リーダーシップ

『ジョン・C・マクスウェル式 感情で人を動かす』|誰でもカリスマリーダーになれる

『ジョン・C・マクスウェル式 感情で人を動かす』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。あさよるは他人との距離感を測るのが苦手で、必要以上に距離を取ってしまうことがあります。「近づきすぎてしまうのではないか」という恐れが先立って、踏み込めないのです。その結果、良い関係を結べないこともあります。

本書『感情で人を動かす』は、リーダーシップを身につけるための方法が紹介されています。「リーダーシップ」も「カリスマ」も、後天的に身につけることができる要素だそうです。そして、「誰もが自分の人生のリーダーだ」という言葉が気に入りました。

リーダーシップは、全ての人が持っていても良い能力なのです。

リーダーとはどうあるべきか

本書『感情で人を動かす』はアメリカのリーダーシップ論の権威ジョン・C・マクスウェルから著者の豊福公平さんが直接学んだことが紹介されています。「リーダーシップなんて自分に関係ない」と考える人ほど、本書を読んでみてください。それは、誰もが自分が、自分の人生のリーダーだから。リーダーシップは誰もが持っていても良い能力です。

リーダーは「感情」を操る

リーダーとは、社員を道具扱いせず、感情のある人間として扱います。感情によって人を動かします。

著者の豊福公平さんは外資系大手保険会社に入社前、消防士でした。消防士は命がけの仕事ですから、チームリーダーの指示は絶対です。些細なことまで注意され、厳しい指導を受けますが、家族のような信頼関係で結びつけられていました。しかし外資系に入社すると「成果を出せなかったら去らなければならない」やり方に戸惑ったといいます。リーダーシップやマネジメントにはさまざまな形があると学びながらも、「レスキュー隊型のリーダーシップを目指したい」と意思をはっきりと持ちます。

 成果、数字のみに着目するのではなく、人の「感情」を重視したリーダーシップ。それがマクスウェル式リーダーシップなのです(p.37)

まず、マクスウェルのいう原則に従い、

「相手を動かしたいなら、まず自分から動く」(p.39)

ことから始めました。

リーダーに必要な3つのC

『ジョン・C・マクスウェル式 感情で人を動かす』挿絵イラスト

 マクスウェルは、リーダーには「3つのC」が必要だといいます。
・competence(能力)
・connection(人脈)
・character(人格)
この3つの要素によって、リーダーはチームメンバーから信頼される、というのです。

(p.42)

みなさんにも既に持っている要素、まだ持っていない要素があるでしょう。

また、「ほめることは大事」と言われますが、マクスウェルによるとほめるよりも「激励」する、励ましてくれるリーダーに人はついて行くといいます。

「ほめる」とは、相手の良い点を指摘すること。そう、これも大切です。
それに対して「激励」は、いってみれば「相手の将来に希望を持たせる」ということです。(p.48)

「成長してもらいたい」という要素を伝えましょう。

よい質問をする

また、リーダーは積極的に相手の話を聞きます。人の話を聞くとは、人の頭の中を覗くことです。メンバーの気持ちを覗きましょう。メンバーの話を聞く面談を持ち、彼らのアイデンティティを知ります。それそがメンバーにとって最も大事な価値であるからです。

カリスマはつくれる

マクスウェルによると「カリスマ」と呼ばれる「人を引きつける力」は開発可能だといいます。まずは自分の人生を愛すこと。そして他人の人生も愛します。

「人の上に立つ人間は、自分の智慧や資源、機会を分かち合う」
このマクスウィルの教えにより、社内で頻繁に研修をおこなっています。
私が読んだ本、受講したセミナー、出会った人から受けた影響を、週1回の勉強会でメンバーにフィードバックするのです。
「自分を分かち合う」

(p.80)

自分の持っている知識や資源、機会はメンバーのものとし、メンバーに期待しましょう。

またリーダーには品性が必要です。「こんなリーダーは嫌だな」と思われるようなダサイのはやめましょう。衣服や持ち物まで気を配るのです。「人は見た目じゃない」と考える人は、こう考えを変えてみると分かります。「リーダーは相手=メンバーのもの」なのです。だから、メンバーのために、恥ずかしくない品性を身につけましょう。

カリスマの阻害要因

同時にカリスマを阻害するものも紹介されています。

①「プライド」
②「不安」
③「不機嫌さ」
④「完璧主義」
⑤「嘆き」

p.101

「プライド」とは優越感です。自分は他の人よりも上だと優越感に浸っている人に誰もついていきません。「不安」を持つリーダーは周囲をも不安にします。「不機嫌」なリーダーはとっつきにくい人になります。「完璧主義」は自他ともに認められないため、全体のモチベーションを下げます。「嘆き」はマイナス思考で、マイナス思考の人には近づきたくないと思われます。

自分が「カリスマ」でいることも、メンバーの「チームの目標達成のため」であることを忘れてはなりません。

「影響力」を身につける

カリスマのリーダーには影響力が備わっています。影響力とは「自信」と「ビジョン」です。また、マイナス要素を持ち込む人間はチームから遠ざけないといけません。愚痴をこぼすメンバーがいた場合、呼び出しをし個人面談を行うそうです。その際「改善案を持ってくること」が条件です。

そして小さな成功体験を積み上げてゆきます。

ときにリーダーは批判にさらされます。

 マクスウェルは、批判に対して次の10の視点を持つことを提言しています。
①「いい批判」と「中傷」を見分ける
② 深刻に受け止め過ぎない
③ 尊敬する人の批判にはじっくり耳を傾ける
④ 感情的にならない
⑤ 志を確認
⑥「休む時間」を取る
⑦「一人の批判」を「全体の意見」と勘違いしない
⑧ 時が解決してくれることを待つ
⑨ 同じ土俵で戦わない
⑩ 批判や失敗から学ぶ

(p.141-142)

いい批判と中傷を見分け、感情的にならず批判に耳を傾けましょう。マクスウェルはこれを、

「善を成そうとする人々は必ず批判にさらされる。逆に何の批判もないようなら、問題があると思った方がいい」(p.143)

と明言しています。批判を必要以上に怖れなくても良いんですね。

リーダーシップは誰もが身につけられる

本書『感情で人を動かす』では、リーダシップやカリスマ性は、生まれ持った素質ではなく、誰もが後天的に見に着くものだという前提で語られています。はてさて、しかしチームから支持され、感情によってチームを動かしてゆくリーダーに、自分はなれるのか? と考えると、途方もなくも思えますね(;’∀’)

ただし、一つ一つの要素をじっくりと見てゆくと「人の話を聞く」「人を励ます」「人を信じる」「自分の人生を愛す」「人の人生を愛す」など、素朴で実直な人物像であることがわかります。すべてを一度に行うのは難しいだろうけれど、一つずつなら「できるかも」と思えます。

あさよる的には「優越感に浸らない」「批判を恐れない」という二つの点を、自分にまずは取り入れたいと思いました。すぐに調子に乗っちゃうし、なのに人の目を気にしてビビってるからね(;’∀’)(;’∀’)

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『0円で生きる』|わたしが格差社会の中で、今やること

『『0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方』』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。デジカメを買おうとお金を貯めてたのですが、ヘヤカツの効果で「エアコンを買い替えよう」という英断をし、またお金がなくなってしまいました。今のところカメラを使うことがないので、また貯めよう。

今回手に取った『0円で生きる』のは、あさよるのような金欠な人に節約のコツを教える本だと思って手に取ったのですが、もっとマジメで、且つ、もっと面白い本でした。「お金がない」という直面する目先の問題を取り上げるのではなく、格差の広がる社会の中で「私たち個人はどのような活動をすればよいのか」という具体的な行動を示すものです。本書はとても実践的ですし、社会問題について机上の空論を述べる物ではありません。今すぐ、誰もが始められる「世界を変えるための活動」を促す本です。

