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『シャーデンフロイデ』|ざまあみろ!人の不幸が嬉しい気持ち

こんにちは。えらそうばってる人を見ると、いじわるしたくなる あさよるです。自分のことを大きく見せようとしたり、上から目線な応対をする人を見ると、なんかこっちもトゲトゲした気持ちになっちゃう。ただ、相手の挑発に乗るのは、相手の思うつぼだったりする。本当は、スルーするのが大人の対応なんだろう。

他人の失敗や、他人の不幸を期待してしまう、喜んでしまう気持ちのことを「シャーデンフロイデ」と言うそうだ。今回読んだ本では「他人を引きずり下ろす快感」とも書かれている。

ドキッとする言い回しだけれども、多少なりとも誰もが持っている感情じゃないかと思う。

愛が人の不幸を喜ばす

「シャーデンフロイデ」とは、

誰かが失敗したときに、思わず沸き起こってしまう喜びの感情(p.14)

だそうだ。ネットスラングでいうところの「メシウマ状態」。他人の不幸は蜜の味。えこ贔屓されているあの子の化けの皮を剥がしてやりたい。いつも出しゃばる気にくわないアイツがポカをして穴を開けてしまう様子を見て「いい気味だ」とほほ笑む。

それは誰もが持っている感情で、本書『シャーデンフロイデ』では、脳科学的にその現象を分析してゆく。

シャーデンフロイデには、通称「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれている、オキシトシンという脳内物質が関係しているらしい。オキシトシンは、人々が愛し合ったり、仲間を大切にしたい気持ちを起こさせるホルモンだ。男性よりも女性の方がオキシトシンが分泌されやすく、授乳中の母親が我が子を大切にするのにも、オキシトシンは重要な役割を果たす。

「愛情」と言えばポジティブな印象だけど、言い方を変えれば「執着」とも言える。母親は我が子に執着するからこそ、身を削ってでも子育てができる。仲間や恋人は、その人でなければならず、他の人じゃダメなのだ。

だからオキシトシンが分泌されると、子どもや仲間、パートナーを守るために、攻撃的になったり、保守的になるそうだ。素敵な恋人ができたら「その恋人を失わなうんじゃないか」と嫉妬する。あるいは、同僚に非の打ち所がないような素敵な恋人ができたら、あの人はどうやってそんな人と付き合ったのか、なぜわたしじゃなかったのか、と「妬む」。

ちなみに「嫉妬」と「妬み」は心理学的には別のものだそう。「嫉妬」は自分が持っている物を奪いにくるかもしれない人を排除したい感情。「妬み」は自分よりも良い物を持っている人に対して、その差を解消したい感情だ。「妬み」は、相手があまりに格上で足元にも及ばないとき、「憧れ」にも変わる。

シャーデンフロイデは、執着や嫉妬や僻みの発露だけれども、それは愛着や愛情、絆の裏返しだ。必ずしも悪いものではなく、人間社会には必要な存在でもある。

いじわるな自分に無自覚な人は厄介

シャーデンフロイデを感じない人はいないだろう。他人の不幸を楽しむのは品がいいとは言えないけれども、厄介なのはシャーデンフロイデに無自覚で、「自分はそんなものを持っていない」と否定する人じゃないだろうか。たぶん、本人は本当に、自分にはそんな邪悪な心はないと信じ切っているんだろう。だからこそ厄介だ。まだ「他人の不幸は蜜の味」と自覚的で露悪的な人の方が、話が早いだけにマシな気がする。

状況把握できるだけで

「最高の復讐は幸福になること」という言い回しがある。誰かのせいで自分が不幸になって破滅してしまうと、他人を喜ばせてしまうだけだ。自分が幸せになることが、一番人を悔しがらせることだから。それって、まさに「シャーデンフロイデ」。

自分の幸福になるために必要なのは、他人の悪口の輪に参加したり、イヤなヤツのことを思い出してイライラする時間ではないだろう。それは自分の時間=人生を他人に乗っ取られているのと同じだ。自分の時間は、自分の判断と決断によって、自分が采配することが、自分の幸せにつながっている。「させられる」のではなく、自分はどうするのかを考えるところから始まるのかもしれない。

あと、いじわるな気持ちになったとき「オキシトシン仕事してるなぁ」と思ってもいいだろうし、いじわるされたときも「ああ、シャーデンフロイデ」と心の中でツッコむのも、いいかも。よくわからない思いにとらわれるよりは、きちんと今の状況を言葉で認識すれば、理解が変わるだろう。

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『捨てる。』|物、人、過去…断捨離で今に集中する

こんにちは。年が明けても片づけが済んでいない あさよるです。一応、部屋はキレイにして新年を迎えたんですが、ダラダラと正月を過ごしていると、すぐに元の混沌に戻ってしまった。片づけはライフワークね。

片づけの「断捨離」という言葉はもう定着してしまってるけど、本来の意味を失って独り歩きしている感の強い言葉だ。今回読んだ『捨てる。』は「断捨離」という新しい概念を世に広めた、やましたひでこさんの著書で、改めて「断捨離」の意味が説明される。単にモノを捨てたり、部屋を片かたづける言葉ではなく、もっと大きな視点での言葉だった。

ちなみに、「断捨離」という言葉を広めた『新・片づけ術「断捨離」』という本がオリジナルのようなんだけど、これは公演の様子を書籍化したものなので、読み物としては今回の『捨てる。』の方が読みやすいし、わかりやすいと思う。

「片づけ」の話は壮大だ

ベストセラーになった「こんまりさん」こと近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』では、「これからの自分の姿」を想像することから片づけが始まる。過去の惰性の未来ではなく、理想の未来を思い描く。この一番最初のステップが、こんまり流片づけの大事なところだろう。片づけを通してセルフコーチングをしながら、あるべき状態へ近づいてゆく。だから、今の仕事にときめかないのであれば、転職のための用意を始めるし、収入を増やしたり、職場環境を変える。だから「人生がときめく」なのだ。

「片づけ」というのはどうやら、単に散らかっている物を棚や箱の中にしまうことではなく、もっと重大なものらしい。「断捨離」はすっかり「片づける」「物を処分する」という意味で日常で使う普通の言葉になってしまっているが、そもそもは片づけの哲学を表した言葉として広まった。

元々「断捨離」はヨガの哲学から着想を得て、やましたひでこさんが考案した考え方だ。

「断」とは、「決断」の「断」です。
「捨」とは、不要・不適・不快なモノを手放すこと。
「離」とは、「断」と「捨」を日々繰り返すことで至る境地、すなわち自在です。

やましたひでこ『捨てる。』(2018年)p.22

片づけができていない状態は、決断ができず、自分以外のなにかに支配されている状態だ。それは、過去に自分が買い集めてため込んだ「モノ」であったり、人間関係であったり、仕事であったり、生活習慣であったりする。だから「断捨離する」ことは、自分で決断をして、自分で選択をすることだ。だから、実は「断捨離」は家の中のことだけじゃなく、仕事や外の世界でも役に立つ。

家の中をきれいにする本だと思って本書『捨てる。』を手に取ると、内容が全然違っているだろう。

先延ばししない

断捨離の〈「断」は決断の「断」〉である以上、断捨離はとてもエネルギーが必要だ。人間の脳は決断をしたがらずに、なるべく決断をしなくて済むよう働いてしまうらしい。これは脳のクセみたいだから、意識して「決断」を選択しないと、ズルズルと過去と同じ行動をし続けてしまう。「断」「捨」「離」と3つのステップはとても大事だろう。

わたしたちは、「もったいない」とか「まだ使える」とか「気が引ける」とか、なにかと理由をつけてものを手放すことから逃れたくなってしまう。モノだけではなく、人間関係や仕事も同じだ。本当は離れた方がよいことが分かっていても、決断するのがしんどいから、先延ばしにしておきたい。

だけど、今目の前のことに集中するためには、過去のしがらみを整理しておかないと、なにもできない。わたしの経験だと、プロの仕事をする人たちの仕事場や机の上は、みな見事に片づいていた。片づけを徹底することは、仕事のための道具を大切にすることでもある。

そんなことを言いながら、わたしの机の上はいつも散らかっていて、今使わないものも出しっぱなしだ(;^ω^) ということで、わたしの片づけも今後も続くのであった。まだ、自分のあるべき状態に到達していないし、まだイメージが膨らみ切れてもいない

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『自分の顔が好きですか?』|人から愛される顔になる

『自分の顔が好きですか?』イラスト

こんにちは。あさよるです。「自分の顔が好きですか?」なんて質問されたら、どう答えるでしょうか。「YES」と即答する人って、どれくらいいるんだろう。
自分の顔だからこそ、愛着もあるだろうけれども、もっとここがこうだったら……と「欠点もよくわかってるよ」と言いたい人が多いんじゃないかと思う。

「人の顔」というのは、なにやら奥深いものらしい。『自分の顔が好きですか?』の著者の山口真美さんは、「日本顔学会」の役員をなさっている方だ。って、「顔学会」ってなんだ。「顔」というのは、特別なものらしい。

大事なのは「人当たり」

だけど『自分の顔が好きですか?』を読むと、自分の顔への不満はどうも勘違いというか、お門違いというかなんというか……わたしたちは「自分の顔を正しく見られない」らしい。そもそも、人の顔をじっと見つめていると、最初はちゃんと見えていても、数分もすると顔が歪んで見えてしまうようだ。よく学校の怪談話で、「肖像画が動く」みたいな話も、こういうところからきているのかもしれない。

さらに、自分の顔を見る時はいつも鏡越しだ。当然ながら、鏡で自分の顔を見ると、顔の左右が逆に見える。顔は誰しも微妙に左右差があるから、右と左の顔が入れ替わるだけでも、その人の印象を大きく変えてしまう。

