マーケティング・セールス

『GRIT 平凡でも一流になれる「やり抜く力」』|才能がなくても大丈夫

こんにちは。あさよるです。ゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたか? あさよるは、家財道具をフリマアプリ「メルカリ」に出品してみて、梱包作業に追われていました。これは「いらないもの」が突然「商品」になって面白いですね。

ゴールデンウイーク明けまして、5月は予定が詰まっているので「えいやっ」と元気が出るような本を読もうと『GRIT』を手に取りました。こちら、以前に同じ『GRIT』と同じタイトルの赤い本をブログで紹介したことがありますが、違う内容です。この「GRIT」という言葉は、他の本でも使われていることがあり、意味を再確認できました。また、あさよるのような凡庸な人間にとって「GRIT」の考え方はとても励まされるものでした。

「GRIT」とは

本書『GRIT』とは英語の「Guts」「Resilience」「Initiative」「Tenacity」の頭文字をとった言葉です。ぴったり合う日本語がないのですが、

Guts[度胸]

「Guts」は日本語で「度胸」。「困難に挑み、逆境にもたじろがない勇気」(p.21)と紹介されています。

度胸とは、みずからを危険にさらし、たとえ勝利が目の前に見えなくても、必ず勝つという意思を表明することだ。(p.21-22)

「大胆不敵」になるために必要な力です。

Resilience[復元力]

「Resilience」は日本語で「復元力」と当てられています。

高いレベルのグリットの持ち主は、失敗や障害や逆境にめげることなく意欲と集中力を維持できる。(中略)チャンスがある限り、世界の果てまでそれを追いかける原動力になる。(p.22-23)

世界的な成功者も、学校を落第したり、仕事をクビになったり、挫折を経験していることがあります。だけど、「立ち直った」のです。

Initiative[自発性]

「Initiative」は「自発性」と訳されます。

自発性とはまさしく、グリットを動かし、前へ進めるものだ。リーダーは率先してものごとに取り組む能力で評価されることが多い。(p.23)

自発性はなにも、企業や戦場だけに見受けられるとは限りません。本書では、サバンナに住む少年が、家族で飼っている牛をライオンに襲われた経験から、その悲劇をどう防げばよいのか考えます。あるとき、ライオンが揺らめく懐中電灯を恐れていることに気づき、ライトをつけたフェンスを作りました。ここからわかる教訓は

「敵に勝る知恵を使えば、相手より体が小さくても足が遅くても大丈夫」(p.23)

ということです。

Tenacity[執念]

最後の「Tenacity」は「執念」と訳されます。

執念とは、どんあことがあっても目標に集中し続ける能力だ。これはたぶんグリットにかかわる性質のなかで最も見分けがつきやすい。(中略)執念(粘り強さ)に必要なのは勤勉と決意である。(p.24)

GRITを身につけるべきワケ

「GRIT」の力について、後天的に学ぶ必要があります。それは、人は「潜在的な資質を褒められると、そのことに執着する」傾向があるからです。そして「努力によって身につけたスキルを褒められても、執着が少ない」そうです。それは裏を返せば、「努力によって身につけたスキルは諦めやすい」とも言えます。

本来的に我々は「GRIT」の力を持っていないということです。だから後天的に学ばねばならないし、また子どもたち、若い人たちに教えていかなくてはならりません。

本書ではたくさんの「GRIT」によって成功を掴んだ経験が紹介されているのですが、みな逆境の中、身近な人に「諦めないこと」や「働き続けること」を教えられ、それを愚直に守り続けた人ばかりです。または、負けん気やハッタリで大成功をおさめる人もいます。しかし彼らは、根拠のない自信家ではなく、「なんとかなる」と思えるまで努力をし続けていた人々であることも注目すべきです。

