スキンケア

かずのすけ『美肌図鑑』|知ったかドヤ女子力をハイ論破!

『オトナ女子のための美肌図鑑』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。ゴールデンウイークいかがお過ごしでしょうか。今日紹介するのは、ブログでもお馴染みのかずのすけさんの『美肌図鑑』です。ブログでは化学者である かずのすけさんが、コスメの成分表を読んでコスメのたしなみ道を紹介してらっしゃって、あさよるも読んでおります。

本書『美肌図鑑』は、美意識の高い女子こそやっちゃってる、根拠のない美容法を紹介する本です。根拠がないどころか、逆に肌に悪かったりするから恐ろしいところ。なんとなくの思い込みや、販売員のセールストークはセールストークと割り切って、自分にぴったり合うものを選びましょう。

印象的なイラストは、現在炎上中『午後ティー女子』の「つぼゆり」さんです。

「ついやっちゃう」NG美容法

本書『美肌図鑑』は「自称美意識の高い女子」たちが、何の根拠もないのにドヤ顔でやっちゃってる美容法のホントノトコロを暴く内容です。

例えば、一番最初の話題は「無添加コスメ指名買い女子」。「あたし無添加なの使ってる~何入ってるかわからないの嫌~」と、人よりちゃんとしてる感を出し、ドヤ顔で人を見下していますw 特徴は「化粧品選びの基準は無添加かどうか」「目標は自然に優しいナチュラル生活」「お昼ご飯は手作り弁当」だそうですww

で、結局のところ「無添加」ってなに? それ大事なの? 答えはNO。なぜなら、「無添加化粧品」を定義する決まりがないので、言ったもん勝ちだからです。というかそもそも、ほとんどの化粧品は「無添加化粧品」と言えるそう。この世のすべての物質は化学成分でできています。水も「H2O」という化学式で表せます。「化学成分は肌に悪そう」という考え自体がおかしいのですね。

で、「無添加化粧品」についてのざっくりとしたまとめも紹介されます。

ザックリまとめると……

・旧表示指定成分などが1種類でも入っていなければ、「無添加化粧品」と表現できる。
・「天然成分」も中身あたくさんの化学物質。天然 or 合成という基準では化粧品を評価できない。
・すべての「合成成分」は天然の原料から作られている。どんな化粧品も「天然由来100%」。

p.14

まるで中学の教科書で読んだような内容ですが、今一度、化学物質について復習してみるのも良いかもしれません。お店で並ぶコスメたちは、みなそれぞれ「なんとなく肌によさそう」「理由は分からないけど肌に優しそう」な名前を名乗っています。

本書『美肌図鑑』で紹介される美容のNGの多くは、「なんとなく理由は分からないけど肌に優しそうだからやっている習慣」を指摘するものがほとんどです。他の例では「石けんは肌に優しそう」「身体をよく洗ったほうがキレイになりそう」「オーガニックは身体によさそう」「手作りコスメは安心できる」「食品を使えば安心」など、すべて誤り! という、ショックな人もいるかもしれません。

要するに、最低限のことだけやればいい

著者のかずのすけさんは、他にも『しない美容』や『オフスキンケア』という本も出版なさっていて、かずのすけ流美容法は「余計なことをしない」ことが美容につながると提唱されておられます。コスメも、美容効果の高いものを塗るというよりは、肌に悪い習慣を「やめる」ことが重要。

本書をザっと読んだ感じだと、気をつけたいのは「日焼け」。そして、セラミド入りの保湿剤を選ぶ。この二点くらい……?

日焼け対策はしっかりするのが、かずのすけ流美容です。そのために日焼け止めクリームの正しい知識を身につけて、〈必要最低限の日焼け防止〉につとめます。

あと、あまりに安すぎる化粧品は、材料のクオリティが低い場合があるそうです。500円~5000円くらいの価格層の化粧品は、値段とクオリティが比例している場合が多いと紹介されています。それ以外の値段になると、差が少なくなるそう。

じゃ、何をするの?が、わかりにくい?

本書『美肌図鑑』は、やっちゃいがちなNG美容法を紹介するものであって、正解の美容法を教えるものではないので、「結局のところ何をすればいいの?」がわかりにくいですね。

あくまで「自分が良かれと思ってやっている美容法」が、本当に効果があるのか。メーカーの謳い文句に乗せられているだけじゃないのかをジャッジするのには向いています。

また、巷では様々な美容法とともに「これは危ない」「これはダメ」「これは毒」など、過激な言葉で人を怖がらせ、商品を売ろうとする人もいます。その人たちの言葉を聞いて不安を掻き立てられてしまっているなら、とりあえず本書を読んで「そんなことはない」と落ち着いてみるのも良いでしょう。

中途半端な知識がアダとなる……

『オトナ女子のための美肌図鑑』挿絵イラスト

本書『美肌図鑑』は、あさよるもかつてやってた美容法がいくつも紹介されていました。

具体的には「石けん使用オンリー女子」。あさよるは肌トラブルが多く、洗剤を使うのも疑心暗鬼になってて「無添加の石けんだったら安心できる」と信じていたことがありましたw 本書でも紹介されていますが、石けんは洗浄力がとても高く、またアルカリ性の性質を持っているので、肌の弱い人が使うとますますトラブルを起こしてしまいます。

「恐怖!手作り化粧品プレゼント女子」もw 肌が弱いあさよるのために、手作りコスメを作ってくれる人がいましたw これも「無添加だから」と使ってた記憶があります。ユズの種が入っていて、今思うとあんなのよく使ってたなあと思うw これは「食品でスキンケア女子」に通じます。

「泥や火山灰に頼るテカリ女子」もあるあるですねw 鼻の黒住が気になって、ずっと炭や火山灰の洗顔料、使ってましたw

「化粧水で顔面ズブ濡れ女子」も、あさよるのことかとw 数年前までやってました。ハトムギ化粧水流行ったころね。安い化粧水でバシャバシャやるのですw

「30代から肌断食女子」は今まさに あさよるがやってるヤツじゃんw 肌断食ね~。乾燥してるときはクリームやジェルを使いますが、乾燥してなければなにもしません><

「365日“SPF50”女子」も、これ あさよるですねw SPF50もいらないそうです。30もあれば十分なんだって。

やってるやってるw

“オトナ女子のための~”のシリーズのノリについてこれるか?