人の顔を見つめていると、顔が歪んで見えてしまう上に、「自分が見ている姿」と「他人が見ている自分」が違っているから、自分の本当の顔を、自分では見られないのだ。

美男美女の苦労

美男美女に生まれた人は羨ましいなぁと思うけれども、彼らには彼らの苦労があるらしい。まず、顔が整っていると第一印象が良いから、「良い人」認定されてしまいがち。だからこそ、少しでも人の期待から外れるところがあるだけで、ギャップが大きく「やっぱり美人は性格が悪い」なんて陰口を言われてしまう。

美人ってだけで目立つだろうし、その界隈での有名人になってしまうと、みんなから一挙一動を観察され、余計に欠点が見つかりやすいのかもしれない。

羨ましい悩みにも思えてしまうが、人にはそれぞれ悩みがあるものなのね。

「愛される人」が良い顔

『自分の顔が好きですか?』イラスト

人の印象は、第一印象で決まると言われている。最初のパッと見たときの印象がその後の印象を作っているとも言えるし、その人の人となりは一瞬で相手に伝わっているとも言える。上っ面で取り繕ってるつもりでも、見透かされているのかもしれない(;^ω^)

人から愛される人、人気者になる人は、優しそうだったり、話しかけやすそうだったり、人と打ち解けやすい雰囲気を持っている。怖そうな人や、イライラしている風な人には、近づきたくないもんね。

美人不美人は生まれ持った才能なのかもしれないけれども、「優しそう」とか「声をかけやすそう」な人を目指すことは、今からでもできるだろう。それはきっと、今一緒にいる人や、これから出会う人たちを大切に、親切にすることかも。そう思うと、「自分の顔は好きですか?」という質問の答えも、少し変わってくる……のかな。

みんなだいたい同じ顔

ペンギンの雛たちがコロニーをつくって、親ペンギンたちがエサを運んでくるのを待っている……という様子を見聞きするたびに、「やっぱりペンギンも顔を見れば親子だとわかるのかなぁ」なんて思っていた。ペンギンなんてみんな同じ顔に見えるけれども、ペンギンからしたら、みんな違った風貌に見えているのかもしれない。昔、うちで猫を飼っていたけれども、たぶん同じような模様の猫が何匹もいても、自分の猫は一目見てわかると思う。「顔を見たらわかる」自信がある。わたしはペンギンは身近にいないから、みんな同じ顔に見えるけれども、飼い猫と同じように、ずっと一緒にいると見分けがつくんだろうか。

と、前置きが長くなくなったけれども、人間の顔も、わたしたちにとっては特別なものだから千差万別に感じているけれども、ペンギンと同じように、だいたいはみんな同じ顔だ。ごくわずかな差を見分けて、人を識別したり、その人の機嫌や気分を読み取っている。

このわずかな差を読み取るのに長けている人もいれば、苦手な人もいる。人の顔の見分けが得意なのは、意外にも赤ちゃんだそうだ。生まれたての赤ちゃんはまだ視力が良くないから、人の顔がわからない。生後10か月くらいの赤ちゃんが一番、人の顔の識別能力が高いそうだ。

「人の顔がわからない」と思っていたけれど……

わたしは常々、「人の顔を覚えるのが苦手」と思っていたけれども、それはどうやら思い過ごしらしい。本書でも、人の顔が覚えられない人のパターンについて触れられているけれども、わたしは「人の顔をちゃんと見ていない」タイプだ。日本人は人と話をするとき、目を見ずに口元を見ている人が多く、目を見る時は相手の感情を読み取ろうとしている時だそう。そういえば、わたしも人の口元に注目してる時間が長いような気がする。

あと、人の顔がわからないという人の中には、「だいたいは覚えているけれども、鮮明に思い出せない」という記憶の精度をより高めたいという、贅沢な悩みを持っている人もいる。わたしはこのタイプだろうと思った。

もちろん、脳の特性で人の顔が認識できない人や、人の顔に注目するのが苦手な人のもいる。いろんなパターンの顔認識について知ると、「人の顔を見る」という、いたって当たり前で、毎日毎日生まれてから繰り返し続けている行為が、実はとても込み入った、複雑な話だったことに気づく。これは面白い。

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『絶滅の人類史』|みんないなくなった

『絶滅の人類史』

こんにちは。あさよるです。このブログはまあまあ流行にも乗っかるブログなんですが(;’∀’) 未だに『サピエンス全史』は取り上げていまへん。その言い訳かなんやは、この記事の後半に……。正直、上下巻の2冊もまた読み返すのものな~というのが、本当の本音かもしれないけれど(;^ω^)

しかしその後、サピエンス全史的なタイトルや内容な本が目立ちます。『絶滅の人類史』もそんな中の一冊ですが、進化の考え方についてよく知れる本たったと思います。オモモー(`・ω・´)b

「進化」を知るために

『絶滅の人類史』は進化論についてよく知れる。わたしたちはつい「自然界は弱肉強食で、強いものが生き残る」と考えてしまいがちだ。だけど、それは違う。本書では「子孫をたくさん残したものが生き残る」と簡潔にまとめられている。どんなに強い生物でも、子孫が絶えてしまえば絶滅するし、一個体では弱くたって、よりたくさんの子孫を残し続ければ、生き残ることができる。

わたしたちホモ・サピエンスには、ほかのホモ属の仲間がいた。だけどみんないなくなってしまった。それはわたしたちが最も勝っていたとか、最も賢かったわけではなく、わたしたちが子孫をたくさん残し続けてきたからだ。

わたしたちには敵が現れても「闘う」「逃げる」「ようすを見る」のどれも選べない。わたしたちは闘うための牙も爪も持っていない。直立二足歩行をするわたしたちは、逃げ足がとても遅い。捕食者にあっという間に追いつかれてしまう。直立二足歩行のメリットは「立ち上がって遠くを見渡せること」だけれども、それだけ敵から見つかりやすいことでもある。隠れて様子を見るには不向きな設計だ。

わたしたちの生き残り策は、群れで行動することだった。群れは敵からも見つかりやすいが、集団で行動すれば、ある個体が襲われても群れが全滅することはない。そして、たくさん子どもを産んで育てる。ヒトは複数の子どもを同時に育てることができる。群れでありながら一夫一妻制をとり、より子孫をたくさん残せる社会が残った。

『絶滅の人類史』

ホモ属は弱い動物だからこそ、どこでも生き、なんでも食べられられるものだけ生き残った。食べにくいものは消化に時間がかかるから、わたしたちはゴロゴロと暇な時間を過ごさなければならない。その暇な時間こそ、道具をつくったり、言語が発達する時間だったのかもしれない。「スクール」の語源であるギリシア語の「スコレー」は「暇」という意味だ。暇こそ知性に必要な時間だ。

そんな人類の歴史が『絶滅の人類史』では語られている。もちろん、証拠が不十分だったり、仮説でしかないことも多く、想像で補ったり、諸説あることも十分に説明がなされる。

また一見、因果関係があるように思えることも、ただの思い込みであることもある。そんな事例をたとえ話を駆使しながら丁寧に説明されている。「進化とは何か」を知るのに、よいガイドになるだろう。

仮説・諸説・わからないことばかり

『サピエンス全史』は一応読んだけれども、ブログでは取り上げていない。人から「どうだった?」と聞かれても「読まなくていいんじゃない」と答えている(;’∀’) 「『竜馬がゆく』か『坂の上の雲』でいいんじゃないの」というのが本音です<(_ _)> (だけど、やっぱヒットした本だから、その後それをイメージするようなタイトルや内容の本がたくさん出版されていて、わたしも数冊読んでいる。そろそろ『サピエンス全史』もブログで取り上げとかないと、記事が書きにくいなぁと思い始めている……)

なんで『サピエンス全史』はイマイチだったかというと、仮説や想像の域を出ないことを、断定口調で書いてあるからだ。断定的に書かれている方が読むのは気持ち良いが、科学的ではない。つまり、歴史小説なのだ。で、歴史小説として読むのなら、『竜馬がゆく』の方が断然楽しい(これは個人の感想デスw)。

だから、「気持ちのいい物語」を読みたい人にとっては、今回の『絶滅の人類史』は、歯切れが悪く読みにくいだろう。だって、諸説あることは諸説あるとし、仮説は仮説、想像の話は想像だと書いてあるから。つまり、なにも断定されていないのよね。ただ一つ、断定されているのは、結果、生き残ったのはわたしたちだった、ということ。付け加えると、わたしたちのDNAには、他のホモ属の遺伝情報も一部残っているということ。それくらい。

『サピエンス全史』のあとに出版された、これ系の本を数冊読んだけど、わたしが読んだ本はどれも、わからないことはわからないと書いてある本だった。本を一冊頑張って読んでも、結論が「わからない」というのは居心地が悪いけれど、そういうものだ。むしろ「わからないものはわからない」という人は親切だ。

太古のロマンか……

わたし自身、あまり「ロマン」を求めないタイプなんだけれども、こういう話はロマンしかないよね。この前、恐竜展に行って、恐竜の化石の数々を見てたんだけど、恐竜って、ロマンなのよ。そう痛感したのは、比較対象として現存する哺乳類の骨格標本を見たとき。思わず「哺乳類ってダセー」と思ったんだけど、よくよく考えてみると、哺乳類がダサいんじゃなくて、恐竜をやたらカッコよく復元しているのだw

それは、古生物の図鑑とか見てても同じだよね。「スゲー」「カッコええー」とときめくんだけど、そういう風に描いてあるのか……というようなことを、『リアルサイズ古生物図鑑』をパラパラ見ながら思う。うん、すてき。

古生物のサイズが実感できる! リアルサイズ古生物図鑑 古生代編

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『一流の気くばり力』|尊敬しあえる人間関係の中で仕事をする

『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。若いころは素直で真面目でニコッとしてるだけで済んでいましたが、年齢を家朝寝ると人から求められるものも変わるし、より高い能力を持っていて当然になってくるから大変です。「今までのままじゃいかんのだ」と思っているのですが、具体的に何をしていいのかわからない最中なのです。今回は『一流の気くばり力』という本を手に取ってみました。

