。

上司と部下の間で、意識のズレがあることもあります。指示されたら、その指示の目的をきちんと確認しましょう。もちろん、上司の側が伝え下手な場合もあります。だから確認が大事です。完成イメージや、ゴールを明確にしましょう。また、その業務を仕上げる「期限」と「ステップ」の確認も入念に。

本書では、仕事の要素を5つにまとめていました。

まとめると、仕事は次の5つの要素で成り立っています。仕事を受ける時(あなたが上司ならば依頼する時)は、この5つを相手と意思合わせしましょう。

①目的

その仕事は何のために、だれのために行うのか?

②インプット

その仕事を進め、成果物を生むためにどんな情報・材料・ツール・スキルなどが必要か?

③成果物

生み出すべき完成物あるいは完了状態は? 期限は? 提出先は?

④関係者

巻き込むべき関係者・協力者は? インプットはだれ(どこ)から入手すべき? 生活物はだれのため?

⑤効率

その仕事のスピードは? 生産量は? コストは? 人員は? 歩留まり(不良率)は?

p.34-35

この「5つの仕事の要素」を明確にすることが、本書を通してのテーマです。

マネージメントが悪いこともある

本書『職場の問題地図』は、自分の伝え方を変えるためのものです。しかし、実際に職場でのトラブルは、そもそも管理の問題がある場合もあります。例えば、人員が適材適所に配置されていなかったり、能力に合わない業務をあてがわれた場合、業務の滞りが起こります。

また、2:6:2の法則で、どんな集団でも、優秀な2割と、普通の6割、そして仕事をサボる2割に分かれてしまいます。サボっている人の仕事を、優秀な人に押し付けていると、全体のやる気が落ちてしまいます。これも、個人ではどうしようもない問題です。ただ、黙って我慢すればよいのではなく、困っていることを言葉で伝える必要があります。

伝えなきゃ分からない

本書『職場の問題地図』は、職場で個人ができること、特に新人ができることを紹介するものです。なんとなく「嫌だな」「なんで自分ばっかり」「なんかおかしい」と感じているなら、それをきちんと「伝える」重要性が紹介されているのです。

それは、不満も言葉にして伝えないと、わからないからです。

また、本書は部下に仕事を「伝える」立場の人にも有益です。「伝え方」に問題がある場合もたくさんありますし、話がうまく伝わっていない部下に対しての対策にもなるからです。

やり方を見直そう・現場の改善は全体の利益になる

日本人の、特にベテランほど業務のマニュアル化を嫌がるそうです。その理由を3つ挙げられています。

①結果承認欲求

②行動(プロセス)承認欲求

③存在承認欲求

一つずつ紹介します。①の結果承認欲求は「自分の行動の結果を認められたい」欲求です。②の行動(プロセス)承認欲求は、自分の行動そのものを褒めてほしい欲求。③の存在承認欲求は自分の存在そのものを認めてほしい欲求です。

仕事をマニュアル化するというのは「他の人も同じ手順で業務ができる」ようにすることです。すると「自分じゃないといけない理由」がなくなってしまうようで、ベテランほど拒絶してしまうのです。

しかし、明確にマニュアル化されていない業務の引継ぎは、コストが高く無駄な業務も多いのが実情です。歴代の担当が、こだわりや好み・趣味でやっていたことまでどんどん引き継がれていくので、本当に必要な業務は少し、あとは意味の分からない手順がそのまま引き継がれていることも。過去の悪習はキッパリ断ち切って、必要な業務にスリム化するのも、大事な仕事です。

また、嫌な作業・業務ほど、マニュアル化しちゃいましょう。

過剰サービスに陥ってしまうのも同じような理由です。良かれとやったサービスが、アダとなってしまいます。「なにを」「どこまで」やるのかを明確にしましょう。

定義→測定→報告→改善サイクルを回そう

業務が上手く回っていない状態とは、

・インプットが成果物に変換されるスピードが遅い(=決められたサービスレベルを満たしていない)
・ミスや手戻りが多い
・長時間労働・業務量過多
・なんだかよくわからないけれど、インプットを与えれば、とりあえず成果物は出てくる(箱の中身が不明。いわゆる属人化)

p.208

最後の「なんだかよくわからないけれど、インプットを与えれば、とりあえず成果物は出てくる」とは、マニュアル化されておらず、どのように業務がなされているのかわからないけれど、ある人に頼むとそれなりの成果物が出てくる状態です。マニュアル化されていないので、引継ぎができず、他の人には何がどうなっているのかわかりません。

これらを改善するためにはどうすればよいのか? それは……残念ながら明確な答えはありません。なにを問題とし、どう解決したいのかはケースバイケースだからです。

しかし、目に見えないもの、定義できないものを改善することはできません。だからと言って、なんでもかんでも定量化するのは、人間関係にヒビが入ることもあります。必要項目を決めて定量化することも大切です。