本書『オトナ女子のための美肌図鑑』は「オトナ女子のための~」と銘打たれたシリーズもので、あさよるネットでも以前『糖質をやめられない オトナ女子のための ヤセ方図鑑』を紹介しました。

このシリーズ、すっごいバカな美容法に没頭している女性をバカにしきったイラストが魅力のシリーズなんですw

こんな感じ↓

『糖質をやめられないオトナ女子のためのヤセ方図鑑』ビジュアル資料

糖質をやめられない オトナ女子のための ヤセ方図鑑 (美人開花シリーズ) | 森 拓郎 |本 | 通販 | Amazon

女性が読む場合は、要は「自虐」ネタでケラケラ笑っちゃうんですが、このノリが苦手な方にはオススメしません(苦笑)。自分のバカでケナゲな努力を「自虐」で笑える方は、ぜひ一度お手に取ってみてください。「ああ、こんなヤツいるなあ」と笑えるし、なにより「これ自分のことやんw」と爆笑しちゃうw

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『見た目が若いは、武器になる。』|健康によく働くスキル

『見た目が若いは、武器になる。』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。趣味は読書とブログ更新くらいのものなので、気を抜くと髪も伸びっぱなしで「美容院へいつ行ったっけ?」状態になってしまうので気をつけねばなりません。特別なお出かけ案件がない限り、面倒なんですよね~。だけど一方で、いざ自分の身支度を整えますと、やっぱり背筋が伸びます。自分の体へのメンテは大事だと思います。

八藤浩志さんの『見た目が若いは、武器になる。』は、アンチエイジングの「若見え術」を紹介する本なのですが、自分の身体のコンディションに気をかけて、身支度を整え、気持ちよく今日も仕事をするための本でもあると思います。著者が男性であることもあり、男女共に、年齢層も幅広く、多くの人に当てはまる内容です。

「若作り」というより「ハツラツ」!

本書『見た目が若いは、武器になる。』は、著者の八藤浩志さんご自身が取り組んでおられる「若返り術」を紹介するものです。八藤さんが事業を起こし奔走しているころ、結核にかかり治療することになったことが、若返りに取り組むきかけになったそうです。幸い完治しますが、それを期に、それまでの不健康な生活を改め、いつまでも若々しくいるための習慣を身につけてこられたそうです。健康的な若さを保つ秘訣を8つのスキルにまとめ、本書で紹介しておられます。

ちなみに、著者の八藤さんご自身のお写真も本書にカラーで掲載されているのですが、確かに実年齢52歳には見えない……。お孫さんを抱いて、息子さんと一緒のお写真もあるのですが、どっちが八藤さんなのかわからない。二度見どころか、三度見、四度見してしまいました。

健康的でイキイキと

実際に8つのスキルで若返った方たちのお写真も掲載されているのですが、みなさん元の写真よりも生き生きと快活な印象に変わっておられます。単に「若作り」の痛々しいものではなく、健康的で、エネルギッシュな印象に変身なさっているのがいい感じ。

アンチエイジングって、ともすればムリして、逆に病的・不健康に見えるイメージでしたが、本書の「8つのスキル」はとても真正面から、健康生活を手に入れることが前提になっていて、安心して取り組めそうです。

8つのスキル

本書では若返りテクが8つにまとめられて紹介されています。簡単ですがここでも紹介します。

1.自撮りする!

まずは、スマホで自分で自撮りをして、自分の姿を知りましょう。画像加工アプリを使っちゃダメです。あくまで「現状を知る」ための自撮りです。そして、「自分のなりたいイメージ」をはっきりと意識します。俳優さんやモデルさんなど、具体的な人を選びましょう。このとき「好きな人」じゃないのがポイント。「なりたい自分」を選びます。その「なりたい自分」に寄せてゆくのです。そして、自分の「とっておきの一枚」を選んで置いておきましょう。

「なりたいイメージ」がわかりにくかったら「なりたくないイメージ」を挙げてゆくのも有効です。

2.設定年齢を決める!

自分の設定年齢を決めます。著者の八藤浩志さんは、ご自身の年齢を「38歳」と決めて、38歳のつもりで生きているそうです。自分の中で、自分の設定を決めてしまうのは、年齢だけじゃなく、体重も。体重計に乗る前に、体重を予想し、その後実際に計って、自分の体幹とリアルな状態を近づけてゆきます。

3.空腹とつきあう!

本書では「8時間ダイエット」が推奨されています。8時間ダイエットとは、朝食から夕食までの時間を8時間以内に収めるダイエットです。残りの16時間は消化の時間と、消化器を休ませる時間に使います。

食べすぎや飲み会があっても、1週間通してバランスが取れればOKです。シビアで神経質になりすぎるダイエットではなく、人との食事や料理を楽しみましょう。

4.髪の手入れをする

『見た目が若いは、武器になる。』挿絵イラスト

髪は老けて見えるポイントです。髪形にはこだわりましょう。シャンプーもなんとなくするのではなく、頭皮をよくほぐすように。365日、ヘアケアとともに頭皮をマッサージし、頭、顔のたるみを取りましょう。

美容室でも恥ずかしがらず「5歳若く見える髪形」をお願いしましょう。

5.美の儀式を

美のルーチンを持ちましょう。ドリンクには白湯を。顔のマッサージをしてむくみを取りましょう。そして、メイクは魂を込めて! テレビを見ながらとか、心ここにあらず状態でお化粧しないように!

んで、指の先まで美しく。手のネイルは他人のため、足のネイルは自分のために楽しもうと啓もうしておられます。

6.体幹を鍛える

体幹トレーニングです! 姿勢が悪いと一気に老け込んで見えます。美人姿勢を自分のものにしましょう。そして、背中に自信がある「背中美人」になりましょう。

7.睡眠の質を上げる

睡眠は大切な時間です。睡眠時間6時間は死守しましょう。寝るときは、寝ることに集中する。睡眠導入の儀式を持ちましょう。

8.薄いピンクを味方につけろ!