「GRIT」を身につけるのは、今すぐからも始められます。もし「どうせ」「自分なんて」と思っているなら、「度胸」「復元力」「自発性」「執念」を意識し始めましょう。

凡人だから励まされる・粘り強く続けるコト

本書『GRIT』は、特に何の素質もない凡人だからこそ、とても励まされるものです。天才でなくても「やり抜く力」によって、何者かになれるかもしれないんだから。

グリットが素晴らしいのは、自分でコントロールできるという点だ。育ったコミュニティ、通ったハイスクール、両親の貯金や資産、社内政治、経済状況などと違い、もっと一生懸命働き、もっと賢く、熱心に、長くがんばるという行為は自分で制御できる。人一倍才能豊かでなくても、頭の切れる人間でなくても、私たちの誰もがグリットを身につけることができるのだ。
潜在能力を発揮するのに必要な「度胸」「復元力」「自発性」「執念」を利用できれば、じつにたくさんの人が世界的な音楽家、ベストセラー作家、プロスポーツ選手になる可能性を秘めている。あなたもそうかもしれない。

p.25

もし、自分に才能もセンスもなく、環境も整っていたとしても、大きな挫折をしても、大丈夫。きっと今まさに道半ばの人ほど、GRITに励まされるし、GRITの重要性を身を持って知っているのでしょう。

「やり抜く」ことは誰でもできる

あさよるも、そろそろ三十代仲間で辺りを見回すと「やり抜く力」を持っている人しかいなくなっていることに気づきます。十代の頃、羨ましい才能を持っている人や、センスの良い人、環境に恵まれている人、それら全てを持ち合わせている人がたくさんいました。しかし、その多くの人たちは、道半ばで諦めてしまったり、店じまいをしてしまいました。

年齢を重ねても何かに邁進している人って、「才能」や「環境」は関係なくただ「継続している」だけの人だったりします。もちろん、才能があって且つ継続し続けている人もいます。でも、意外と若い頃は平凡で目立たなかったのに、いつまでも同じことを続けていて「ひとかど」の人物になっている人もたくさんいます。

本書『GRIT』は平凡で、特に秀でたこともなく、センスもなく、目立たない「その他大勢」を鼓舞します。また挫折を味わったり、今環境的に恵まれていなくても「大丈夫」。「ここから抜け出せる」と信じられると、とても未来が楽しみに思えます。

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『営業マンは「お願い」するな!』|幸福を売ってあげるために

こんにちは。毎日本を読んでいる あさよるです。毎日ジャンルもこだわらずに読んでいると、くだらない本もあれば、ガチな本にも出会います。今回、ガチです。これガチ。『営業マンは「お願い」するな!』は、これ、モノホンじゃないだろうか! 多分、この本に書いてあることを、書いてある通りにやれば、それなりの……いや、かなり成果が上がるんじゃないだろうかと思う。あさよる今、営業やってないのが残念なくらい。

念のために言っておくと、評価の高いビジネス書って、書いてあることを書いてある通りにやれば、それなりに成果が上がります。しかし、多くの人は読むだけでやらないから成果がないのです。それを踏まえたうえで、『営業マンは「お願い」するな!』は恐ろしい本だわ。こんなの、全営業マンが実践された日にゃ……、うーん、意外と、きちんと正しく物を売ってくれるのは、消費者としても嬉しいことかもしれないけど……。

営業は、売ってあげる

本書のタイトル『営業マンは「お願い」するな!』は、営業は「買ってもらう」のではなく、商品を「売ってあげる」のだ、という説明に集約されます。この商品を買うとお客様は幸福になる。営業マンはお客様に幸せを「売ってあげている」。だから、だらだらと長い商品説明や、わざわざデメリットを提示するのは蛇足なのです。大事なのは「売ってあげる」こと。そして、お客様に一刻も早く幸せになってもらうこと。これ!これに尽きる!

