ビジネス・経済

『加速成功』|夢・成功を近道で!

こんにちは。怠けのものの あさよるです。怠けものだから、頑張らないための努力なら惜しみません。もしものとき頑張らなくても済むように、日ごろから用意・準備をしておく習慣付けには余念がありません。

そんな あさよるの習慣と相性が良さそうなのが『加速成功』でした。成功するための最短距離を行っても良いのだ。

大きな成功を収めるには

『加速成功』の著者、道幸武久さんは、学生時代の夢と成功体験から、サラリーマンを経て起業し成功なさった方です。学生時代から「成功したい=お金持ちになりたい」と考えておられたそうですが、証券会社の営業職に就き、実際に社会的に成功した方々と対面するうちに、もっとリアルな「成功像」が見えてきたそうです。また、学生時代にブラジルへ留学して、そこで学んだ経験も活かされています。

本書『成功体験』で知れることは、まずは「学びは役に立つ」ということ。

「学びは役に立つ」とは、机に向かって黙々とする勉強も学びですし、社会の中で人と関わって学ぶこともあります。そして、それらに時間もお金も惜しんではなりません。

新入社員の頃、仕事中に近くのサウナに行くと、社内のトップセールスマンの先輩と出くわします。そこで、どうすればトップセールスマンになれるのかと質問すると、「営業の本をたくさん読め」と助言されます。しかも「悪い本が9割だから、直感でこれは良い本だとわかるようになったら、成績がトップになる」と教えられました。さらに、毎月の書籍費が手取り16万円のうちの4万円あてるよう言われます。先輩は「良い本」を教えてくれませんでした。そして実際に自分で本を買って読んでみて、良いか悪いか判断している内に、だんだんと直感で良い本がわかるようになり、ハズレを買わなくなったころには、本当に営業成績トップになっていたそうです。

「9割が悪い本」ということは、最初のうちに買って読んだ本の9割は失敗だったということでしょう。だけど、失敗を何度も繰り返してゆくうちに、だんだん良い本を当てるのが上手くなってゆきます。失敗を重ねた数だけ、経験値が上がってゆき、目利きができる。最初から良い本ばかり与えられていては、自分の力で見極める力は身に付きません。「学び」には、失敗の経験も不可欠なんですね。

また、一日1時間の勉強習慣だけでも、周囲と差をつけられるそうです。大学に入学と同時に勉強の習慣を手放してしまう人が多いですから、たった1時間でも勉強する習慣があると、それだけで抜きんでてしまう。この現象はどうなんだと思いつつ、ちょっと勉強するだけで特別になれるってすごい。

また、「怠け者」が仕事ができる人だとも紹介されています。勤勉な人と怠惰な人、優秀な人と無能な人がいたとき、一緒に仕事をしたいのは「優秀な怠けもの」です。彼らは自分が楽をするために、アイデアを出して、手間を少しでも減らし、最小の力で最大の効果を得ようとします。

楽に大きな成果が出る事柄を「スウィートスポット」と称されていました。このスィートスポットについては『ユダヤ人大富豪の教え』の本田健さんは「〈楽しいこと〉〈ワクワクすること〉〈得意なこと〉の3つが重なる部分」と紹介しています。

さらに『成功加速』では、〈楽しい〉〈ワクワク〉〈得意〉に〈ワガママ〉をプラスしようと呼びかけられていました。ワガママというのは、自分勝手をすることではなく、「自分のよいとことを最大限に活かすためのワガママ」と称されていました。自分の長所と弱点を見極め、自分を最大限に活かすことにこだわります。

「できる!」からはじまる

なにをするにも「できる」と自分が思わないと何もできません。まずは「こうする」と決めないと何も始まらないし、次いで「できる」とイメージし続けないと、できることもできません。これって、結構身近でもよく起こります。「○○しちゃダメ」と考えてしまうとその「○○してるイメージ」が脳内で浮かんでしまって、結局イメージ通りになっちゃいます。よく「浮気しちゃダメ」というと、相手に浮気している自分をイメージさせてしまうから、本当に浮気をしてしまうという話がありますねw

人は良くも悪くも、脳内でイメージした通りにしか行動できないのです。

自分に枷をつけてはいけない

あさよるはいつも、「2時間で3冊本を読みたいな」と思っていたら、本当に2時間で3冊ちょうど読み切ってしまって、落ち込むことがよくあります。それは読了後「もっと集中すれば、4冊5冊読めたんじゃないか」と感じるからです。つまり、自分で「2時間で3冊」と予め制限を設けたことで、集中力を「2時間で3冊分」に下げてしまっているのです。反省点は「2時間で5冊とすればよかった」ということと、さらにもっと言えば「自分の制限なんて無視して、全力を出し切りたい」という劣等感もあります。

目標を立てるのは良いことです。だけど、その目標のせいで、全力を出さずにヌル~くやっちゃってたら、そんな目標ないほうがマシかもしれません。

絶対無理な、届かない目標というのも、これはこれでヤル気を削ぐものですが、低すぎる目標も自分を成長させません。全力を出せば届く目標を立てられるようになる必要がありますね。

最短で夢をかなえていい

タイトルの『加速成功』とは、成功するために時短してもいいというメッセージが含まれています。成功のためには、地道で長ぁ~い下積みや、コツコツと努力をし続けないといけないわけではない。「成功には時間がかかる」と思い込んでいると、本当に成功までの時間がかかってしまいます。

そんな思い込みは捨てて、さっさと成功しちゃってもいいのです。収入を早く増やしてもいいし、今転職してもいいし、自分の得意でワクワクして楽しい仕事を今初めてもOK。

また、自分の「夢」は本当何なのか見極めることも大切です。サッカーが得意だった人は、そのままプロのサッカーチームに二軍で入団して、一軍を目指すのも夢だし、サッカーで培ったリーダーシップを活かして就活し、別業界でも成果を残して、また子どもたちへサッカーのおもしろさを教えるのも、これも夢のかたちです。

自分の好き、ワクワク、得意を加味して、自分にとっての最短で最善の夢を実現できると良いですね。

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『数に強くなる本』|数字が苦手なら!人間らしい営みに触れよう

こんにちは。自習を再開した あさよるです。ものすごーくスローペースですが、英語と数学の復習をのろのろとやっていました。最近停滞気味だったので、本書『数に強くなる本』を読んだことをきっかけに、意識的に自習の頻度&時間を増やそうと思いました。

なんで英語と数学かというと……あさよるがむっちゃ苦手で大嫌いな英語をするのが嫌すぎるので、好きで何も考えずに作業としてできる数学との抱き合わせにしていますw あと、論理的に考え、論述する訓練として数学をグリグリとやる習慣は持っておきたいと粘っております(いつまで続くやらだけど(;’∀’)

「苦手」が数字を遠ざける><

『数に強くなる本』は、数字を見るだけで無意識に読み飛ばしてしまう人、数字を突きつけられると「イヤぁ~!」と逃げ出してしまいたい人へ向けられた「数字に強くなるための本」です。

ああっ! 逃げ出す前に聞いてください。この本は数学の本ではありません! もちろん、算数の問題も扱っていますが、本書の趣旨は「数って面白いんだよ」「数で表せるって便利なんだよ!」って語りかける内容です。

もし数字を「無味乾燥で味気ないもの」「人の温もりのない冷たいもの」と感じておられるなら、本書『数に強くなる本』がおすすめです。なぜなら、数は人の営みに直結しており、数の歴史を知ることは文明の歴史を知ることだからです。数を通して人間は宇宙を想像します。とても人間味あるものなんですね。

現金割引とポイント還元とどっちが得なの? とか、GDP、偏差値、少子化など、身近な問題も、数字に表すことで手に取れて考えやすくなります。身近な物事をより理解するために、『数に強くなる本』はおすすめです。

あさよる、数学は好きなんだけど……

実はあさよる、10代の頃一番得意で好きな科目が数学でした。だから数字に苦手意識がないので、こんな『数に強くなる本』なんて本も心理的抵抗なく読めます(得意と言っても、予め用意された問題を解くのが好きなだけで、独創性があるわけではない)。

だけど、苦手な科目はもう、ダメ。あさよるの苦手&嫌いなのは科学・化学と英語でした。あさよるにとっては、どちらも意味のわからない文字列をただ丸暗記しなければならないのが苦痛で、苦手&嫌いです。苦手&嫌いというのはエライもんで、化学式も英文も、書かれていても目に留まらないんですよね~。そもそも読む気がない……というか、意味のある記号として認識すらしてない感(;^ω^)

「数学が苦手」って人も、これと同じで、そもそも数字が目に入ってこないんじゃないでしょうか。だけど、数字のない世界はないし、数字は上手に扱えた方が便利だし、なにより面白い。この「面白い」を最大限伝えようとしている本って『数に強くなる本』以外にもたくさんあります。

映画もヒットした『博士の愛した数式』なんかで、数学、数って面白いなぁと思われた方も多いでしょう。

博士の愛した数式 (新潮文庫)

あるいは『フェルマーの最終定理』とかね。難しいことはさておき、文明が始まって以来の数学者たちの列伝になっていて、普通に読み物として面白い本です。あと、豆知識的な話題も豊富。

別に数学の勉強をしなくても、数字や数学を扱った本はたくさんあって、面白いんです。だから、苦手意識持たずにぜひ読んでみて欲しいです。

あさよる的に過去に読んで面白かったのは『数の歴史』とかね。これは1、2、3、4…と数がどのように生まれたのかの歴史が紹介されたもの。

数の歴史 (「知の再発見」双書)

数学の本じゃないけど、数を扱うってので『「無」の科学』も、幅広い分野の「無」について書かれている本で、浅く広い知識に触れられて面白かった。

ここまで書いて、数学嫌いさんのための、数学の面白さ、身近さを説く本ってたくさんあるけど、英語嫌いのための英語の面白さ、身近さを説いた本ってないわね……。というか、やっぱ苦手&嫌いだから、そもそも英語学習を扱った本をチェックしてないのか……。

じゃ、じゃあ、『数に強くなる本』も結局、数学は苦手じゃない人しか読まないのかしら……

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『読書という荒野』|いくら読んでも満たされない読書欲

こんにちは。読書の秋がはかどっていない あさよるです。バテバテだった真夏よりは読書に時間をさけるようになってるんですが、なんだか日々が慌ただしくて本が読めていません>< 食欲の秋だったり、スポーツの秋だったりと、忙しいですからね。夏の間延期していたことがどっと押し寄せてきた感じです。

さて、今日読んだのは見城徹さんの『読書という荒野』です。見城さんは幻冬舎の社長で、数々のヒット作をつくった編集者でもあられます。

この「荒野」という響き、先日図書で『オオカミと野生のイヌ』という写真集を読みまして、荒野で一匹オオカミがジロリとこちらを見ているようなイメージが湧きました(図書館ではもっぱら動植物の写真集や図鑑を見るのが好きです)。