お金がなくても機嫌よく生きる

本書『0円で生きる』はタイトルの通り、「お金を使う」以外のやり方で、豊かになるための手段を紹介するものです。本書は「お金を稼ぐ」ことに反対しているわけではありませんが「それ以外のやり方」があってもいいし、むしろ我々は昔からあげたりもらったり、貸したり借りたりして生きてきました。お金だけが絶対的な価値になった時代は、とても特殊な時代だったのかもしれません。

そして、現在若い世代を中心に、一人に一つ物を所有することに価値を見出さない人たちが増えています。アメリカでは「ミレニアム世代」と呼ばれ、社会問題になっているようです。自動車メーカーは、一家に一台、一人に一台自動車が売れるほうが儲かります。村に一台しかなかった電話が、一家に一台、部屋に一台、一人に一台と普及していくことが、国内需要を増やす時代がありました。

しかし、今では自動車メーカーまでもカーシェアリングを推奨しているし、時代はすでに変わり始めています。かつては、中古品はダサくて新品に憧れました。しかし今、古着や古本、リサイクルショップやフリーマーケットで買い物をすることに抵抗がない人がたくさんいます。

本書『0円で生きる』では、あげる・もらう、貸す・借りるのみならず、お金をかけずに、お金以外の価値によって活動をしている人や団体、サービスを紹介します。

本書では無料でできる様々なことを紹介している。貰ったり、共有したり、ゴミを拾ったり、行政サービスを利用したり、自然界から採ってきたり、無料でできることは、よく見てみれば身のまわりに溢れかえっている。(中略)

ここに書いてあるのはあくまでも、贈与や共有にもとづいた無料の生活圏を社会のなかに広げるための方法だ。実際には企業がくれる無料サービスを狙ったほうが、手に入るものは多いかもしれない。けれどもこの本には、その代わりに大きな夢がある。
そんな社会になれば、例えば貯金がない人、稼ぐのが苦手な人でも、別の形で貸しを作っておけば、困った時にお金がなくても、借りのある人が助けてくれるだろう。お返しがお金ではなく、何か得意な作業でもいいのなら、お金のない人も欲しい物を手に入れることができる。

p.3-5

本書はあくまで、無料の生活圏に注目するための案内です。実際に「お得情報」をお探しの方は、もっと広い目で探した方が良いでしょう。

お金の価値が絶対的に強い世界では、お金のない人は貧しく不幸せに生きることになります。すなわち、高年収の職業に就けるか否かが、幸不幸を分けてしまっていることになります。社会の中で一番お金を稼ぎ、お金をたくさん持って、大きな力を持ているのは、企業です。企業は政府に献金し、政府は法人税を下げたりします。そして我々は、大企業に雇ってもらい、終身雇用されたいと望んでいます。格差社会が広がった今日の日本では、昭和期よりも「終身雇用」を望む人が増えています。

お金があれば幸せ、お金がなければ不幸せ。大企業の正社員になれたら幸せ、なれなかったら不幸せ。そして格差の広がる現代日本では、お金がなく、大企業の正社員になれない人が増えています。とても息苦しいですね。

お金がない人が多いという貧困の問題への対策としては、二つの方向がある。ひとつには、賃金を上げさせ行政の支援を増やし、もっとお金が貰える社会にする方向だ。もちろんこれは必要だ。けれども、同時に社会のお金への依存度を下げることもまた大事なのだ。そして本書が取る立場は後者だ。

p.6-7

前置きが長くなりました。格差社会が広がり、お金による幸福を得られない人が増えています。その対策として、まずは、国や行政は支援を増やしお金を貰える社会にすること。これは、国や行政という大きな視点での対策。そして本書『0円で生きる』では、お金の依存度を減らし幸福度を増す、個人や小さなグループが取り組める、小さな目線の対策です。「今、自分はどうするのか」とう具体的な行動の参考になるでしょう。

お金以外のやり方

さて本書『0円で生きる』は、具体的にお金を使わずに活動している人や団体を取材したり、著者の鶴見済さんご自身が体験してみたりと、昔からある方法を試したり、実際に運営されているサービスが紹介されています。

もらう・あげる

まず、お金を使わないやり方は、人に無料でもらう、人に無料であげる方法。一番ありふれている方法です。お祝いやお見舞い、門出にプレゼントを渡すコミュニケーションも存在します。

SNSで自分のいらないものや、欲しいものを日ごろから知らせておいたり、カンパを集める人もいます。不用品を出品するサイトを使って、自分の不用品を他人にあげたり、人からもらうこともできます。これはやや面倒くさいのですが「使える物を捨てるより、誰かにあげたい」という心理と相まって、なかなかよいサービスのようです。

要らないものを放出する「0円ショップ」というのも、実際に存在しています。みんなが不用品を持ち寄って出品します。欲しいものがある人は、持ち帰ります。店舗のテナント料はカンパで賄っているそうです。同じものをあげたりもらったりして、大勢で物を貸し借りしているイメージです。路上や、空きスペースで開催されていることもあります。

カンパの集め方も、従来の募金方式や、グッズを販売して購入代金を資金に充てるだけでなく、クラウドファンディングも盛んになっています。クラウドファンディングの内容も、社会的なものだけでなく、個人的な要望にもお金が集まっています。

シェア・共有する

「貸し借り」は太古の昔からある活動です。物々交換するためには、お互いの欲しい物と持っている物が合致しないと成立しません。ですから、大昔の人は「物々交換」という奇跡ではなく、「貸し借り」という現実的なやり取りをしていたのではないかと本書では考察されていました。

身近な貸し借りは、自宅で持ち寄りパーティー。部屋や食べ物をみんなでシェアしていると言えます。旅行やDIYに使う道具など、滅多に使わないものを貸し借りする人たちもいますし、それらをレンタルできるサービスもあります。

他人の家から家へ移り住む、いわゆる「居候生活」をする人もいます。ワールドワイドに、世界中の家から家へ宿泊させてもらう人もいます。彼らは、異国の話を話して聞かせることで、宿の提供者を持てなすことができます。

著者の鶴見済さんも、実際に6週間スイスの青年を自宅に泊めてみた経験を綴られています。最初は心配でしたが、意外と生活には支障はありませんでした。あまり細かにスケジュールを聞きだしたりせず、放っておくのがお互いに居心地がよさそうです。一方で、会話の中で、何気ない「場を和ますような言葉」を英語で話せなくて、気まずい思いもしたそうです。英語は流暢であることに越したことはなさそうですね。

空き部屋や空きスペースに泊めてもらう〈カウチサーフィン〉を利用した経験もありました。カウチ、使ってない椅子を使わせてあげるという人と、泊まりたい人をマッチングするサービスです。ベトナムでカウチサーフィンを利用して、カフェの営業外の時間、カフェの椅子で宿泊させてもらったそうです。一緒になったドイツ人の人と、語らい快適に睡眠。翌朝は、カフェの開店の手伝いをして宿を後にしたそうです。

〈airbnb〉(エアービーアンドビー)は、空き部屋を有料で貸し出せるサービスです。しかし、ホテルの空き室を一般の住宅として偽装して登録されていたり、安宿よりも高額だったり、本書のテーマとは外れた実情もあるようです。同じく、車の相乗りをマッチングする〈Uber〉(ウーバー)も、実情が現行のタクシーと大差ないと紹介されています。

「ヒッチハイク」も空席のシェアと言えます。長距離運転主も、話し相手を求めていることもあるそうで、居眠りせずに話しをすると、お互いに良いみたいです。また、日本はヒッチハイクしやすい国らしく、実際にやったことある方もいらっしゃるかも?