結局のところ「定義→測定→報告→改善サイクル」を回すしかありません。

 業務がきちんと回り続ける状態にするには、定義→測定→報告→改善→のサイクルの構築と維持が大事です。

何を測定するのかを定義し、日々業務の測定をする。
それを上司や経営層に責任を持って報告し、改善につなげる。

この繰り返しが、あなたの職場とメンバーを仲良くします。個人の気合と根性任せの働き方から脱却するためにも、一歩踏み出し、あなたが率先してこのサイクルを回しましょう。

p.213

個人の働き方が、職場のメンバーの働き方を変えるんだというのは、大事なことですね。自分が気合と根性で、誰にも問題を報告せず背負い込んでいると、職場の雰囲気を悪くすることにもなります。自分の振る舞いに責任を持つことが求められます。

仕事をはじめたばかりの人へ

『職場の問題地図』挿絵イラスト

本書『職場の問題』は、新人で社会人を始めたばかりの人にオススメな本です。「上司と上手くいかない」「もしかしてイジワルされてる?」「これってブラック?」と思ったら、本書を読んでから判断してみてもよいでしょう。パワハラやブラックではなく、単にコミュニケーションがうまく取れていない場合もあるからです。

社会人は、子ども時代や学生時代とは違ったスキルを求められています。最初は誰もうまくできません。なるべく、わからないことを相談して、小まめにチェックを頼んで、自主的に定義→測定→報告→改善→のサイクルに努めてみましょう。

イラストや図解が多くて、上司や先輩が、新人に話をするときの資料にも役立つと思いました。

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『日本橋高島屋名コンシェルジュに学ぶ人の心を動かす「気遣い力」』|最強のクレーマー対応!?

こんにちは。やっぱ憧れのデパートでは胸が高鳴っちゃう あさよるです。先日はあべのハルカス近鉄本店をフラリと見て回って、心の中まで華やぐよう。で、そのデパートでコンシェルジュサービスがあるそうですが、あさよるは利用したことがありませんでした。サービスの名前はデパートによって違うようですが、このサービスいいなぁと思います。

その、日本橋高島屋でコンシェルジュを長く務める敷田正法さんが、人の心を動かすための〈気遣い〉の極意がまとめられたのが本書です。他者を気遣うとは、相手を慮り、そして対等な人間同士として時に毅然とすることなのかもなぁと思いました。

プロの〈気遣い〉の細やかさ

本書『人の心を動かす「気遣い力」』は、日本橋高島屋のコンシェルジュを務める敷田正法さんによる「気遣い」に関する著書です。

コンシェルジュとは、コトバンクではこのように紹介されています。

ホテルの職域の一つで、宿泊客の様々な相談や要望に応える「よろず承り係」。航空券や観劇のチケットを手配したり、道案内やレストランの紹介をしたりするのはもちろん、時には人探しや物探しなどあらゆる要望を承り、「究極のパーソナルサービス」と言われる。顧客一人ひとりに応じたきめ細かいサービスが注目を集め、今ではホテルのみならず、観光案内所や駅、百貨店、病院など、多くの業界・企業に、コンシェルジュという制度が広がっている。

コンシェルジュ(こんしぇるじゅ)とは – コトバンク

なんでも係みたいな存在なんですね。敷田さんは百貨店のコンシェルジュですから、贈り物や買ったばかりの服のタグを切ったりする業務から、道を尋ねられたり、日本橋高島屋で取り扱っていない商品のご要望なら他の百貨店を紹介することもあるそうです。

しかし、本書ではコンシェルジュの特別な技術が披露されるわけではありません。コンシェルジュの最大のもてなしは、上っ面の接客ではなく、心からの心遣いだと言っているよう。お客さまの目線で、ゆっくりと話をする。人は他人の風貌をよく見ているものですから、頭の先から指先、足先まで清潔に整えています。

「ありません」「知りません」「できません」とは言わず、どこの店にあるとか、きちんと調べて返事をします。そのために日ごろから好奇心をもってあらゆることをリサーチしている必要があります。これは、お客さまの無理難題に従うという意味ではなく、誠実に対応するってことですね。

そう、本書で扱われる〈気遣い〉は、コンシェルジュとして誠実に対応する心得が紹介されているのですが、一方で不可能なことはキッパリと断ることも紹介されています。例えば、小包に手紙を添えたいとお客さまが要望されても、それは郵便法に障るので無理な要望です。お客さまの中には「今回だけ」と言う人がいるそうですが、キッパリと断る。まぁね「今回だけ」で済まないことをは目に見えていますねぇ(;’∀’) あるいは、お客さまの過失で商品が傷ついたなら、きちんと理由をお話して納得してもらうそうです。

コンシェルジュとは、お客さまの言いなりになる仕事ではなく、お客さまを一人の人として対等に扱い、誠実に心遣いをもって丁寧に対応する。人と人との大人な関係性ですね。

〈迷惑なクレーマー〉を遠ざける秘訣?

