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メンタリストDaiGo『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』

『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』挿絵イラスト

こんにちは。片づけが続くあさよるです。あさよるネットを始めた当初2015年7月の頃からはかなり劇的に片づけは進んでいるんですよ。ゴミ袋30袋以上捨てたし。ちょっとその量に自分でビビりましたね、さすがに。その後もチマチマと片づけ続行中です。なもんで、片付け本は見つけると手に取りますw 今回はメンタリストDaiGoさんの『片づけの心理法則』。DaiGoさんらしいタイトルで、内容も理論・理屈で攻める内容です。

あさよるには、この本はかなりヒット! 長く停滞していた あさよるの片づけが動き始めました。

ちなみに あさよる的には、実践なら〈こんまり〉さんこと近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』を本当に書いてある通りにやれば、効果があると思います。ただ、全ての手順を省かずに、本当に全部をちゃんとやったらという但しつき。んで、理論編ならこのメンタリストDaiGoさん『片づけの心理法則』だな! 今んところ。シンプルで読みやすく、必要なツボだけきっちり押さえてある感じ。

片づかない心理学

本書『片づけの心理法則』は、メンタリストDaiGoさんによる心理学を用いた片付け本です。というよりも「片づけられない」心理状態を解明し、片づく状態に変更すれば、片づけは進みます。また部屋が散らかっていると、そのせいで弊害が起こります。反対に言えば、散らかっていない部屋では何が起こるのか、どう変わるのかイメージすることで「片づけ」を自分のものにしましょう。

まず、我々はなぜ片づけられないのか、3つの理由が挙げられます。

①選択回避の法則
②損失回避の法則
③保有効果

p.24

一つ目の「選択回避の法則」は、人は選択肢が増えると選ぶことができなくなるために、必要なものと不要なものがわからなくなってしまうこと。二つ目の「損失回避の法則」は、人は自分が損をするのを非常に恐れるため〈失うこと〉を嫌うため、物を捨てられません。そして三つの目の「保有効果」は、自分が所有したものはより高い価値を感じてしまう心理です。本書では、この三つをひっくるめて「現状維持の法則」と呼ばれています。人は本質的に「現状維持」をしたい存在ですから、片づけられない、断捨離できないのも当然なのです。

本書では、片づけは「幸福」に結び付けて考えられています。幸福な人とそうでない人の違いは、

限りある時間やお金、体力や注意力といった自分のリソースを、人生において達成したい目標に集中できているかどうか(p.1)

と定義されています。部屋が散らかっていると集中できません。また、どこに何があるのかわからないので、初動が遅れます。時間のロスは見落としがちですが重要です。

片づけは、大切なことに使える時間やお金、体力を最大化します。これを言い換えれば、自分の人生を思い通りに操れるということです。(p.2)

本書は、部屋が片づかない状態から、「部屋を片づけたくなる」ように自分の心理状態を変えてゆく本です。さすがメンタリストって感じですね~。

ポジティブに「選ぶ」

『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』挿絵イラスト

巷に片づけ本は数あります。ヒットした本もたくさんあります。しかし、その多くは「捨てる」ための技術を紹介するものばかりです。「捨てる」という行為は気が重いし、面倒くさい作業です。捨てるにもゴミの分別を考えるし、他人に譲るにも連絡を取り合わないといけないし、売るとなると気も使います。物を手放すのは、どんな方法を選んでも気が重いのです。こりゃ片づけが億劫で進まないワケです。

しかし、本書では片づけは幸福につながるものと定義されていますから、「捨てる」というネガティブなことを考えません。片づけとはポジティブに「自分に必要なものを選び取る」です。このとき単に物の要不要かのみを選ぶのではありません。自分の「よりよい未来」を選ぶことができます。

「よりよい未来」を選ぶって、ワクワクするでしょ? 誰でも、悪いものやいらないものを探すのは楽しくありません。

本来の片づけとは、大事なモノ、持ち続けるモノを選ぶことです。(中略)最初から、いらないモノに目を向けるのはやめましょう。むしろ、片づけを必要なモノに目を向ける練習の機会にするべきです。(p.54)

選ぶのはモノだけではありません。時間の扱い方まで「大事な時間」「持ち続ける時間」と視野を広げると、片づけは生き方を選ぶことであることが実感できます。

まずはカフェや図書館など、静かでお気に入りの場所へ行って、頭の中を片づけましょう。考えるのことは3つ。「理想の一日」「何をしているときが一番楽しいか」そして「自分の一日を記録する」ことです。記録は、アラームを1時間ごとにセットしておいて、そのときにしていることを書き留める程度でOK。