あさよるは若い頃は引きが強いというか、なんかよくわかならい自信があったんですが、最近はめっきり弱気になっています(苦笑)。自信がないから、できることもできなくなっている気がして、こりゃヤバイなぁとも思っています。

『入り中の気くばり力』では、コミュニケーションを通じて人に認められ、信頼され、尊重されるために必要な力が紹介されています。どれも一朝一夕で見につくことではありませんが、「大人というのはこいういうことか……(゚A゚;)ゴクリ」と息をのんでおります。

気くばり力は、尊重される力

『一流の気くばり力』では仕事でも私生活でも役立つコミュニケーション術を指南する内容です。自分の意思を上手く伝えられなかったり、なにかと誤解されがちな人にぴったりです。一流の気くばり力とは、「相手から尊重される力」でもあります。人間関係の中で、自分という人が存在感を持ち、人格ある人間として尊重されるための方法です。

本書で語られる「気くばり力」は、独りよがりで自己満足な「気くばり」ではなく、相手に自分の好意や配慮が伝わり、双方向なコミュニケーションとしての気くばりです。コツコツとひたむきな心掛けや、地味な仕事に取り組んでいる様子だって、見ている人は見ているもので、意外と目立たないことまで気が利いていることが他人から評価されたりします。

気くばりって相手をもてなすためにするものですから、伝わってこそなんですよね。どんなに心の中で「我慢してやってるのに」「気を利かせてやったのに」と思っていても、相手が「大事にされてるな」「配慮してくれたんだな」と伝わっていないと、コミュニケーションとして成立しません。

本書では気くばりの要素を5つに分けて紹介されています。

「俯瞰する」
「共感する」
「論理を通す」
「サービス精神を持つ」
「尊重する」

p.7

俯瞰する

「俯瞰する」とは、一歩先のことまで考えて行動することです。「報連相」をするときに「○○さんに連絡しました」とあったことだけ伝えても、相手は「で?」って話です。もう一歩踏みこんで、実際にあったことプラス、どんな感じだったのか、これからどうするのかをあわせて伝えます。相手はそれが聞きたいんですから。報連相の要素として①現状、②見通し、③対処と3要素が大事です。俯瞰とは、一段高い位置から見下ろして、相手の聞きたいこと・知りたいことを把握して、それを伝えることです。

共感する

『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』挿絵イラスト

「共感する」とは、相手の主張を「受け止めましたよ」と伝えることで安心させ、信頼してもらえる力です。「礼儀正しい人」「気が利く人」「マメな人」と思われることも、共感して信頼してもらえるからこそです。人を良く観察し、相手の気持ちを汲み取る能力とでも言いましょうか。物腰の柔らかさや、話しやすさなんかも重要です。タイミングってのも大事です。ミスして落ち込んでいる人を励ましたり、次の提案をする時も、言葉やタイミングに配慮すべきです。

論理を通す

「論理を通す」とは感情に流されず冷静に物事に対応できる力です。仕事では、相手にわかりやすく説明する力や、冷静に周囲を俯瞰できると、安心して仕事を任してもらえ、信頼されます。感情にふりまわされないのは、すごい能力ですね。

サービス精神を持つ

「サービス精神を持つ」とは、その人がいるだけで場が華やぐムードメーカー的な人。誰からも好かれ、可愛がれ、どんな人とでも打ち解けられます。営業先、取引先でも気に入られる人は強いですね。話し上手で、誰に対しても(目上の人にも後輩にも)積極的に声を掛けられる人。

尊重する

「尊重する」とは、協調性が高く、相手の意思を尊重する人です。といっても、くれぐれも「我慢して合わせてやる」のではなく、自然と相手を尊重して、我慢強く聞く力があります。「あなたを大切に思っていますよ」という意思を相手に伝える力がある人。また謙虚な人です。

総合して「気くばり力」=尊重される人

これら5つの「俯瞰する」「共感する」「論理を通す」「サービス精神を持つ」「尊重する」の力の総合力が「気くばり力」です。気くばりができる人は、周囲の人から信頼され、可愛がられ、一目置かれ、結果的に「自分自身が尊重される」力とも言えますね。

気くばりの自身が持てる

正直「言うのは簡単やけどな」って感じですけどねw 本当に「気くばり」ができる人がいたら、その人は優秀で誰からも評価されていて当然だと思います。それがなかなかできないから困ったもんでして(;^ω^)

ただこうして、要素を抜き出して言語化してもらえると、多少は意識できるようになるのかもしれません。また「これは苦手だけど、これはできるかも」と得意と苦手もあるでしょう。

あさよるの場合はどうだろう……人から可愛がられることは多かったから「サービス精神を持つ」は多少あるのかもしれません。だけど「論理を通す」「尊重する」は全くないw

こう気くばりの要素で語られると、自分にも当てはめやすいから、反省もできるし、自信を持てる部分もあって良いですね。

一人よがりな気くばりは……

本書『一流の気くばり力』を読むと、独りよがりで自己満足な気配りはないということもわかります。「気が引けて言いたいことを言えないこと」や、「ただ我慢すること」は気くばりではありません。むしろそれって、逆に相手に気を使わせるタイプっすね……。

窮屈そうにしていたり、取ってつけたような行儀やマナーも、パッと見て相手に伝わると思うし、結局「普段からの心がけ」ということになるんでしょうか。ベタですけど。

あさよるはなぜか、「家でも股を閉じて座らねば」「一人で貧乏ゆすりしないように気を付けよう」と思いましたw いや、たぶんいつもの行動って、人前でも自分が思ってる以上にやっちゃってるんだろうなぁと。言葉遣いと金。ネットやLINEなんかで言葉遣い悪いと、ポロっと素が出てしまってるかもしれない……。気を付けよう><

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『体力の正体は筋肉』|筋トレは裏切らない

『体力の正体は筋肉』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。夏の間は代謝が落ちていますから、体重が増加気味の方も多いと思います(夏バテで減量している方も多いでしょうが)。あさよるもこの夏は大人しくしていたので1.5~2kgくらいの増量でした。これから涼しくなるにつれ代謝が上がってゆきますから、筋肉をつけるには良い季節です。

軽い筋トレは自分でやってたんですが、あまりにも肩こりがひどすぎて、ストレッチすらやる気力がない……という事態に陥ってしまい、久々に銭湯でじっくり体を温めて少し回復。その後、YouTubeで整体の先生の、肩こり解消法の動画を見て暇さえあれば筋を伸ばしています。

これすごい!ホントに伸びる!↓

あと骨盤をのばす動画も良かった。

肩こりが少し解消されて(といってもまだヒドイけど……)、首周りのむくみが少し取れたら、顔が二回りくらい小さくなった! どんだけムクんでたんや~と呆気。頭の皮もまだ浮腫んでる気がするから、これも解消したいなぁ。

と、年齢を重ねるとこんな情報もシェアするようになるんですね(;’∀’)(;’∀’) 体力でなんとかできることも減ってしまいました……。

『体力の正体は筋肉』は、高齢世代向けの筋トレ本です。しかし、身体の仕組みに年齢は関係ないので、現役世代にも役立つ知識です。なぜトレーニングが必要なのか、どのようなトレーニングが効果的なのか、トレーニングの際気を付けることが紹介されています。食べ物についても少し触れられています。

なんとなく筋トレしている方は、やり方によっては逆効果な場合があるので、こういう本で自分のやり方が合っているのか時々確認するのが良いですね。

体力のピークは10代。あとは……

本書『体力の正体は筋肉』はシニア向けのトレーニング本ですね。ジム通いしているシニア層が増えていますが、間違ったトレーニングで逆に身体を壊してしまうことも多いそうで、本書では正しい知識を身に着けてから、効果的なトレーニングをするよう呼び掛けています。

このトレーニングの正しい知識は年齢関係なくあてはまることですから、体調が気になる人や、ダイエットしている人にも良いかと思います。新書なので、軽く読める程度の情報量です。

恐ろしいことに、筋力がいちばん増えるのは10代の頃で、14歳くらいで男性と女性の筋肉量が顕著に違ってくるそうです。そして、筋力のピークは男性は20代、女性の場合は20歳前後だそう。人生の前半で体力的なピークが来ちゃって、あとはただただ体力が落ちてゆくばかりなんですね(;’∀’)(;’∀’)

特に女性は男性より筋肉量が少ない上に、ピーク時期も早いので、体力低下を意識し始める時期も早いのでしょう。女性の方が美容と健康に気遣う人が多いのは、体力的な衰えを感じるのが男性より最大で10年近く早いからなのかもしれませんね。男性も、年齢を重ねると体力や外見を気にかけ始める方が多いし。

今、シニア世代もパッと見は若々しく、年齢を感じさせない服装の方もたくさんいます。どなたも健康面とともに美容にも気遣っておられるんでしょう。アンチエイジングとヘルス&ビューティーは老若男女問わず感心ごとですね。

正しい知識でトレーニングしよう

本書『体力の正体は筋肉』では、正しい知識のもとトレーニングを行うよう啓蒙がなされています。

またそれと同時に「体力がなくなった」「集中力がなくなった」と感じるなら、その原因は「筋肉量の低下である」ことが紹介されています。もっと詳しく言うと、真っすぐ立った時に体を支える胴体の奥にある筋肉(インナーマッスル)と、歩くときに使う脚の筋肉です。この筋肉が衰えやすいんですね。

んで、筋肉というのはピーク時は男性は全体の40%、女性は30%以上をも占めてるんだけど、使うのをやめちゃうと一気に痩せてしまう困った機関でもあります。筋肉はチョー怠け者なんですね。隙あらばなくなってしまいます。ベッドで寝込んでしまうのがいけないそうで、なるべく自分で立って歩きまわる習慣が大切だそうです。今は骨折しても早い段階からリハビリが始まると聞いたことがあります。

本書で紹介されているのはジムでマシンを使ったトレーニングだけでなく、家の中でできるチューブを使ったトレーニングや、スロージョギングや水泳なんかが紹介されています。トレーニングメニューを見ると、お手軽ダイエットって感じというよりは、やはりシニア世代がちょっとお金かけてトレーニングしてる感じですね。