本書を読んでいて、迷惑なクレーマーは日本橋高島屋と言えどやって来るだろう。どうやって対応しているんだろう?と疑問に思いました。これ、あさよるは上手に読み取れていないのですが(;’∀’)、たぶん、本書内にクレーマー対応についても遠まわしに書かれているのではないのか?と思っています。

まず、本書での〈気遣い〉の心得は、王道なものです。清潔な身だしなみで、目線を合わせてお客さまに接する。ゆっくり聞き取りやすく話、お客さまの要望に誠心誠意対応する。これが、そもそも〈迷惑なクレーマー〉を寄せ付けないバリアになり得ないだろうか?と。他人に絡んで迷惑をかける人って、〈人を選んでいる〉印象があります。強気に出れる人を探していると言いますか。

デパートコンシェルジュは、隙のない装いと立ち振る舞いであることで、迷惑な人を一つ遠ざけ得るのではないかと。そして、先ほども紹介しました〈毅然とした態度〉ってのもポイントです。〈徹頭徹尾一貫して対応を変えない〉ことも、クレーマーからすれば「取り付く島もない」のかもしれません。

一流のコンシェルジュとは、〈お客さま〉への気遣いを忘れず、そしてサラリと〈迷惑なクレーマー〉は遠ざける能力の持ち主なのか……すごいな……。しかし、上手な対応ができることって、迷惑な人は排除できる能力でもあるんだと再認識。

私生活でも心がけたい〈気遣い〉術

本書はジャンルでいうとビジネス書でしょうが、ビジネスだけでなくプライベートな場でも役立つ〈気遣い〉が詰まっています。友人と、恋人と、家族と、親戚と、関わり付き合うのに必要なのは〈気遣い〉です。親しみを持ちつつも相手への敬意を忘れず、真摯に向き合う。時には毅然とした態度も必要です。

身だしなみや目線が人との関係を作るって、プライベートな付き合いでは忘れがちですよね。「親しい中にも礼儀あり」って大事だなぁと思いました。

気遣いの人は気遣いの人とのコミュニティがあるのかな

本書で気になったのは、コンシェルジュ同士のつながりのようなものの存在です。例えば、日本橋高島屋で取り扱っていない商品の問い合わせがあったとき、どこなら手に入るのか探します。このとき他の高島屋はもちろん、他の百貨店にも取り扱い状況を確認するそうです。このとき、コンシェルジュがコンシェルジュに聞くんです。さらに、お客さまがレストランを探しているとき、ホテルのコンシェルジュに問い合わせて、お店を提案するそうです。ここでも、コンシェルジュ同士で情報の共有をしています。

これはコンシェルジュという特別な職業についている人同士だけではなく、同じく〈気遣いができる人〉同士のコミュニティってあるのかも?と思いました。ある時は自分が他の人に情報提供を求めるし、ある時は他の人へ情報提供をします。そういう関係って、自然と存在しているのでは!?

身だしなみや心遣いが変わるだけで、人間関係も変わってゆくのかも!?と思い至り、自分のそれを反省しつつ、「自分も変われるかも」と元気も出ました。

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『100%好かれる1%の習慣』|「ありがとう」の反対は「あたりまえ」

こんにちは。みんなに好かれたいのに、あまのじゃくな対応をしてしまう あさよるです。シャイで照れ屋だと言っていただければありがたいんですが、人の好意に照れてしまってお礼が言えなかったり、なんか、こんがらがってるんですよね(;’∀’) さすがに大人になってもコレじゃ困ったもんだなぁと、ちょっと意識してマナーや行儀・礼儀、コミュニケーション、話し方など、そっち方面の本を手に取るようにしています。

本書『100%好かれる1%の習慣』は、社会経験がまだ浅い方を対象とした書物だろうと推測します。しかし!扱われているのはコミュニケーションの基礎の基礎ですから、年齢関係なく「やってて当たり前」「だけどできない」オンパレードです。

できるけど、みんなやらない習慣

本書『100%好かれる1%の習慣』とは、誰でも教えられたときはできるけど、それを毎日実行し続けられる人は1%ほどしかいない、という世の真理を突いたようなタイトルでございます。マナーや礼儀ってセミナーで、講師に指示されたらその場でできるんです。上司に教えられたら「わかりました」とやれるんです。恋人に指摘されたときは直せるんです。でも、継続しなきゃNE☆という、身も蓋もないと言いますか、図星過ぎてぐうの音も出ぬ……(;´д`)トホホ

で、習慣化すべき他人から好かれる法則を、大きく5つに分けて紹介されていました。くれぐれも、これを「知ってる」「分かってる」だけじゃダメで、息を吸うようにできるようになってこそなんです。レベル高いんです。

ファンをつくる習慣

「ちょっとした行動」を他人は見ている。例えば、お茶を頂いて話をした後、席を立つ際に挨拶をするのは当たり前。そこにプラスアルファ「お茶ごちそうさまでした。美味しかったです」と、このひと言。もちろん、心にもない嘘を言えってことじゃなくって、ホントに美味しかったから出る言葉であって、本心からの「ごちそうさま」なんです。

あるいは、他人の荷物を宝物のように扱う。自分の荷物が汚いもののように扱われていたらショックですよね。反対に、とっても大事に取り扱ってもらえたら、キュンとしちゃうかも。

とっさの余裕が立ち振る舞いを美しくし、そして利己的ではなく相手が少し得することをさりげなくやれる人。ファンをつくります。あくまでサラッとで、「やってます感」が出ると相手も委縮します。自然と他人を思いやれるレベルまで高めてゆくためには、付け焼き刃ではなく、毎日の習慣化が大事なのです。