薄いピンク「ファースト・ピンク」は若返る色だそうです。手のネイルはファースト・ピンクで。かかとケアや、白い歯のお手入れなど、細かな身体のテクスチャにまで気を配りましょう。

しんどくない「若々しさ」を

「人生100年時代」と呼ばれるように、わたしたちの予想される寿命はとても長いものとなりました。一つしかない体を長期間使うのですから、「若々しさ」を気にかけている人も多いでしょう。「アンチエイジング」は女性だけのトレンドではありません。著者の八藤浩志さんが男性であることもあり、本書は幅広い年齢層の男性にも当てはまるでしょう。

若返り8つのスキルのうち1つめの「自撮り」は、効きそうですね。あさよるは写真が苦手で、撮られることもほぼないし、自撮りなんてしたこともありませんでしたが、確かに自分の姿を客観視するには、写真を撮りためてゆくのがよさそうです。また、「なりたい自分のイメージ」を明確化しておくというのも大事だなあと、さっそく踏雑誌から女優さんの写真を切り取ってみました。うーんでも、あさよるのキャラにあった人をこれから探します。

自分の「設定年齢」を決めるのは有効だろうと実感します。あさよるは浪人して大学に入学したので、同窓生が年下なんですよね。んじゃ、自分も年下の同窓と同じ年齢だと錯覚して生きていて、気分は若いままかもしれないw 友だちと一緒に居ても、年齢差も感じないし(あさよる的には)。年齢を「錯覚」して生きるのは、確かに若い気持ちを維持するコツかもしれません。

著者の八藤浩志さんはネイルサロンを経営なさっている方で、爪の先までのお手入れの考え方も触れられています。今、男性向けのネイルサロンも増えているようですし、爪を磨きたくなりますw まさに頭の先から爪の先まで、お手入れしきった状態で、一瞬でも長くいれたら素敵ですね。

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『これ一冊でわかるメイクの基本』|新生活!社会人の化粧を

『これ一冊でわかるメイクの基本』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。あさよるは最近になってお化粧が楽しく感じるようになりました。若い頃はオシャレに全然興味なかったんですよね。あさよると同じように、これからお化粧を始める人、自己流のメイクが正しいのか不安な方は、ぜひ書店でメイクの基本を教える本を手に取ってみてください。探すとプロのヘアメイクさんが書いた本がたくさんあります(基本を教える本がオススメです)。

今回は『これ一冊でわかるメイクの基本』という、ズバリ理想的なタイトルの本を紹介します。あさよるも本書は教科書のように何度も読み返しました。

〈メイクの基本〉を教えるものですから、今のトレンドメイクは反映されていません。まずはベーシックを知る内容です。ですので、長らく流行中の〈ナチュラルメイク〉とは違うことを最初にお知らせしておきます。本書の通りメイクをすると「しっかり大人のキレイ目メイク」に仕上がると思います。お仕事やデートやお出かけ・お呼ばれと、オールマイティに対応できるメイクです。基礎の基礎として修得しておきましょう。

メイクの基本のキ!

『これ一冊でわかるメイクの基本』というタイトル通り、メイクに関する誰も教えてくれない〈細かいところ〉まで写真や図解たっぷりにレクチャーされています。女性誌・ファッション誌でメイクの特集を見ていても、実は大まかな手順の紹介で、細かい「手の動かし方」「道具の扱い方」「使用する化粧品の量」「道具の管理の仕方」など、一番大事なトコロをなかなか教えてくれるものはありません。

あくまで雑誌はエッセンスで、細部まで知りたいときは本を探すのをオススメします。

あなたの〈顔の形〉は?

それぞれの顔の形がいくつかのタイプに分類されています。「卵型」「ベース型」「逆三角形型」など、聞いたことがあるかもしれません。ご自分で鏡を見て、自分の顔のタイプがわかりますか? 一目瞭然の方は良いですが、実際、自分がどのタイプなのか分からない人は、本書『これ一冊でわかるメイクの基本』をどうぞ。

「丸顔」「面長」「角顔」「逆三角形」「卵型」と顔の形を5タイプに分け、実際に自分の顔にマークをつけながら形を見る方法が紹介されています。自分の顔って、客観的に判断するのが難しいですから、実際に顔に印をつけながら、冷静に自分の顔形を知りましょう。

理想的な〈顔の形〉を知る

自分の顔のタイプがわかったら、次は「理想的な顔の形」を確認します。自分の顔を、「理想的な顔の形」に近づけていく手段が〈お化粧〉〈メイク〉の力なんです。だから、自分の顔と、理想の顔を冷静に知ることが大切です。

また、それぞれの顔のタイプ別に、似合うメイクのテイストが違います。似合わないメイクをして落ち込むより、自分にバッチリ似合うメイクを知りましょう。それぞれ顔の形の「悩み」もありますが「長所」もあることもお忘れなく。

メイクの基本

ベースメイク・ポンとメイクも、とても丁寧に、一つ一つの手順ごとに紹介されています。

基本的なメイクの道具

メイクに必要な化粧品や、道具の種類、道具の扱い方も写真や図解を用いて丁寧に解説されます。ファンデーションを塗る前には、日焼け止めクリームや下地剤を塗布します。基本的なことですが、大事なステップです。顔に乗せる量や、塗り広げ方まで。

ファンデーションには〈リキッドタイプ〉〈パウダータイプ〉〈クリームタイプ〉等、種類があります。これらの特徴や使い分け方など、初心者には謎すぎる「違い」まで紹介され、痒い所に手が届く感じ。

基本的なメイクの順番

メイク道具とともに、超重要なのはメイクの順番です。あさよるも、長らく日焼け止めクリームと化粧下地、カラーコントロール用の下地材など、どの順番で使えばいいのか知りませんでした。いつも雰囲気で使ってたんですね……。

基本、ベースメイクは日焼け止め→化粧下地→コントロールカラー→コンシーラー→ファンデーション→フェイスパウダーと使う順と、それらを具体的に顔のどの部分に置き、どのように塗り広げるのかも写真で解説されます。

その使い方

道具の種類、メイクの順番と共に大事なのは道具の使い方です。本書は基本は手や化粧品に付属のチップやパフ、ブラシで対応できます。しかし、やっぱりもう一歩本格的に、〈良い道具〉が欲しくなります。実際に化粧品を使用している様子を見ていると、付属のアイテムよりも、専用のメイク道具の方が優れていることがよくわかります(粉含みとかね)。

メイク中級者へ進むためにも、道具の基礎的な使い方を知れるのも良いですね~。ワクワクします。

トラブル・お悩み解消法

基本的なベースメイク、ポイントメイクをまずは習得した後に、トラブル・悩み別の対処法もまとめられています。こちらは主に、肌トラブルへの対処と、パーツ別のお悩み編。あくまで基本的なトラブルの解消法です。

顔の形のコンプレックスを力技で隠す系じゃなく(一重まぶたを糊で止めたりとか)、プロの技って感じで、より肌をきれいに見せたり、より仕上がりが美しく見えるような解消法です。

あくまでトレンドメイクではなく、「基本」であることがわかります。

スキンケアの基本

忘れてはならない〈スキンケア〉にもきちんとページが割かれています。〈スキンケア〉とはクレンジング→洗顔→化粧水→美容液→乳液&クリームのステップだと紹介されています。上手にやれば美しさをつくりますが、間違ったやり方をしていると、逆効果になることもあります。