食べ物についても一部触れられていますが、詳しくはほかの本を当たった方がよさそう。

トレーニングは裏切らない

本書では「トレーニングは裏切らない」という章があり、これは筋トレやってみるとわかる。すごくわかる。こんなに分かりやすいリターンのある遊びってなかなかないんじゃないでしょうか。小学校中学校の勉強も、やった分だけ成果が出る系だと思ってましたが、トレーニングはそれ以上ですね。筋トレにハマる人がいるのがわかりました。

というか、あさよるも毎日、体組成計で筋肉量と基礎代謝量を毎朝測定するのを楽しみに生きております。もう2年近く計測しているので、体組成計に乗る前からだいたい今日の数値が想像できるようになって、数値を見て「やっぱりな」と納得しております。

トレーニングは裏切らない上に、数値で測れるってのが、ハマり要素ですよね。課金要素もあるしハマります。

本書はシニア向けですが、体の仕組みはみんな共通しているので、トレーニングの合間にパラっと読んでみましょう。「わかる」の連続です(`・ω・´)b

『体力の正体は筋肉』挿絵イラスト

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『幸福の「資本」論』|幸せの3要素:自由・自分らしさ・仲間

『幸福の「資本」論』挿絵イラスト

こんにちは。非リアなあさよるです。いや、自分では別に非リアだと思わないんだけど、かつてバイト先でバイト仲間に「休日はなにしてるの」と聞かれたとき「本を読んだり、家で過ごすことが多いかな」と答えたら、「家で一人でいちゃダメですよ!うちら一緒に遊びますよ!」と声をかけてもらったことがあります。気持ちは有難いのでお礼を言いつつ、申し出はやんわり断らせてもらったのですが……(苦笑)。

複数人で時間を過ごすのが好きな人と、一人の時間が好きな人は、なかなか相容れない存在みたいですねw

ただし、単独行動が好きな人も、「孤独」は愛していても、「孤立」は困ります。社会との関わり合いの中で、「ちょうどいい頃合い」が「幸せ」なんじゃないかと思います。

今回『幸福の「資本」論』という、幸福の条件を3つにわけ、そこから人生のパターンを8つ想定し、幸福に生きるとはどういうことなのか考える本を読みました。本エントリーではものすごーく大まかに本書の結論を紹介するだけなので、細かな定義や根拠はぜひ本書『幸福の「資本」論』をお手に取ってみてください。

なんとなく居心地が悪い人も、不足はあるもののそれなりに満足して生きている人も、自分の立場を客観視して、「これから」を考える手助けになると思います。

3つの資本、8つの人生

本書『幸福の「資本」論』では、人が幸せになるための条件として、自由、自己実現、共同体=絆の3つの要素を挙げています。そして、その3つの幸福の条件は3つのインフラ、金融資産、人的資本、社会資本がに支えられています。

  • 自由 ― 金融資産
  • 自己実現 - 人的資産
  • 共同体=絆 - 社会的資産

自由を得るためには金融資産が必要です。自己実現(自分らしさや、自分のキャラ通りに生きられること)には人的資本が必要です。共同体=絆を保証するためには社会的資産(仲間)が必要です。

これら3つの幸福の条件とそのインフラの組み合わせから、8つの人生パターンが見えてきます。表にしてみました。

  金融資産
自由
人的資本
自己実現
社会的資本
共同体=絆
超充  〇  〇
リア充 ×
旦那 ×
お金持ち ×
退職者 × ×
ソロ充 × ×
プア充 × ×
貧困 × × ×

「金融資本」「人的資本」「社会的資本」の3つともを持っている人は「超充」と名付けられています。しかし、実際に超充は実在しません。なぜなら、お金を手に入れ、自分の生きがいを手に入れた人は、人から妬まれたり、お金目当てで集まってくる人がたくさんいるため「社会的資本(共同体=絆)」を失ってしまうからです。

2つの資本を持つ

お金と自己実現はできているけど、共同体=絆つまり友達がいないのが「お金持ち」。お金持ちがリタイアすると、自己実現を失うけれども、お金を社会のために還元すれば、「旦那」となってみんなに慕われます。

「リア充」は、お金はないけれど、自己実現をし、仲間たちに囲まれています。

本書では、3つの資本全てが揃った「超充」は難しいけれど、3つのうち2つの資本を持つ「お金持ち」「旦那」「リア充」になれればよいとしています。もし、1つの資本を失っても、もう1つの資本が残っていますから、幸福であり続けられるからです。

1つの資本を持つ

さて、以下は幸福の資本を1つしか持っていない場合。

「退職者」は退職金が入り、住宅ローンも済み、お金はありますが、退職したので自己実現ができなく、また会社組織から離れてしまうので共同体も持っていません。

「ソロ充」は、お金も共同体も持っていないけれども、自己実現はできているタイプ。若い起業家なんかがそのイメージですね。

「プア充」はいわゆる「マイルドヤンキー」と呼ばれる人たち。仲間との繋がりによって生活が保障されています。

『幸福の「資本」論』挿絵イラスト自分の考える自分のキャラと、現実のキャラが乖離していると自己実現を感じづらい

全ての資本がない=貧困

そして、お金も自己実現も仲間もないのが「貧困」です。今日、貧困が増えているというのは「お金がない人が増えている」のではなく「金融資本」「人的資本」「社会的資本」の3つともを持っていない人が増えているのです。

フリーエージェントとしての人生

本書の内容をものすんごくザックリ言っちゃえば、人間は「お金」「自己実現」「仲間」のうち1つ持っていれば幸せに生きられます。しかし、1つだけだともしそれを失くしたときのことを考えると不安なので、できれば2つの要素を手に入れると良いとしています。

そして、幸福の3つの条件のうち2つを手に入れる生き方として、フリーエージェントとして働くのが良いと結論しています。

フリーなら、儲けが少なくても自己実現を感じている人が多く、また仲間も自分で選ぶことができます。フリーエージェントは、会社員のように人間関係が嫌でも我慢する必要はなく、嫌な人とは距離を置けばよいのです。

「仲間」の中にも、少数の「強いつながり」と、多数の「弱いつながり」を持つことが薦められています。閉じたコミュニティに属していると、そのコミュニティ内での力関係によって外の人と接触の機会が持てず、コミュニティの中で孤立すれば詰んでしまいます。それよりも、多くの人と弱いつながりを持っている方が、流動的で良いのです。

また、毎日の満員電車での通勤のストレスは、近親者を亡くすストレスよりも高いそうです。フリーエージェントは働き方を自分で決めればいいので、高ストレスの通勤からも解放されます。

「複数ある」に近づく

社会の形もどんどん変わっており、今の雇用条件が数十年先まで続くと考えている人はいないでしょう。先が見えない不安は誰もが同じですが、フリーエージェントは幸福を感じている人が多いんだそうです。もちろん、フリーエージェントは不安定で、会社員のように毎月決まった金額の報酬はありません。

別にこの本を読んで、今勤めている会社を辞める必要はないと思いますが、いつでもフリーエージェントになれるよう準備しておくのは良いのではないかと思いました。本書の「幸福の条件は1つあればいいが、失った時のために2つあると安心」という考え方は納得で、働き方も「今の仕事を続けてもいいけど、他の働き方もできる」って保険がある方が安心度が高いように思います。

ちなみに、幸福を感じる人が多いのは、「フリーエージェント」と「公務員」だそうです。フリーエージェントは不安定ですが自己実現と風通しのいい仲間とのつながりで幸福です。一方、公務員は安定していて安心だから幸福なんだそう。真逆の理由ですが、「幸福」を感じやすい点は同じなんですね。

これは、あさよるの超個人的な考えのクセなんですが、選択肢は考えつく限り列挙し、一つでも多くの選択肢を常に考えておくのが好きです。大変なんですけどね(;’∀’) これ、癖の話だと思うんですけど。だから、本書の結論は、結構すんなり納得できるものでした。未来の選択肢は一つでも多く用意しておく方がいいし、楽しそう。その中で一番たのしいのを選べばいいんだから。

橘玲さんの本は、タイトルは煽り気味でミスリードを誘われてしまうんですが、中身は話の筋を通して展開されていると思います。未読の方はせひに!

ただし、本書よりも、同じテーマを扱った10代女性向けの『専業主婦は2奥円を損をする』の方が読みやすくわかりやすかったから、おすすめはそっちかな。

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『なぜか美人に見える人は髪が違う』|髪質、フォルムで垢抜け

『なぜか美人に見える人は髪が違う』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。この3年ほど髪を黒髪のまま伸ばしていたんですけれども、そろそろ派手目なカラーに染めたくなっています。ただ、ヘアスタイルに合わせて洋服やカバンも全部入れ替わったところなので、今からカラーするとまた最初からだなぁと思うと、悩ましい……。

あさよるが10代の頃は明るいヘアカラーが流行っていましたが、今は落ち着いた髪色が「今っぽい」のかなぁと、それなりに気に入ってはいるんですけど……。今回、『なぜか美人に見える人は髪が違う』を読んで、質感が大事なんだと知り、もう少しカラーせずにダメージの少ない髪でいてもいいかもと思い直しました<(_ _)>

あか抜けのトータルコーディネート

本書『なぜか美人に見える人は髪が違う』では、トータルコーディネートとしての、髪のスタイリングやヘアケアについて扱います。著者の津村佳奈さんも現役の美容師です。本書で紹介されているスタイリングは「今っぽさ」に重点が置かれています。長く髪形を変えていない人にオススメ。

本書ではスタイリングやヘアケアの考え方に比重が置かれている印象です。だから文字が多めの紙面です。

ここで紹介されるのは、マンネリで野暮ったさを卒業し、あか抜けて見えるトータルコーディネートです。ヘアスタイルだけに注目するのではなく、トータルで考えなきゃオシャレじゃない。だから、この本だけで完結するのではなく、ここからオシャレや言葉遣い、立ち振る舞いなど、どんどん拡大して「あか抜け」に近づくんだと思います。