オオカミと野生のイヌ

実際にはオオカミは家族で生活するそうで、「一匹狼」とは親離れしてまだパートナーと出会う前の若い個体だけだそうで……って、オオカミの説明はいいやw

『読書という荒野』の表紙も、見城さんがジロリとこっちを見ておられて、最初は「これは一体なんの本なんだ」とドギマギとしてしまいましたw

無我夢中に読書する

『読書という荒野』は、幻冬舎の社長・見城徹さんが本を読みまくり、編集する理由の一端に触れることができます。

見城徹さんは子どもの頃からいじめに遭い、劣等感にさいなまれていた頃から、高校に入り一転リーダー的存在になり、その後進学のため上京し、そして編集者として〈暴れまわる〉様子が綴られています。

子ども時代のいじめの経験は読んでいても胸が痛いのですが、「死んでもいい」と決心し、いじめっ子に対峙したことで運命が変わり始める様子は、大人になった あさよるにも思うところがありました。そこまで人を追い詰めちゃダメだし、そして追い詰められた人はなんとしても生き延びます。その経験が、編集者としてのスキルに繋がっておられるんですね。

高校生になって、いじめがなくなって反対に自分の言葉で自分の考えを述べられる生徒になってゆく様子も、あさよるもこうありたいと思いました。体面を気にしたり、その場の雰囲気に呑まれるのではなく、自分で考えて自分の言葉で表明する。これも編集という言葉を扱う職業に繋がっています。

そして、編集者としてのご経験は、その高揚感と熱狂が羨ましすぎると感じました。この感じ、あさよるは赤塚不二夫さんのエッセイなんかを思い出す……トキワ壮の思い出のような。とんでもなく高揚した時間を一瞬でも過ごした人の話って、いつも羨ましく思います。あさよるにはそんな時間がなかったなぁ。

赤塚不二夫120% (小学館文庫)

編集者は「言葉」で作家にアプローチし、本を作りますから、言葉はとても大切なものです。そこに説得力や力を持たせるためには、嘘を言ったり口先だけの話をしていてはいけません。「編集者」というのも、これも一つの生き方なのだなぁと知りました。

思い出、思い入れのある本がある

あさよるにはちょっぴり劣等感がありまして……それは「人生を変えた一冊」的な、思い出の本、思い入れのある本が特にないということです。もちろん、その時々にハマったり大好きだった本はありますが、あくまでマイブーム的な感じで、「今の自分を作った本」みたいなね、そんな存在がないのです。

だから実は、読書体験や、自分の特別な本について語る人というのは、憧れの存在です。

『読書という荒野』にもそういう特別な本、特別な読書体験が語られていて、しかもただ読者としてではなく著者・作者と同じ時間を過ごしながら本を作っているんですね。羨ましい&憧れのW!

見城さんは小中学校ではいじめられて、読書がある種の居場所としても機能していたよう。これもあさよるにはない経験だったり……あさよるは一体、今まで何を読んできたんだろうかと頭が痛くなってきます(;’∀’)

みなさんも、特別な本、思い入れのある本、読書が逃げ場だったり居場所だったり、ただの情報源、物語に触れる以上の働きを感じられたことがありますか?

全然足りない、満たされない読書を

心を落ち着かせるために本を読むという人もいるそうです。あさよるは逆で、本を読むと興奮するし、刺激を求めて読書がやめられません。『読書という荒野』を読んでいると、同じく「興奮」「刺激」を追い求めていると感じました。だからこそ「羨ましい」「憧れる」とも思いました。

「読書という荒野」という言葉もいいですね。豊潤で実りの多い感じよりも、「荒野」でむさぼるように読む方が、読書っぽい。そう、いくら読んでも読んでも満たされない。まだまだ欲しい、全然足りない。だから荒野の中で孤独にただ我を忘れて本を読みまくる。読書ってそんなイメージです。

『読書という荒野』の表紙の、乱雑に本を積み重ねた感じとか、わかるわかる~って感じじゃないでしょうか。もちろん、読書する人って年間千冊単位で読むそうですし、あさよるも全然足元に及ばないんですけどね(;’∀’)

本を読む高揚感、興奮、読んでも読んでも満たされない、もっともっと欲しい気分が溢れ出ている本だったし、読んでいるだけで自分の読書欲が刺激されまくる本でした。

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『スタンフォード式 疲れない体』|効率よく活動し、疲労を持ち越さない体に

『スタンフォード式 疲れない体』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。すっかり気候も良いですから、土日に行楽に出かける方も多いでしょう。そして、週明けすっきりとリフレッシュして仕事を始めるために本書『疲れない体』はぴったりです。心地よく疲れ、気持ちよく寝て、パチッと目が覚めるような、快適な週明けを過ごしましょう~(^^♪

「疲れない呼吸」を身につける

本書『疲れない体』は、スポーツで世界的に成果を残しているスタンフォード大学からの提案。疲労を客観的に捉える方法と、疲れにくい習慣を手に入れましょう。

まず、疲れを客観的にとらえる方法4つが紹介されていました。

  • 「脈」がいつもと違う
  • 「いろいろな時間」に寝ている
  • 「腰」が痛い
  • 「呼吸する場所」を間違えている

〈「腰」が痛い〉とは、脳が体のバランスを取ろうと、筋肉をギュッと緊張させた状態が続くと陥る状態だそうです。ハイヒールなど、好きな服装によって腰痛になりやすい人もいます。

〈「呼吸する場所」を間違えている〉は、簡単に言っちゃえば、呼吸が浅くて酸欠気味になりがち人です。呼吸が浅くなってしまう理由の一つが、姿勢の悪さだと言います。そして、この「呼吸」が、本書『疲れない体』で多く語られる、疲れにくい秘訣です。

ちなみに あさよるの場合、お酒を飲むと、翌日この4つの状態になっている気がします(;’∀’)>

「疲れない体」のために欠かせない「IAP呼吸法」というものが紹介されています。右の肋骨の一番下、胸骨の一番下、左の肋骨の一番下の3点を結んだとき、点・胸骨の一番下が90度以下になるのが良い姿勢。90度を超えると姿勢が悪いそうです。

『スタンフォード式 疲れない体』挿絵イラスト

呼吸するとき、お腹の中の腹圧で肺に空気が入るので、お腹に空気が入りやすい人=疲れにくい人ってところでしょうか。

効率よく燃やす

あさよるは体験したことありませんが、酸素カプセルに入ると体の疲れが取れやすいと聞いたことがあります。酸素をより多く取り込みやすい姿勢と呼吸法でも、同じように疲労回復しやすいんだろうと思います。

また、腹式呼吸についても触れられています。みなさん、腹式呼吸というと、息を吸うときお腹を膨らまして、息を吐くときお腹をへこますように教えられた記憶があるのではないでしょうか。しかし、本書では息を吐く時もお腹を膨らましたまま、息だけ吐くよう書かれていました。

実はあさよるも、お腹を膨らましたまま息を吐くというコツに気付いた本がありました。それがボイストレーニングの『歌上手になる奇跡のボイストレーニングBOOK』でした。

この本にはCDが添付されていて、CDに合わせて一緒に声を出して、ボイストレーニングができる本です。で、あさよるは一時期マジメに取り組んでおりまして、あるとき「お腹の中を風船のように膨らまして、その風船に響かせるように声を出せばいいのか」と少しコツをつかんだ気がします。そもそも あさよるは、歌の練習というよりは、よく風邪をひくと声をからすので、喉に負担をかけずに喋れるようになればいいなぁとはじめました。そのせいかがあるのかないのかはわかりませんが、なんとなく風邪をひいても喉には来ない気がしています(気のせいかもしれないケド……)

これも、身体に負担を減らして、声を出すメソッドだと考えると、『疲れない体』と共通する部分もあるのかもあんて思いました。

疲れにくい習慣を

『疲れない体』では呼吸法を中心に、睡眠の方法や、眼精疲労の解消の仕方、ストレッチなど、疲れにくい体の習慣が紹介されています。あと栄養もね。

先日ブログでも紹介した『超ストレス解消法』とも関連しているなぁと感じます。結局のところ、「疲れない体」とは、そもそも疲れにくい習慣と、疲れを解消させる習慣によって、その日の疲れを持ち越さないことなのでしょう。それは肉体的にも精神的にも。

あと、睡眠については、同じく「スタンフォード」シリーズ(?)の、『スタンフォード式 最高の睡眠』あたりを。

睡眠について知るなら、『4時間半熟睡法』も併せて読んでおいてもいいんじゃないかと思います。

『4時間半熟睡法』はタイトルの通り、いわゆる「ショートスリーパー」のような睡眠生活を手に入れるためのメソッドが紹介されています。といっても、かなり厳密に睡眠時間を計算しないといけないし、実行し続けるのは難しいやり方だと思うので、あまり軽々とオススメもできません。なのになぜ『4時間半熟睡法』をすすめるかというと、「睡眠習慣」について考えるとき、「普通は4時間半では睡眠は足りないんだ」というのもよくわかるからです。

そしてそれを踏まえたうえで、『疲れない体』では「東京の平日の平均睡眠時間は5.59時間」という、驚きの睡眠時間が紹介されていました。この平均値をどう解釈してよいのか悩みますが、とりあえず『4時間半熟睡法』を読んだあとにこの数字を見ると、「大丈夫か?」と心配になります。それくらい、睡眠時間を削るって命を削ってしまうことだから、しっかり計算して完璧に計画を立てなきゃヤバイぞ!? と焦る。

みんな、普通にしていると、疲れをため込んでしまう生活になってるんだなぁと、他人事じゃなく思います。「疲れない体」って、多くの人にとって切実な問題なんじゃないでしょうか。

きちんと章立てされている本でもあるので、中身が気になる方は、記事の最後の目次だけでも読んでみれば、雰囲気はわかると思います(`・ω・´)b

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『超ストレス解消法』|イライラを持ち越さないテク100

こんにちは。心も体もダウン気味なあさよるです。なんてったって花粉症……( >д<)、;’.・ ィクシッ

今の時期はなに? 稲? 今度、耳鼻科で久々にアレルギー検査してもらおうかと思っています。目がかゆくて喉も気持ち悪くて、身体が重だる~いと、精神的にも落ち込んでくるから不思議です。考えても仕方のないこととか、普段は忘れてるような昔の嫌なこととかポツポツと脳裏を過ったりするんですよね~。花粉の力すごい。

ということで、こんなヨワヨワな時期のために『超ストレス解消法』という本を読んでおきました。これでこの季節を乗り切ろうという作戦です。ストレス解消法って、みなさんどんなところで身に着けるんでしょうか。あさよるはストレスを知らずにため込んでしまうタイプなので、本書はすごく勉強になりました。

嫌なこと、ネガティブな感情を受け入れずに回避する行動は、余計にストレス度を上げてしまうそうで、その都度ストレスを自覚して解消していかないといけないんだと知りました。

ストレス貯め込みがちなら

本書『超ストレス解消法』は、ストレスを解消する100の方法が紹介される内容です。表紙はポップな感じですが、中身は新書みたいな感じ。分厚さの割には短時間で読み切れるし、王道のストレス解消法が扱われています。王道のストレス解消法とは、つまり「健康的な」ってことですね。奇をてらったものじゃなく、みなさんも知らずにやってらっしゃったり、ハードワークな方は既に知ってるやり方かもしれません。