ゴミを拾う

0円で物を手に入れるのに適しているのは、ゴミを拾うこと。自治体によっては、業者による廃棄物の収集を禁止しているところもありますが、個人がゴミを拾う分には気にしなくてよさそうです。しかし、ゴミを拾う「マナー」については、しっかりと本書で念を押されています。マナーとして配慮すべきは

・広げたゴミ袋は必ず元に戻す
・敷地内のゴミや、回収車に入れられたゴミは取らない
・店員に気づかれないようにする。気づかれるならやめる
・野宿者が待っているところはやめる
・深夜は音も気をつける
・各家が、家の前にゴミを出す戸別収集している地域では、ゴミを拾わない

あくまで、匿名のゴミを、匿名で拾うことが前提のようです。

食品については、お店によっては拾う人のために、食べ物をきれいに分けられていたり、わざとゴミ捨て場の鍵を開けたままの場所もあるようです。気づいていないけれども、意外と「ゴミを拾う」「ゴミをあげる」という文化は根付いているのかもしれません。

また、富の再分配という点でも、ゴミを拾うというのは役割を果たしています。本来なら社会が支援すべき対象を、ゴミを提供することで賄っているとも考えられます。

『『0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方』』挿絵イラスト

元手0円から稼ぐ

元手0円から、お金を稼ぐ方法も考えましょう。まず、フリーマーケットに出品してみるのが一番簡単です。フリマ会場によって〈売れ線〉があるようで、事前にリサーチしておきましょう。公共の場を使ったフリーマーケットは、なかなか審査が面倒で主宰するのは大変そうです。個人が自治体が主催する「○○市」「××祭り」「△△マルシェ」なんかに出品してみましょう。

食品を売るケータリングは、仕込みの時間も必要ですので、利益を上げるのは難しそうですが、食べ物を通じて人と知り合う仕事は、遣り甲斐も大きいそう。

日本では、路上で物を売る屋台の取り締まりが厳しいのですが、「移動屋台」はOKです。駅前で『ビッグイシュー』を立って販売しているのも、そのためです。軽トラは初期費用が必要ですが、自転車やリヤカーならかなり手ごろです。

カフェや飲食店の閉店時間を貸してもらったり、複数に人で店を持ちまわる「日替わり店長」をやっているお店もあります。自宅がある人は、家をお店にすることもできます。物を売ってもいいし、いらないもの市をすることもできます。但し、飲食店をする場合は、規制があるので準備が必要です。

助け合う・ボランティア

本書では〈二人以上でやることはすべて「助け合い」〉だと紹介されています。だから、二人で肩を叩いて、マッサージをしあうのも「助け合い」です。こう言われると「助け合い」や「ボランティア」がグッと身近な言葉に感じます。

料理をみんなで持ち寄るのも助け合いです。一人で食事を用意するより、コストを抑えてたくさんの品目が食べられます。「共同購入」も助け合いです。安くまとめ買いして、みんなで分けます。

〈WWOOF〉(ウーフ)というサービスは、農場で手伝いをする代わりに、宿泊と食事が無料になるサービスです。国内にも、受け入れ先があるようです。「手伝い」というのは、昔からありふれた助け合いです。誰もが経験したこともあるでしょう。

行政からもらう・公共サービス

行政サービスを利用することもできます。多くの人が日常的に利用できる富の再分配は、まずは「図書館」。図書館は居場所としても機能し、コミュニティスペースとしても活用できます。公民館もホールや会議室を使えます。音楽のライブをする人もいます。スポーツ施設でスッキリ発散しても良いでしょう。

公園や霊園でくつろぐこともできます。国公立のキャンパスを公園のように使うこともできます(私大はその大学による)。お弁当持ってってもいいですね。大学の図書館利用もできます。

生活保護も私たちの権利です。職業訓練を受けることもできます。

自然界からもらう

自然にあるものを貰ってくることもできます。そういえば、先週ツクシをせっせと採っている人を眺めていて「春だなあ」とこっちまで堪能していました。もう今週には立派なスギナになっていました。

食べ物になる植物を育てている人は多いかも。薬味系は便利だし良いですね。うちはネギとミョウガが生えます。ハーブや、サラダにできるお野菜もどうそ。プランターでプチ家庭菜園くらいは、なさっている人もいるでしょう。

野山や川や海で採集できるものもあります。野草であるタンポポやハコベ、ヨモギなど。銀杏や桑、梅の実も街中でも落ちています。あさよるは大阪に住んでいるので、秋になると誰かれなしに銀杏をもらえますw

注意として、毒のあるものもあるから、慎重に!

また、自然は鑑賞するだけでも豊かさを感じられます。植物や鳥や魚を鑑賞してみましょう。

※デメリット・危険もある

本書で紹介される「0円で生きる」やり方を紹介しました。かなりいろんな方法が紹介されているのがわかります。お金の価値や仕事を否定しているわけでもなく、今の生活でも「豊かさ」は見い出せるし、幸せになれるんじゃないかという提案なのです。

しかし、これら紹介した事柄にも、それぞれデメリットもあります。宿泊先を紹介するサービスでは、レイプ事件も起こっており、手放しに安全とは言えません。事前にきっちり下調べすれば、あまり神経質になりすぎなくて良いとは紹介されていますが、安全のための確認は必要です。ヒッチハイクなんかも同様ですね。

また、助け合いは素晴らしいことですが、歴史の中では「ムラ社会」にて、約束を守らなかった人を半ばイジメる「村八分」もあったのも事実ですし、人と人とが関われば、煩わしい手間や人間関係が生まれます。

本書では、ネガティブな事柄も、実にフラットに紹介されています。

「ムラ社会」を超えた社会を

本書『0円で生きる』で目指される社会は、過去の「ムラ社会」的なものに戻ることではありません。むしろ、「ムラ社会」を超えて、新しい社会を構築すべきです。

村の中の助け合いの中で、義務を果たさないと人に制裁として「村八分」があったのは知られていて、明治以降、人権の立場から批判を浴びています。同様に、他の土地から引っ越してきた人を、村のメンバーとして認める「村入り」にも厳しい条件がありました。条件が果たせる人しか村の仲間になれないのです。現在では、あえて村入りせず「よそ者」で居続ける人も増えています。

現在の私たちにとって、助け合い、相互援助と聞くと、全時代の風習を連想し、ネガティブに捉えてしまいます。

助け合いといういささか古い習慣に人々を向かわせたいなら、そのいい面を伸ばすと同時に、厄介な面を是正していくことが不可欠だ。個と集団全体をいずれも尊重する、あらたな人間関係を模索するべきだろう。
現在の助け合いには、ボランティア活動のように一方的・慈善的な「テツダイ型」で、一時的、個人的なものが多い。ここには自らが助けてもらう権利はない代わりに、助ける義務も長期にわたる人間関係もない。これが全時代のマイナス面を踏まえた、新たな助け合いの形なのだろう。

p.159

「テツダイ」とは、返礼を期待せず一方的に支援することです。冠婚葬祭の手伝いや、災害時の支援としての手伝いもありました。「助け合い」は相互に、持ちつ持たれつの関係なので、義務を果たさない人がいると破綻してしまう関係性です。だから村八分をして阻止していました。しかし「テツダイ」はそもそも一方的なものなので、「一時的」「個人的」なものです。「テツダイ型」が新しい助け合いの形だとしています。

少ないお金でも充実して生きられる

本書『0円で生きる』で紹介する、お金以外のやり方で豊かに生きる〈やり方〉は、共感する人もいれば、「えー」と思う人もいるのでしょうか。あさよるの場合、共感……というか、あさよる自身も実践していることもあるし、お金以外の豊かさを持っている友人知人も身近にいるので、「何を今さら」という感じもあるかな。

そもそも あさよるは、お小遣いがなくてもまあ、プラっと図書館にでも行けばOKですし、窓越しにボーっと日がな一日外の景色を眺めているだけでも充実できるタイプの省エネ人間なので、今もお金はないけど充実はしています。また物欲も多い方ではないと思うし、「旅行へ行きたい」願望もないので、死なない程度にお金があれば良い人ですね(*’ω’*)>

氷河期世代以下の世代は「お金がないのが前提」で生きている人も少なくないでしょう。それぞれ、お金以外の価値を見出して、それぞれ豊かに生きている人もたくさんいるんだろうと思います。一方で、昔かたぎなお金や物質のみ豊かさを感じる人にとっては、とても生きにくい時代です。

「コミュ障」にはお金主義社会はハードモード

いわゆる自称「コミュ障」の、人間関係を構築するのが苦手な人は「ムラ社会的なコミュニティでは生きづらい」という話がありますが、あさよるは個人的には逆だと思っています。ムラ社会的な、ローカルな横のつながりが強いコミュニティでは、コミュ障であっても、与えられた役割さえ果たせば生きられます。

しかし、お金によって繋がっている社会では、孤立すれば終わりです。多くの仕事はチーム戦で、会社の中でみんなで集まって仕事をしています。だから、コミュニケーション能力の高い人はどんな職場でも求められ、たとえ特定の能力が高くてもコミュニケーション能力が低ければ、社会的に辛い立場に置かれる人が多いでしょう。

コミュ障ほど、実は助け合いの社会が必要じゃないのかなあと思っています。それは村八分のある社会よりも、「テツダイ」型の社会の方が、風通しも良いし、自分の能力で手伝うこともできます。

みんながそれぞれ持っている「優秀と言えるほど飛びぬけてるワケじゃないけど、得意なことや、苦にならないこと」を、積極的に使えたら「テツダイ」になり得るのかなあなんて思いました。とりあえず、あさよるは洗濯物を干したり畳んだりするのが大嫌いなので、誰かに手伝ってもらえるだけで人生が楽になるに違いない。代わりに、あさよるがなんかするから。

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『20代で伸びる人、沈む人』|将来のリーダーはスタート時点から違う?