美人見えのポイント

「美人見えするヘア」の三つのポイントが紹介されていました。

1 ツヤと柔らかさがある髪質であること。
2 頭の形が綺麗に見えるフォルムであること。
3 顔が「卵型」に見えるようなスタイルであること。

p.26

髪のツヤと柔らかさを出すためのシャンプーの方法やトリートメントやスタイリング剤の選び方が紹介されていました。シャンプー前のブラッシングから、頭皮をマッサージし、血行を良くすることが大切です。炭酸を使ったヘアケア用品も良いと紹介されています。本書では具体的に商品名を出して製品を紹介してくれているので助かります。トリートメントは、インバスとアウトバスの2種類を用意すると良いそうです。

また、ヘアカラーを自宅で自分でやると、髪が硬くなってしまう原因だそう。やっぱり美容室でヘアカラーしてもらう方が良さそうですね。あさよるも若い頃ずっとカラーをしていたので、髪がシャーペンの芯みたいにパシパシになっていました(;’∀’) ここ数年カラーせずに髪を伸ばしていたら、フワフワの地毛に自分で驚いていますw カラーするとそんだけ質が変化するんですね。

日本人の多くは、頭の形が絶壁でハチが張っていると言われています。ヘアスタイルで頭の形をきれいに見せましょう。これは美容師さんの力も借りつつも、自分の朝のスタイリングが重要です。本書によれば、アイロンを使ってトップの髪だけでも巻くと、頭の形が綺麗に見えるそう。毎日セットするのが大変だからパーマを当てる人も多いそうで、本書でもそれを否定していませんが、仕上がり的にはアイロンがきれいだそうです。

そして理想と言われている顔が「卵型」に見える髪型も重要ですね。これは美容師さんによく相談しながら似合う髪型にカットしてもらうのが良さそうです。

美容師へのオーダーの仕方も

本書では著者が美容師ということで、美容師さんがどんなことを考えてお仕事をなさっているのかも触れられています。美容室でアレコレと様々な質問をされたり、個人的なことまで聞かれたりして戸惑った経験がある方もいらっしゃるでしょう。だけど、美容師さんも、その人がどんな人なのか、どんな仕事をして、どんな感じが好きで、どんなイメージになりたいのかわからないと、カットできないんですね。

女性の美容師はスタイルの「新しさ」、男性の美容師は「かわいさ」を出そうとする方が多いそうで、自分のなりたいイメージを美容師さんと共有できることが大事でしょう。だから、美容室でアレコレ質問攻めにあっても、きちんと答えるのがよさそう。

あさよるも、ずっと美容室での会話が苦手でしたが、美容師さんもお客さんから話を聞きたい理由があると理解できました。

あさよるの経験では、最近は積極的に「私はこういう人だ」「これからこうしたい」ときちんと話ができるよう、事前にイメトレして美容室へ行くようにしています。すると、美容師さんの方もこれまでと全然対応が違って、「こうした方がいいんじゃないか」「毎日のスタイリングはこうして欲しい」と、より具体的なアドバイスをしてくれるようになりました。美容師さん側もこれまで探り探りカットしてくれてたんだとわかりました。

髪の印象は大きい

『なぜか美人に見える人は髪が違う』挿絵イラスト

あさよるも歳を取って「髪って年齢が出るパーツだなぁ」と痛感するようになりました。意外と面積が大きいですしね。身体の質の変化が止まらないんですがw、肌にシミやシワが増えたり、髪のツヤが減ったりしても、自分自身もメイクアップの施工技術に取り組むのが、歳を取るのを楽しみながら生きることなのかなぁなんて思いました。

今回紹介した『なぜか美人に見える人は髪が違う』は、まだオシャレ初心者の若い世代の人向けであると同時に、若い頃から同じ髪型やヘアケアを続けている大人世代も「今っぽさ」と、最新のヘアケア方法を知らせるものです。結構幅広い年齢の人向けの本ですね。

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『奇跡のメモ術』|記憶、アイデア、モチベーションをメモで!

『奇跡のメモ術』挿絵イラスト

こんにちは。うっかり者の あさよるです。ぼんやりしているとケアレスミスを連発するタイプなので、何をするにも紙に手順を書き出してから行動しないと、ムダが多すぎて体がもちません。ということで、結構メモ魔ですから、メモ術、手帳術系の本もチェックしています。

今日読んだ『奇跡のメモ術』は、メモを使った記憶術やアイデアの出し方が簡潔に紹介されており、老若男女問わず役立ついい本だと思いました。コンパクトにまとまっているので、子どもの勉強を見ている親御さんにも良いと思います。

メモはこう使う!

「記憶力日本選手権」という大会があるそうで、本書『奇跡のメモ術』の著者の池田義博さんは5度、記憶力選手権で日本一になったそうです。検索すると大和郡山市のサイトがヒットするんだけども、この催しのことなんでしょうか。

面白そうです。著者の池田義博さんは学習塾を経営なさっている方で、塾の教材のアイデアを探していたとき、記憶術に出合ったと紹介されていました。だから本書は、子どもから大人まで幅広く、誰もが使える記憶術やアイデアの出し方が紹介されています。

本の厚さは薄めで、文体もとても読みやすく、内容も簡潔で、よい良い本だなぁと思いました。お子さんの勉強のアシスタントをしている親御さんなんかにも良いんじゃないかと思います。

本書では、大きく3つの話題が扱われています。

  • 記憶術
  • アイデア術
  • メモの効能

記憶術

メモを使った記憶術では、具体的にどのメモ帳やペンがいいかまで紹介されています。また、「記憶術」として、他のものと関連付けたり、似ている名前のものや連想するものと紐づけたり、空間の感覚を使って立体的に記憶を「収納」したりと、いろんな記憶術が紹介されています。

アイデアの出し方

アイデアの出し方は、記憶力ともつながっています。「アイデアは既存の要素と要素の組み合わせ」ですから、まずは頭の中に既存の要素が格納されていることが前提となっています。どんどん頭の中にあらゆる要素を詰め込んでいけるのが人間脳のすごいところです。

アイデアのヒント

そして、ときどき「ひらめき」が起こります。それは既に頭の中に全く別の事柄としてあったものが、あるとき一つのものだと気づく瞬間です。その瞬間のために日々、記憶を詰め込み、アイデアを生むための土壌を耕しています。

また、どうしても「ひらめき」がやってこないときのための、アイデアの出し方も紹介されていました。自分メモ的にここにも書いておきます。

・Substitute(代用)……現状以外に代用できるものはないのか?
・Combine(結合)……他のものと結びつけられないか?
・Adapt(応用)……今あるものを応用できないか?
・Modify(修正)……これをどのように修正および変更できるか?
・Magnify(拡大)……規模を拡大したり、何かを加えたりできないか?
・Put to other uses(別の用途)……今のやり方を別の用途に使えないか?
・Eliminate(削除)……何かカットできるものはないか?
・Reverse(逆)……現状を逆にしたらどうなるか?
・Rearrange(再編成)……今のやり方をよくする再編の仕方はないか?

p.107-108

これらの頭文字をとって「SCAMPER」と呼びます。

メモの効能

最後は「メモの効能」です。メモは単に、その場で忘れないよう要件を控えるだけではなく、上手に使えば役に立ちます。頭の中でなんとなくモヤモヤと考えていることを書き出しましょう。

書き出すべきは「目標」です。目標を書き出したら、その目標に到達するために必要なステップも順番に書いてゆきます。漠然と「なにかしないと」と思っているだけではなく、メモすることで具体的な行動にしましょう。また、モチベーションを維持するためのツールとしてもメモを活用しましょう。目標に向けて記録を取り、自分の取り組みが数値化する方が、モチベーションになります。

例えばダイエット。なんとなく「痩せなきゃ」と思うだけではなく、ダイエットの計画を立てるのが大事ですね、ハイ……(反省)。

また、ネガティブな感情も、紙に書きだすと良いそうです。不安なことをグルグルと考え続けるよりも、書き出して視覚化した方が、不安の量が見た目でわかり、冷静になれるそう。

「かく」ことにも意味がある!

『奇跡のメモ術』挿絵イラスト

本書ではスマホやパソコンを使ったメモではなく、紙にペンというスタイルが紹介されています。それは「かく」という行為そのものにも着目されているからです。本書では「かく」「書く」「描く」「書」と4つの「かく」が取り上げられています。

まず「かく」。意志力には集中力が必要です。この集中力を鍛えるトレーニングとして、利き手と反対の手で「かく」をしてみるという方法が紹介されています。

次いで「描く」は感性を鍛えます。ここでは模写が勧められていました。ただし模写といっても、絵や写真を「上下逆さまにして模写」というもの。たしかに!見る方向を変えると、意外なほど自分が「なにも見ていなかった」と気づくものです。あさよるも絵を描くので、いつもと違った書き方をすると発見と驚きがあります。

「書く」では「プライベートライティング」が紹介されています。プライベートライティングとは、そのとき頭の中にあるものをただ紙にひたすら書いてゆくことです。決して書く手を止めず、文章の論理性なども気にせずただただ書く。この方法では、頭の中に浮かんでは消えてゆくアイデアを捕まえることと、アウトプット能力向上を期待します。

そして最後は「書」。これは書道の「書」です。言わずもがな、書は超集中して字を書きますよね。常に自分にすこし負荷がかかる程度の難易度にチャレンジしましょう。本書では4パーセントほど高い難易度と書かれていました。少し負荷がかかることでフロー状態を作りましょう。

記憶やひらめきはトレーニングできる

本書『奇跡のメモ術』を読んで改めてわかったのは、記憶力やひらめきはトレーニングすることで強化できるということです。歳を取ると「ダジャレ」を言いたくなりますが、あれは頭の中にたくさん言葉や概念がストックされていて、言葉と言葉を取り出して遊んでいるんですよね。だから、語彙の少ない子どもよりも、大人の方がダジャレ力は高い。ライターの先生も、朝から晩までダジャレのオンパレードで、こうやって頭の中で言葉をふにゃふにゃと常に扱っているんだなぁと感心したことがあります。

そのためにもまず、頭の中に知識を詰め込まれていないといけません。スカスカだと遊べないですからね。

記憶力は、大人よりも子どもの方が優れていると感じることがたくさんあります。スポンジのようとは正にそうで、目の前でグングン新しい知識を吸い込んでゆく子どもたちが羨ましく思えます。しかし、知識の量は大人の方が多くて当然ですから、いいアイデアを出せるのは大人の方が得意なんじゃないかと思います。

だから、大人と子どもの両方の特性を持っている人が最強です。子どもの記憶力と、大人のアイデア。最強!