だから本書『超ストレス解消法』は、ストレスを抱え込みがちな、ストレスに弱い人に最適だと思います。

そんなことを言っている あさよる自身も、ストレス解消が苦手な……いや、「超苦手」なタイプだったりします。たぶん、ストレスを感じやすいのではなく、ストレスに鈍感で、鈍感ゆえにストレスを解消しないまま時間が経ち、気が付くころには巨大なストレスになっているのが、いつもの定番(;’∀’) 本書『超ストレス解消法』を読むに「誰に教わらずとも、上手にストレス解消をやってる人もいるんだなぁ。自分はダメだなぁ……」と謎のヘコみを経験しました(苦笑)。

↑この、謎のヘコみもストレスの元だそうで、自体を客観視せず「自分はダメだ」との思考にはまり込んでしまうのは良くないそうです。大事なのは、客観的に物事を捉えることなんだって。

ストレス解消って、つまりは健康的な生活を維持する活動ですからね。子どもの頃からの習慣で、上手くできる人もいるんですね。

ストレスが減らない原因

本書『超ストレス解消法』では、ストレスが減らない理由を3つにまとめて挙げられていました。

  • 思考のアンバランス
  • 栄養のアンバランス
  • 受容のアンバランス。

思考のアンバランスとは、ものの見方や考え方に偏りがある状態です。なにか上手くいかないことがあったとき、根拠もなく自分を責めたり「自分には運がない」「自分は何をやってもダメだ!」と、思ってしまう人。これらの思考には客観性がありません。「なにか失敗した」というのは事実だとしても「自分はダメだ「○○なら負けだ」と客観性なく考えが先走ってしまうのは、思考のクセです。特効薬はなく、根気よくクセを修正してゆくしかないそうです(;’∀’) だけど、思考のクセを矯正できれば、得られるものも大きいとも紹介されています。

本書では思考のアンバランスに効く方法が多数紹介されています。

栄養のアンバランスとは、そのまま食事、栄養面が身体に与える影響です。本書では

不摂生な食事で栄養バランスが悪くなり、そのせいでメンタルが打たれ弱くなってしまう現象(p.82)

と紹介されています。あさよる自身も、不摂生から精神的にも不安定になって、イライラが治まらなかったり、昔の嫌な記憶を思い出して悲しくなったりと、肉体的にも精神的にもしんどい経験をしたことがあります。だから食べ物って超重要なんだと、実体験をしてみてはじめてわかったし、本書の主張にも大いに納得です。本書『超ストレス解消法』では、栄養バランスを良好にするため、多数のサプリメントが紹介されています。あさよるはサプリメントはあまり好きじゃないし、他人にもオススメしないタイプだったのですが、最近マルチビタミンとミネラルをサプリで補うことで、調子がいいので、やっぱ適度に使用するのはいいのかもと考えを改め中です(超乾燥肌なので、肌荒れ対策で飲み始めました)。

3つめ、受容のアンバランスとは、

コントロールできない人生の問題を受け入れられない状態(p.124)

と紹介されています。例としては

あのときもっと早く仕事に手をつければミスなんて起きなかったのに……

と悩んでいるとき。すでにミスをしてしまった後、ミスは確定しているのにその事実を受け入れずに、悩んでいるパターンです。事実を受け入れないばかりに、ネガティブな感情を回避しようとすると、それが余計にストレスとなるそうです。その状態を「体験の回避」を呼ぶそうで、

メンタルを病む最大の原因のひとつ(p.126)

とされているらしい。だけどこれ、やっちゃいがちなことですよね。「ああ、あのときああしておけばこんなことにならなかったのに!」って、もう確定してしまったことに「なぜあの時あんなことをしたんだろう」と悩むのは、今この現実を受け入れていない状態なんですね。これは勉強になった。

呼吸法やスキャニングや

体をスキャンするという方法は以前、知人から教わったことがあります。MRIで輪切り写真を撮られているような感じで、足先から頭まで意識を動かしながら体調を見てゆくのです。極小な潜水艦が血管の中を動いてゆくイメージとも聞いたなぁ。

「意志を向ける」というのは、意味のあることなんだと最近理解するようになりました。あさよるの体は小さな細胞のたちの集合体で、それぞれの細胞はそれぞれに活動しています。バラバラに細胞が活動しているよりも、意志をもって一丸となったほうがより大きな活動ができるんじゃないかと考えます。だから、いつも全細胞たちに告ぐのです。「今からおでんを食べるぞ~!」とか「ほら、肩が凝って息が苦しい」とか「どうだ、今からお風呂に入るんだぞ!心して温まれよ!」とか、通達を出すようにしてしますw

呼吸法は以前、知人が突然「あなたに読んでほしい本がある」と書店に連れて行かれ、斎藤孝さんの『呼吸入門』をプレゼントされたことがあります。そのときは意味が分からずポカーンとしてましたが、今になると「そんなに苦しそうだったのかしら……」となんだか恥ずかしい///

イライラには理由がある

あさよるは長年、イライラするのは、イライラの原因が自分以外の外部にあるもんだと思っていました。しかし、長生きするにつれ「そうとも限らない」と考えるようになったのでした。

それは、自分の健康状態によっても、いつもなら何も感じないことにイラついたり、お腹が空いていたり、ジャンクフードが続いたりするなど食生活でも、意味もなくイラつくのです。また体調が悪いとそれに引きずられて気分が落ち込み、この世で起こるすべての事象に悲しくなってしまったりもします。わたしたちは想像以上に、自分の体調で主観が変わり、同じ事柄でも感じ方が変わってしまうようです。

「ストレスに弱い」というのは、自分の体調不良に気づいていない状態だったり、あるいは現実を受け入れられないばかりに精神的に参ってしまう状態なのかもしれません。

「あきらめる」という言葉は「明らかにする」という言葉から来ているそうで、自分のできないこと、苦手なことを「明らかにする」のはストレス軽減につながるんじゃないかとも思いました。「明らかにする」というのも、主観から客観へチェンジすることですよね。

ああ、そうか、「ネガティブな感情を受け入れられない」って「あきらめられない」状態なのか。そりゃ苦しいなぁ。すでに済んでしまったことは受け入れて、「今何をするか」に意識を集中する方がいいですね。

「今に集中する」というと、アドラー心理学を扱った『嫌われる勇気』でも語られていました。「今に集中する」とは、過去にどんな悲しいこと、辛い経験があったとしても、今は幸せに生きることを選べる、と力強く励まされるものでした。

もちろん、外部からの刺激が強すぎてストレスになるときは、その刺激から距離を取らないといけません。そのためにも客観的にストレス度合いをチェックできないと、逃げ遅れてしまいます。きちんと状況判断して逃げるためにも、主観的になりすぎず、客観できる力が必要なんだと思います。

そして本書『超ストレス解消法』では、システマチックにストレスを計り、対処することで客観性を担保する内容で、有益だと思いました。なにより平易で読みやすい文体で、たくさんの方法が紹介されていますから、一つや二つくらい、今すぐできること、継続してできることがあるはずです。

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『レバレッジ・シンキング』|楽して大きな成果を手に入れろ

『レバレッジ・シンキング』挿絵イラスト

こんにちは。「怠けるための努力は惜しまない」がモットーの あさよるです。これを言うと、冗談だと思って笑う人か、同意してくれる人か、「それはおかしい」と反論する人の3つに分かれます。最後の「それはおかしい」というのは「楽をしたいという発想は良くない」という点からだいたい話はスタートします。

あさよるは平気で「楽をしたい」「辛いことはしない」と言っちゃう人なので、ちょいちょい怒られます。「露悪趣味」と言われることもあります(;’∀’)

今日読んだ『レバレッジ・シンキング』は、内容の捉え方によっちゃあ、あさよるのように反感を買いそうなことを、きちんと言語化することで、「なぜ仕事を能率化すると良いのか」「そのためにはなにをすべきか」と説明がなされていますから、「露悪」的では全くありません。

時間が余っている人なんていません。みんな時間が足りない中で、より自分にとって良い時間や環境を手に入れるため「てこの原理」を使って、大きな力で動かしましょう。

小さな力で大きな仕事を!〈てこの原理〉で動かせ

『レバレッジ・シンキング』挿絵イラスト

「レバレッジ」とは「てこ(lever)の作用」……つまり「てこの原理」を指す英語です。経済においては投資をして、少ない力で大きな結果を得る活動を指す言葉だそうです。本書『レバレッジ・シンキング』では会社員が、自分が使える時間の中から、最小の力で最大の結果を得るための習慣が紹介されています。

本書のキーになる言葉は「Doing more whit less」――「少ない労力と時間で大きな成果を獲得する」と日本語に訳されています。頭文字を取って「DMWL」の考え方として度々本書に登場します。

「投資をする」といっても、お金のかかることばかりが投資ではありません。本書では、会社員は日々の業務に追われて勉強をする時間――つまり自分への投資の時間が極端に少ないと紹介されています。具体的には、勉強時間は平均一日10分くらいなんだそうです(2001年、総務省統計局)。勉強する間もないくらい日々の業務に忙殺されている人が多い結果なのですが、このデータを逆手に取れば、「勉強習慣を持つだけで独り勝ち状態になる」ということでもあります。チャンスと考える人も少なくないのではないでしょうか。

先の統計を「学習・研究」「スポーツ」「交際・つきあい」の3項目を集めても、40分に満たなないそうです。また、ベストセラーのビジネス書ですら、読んでいるのは労働人口の0.4%と計算されていました。圧倒的にインプット量が足りていないのがわかります。

日本のホワイトカラーの働き方が生産性が低いと言われているのは、どうやらこの時間の使い方に理由があるのではないかとしているのが本書『レバレッジ・シンキング』の主張です。スポーツ選手は、試合時間とトレーニングに費やす時間の比は1:4くらいだそうです。スポーツ選手並みとはいかなくとも、トレーニング時間を増やす活動が、激動の時代だからこそ求められているのでしょう。

怠けるための努力は惜しまない

あさよるのモットーは「怠けるための努力は惜しまない」でした。意味は似ているけれども、「レバレッジ・シンキング」の方が言い方がカッコいいですね。

あさよるは「突然自分がいなくなっても他の人が勝手に引き継いでくれる仕事」が好きです。だからそうなるように、仕事のルーティンをマニュアル化するのも好き。だって、いつでも他人が引き継げるくらい、半自動的に仕事が進んでいく仕組みを作っておいた方が、自分自身も楽ちんですからね。

本書では「習慣化」も大きな力になると紹介されています。例えば「これから毎日2時間勉強しよう」と思っても、実際にそれを実現するのはとても大変です。だけど、毎日2時間勉強することが習慣になっている人にとっては、お風呂に入ったりパジャマに着替えたりするくらい当たり前の日課としてできるんですよね。この「習慣づけ」も自分への投資の一つです。