魔法の言葉

話し方というのは、聞き方のことです。話し上手は聞き上手と言いますね。本書では、相手が話す割合を8、自分は2くらいにしてみようと紹介されている。そして、魔法の言葉「そうですね」。これ、相手への同意の言葉なんです。相手が何か話したら、まずは相手の気持ちを受け止める。その言葉が「そうですね」のひと言なんです。たったひと言で、同意されて承認欲求を満たせるのに、ひと言が足りないがために話がこんがらがってしまうこともある。

相手を褒めるというのも大事です。これはその人の良い所を見ようという姿勢が現れます。そして、小さな約束をしてみる。「また会いましょうね」という約束は、次回、本当に果たされたときお互いの喜びになるんです。

「信じている」というメッセージも効果があります。仕事をミスをして焦ってさらにミスを起こしている時に、「あなたは仕事を一生懸命頑張る人なのは知っている。あなたが手を抜かない人なのは知っている」と声をかけられたらとんでもなく元気が出ます。「信じてる」「わかってる」って声に出すのって大事なんですね。さらに、相手にネガティブなイメージを投げかけるより、ポジティブな言葉をかける方がいいときがある。例えば「失敗しても仕方ないよ」と言われるよりも、「あなたは大丈夫よ」と言われたいときもある。

好かれる人の習慣

好かれる習慣。まず「笑顔」これしかないっしょ。「あの人はいつも笑顔だ」という評のスゴイのは、いつも笑顔でいれる人はごく少数だってこと。誰だって「笑顔でいたい」「だけど笑顔でいられない」ときがあるのに、それでも笑顔で居続ける人は好かれて当然に思えます。

また、服装や持ち物や仕草、人は見かけで判断されてしまいます。どんなに素晴らしい宝物を胸に秘めていても、見つけてもらえないと仕方がない。「身だしなみを整える」ことも、一朝一夕でできることではなく、日ごろからの心がけですね。

そして、みんなが好きな言葉「ありがとう」です。もちろん、嘘で言うんじゃなくって、相手に本心から投げかける言葉です。人は、他人から「ありがとう」と言われると、自分の頑張りを見てくれていたんだと嬉しくなります。反対に、どんなに献身的に働いても、お礼の言葉もなく「やって当たり前」と思われると、腹が立つし、悲しくなります。

そして、挨拶をきちんとできる人になりましょう。

マナー、大事!

テーブルマナーとか堅苦しく難しく思います。しかし、そもそもマナーとは、人を思いやることです。だから、マニュアル通りに行儀作法をやることじゃなくって、その時々で相応しいマナーは変わってゆきます。臨機応変さが試されているんですね。相手がナプキンを落とした、さあどうする?相手が奢ってくれるとき、どう振る舞えばいい?

人に好かれると上手くいく

「でも」「だって」「どうせ」「できない」は恐怖のワード、極力使わない。そして、根拠のない自信は人を惹きつけることを知りましょう。「やれる!できる!大丈夫!」根拠はないけど、できる気がする。これが最強。

相手目線に立つことは基本ですね。恩着せがましいお節介は親切とは言いません。相手の立場に立って行動する。身振り手振りから「察する」ことも大事です。相手を気づかうって、言葉以外のことまで汲み上げることなんですね。

「ありがとう」に並んで大事なのは「申し訳ありません」のひと言。このひと言が言えなくってこんがらがってゆく経験は誰にでもあるでしょう。また、人を「褒める」というのも、慣れていないとなかなかできません。思っていてもタイミングもあるし、お世辞や社交辞令だと思われてもナンだし。

読むたび身につまされる

本書『100%好かれる1%の習慣は』ページを1ページめくるたびにズバッと図星されて、身につまされます。著者の松澤萬紀さんは新入社員研修も人気がある方だそうで、社会人の基礎の基礎、土台の土台の習慣を徹底して指摘なさっています。んで、社会人歴が長くなっても「できているか?」と問われると……(-_-;) 最初にも言いました、「分かってる」「知ってる」「当然」なんです。だけど「毎日やっているか?」が重要です。

多くの人は、その場では理解していてできるんですよね。でも、次の日はサッパリ忘れちゃう。いや、忘れてるわけじゃないんでしょうけど、「やらない」んです。だから、人から好かれるのは簡単です。あたり前のことをやればいいだけ。……と、言うのは簡単!w

先日、同著者の他の本も読んでブログで紹介しました。こっちの本と、書いてあることはほぼ同じで、同じテーマを扱っている節もあります。それでも、ページをめくるたびに身をつまされる……だって、前に読んでるときも「はいはい、そうそう」と思ったのに、全然自分の行動に反映されてなかったんだもん……。

軽く読めるし、情報量が多い本ではありません。だけど、内容が内容なだけに、ページをめくるたび、自分の振る舞いに反省したり、ハッとさせられたり、その都度、気づきは多い本だと思います。定期的に見返したいっすな。

『1秒で「気がきく人」がうまくいく』|「当たり前」を徹底的に習慣に

面倒くさい人がいるもんだ(;’∀’)

これは余談的な感じで、あさよるのめちゃ穿った感想。松澤萬紀さんの本書もだし、前に紹介した本もだけれども、この2冊の本の裏テーマって、「世の中、面倒くさい人が多いのね」だよね!?と、思いました。いや、これ、ほんと超個人の感想であって、著者の考えじゃないですよ、くれぐれも!