こんにちは。リーダシップを持ちたいあさよるです。ピシッと人前でも、デキる感じを醸せたらと願っています。……現実はほど遠いのですが(;’∀’)>

『20代で伸びる人、沈む人』は、リーダシップのカテゴリで話題になっているのを見つけたので、さっそくチェックです。著者の千田琢哉さんの著書は、あさよるネットでも数冊紹介していて、読みやすかったので、今回も期待!

これから伸びる人の特徴

本書『20代で伸びる人、沈む人』では、30代、40代とどんどん伸びてゆく人の特徴が紹介されています。出世レースでは、「後から頑張ろう」はありません。「20代の内はゆっくりしといて、40代になったら頑張ろう」は起こらない。あくまで、40代、50代で活躍している人たちは、若い頃から走り続けていると言います。

考えてみれば「そりゃそうだな」と納得。

あさよるは、ゆっくり30代をやっている方ですがw、ぜひこれから「いっちょやったろか!」という若い方は、一読してもいいんじゃないかな。

言いなり、都合の良い人が良いわけじゃない?

ざっくりと7つの「伸びる人」「沈む人」の特徴が挙げられています。

  • 仕事のしかた
  • 勉強のしかた
  • 上司との付き合いかた
  • 後輩との付き合いかた
  • 同期とのつき合いかた
  • 顧客とのつき合いかた
  • お金の使いかた

一覧してみると、仕事や勉強、お金の話はあるにせよ、やはり「対人関係」に如実に表れてるものなのかもとドキリ。目指しているもの、見ているものが20代の頃から「伸びる人」「沈む人」には違いがあるように感じました。

意外でもあり納得したのは、「従順であること」はあまり意味がなさそうなところ。上司やお客様にもなぁなぁにならず、言うべきことは言う。それで反感を買うこともあるし、だからこそ信頼もされる。ダメなのは、相手に合わせて調子のいいこと言っちゃうタイプなのかもな……反省。

後輩や同期とのつき合いかたも、あさよるにはない要素すぎて冷や汗しか出ない。ウザがられる先輩ではなく、慕われて後輩から追いかけられる先輩になる。同期の中で抜きんでていても、パッとしない同期ともフランクに付き合い続ける。

そして、最後は自分が成功することによって、人は離れていゆく。自分のステージが変わるたびに周りの人間関係まで変化してゆくのです。これは、楽しみな気がしますね。どんな世界へ行けるのか。

客観的データがあるわけではない

あさよるがこれまでに読んだ他の千田琢哉さんの本もそうでしたが、客観的データを示しながらの話題ではありません。特にデータも示されていないので、肌感覚や経験則でのお話なのかと思います。それに説得力を感じるかどうかはあなた次第……という世界でしょうか。

あさよるは結構「経験則」って大事だと思っているので、本書の内容も「そういうもんなんだろう」と思ったのですが、苦手な人は苦手かも。

ちょっとした言葉、行動の積み重ね

ここで語られる「伸びる人」「沈む人」の差は、ほんのちょっとしたこと。上司の陰口を言う/言わないとか、上司を尊敬する/敵視するとか、あたり前っちゃああたり前の数々です。残念な会社に就職しちゃったら残念ですが、そうでないのに勝手に周りを敵視して沈んで行っちゃうのももったいない話。じっくりと今の自分を俯瞰するのにもいいのかな?

あさよるはもう30代ですので、本書は最初っから読者として想定されていないのですが、かつての自分を思い出しつつ読みました。上司を顧客と思い、後輩をファンにさせ、同期とフランクにつきあう自分……そうなれる素地は皆無ではなかっただろうけど、自分はそう“しなかった”なぁ、勿体ないことしたんだなぁと、やや落ち込んだw

中身については目次を見るだけでもイメージできるかと思います。この記事の最後の目次情報を載せますので、ご覧あれ。

元気が出る?げんなりしちゃう?

本書を読んで、元気が出て「明日も頑張ろう!」とガッツが湧いてくる人もいるでしょう。反対に、嫌な気持ちになってゲンナリしてしまう人もいるかも。リアル20代の方なら尚更です。

あさよるは「こういう風に振る舞えばいいんだな!」って勉強になった半面、「自分はガッツリ〈沈む人〉だった……」と衝撃を受け、ちょっと落ち込みました^^

パワーが湧く人、励まされる人、しょんぼりする人、イラッとする人。読む人によって色が変わる本じゃないかと思います。それは面白いことです。

あさよるネットで紹介した千田琢哉さんの本

『仕事は好かれた分だけ、お金になる。』

『仕事は好かれた分だけ、お金になる。』|誰だって好きな人と仕事がしたい

『読書をお金に換える技術』

「本なんか読んでも腹の足しにもならない」へのアンサー|『読書をお金に換える技術』

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『新・観光立国論』|世界のVIP・富裕層を「お客様」に

こんにちは。お・も・て・な・しという言葉を聞いてから、「そうか、おもてなしなのか」と英語の勉強を始めたり、実はコッソリやっている あさよるです。今、Airbnbというのも流行っているらしいし、あさよるも観光業なんてやるのかしらなんて考えております。ブログは、どこでも書けるしね。

日本が観光立国になるべき理由

まず、GDPは人口によって決まると定義がなされています。国内の人口が増えれば生産量も増え、人口が減れば生産量も減る。当然前と言われれば当然に思います。そして、現在日本の人口は減り始めている。GDPもこれから減少するでしょう(本書では「大幅に減るわけではない」と予想されています)。

GDPを維持するため、働き方を変えたり、女性の社会進出を押し進めようとの動きがあります。日本では既に若年層ほど男女同じように働いています。しかし、女性は所得が低いことが多く、そもそも女性している仕事を変えて、貢献度合いを高める必要があると提言されています。日本のGDP維持のために、女性の給与を上げ、仕事の中身を変えてゆく必要がありそうです。

生産性について著者のアトキンソンさんが鼎談なさっている記事がありました。

国内の生産性を上げる。そして、さらにやるべきことが「短期移民」。GDPの9%を外国人観光客から収入を得て、「観光立国」になるという方法が示されています。9%というのは、国連世界観光機関の報告に照らしています。

観光立国・4つの要素

「観光立国」には4つの条件が必要不可欠だと言われています。それは「気候」「自然」「文化」「食事」です。パッと見ても、この4条件すべてを日本は充たしていることがわかります。そう、日本は観光立国としてのポテンシャルを元々持っている。……なのに、イマイチ世界から観光客を呼べていない。

日本は北海道から沖縄まで地域によって気候が全く違います。日本は、スキーと海水浴を同時にできる国なんです。もちろん、そこでは多種多様な動物、植物、虫たちが生きています。我々にとって当たり前の環境ですが、これも観光資源なんですね。