「今すぐ片づけたい!」

あさよるは本書『片づけの心理法則』を出先で読んでいたのですが、ページをめくるごとに「早く家に帰って片づけたい!」と居ても立ってもいられませんでした。本を持つ手がソワソワと震えるのを抑えるに気を使うくらいにw 「目から鱗」だったのです。「そうか、片づけって〈モノを減らす〉ことじゃなく〈選び取る〉ことなのね!」と。

あさよるには内心「あれはもう使わない」「いらない」と分かっている物がたくさんありました。捨てるべきものは一通り手放し済みなので、残るは「売る」か「あげる」かしたいものばかり。しかし、売るとなると〈商品〉になるので、きれいに拭いて梱包しなきゃいけないし、発送の準備も必要です。考えるだけでものすごーく面倒くさい。「誰かほしい人がいればあげるのにな~」と、第三者の介入を消極的に待っていましたw

しかし! 違う。それは「どう処分するか」の話であって、〈「手放す」ことは決定済み〉であることに注目しなければならなかったのです。そう、あさよるの「よりよい未来」からは外れたものなのは、あさよるが一番よくわかっているのでした。

ということで、捨てるか売るかあげるか、処分方法はは追々考えるとして、とりあえず〈「手放す」ことは決定済み〉の物を除けました。

ジャーン

『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』イメージ画像

生活感ありまくりでサーセン。とりあえず、もう使わない物を段ボールに除けました。主に化粧品と、ネイル用品と、カバンなんかですね。他人に譲るか売りたい物(苦笑)。今後の行く末をどうするかはまた考えるとして、引き出しや棚の中はかなりスッキリ!お気に入りばかりが並ぶ様子は壮観ッス!

ということで、今回の片づけは、実は続きがあります。本書『片づけの心理法則』の直後、『部屋を活かせば人生が変わる』という本を読みまして、その勢いのまま部屋の模様替えにまで発展しました。その様子&本についてはまた別のエントリで。to be continued!

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『誰がアパレルを殺すのか』|「欲しい服がない」の正体

『誰がアパレルを殺すのか』挿絵イラスト

こんにちは。服がない あさよるです。年明けに張り切って春用の服を買ったのですが、なかなか袖を通す気候になりません。春用ワンピースにあわせて、ブーツとジャケットと帽子も買ったのに~( ノД`)

あさよるネットを熟読してくださっている方がこの世に居ればご存知かもしれませんが、オシャレを知らないあさよるは、最近、洋服とかお化粧とか、そういう色気づいた事柄を勉強中です。化粧品を理解するのに化学の勉強をしていたのですが、アパレルを知るには素材や流通のことも勉強しなきゃなあと思っています。そこで、目についたのは『誰がアパレルを殺すのか』という、なんともショックなタイトル。なに?アパレルって殺されそうなの!? なにも知らぬ あさよるは、素直に手に取りページをめくり始めるのでした。

アパレル業界の“無自覚な自殺”

本書『誰がアパレルを殺すのか』というショッキングなタイトルは、〈沈みゆく船〉であるアパレル業界にとどめを刺す存在は誰だろうかと問いかけています。アパレル業界の衰退は、景気が悪いからでも、インターネットが主流になったから顧客が流れたからでもなく、本書では“無自覚な自殺”をしていると結んでいます。

本書では、国内の糸・生地のメーカー、染色・縫製業者から、小社・メーカー、アパレル企業・卸売業者、そして百貨店・ショッピングセンター等の小売店まで、アパレル産業に携わる川上から川下までを俯瞰して取材されています。そこで見えてくるのは、川上・川中・川下の完全な分断と、企画を丸投げしてしまうメーカーや、無計画に中国工場を移してしまう、上辺だけトレンドを追ってしまう体制などが指摘されています。

日本のアパレル業界は、戦前に花開き、戦後の好景気に胡坐をかいたまま90年代を迎えます。バブル崩壊後の90年代は、洋服は「どのブランドか」よりも「どう着こなすか」にトレンドはシフトしてゆきますが、アパレル業界は新たなブランドを乱立させました。そして、グローバルな時代の到来により、外国からアパレル業界への参入もありました。現在ではインターネットで服を買うことに我々は抵抗がありません。だからといって、安易にインターネットショッピングに手を出すも、惨敗しているのが、現在のアパレル業界です。

〈お客様〉不在

本書では現在のアパレル業界の状況と、これまでの変遷が2章にわたり紹介されているのですが、驚くのは「お客様」がどこにもいないことです。消費者に提案すべきスタイルや、お客様が何を求めているか等の視点ではなく、「ユニクロが」「ZARAが」「ZOZOTOWNが」と、同業者やデパートや小売店、卸の事情ばかりが並びます。