そんで、その二つは、トレーニング次第で能力アップ&維持できるんですから、これは嬉しいことですね。

覚えられない……思い出せない……

あさよる自身、若い頃は一度見聞きしたことは全部記憶できたし、その知識をいつでも取り出せたんですが、30歳前後の頃から「覚えられない」「思い出せない」という事態に陥り、オロオロとしていました。自分にとっては「覚えられない」という事態が生まれて初めての経験ですから、ほんとにオロオロ。そして、過去に覚えていたはずのことが、サッパリ思い出せない。なんだか自分が来た道を忘れてしまって迷子になったような気持ちです。

最近はやっと「覚えられない」「思い出せない」モードに慣れ、「そういうもんだ」とあきらめの境地。

そして、10代20代の頃にやってきたことを、もう一度復習しなおして、自分の知識や歩いてきた道順を確認しなそうと思ってた矢先、出会ったのが本書『奇跡のメモ術』でした。先にも触れたとおり、簡潔で薄い本なんですが、とても励まされました。

あと、今思い出したんだけど、そもそもこのブログ自体が「10代20代の棚卸をする」という目的があって、過去に得た知識を復習し、アップデートかけるために「毎日本を読もう」と目標を置いたんだった。ものすごく初心を思い出しました(`・ω・´)b

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『うれしいおくりもの』|イラストレーター・杉浦さやかさんのプレゼント

『うれしいおくりもの』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。夏休みちょっとのんびりできる時間があったので、ここ数ヶ月分の日記をまとめていました(それを「日記」と呼ぶのかは定かではないが)。

いつも日記づくりのモチベーションになるのは、杉浦さやかさんのイラスト本です。もともと、デザイン関係の雑誌で杉浦さやかさんが出版社に売り込みに回っていたころのポートフォリオの作り方を見て、「こうすればいいのね」と勉強していたころから、「日頃から記録や絵を描き溜めておくのは大切だな」と思った経緯があります。杉浦さんの本を読むと、その頃の初心を思い出すので、手元に置くようにしています。

今回読んだのは『うれしいおくりもの』。これは初読みでした。杉浦さやかさんによる誰かにおくりたいプレゼント。手作りのカードを添えたり、自分でラッピングしたり、読んでいるだけで、おくりものをあげる/もらうワクワクがあふれ出て来るようです。

てづくり、とくべつな「おくりもの」

『うれしいおくりもの』はイラストレーターの杉浦さやかさんが、誰かの誕生日や結婚式、日々の中でのちょっとしたプレゼント。もちろんお店でとっておきを見つけてきてプレゼントすることもあるけれど、手作りのプレゼントや、カードを添えたり、オリジナルのおくりものも特別でいいですね。

杉浦さんご家族は、ご両親もご兄弟も、それぞれの誕生日はちゃんと家族でプレゼントを用意してお祝いするそうです。還暦のプレゼントに手作りカードなんていいですね。

そう、プレゼントって言えば、すっかり「お店で買うもの」と思っていましたが、子どもの頃みたいに、手書きのイラストやカードの方がずっと特別で嬉しいかも。ページをペラペラとめくっているだけで、ムクムクと「わたしも作りたい!」と創作意欲がわいてきます。

また、杉浦さんのイラストが素敵ですね~。眺めているだけでウットリ(*´ω`*)

杉浦さやかさんのイラストたっぷり

『うれしいおくりもの』挿絵イラスト

杉浦さやかさんの本を手に取ったことがある方ならご存知でしょう。杉浦さんの本は、杉浦さんのイラストたっぷり。手書きの文字と相まって、すんごく素敵なページが次から次へと続きます。

おくりもの一つ一つイラスト化されていたり、てづくりカードの作り方を紹介されていたりと、ボリュームたっぷり。ほれぼれ~。

おんなじプレゼントでも、ちょこっと絵をかいたり、シール一枚でもプラスすると渡すのももらうのもうれしいですね。

新しいリボンやシールや紙ものが欲しい!

プレゼントって楽しい!まねっこしたい

本書『うれしいおくりもの』は、もらうだけじゃなく、人にプレゼントをするのが楽しみでたまらなくなってしまいます。真似したいですね。

可愛いもの、すてきなものを見つけたとき、「自分はどれを買おうか」だけじゃなく「あの人は喜びそう」「あの人に似合う」って思えるのはワクワクするなぁ。

別に高価なものが欲しいんじゃなく、だけど「いつかどこかで、わたしのことを思い出してくれた」ってことが嬉しかったりもする。

『うれしいおくりもの』は、あげるのも、もらうのも、待ち遠しく早くその時が来るのが楽しみです。

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『血流を増やせば健康になる』|厳選された「究極のツボ」!

『血流を増やせば健康になる』挿絵イラスト

こんにちは。肩が重い あさよるです。一時、マジで本気で「何か背中に憑いてるんじゃないか」と思うほどガッチガチで息もできないような苦しい時期もありました。最近、これはヤバイとストレッチとトレーニングでちょっとマシ。でもまだ重い(´;ω;`)

で「究極のツボ」というのを聞きつけまして『血流を増やせば健康になる』を手に取ったのでした。本書のいいところは、ツボが紹介されているのですが、数が少ない! 顔と、足の裏のツボだけ。オプションで、脚とお腹のツボが載っています。数がかなり限られているので、迷わずエイっと刺激できて良いのです。

「究極のツボ」で健康習慣

本書『血流を増やせば健康になる』では、足の裏の「究極のツボ」と、額の「若返りのツボ」、足の裏の「6つのツボ」が紹介されています。このツボを刺激することで、ストレスホルモンの分泌が抑制され、腸の働きがよくなり、そして全身の血行が良くなることで、身体が温まり、健康的な状態に近づく、というもの。

「冷え」は万病の元と言いますし、ツボ刺激で体調が変わればいいですね。

ということで、あさよるも本書を読みながら額の「若返りのツボ」を手でグッと押さえてみると、背負った重い荷物をストンと下したような気持ちよさ。帰宅後、次は足の裏の「究極のツボ」をグリグリ。最初はどこを押さえていいのかわかりませんでしたが、探っているうちに足の裏が真っピンクになり、驚きました。こちらはもっと探ってみたいです。

ストレスがいちばん体に悪い

ツボ刺激をすると、ストレスを感じた時に分泌されるホルモンを抑えることで、ストレス状態から早く解放され、良い状態に近づくと紹介されています。ストレスを感じること自体は、生き物にとって大切な反応です。しかし、そのストレス状態が慢性的に続いてしまうと血流も悪くなり、身体もこわばり、良くないですね。なにより苦しい。

本書では、著者の了徳寺先生のもとへ「究極のツボ」を使った治療に通って体調が改善した方々の感想が掲載されていて、読んでいるだけで羨ましくなってしまいました。だって体が温まって、筋肉がほぐれて、体調が良くなったのはすごくいいし、なによりすごく気持ちよさそうだから!

身体のこわばりがどうにもならないものか……

あさよるも慢性的な肩こりがどうにかならないものかと思い悩む……。軽くトレーニングをするようになって、腰痛はかなり改善したと思うんですけど、肩から首、頭がカチカチになってるのがなかなかほぐれません。

ちなみに、いつもやってるのは当ブログでも紹介した「スロトレ」です。短時間の無酸素運動を繰り返します。「スロトレ」では体幹を鍛えるので、腰がしっかりした感じ。トレーニング語はスクッと立ち上がる時気持ちいい。

『血流を増やせば健康になる』のすごくわかりやすいところは、刺激すべきツボが絞り込まれていて、素人でも「ここか」とよくわかることです。たくさんのツボをただ紹介されても困りますから、「究極のツボ」と、そのほか体調別のツボ、顔と足の裏に集約されている。あと、オプションでお腹と脚のツボが付け加えられている感じで、このコンパクトな明瞭さがすごく気に入りました。

さっそく、家族に「これ読みなさい」と手渡したw

『血流を増やせば健康になる』挿絵イラスト

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『脱!あがり症』|治る!話し方

『脱!あがり症』挿絵イラスト

こんにちは。人前で話すのが苦手な あさよるです。「人前で話す」というのが、たくさんの人の前じゃなくて、家族とか友人とか近しい人との間でも疲れているときは「話したくない」と強く思ってしまいます(苦笑)。もともと言葉につっかえて喋りがちで、さらに疲れると呂律が回ってないのが自分でもわかるから「ああ、早くお布団に入りたい……」とそれで頭がいっぱいになります。……だからブログは性に合ってますねw

あがり症はトレーニングで克服できる!