相手のために売ってあげる

お客様の時間を奪って営業をかけた限りは、何が何でも商品を売ってあげねばなりません。なぜなら、売らなければ、お客様の時間を無駄に使ったことになるからです。お客様の貴重な時間を無駄にしないためにも、売って差し上げます。お客様はいろんな理由をつけて断ろうとしますが、そこで断らせてはいけない。なにがなんでも「売ってあげる」のです。

「いらない」はいらないわけではない

お客様はなにかにつけて「いらない」と拒否しますが、本当にいらないわけではないそうです。お客は断れるから、断っているだけです。だから、断らなくてよいようにガイドしてやれば、断らなくても良くなります。一刻も早く売ってあげて、お客を幸福にしましょう。

そのためのスキルとして、インターフォン越しの会話のコツや、玄関先では座り込んで、家の中に上がり込んで、営業をします。断り文句はあくまでそう言ってるだけですから、心の隙間にスルっと入り込みましょう。例えば玄関先のお花や絵を褒めたり、ペットや子どもに注目するのはテッパンです。インターフォンは壊れたものとすれば、お客は玄関を開けて出てきます。

こりゃ買っちゃうかもな(;’∀’)

仏教用語で「方便」という言葉がありますが、本書『営業マンは「お願い」するな!』のセールストークはまさに「方便」のですね。買えば幸せになれるから、とりあえず買いなさい、と。正直、こんな営業さんがうちに来たら嫌だなぁ。だって、きっと乗せられて買っちゃうだろうから。この人の担当に当たったのが運の尽きですね。

一方で、商品が悪いものでないかぎり、営業マンの言いなりに買い物できればどんなに楽かとも思います。こんなに情報過多の時代、商品の良し悪し口コミを参照し、検討を検討を重ねるのは、正直しんどい。インターネットを使えば世界中の商品を買えてしまいます。だからこそ、何を買えば良いのか決断を迫られ続けてクタクタです。

玄関先まで来てくれて、悪くない商品をそこそこの値段で売ってくれるなら、それでいい気もする。意外と、ネット社会の今だからこそ、『営業マンは「お願い」するな!』の営業スタイルは需要があるのかも!?

関連本

トーク術の本

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『ブランドらしさのつくり方―五感ブランディングの実践』|体感をともなう体験を

こんにちは。あさよるです。今日読んだ『ブランドらしさのつくりかた』は、あさよるの愛読書で、過去に何度も読み返しているものだったりします。学生時代に教科書として指定されていた本で、当時も繰り返し読んでいました。ブランディングを手を動かしながら考える時、パラパラと読み返します。

図解もたくさんあり、実際にブランディングがなされる過程も細かく紹介されており、読んで楽しい内容でもあります。kindle版も出ているようなので、おすすめです。

五感をともなうデザイン

「人のぬくもり」という言葉があります。例えば「初音ミクの歌は機械的で人のぬくもりがない」とか一昔前だと「ワープロ出力の文書は人のぬくもりがない」だとか。マジレスすると「ボカロを調教してんのは人間だぞ」とか「その文章を書いたのは人間だし、ワープロを作ってるのも人間だ」なんて言いたくなることもあります。

しかし、「人のぬくもり」と言いたくなる状況とはなんだろうと考えると、それは「人の身体をともなう活動がイメージできる/できない」に由来するのではないか。もっと抽象度を上げると美しい/美しいくないなのかもしれません。すなわち、それを「使う人」への配慮や心地よさが設計されているかが「人のぬくもり」なのではないでしょうか。

本書ではコカ・コーラの瓶からロゴマークを消し去っても、それがコカ・コーラと分かると言います。例えその瓶を割ってしまっても、そのガラスのかけらだけでもコカ・コーラの瓶だと判別できます。それは、あの瓶が「コカ・コーラをが飲みやすい」ようにデザインされており、他のコーラや飲料とは一線を画しているようです。あの瓶のフォルムは、見るからに「触感」をイメージさせ、コーラの炭酸が喉を流れていく感覚をイメージさせます。

シャンプーのCMの多くは視覚と触覚、臭覚に訴えかけるものが多いので、泡立ちの気持ちよさを想起させる「音」、すなわち〈聴覚〉を刺激する音を使うことで他のシャンプーとの差別化を測ることができます。人気のカフェやレストランも、五感をうまく使っています。調度品や、絨毯の感触、BGM、香りと五感に訴えかけるのです。