スキンケアの目的も把握し、意識しましょう。〈美白〉〈保湿〉〈アンチエイジング〉〈引き締め〉と聞いたことがありますが、それぞれがなぜ必要なのか、どうすればいいのかを押さえましょう。

スキンケアに必要な道具の選び方のガイドラインもわかります。

〈手順〉や〈道具〉の説明

本書『これ一冊でわかるメイクの基本』は、タイトル通り、この一冊でメイク~スキンケアまでの手順と、それに費用な化粧品の説明、化粧品の選び方が解説されている良書です。ただし、あくまで〈手順〉〈道具〉の説明に終始している点に注意が必要です。

具体的な商品名はナシ

もし、具体的に、どのメーカーの、どのアイテムを買えばいいのか知りたい方は、本書は不案内です。なぜならば、本書はメーカーや商品名は伏せて、あくまで〈手順〉〈道具〉の説明に徹しているからです。

化粧品は次々と新しい商品がリリースされ、そして目まぐるしく入れ替わってゆきます。ですから具体的な商品名を出したところで、時間が経てば手に入らない商品になってしまいます。本書は、メイクの流行や新商品上品ではなく、長く使える〈知識〉に重きが置かれています。

新商品情報を知りたいなら、ネットや雑誌がおすすめです。

基本は本で、流行は雑誌で

『これ一冊でわかるメイクの基本』挿絵イラスト

メイクの流行は目まぐるしく、次から次へと移り変わってゆきます。書籍化され、長い間読まれる〈本〉は流行ではなく、基本的な道具の選び方・使い方が紹介されたものを選ぶと、しばらくの間役立ちます。

一方で、今の流行、トレンドメイクを知りたいなら、情報を先取りするメイク情報サイトや、プレスリリース、女性誌・ファッション誌をチェックするのがオススメです。季節の新商品一覧なんかも役立ちます。

本書『これ一冊でわかるメイクの基本』は2011年に出版され少し時間が経っている本ですが、今でも通用する基礎的な知識です。手元に一冊、網羅的にメイクの手引書があると、どんなメイクにも対応しやすいでしょう~。

併せて読みたいオススメ本

『正しいヘア&メイク事典』/尾花けい子,朝日 輝

『ビジネスファッションルール 武器としての服装術』/大森ひとみ

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スキンケアの本

ヘアケアの本

ネイルケアの本

女性のスタイル・生き方の本

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『「お湯だけ洗い」であなたの肌がよみがえる!』|上手なお風呂の入り方

『「お湯だけ洗い」であなたの肌がよみがえる!』挿絵イラスト

こんにちは。冬の乾燥に悩む あさよるです。お風呂上りにニベアのクリームを塗るようしてますが、やっぱ痒い! で、もうすぐ花粉の季節到来だし、気が重い……と、肌ケアを見返したいなあと『「お湯だけ洗い」であなたの肌がよみがえる!』を手に取りました。男性にもオススメです。

本書は医師による著書で、洗剤で洗わなくても、お湯だけでも十分汚れは落ちるんですよ、というお話です。また、医師として、洗剤で洗いすぎて乾燥から身体のトラブルを抱え来院する人の話にも触れておられます。なんと、日本で「毎日ボディーソープで体を洗う」という習慣が広まったのは昭和の頃で、その頃から目に見えて肌の乾燥からの患者の数が増えたそうです。

お湯だけでキレイになる

『「お湯だけ洗い」であなたの肌がよみがえる!』挿絵イラスト

この本の内容、タイトルがすべてです。洗剤を使わなくても、「お湯だけ洗い」で十分、日常の身体の汚れは落ちます。もちろん、職業柄、機械油などの特殊な汚れが身体につく人は専門の洗剤で洗うよう書かれています。あくまで「一般的な身体の汚れ」はお湯で十分、ってことです。

ちなみに、便や尿もお湯だけで洗い流せるそうです。確かに言われてみれば、有機化合物だからお湯で十分。言ってみれば、採れたての野菜についた土を水でザっと洗い流すだけで十分きれいになるのと同じですね。

皮脂汚れも、お湯で流すだけでもだいたい落ちる。で、別に完全に落とす必要もなくって、勝手に落ちるまで放っておいても心配いらないそうです。お化粧する人は、化粧はそれぞれクレンジング剤で落とすのですが、「メイク汚れも少し肌に残っててもいいのよ」という、美容系のコラムでは絶対書かれないことが! これも、別に肌に化粧品が少し残っていても、勝手に肌がターンオーバーして入れ替わってゆくからですね。念のため、「いっぱい残ってる」のはダメですよw クレンジング剤のいらない、お湯で洗い流せる程度の薄化粧にするのも手です。

×洗剤を使うな → ○使ってもいい

『「お湯だけ洗い」であなたの肌がよみがえる!』では、「お湯だけでも汚れは落ちるよ」という話であって、くれぐれも「洗剤を使ってはならない」という本ではありません。本書内でも、洗剤が使いたいなら使えばいいし、むしろ適材適所で洗剤を上手に使うべきなんですよね。

あくまでも、「毎日洗剤で洗わなければならない」と思い込まなくても良いということ。あと「その時々で変えればいい」ということ。どういうことかと言うと、例えば、シャンプーを使わずお湯だけで髪を洗う「湯シャン」というのを始めると「一生、湯シャンしかしてはいけない」わけじゃない。当たり前だけど。「今日は湯シャンにしよう」「今日はシリコン入りシャンプーを使おう」「今日はノンシリコンシャンプーで」てな風に、その都度使うものを変えればいいんですよね。

「お湯だけ洗い」も、お湯だけでも汚れは落ちるんだけど「洗剤でスッキリしたい」日もあるし、なんか肌がヌルヌルしてるなあと思ったら、洗剤を使えばよいのです。臨機応変にね。

気になる「臭い」について

例外もあります。例えば10代の若い人たちは、洗剤を使うことがおすすめされています。若いだけに分泌物が多いんですね。ただし、ニキビが気になるなら、逆に洗いすぎている可能性もあるから、洗剤の頻度を変えてみる。

あと、加齢臭についても。汗自体は臭くないのですが、お風呂に入ってから12時間くらい経つとシャツに汗や皮脂がつき、それを細菌が分解し酸化して「加齢臭」となります。この間の時間が12時間だそうです。夜8時にお風呂に入ったら、朝の8時には匂いを放ち始めるんですな。本書では朝シャン、できれば朝風呂推奨です。

体臭を気にするのはエチケットの範囲でしょうが、無暗にゴシゴシと洗剤で洗いまくると、かえってそれが体臭の原因になっていることもあるそうです。むしろ、科学的な知識を得ることで「必要なこと」「しなくていいこと」が明確になって、取り組みやすいですね。

男性にも!