本書『脱!あがり症』はそのタイトル通り、上がり症を個置く服する為のメソッドが紹介されたものです。上がり症も、トレーニングすれば大丈夫と紹介されています。人前に出るのが苦手だわぁという方も「きちんと準備すればなんとかなる」というのは藁にもすがる思いではないでしょうか。

本書『脱!あがり症』で紹介されるあがり症対策は、意外に思えました。度胸をつけたり、緊張をほぐすような訓練かと思いきや、違うんですね。話すべきことを、論理的に組み立て言語化する訓練が中心です。

つまり、「あがってしまう状況」って、頭の中で話すべき事柄が言語化されておらず、もちろんロジックとしても構築されていないので、わーっとグチャグチャになってる状態なんでしょう。だからパニックになってしまい、結果あがってしまう。

『脱!あがり症』では「話す」と「喋る」が別のこととして分けられて紹介されているのも印象的です。「喋る」は〈思いついた事柄〉に重点が置かれます。話すは〈内容〉に重点が置かれます。本書『脱!あがり症』では、「話す」ことのトレーニングです。

また、話すとは、ロジックを言語化することのみならず、表情やジェスチャーも重要な要素です。言語も非言語も含めて「話す」トレーニングをし、あがり症を克服します。

意外と「話すのが苦手」な人が多いのかも

あさよるのめっちゃ個人的な考えですが、人前で上手に話している人の中に、少なからず「話すのが苦手」な人が含まれているんじゃないかと思っています。あさよるの知人でも、人前で堂々といい声で、聞き取りやすいお話をする方がいます。だけどその方はご自身で「話すのが苦手」と仰います。話すのが苦手だから、何度も何度も話すべき内容を練り上げ、話す練習をし、その場に立っておられるのです。

話をすることを「苦手」な理由を持っている人は、それに備えて用意をするからこそ、パッと見ると「話し上手」に見えたりしていることも、意外と多いんじゃないんかなぁと思います。

もちろん、最初っから人前でも全然緊張もしなければベラベラと喋れる人もいるそうなので、羨ましい限りですが……。ただ、本書『脱!あがり症』的に言うと、人前で「喋る」ことと「話す」ことは別ですから、「話す」ためには準備と練習が必要なんでしょうね。

『脱!あがり症』挿絵イラスト

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キラーワード「日本で商売しない?」を使いたい!|『個人ではじめる輸入ビジネス』

『個人ではじめる輸入ビジネス』挿絵イラスト

こんにちは。乱読を心がけている あさよるです。なるべく自分の興味のない分野、自分と縁のない事柄の本を意識的に手に取るようにしています。書店や図書館でも、決まった棚だけでなく、すべての棚に目を通すようにしています(だから大型書店は大変だ)。『個人ではじめる輸入ビジネス』も、乱読習慣があったからこそ手に取った本です。だって、輸入ビジネスなんて縁もなければ興味もないんだもんw なのです、が! 読んでみるとアラふしぎ。「あれ?なんか輸入業ってできるかも!?」「むしろこれって超おもしろくね!?」とテンション上がりまくりでした。

ただ消費としての旅行をするよりも、仕事として出張がてら遠くへ行けたらいいなぁなんて思惑もあったりしますが……。いずれにしても「輸入業」「外国」「自分の店」などなど、夢の広がるお話なのです!

あと個人的に、ゴールデンウイークを利用してフリマアプリ「メルカリ」を使って家財道具を出品しまして、売りたい商品を売りたい値段で売り切った経験から、ネットで物を売るのも楽しいなぁ~と、嬉しくなっちゃってる感もアリ。

輸入業、できそう!

『個人ではじめる輸入ビジネス』はその名の通り、外国から商品を買い付け、国内で販売する輸入業を始めちゃいなよ! と背中を押す本です。個人が、しかも素人が、輸入ビジネスなんてハードル高すぎね? とビビってしまいますが、「そんなことない!」と著者が太鼓判を押してくれるから、なんとなく「できそう!」「面白そう!」と思っちゃうから不思議です。

輸入ビジネスって難しそうに思えますが、基本は外国へ行って、これはいいなと思ったものを買って、売る。シンプルに言っちゃえばこれだけです。「英語できないんだけど……」という心配も大丈夫。なぜなら、外国のメーカーから見れば、お金を出すこちらが「お客様」なワケですから、お客様の話はジッと頑張ってきてくれます。しかも、外国へ行くと「私たちは日本人だ」「日本のマーケットで商売する気はないか?」と言えば、日本人と取引したい、日本をマーケットにしたいと考えている人は多く、好感触だそう。日本国ブランドを使ってやろうってことです。ちなみに、この「これはいくら?」「あとでメールします」「日本で商売しない?」と話しかける英語の定型文も掲載されているのでご安心を(苦笑)。なにより、今はスマホがありますから、英語喋れなくてもなんとかなる、大丈夫! らしい。確かに輸入業は「こっちがお客様」ですから、売る側が好意的に応対してくれると考えれば、なんかいけそうな気がする(`・ω・´)b

で、いざ輸入業を始めるにあたって、必要な手続きや料金なんかも紹介されており、「面倒なことはプロに頼めばいい」ということも紹介されています。また、国内にある外国の大使館にかけあうと、大使館がフォローしてくれることもあるそうで、これはいいと思った。大使館では日本人が多く働いていますから、言語のメンタルブロックも低いでしょう。

まずは国内で、副業として……

早速外国に買い付けに……ってのは大変ですから、まずは国内の見本市に行ってみるよう提案されていました。ビッグサイトとかでやってるヤツですね。名刺を作れば、企業向けの見本市に参加できるそうなので、あさよるもさっそく大阪の見本市をググっていた……。

まずは日本の見本市から始めるのは、「見本市」という空間に慣れるためでもあります。外国の見本市に突然行って圧倒されて腰が引けたらもったいないですからね。プールに入る前に水を浴びて心臓を慣れさすように、まずは日本の見本市から。

意外とハードルは低い?「できるかも」ってwktk

『個人ではじめる輸入ビジネス』はとりあえず「なんか輸入業できそう!面白そう!」と思わされるパワーがある本です。ああ、これまで考えてもみなかった世界があったのね!とワクワクしちゃいました。あさよる的には、輸入業の本を読んでおいてなんですが、「国内の製品でも買い付けて売れるんじゃね?」とやたらテンションが上がってしまいました。

また、大使館がバックアップしてくれるという話はうっすらと聞いたことがあったので「マジか」と思い、「それはいい話を聞いたかも」という感じ。

もちろん、輸入業には面倒な手続きもあるんですが、その辺は『個人ではじめる輸入ビジネス』を読んでくださいw 面倒なことは専門業の人に頼むのがいい、というのは、そりゃそうだなと。

誰しも一度は「自分のお店を持ってみたいな」なんて夢見たことがあるんじゃないでしょうか。それが、今はネットを使えば手軽にネットショップを始められますし、買い付けも昔に比べればずっと便利であろうことは想像に難しくありません。もちろん、輸入業を本業にして、大きなビジネスにつなげてゆく人もいるでしょう。

いずれにしても「まずは見本市に行ってみる」「まずは少量だけサンプルを取り寄せてみる」ってとこから始めて、個人で小さくお店を始めてみるのがよさそうですね。

なんでも「その気」になってみる

『個人ではじめる輸入ビジネス』挿絵イラスト

あさよるは結構、本を読むたび本気で「これはなんかできそうな気がする!」とその気になってしまうタイプですw んで「もし自分がお店屋さんをするなら、文具店か食器屋がしたいな~」なんて夢が広がりんぐしておりました(‘∀’)> ちなみに、日がな一日ブログを書きながら、片手間で実店舗ができたりしたら最高だと思いません? うちの敷地でお店できたらいいのにな~。

あさよるはやっていませんが、ブログやWEBサイトで「ドロップシッピング」という「お店」を始めることもできます。ドロップシッピングとは、

インターネット上における商品の広告または販売の一形態で、商品等をウェブサイトの閲覧者が購入した場合に商品の発送(場合によっては請求も含む)を販売したウェブサイトの提供者や広告者ではなく製造元や卸元が直接行う取引方法の名称である。また、三国間貿易でも使われることがある。

ドロップシッピング – Wikipedia

営業をして商品を販売し、メーカーから発送してお客様のもとへ届けます。「在庫を持たなくていい」というのが最大のメリットでしょう。

「お店」といっても、現在ではいろんな形態が想定されますね。冒頭でお話した「メルカリ」でお店をやってる人もいますし、実店舗とネットショップの両方をやってる人もいます。Amazonで本を売っている人もいます。誰もが一度は考える「自分でお店を持ちたい」って、結構誰でもできちゃうのかも。

なんか「できそう!」「面白そう!」とやけにワクワクしたまま読了いたしました。

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『知られざる地下街』|地震、火災、水害…ヤバイ?安全?

『知られざる地下街』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。あさよるはショッピングに商業ビルよりも地下街を利用する方が好きです。ビルは上ったり下りたり面倒ですが、地下街は横に伸びていることが多いし、多層になっていても知れていますからね。

通路としても地下街を利用しますが、地下街についてみんな多くを知らないのではないでしょうか。本書『知られざる地下街』は、タイトルからしてこれは読むしかない!

そういや、地下街ってなんだ?

本書『知られざる地下街』は、地下街の歴史や、地下街の仕組みなど、みんな知らない地下街の話題を扱います。地下街を利用する方は多いでしょう。近道に通り抜けたり、ショッピングしたり、雨や暑さ寒さを避けて地下街を通ることもあります。だけれども、地下街のコト、みなさんどれくらいご存知でしょうか?

地下街とは

この「地下街」とは、駅前の広場や通路、都市の公園などみなさんが公共で使う場所(公共用地)の地下にある、店舗と道路の合わさった施設のことをいいます。「地下街」と似た施設に、「準地下」や、「地下階」があります。「純地下街」は、店舗の部分は民間会社が持っている土地(民有地)で、通路部分が公共用地、という施設です。「地下階」は、店舗や通路とも民有地の地下にあるものです。

p.14-15

大阪の地下でいうと、ホワイティうめだや、なんなんタウン、あべちかなんかは「地下街」。店舗が民有地で通路が公共用地という「準地下」は、ヨドバシカメラ梅田の地下階は民有地だけど通路は公共地といったところでしょうか。通路も店舗も民有地の「地下階」は、梅田駅前の第1ビルから第4ビルの地下階ですね。日中は通路のように使ってますが、早朝や深夜はシャッターが閉まってて通れません>< なんばCITYの地下も「地下階」かな。

わたしたちはひと口に「地下街」と一まとめにしてますが、詳しく見ると区分が違うってことですね。

地下街が担っている役割

地下街は公共の施設です。ですから、地下街は公共的な役割を担っています。

①障害物や天候などに左右されない、安全で快適な歩行の環境を整えること
②買い物客が使いやすく回遊性の高い、賑わいのある環境をつくること
③錯綜する地上の道路交通を緩和させ、都市の景観向上に寄与すること
④地下街のある沿道の都市開発を促進し、地下街が接続する建物の価値向上を図ること
⑤地震や台風などの災害が発生した場合の一時避難機能(帰宅困難者など)を有すること

p.27

たしかに、あさよるの利用する地下街もすべての項目に当てはまっていると思います。近年では⑤の災害時の避難場所としての地下街が注目されているそうです。

日本の地下街まとめ!