特に嗅覚を用いるデザインは今後もっと広がってゆくでしょう。コンビニが良い例です。コンビニって中に入るとフワッとおでんのにおいがして、「コンビニらしい」と感じます。近年ではコーヒーのにおいもコンビニのにおいになりつつあるのかもしれません。

五感の情報だけで、わたしたちは連想し、イメージします。「バタン」という音だけで「車のドアが閉まった」とわかるんです。記号として五感を使っているのかもしれません。

ブランドとは何か

そもそも「ブランド」とは、牛に押した焼き印の「焦げ(Burned)」という言葉が起源です。「ブランド」の概念は最初、牛、酒、石けんなどに使われていました。高級品やアパレルの世界で「ブランド」という言葉が使われるようになったのは最近だそう。さらに近年では商店街や公共施設・サービス、人間もブランド化されています。

ブランドとは「高級品」だけでなく、人が価値を見いだすものすべてです。

ブランドはよく、脳の中の構造にたとえられる。個人のいろいろな経験が、脳の中で複雑に絡み合って、ある連想のネットワークを構成する。たとえば、「花火」という記憶は、単独で終わるものではなく、夏、夜、きれい、ワクワク、混雑といった他の記憶と絡み合って脳に蓄積されている。この脳内の「記憶の集合体」がブランドなのである。この「記憶の集合体」が大きくてかつほかにない独自のものであればあるほど、そのブランドは強いということができる。

p.40

「京都」がブランドになるのは、「京都」の漢字二文字を見て、多くの人が様々なイメージを連想するからです。

また、ブランドは顧客だけのものではありません。

魅力的なブランドとは、顧客にとっては、「このブランドなら買ってみたい、使ってみたい」と思わせる対象だけではなく、従業員にとっては「このブランドなら誇りを持って働きたい」と思わせる対象であり、株主にとっては、「このブランドなら投資してみたい」と思わせる対象であるべきものである。

(中略)

一言でいえばブランドとはすべての関係者にとっての「記憶の総体」である。

p.42

「ブランド」の記憶

みなさんもブランドにまつわる記憶やイメージがありますか?

あさよるは以前、無印良品で働いていました。入社前からMUJI製品が素敵だと思っていましたが、働き始めるともっとMUJIが好きになりました。こんなに会社から大事に扱われたのが初めてだったからです。スタッフ仲間もみんな明るくて爽やかで、みんなMUJIの大ファンでした。お客様も丁寧できちんとした方が多く、働きやすい職場でした。退職後の今もMUJIは特別なブランドに思えます。そう「特別」なんです。

昔デザイン生だった頃、授業で「資生堂」の広告が紹介され、資料として資生堂が発刊していた『花椿』を熟読しはじめました。憧れのブランドでした。大人になって資生堂のカウンターで化粧品を買うとき、学生時代の瑞々しさや高揚感や若い苛立ちや、あの頃のことを思い出します。また町の資生堂のお店では、お店の人と恋の話をしたり、年配の女性が華やかにお化粧をしている姿に「ええ女やなぁ」とシビレタ。あさよるもあんな女になれるだろうか。背中が曲がって髪が薄くなっても「あの口紅を塗りたい」と思いました。

ブランドのイメージ。ただ製品のクオリティだけでなく、思い入れやイメージや記憶が絡み合って「他とは違う」「特別」になっています。

五感をともなうブランディング

五感に訴えるデザインと、ブランドとは何かを押さえたところで、本書の本題「五感ブランディング」に移ります。

先ほど紹介したシャンプーのCMでは聴覚を欠いているブランドが多かった。だから泡立ちの気持ちよさを想起させる〈音〉が考案されました。あるアジアの航空会社では、乗客に配るおしぼりにアジアを連想させる香りをほのかにつけました。これが好評で、他の航空会社との差別化が成功しました。風鈴の〈音〉を聞くと涼しい感じがするのも、五感を使った好例。

また、キーボードで文字を入力するとき、我々はキーボードを叩きつけています。この感覚が重要で「入力した!」って実感を抱かせています。コンピュータが普及した今、ブラックボックスに囲まれて生きてる我々は指先の「入力した感覚」がとても重要です。