あさよるは今読書ブログなんてやってますが、ブログを始めた動機の中に「読書習慣を継続させたい」という願望がありました。元々、子ども時代から読書はしていたのですが、社会人になって忙しさから本を読む習慣がなくなっていました。そして、習慣って一度なくすと、取り戻すのが大変なんですよね(;’∀’)

読書って、必要な時に必要な書物にあたれらたいいんだけど、困ったときほど冷静に自分に必要な知識・資料を探すのはとても難しいことだろうと思います。だから、困っていないときから「下調べしておく習慣」と「読書する習慣」って大事だと思っています。

また、学習習慣を維持するために、資格試験を受験し続けたり、大学に在籍したり、院生になる人もいますね。みなさん、「勉強しなければならない状況」をあえて作ってるんじゃないのかなぁと思います。

誰も時間がない

「時間がない」というのはみんな同じです。子どもだって、暇を持て余せれる時期なんて知れているんじゃないでしょうか。

本書では「残りの時間で○○する」のではなく、目的があるなら最初にその時間を切り分けるべきだと紹介されています。それは、「余ったお金を貯金する」だといつまで経っても貯金が増えないから、「毎月○万円貯金する」と決め、最初に貯金分を別の口座に分けて振り込むのと同じです。

もし「○○しよう」と思っているなら、それは「時間ができたらしよう」だと一生そんな時間はやってこないでしょう。そうじゃなく、具体的に「△時~※時は○○をする」と時間を最初に確保すべきです。

そして、できれば朝一の一日の一番良い時間帯を、自分のために使うのが良いでしょう。

「朝、シャワーを浴びながら本を読む」と紹介されていて「それは良い時間だなぁ」と憧れました。こんな風に「○○しながら××する」と、同時に複数のことができるか考えても良いですね。本書ではジョギングしながら音声データを聞くという話がありました。あさよるの知人でも、オーディオブックで読書(読み聞かせですね)をする人がいます。

通勤時間とか、なんとなく時間を過ごしちゃってるのはもったいないですね。もっと能動的に、どの時間をどう使うのか、自分の意志が通った時間の使い方ができると有意義だろうと思いました。

「遊ぶ」もインプットになる

本書を読んで深刻だなぁと思ったのは、先に紹介した「学習・研究」「スポーツ」「交際・つきあい」の3項目を集めても、40分に満たなないというデータでした。

インプットというのは、何も机にかじりついてガリ勉することだけじゃなく、人との関わりの中でや、スポーツや、遊びの範囲の中から学ぶこともたくさんあります。というか、遊びだって真剣にやれば、とても刺激的です。「その時間がない(時間を設けていない)」というのは、とても大変です。

と言いつつ、あさよるも、なんとな~くダラダラ~っと過ごしてしまう時間がたくさんあります。そして夜になって「あれができなかった……」「連休なのになにもできなかった……」と落ち込むこともたくさんあります(;’∀’)

時間って、能動的に使わない限り、いくらあっても足りないものなんですね。そして、ただ「1時間頑張ったら1時間分の成果が上がる」だけじゃなく、てこの原理を使って「1時間頑張ったら8時間分の成果が上がる」になりたいと思いました。

ブログ書く時間は確保しなきゃなので、それ以外の時間を調整します(^^)>

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『ドイツ式 暮らしがシンプルになる習慣』|少なくても居心地のいい家

こんにちは。あさよるです。あさよるは長年、片づけに取り組み続けておりまして、「まだまだ物が多い」と悩んでいます。自分で管理しきれないほどの物があふれていると、疲れているときなんか参ってしまいます><

今回手に取った『ドイツ式 暮らしがシンプルになる習慣』では、世界中で生活をなさった経験のある著者が実践している、質素だけど折り目正しく、小さく生活なさっている様子がとても気持ちよさそうに思いました。

自分で持ちものを選んで、いい物だけを手元に置く暮らしに移行したいなぁ。

小さく、折り目正しく

本書『ドイツ式 暮らしがシンプルになる習慣』の著者・門倉多仁亜さんは日本人のお父様と、ドイツ人のお母様を持ち、日本、ドイツ、アメリカなど、複数の国々で生活をした経験を持っておられます。それぞれの地域の文化に触れられた経験を交えつつ、門倉さんのシンプルな生活の様子が紹介されているのが本書です。

門倉さんの小さく、少ない量で、折り目正しい生活の様子は、読んでいるだけでも気持ちよくもあり、最少で大事な時間と空間で生きられたらいいのになぁと思いました。

門倉多仁亜さんの生活スタイルは、とってつけたような「こだわり」ではなく、「習慣」から豊かな時間と空間が作られています。なんでもないことです。花を生ける。絵を飾る。ベッドを整える。キッチンを磨く。持ち物を手入れする。当たり前のことなんだけれども、それを粛々と続けていると、こんなに隅々まで気配りの行き届いた部屋になるんですね。

ドイツではお掃除に力を入れる人が多いそうですけど、念の入れようが日本人では見たこともないレベル。かなりのキレイ好きさんでも、なかなかここまでやってる人はいないんじゃないだろうか。どれくらいかというと、本書の話が本当ならば、1週間のうち丸1日掃除のための日を設ける人がいるという。

そして、これは見習いたいなぁと思ったのは、「日本では週末にみんな布団を干している」というお話。ドイツの家庭では、週末は家族と過ごす時間を最優先するから、なるべく掃除や布団を干すなど日頃できる仕事は前日までに済ませておくというもの。これは「時間がない」「忙しい」というよりも、けじめ、時間の使い方の話なんだろうと思います。

本書で紹介されている暮らし方って、お金をかけたらどうにかなるものじゃないですよね。お金を払っても、この小ざっぱりした気持ちよさを手に入れるのは、やっぱり住んでいる人の人柄と、物や人、時間や空間を大事に使うことなんでしょう。

親から子へ、習慣は引き継がれる

本書『ドイツ式 暮らしがシンプルになる習慣』では、著者の母方にあたるドイツ人の祖父母にしこまれた行儀や習慣に比重を置きつつ、他の国で暮らした経験や、結婚後の夫の家族から教わったことなど、身近な体験からシンプルな習慣が語られています。

感心したのは、居住まいの正しさです。朝起きたらベッドをきれいにする。そうすると、寝るとき気持ちよく寝られる。旅行先でも、部屋の掃除をしてくれる人が仕事をしやすいように、布団を畳んでおく。乱れたままの寝具は見せないなど、「しつけ」のお話。だけど、あさよるは、キレイに部屋を出られる時と、チェックアウトの時間を気にして慌てているときもあり、完璧とは言えないなぁと反省しました(-_-;)(-_-;)

水回りがスッキリ片づいていて、リビングはモデルルームのよう! 著者の門倉多仁子さんはお父様や旦那様の仕事の都合で転勤もたくさん経験なさっているそうで、もともと道具も少なったのかもしれませんが、それにしても物が少なく厳選されきっていて、気持ちいい。

お家の中に飾ってあるお花や絵、写真も、飾った人の美意識が通っているのがわかると、そこに人柄が見えるようです。

小さな習慣でサッパリする

あさよるは、お風呂場に置きっぱなしだったシャンプーや洗剤類を、使った後タオルで拭いて、お風呂から出して、自分の部屋で保管するようにしました。お風呂に入るときは、銭湯に行くようにお風呂セットを持って入ります。いちいち面倒くさそうな気がしますが、やってみると大した動作ではありません。タオルで体を拭くついでにシャンプーのボトルもクルンと軽く吹くだけですから、時間にして5秒もかからない動作です。

しかしこの5秒の動作が、かなり生活の質に影響して驚いています。お風呂場にボトルを置きっぱなしにしていると、底がヌルヌルしてきたり、お風呂用品を収納するための籠や台を設置して、よけいに掃除が面倒くさくなっていました。だけど、いっそお風呂場になにも置かないようにすると、収納道具もいらないし、掃除も楽。

意外にも、やる前は面倒くさそうに思えるひと手間が、逆になん手間も仕事を楽にしてくれることがあるんですね。

本書で紹介されているライフハックも「そんな時間ない」「そんなことやってられない」と思うよりも、たぶん実際にやっちゃった方が楽なんだろうななんて思いました。

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『幸福の「資本」論』|幸せの3要素:自由・自分らしさ・仲間

『幸福の「資本」論』挿絵イラスト

こんにちは。非リアなあさよるです。いや、自分では別に非リアだと思わないんだけど、かつてバイト先でバイト仲間に「休日はなにしてるの」と聞かれたとき「本を読んだり、家で過ごすことが多いかな」と答えたら、「家で一人でいちゃダメですよ!うちら一緒に遊びますよ!」と声をかけてもらったことがあります。気持ちは有難いのでお礼を言いつつ、申し出はやんわり断らせてもらったのですが……(苦笑)。

複数人で時間を過ごすのが好きな人と、一人の時間が好きな人は、なかなか相容れない存在みたいですねw

ただし、単独行動が好きな人も、「孤独」は愛していても、「孤立」は困ります。社会との関わり合いの中で、「ちょうどいい頃合い」が「幸せ」なんじゃないかと思います。

今回『幸福の「資本」論』という、幸福の条件を3つにわけ、そこから人生のパターンを8つ想定し、幸福に生きるとはどういうことなのか考える本を読みました。本エントリーではものすごーく大まかに本書の結論を紹介するだけなので、細かな定義や根拠はぜひ本書『幸福の「資本」論』をお手に取ってみてください。

なんとなく居心地が悪い人も、不足はあるもののそれなりに満足して生きている人も、自分の立場を客観視して、「これから」を考える手助けになると思います。

3つの資本、8つの人生

本書『幸福の「資本」論』では、人が幸せになるための条件として、自由、自己実現、共同体=絆の3つの要素を挙げています。そして、その3つの幸福の条件は3つのインフラ、金融資産、人的資本、社会資本がに支えられています。

  • 自由 ― 金融資産
  • 自己実現 - 人的資産
  • 共同体=絆 - 社会的資産

自由を得るためには金融資産が必要です。自己実現(自分らしさや、自分のキャラ通りに生きられること)には人的資本が必要です。共同体=絆を保証するためには社会的資産(仲間)が必要です。

これら3つの幸福の条件とそのインフラの組み合わせから、8つの人生パターンが見えてきます。表にしてみました。

金融資産
自由
人的資本
自己実現
社会的資本
共同体=絆
超充  〇  〇
リア充 ×
旦那 ×
お金持ち ×
退職者 × ×
ソロ充 × ×
プア充 × ×
貧困 × × ×

「金融資本」「人的資本」「社会的資本」の3つともを持っている人は「超充」と名付けられています。しかし、実際に超充は実在しません。なぜなら、お金を手に入れ、自分の生きがいを手に入れた人は、人から妬まれたり、お金目当てで集まってくる人がたくさんいるため「社会的資本(共同体=絆)」を失ってしまうからです。

2つの資本を持つ

お金と自己実現はできているけど、共同体=絆つまり友達がいないのが「お金持ち」。お金持ちがリタイアすると、自己実現を失うけれども、お金を社会のために還元すれば、「旦那」となってみんなに慕われます。