また、観光にお金を使う富裕層はヨーロッパとオーストラリアに多く、彼らから見ると東洋の日本は興味ある対象のようです。また、日本は古い時代の伝統が残っている稀な国です。普通は、新しい権力者が現れると全時代ものは破壊されるのですが、日本では新しい社会でも古いものが生き残っているのです。日本の「歴史」とはハリボテの観光地ではなく、文化そのものが観光資源になりうるということですね。そして、外国人観光客が求めているのは、オタク文化だけでもないし、ショッピングだけでもないのです。

観光客と言っても目的やスタイルは様々です。観光バスに乗り込んで観光地をガーッと回る人もおれば、バックパッカーもいて、そして世界の富裕層が超リッチな観光をします。それぞれのニーズに応えることが大事であり、今の日本はそれは全くできていません。

「お・も・て・な・し」の現状

観光地に求めるもの・居住地に求めるもの

日本人の自国自慢は結構なことですが、それが「外国人観光客から見て」魅力的なのかを考えないといけません。

一般財団法人経済広報センターが「東京オリンピック・パラリンピックを契機とした観光立国に関する意識報告書」を公表しました。(中略)日本のどのようなところを世界にアピールしたいかを聞いたところ、「日本人のマナーや気配りのすばらしさ」が72%ともっとも高く、ついで「日本の食文化、おいしい食べ物」(68%)、「治安のよさ」(55%)、「洗練された日本のサービス」(50%)との回答が寄せられました。

p.81

「日本人のマナーや気配りのすばらしさ」「日本の食文化、おいしい食べ物」「治安のよさ」「洗練された日本のサービス」。これらの要素は、残念ながら外国人観光客へアピールには的外れです。本書では一つずつ丁寧に解説されています。

簡単に言っちゃうと、「日本人のマナーや気配りのすばらしさ」とは、「日本人以外はマナーが悪い、気配りがない」と宣言しちゃっているようなもの。外国人観光客の「お客様」にとっては気分が悪いし、それぞれの国のマナー、気配りがあるものです。日本だけが特別とは言えません。また、日本人同士のマナーや気配りは、外国人には伝わらないことがあります。「日本ローカルのマナー・気配り」と「世界のスタンダードなマナー・気配り」があるってことですね。

「日本の食文化、おいしい食べ物」というのも、これも〈日本人にとって〉おいしい物はたくさんありますが、食文化が全く違う外国人観光客にとって、どれくらいおいしく食べて貰えるのかは再考の必要があるべきです。また、箸を使う文化も悩ましいようで、「西洋人=箸を使えない」とスプーンを出すのも変ですし(日本人だって、ヨーロッパ旅行中レストランで「どうせフォークとナイフを使えないだろう」と先回りで何らかの対応をされると、ちょっとムッとするカモ)、だかと言って、はやり異文化の食事は食べにくい。お客様をどう「おもてなし」するのかという課題ですね。

「治安のよさ」、これも意外と観光の動機にはならない。確かに日本人も「日本は世界一治安がいい」なんて言いながら、治安の悪い外国へ海外旅行へ行きますからねw 治安は良いに越したことはないだろうけど、ン十万という旅費を払って体験したいののは、例えば「ピラミッドが見たい」とか、特別な経験なんですよね。「治安がいいから来てください」「ほら、自販機も道にいっぱい並んでるでしょ」って、それを見にわざわざ高い旅費を出してくる人は少数なのです。

「洗練された日本のサービス」も、先ほどのマナー・気配りに通じますね。あと、日本は外国人からみると決してサービスの良い国ではないそうです。「おもてなしは無料」というのは、チップを払わなくても良いサービスを受けられますよってアピールです。が、チップ文化の地域に住んでいる人からすれば、日本のチップなし文化はすごくサービスが悪く感じられるそうです。日本では予め〈チップ上乗せの価格〉を請求している。すなわち、チップの額を客が決めずにサービス提供者側が決めているんですよね。また、日本の「なんでも平等」「なんでも順番」の文化も、チップ文化とは相いれません。

日本の〈特別じゃないトコロ〉も知る

日本人が「日本らしさ」と感じていることも、意外とありふれていることもあります。例えば、日本人は外国の宗教も柔軟に受け入れるという主張も、実は世界でも珍しくありません。例えを一つ。アジアで生まれたキリスト教は、ヨーロッパへ広まり、ヨーロッパの文化と交じり合って存在しています。

日本の文化が良い/悪いの話ではなく、世界中に違った文化や歴史背景を持った人たちがいます。彼らにとって、日本へ行きたい、旅行がしたいって思ってもらわないと「観光立国」にはなれません。そのためには、日本の持っている素晴らしい特性も知る必要がありますが、同時に、世界の他の国と似ているところも知っておかないといけないんですね。

「世界の富裕層」にアピールせよ!

日本が観光立国になるために、一番難しそうに感じたのは、世界の富裕層を「お客様」として捉え、アピールすることです。これは「VIPは特別席に通す」とか「並ばなくてもサービスが受けられる」とか〈特別扱い〉をするってことです。

たぶん、商売人というのはプロフェッショナルですから、いざVIPを持て成すサービスがメジャーになればどんどん変わってゆくんじゃないかと思いました。で、肝心なのは、国や自治体、鉄道会社などのインフラを整備する側です。京都の観光地のアクセスは万全とは言えません。日本国内は広く大きく、新幹線で移動を重ねるには高額です。東京から東北へ、関西へ、出雲へと、あっちこっちへ移動してもらうには、莫大な金額になっちゃいますね。

また、ホテルも充実しているとは言えない。外国人観光客が宿泊しているホテルはビジネスホテルです。これまでホテルも国内のビジネスマンを対象にしていれば良かったのでしょうが、今後は富裕層を受け入れられるサービスを用意しないといけません。

「観光立国におれはなる!」って一人で決意してもどうしようもなくって、ほんとに国をあげて取り組まないといけないんだと思いました。そして現在はまだ、適切な共通認識を持っておらず、足並みも揃っていないのかなぁという感じ。

日本人も、日本のこと知ろうよ……

本書を読んでいて気になったのは、有名な観光地でさえも外国人に対して説明が不十分だという話。例えば、京都の二条城には案内板等がほぼなくって、なにがなんやら分からない史跡だそうです。世界遺産に登録されても、整備しないと伝わらないんです。

観光ガイドやパンフレットがあったとしても英語だけ、とか。それも日本語を直訳しただけの不案内なものだったり。「お客様」をおもてなしする感じではありませんね。

んで、日本人自身も、観光地へ出向いてもそこが何か分かっていないことが多々ありますw 先ほどの二条城、みなさんどんな場所かご存知でしょうか。現地でも、修学旅行生たちがせっせとスマホをのぞき込んで、二条城をググっているそうです。

どうやら、観光というのは、提供する側とお客様の側で、認識が大きく異なっているのではないかと思いました。あさよるは大阪府に住んでいますが、テレビや雑誌で取り上げられる「大阪」は、あさよるが見知っている大阪の街とは似ても似つかないものです。たまに大阪案内を頼まれることがありますが、リクエストされる先はあさよるも知らない、見たこともない「大阪」ばかり。「こっちの方が景色がきれいだよ」「おいしいものを食べたいならアッチへ行こうよ」と提案しても、「観光客が見たい大阪」ではなんでしょう。これも、ガイドラインというか、案内がきちんとなされていないから、すれ違っているのかなぁなんて思いました。

「観光立国」は、現在の観光地とは違ったスポットが注目されるでしょう。大混雑の海水浴場ではなく、静かで穏やかなビーチが。賑やかできらびやかな繁華街ではなく、なんにもない山の中が、外国人から見ると豊かなのかもしれません。

どこに資源があるのか分からない、むしど、どこもかしこも観光資源になりうるのかもなぁと思おうと、ちょっとワクワクしました。

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『座らない!』|食べる・動く・眠る。ヤル気や集中力、成果はどこ?

こんにちは。満員電車の中、奇跡的に座席に座りながら本書を読み通した あさよるです。『座らない』w

タイトルに惹かれて手に取ったのですが、結構真っすぐな“健康法”だなぁと感じました。

命を預ける相手に望むものは?