五感を使ったブランディングを見ていくと、まだまだ五感ブランディングは弱いブランドが多いと気づくかもしれません。ウェブサイトのイメージと、お店のエントランスの雰囲気と、店内の様子がチグハグで変な感じなお店とかいっぱいありますよね。

あさよるの雑談ですが、床がペタペタしている系の飲食店はなんとなく避けてしまいます。また、プッチンプリンの蓋の裏についているプリンはご馳走ではありますが、出先では避けてしまいます。だから「プッチンプリンは家で食べるもの」と感じるので、家庭的なイメージがあります。結構、われわれはちょっとした感覚で商品やサービスのイメージを持っていて、それがブランドと合致しているかどうかが大切なのです。

新宿駅の五感ブランディング

本書では実例として、新宿駅の五感ブランディングをしてゆく様子が細かく紹介されます。新宿駅の利用者にアンケートを取り、新宿駅の五感に関わるイメージを暴いてゆきます。そして、新しい新宿駅の五感ブランディングをしてゆくのです。

用いられるのは従来の視覚に頼ったイメージボードだけでなく、手で触れる素材も盛り込まれます。さらに「新宿駅の香り」を新たに作りました。本書の書籍版では、実際に新宿の香りがついた付録がありました(今はないかも)。

視覚に頼りすぎているデザイン

五感ブランディングに触れると、自分がいかに視覚的なイメージ過多なのか気づきました。とくにブログは視覚しか情報がないのが残念ですね。「音楽をつけようか」と一瞬血迷いましたが、本書でバッサリと「トップページで音楽が流れ続けるサイトうざい(意訳)」と書かれていて思いとどまったw

ブログでにおいや触覚、味覚に訴えかけられる方法ってないのかな? 背景をモコモコな素材に変えるとか? においはもっと難しいですね。冒頭に「焼き鳥」とか「カルビ」とか書く? うーん。

話は変わって、あさよるは音楽CDはiPodに入れて、新たに買う分は iTunesで購入するようにしています。増えてしゃーないからね……。んで、昨日久々に音楽CD現物を買いまして「あの封を切る時のウキウキ」を久々に体感しました。「私まだこんな気持ちになれるんだ!」という喜びw iTunesには「あの封を切る時のウキウキ」はないし「タワレコのシャカシャカの黄色い袋ぶら下げて歩く感じ」もないな。

代わりに「お気に入りのiPod touch第四世代を剥き身のまま使い込んでいい感じ」を楽しんでおります。(写り込んでいるのはフナイのエアコン)

博報堂『ブランドらしさのつくりかた』イメージ - iPod touch 第四世代

iPod touchは触覚と聴覚と視覚が刺激されるものね。メタリックな感じが金属のにおいのイメージも想起させるかも。大量生産される工業製品なのに「人のぬくもり」を感じさせるしね。

ちなみに、iPod touch 第5世代も愛用していますが、こちらは第4世代より使いやすいけど、トキメキが少ない。

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『究極のセールスレター』|メールもウェブも汎用性高く使える!

 

特別なお知らせ

ポストを開けてダイレクトメールを受け取ると、そのまま家の中のゴミ箱にポーイ!ってなこと、多いですよね。なかなか分厚くても、封も切らずにパッと見てポーイ。

一方で、たまに封を開けて中身をチェックすることもあります。なんか大事なお知らせなのかな?と開いてみたり(大概はいつもの宣伝のチラシだったりするw)、やたら豪華な紙に大げさに自分の名前が印刷されている系です。開けてみると、中身はクレジットカードの宣伝だったのですが、やけにゴージャスな紙に金押しの印字がなされていて、思わず数日間手元に置いてしまいましたw

私たちは届いた郵便物を一瞬で要不要を振り分けて、更に重要な度合いまで判断しています。これは、ダイレクトメールを出す側から見れば、〈特別なお知らせ〉だと判断してもらえれば、捨てられずに読んでもらえるということです。

本書『究極のセールスレター』では、読んでもらえるだけでなく、契約に至るセールスレターの書き方が細かく丁寧に紹介された書籍です。

セールスレター基礎のキ!