本書『「お湯だけ洗い」であなたの肌がよみがえる!』は、健康管理や身だしなみのお話ですから、老若男女に当てはまる内容です。特に、男性も手に取ってみてください。というのは女性の場合、美容に興味のある人なら、本書にある肌のしくみや肌表面の細菌の話など、すでに知っている方もいるかもしれないからです。本書に書かれてることってめっちゃシンプルで「汚れはお湯で落ちる」「洗剤を使ってもいい」ってだけですから、物足りない人もいるかも!? それくらい、ど真ん中な内容なんです。

あさよる的に驚いたのは「え、みんな毎日、洗剤で身体洗ってんの!?」ということでしたw 先述した通り、あさよるは乾燥肌で体が痒くなるので、「洗剤で洗わずに済むなら洗わない」のが定番でした>< ちなみに、洗剤も数種類用意していて「今日は界面活性剤の洗剤を」「今日はアルカリ性の洗剤で」「今日は洗浄力が強力なのを」と使い分けにハマっていました。オタク乙w

本書を読んで、楽しく気持ちよく、自分のコンディションに合わせて選べばいいんだと再確認をしました。そのための知識が必要なことも。

関連本

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『佐伯チズ メソッド 艶つやメイク』|素材から艶やかに

こんにちは。過去の自分の記事を見返して、冬の乾燥対策を今さら始めた あさよるです。記事と本を読み返したのは『今さら聞けないスキンケアの正解』でして、本の中に「美容液を使うべし」と書いてあって、めっちゃ久しぶりに美容液を買ってきました。で、やっぱ使うと肌がピーンと張った感じがして気持ちいいですよね。調子に乗って体にも塗っておいたw

ちなみに、新しく買ってきたのは「ちふれ化粧品」の「美白美容液 VC」です。肌断食と言いますか、長らくほぼスキンケアをしてなかったので、すごく久々で気持ちいいですw 安いし、詰め替え用もあるので、体にも使ってみようかしら……。

「艶」をつくる!

『佐伯チズメソッド 艶つやメイク』は、その名の通り「つや」を作るメイク法です。といっても、ペタペタと塗りたくるメイクじゃないのです。むしろ、汚れはしっかりと取り払い、筋肉をほぐし、むくみを取って、肉体そのものの「つや」を作るメソッドなのです。

佐伯チズさんには『頼るな化粧品!』という著書があります。これは、「化粧品は使うな」という意味ではなく、自分に都合の悪いトラブルを化粧品を塗ることで解消しようとすることへの警告です。体調管理や手入れを怠ってはいけないのです。『艶つやメイク』でも、シミが気になるからレーザーを当てようかというお客様に対して、きちんと対処すればシミは薄くなると説いています。

また、自分のコンプレックスも受け入れられるように、自分を変えていく大切さも。例えば、本書が最初に出版されたのは2005年で、当時は髪を明るいカラーに染め、目の周りを真っ黒に塗りたくるメイクが流行っていました。ブロンドの髪はステキですし、外国人のようなスッと細くて高い鼻や、大きな目も憧れます。だけど、自分の持っている姿かたちも同じように大事で、ステキだと思えるようになりましょう。「謙虚」なのか、日本人は自分の容姿を悪く思っている人が多いんだそうです。自信のなさや劣等感は見た目にも表れますから、どんどんネガティブに働いてしまいます。

自分に自信を持つためにも、自分をぞんざいに扱わずに、手間暇をかけてみるのも良いですね。脳科学者の中野信子さんの著書『科学がつきとめた「運のいい人」』でも、運のいい人や世界で活躍する人は、自分を大事に扱うと紹介されていました。

普段は素材を見せるメイクで

佐伯チズさんが推奨するメイクは、ナチュラルメイク。もちろん、特別な日は華やかに着飾ればよいのですが、普段の日常メイクは抑え目に。で、佐伯チズさんは、日焼け止めと乳液、ファンデーションを混ぜて使う時短アイデアを提唱なさっているのですが、これって今でいう「BBクリーム」ですよね。

また、化粧品を塗るときも、顔のマッサージと同時にすれば時短になります。

佐伯チズさんは自分の身だしなみに手を抜かない、その代わりに時短できるものは同時進行で、ながらの美容を提唱しておられます。特に、朝の身支度は時間との勝負ですが、佐伯チズさんはスキンケア、マッサージからメイクまですべての工程を20分で終えるというからビックリ!

メイクオフに時間をかける

かなりのページを割かれているのは、メイクオフや洗顔について。雑誌やメディアでは、メイクをする、化粧品を塗ることはたくさん紹介されていますが、メイクオフについては情報が少ないですよね。

現在では「洗いすぎは良くない」「こすってはダメ」とのコスメの宣伝文句が多いのですが、本書が出版されたころは「ダブル洗顔」「汚れを残さない」というのが主流で、ゴシゴシと洗剤で「洗いすぎ」な人が多かったそう。今は反対に、「洗えていない」ことが多いと聞きますし、「洗いすぎはダメ」も「ダブル洗顔」も化粧品の売り文句なのですが、それに振り回されるのもいただけません。またオイルクレンジングもNGらしいのです。

例えばメイクに30分時間をかけたなら、クレンジングもそれと同じかそれ以上の時間をかけて。

メイクやメイクオフの手順は、巻頭にカラー写真で収録されています。

ていねいに、しっかり、きちんと

本書の巻頭には、佐伯チズさんのオススメのコスメやアイテムが収録されています。見ているだけで心トキメク一覧なのですが、その中で「ハッ」と身につまされたものを。

それは「エチケット7」という名前で、持ち歩きする用品がまとめられていました。

  1. お気に入りのハンカチ
  2. 綿棒や爪切りを入れた容器
  3. ハンドクリーム
  4. 食後に噛むガム
  5. お手拭き
  6. ソーイングセット
  7. 保冷剤をタオルハンカチで包んだもの

はてさて「持ってて当然」と思われる方と「レベル高ぇな」と思う人といらっしゃると思います。あさよるは……ハンカチと、時々ハンドクリームを持ってるくらいですね……(;’∀’)>  こういう、ハプニングのときにサッと涼しい顔で対応できるのって素敵だと思います。絆創膏とソーイングセットくらい持っておきたいと思いました。

佐伯チズさんの美容のお話って、自分を丁寧に扱って、しっかりと最後まで、クレンジングをして、マッサージをして、体を休ませて……ということを仰っています。自分にコンプレックスがあるのなら、化粧品や整形手術の技術に頼るのではなく、マッサージをしたり手をかけて、いたわって「変えてゆく」ってこともできます。顔や体って、時間をかければどんどん形が変わってゆくんですね~。

チズさんのお話は、単に上辺のメイクや造作の話だけでなく、考え方や自分との向き合いかた、自分を大切に扱うことなんかに重点が置かれていて、いつも背筋がピッと伸びる気持ちです。

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佐伯チズさんの本

美容や健康に関する本

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『デカ目テクニック』|男性にもおすすめ!