さて、自分の命を預ける相手。例えば医師とか、パイロットとか、運転手などですね。彼らに、何を望みますか?

例えば、夜更かしをして寝不足なままの医師に、手術を執刀されては困ります。パイロットや運転手だって充分に睡眠を取ってから是非とも出発していただきたい。睡眠不足って集中力を削ぎ、ミスの元ですからね。

では、自分が所属しているチームのリーダーにも、ある意味では命を預けているとも言えます。職がなくなると困りますからね。ということは、チームをまとめる立場にある人にも、十分な睡眠を望むべきです。睡眠不足で客観的判断ができず、ミスを多発させる人は仕事ができません。

もし、自分がチームを引っ張り、チームを動かす〈リーダーシップ〉のある人物ならば、今すぐ睡眠を十分に取り、健康体を維持する活動を始めましょう。本書『座らない!』は、ビジネスマンが健康習慣を維持するための本です。

『座らない!』?

で、本書タイトルは『座らない!』なのですが、読んでみると……あれ、座らない!要素なくない?という事実w

ちなみに、英語のタイトルは『EAT MOVE SLEEP How Small Choices Lead to Big Changes by TOM RATH』 。日本語でいえば「食べる 動く 寝る ちょっとの選択で大きな変化につながる」って感じ?

すごく普通ちゃあ普通のタイトルになっちゃうので『座らない!』って目を引く邦題になったのかな?と想像します。あさよるもそれに魅かれて手に取った口ですから、見事ひっかかってしまいましたw

食べる、動く、寝る

「食べる 動く 寝る」ってタイトルを〈普通〉を称しましたが、この普通で当たり前のことを徹底できている人がどれだけいるかってことです。

ちょっとした習慣、例えば友人と自宅で食事をするとき、ジャンクフードを選ばない。それだけで、食べ物が変わります。

睡眠が不足すると、昼間のパフォーマンスが1/3にまで落ちると言われています。自分では寝不足の害に気づいていなくても、周りの人は気づいている可能性があります。

運動すると脳機能が向上します。勉強したら運動を組み合わせましょう。記憶力も上がるようです。

当たり前と言えば当たり前。経験則で誰でも知っていそうなことです。しかし……繰り返しますが、「あなたはやっていますか?」ってところが重要です(苦笑)。ちなみに、あさよるは全くできていない……(;´Д`) ……ちなみのちなみに、昨夜はたぶん3時間も寝られなかったと思われ……(今もう、若干頭がグラグラしているw)

生活習慣が成果を変える

仕事ができるひと、優秀な人、成果が残せる人。彼らは、身体的能力が高いと考えてもいいのかもしれません。なぜ身体的能力が高いかという理由は、持って生まれた素質もあるでしょうが、ほとんどは日々の〈積み重ね〉なのでしょう。

あさよるは寝つきが悪い人なのですが、同じく寝つきが悪いと自覚している知人は、だから熟睡のために運動したり食事の時間をコントロールしたりと、気遣っていました。

ある人は、睡眠時間を長く確保したいからと、生活習慣そのものを見直す人もいます。

あさよるは……ですね(;´Д`)>トホホ

本書『座らない!』で紹介されている健康習慣って、ほんとちょっとしたことです。歩数を計るとか、座りっぱなしはやめてしっかり動く、とか、ほんと、あたり前のこと。

そのあたり前の健康習慣を手に入れるための30日プログラム。30日分のテーマが設けられ、一日に付き3つの習慣を実践します。

「これくらいならできそう」と希望が持てますし、また、「これ、やらなきゃマズいな」とも思います。

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『人を動かす人の「質問力」』|すごいリーダーのすごい質問

こんにちは。人と受け答えが苦手な あさよるです。人からの質問に答えることはできるけど、あさよるから質問をするのが苦手なんですよね……(-_-;)> 気が利いた質問ができれば、人とのコミュニケーションももっと楽しめるのになぁ~といつもヤキモキ……。

「質問力」ってタイトルについた本を見つけたら……読むっきゃないでしょ!

本書の著者であるジョン・C・マクスウェルさんは「世界一のメンター」と呼ばれている人物です。世界的企業のリーダーを育成するプロだそうです。あさよるは存じ上げておりませんでした(-_-;)

質問次第で「一目置かれる」こともある

第一章では、なぜ良い質問が必要なのかが紹介されます。〈人生では「投げかけた質問」の答えしか返ってこない〉……ドキッとする項目です。

「底の浅い質問しかできない人」は「底の浅い答え」しか得られず、自信も欠如している。意思決定はお粗末で、優先順位も曖昧、未熟な対応しかできない。
一方、「深い質問」ができる人は、「奥深い答え」が得られ、人生に自信が持てる。賢い意志決定で最優先事項に集中でき、大人の対応ができる。

p.23

問いによって得られる答えが変わり、底の浅い質問をすれば底の浅い質問しか返ってこない。こんなことを繰り返していれば自信をもって意思決定もできず、現状を客観視するのも困難で、優先順位もわからなくなってしまう。まさに負の連鎖!ただ、質問が下手なだけなのに!

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」を地で行ってしまう。「こんな初歩的なことを質問して良いのだろうか…」と迷って、自分の無知を隠すために質問のタイミングを失ってしまうことって……ありますよね(;´Д`) ジッとただ待っていると、回答が与えられるのは学校の勉強であって、それ以外のシーンでは自分から質問をしないと何も与えられません。

これって、反対に言えば、良い質問、素晴らしい質問ができれば、必要な答えが与えられるってことですよね!?これはこれで希望があります。

【「問題」に直面した時に役立つ質問】

・なぜ、この質問に突き当たったのか
・この問題を解決するには、どうすればいいか
・この問題を解決するためには、具体的にどういう手順を踏む必要があるか

p.24

リーダシップのある人の「質問力」

本書は『人を動かす人の「質問力」』というタイトルに和訳されていますが、原書のタイトルは『Good Leaders Ask Great Questions』。「優れたリーダーはすばらしい質問をする」といったところでしょうか。そう、日本語版のタイトルと、原書のタイトルの印象がちょっと違う!

読むと分かるのですが、本書は「リーダーシップ」について書かれた本です。「質問力」は優れたリーダーが持っているべき能力として紹介されているのですが、それが本題ではないんですよね。質問する力そのものを知りたい人が読んだら、もしかしたら目的と違った内容かもしれません。

しかし、優れた質問には、主体性があり意思決定力のある人物であることは、必須なようです。だって、質問って少なからず相手の時間と労力を奪うことですから、お互いに実りある「質問」でありたいからです。

「すばらしい質問」はチームを引き上げてゆく

質問をするには、羞恥心や見栄が邪魔をすると紹介しました。「こんなこと質問してバカにされないだろうか…」って“不信”が生れてしまうんですね。反対に言えば、人に良い質問ができる人って、人を信じているんですね。そして、他人の目を気にするのではなく、自分を信じているってことです。確かに、リーダーに必要な能力だ!

優れたリーダーはチームの仲間を信じ、互いが成長できる質問をする。すごい!そのためのリーダーシップ。そのための質問力なんですね。ですから、自分のことばっかり話す人は、良い質問者ではありません。相手の話の腰を折りません。

 有能なリーダーは、たとえ耳が痛いことでも、“聞く耳”を持っている。
マックス・デプリー(訳注 世界的家具メーカー、ハーマンミラー社の元CEO)は、「リーダーの果たすべき第一の責任は、現実を把握することだ」と言っている。
そのためには、たとえ耳が痛くても、イヤな気分になっても、「本当のこと」を聞き、それを受け止めねばならない。

p.72-73

相手への問いは「聞きたい答え」を引き出すために尋ねることがあります。しかし、返ってくる答えは自分の意図しない答えであることも多いですよね。その度にいちいちイラついて、ブチ切れる人までいます。これは……これほど愚かなことはないのですな……(-_-;)

優れたリーダーって、マジ人格者。

「質問力」は人間関係の基本のキ?