『究極のセールスレター』で紹介されるセールスレターの書き方は、基本の〈キ〉のような内容です。お客様を知り、商品を知り、欠点も含めて何もかもを明示します。最後まで読んでもらい、思わず契約の返事をしてしまうセールスレターを作ります。

28のステップに分けられていて、どれも基礎的で漏れがあってはならないことばかり。

  1. お客を「しっかり」理解する
  2. 提供するものを「しっかり」理解する
  3. 不利な点を告白し、欠点は包み隠さず伝える
  4. 無事に配達させる
  5. 目に留めてもらう
  6. 読んでもらう
  7. 価格ジレンマに打ち勝つ
  8. 必勝コピーライティングのテクニックと作戦を吟味する
  9. 最初の下書きを書く
  10. 戦略的観点で書き直す
  11. 文体を書き直す
  12. 疑問・反論に答える
  13. いますぐ行動してもらうよう刺激する
  14. 追伸を工夫する
  15. チェックリストを確認する
  16. グラフィック処理をする
  17. 感情を込めて書き直し、冷静に編集する!
  18. 下書きとサンプルを見比べる
  19. 事前テストを行なう
  20. 手紙を最終の形にする
  21. グラフィック処理を変更する
  22. もう一度編集する
  23. 試作を発送する
  24. 冷静になる
  25. 他の人の意見も聞く
  26. 最終見直しをする
  27. 印刷する
  28. 発送する!

以外にも、セールスレターの中身そのものよりも、装丁や印刷の確認など、体裁の部分にステップが割かれています。それは、最初の3つ〈1.お客を「しっかり」理解する〉〈2.提供するものを「しっかり」理解する〉〈3.不利な点を告白し、欠点は包み隠さず伝える〉これが全てだからではないでしょうか。最初の3ステップこそが重要であり、ここに時間をかけるべきだし、クリアしていて当然のステップでもあります。

1、2、3を満たしたうえで、「どうやって届けるか」「どうやって読んでもらうか」「どんな手紙にすればいいのか」をじっくりと吟味しましょう。こんなに手間をかけるほどに、お客様の自宅に直接届けるお手紙は重要なんですね。

目に留まる、思わず読んでしまう

本書の『究極のセールスレター』では、ゴミ箱一直線なはずのダイレクトメール・セールスレターを、最後まで読んでもらった上に、さらに思わず契約の返信をしてしまう手紙に変えてしまうのです。手間を加えることで、反応が変わるならやる価値はあるでしょう。

経費をかけてゴミ箱行きを分かっている手紙を作るのも辛いし、読んでもらえる手紙にするってのは、作る側も作り甲斐のある手紙ですね。

ウェブにも使える

本書『究極のセールスレター』は、汎用性が高く、他のツールと組み合わせて使えます。

  • 使い方1 有望な見込客を集める
  • 使い方2 テレマーケティングをサポートする
  • 使い方3 来店を促進する
  • 使い方4 口コミを促進する
  • 使い方5 現在の客や過去の客に新商品・新サービスをお知らせする
  • 使い方6 通信販売に利用する
  • 使い方7 購入後の安心感を与えて払い戻しを減らす
  • 使い方8 公私共にあらゆる種類の通信文やコミュニケーションに

こんな項目で紹介されています。セールスレターの書き方の実際の見本も掲載されていて、「こういうの見たことあるなぁ」と。

そして、通販にも使え、あらゆる通信文にも使えるとあります。お客様へのメッセージだけではなく、上司や部下へのメールにも使えますし、もちろんウェブでのセールスにも転用できそうです。こういうの見ると、お知らせやセールスの文言を考えるのも面白く感じますね。

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『統計学が最強の学問である』|統計って、知れば面白い!?