でもね、著者がCA時代のエピソードとかね、クレーム付ける客に対応したら「同意してほしかった」と言われたり、食事をごちそうになるとき、財布に手に取って会計しようという仕草をミスったとき「君、おごられて当然って思ってるでしょ」という人とか、いやいやいや~そんなことリアルに言う人いるの!?なんて。

飛行機って交通機関だから、いろんな人が利用するんでしょう。んで、いろんな人が密室に閉じ込められて、迷惑でも途中下車もできないし、何があっても目的地に行くしかない。かなりピリピリした環境なんだろうなぁと感じました。勝手に、華やかでゴージャスな世界なイメージがあったけれども、ハードな業務なんですね。

って、すごい本の内容とは関係ない感想でしたw

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『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』|ノリで会話を転がせ!

こんにちは。人とのコミュニケーションが上手くいっているのか確信が持てない あさよるです。あさよる的には「よくできた」という日もありますが、夜な夜な「ああ、あんなこと言わなきゃよかった」と後悔しちゃうことの方が多い目。コミュニケーションってなくなると困るけど、あっても悩みの種になるという、悩ましい存在です。

『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』は、まずタイトルに魅かれました。「こんな風に人から思われたい」って感じたんですね。んで、表紙もアニメちっくなイラストで可愛らしくって、ひと目で決めました。

コミュ障?恥ずかしがり屋?今から変われる!

本書『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』は、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんが、ニコニコ生放送で話した内容で構成されています。ですから、ニコ生視聴者のコメントが反映されていて、親しみやすいです。また、生放送中ですから、話し言葉で書かれています。著者の吉田尚記さん自身、自分のことをコミュ障だと思っていたそうなんです。しかし、アナウンサーという人前で話す職業に就いてらっしゃる。

著者は、「コミュニケーションが得意な人なんていない」と想定し、コミュニケーションのコツと、怖がらなくても、失敗しても構わないというお話をしている印象です。

本書では「コミュ障」をこんな風に設定していました。「」内はニコニコ大百科を引用しているそうです。

「必要以上に空気を読み、自分の発言がその場を悪くするのではないかと不安に思ってしまう。その結果として、人に嫌われるのではないかと考え言葉に詰まる」。ホント、そのとおり。先にも触れましたが、コミュニケーションに悩みを抱いている人というのは、基本的に人見知りで、自分がいることで相手に嫌な思いをさせたくないって気持ちが強いんです。

p.32-33

「コミュ障」と自称していても、その実、恥ずかしがり屋や、コミュニケーションが苦手なだけならば、練習すればいいし。誰だってコミュニケーションが苦手だし、チャレンジしているんですね。そして、本書の終盤では、相手とのノリが合って話が円滑にコロコロ転がる気持ちよさを感じました。

話し上手、聞き上手なんて言葉がありますが、今は「コミュニケーション上手」が大事な時代なのね。

イマドキのコミュニケーション術?

本書で語られるコミュニケーション法って、めっちゃイマドキな感じだなぁ~と驚きました。テレビ的とでも言いましょうか。ニコ生視聴者って若い人が多いのかな?あくまで友達同士とか、対等な相手と楽しくノリ良く付き合うためのレクチャーって感じですね。ビジネスシーンには応用できそうですが、あまり意識されてなさそうです。

空気を読む、ノリを合わせる、誤解されてもいい、話を引き出す

「空気を読む」という言葉はすっかり普通の言葉になってしまいましたが、本書では「空気も読む」とは、相手とテンションを合わせると紹介されています。その場のムードを更に盛り上げるようなテンションで接するのです。要は「ノリがイイ」ってヤツですね。例え不毛な内容のないトークでも、ノリとテンションを合わせればOK!

んで、自分の発言を誤解されても構わない。意図が通じなくてもいいじゃん、トークが弾めば。どんどん会話を転がしていって、どんどんその場のテンションが盛り上がってゆく一体感を感じようってことですね。

さらに、相手の話を引き出す能力。といっても、難しいことではありません。最強のひと言はタモリさんの「髪切った?」です。どうでもいい質問でありながら、相手に興味を示していることは伝わる、よくできたひと言なんですね。初対面の人とでも、出身地を聞いて、そこから連想ゲームのように話を転がしてゆくことができます。

「誤解されてもいい」「話が転がればいい」って割り切ってしまうと、案外他人との会話は気楽なのかもしれません。

キャラを獲得する

「キャラ化する」という話も、語られるようになって久しいですね。

キャラクターとは、質問をするときの自分側の足場、もしくは相手側に「この話はきっとあの人に振るといいんじゃないか」と思ってもらえる目論見を引き出す、とても重要なファクターです。

p.159

もう全く、テレビで芸人さんたちがポンポンポンとテンポよく受け答えを繰り返しているようですね。あれを素人が再現しようなんて無謀じゃないか!?と思いつつ、だけど、テレビ的な受け答えが求められる社会になりつつあるのやもしれません。お昼の情報番組とか、お昼休憩中に見てる人多いだろうし、ああいうイメージ?レベル高いなぁ。