本書では札幌から博多までの地下街が網羅的に紹介されています。あさよるは大阪に住んでいるので、関西の地下街しか馴染みがありませんが、どの地下街もそれぞれの地域で愛され利用されているんですね。それぞれ地下街のカラーというか、特色があるのも良いですね。

札幌の地下は、冬の積雪を避けるために発達しているそうです。名古屋は「地下街の街」だそうで、独特な雰囲気があるみたい。

というか「意外と地下街って少ないんだなあ」というのが あさよるの感想でした。東京23区内の地下街も16しかないそう。もっと、東京の地下はアリの巣のように街が張りめぐらされているのかと思っていました。一つ一つの規模が大きいのかなあ。ちなみに大阪の地下街は14だそうです。

地震、水害、火災時の地下街

地下街の話題で気になるのは「もしものとき」の対策です。災害や火災時に、地下街って危険なの!?

地震には強い?

まず、地震には地下街は強いみたいです。都市部で震度6~7の大地震が襲ったのは、1995年の阪神大震災。神戸三ノ宮の地下街「さんちか」「デュオこうべ山の手」「メトロこうべ」が被災しますが、地上の大被害とは対照的に、地下の被害は少なく済んだそうです。部分的に柱にひび割れがあったくらいと紹介されています。

2011年の東日本大震災でも、地下街ではありませんが、仙台の地下鉄に被害がありましたが、小規模なものだったそうです。ただし、2016年の熊本大地震のように震度7の地震が2度続けて起こったとき、地下にどのような被害があるのかは警戒が必要でしょう。

また、東日本大震災では「帰宅困難者」が問題になりました。地下が地震に強いからといって、非常時に地下に人があつまる危険性にも触れられています。地下街や地下道の多くはターミナル駅に隣接しています。多くの人が一気に一所に押し寄せると、そこで将棋倒しになったり、二次被害が考えられます。

火災時はヤバイ?

地下での火災というと、2003年にあった韓国での地下鉄の火事を思い出されます。200人近い方が亡くなられ、地下の火災は恐ろしいと感じた人も多いでしょう。しかし、本書『知られざる地下街』では、事前に火災対策がなされているため、地上のビルでの火災よりも安全性は高いと紹介されています。

火災があった場合、火災の起こっている区画のシャッターを下ろして完全に火災を閉じ込めてしまうそうです。また、火災の煙は天井に溜まりますから、地下空間が一酸化炭素で満たされるまでには時間がかかります。すみやかに冷静に対処することで、地下から脱出する時間はあるそうです。

地上での火災はシャッターで完全に封じ込めることはできませんから、確かに考え方によっては地上より火災には強いのかもしれません。

水害はこわい?

近い将来、東南海地震が想定され、その際津浪が広く太平洋側に到来すると報道されています。あるいは、台風や大雨被害など、「水害」に地下街は弱そうに感じます……。

その辺も、地下街は対策が打たれているそうです。まず、地下に浸水させないように、地下への入り口に仕切りをして、水が流れ込まないようにすること。通気口は、地面よりも高い位置に設置すること。あるいは、通気口を手動or電動で蓋をできるようになっているそうです。物理的に「水を地下に入れない」対策がなされています。しかし一度、地下街に水が流れ込んでしまうと、地下から地上への脱出は難しい。水に逆らって階段を上ることは困難です。

あさよるも以前、地下にある駅の改札が完全に水没している現場に出くわしたことがあります。ゾッとして立ちすくんでしまいました……。

緊急の案内板は?

地下街の多くは、お店が立ち並び賑やかな街が続いています。ショッピングの際は、緊急用の案内板を確認しておくのが良いでしょう。さらに、緊急時には電子掲示板が、緊急用の表示に変わるよう用意されている例が紹介されていました。また、地下街を行きかう人は日本語が堪能とは限りません。電子掲示板は、多くの人への情報提供に役立つでしょう。

もし停電したら……

あさよるが『知られざる地下街』を読んで一番こわいと感じたのは、緊急時に「停電」してしまう可能性に思い至ったときでした。当たり前ですが、地下街は停電すれば真っ暗です。火災や水害の最中、停電してしまったらどうするんでしょう……。

本書では、蓄光できる案内の設置が紹介されていました。普段は見えませんが、辺りが暗くなると、しばらくの間光を放つ仕掛けです。

利用者としては、常に出口を意識して地下を利用すべきだと思いました。

地下街を歩くのは楽しい^^

『知られざる地下街』挿絵イラスト

地下のちょっと怖いシチュエーションの話をしましたが、それぞれの対応は考えられているようで、少し安心しました。だけど、繰り返しますが、利用者としても「非常口」の場所を意識するのは忘れちゃいかんとも改めて思いました。もちろんこれは地下に限らず、地上の建物でも同じだけど。

しかし、地下街ってなんかすごく楽しい空間ですよね。ただ通り抜けるだけのときも、お買い物をするときも、地上の路面を歩くよりも、地下を歩く方が好きです。

本書で日本中の地下街が紹介されているので、他の街の地下街も歩いてみたくなります。

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『生き物はどのように土にかえるのか』|死から命へ続いてく

『生き物はどのように土にかえるのか』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。あさよるは子ども時代、ザリガニやカブトムシ、カナブン、カエルなんかの「虫」を飼っていました。時が来ると死んでしまって、お墓を作って埋めた経験もあります。子どもの頃から「生き物は死ぬと土になる」と知識として知ってはいましたが、実際にどのように土にかえってゆくのかを知りませんでした。……というか、正確には「見たことはある」けれども、あまり直視したくないものですので(色んな意味で)、薄っすらと遠目でしか見たことがないというのがホントのところ。

『生き物はどのように土にかえるのか』は、子どもの頃に知識として頭には入っていた事柄を、誰にでも分かるように易しく解説された良書です。本書が想定する読者は中学生以上。大人もぜひ読んで欲しいです。

生き物が食べられ分解され消えてゆくまで

本書では、生き物の「死後の世界」を紹介するものです。「生き物は死ぬと土にかえる」と言いますが、どうやって土へかえってゆくのか、どれくらいの時間をかけて土にかえるのか、知っている人は少ないでしょう。「死」は縁起の悪い話として、遠ざけて語られない節があります。しかし、生きるというのは死に向かうことですから、死と正面から向き合うことは生と向き合うことと同義でしょう。

本書は大きく3つの章からなっています。一つ目は動物が死んだあと、どのように分解され、土にかえってゆくのか。ゾウとクジラの死体が分化されてゆく過程が取り上げられます。二つ目は落ち葉が分解され土にかえってゆくまでの課程です。3つめは、「分解」に注目します。

動物の死体が腐って食べられ、分解されてゆく過程を扱っているので、「むごい」とか「グロい」と感じる人や案じる時もあるでしょうから、そのときのコンディションに合わせてどうぞ。だけど、動物は死んでも、その死体が次の命を産み繋ぎ、次々と命が数珠つなぎのように連なっている様子は、目の当たりにするととても感動します。日本では残念ながら(?)人は火葬されますが、それでも大気に熱となって放出され、それは他の生命に影響を及ぼすでしょう。自分もその大きな循環の一部なんだと知ると、なんだか安心できて、本書『生き物はどのように土にかえるのか』を読んでよかったと思いました。

壊れ、食べられ、腐り、なくなってゆく

生き物が死ぬと、まず細部が自ら酵素を出して壊れてゆくそうです。そうこうしている間に「分解者」がやってきます。地上で哺乳類が死ぬと、他の哺乳類や鳥類が肉を食べ、虫たちが集まります。この虫たちの仕事が重要で、虫が来ないようにネットの中に死体を入れておいても、なかなか分解が進まないそうです。身体はバラバラに持ち去られ、体液は地面へ染み込みます。氷に覆われた地域では、動物の亡骸を栄養に植物が生えます。

クジラの死後もダイナミックです。クジラの死体は一度体内で発生するガスにより浮上しますが、そのあとは海の底に沈みます。光も届かないような深海では、クジラの死体がコロニーのように、その周りに分解者が集まります。海底に栄養を届けるんですね。

植物は意外にも、腐るまで時間がかかるそうです。樹齢1000年の木材は、1000年使えるなんて言われることもあるそうです。

落ち葉が降り積もって「腐葉土」を作りますが、葉っぱが分解されるまでの期間は条件によって異なりますが、何十年とかかると紹介されています。

あらゆる生き物は壊れ、食べられ、分解され、いずれなくなってゆきます。その過程で他の生き物の栄養となり、次の命から命へとバトンタッチは見事です。

生き物の〈死〉には、すごく馴染みがある

『生き物はどのように土にかえるのか』挿絵イラスト

生き物の〈死〉は、とても身近に存在しています。哲学的なことを言っているのではなくて、食べ物はみんな動物の死体ですし、衣類も、家具・調度品にも生き物の死体が使われます。例えば「発酵食品」は、大豆や小麦粉を発酵させて(腐らせて)加工します。

「死」という言葉には暗く重たい印象がありますが、我々は日ごろから生き物の死をカラッと明るく、屈託なく扱っています。

自分が死ぬことを考えるととても恐ろしいことだと思いますが、すべての生き物は別の生き物を活かすための糧になるんだと知ると、自分の身体も、他の生き物の〈何か〉になればいいなあと、のほほんと考えられるようになりました。

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