こんにちは。月日の経つ早さについていけない あさよるです。もう1月も終わりとか信じられない……。動揺しつつ、YouTube で美容家・樋口賢介さんの存在を知りました。樋口賢介さんのメソッドと、そして樋口さんのキャラにくぎ付け!

↑この動画では、樋口賢介さんの美容法の特徴でもある、コットンくるくるクレンジングを実演なさっています。キャラが際立つのはこのへん↓

著書も数冊あるそうなので、早速『デカ目テクニック』に手を伸ばしました。あさよるは目が小さいのが悩みで、ちょっとでもパッチリ大きくなればいいのになあと思います(^^;

マッサージだけでデカ目に!

ザックリ言っちゃえばマッサージで「ムクミ」を取ると、目の周りもスッキリして目が大きくなります。マッサージとは、顔だけじゃなくヘッドスパで頭からマッサージすること。そして、女性の場合はメイク落としを兼ねて、コットンと基礎化粧品を使って顔をクルクルとマッサージすること。

このマッサージも、特に難しいワケでもなく、よくあるマッサージといえばそう。しかし、ムクミを取る。凝りをほぐし目をパッチリさせると、意識を持ってくることが重要じゃなかろうか。

特にマッサージは、男性にもおすすめです。むしろ男性の方がお化粧できない分、素材勝負ですから、スッキリとした目元は大事だと思います。

コットンくるくる洗顔(^^♪

大判のコットンを割いて、ふわふわの部分に基礎化粧品をたっぷりつけ、肌をクルクルと撫でる「コットンくるくる洗顔」かなり気持ちよさそう! 樋口メソッドでは、お湯と洗剤で洗顔しないそうです。そう、化粧品だけですべてを済ませるのだ。なんだ、その王侯貴族のような美容法! だが、近年の優秀なプチプラ化粧品なら、コスト抑え目でできてしまいそうだからスゴイ。実際に、樋口先生も長年、お湯と洗剤で洗顔してないそうです。だけどお肌つるつる。

というか、動物としてのヒトは洗顔しなくても自前の汗と脂でなんとかなってたんだろうし、お湯と洗剤で日に何度も顔表面の水分と油分を全部洗い流してしまうのが特異なのことなのかもしれないなあ~。

デカ目テクニックは動画で見れる!

本書『デカ目テクニック』に書かれているマッサージやコットンくるくる洗顔は、YouTubeの動画でも紹介されています。動画の方が手順はわかりやすいでしょうから、大盤振る舞いですね。YouTubeチャンネルのリンク置いときます。つ

むしろ、本書『デカ目テクニック』は、美容家・樋口賢介さんの考える「美」とは何かを知れる方が重要だと思います。それは、美意識が高すぎてガチガチになってるより、たまに羽目を外して徹夜したり、ケーキを食べすぎていいし、そうじゃないとダメだといいます。ストイックすぎて健康すぎても色気がない。「自意識」が高いのは結構。だけどその「自意識」でほかの女にマウンティングするならば、自分を磨くエネルギーに使いなさい。てな感じ。

月に何度か美容をサボっても、すぐに元に戻れればOKなのです。だから、そのために日常は自分に時間を使いましょう。また、難しい方法は続きませんから、樋口賢介さんのデカ目テクニックは、手順はシンプルで簡単です。

大事なのは「続ける」こと!

関連本

『今さら聞けないスキンケアの正解』/吉木伸子

『美肌革命 お金をかけずにきれいになる』/佐伯チズ

『米澤先生に聞く、肌のホントのことウソのこと55』/米澤房昭

『肌断食 スキンケア、やめました』/平野卿子

『あなたの美を引き出す 正しいヘア&メイク事典』/尾花けい子,朝日光輝

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『化学者が美肌コスメを選んだら』|データで選ぶコスメオタクもいいじゃない♪

こんにちは。

『化学者が美肌コスメを選んだら…』はブログでも人気の化学者・かずのすけさんの著書です。あさよるもかずのすけさんのブログ読者ですv

ブログの、各コスメの成分についてあれこれと書かれているテイストは引き継ぎつつ、本書はさらにコスメ全般や化学物質について、医薬品、医薬部外品の扱いなどなど、広く応用できる内容です。

ずっと手元に置いておきたいのですが、今のところ(2017/6)電書版はないようで残念です><

無暗に怖がらないために

美容や健康に関する情報が溢れかえり、何を信じていいのかわからなくって疑心暗鬼になりませんか?あさよるは肌のトラブルが多くて、でも何を信じていいかわからず、誰に相談しても嘘かホントか分からずに辛い時期が長かったデス。今は自分なりに中学高校の理科やり直しつつ、ちょっとずつ勉強をしています。ひとまず「真っ暗闇で手探り状態」の不安はなくなりつつあります。

『化学者が美肌コスメを選んだら』も、あくまで科学的な観点から化学者がコスメのレシピをジャッジするという試みで、面白く、自分のコスメ選びの参考にもなります。

かずのすけさんの考え方に共感したのは以下の部分。

成分の読み方として特に念頭に置かなければならないのは、健康な肌状態の人が常識的に使用するにおいて、化粧品の成分は「基本的に安全」だということです。

p.5

化粧品やエステや健康食品、サプリメントの売り文句なんかで「○○は毒」「△△は体に悪い」「※※には発ガン性がある」等、人の恐怖や不安を煽ることで特定の商品やサービスを購入するよう仕向ける販売方法を見かけます。また、その売り文句を信じて〈善意で〉周りの人に勧めてしまうこともあります。美容や健康への「疑心暗鬼」の出どころは、無暗やたらと不安を煽られ続けているからじゃないかなぁとも思います。現状〈知識が少ないことにつけ込まれ、不安を煽られている〉場面が多いのかなぁと思います。