「リア充」は、お金はないけれど、自己実現をし、仲間たちに囲まれています。

本書では、3つの資本全てが揃った「超充」は難しいけれど、3つのうち2つの資本を持つ「お金持ち」「旦那」「リア充」になれればよいとしています。もし、1つの資本を失っても、もう1つの資本が残っていますから、幸福であり続けられるからです。

1つの資本を持つ

さて、以下は幸福の資本を1つしか持っていない場合。

「退職者」は退職金が入り、住宅ローンも済み、お金はありますが、退職したので自己実現ができなく、また会社組織から離れてしまうので共同体も持っていません。

「ソロ充」は、お金も共同体も持っていないけれども、自己実現はできているタイプ。若い起業家なんかがそのイメージですね。

「プア充」はいわゆる「マイルドヤンキー」と呼ばれる人たち。仲間との繋がりによって生活が保障されています。

『幸福の「資本」論』挿絵イラスト自分の考える自分のキャラと、現実のキャラが乖離していると自己実現を感じづらい

全ての資本がない=貧困

そして、お金も自己実現も仲間もないのが「貧困」です。今日、貧困が増えているというのは「お金がない人が増えている」のではなく「金融資本」「人的資本」「社会的資本」の3つともを持っていない人が増えているのです。

フリーエージェントとしての人生

本書の内容をものすんごくザックリ言っちゃえば、人間は「お金」「自己実現」「仲間」のうち1つ持っていれば幸せに生きられます。しかし、1つだけだともしそれを失くしたときのことを考えると不安なので、できれば2つの要素を手に入れると良いとしています。

そして、幸福の3つの条件のうち2つを手に入れる生き方として、フリーエージェントとして働くのが良いと結論しています。

フリーなら、儲けが少なくても自己実現を感じている人が多く、また仲間も自分で選ぶことができます。フリーエージェントは、会社員のように人間関係が嫌でも我慢する必要はなく、嫌な人とは距離を置けばよいのです。

「仲間」の中にも、少数の「強いつながり」と、多数の「弱いつながり」を持つことが薦められています。閉じたコミュニティに属していると、そのコミュニティ内での力関係によって外の人と接触の機会が持てず、コミュニティの中で孤立すれば詰んでしまいます。それよりも、多くの人と弱いつながりを持っている方が、流動的で良いのです。

また、毎日の満員電車での通勤のストレスは、近親者を亡くすストレスよりも高いそうです。フリーエージェントは働き方を自分で決めればいいので、高ストレスの通勤からも解放されます。

「複数ある」に近づく

社会の形もどんどん変わっており、今の雇用条件が数十年先まで続くと考えている人はいないでしょう。先が見えない不安は誰もが同じですが、フリーエージェントは幸福を感じている人が多いんだそうです。もちろん、フリーエージェントは不安定で、会社員のように毎月決まった金額の報酬はありません。

別にこの本を読んで、今勤めている会社を辞める必要はないと思いますが、いつでもフリーエージェントになれるよう準備しておくのは良いのではないかと思いました。本書の「幸福の条件は1つあればいいが、失った時のために2つあると安心」という考え方は納得で、働き方も「今の仕事を続けてもいいけど、他の働き方もできる」って保険がある方が安心度が高いように思います。

ちなみに、幸福を感じる人が多いのは、「フリーエージェント」と「公務員」だそうです。フリーエージェントは不安定ですが自己実現と風通しのいい仲間とのつながりで幸福です。一方、公務員は安定していて安心だから幸福なんだそう。真逆の理由ですが、「幸福」を感じやすい点は同じなんですね。

これは、あさよるの超個人的な考えのクセなんですが、選択肢は考えつく限り列挙し、一つでも多くの選択肢を常に考えておくのが好きです。大変なんですけどね(;’∀’) これ、癖の話だと思うんですけど。だから、本書の結論は、結構すんなり納得できるものでした。未来の選択肢は一つでも多く用意しておく方がいいし、楽しそう。その中で一番たのしいのを選べばいいんだから。

橘玲さんの本は、タイトルは煽り気味でミスリードを誘われてしまうんですが、中身は話の筋を通して展開されていると思います。未読の方はせひに!

ただし、本書よりも、同じテーマを扱った10代女性向けの『専業主婦は2奥円を損をする』の方が読みやすくわかりやすかったから、おすすめはそっちかな。

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『奇跡のメモ術』|記憶、アイデア、モチベーションをメモで!

『奇跡のメモ術』挿絵イラスト

こんにちは。うっかり者の あさよるです。ぼんやりしているとケアレスミスを連発するタイプなので、何をするにも紙に手順を書き出してから行動しないと、ムダが多すぎて体がもちません。ということで、結構メモ魔ですから、メモ術、手帳術系の本もチェックしています。

今日読んだ『奇跡のメモ術』は、メモを使った記憶術やアイデアの出し方が簡潔に紹介されており、老若男女問わず役立ついい本だと思いました。コンパクトにまとまっているので、子どもの勉強を見ている親御さんにも良いと思います。

メモはこう使う!

「記憶力日本選手権」という大会があるそうで、本書『奇跡のメモ術』の著者の池田義博さんは5度、記憶力選手権で日本一になったそうです。検索すると大和郡山市のサイトがヒットするんだけども、この催しのことなんでしょうか。

面白そうです。著者の池田義博さんは学習塾を経営なさっている方で、塾の教材のアイデアを探していたとき、記憶術に出合ったと紹介されていました。だから本書は、子どもから大人まで幅広く、誰もが使える記憶術やアイデアの出し方が紹介されています。

本の厚さは薄めで、文体もとても読みやすく、内容も簡潔で、よい良い本だなぁと思いました。お子さんの勉強のアシスタントをしている親御さんなんかにも良いんじゃないかと思います。

本書では、大きく3つの話題が扱われています。

  • 記憶術
  • アイデア術
  • メモの効能

記憶術

メモを使った記憶術では、具体的にどのメモ帳やペンがいいかまで紹介されています。また、「記憶術」として、他のものと関連付けたり、似ている名前のものや連想するものと紐づけたり、空間の感覚を使って立体的に記憶を「収納」したりと、いろんな記憶術が紹介されています。

アイデアの出し方

アイデアの出し方は、記憶力ともつながっています。「アイデアは既存の要素と要素の組み合わせ」ですから、まずは頭の中に既存の要素が格納されていることが前提となっています。どんどん頭の中にあらゆる要素を詰め込んでいけるのが人間脳のすごいところです。

そして、ときどき「ひらめき」が起こります。それは既に頭の中に全く別の事柄としてあったものが、あるとき一つのものだと気づく瞬間です。その瞬間のために日々、記憶を詰め込み、アイデアを生むための土壌を耕しています。

また、どうしても「ひらめき」がやってこないときのための、アイデアの出し方も紹介されていました。自分メモ的にここにも書いておきます。

・Substitute(代用)……現状以外に代用できるものはないのか?
・Combine(結合)……他のものと結びつけられないか?
・Adapt(応用)……今あるものを応用できないか?
・Modify(修正)……これをどのように修正および変更できるか?
・Magnify(拡大)……規模を拡大したり、何かを加えたりできないか?
・Put to other uses(別の用途)……今のやり方を別の用途に使えないか?
・Eliminate(削除)……何かカットできるものはないか?
・Reverse(逆)……現状を逆にしたらどうなるか?
・Rearrange(再編成)……今のやり方をよくする再編の仕方はないか?

p.107-108

これらの頭文字をとって「SCAMPER」と呼びます。

メモの効能

最後は「メモの効能」です。メモは単に、その場で忘れないよう要件を控えるだけではなく、上手に使えば役に立ちます。頭の中でなんとなくモヤモヤと考えていることを書き出しましょう。

書き出すべきは「目標」です。目標を書き出したら、その目標に到達するために必要なステップも順番に書いてゆきます。漠然と「なにかしないと」と思っているだけではなく、メモすることで具体的な行動にしましょう。また、モチベーションを維持するためのツールとしてもメモを活用しましょう。目標に向けて記録を取り、自分の取り組みが数値化する方が、モチベーションになります。

例えばダイエット。なんとなく「痩せなきゃ」と思うだけではなく、ダイエットの計画を立てるのが大事ですね、ハイ……(反省)。

また、ネガティブな感情も、紙に書きだすと良いそうです。不安なことをグルグルと考え続けるよりも、書き出して視覚化した方が、不安の量が見た目でわかり、冷静になれるそう。

「かく」ことにも意味がある!

『奇跡のメモ術』挿絵イラスト

本書ではスマホやパソコンを使ったメモではなく、紙にペンというスタイルが紹介されています。それは「かく」という行為そのものにも着目されているからです。本書では「かく」「書く」「描く」「書」と4つの「かく」が取り上げられています。

まず「かく」。意志力には集中力が必要です。この集中力を鍛えるトレーニングとして、利き手と反対の手で「かく」をしてみるという方法が紹介されています。

次いで「描く」は感性を鍛えます。ここでは模写が勧められていました。ただし模写といっても、絵や写真を「上下逆さまにして模写」というもの。たしかに!見る方向を変えると、意外なほど自分が「なにも見ていなかった」と気づくものです。あさよるも絵を描くので、いつもと違った書き方をすると発見と驚きがあります。

「書く」では「プライベートライティング」が紹介されています。プライベートライティングとは、そのとき頭の中にあるものをただ紙にひたすら書いてゆくことです。決して書く手を止めず、文章の論理性なども気にせずただただ書く。この方法では、頭の中に浮かんでは消えてゆくアイデアを捕まえることと、アウトプット能力向上を期待します。

そして最後は「書」。これは書道の「書」です。言わずもがな、書は超集中して字を書きますよね。常に自分にすこし負荷がかかる程度の難易度にチャレンジしましょう。本書では4パーセントほど高い難易度と書かれていました。少し負荷がかかることでフロー状態を作りましょう。

記憶やひらめきはトレーニングできる

本書『奇跡のメモ術』を読んで改めてわかったのは、記憶力やひらめきはトレーニングすることで強化できるということです。歳を取ると「ダジャレ」を言いたくなりますが、あれは頭の中にたくさん言葉や概念がストックされていて、言葉と言葉を取り出して遊んでいるんですよね。だから、語彙の少ない子どもよりも、大人の方がダジャレ力は高い。ライターの先生も、朝から晩までダジャレのオンパレードで、こうやって頭の中で言葉をふにゃふにゃと常に扱っているんだなぁと感心したことがあります。

そのためにもまず、頭の中に知識を詰め込まれていないといけません。スカスカだと遊べないですからね。

記憶力は、大人よりも子どもの方が優れていると感じることがたくさんあります。スポンジのようとは正にそうで、目の前でグングン新しい知識を吸い込んでゆく子どもたちが羨ましく思えます。しかし、知識の量は大人の方が多くて当然ですから、いいアイデアを出せるのは大人の方が得意なんじゃないかと思います。

だから、大人と子どもの両方の特性を持っている人が最強です。子どもの記憶力と、大人のアイデア。最強!