その「キャラ」は自己申告してでも、なにがなんでも獲得したい。もう、芸人さんやアイドルのような世界観。自分の長所よりも、短所を探す方がキャラ立ちしやすいとアドバイスされています。いつものメンバーがキャラ化されることで「お約束」のパターンが作られるんですね。

悩める若者には良いかもしれない、が

テレビで芸人さんたちが軽くキャッチボールするかのように繰り広げる一連のやりとり。あれを再現したい若い人には、本書はガイドになるんじゃないかと思います。特に、なんとなく友だちとの会話がしっくりこないなら、本書を読んで肩の力を抜くといいかも。

と言いつつ、昭和世代のあさよるは「はたしてこれは良い世界なのか?」とちょっぴり迷う。だからあんまり「読みなさい」強く背中は押せない(苦笑)。それはなぜかと問われると、あさよる自身も本書的な意味で「コミュ障」と分類される一人であり、テレビ的なキャラ付けされたコミュニケーションが苦手だからに他ならないのでしょう。あさよるも読みながら「そ、そうか……」「これを良しとするんだな……」と言い聞かせながら読んでいる自分が居ました。

そう、「キャラ」ってすごく苦手なんですよね。反発したくなっちゃうし、全然違う振舞いをしたくなっちゃう。予定調和的な会話も苦手で、途中で飽きて、「空気を読めない」発言を敢えてしてしまう。こういう人、現代の日本社会では「コミュ障」扱いなんですよね( ノД`)

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『「自分の言葉」で人を動かす』|本音は伝わる、嘘はバレる

こんにちは。いつも人に真意が伝わらない あさよるです。モヤッとしたまま過ごすこと多し……。

人に思いを伝える。ごく当たり前のコミュニケーションです。「人に思いを伝えたい」という願いもまた、ごく当たり前の願望です。だけど……自分言葉が他人に伝わらない!そんなコミュニケーションへの不満や悩みを抱えている人は、たぶん多いはず。一方で、スルッと人の心に入り込む言葉もあります。なんであの言葉は伝わるのに、私の言葉は伝わらないんだろう?

「話したい」から「教えたい」へ

本書『「自分の言葉」で人を動かす』では、自分の言葉を引き出し、相手の動かし方を知り、自分の言葉の強め方が紹介されています。

自分の言葉の引き出し方、強め方。めっちゃ簡単に言っちゃえば「誰かに教えたいっ!」ってことを優先すること。「言いたいこと」「聞いてほしいこと」じゃなく、「教えたい!」なんです。自分にとっては何の得にもならない、儲からない話でも思わず人に教えたくなっちゃう情報。それは、話を聞いている方にとっても真実味を感じてくれます。だって、何の得もないのに教えてくれるってことは、真実だろうと思うんですね。

例として、定食屋さんに入ったとき「オススメありますか?」と聞いたら「いいネギが入ったからすき焼がいいよ」と教えてくれた。で、そのネギを作っている農家の人がいかにネギを愛しているかという情報を教えてくれました。そりゃもう、すき焼き頼むしかないですよね(笑)。別にそのお店は、他のお店と比べてすごく綺麗でもないし、すごく良いわけでもない。でも、なんとなくそのお店に通いたくなっちゃう。これが、人に伝える力。言葉の力。「教えたい」を伝えることなんです。

「言いたい」「認められたい」はどうでもいい

 言いたいことを話すと「マジ、どうでもいい」と思われる。
認められたくて話すと「噓っぽい」「つまらない」と思われる。

p.55

苦笑いしつつ「ごもっとも」と納得せざるを得ません(;’∀’)

しかし、「教えたい」という願望は、「言いたい」と「認められたい」とも違っています。言わば、「言いたい」と「教えたい」の間が「教えたい」とも言えます。

「教えたいことは?」という視点で物事を見たとき、まず相手の存在を意識せざるを得ません。教えるという行為自体、「誰に」が必ずセットになるからです。
そしてその相手を想像しながら、「この話だったら共感してくれるかも」「相手にメリットがあるかも」と自然に考えられるようになります。
となれば、単に「言いたい」だけの自分本位から抜けらせることができます。ここに、相手の立場、相手本位の視点でもありません。
 そもそも「教えたい」という感情は、本音がベースでないと決して湧き上がってこない感情です。
この本音を抑えてまで「認めてもらおう」と考えてしまうから、自分の思っていることをセーブしたり、相手の枠の中に収まろうとしたりして、自分が消えてしまうのです。

p.55-56

「言いたい」というのは、自分よがりな感情です。自分の思うことを言いたい!反対に、「認めてもらいたい」という欲求は、相手に決定権をすべて与えてしまっています。認めるか、認めないかを決めるのは他人であって、自分ではないのです。だから、自分の気持ちを押し殺したり、ときには偽りの自分に徹することもあるでしょう。

しかし、「教えたい」という欲求は、ちょうど「言いたい」と「認められたい」の間だというのです。自分よがりというほど自分中心でもなく、相手がいるから「教えたい」と思っている。しかし、何もかも主導権を相手に譲っているわけでもなく、自分の思い、自分の本音が核にあります。決して、自分を抑圧しているわけじゃありません。