こんにちは。表の読み方がわからない あさよるです。

いや、書いてあることはわかるような気がするのですが……むしろ、なまじ中途半端にわかっちゃうからこそ、「それっぽい」「真実っぽい」表に気が取られている気がします。別の言い方すると「騙されてるんじゃね?」って疑いがいつまで経っても拭えない。

確信が持てないんですね。

そして、先日『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』という本をたまたま図書館で見つけ、読んでみました。結果、「統計」って全然理解してない分野だなぁと分かりました。

今回、Amazonランキングの中で、たまたま同じような本を発見し、さっそく読み始めたのでありました( ´∀`)bグッ!

難しい計算はナシ!簡単!

『統計学が最強の学問である』の魅力は何といっても、「統計」なんて聞いてもサパーリな あさよるにもわかる、ということです。

難しい計算式もありませんし、電卓も必要ありません。表や数式もかなり少なく、殆どは統計にまつわる「お話」や「考え方」。しかもそれらは面白い!

「ああ、統計学って勉強してみたいなぁ」と思いました。その前に、数学の復習をしたいなぁとも、強く思います(^_^;)

簡単で誰でもわかるように、しかも好奇心掻き立てられるようなまとめ方をされている本。新しい世界が開けるようで嬉しいですね。

一歩踏み込んだ内容は、他の本で

反対に言えば、中級者以上の方にとってはものたりない内容でしょう。

あさよるも前に読んだ『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』と比べても、ほとんど同じようなことが書いてありました。例え話まで同じものもあり、統計を語る上でハズせない話題だろうと予想されます。

また、初心者にわかるように説明しようとすると、同じような内容にならざるをえないんだろうなぁとも思いました。

統計データ、使いこなせると面白そう!

統計データは、相関関係のあるデータもあれば、一見、理にかなっていそうで、実は関連のないデータもあります。日頃、「このグラフって何?」「なんか上手いこと言われてない?」と不安になってしまうこともあります。その理由がちょびっとわかりました。

こんな喩え話ご存知ですか?

〈次の食べ物を禁止すべきかどうか考えてみましょう〉

・心筋梗塞で死亡した日本人の95%以上がずっとこの食べ物を食べていた。
・強盗や殺人などの凶悪犯の70%以上が犯行前24時間以内にこの食べ物を口にしている。
・日本人に摂取を禁止すると、精神的なストレス状態が見られることもある。
・江戸時代以降日本で起こった暴動のほとんどは、この食べ物が原因である。

西内啓『統計学が最強の学問である』p.70

このデータだけ見ると、かなりヤバい“ブツ”が巷に出回っていることがわかります。凶悪犯を反抗に掻き立てるのです。江戸時代の資料にも残っているものを、未だ政府は規制せず一般に販売してけしからん!

という風に見て取れますが、この食品は実は「米」のこと。心筋梗塞で亡くなった方の殆ども、凶悪犯も、江戸時代の人々も食した「米」の話でした。

データというのは意味のないものを並べただけでも意味があるかのように見えてしまいます。

あるいは、データを提示する側に“悪意”があったとき、まんまとその悪意に乗せられてしまうかもしれません。勘違いの情報が伝聞されてくることもあります。

さも真実であるかのようなデータに注意を払う必要を感じました。

表を見るだけでイヤッ!…はもう卒業

『統計学が最強の学問である』を読み、ページを開いて、表をすっ飛ばして読むのはやめようと思いました(^_^;) データにもきちんと注意を向けようと思ったのです。

本書『統計学が最強の学問である』は、実際に統計データを作る時、注意をしなければならない事柄や、ポイントもまとめられています。この一冊を読んで統計を扱えるようにはなりませんが、データがどのように集められ解析されているのかを知ることで、理解が深まりました。

「ランダム」や「確率」という言葉は、日常の中でも使用します。ですが、実際にランダムをどうやって作るのでしょう。「確率」は学校で習いましたが、実際の使い所をよくわかっていない気がします。

メンデルの法則やニュートンの万有引力の法則も、統計を用いて紹介されました。統計ってとても身近にあることなんですね。

『統計学が最強の学問である』。あさよるは駆け足でザザッと読みました。改めて、じっくりと腰を押しつけて読みたい内容だなぁと思います。これまでに身に着けた知識もブラッシュアップできそうな予感がある、ワクワクする読書でした。

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