優れたリーダーシップのために必要な「質問力」ですが、これって誰だって必要なコミュニケーション能力じゃないかと思いました。リーダーシップも特別な立場の人だけでなく、誰もが持つべき事柄です。リーダーシップのある人は、自分で考え、自分で決断し、自分の責任のもと実行できる人物です。そのためには、他者に質問を投げかけます。しかも、素晴らしい質問を。

他人の手間や時間を奪ってしまうばかりの質問。あるいは、見栄や羞恥心のため質問できず成長できない人。どちらも、チームにとって困った存在になってしまいます。周りの能力をより引き出す「質問力」。レベル高ぇなぁ!

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『最強の働き方』|ホントにすごいヤツはこんなヤツ!

東洋経済オンラインでムーギ―・キムさんの連載を読んでいました。「ほぅほぅ」と納得できるコラムもあれば「んなことあるかいっ!」と突っ込みたくなる話もあったりと、結構読んじゃうんですよね(苦笑)。

ムーギー・キムさんの本は以前、キムさんのお母様ミセス・パンプキンさんとの共著『一流の育て方』を読み、当ブログでも紹介しました。こちらの書籍も、納得できる部分と「なんでやねんっ」と突っ込みたくなる部分と両方があって、いろんな意味で面白い本でした。

『一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』

東洋経済オンラインのコラムと同じタイトルの『最強の働き方』という書籍が発売さえたと知り、興味津々で読み始めたのでした。

スゴイ人ってこんな人!

『最強の働き方』は77の項目からなり、そこで優秀な人の振る舞いや、二流の人物との違いが紹介されています。つまり!優秀な人ってどんな人なのか、人物像が朧気ながらも見えてきます。

まず、優秀な人は早起きで、朝早くから活動をしています。食事も節制され、体づくりにも積極的に取り組んでいます。要は、自己管理がしっかりできていて、健康で、アクティブで、最も良いコンディションで働くのです。

凡人はついつい、「優秀=エリート=ガリ勉=ひ弱」みたいなイメージをしてしまいがちですが、実際には違います。優秀な人ほど、なんでも真面目に積極的に取り組みますから、筋肉ムキムキな人もいるし、スポーツマンも多い。お腹がでっぷりと出ている人はいないそう……。

また、優秀な人はテキパキとなんでも早い!メールも即返信。決断する能力が高いから、自分で決定ができるし、そして行動もできる。

そして、周りの人に対し気遣いができます。いつでも親切で、誰よりも腰が低い。誰に対しても物腰優しく、目下の人への配慮も怠りません。部下に得になる仕事をさせ、部下を育てることに余念がない。

そして愛されキャラ。人から愛される、好かれることで、評価が上がります。優秀な人は優秀+人から愛される能力があるんですな。

会社への貢献だけでなく、社会貢献、社会への使命感を持って生きている人が、優秀な人なんです。こんな人が側にいれば、その人をお手本にできます。が、普通に生活していたら、こんな人物になかなか出会えませんよね……こうやって、優秀な人の人物像を教わるって貴重なことなのかも!?

一流と二流の違いって……凡人にはわかるまい><

一流の人の働き方との対比として、二流の人の振る舞いもちょこちょこ登場するのですが、正直、凡人・あさよるから見れば一流も二流も「スゴイ人」に見えてしまうという罠。

例えば、一流の人はマガジンや週刊少年ジャンプを嬉々として愛読していたりします。飛行機の中、新幹線の中でおもむろに難しそうな“それっぽい”雑誌を広げてしまいがちなんだとか。あるいは、一流はコミュニケーションスキルが高いですから服装もTPOにあわせて自在に変えてきます。しかし二流の人は相応しくない服装をしてしまいがち。個性的な服装とか、ポリシーでいつも同じテイストの人とか、「それってなんかスゴそう!」とあさよるは思っていたんですが……違ったの!?

凡人・あさよるが、一流/二流の違いを認識できる日はやってくるのでしょうか……(‘_’)

自己啓発本の決定版

本書『最強の働き方』は冒頭の〈はじめに〉も充実しています。著者のムーギ―・キムさんの本書の使い方が紹介されているのです。本書は、すべての幅広いビジネスマンに向けて書かれた本です。

 本書は、ビジネススクールに行く前に必ず読んでほしい本である。
しかし、ビジネススクールに行ったあとでも読んでほしい。
そして、ビジネススクールに行く気がなくても、必ずや読んでほしい一冊である。

p.17

とくに以下の方々にお読みいただければ幸いだ。

*いくらためになる本でも、面白くなければ絶対に読む気がしない
*内心、学歴やIQと、仕事の能力は関係ないと思っている
*一流のビジネスパーソンが皆実践している、「仕事の基本」を全部知りたい
*キャリアや就職・転職活動で、じつは自分が何をしたいのかわからない
*一流のビジネスパーソンの大半も悩んでいる
*世界一流の職場で上司に怒られること、説教されることを先取り学習したい
*よい上司に恵まれず、職場で成長の実感がなく焦っている
*自分の競争優位を失わないため、質の高い勉強を継続したい
*人を動かし、周囲からの信頼と支援を受けたい
*社会に選ばれるエリートより、自分で人生を選ぶリーダーとして生きたい
*一度しかない人生、年齢に関係なく、新しい挑戦をしたい
*大切な人に贈ってあげるビジネス書・啓発書を探している
*効果的に社員研修・ビジネス研修を行いたい

p.17-18

上司が伝えたいことや、これから学ぶであろうこと、これから注意を払うべきことが77もの項目に分けられ紹介されているんです。あさよるも、健康管理・体調管理と、時間管理、持ち物の管理等、気をつけなきゃなぁと思いました。

そして、やはり周囲の人への気配り、親切は、全然できてないかもしれない……(;´Д`)反省

自分の行動を当てはめるだけ…!?

一流の働き方を知りました。さぁ!あとは自分の行動に当てはめるダケ……なんですが……(-_-;)

読んで、それだけで終わっちゃうなら、いくら本を読んでも同じです。やっぱり、学んだことを実践してこそ……ですが、どこまでできるやら。これをスイスイッとやっちゃう人だから、「一流」であり「優秀」なのかもしれませんね……。

ムーギ―・キムさんの語り口も軽やかで、ところどころユーモアもたっぷりで、読みやすかったです。そして、ムーギ―・キムさんご自身、“最強の働き方”を見て、自分との違いを自虐っぽくオチとして使われているので、とっつきやすかったです。ムーギー・キムさんが「こうなりたい」「こうしたい」って切り口で、アドバイスされてると、「そうそう、私もそうなりたい」って共感しやすいんですよね。

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『2日で人生が変わる「箱」の法則』|ひっかきまわしているのは…自分!

こんにちは。人間関係の悩みが絶えない あさよるです。

一度、態度の悪い対応をされた相手のことを、後々までジメジメッとイラついたり、なかなかの消耗戦ですな(`・ω・´)キリッ

っとね、自分が他人に囚われている限り、すり減るのは自分なのですよね。

以前、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読んで学びました。今回はその続編『2日間で人生が変わる「箱」の法則』を手に取りました。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』|リーダシップと自己欺瞞。本音で生きろ!

敵対的な心“が”、敵対関係を作る

『2日で人生が変わる「箱」の法則』では、家庭に問題を抱えたカリスマ経営者・ルーがセミナーを受け、自らの「箱」に気づき克服するまでの物語です。

「箱」とは自己欺瞞。みな、自分の願望を果たせなかったとき、自分は悪くない理由を作り、自分自身を騙します。この状態を〈「箱」の中〉と表現します。

「箱」の中にいると、事実がねじ曲げられ、現実が違ったものに見えます。仲間であるはずの人物が「敵」に見え、気遣いの言葉すら「攻撃」に感じます。

自分が〈「箱」の中〉に入ることで、周りの人間関係にまで悪影響を与え、職場や家庭の環境も悪化してゆきます。

本書の主人公ルーも、子どもの更生プログラムの一環として参加したセミナーで、自らが〈「箱」の中〉にいることに気づき、夫婦関係や、経営する会社での振る舞いを改めるのです。

ちなみに、ルーの経営する会社はその後大成功し、前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』へ繋がります。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読んでから

本書『2日で人生が変わる「箱」の法則』は、前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の続編です。

ややこしいので、「本書」と「前作」で話を進めます。

本書と前作の内容は、概ね同じです。前作で提示された「箱」についてより細分化されて紹介されています。物語自体は、前作に登場するカリスマ経営者・ルーが、「箱」の考えに出逢う物語です。

まずは、前作の『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読んでから、さらに補足、おさらいするために本書を読むのが理想的に思います。

「箱」についての衝撃的な説明も、前作の方がドラマチックでドキドキしました。また、読み進めるうちに「何を言わんとしているのか」がだんだん明確になっていく様子も、前作の方が楽しめました。

まずは、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を!