だから、自分よがりでもなく、偽りの言葉でもない、「教えたい」という欲求から発せられる言葉に、他人は耳を傾けてくれるんですね。

会話の勘違い集

あさよる的に、勘違い例がズキッと胸に刺さったので、簡単に挙げておきます。

  • 勘違いその1 論理的に伝えれば、人は動く

人は論理よりも感情を優先します。正しいことが行動に結びつくとは限りません。

  • 勘違いその2 知名度が上がれば、人は動く

有名になれば売れるとか、テレビで話せば話を聞いてくれるというものではありません。やっぱり「教えたいこと」が含まれていて始めて、人に伝わり行動を促すのです。

  • 勘違いその3 テクニックを使えば、人は動く

テンプレを使えば人が思い通りに動くなんてこと、ない!テンプレを使って楽をすることで、自分の考えとは違ったことをプレゼンしてしまう自体になってしまう。人に教えたくなる「本音」の力が必要なのです。

感情を動かす

本書『「自分の言葉」で人を動かす』では、本音で語り、他人の感情に訴えかけるよう呼びかけます。もちろんそれは、普段のプライベートなコミュニケーションもでしょうが、仕事でのプレゼンでも同じです。取り繕った、相手に気に入って欲しいがために心にもないことを言うのではなく、だからといって一方的に言いたいことを言うわけでもない。本心からの「教えたいこと」を話すのです。

すると相手も、本音で話すあなたの話に耳を傾け、行動へ結びつく。嘘の言葉では、相手に伝わらないんですね。

話を伝えるテクニックを紹介する本はたくさんありますが、勉強すればするほど、そもそも素朴な「本音が伝わる」「嘘はバレる」ってことが置き去りになっちゃってるような方。ハッと初心に戻る気がします。

そして、これから伝え方を知りたいなぁって方は、難しく考えすぎず、単純で簡単なことなんだって教えてくれる本書は、ゴリゴリに凝り固まらずに良いんじゃないかと思います。

あさよるは、学生の頃にこの本を読んでいたら「本音が伝わるなんてキレイごとだぁ!」と逆に信じれなかった気がしますw 今だからこそ「それな」と同意できる気がする(;’∀’)>

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『1秒で「気がきく人」がうまくいく』|「当たり前」を徹底的に習慣に

こんにちは。すっかり夏バテがデフォルトになりつつある あさよるです。今年はバテないよう春先から気をつけてたつもりだったんですけどね。全然、季節に追いつけないのです(-_-;)

こんな、体調が悪いときって、思わず人にキツく当たっちゃったり、相手をイラッとさせる言動しちゃいがちですよね。もちろん、体がツライから仕方ないんですが、人に辛く当たっていると、更に自分も嫌な思いして……って悪循環にハマっちゃう気がします。

こんな時のために、マナーや礼儀作法ってあるのかもしれませんね……頭がボーッとしてても、体が習慣としてマナーある行動をしてくれれば、いくらかラクになれそうです。あさよるはそこまで礼儀を叩きこまれたタイプでもありませんし、今になって「礼儀作法を身につける」大事さを痛感したり。

思い立ったが吉日ということで、あさよるも立ち振る舞いや言葉遣い、礼儀など学んでゆきたいなぁと、本を探しました。『1秒で「気がきく人」がうまくいく』は、Amazonレビューも良さそうで、入門編っぽかったので、手に取ってみました。

気遣いの達人!?ちょっとしたマナー講座

本書『1秒で「気がきく人」がうまくいく』の著者は、元全日空のCAだった方です。やっぱCAさんってマナーや話し方、コミュニケーションが求められる職業なんでしょうか。あさよるネットでもかつて、元CAの方のマナー本を紹介したことがあります。

狭い機内で、他人同士が片寄合って長時間閉じ込められている環境ですから、ギスギスしてしまう場を収めているのだから、CAって大変な仕事だなぁ。

『森下えみこの 私の敬語、正しいと思っていたけれど。』

「当たり前」をデキる人が優秀?『仕事も人間関係もうまくいく 「気遣い」のキホン』

突然、気がきく人にはなれない?

本書『1秒で「気がきく人」がうまくいく』を読んでしみじみ思ったのは、人間はある日突然「気がきく人」にはなれないということ。そう、その一瞬の気づかいができる人は、常にずーっと相手を想い、人の視線を忘れていないんです。常に気遣いがでいている人が、ある時に相手がそれを認識するだけじゃないかなぁと。だから、誰も見ていなくても、相手は気づいていなくても、必要なのが気遣いではないかなぁと感じました。

「一秒の気づかい」が人との関係を変える

第一章では、誰も見ていないような、見逃してしまいそうな一瞬の気づかいのお話。

例えば、一流の人はみんな靴までピカピカ磨き上げられているんだとか。普通の人は、足もとなんて誰も見ていないと疎かにしがちだけども、足先まで気づかっている人がいる。「身だしなみ」「人からどう見られているか」の意志の現れですね。