『化学者が美肌コスメを選んだら』では、まず無暗に怖がらなくてもいいことを説明してから、「より安全な」「より効果的な」コスメの選び方を指南する方法が「良いなぁ」と感じました。

何にお金を使う?使用感、体験、気分、美しさ

別に本書に異論はないのですが、本書はコスメの〈成分〉と〈価格の妥当性〉がオススメコスメの基準になっているようです。これはとても面白いところなのですが、念のために言うと、ある種の〈コスメオタク〉的要素を多分に含んでいるだろうことと、著者・かずのすけさんはお化粧をしない方であることとを念頭に。

詳しく説明します。ある種のコスメオタクとは、コスメの新商品を全部チェックしたり、トレンドのコスメは必ず試してみるようなオタクもいれば、化粧品の成分、性能、コスパ等を比較し、データ収集するオタクもいるでしょう。本書はもちろん後者です。本人が楽しんでやっている分には大いに結構ですが、イヤイヤ苦しんでやるとツライことです。楽しくやりましょう。

あと、著者がお化粧をしない人だからこそ、客観的に比較ができるのだろうし、本書の面白いところです。しかし、実際にコスメを毎日使うとなると、例えば〈使用感〉〈香り〉〈触り心地〉〈大きさ〉〈パッケージ〉等々、別のことも気になります。あさよるは、コスメは〈体験〉と〈パッケージ〉にお金を使いたい。デパートの化粧品売り場へ足を踏み入れた高揚感や、BAさんにチヤホヤテキパキとお化粧されてご満悦になって、小さな製品でも豪華な紙袋に入れてもらえる喜びよ。あと、常に持ち歩く物は「見た目の美しさ」が欲しい。だからパッケージのデザインが優れた物を買いたい。この辺の優先順位はみなさんそれぞれお持ちだと思います。

コスメの選定基準は数多ある中で、『化学者が美肌コスメを選んだら…』は〈化学者が〉〈成分〉という尺度で選んでみたらという趣のものです。くれぐれも。

あくまで〈コスメだけ〉のお話

先の話に関連しますが〈化学者〉が〈コスメ〉を〈成分〉で選ぶというコンセプトが全くぶれないのも面白い。というのは、〈health & beauty〉と言われるように美容と健康は切っても切り離せないもの……というか、美容と健康は同じものでしょう。ですので、肌のトラブルにも食事や運動、生活習慣などアプローチできる要素はたくさんあります。その辺はサクッと除外してあり、コンセプトがしっかり分かりやすいのが心地よい。

健康志向の話になると、著者の考える健康感やひいては人生観や幸福感の話までごちゃまぜになってしまう気がします。あさよるはこういうポケモン図鑑みたいな本大好きです。実際にお店で販売されている製品を写真付きで掲載し、成分表を読んであーだこーだ言う。むちゃくちゃ楽しいじゃん!ソムリエみたいですね。あさよるも日ごろ、食事しながら「鰹だしの香りがいいね」「トマトの酸っぱさがいい感じに爽やかですな」とか、あーだこーだ言いながら食べています。人からはよく「とても美味しそうに食べるね」と言われて、ちょっと嬉しいのです(^^)>

さっきも書きましたが、巷には他人を不安にしたり恐怖を煽る文言が溢れています。その中で「楽しそうにコスメを選ぶ」様子って、すごく大事です。嫌々勉強するのは誰でもツライですが、楽しいことならウキウキ取り組めます。かずのすけさんのブログも、前向きに楽しくコスメ談義をしている雰囲気がとても好きです。憂鬱にならずに、楽しく明るくワイワイしましょう。

あさよる的φ(..)メモメモ

以下、あさよるが勉強になった&知らなかったこのとメモ。

・入浴剤

入浴剤は敏感肌なら弱酸性のものを。炭酸ガスが出るものはアルカリ性の物が多くて肌で悪さをする細菌はアルカリ性で活発になるものが多いため。本書ではキュレルの入浴剤がおススメされていた。

・美白するなら

美白は、そもそも日焼けしない対策が大事。肌を漂泊するコスメは肌に刺激が多くトラブルになりやすい。「日焼けをする」のは体の健康な働きであり、体を防御するための機能。メラニンを活性を抑え込むことは、肌を守る力を弱めることでもある。日傘や日焼け止めクリームで対策が一番良さげ。

・化粧品、医薬部外品、医薬品

化粧品、医薬部外品、医薬品は法律で区分されている。医薬品は薬。医薬部外品は、化粧品よりは有用成分が使われているが薬ほどではない。化粧品は薬ではないから〈効かない〉。医薬品と医薬部外品には副作用がある。なまじ効いてしまう医薬部外品でトラブルが多い。一番安全なのは副作用のない化粧品。

・デオドラント

肌に直接つける制汗剤しか知らなかったが、服に吹き付けるものがあるらしい。これいいね!本書で紹介されていたのは「デオラボ イオンクリア」「イオンダッシュネオ」。

 

化学者が美肌コスメを選んだら・・・じつは10秒で見抜けます

目次情報

プロローグ――肌の悩みは「成分選び」で軽くなる

化粧品は肌に良い?
消費者が迷い込む無法地帯
成分から良い商品を探すには?

本書の表記について

第1章 洗う・落とす

固形石けん
洗顔料
泡洗顔料
クレンジングオイル
クレンジングリキッド/ジェル

コスメより効く!?美肌の基礎知識① 洗浄力をコントロールする

第2章 肌を整える

化粧水
自然派化粧水
乳液
美容液
クリーム

コスメより効く!?美肌の常識② 健康でキレイな肌の育て方

第3章 刺激から守る

化粧下地
日焼け止めクリーム
日焼け止めジェル/ローション
リップケア

コスメより効く!?美肌の基礎知識③ 「医薬部外品」の正体は?