そんで、その二つは、トレーニング次第で能力アップ&維持できるんですから、これは嬉しいことですね。

覚えられない……思い出せない……

あさよる自身、若い頃は一度見聞きしたことは全部記憶できたし、その知識をいつでも取り出せたんですが、30歳前後の頃から「覚えられない」「思い出せない」という事態に陥り、オロオロとしていました。自分にとっては「覚えられない」という事態が生まれて初めての経験ですから、ほんとにオロオロ。そして、過去に覚えていたはずのことが、サッパリ思い出せない。なんだか自分が来た道を忘れてしまって迷子になったような気持ちです。

最近はやっと「覚えられない」「思い出せない」モードに慣れ、「そういうもんだ」とあきらめの境地。

そして、10代20代の頃にやってきたことを、もう一度復習しなおして、自分の知識や歩いてきた道順を確認しなそうと思ってた矢先、出会ったのが本書『奇跡のメモ術』でした。先にも触れたとおり、簡潔で薄い本なんですが、とても励まされました。

あと、今思い出したんだけど、そもそもこのブログ自体が「10代20代の棚卸をする」という目的があって、過去に得た知識を復習し、アップデートかけるために「毎日本を読もう」と目標を置いたんだった。ものすごく初心を思い出しました(`・ω・´)b

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『脱!あがり症』|話し上手は準備と練習で

『脱!あがり症』挿絵イラスト

こんにちは。人前で話すのが苦手な あさよるです。「人前で話す」というのが、たくさんの人の前じゃなくて、家族とか友人とか近しい人との間でも疲れているときは「話したくない」と強く思ってしまいます(苦笑)。もともと言葉につっかえて喋りがちで、さらに疲れると呂律が回ってないのが自分でもわかるから「ああ、早くお布団に入りたい……」とそれで頭がいっぱいになります。……だからブログは性に合ってますねw

あがり症はトレーニングで克服できる!

本書『脱!あがり症』はそのタイトル通り、上がり症を個置く服する為のメソッドが紹介されたものです。上がり症も、トレーニングすれば大丈夫と紹介されています。人前に出るのが苦手だわぁという方も「きちんと準備すればなんとかなる」というのは藁にもすがる思いではないでしょうか。

本書『脱!あがり症』で紹介されるあがり症対策は、意外に思えました。度胸をつけたり、緊張をほぐすような訓練かと思いきや、違うんですね。話すべきことを、論理的に組み立て言語化する訓練が中心です。

つまり、「あがってしまう状況」って、頭の中で話すべき事柄が言語化されておらず、もちろんロジックとしても構築されていないので、わーっとグチャグチャになってる状態なんでしょう。だからパニックになってしまい、結果あがってしまう。

『脱!あがり症』では「話す」と「喋る」が別のこととして分けられて紹介されているのも印象的です。「喋る」は〈思いついた事柄〉に重点が置かれます。話すは〈内容〉に重点が置かれます。本書『脱!あがり症』では、「話す」ことのトレーニングです。

また、話すとは、ロジックを言語化することのみならず、表情やジェスチャーも重要な要素です。言語も非言語も含めて「話す」トレーニングをし、あがり症を克服します。

意外と「話すのが苦手」な人が多いのかも

あさよるのめっちゃ個人的な考えですが、人前で上手に話している人の中に、少なからず「話すのが苦手」な人が含まれているんじゃないかと思っています。あさよるの知人でも、人前で堂々といい声で、聞き取りやすいお話をする方がいます。だけどその方はご自身で「話すのが苦手」と仰います。話すのが苦手だから、何度も何度も話すべき内容を練り上げ、話す練習をし、その場に立っておられるのです。

話をすることを「苦手」な理由を持っている人は、それに備えて用意をするからこそ、パッと見ると「話し上手」に見えたりしていることも、意外と多いんじゃないんかなぁと思います。

もちろん、最初っから人前でも全然緊張もしなければベラベラと喋れる人もいるそうなので、羨ましい限りですが……。ただ、本書『脱!あがり症』的に言うと、人前で「喋る」ことと「話す」ことは別ですから、「話す」ためには準備と練習が必要なんでしょうね。

『脱!あがり症』挿絵イラスト

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『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』|お金の次、新しい価値

『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』挿絵イラスト

こんにちは。貯金の増えない あさよるです。毎日お小遣い帳をつけていても、気づけば予定よりお金が減っている! という繰り返しです(;´д`) ということで「お金」の話題は実はすごく気になってしまいます。『お金2.0』、読むしかないじゃないですか。

てな感じで読み始めた『お金2.0』では、「お金の次の価値」について考える内容でした。今はお金の力が絶大な、お金主義の社会です。だけど、今後到来する新しい時代は、お金以外にも、「感情」と「テクノロジー」というベクトルが強くなると予想されていました。というか、もしかしたらもう、わたしたちは「お金だけじゃない価値」を知らずに欲しているのかも。

単に「お金が欲しい」じゃなく、「価値が欲しいんだ」と再認識できたのも有意義ででした(`・ω・´)b

NEXTお金!新しい価値とは

『お金2.0』ではお金の次の価値、これまでの資本主義の次にやってくる価値基準について解説されるものです。「次にやってくる」と書きましたが、すでに我々は新しい価値に触れているのかもしれません。キーワードは「お金」「感情」「テクノロジー」。この3つの要素に引っ張られ、社会が動いてゆくというのです。

経済とは「欲望のネットワーク」と紹介されています。これまで、その経済もネットワークも中央集権型、つまり中央銀行や国が中心にありました。しかし、インターネットの普及は拡散型の社会をもたらしました。わたしたちは横につながりを持ち個々人同士が繋がり始めたのです。

また、経済のしくみを本書で自然界のしくみや、人間の脳の特徴を交えて紹介されているのが面白いと感じました。人間の脳は報酬があるときや、報酬が期待できるとき、「報酬系」という快楽物質が分泌されます。この快楽物質が分泌されることによって人間は報酬が期待できそうな事柄に偏った行動をとります。そして、その報酬系は飽きやすい。すぐに刺激に慣れてしまってより強い刺激を求めます。人間の行動にはクセがあるということですね。

3つのベクトル「お金」「感情」「テクノロジー」

本書で「未来の方向性を決める」と紹介されている「お金」「感情」「テクノロジー」の3要素の説明を少し。

現実はおおよそ3つの異なるベクトルが併存し相互に影響を及ぼしており、それらが未来の方向性も決めている(p.22)

1つの要素が未来を決定しているわけではなく、大きく3つの要素がお互いに影響力を持ちながら、未來の方向を作っているというものです。

「お金」(経済)が世界を動かしているのは言わずもがなでしょう。3つの中でもっとも強力な力だと紹介されています。

地球上のほぼすべての人は市場経済の影響力から逃れることができない(p.23)

と、改めて考えるととんでもないものですね。私たちは生きるためにお金を稼ぎ、人生の多くの時間をお金を稼ぐために使います。お金は生活に直結しています。学校で習わないのも「お金」の不思議なところ。

大学や大学院で経済や経営について教わることがあっても、「お金」の本質そのものには触れられていないような気がします。学問的な賢さが実社会での生活力に直結しないのは、バスケと野球のように、それらが別のルールで運営される競技だからである(p.23)

確かに、大学で経済や経営の専門的な勉強をしても、実際にお金持ちになるワケではありません。お金について知ることと、お金を実際に使いこなすことは「ルールが違う」というワケ(学校でお金について教えない・学ばないというのも、実際に必要な知識は「教えられない」ってこと?)。

3つのベクトルの2つ目は「感情」(共感、嫉妬、憎悪、愛情)。お金の次に影響力が強いとされています。お金の影響力を維持するためにも「感情」を無視してはいけないとされています。

3つめがテクノロジー。テクノロジーについて「99.9%の人は考えなくても問題ない」とされていますが、テクノロジーが実社会を大きく変えるきかっけになるのも事実です。

お金じゃ足りない!

本書『お金2.0』は、お金だけではない「新しい価値」について書かれたものです。わたしたちはお金の支配から逃れられない社会で生きているけれども、それと同時に「お金だけじゃ足りない」のが本当のところなんでしょう。誰もが働いてお給料をもらうだけだと不満で、激励や承認も望んでいます。

一部、自分の人気が収入と直結する職業の人を除けば、多くの人はSNSで「いいね」されても一円も儲かりません。だけど、SNSに投稿をやめられないし、「友達」の数が多ければ多いほど、なにか「価値」があるような気がします。他人から「素敵な人だ」と思われたい欲求って誰にでも多少はあるでしょう。

わたしたちを突き動かしている原動力の大きな要素はお金だけど、お金だけじゃなくて、共感や嫉妬や「素敵だと思われたい」「承認されたい」といった感情が大事。そして、現在はその感情の発露としてテクノロジーが大きく関わっています。多くの人にとって高価なスマホはなくても困らないものだろうと思いつつ、しかし一度スマホを用いて「つながり」を経験してしまえば元に戻れないのもわかります。

「価値主義」社会っていい世界なのかな

『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』挿絵イラスト

この「お金」「感情」「テクノロジー」の3つのベクトルによってもたらされる未来の方向性を「価値主義」と名付けられていました。お金主義ではなく、お金とそれ以外の要素が合わさった「価値」主義なのです。

お金主義の時代が終わり、新しい「価値主義」の時代が来るって、それっていいことなんでしょうか。本書『お金2.0』ではベーシックインカム(BI)の話題も扱われ、ベーシックインカム導入後は「お金のために働く」というベクトルが少し弱まり、相対的に「感情」「テクノロジー」の力が大きくなります。

価値主義では、「認められたい」「共感されたい」という感情を満たせられる力のある人にとってはいい世界かもしれませんが、みんながみんな上手にそれができるとも限らないでしょう。今は「生活のために働く」ことができますが、ベーシックインカム導入されると働くことに、今以上に「理由」が必要にるんじゃないのかなぁなんて考えると、今よりも面倒くさそうにも思います。だって今だって、働くことに「生活のため」以上の理由を求めている人はすでに多いのではないでしょうか。

ベーシックインカム導入後の「感情」の比重が大きくなった世界では、無料で「いいね」を集められている人はいいけれども、旅行や買い物、食事など、物やサービスをお金を払って買った結果「いいね」が集まっている人にとっては、今よりもお金が必要になるんじゃね? なんて考えると、よくわからなくなってきます(;’∀’) ただ、転んでも死なないってのは、チャレンジする人にはいいね。

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『実践・プレゼンテーションのセオリー』|虎の巻!必携!