これが“無自覚な自殺”の所以です。

「景気が悪いから」「円高/安だから」「消費が落ち込んでいるから」ではないのです。

消費者は〈なにか〉を望んでいるのかもしれませんが、アパレル業界が消費者を見ていないので、我々はいつまでも満たされません。

躍進する企業もある

アパレル業界が苦戦する中、反対に売り上げを伸ばしている企業もあります。例えば、「nutte」は、縫製職人とオーダーメイドを望む消費者をマッチングするインターネットサービスです。本書では、加齢で背中が丸まってしまった母親が、結婚式に出席するためのドレスを受注した事例が紹介されています。既製品では体に合わず、要介護なので、脱ぎ気がしやすく、見た目にも華やかなドレスが提案されました。

「メルカリ」を利用なさっている方は多いでしょう(あさよるも、めっちゃ使ってますw)。「メルカリ」は〈フリマアプリ〉と呼ばれる、フリーマーケットのように誰もが物品を出品できるサービスです。値付けは出品者が行います。ヤフオク!一人勝ちだった市場に、ヤフオク!からオークション機能を取り払った「メルカリ」が席巻しました。「メルカリ」の特徴は、物を多くの人たちが「シェアしている」感覚に近いことです。着れなくなった子ども服が、人から人へ譲られていきます。同じ商品がなんどもメルカリでやりとりされていくのです。そして、その売上金で、別の〈お古〉を買うのです。

限りなく受注生産に近づけロスを出さず、セールを行わないことで、低価格で商品の提供を努力する企業もあります。

既存のアパレル業界は“無自覚な自殺”をしようとしている最中、従来のしがらみや概念を持たず、新しいサービスとしてアパレル業界に参入してくる企業もあります。そして、そこで成果を出している人たちがいることも、忘れてはなりません。

競合は他のブランドじゃない

アパレル業界は、慢性的な人材不足を抱えているそうです。それは、小売店に立つ店員です。かつて、ショップ店員は流行の先端であり、若者の憧れの存在でした。しかし現在では、アパレルのショップ店員は「ブラック」だと認知され、避けられる職種になっています。実際に、過酷な業務であるにもかかわらず、アパレルの正社員の平均年収は、全国平均に届いていません。また、ブランドの洋服を購入し試着して出勤するため、収入のほとんどが衣装代になることもあるそうです。

そして、アパレルブランドには設定する年齢層があり、その年齢を過ぎると、同じブランドで働き続けられません。そこから、内勤や買い付けなどの裏方業に回るしくみもなく、多くのアパレル店員は「使い捨て」が慣例だそうです。また、資格や能力によって昇給する仕組みもないため、多くのスタッフに活気やモチベーションが保てません。業界のしがらみ・慣例で、店舗に立つスタッフたちの待遇や状況により、〈お客様〉の存在はなくなっています。

アパレル業界は、まずは優秀な人材を集めなければなりません。それは、隣のアパレルブランドを視察することではなく、ベンチャーや、IT企業や、新進気鋭の業界から、生え抜きを探し出さねばならないのです。にも拘わらず、アパレルブランドは、他のブランドとの差別化や、世界の他のアパレル企業ばかりを気にしていると指摘しています。

「欲しい服がない」

『誰がアパレルを殺すのか』挿絵イラスト

本書『誰がアパレルを殺すのか』では、「欲しい服がない」という消費者の本音に触れられています。そう、欲しい服、買いたい服がどこにも売られていない! 今、フリーサイズで、袖付けの位置が低いダボダボの服ばっかり売ってて、どのブランドも似たりよったりで困っていました。あさよるは、自分のサイズで、肩の位置が合った服が欲しいのに。この冬は「オーソトックスな型紙のピーコートが欲しい」と探し回りましたが、なかなか見つからず難儀をしました(;’∀’)

そしていい加減「欲しい服がない」のは仕方がないとして、「自分で服を作ろう」と、夜な夜なPinterestで洋服のシルエットを考えたり、型紙探しを始めています……。本書の「欲しい服がない」という指摘を見て初めて、あさよるが困っていることの意味を理解しました。そうか、ホントに、わたしたちが着たい服は売られていないのか。

そして、先ほども紹介した「nutte」というサービスを知り「プロの人にオーダーメイドしてもらいたい!」なあと思いました。値段もオーダーメイドにしては手ごろみたいだし。

みなさんも、アパレル関係で感じる「違和感」があるなら、本書に当たってみると、ちょっと理解が深まるかも。

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