第4章 若々しく見せる

美白ゲル/クリーム
美白美容液
シミ対策美容液/クリーム
抗シワ美容液
シワ伸ばし化粧品

コスメより効く!?美肌の基礎知識④ はまってほしくないNGケア

第5章 全身のトラブル肌ケア

ボディソ-プ
ボディクリーム
ボディ用日焼け止め
ビキビケア
ハンドケア
入浴剤

コスメより効く!?美肌の基礎知識⑤ 家事用品選びもスキンケアの一つ

第6章 汗・ニオイを解決

制汗・デオドラント剤
汗ふきシート

第7章 健康な髪・地肌を保つ

シャンプー
トリートメント
カラー・パーマヘア用シャンプー/トリートメント
アウトバストリートメント
スカルプシャンプー

エピローグ――コスメに化学者ができること

付録① コスメ選びの20カ条――一生役立つ美肌づくりの法則
付録② コスメの特徴を見抜くための主な成分100選

参考文献
「オススメ!」コスメ問い合わせ先リスト

かずのすけ

本名・西 一総(にし かずさ)。一九九〇年福井県生まれ。京都教育大学教育学部を経て、二〇一六年に横浜国立大学大学院環境リスクマネジメント専攻を卒業(環境学修士・教育学学士)。専門は有機化学で、大学では化粧品リスクと消費者教育に関わる研究を行なう。現在は研究活動のかたわらサイト運営や化粧品の企画開発、セミナー講師、執筆業などにも携わる。二〇一三年九月よりブログ「かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき」を運営。確かな知識を生かした化粧品解析やわかりやすいコラムで、肌・髪に悩む多数の読者の信頼を得ている。
http://ameblo.jp/rik01194/

『肌断食 スキンケア、やめました』|基礎化粧品って化粧品なのね…

こんにちは。肌断食をしている あさよるです。

いや、「肌断食しよう」って意志はまったくないのですが、結果的に「こういうの“肌断食”って言うんじゃね?」という状況になっているのです。

知人がスキンケアをしない美容法についてSNSに投稿しているのを見て、とりあえず『肌断食』という名前の本を取り寄せたのでありました。

スキンケアやめたら肌キレイになった件www

『肌断食 スキンケア、やめました』。内容は、スキンケアの一切をやめてみたらどうなるか!?という自分の身体を使った実験の経過を記したものです。

著者は翻訳家で、出版の世界の近くにいらしたから、こうやって書籍にまとまっている。きっと、違う分野でご活躍してらしたなら、ブログに経過を綴り、ブロガーとして活躍なさっていただろう!

そんな感じで、スキンケアをやめてみたwwwという唐突な出だしから始まり、1年強の間、クリニックで経過を見つつ肌の変化を記録されています。

著者は翻訳家です。医師でもなければ美容家でもありません。

ですから、非常に行き当たりばったり的だったり、科学的な裏付けもありません。あくまで、実録の体当たりレポなのです!

余談ですが、その「科学的でない」ってのは徹底されていて、なんてったって根拠として「ためしてガッテンで見た!」なんて情報まで飛び出します。

もうね、これ、意図的なんでしょう。意図的に徹底的に「体当たり」のみに焦点を絞っているのが、スゲー!と感動しました。なぜって、これを御年70を迎えようかという女性がトライしているのも感動!

女性の、美の追求は尽きません!

「肌断食」の“正しい”方法はわからない

『肌断食』を読んでも、「正しい肌断食法」はわかりません。

あくまで、著者は「この方法でやったでー」という体当たり記録ですからね。

我々、社会生活をしていますから、ある日突然顔に塗るものの量や種類が変わったら、慣れるまで調子が狂うのではないのかな?と思わなくもありません。

なぜなら、ガタガタザラザラの素肌を、化粧品を使ってスムースに塗りつぶすのが基礎化粧品の仕事だからです。

なので、スキンケアしてない、ガタガタザラザラの肌こそが、自分の本当の肌の姿……この素肌のコンディションを上げいくことが大切なのですが、基礎化粧品を使い続けていると、基礎化粧品後の肌が自分の肌だと勘違いしちゃうんですね……。

ということで、突然スムースじゃなくなったら、これまでのメイクテクニックが使えなくならない?

思い込みしてるなら、眼から鱗かも

著者は「スキンケアをやめても構わない」という知識に触れたとき、天動説を信じていたのに、地球が太陽の周りを回っていたのか!と気づいてしまったと喩えておられます。

そんな大げさな……と言いたくなりますが、マジで、それくらいの発想の逆転が起こりるんです!

もちろん、そもそも事実とは逆さまに理解した自分が過去にいるのですが……。

それは、基礎化粧品は、肌のザラつきや凸凹を補正するための「化粧品」だ、ということです。そもそも基礎“化粧品”なんですから、化粧品であるに決っているのですが、肌がきれいになる「魔法の薬」のように感じていませんか?

もし、基礎化粧品を使えば、薬のように「肌を治す」ようなイメージがあるなら、それは間違いです。あくまで「キレイに“見せる”」ものです。

正直、どっちでもいいんんじゃない?

肌をきれいに見せたいとき、化粧品は有効です。

あるいは、基礎化粧品を使うことで心が豊かになったり、リラックスしたり、良い効果もあるでしょう。

あさよるも、以前はまぁまぁ高級な基礎化粧品をライン使いして、かなり心身ともに満たされていました。体調が悪かったり、気分が落ちているときなんかに、集中して襟を正して美容クリームを塗るのとか、かなり“上がり”ます。

ただ、単純に化粧品が肌に良い/悪いで考えると、決して良いとは言えないでしょう。

それは、こってりあまーいショートケーキが、体に良い/悪いで考えると、「食べないほうがいいだろうなぁ」というのと同じです。でも、スイーツでホッとしたり、好きな人と一緒にお茶するのも、良い効果があるでしょう。

スキンケアにも癒やしや気分転換の作用があるでしょうから、悪いものとは言い切れません。

あくまで、著者の美容オタク的好奇心が爆発している内容だろうと思います。ちなみに、あさよるも経緯は全く違いますが、思うところがあって基礎化粧品は使わないようになりました。

まぁ、あさよるの実体験でも「基礎化粧品、使わなくても平気だよ」と思います。そして「ここぞ」というときに基礎化粧品使うとヤバイ。めっちゃいい。

どんなものにもポジティブな側面とネガティブな側面があります。基礎化粧品の良い面と悪い面を踏まえた上で、自分にとって、基礎化粧品が必要か、不要か、考えるために、本書は結構いいきっかけになるかと思います。

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【2016年のまとめ】 今年人気だった記事ベスト20!その2

 

本年紹介した書籍の中から、アクセス数の多かったベスト20をまとめました。

結構いろんなジャンルに渡って、いい感じにバラけたベスト20になって嬉しいです。本日2日目。ベスト10の紹介です。

あさよる的に「この本がべすと10に入るんだ!」と意外なものが多数で面白いです。

今年はたくさん本を読んだつもりでしたが、結構内容まで覚えているもので、インプット(読書)+アウトプット(ブログ)っていいかも!と思いました。

 

本年もごらんくださったみなさん、ありがとうございます。

良いお年を~!

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