こんにちは。あさよるです。このブログが始まってかれこれ丸3年(2015年7月スタート)です。当初から本を読んだ感想を書いているのですが、最初の頃はほんとにつらつらと思いついたまま自分メモ的に書いてただけだったのですが、なんかだんだん「本を紹介する」方へ移行しています。で、どうせなら、面白い本、良い本は「これいいいよ!」「オススメよ!」と伝えられるといいのかもなぁなんて、『プレゼンテーションのセオリー』を手に取りました。

あさよるは以前まで、プレゼン資料を頼まれて作成していたこともあったのですが、あさよる自身、人前で話したり、言葉で伝えること自体はとても苦手です>< ちょっとはマシにできるといいのになぁ~なんて思いました。

小さくて薄い本なのですが、だからこそ、ちょいちょい見返すために手元に置いておきたい本です(`・ω・´)b

必携!プレゼン虎の巻

『プレゼンテーションのセオリー』は、プレゼンのパワポ資料の作り方、話の持って言い方、立ち方、プレゼンにふさわしい振る舞いかたと、プレゼンにかかわるAtoZがコンパクトに紹介される本です。一冊持っておくと心強いでしょう。

プレゼンの失敗例と成功例がそれぞれ紹介されていて、「ああ、こういう話し方しちゃうかもな~」なんて苦笑いしてしまうようなものも(;’∀’) 「相手にどうしてほしいのか」「相手のために問題解決してあげる」「説得力を高める」と、プレゼンの基本から念押しされるので、必携しておくとよいのではないのでしょうか。

同著者の『実践・交渉のセオリー』『実践・プレッシャー管理のセオリー』に続いての第3弾だそうで、こちらもチェックしたいですね。

kindleならいつでも携帯できる

ちなみにこの本、紙の書籍版はB6サイズの薄い本なのですが、それでも常に持ち歩くにはかさばります。スマホのkindleに保存しておけばいつでも読めてよいと思われ(`・ω・́)ゝ

プレゼン攻略コンパクト版

本書のメッセージって、「プレゼンってパワポ資料をつくることじゃないよね?」って確認なんだろうと思います。パワポでカラフルな資料作って、立体的なグラフ載っけて、なんとなく「形になったような」気になってるのはただの自己満足。そうじゃなくって、相手に「伝える」そして「行動してもらう」ことが目的です。「行動してもらう」ための活動がプレゼンってことですね。

「伝える」「行動してもらう」ことに注目しながら、相手に分かりやすいように資料を作る〈目線〉。忘れがちなのかもしれません。そのための細かなコツが紹介されているので、あさよるも勉強になりました。「パワポ画面の左上に『今何の話をしているか』を明記する」というのは、ブログでも取り入れられないかな? と考え始めています。

また「もっとブログ記事も、プレゼンっぽく書いた方がいいのかな?」とか(そもそも論やなw)。

もっと言えば、別に仕事じゃなくても、ほんとは使える技術なんですよね。「伝える」「行動してもらう」って。あさよるは、家の中で「片づけて欲しい」「掃除してほしい」とイライラすることがあるのですが、単に以イライラをぶつけるだけじゃケンカになるだけだけど、有意義なプレゼンができれば解決するんかしら(苦笑)。

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キラーワード「日本で商売しない?」を使いたい!|『個人ではじめる輸入ビジネス』

『個人ではじめる輸入ビジネス』挿絵イラスト

こんにちは。乱読を心がけている あさよるです。なるべく自分の興味のない分野、自分と縁のない事柄の本を意識的に手に取るようにしています。書店や図書館でも、決まった棚だけでなく、すべての棚に目を通すようにしています(だから大型書店は大変だ)。『個人ではじめる輸入ビジネス』も、乱読習慣があったからこそ手に取った本です。だって、輸入ビジネスなんて縁もなければ興味もないんだもんw なのです、が! 読んでみるとアラふしぎ。「あれ?なんか輸入業ってできるかも!?」「むしろこれって超おもしろくね!?」とテンション上がりまくりでした。

ただ消費としての旅行をするよりも、仕事として出張がてら遠くへ行けたらいいなぁなんて思惑もあったりしますが……。いずれにしても「輸入業」「外国」「自分の店」などなど、夢の広がるお話なのです!

あと個人的に、ゴールデンウイークを利用してフリマアプリ「メルカリ」を使って家財道具を出品しまして、売りたい商品を売りたい値段で売り切った経験から、ネットで物を売るのも楽しいなぁ~と、嬉しくなっちゃってる感もアリ。

輸入業、できそう!

『個人ではじめる輸入ビジネス』はその名の通り、外国から商品を買い付け、国内で販売する輸入業を始めちゃいなよ! と背中を押す本です。個人が、しかも素人が、輸入ビジネスなんてハードル高すぎね? とビビってしまいますが、「そんなことない!」と著者が太鼓判を押してくれるから、なんとなく「できそう!」「面白そう!」と思っちゃうから不思議です。

輸入ビジネスって難しそうに思えますが、基本は外国へ行って、これはいいなと思ったものを買って、売る。シンプルに言っちゃえばこれだけです。「英語できないんだけど……」という心配も大丈夫。なぜなら、外国のメーカーから見れば、お金を出すこちらが「お客様」なワケですから、お客様の話はジッと頑張ってきてくれます。しかも、外国へ行くと「私たちは日本人だ」「日本のマーケットで商売する気はないか?」と言えば、日本人と取引したい、日本をマーケットにしたいと考えている人は多く、好感触だそう。日本国ブランドを使ってやろうってことです。ちなみに、この「これはいくら?」「あとでメールします」「日本で商売しない?」と話しかける英語の定型文も掲載されているのでご安心を(苦笑)。なにより、今はスマホがありますから、英語喋れなくてもなんとかなる、大丈夫! らしい。確かに輸入業は「こっちがお客様」ですから、売る側が好意的に応対してくれると考えれば、なんかいけそうな気がする(`・ω・´)b

で、いざ輸入業を始めるにあたって、必要な手続きや料金なんかも紹介されており、「面倒なことはプロに頼めばいい」ということも紹介されています。また、国内にある外国の大使館にかけあうと、大使館がフォローしてくれることもあるそうで、これはいいと思った。大使館では日本人が多く働いていますから、言語のメンタルブロックも低いでしょう。

まずは国内で、副業として……

早速外国に買い付けに……ってのは大変ですから、まずは国内の見本市に行ってみるよう提案されていました。ビッグサイトとかでやってるヤツですね。名刺を作れば、企業向けの見本市に参加できるそうなので、あさよるもさっそく大阪の見本市をググっていた……。

まずは日本の見本市から始めるのは、「見本市」という空間に慣れるためでもあります。外国の見本市に突然行って圧倒されて腰が引けたらもったいないですからね。プールに入る前に水を浴びて心臓を慣れさすように、まずは日本の見本市から。

意外とハードルは低い?「できるかも」ってwktk

『個人ではじめる輸入ビジネス』はとりあえず「なんか輸入業できそう!面白そう!」と思わされるパワーがある本です。ああ、これまで考えてもみなかった世界があったのね!とワクワクしちゃいました。あさよる的には、輸入業の本を読んでおいてなんですが、「国内の製品でも買い付けて売れるんじゃね?」とやたらテンションが上がってしまいました。

また、大使館がバックアップしてくれるという話はうっすらと聞いたことがあったので「マジか」と思い、「それはいい話を聞いたかも」という感じ。

もちろん、輸入業には面倒な手続きもあるんですが、その辺は『個人ではじめる輸入ビジネス』を読んでくださいw 面倒なことは専門業の人に頼むのがいい、というのは、そりゃそうだなと。

誰しも一度は「自分のお店を持ってみたいな」なんて夢見たことがあるんじゃないでしょうか。それが、今はネットを使えば手軽にネットショップを始められますし、買い付けも昔に比べればずっと便利であろうことは想像に難しくありません。もちろん、輸入業を本業にして、大きなビジネスにつなげてゆく人もいるでしょう。

いずれにしても「まずは見本市に行ってみる」「まずは少量だけサンプルを取り寄せてみる」ってとこから始めて、個人で小さくお店を始めてみるのがよさそうですね。

なんでも「その気」になってみる

『個人ではじめる輸入ビジネス』挿絵イラスト

あさよるは結構、本を読むたび本気で「これはなんかできそうな気がする!」とその気になってしまうタイプですw んで「もし自分がお店屋さんをするなら、文具店か食器屋がしたいな~」なんて夢が広がりんぐしておりました(‘∀’)> ちなみに、日がな一日ブログを書きながら、片手間で実店舗ができたりしたら最高だと思いません? うちの敷地でお店できたらいいのにな~。

あさよるはやっていませんが、ブログやWEBサイトで「ドロップシッピング」という「お店」を始めることもできます。ドロップシッピングとは、

インターネット上における商品の広告または販売の一形態で、商品等をウェブサイトの閲覧者が購入した場合に商品の発送(場合によっては請求も含む)を販売したウェブサイトの提供者や広告者ではなく製造元や卸元が直接行う取引方法の名称である。また、三国間貿易でも使われることがある。

ドロップシッピング – Wikipedia

営業をして商品を販売し、メーカーから発送してお客様のもとへ届けます。「在庫を持たなくていい」というのが最大のメリットでしょう。

「お店」といっても、現在ではいろんな形態が想定されますね。冒頭でお話した「メルカリ」でお店をやってる人もいますし、実店舗とネットショップの両方をやってる人もいます。Amazonで本を売っている人もいます。誰もが一度は考える「自分でお店を持ちたい」って、結構誰でもできちゃうのかも。

なんか「できそう!」「面白そう!」とやけにワクワクしたまま読了いたしました。

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『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』|華やかな一瞬のために

こんにちは。あさよるです。どっぷり読書の世界に浸りたいときもあれば、軽く一気に読み切れちゃう本が欲しい時もあります。今回読んだ『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』は後者で、軽く読めるけれども、自分の仕事(自分の取り組みを含む、広い意味の「仕事」)についてとても励まされるものでした。

仕事って、パッと気持ちいい、華やかな瞬間って一瞬で、地道にコツコツと地味な取り組みが大事なんだよな!なんて、自分の仕事を振り返って「これでよし」と確認するような感じ。

マッキンゼーでも地味で地道なことをしてる!