確か、『夢をかなえるゾウ』でも、ガネーシャが靴を磨くように指南しておった。

『夢をかなえるゾウ』を読んだよ

また、人の悪口を言わないってのも、わかってる!わかってるのよ~。だけど、つい愚痴ったり、チクッと言っちゃうんですよね。そして、他人の悪口言ってもあんまり良い気持にならないし、そんで結局のところ自分にプラスに働かないことも知っている。ほんと、一瞬の気のゆるみでポロッと言っちゃうんですよね。これ、自制できるひとは優秀だと言われると、その通りだと思います。

「察する」とか「コミュニケーション」とか、得意な人と苦手な人がいますよね。あさよるは苦手なタイプです。しかし、苦手だからといって疎かにできないことも知っています。むしろ、苦手だからこそ、そのパワーを知っているというか……。本書でもサラリと紹介されていましたから、難しく考えずに、最初は上っ面のマネをするところから始めようかなぁなんて、考えております……><

気づかい・心がけの蓄積が、チャンスを生む

気づかいの積み重ねは、信頼を生み、人から選ばれ、チャンスを生みます。本書は高倉健さんや木村拓哉さんの“神対応”が紹介されていました。挨拶をすると、立ち上がって挨拶をした高倉健さん。始終、テレビの「キムタク」のままだった木村拓哉さんの様子を見ると、誰だってファンになっちゃいますね。

大勢の方はテレビタレントのように、四六時中他人から見られている仕事ではありませんが、それでも「誰かが見ている」のは同じです。親しい人が、仲間が、上司が、お客様が、家族が見ています。自分の行動一つで、彼らをファンにするのか、遠ざけられるのか決まるのです。こんな風に考えると、背筋が伸びますなぁ……。

当たり前ですが、やっぱ基本は「笑顔」です。日本人は笑顔を作るのが苦手な方が多いそうで、本人は笑っているつもりでも相手に伝わっていないこともあります。笑顔の練習はやっておいてソンなし!(あさよるも、笑顔の廉流をかれこれ2年以上続けておりまして、すごく顔が変わった気がします)

『顔グセの法則』を読んだよ

気がきく人の習慣

よく気がきく人は、ある日突然気がきくわけじゃなくって、習慣として気がきくのです。

誰だって感情が昂ることがありますが、一時に感情に流されず冷静になる習慣が必要です。また、ちょっとした気遣い、「靴下を持ち歩く」というのも、ささやかだけれども大きな気遣いですね。靴下は汚れたり蒸れたりしますから、替えを持っておくと安心です。

また、物を大事に扱う様子は、その人の人柄が現れているようですし、案外他人はよく見ている部分でもあります。普段から、他人の目がなくても物を扱う習慣をつけるには、「物を大事に扱う人」になることですねw

また、笑顔の使い分けは重要ですね。コミュニケーションの道具としての「表情」を忘れちゃいかんなぁと思います。

言葉に気をつける

で、当たり前ですが「言葉に気をつける」。当たり前の当たり前ですが、だからこそ出来ていないと目立ちます。

例えば、人がミスしたとき、叱るのも難しいことですが、反省している相手を褒めたり励ましたりするのも難しいことです。しかも、他の人が見ている前だったら、人間関係が入り組んで複雑で難しくなりそうです。

たった一言が相手への印象を変えます。

ニックネームで呼びかけるのも上手な人がいますね。あさよるは、なかなか敬称を変えるのが苦手で、みんな「○○ちゃん」と親しく読んでいても、それに合わせられない……反省しました。勇気をもって、「私も○○ちゃんって呼んでいい?」って聞いてみたら、大丈夫かなぁ。

行動する

最後は、これも当たり前。「行動力」ですね。しかも、闇雲に動くんじゃなくって、しっかりと準備をして、時間をかけて動く。

「やれる、できる、大丈夫!」という気持ちを強く持てば、相当の困難は乗り越えられることがわかった

p.189

この一文で、あさよるは本書を気に入りました^^ あさよるも同じことを思うからです。反対に言えば「ムリ、できない、ダメ」って思ってたら、できることもできません。なにかを為す人って、「やれる、できる、大丈夫」と自分を鼓舞し続けた人だろうと思います。

他人を変えることはできません、だから、自分が変わるしかないし、そして「自分は変われる」。あさよるも苦手意識から本書を読み始めて、中には「こんなこと到底できない」と落ち込んだしもちつつ、本書を読み終えるころには「ちょっとだけやってみよう」と思いました。

当たり前の気遣いを、どこまで徹底的にやれるか

本書『1秒で「気がきく人」がうまくいく』で紹介されている33の気がきく習慣って、一つ一つを見れば「常識」ではあると思うんです。誰もがかつて、親や先生から注意されたり、人から教わってきたことでしょう。

本書で大事なのは、「習慣としてし続けること」「徹底的にやること」だろうと思います。「知ってるけど」「わかってるけど」、「だけどやらない」「やれない」じゃ仕方がない。「こんなすごい人がいますよ」というビックリ人間集ではなくって、「自分もできる・やれる・大丈夫」と、行動をするための一冊です。

ほんの一瞬、咄嗟に「気がきく人」は、普段からそれが当たり前にできる習慣を持っている。ちょっとずつ、一つずつ、やれば変わるかな?

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