本書『マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書』は、「マッキンゼー」「問題解決」とタイトルに並んでいますが、中身は「入社1年目」つまり新入社員が社会人として働く上で知っておきたい心得が紹介されているものです。「マッキンゼー流」とありますが、どんな業界、どんな業種でも当てはまるような汎用性の高い内容です。つまり、具体的なノウハウや作業工程が書かれているものではなく、多くの人に広くあてはまる「働き方」ってところ。

本書『マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書』で注目すべきところは、マッキンゼーなんて華やかな職業に思えますが、とても地道に地味ぃ~なことをコツコツをしているということです。「1冊の大学ノートにノートを取ろう」とか「夜は早く寝て、早起きしよう」とか「クライアントの顧客に聞き込みをしよう」「現場で一緒に働いてみて、問題点を見つけよう」などなど、マッキンゼーでは意外にも泥臭く汗をかいて仕事をしていると紹介されています。

もし、今の自分の仕事が「なんかパッとしないなぁ」「もっと煌びやかな世界へ行きたかった……」と思っているのならば、本書を読めば「みんな仕事はあまり変わらないのかも」と感じます。華やかなイメージの仕事だって、人目に触れる部分はステキに見えても、地味ぃ~な段階があったりすものです。あさよるは元々デザイン畑出身なので、「デザイン」というと「カッコいい!」なんて言ってもらえることもありましたが、業務自体はすごく地道な作業だったりするし、繁忙期は自分もボロボロなまま出勤して仕事、なんてことも珍しくないし……(;’∀’)> あさよるの友人は花屋さんに勤めていて、「ステキな仕事だなぁ」と感じていますが、やっぱり「力仕事だし汚れるし……」という話を聞くし、あさよる的には「憧れの書店員」も結構ハードワークだと聞きます。ジュエリーを扱う仕事をしている人だって、宝石や貴金属は商売道具であって自分用ではないから…なんて話も聞いたことが……。

仕事ってどんな分野でも、華やかでカッコいい面と、地味で地道な面と、両面を持っているものなんでしょう。

読書習慣を死守せよ!ビジネス書の最初の一冊に

『マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書』は、「入社1年目」の人を読者対象にしていますから、「これからビジネス書や自己啓発本を読んでみたい」人へ向けた、最初の第一冊目と想定すると、なかなか読みやすいし、励まされるし、参考になるし、良い本だろうと思います。

学生時代、読書習慣があった人も、社会人になるとなかなか読書時間を取れなくて、読書から遠のく人も多いでしょう(あさよるも、社会人になってから30代に差し掛かるまでなかなか本が読めない時期が続きました)。そういうとき、フィクションの小説を読んで気分転換もいいですが、軽いビジネス書や自己啓発本の類をザッと読んで冊数を稼ぐのもアリだともいます。なにせ、読書って習慣のものですから、じっくり本を読む時間がなくても「本を手に取ってページをめくる」って習慣さえなくさず継続していれば、そのうち仕事も慣れてきたときに読書習慣に復帰できます(逆に、ブランクができると習慣を復活させるのはムズカシイ……あさよるの経験です(;’∀’)>)。

入社1年目の教科書から転職の話へ

本書『マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書』のおもしろいなぁと感じたところは、入社1年目の新入社員向けの本なのに、そこここで転職の話題が飛び出すことです。別に「転職の準備しなさいよ」とか「転職せよ」なんて言ってるわけじゃないんですが、ナチュラルに転職の話題が紛れ込んでるんですね~。

そもそも、本書の冒頭は、「マッキンゼーの社員は3~5年で会社を辞めて次のキャリアに進むらしい」という話題から始まるんだからw 別に「転職のススメ」ってワケじゃないけど、たぶん新卒採用された会社に定年まで務めると考えている人も少ないだろうし、いずれ「転職」というターンもやってくるだろうから、頭の隅にあればいいのかもね。

もちろん、本書で紹介されている問題解決法やフレームワークの考え方など、業務だけじゃなく、転職にも当てはまるだけど、婚活にも使えるよ、なんてガイドラインもあったりして、仕事に留まらずホント広く使える考え方、やり方なんですね。

3~5年で巣立っていくってスゴイね

本書の1ページ目はこんな風に始まります。

 平均3~5年。
これはなんの数字かというと、世界最強のコンサルティングファームと称されるマッキンゼー社員について、まことしやかにささやかれている平均的な在籍年数です。私もそうですが、多くのマッキンゼー卒業生の実感値としては、そう外れていないでしょう。
「え、そんなに短いの?」と驚かれるかもしれません。けれど、現実に入社3~5年もすれば、マッキンゼーを卒業して起業する人、さまざまな事業会社で経営やマネジメントに携わる人は珍しくありません。
一般的な感覚では、入社3~5年と言えば、一応、組織の中で自分の役割を与えられて、新入社員にとっての良い先輩として日々の業務を遂行している立場でしょう。
そのタイミングで起業や経営、マネジメント層にキャリアを進めるというのは、かなり優秀な人なければ現実的ではないのかもしれません。

p.1-2

普通、やっと業務を任され後輩ができた頃合いなのに、マッキンゼーの社員は独立して次のキャリアを始められるのは、マッキンゼーの(特に日本支社が)独自に持っている「新人研修プログラム」にある、と話が展開されていきます。そして、その「新人研修プログラム」のエッセンスが紹介されているのが本書というワケ。

……なんですが、この話のすごいのは「3~5年で独立する」ってとこ。3~5年で会社に貢献できるということです。つまり、企業は新人を採用すると、まずは新人を育てるためにコストがかかります。ですから、新人は雇っているだけで赤字の存在です。しかし、新人を育て、その後、会社のために働いてもらうことで、赤字を回収し、そして会社にとって収益を上げて欲しいと期待されてるんですね。で、マッキンゼー社員は3~5年で卒業しちゃうというのは、それだけの短期間で会社に貢献して卒業していくってことです。すげーと思いました。

入社ン年目でも、モチベーションアップに

本書『マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書』は、「入社1年目の」とあり新卒採用された新入社員向けの内容ではありますが、入社ン年経っていても「初心忘るべからず」というように、新人の頃の気持ちを思い出しモチベーションアップになる読み物です。

内容は多くの人に当てはまるもので、華々しい経歴を持っているように見える人でさえ、汗を流して地道にコツコツと仕事に取り組んでいるんだと知ると、励まされる思いです。また、現在では「根性」とか「精神論」は倦厭されていますが、それでもやっぱ「ガッツ」とか「情熱」とか「モーレツ」としか言えないようなパワフルさを、仕事に向けられたらすごくいいだろうなぁと思いました。なんでも嫌々やるのは嫌ですからね(苦笑)。

仕事って、やっぱ自分のアイデンティティの一部になりうるものだし、人間は社会の中で成長していくものですから、社会人になってからこそ「自分」という人間を肉付けし、形作ってゆく本番じゃないのかなぁなんて思います。自分で、納得できるよう微調整しながら経歴と年齢を重ねていけたらいいのにな。

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『デキない人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』|誰かが喜ぶお金の使い方

『デキない人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』挿絵イラスト

こんにちは。お金が貯まらない あさよるです。なのですが『デキな人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』では、貯金思考がお金を遠ざけていると紹介されていて「ああ、じゃあお金が貯まらないのは悪いことじゃなかったのか!」なんて元気になりました(多分そういう意味じゃない)。

お金を自分のために寝かしておくよりも、誰かが喜ぶことに使いましょう、というのが本書の趣旨。そして、それが「投資をする」ということであると紹介されています。

「交換する」から価値がある

本書はまず「お金とは」という話から始まります。お金とは、価値と価値を交換するために存在します。お金のなかった時代は物々交換をしただろうし、物がない時は「あとで渡す」と約束をしたでしょう。その時の信頼の形が「お金」と言えます。

だから、お金は交換するからお金であって、交換しなければ価値がない! ……と言ったら言い過ぎでしょうか。ただ、稼いだお金をただ貯金しているだけでは、交換をしませんから、お金の価値が生まれません。働いても働いても、一所懸命お金を貯めても、「満たされない」理由の一つは、お金の価値のある使い方ができていないからかもしれませんね。

また、ただ「お金が欲しい」と思うのではなく、「お金をどう使いたいのか」を自分で考えないといけません。他人の価値基準で、他人が喜ぶこと、他人が羨むことにお金を使っても、結局自分が満足できないとお金がいくらあっても不満はなくならないでしょうからね。ちなみに著者の柴田博人さんは、子育てをするために仕事をセミリタイアされたそうです。自分のやりたいこと、価値を置いていることのために行動しているいい例ですね。お子さんが大きくなって、つきっきりの子育ては不要になったことで、現職に復帰なさっています。

誰もが、自分にとって価値のあることにお金を使って、自分にとって意味のある時間が過ごせると(・∀・)イイネ!

消費体質から投資志向へ

本書『デキない人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』では、「投資」という言葉にページが割かれています。浪費じゃなく、投資をしましょう、という当たり前の話なんですが、あまり誰もやらないことですね。ここでいう「投資」とは何も株を買ったり土地を買うことだけじゃなく、子育てにお金や時間を使ったり、勉強に時間を使うことも投資になりえます。

投資について、とってもわかりやすい表現がなされていました。

 投資とは、「だれかを喜ばせるという活動にリスクをとってお金を投じた結果、リターンを得ること」(p.100)

すごくいい表現ですよね。投資して「リターンがある」状況とは、それをお金を払ってでも欲しいと思う人がいうるということ。そして、なぜお金を払ってでも欲しいかというと、それがその人にとってなにか「イイコト」だからです。反対に、誰も喜ばない物や事は誰もお金を払いません。例えばボロボロの物件は誰も欲しがらないけれども、みんなが住みたがる物件にはお金を出す人がたくさんいます。

投資というのは、あなたの周りにものすごく当たり前にありふれているのです。あなたが賃貸マンションに住んでいるなら、それはだれかがリスクをとって建設してくれたからです。高いお金を出して買わなくてもそこに住めるのは、だれかが貸してくれるからなのです。つまり、不動産投資の一部にあなたも参加しているのです。

そして「どうせ参加するなら提供側になろう」と考えるのは、不動産投資家になることです。どういう場所で、どういうマンションだったら自分が住みやすいだろう、と考えてみれば、それまでと違った世界が見えてきます。

p.101-102

「投資」ってアコギな商売なイメージがありますがw、こうやって「誰かが喜ぶことをする」と「誰かがお金を出してくれる」と考えるととてもシンプルでわかりやすいですね。そして、投資も悪いもんじゃないなあとも思えます。

今自分が便利に使っているものや、気に入ってること、利用してありがたいことは、誰かがリスクをとって準備してくれたことであると考えると、これまでにも増して有難みを感じますねぇ。そんで、自分は誰かのために何か、誰かが喜んでくれることをやってるのかなあ? 特に思い当たらないから、そりゃお金が集まらないわなぁと妙に納得(苦笑)。

『デキない人のお金の使い方×デキる人のお金の使い方』挿絵イラスト

お金を使うのがうまい人

本書を読むと、「お金持ち」というより「お金を使うのがうまい人」と「そうでない人」がいるって感じがしますね。お金の量は限られていても、自分が満たされていればそれで満足だろうし、いくらお金があっても不満を持て余すなら、つらいんでしょうね。

お金の量を目指すだけじゃなく「どう使うか」を考えておくのが大事ですね。あさよるならどうしようかなぁ~と考えると、自立して一人でご飯食べていけるだけあれば十分かなぁ~なんて思ってしまって、それ以上先の欲求に行き当たらない! こりゃお金が集まらないわけだわ……(;´д`)トホホ

そういえば、地元にとっても可愛くて素敵な雑貨屋さんがありまして、ショッピングに行くだけでなくSNSでも在庫や新商品情報をチェックしています。そのお店はまさに「誰かが喜ぶ仕事」をなさっているお店です。もちろん商売だからお金儲けでなさってるんだけども、そこで買い物をする客としても、そのお店が町にあることがとてもありがたいし嬉しいです。流行ってくれたらいいのになぁと思うし、ずっと続けて欲しいなぁと思います。それが、客である あさよる の生活が華やぐことに繋がりますからね。「誰かに喜ばれる」っていい表現ですね。

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