「箱」にも種類がある

前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』より、より「箱」について細分化されて紹介されているのが本書です。

〈自己欺瞞〉という名の「箱」にも種類があり、それは「優越」「当然」「体裁」「劣等感」などなど。

「優越」とは、他人に対する優越感。他人は無能であり、劣等であると思い込んでいる。食い違いがあったとき、間違っているのは他人だと思い込む。

「当然」とは自分は賞賛されるべき存在でありながら、恵まれず、被害者である!という思い込みです。権利を強く感じ、他者に対し不当な扱いを受けていると思い込みます。

「体裁」とは「立派であらねば」「人に好ましく思われたい」という思いから、必要なことでも相手が望まない場合は手を貸せなくなります。相手のためにならないと分かっていながら、上辺だけの親切をしてしまうんですね。

「劣等感」は自分が劣っていると思い込んでいます。自分が劣っているということは、他者は自分より優れているということです。ですから、劣等感を持った人は、他者に厳しく当たります。

以上のように「箱」にも種類がたくさんあり、それぞれの「箱」に入ることにより、他者に敵対的な感情を抱いてしまいます。

厄介は自分が作っている

前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』、そして本書『2日で人生が変わる「箱」の法則』の2冊を読み、しみじみと、「自分の厄介ごとって、自分が作ってるんだなぁ」と思いました。

本書内で、元夫から長年虐待を受け続けた女性は、元夫を恨んで当然ではないかと議論されます。しかし、実際に虐待を受けていた女性の証言でも、女性が「箱」から出たことで、やっと元夫との関係が断てたと話します。

元夫が自分の“憎むべき相手”というフィルターがはずれ、ただの一人の人間に見えたとき、彼女は元夫への執念がなくなり、「どうでもいい相手」であることに気づきます。

思春期の頃、両親が鬱陶しくて一方的に敵対視していたのに、ある日「お父さん」「お母さん」がただの一人の人間だと気づく日が来ます。誰もが経験する成長過程でしょう。

他者に敵意を抱き、それを執着し続ける人生は苦しい人生です。その執着から解放されたとき「救われる」んですね。

日本人的な世界観とはちょっと違う気がしますが、持っていてもいい考え方でしょう。

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リーダーシップに関するの本

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『自分の小さな「箱」から脱出する方法』|リーダシップと自己欺瞞。本音で生きろ!

こんにちは。本は最初から最後まで読むタイプのあさよるです。

最初の1ページ目から順番に隅から隅まで読みます(ザッとですが)。一度手に取った本は、内容はどうであれ最後まで読んでしまうタイプでもあります。

なのですが、たまーに途中で投げ出しちゃう本があります。この『自分の小さな「箱」から脱出する方法』がそうでした。

1割くらい読んで、「もういいや」と投げちゃったんですよね~(;’∀’)。そして後に、いつも読んでいる書評ブログさんが本書を紹介していて、「前に読もうとしたヤツだなぁ。この人はいい本だって紹介してるなぁ」と再び気になり、再び手に取りました。

読んでみると意外と……というか、すごく、いい本ジャマイカ!(; ・`д・´)

リーダーシップと自己欺瞞

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』。このタイトルだけ読んでもサッパリ意味が分かりません。

英語版のタイトル『Leadership and Self-Deception: Getting Out of the Box』の方が、内容をよく表しているかも。直訳すると「リーダーシップと自己欺瞞:箱からの脱出」です。

リーダーシップについて書かれた書籍だと分かりますが、自己欺瞞とは?それより箱ってなんだ?

自己欺瞞が、あなたを「箱」に閉じ込める

英語版のタイトルにある「Self-Deception」は、日本語にすると「自己欺瞞」です。自己欺瞞とは、自分で自分を欺くことです。

親切心が憎しみに?

例えば、席がなくてウロウロしている人を見つけた時、「自分が変わってあげよう」と思った。だけど、声をかけそびれてしまい、モヤッとしました。

このとき、「席を譲ろう」と自分の意志があったのに、意に反した行動を取ってしまったことになります。「自己欺瞞」ですね。

すると、自分を欺いた自分の行動を正当化しようとし始めます。先の例だと「席を譲って欲しいなら、頭を下げて頼むべきだ」とか「座りたいならもっと手前の駅から乗るべき」「この時間帯の電車が混んでいるのは当然だ」などなど、自分は悪くない理由を挙げ連ね始めます。

場合によっては、実際に相手に詰め寄ったり、辛くあたったり、イライラを爆発させてしまうこともあります。

人間心理として、そういうこともあるだろうなぁと想像できます。しかし……あれ?

「自己欺瞞」という箱の中

よく考えてみて下さい。最初、ただ相手に「親切にしよう」と素直に思っただけでした。なのに、いつの間にか相手を責め、攻撃しているんです。おかしな方向に迷走しています。

この状態を THE BOX ・「箱」の中にいる、と定義します。

自己欺瞞から端を発した「箱」の中にいると、事実を歪めて認識してしまいます。さっきの例だと、ただ席を探していただけの人を、グズな奴と思ったり、恩着せがましい奴、図々しい奴と思い込みます。「箱」の中にいると、そう見えてしまうんです。

これは、会社内でも起こります。家族間でも起こります。もちろん、見ず知らずの相手でも起こります。

「箱」の中にいると、周りの人々が事実とは異なる様子に見えてしまいます。そのせいで、怒り散らしたり、嫌味を言ったり、意地悪をしてしまったら……

自己欺瞞から始まった誤認のせいで、人間関係を壊してしまいかねません。そんな状態で、組織内でよいパフォーマンスなんてできるわけがありません。

物語形式で進む……サクッと読めない(;´・ω・)

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』、結構いい本です。少なくともあさよるは、かなり図星でグサッときましたし、そして、今後人と良い関係を結べる気がして、気持ちが明るくなる本でした。

しかし、これは欠点と呼ぶものなのかわかりませんが……。

本書は物語形式で話が進んでゆきます。ザラム社でチームを率いることになった主人公は、専務副社長バドからマンツーマンの研修を受けるところから始まります。

「君には問題がある。当社で成功したいのなら、その問題を解決しなくてはならない」

「そのことは職場の人間も知っているし、奥さんも知っているし、義理のお母さんも知っている。そしてご近所の人たちも知っている」

「問題なのは、君自身がそのころに気づいていないということだ」

副社長から突然こんなこと言われると、心臓に悪いですねw

もちろん、彼が変えている「問題」とは、彼が「箱」の中に入っているということ。バドは丁寧に根気強く聡すのです。

……こんな感じで、物語が進んでゆくので、サクッと読めるタイプではありません。もっとも、この「箱」に関する話、じっくり読まないと意図がつかみにく話でもあります。

理解すると単純な話なのですが、“「箱」に入る”という概念をイメージしないといけませんからね。

THE BOX・「箱」 からの脱出

余談ですが、日本語で「箱」というより、「THE BOX」の方がイメージしやすい気がします。この記事でも「THE BOX」で統一しようかとも迷ったのですが、日本語タイトルが「箱」とカギカッコつけて表現しているので、日本語版にあわせました(マジで余談w)w

そのTHE BOX・「箱」の中に入っていることに“気づく”。この“気づく”という行為で、「箱」から解放されるのです。

これは自己嫌悪に陥ったり、自分を卑下することとは違います。きちんと、問題点を見つけ、向き合うことです。「箱」に自分を閉じ込めたのは、そもそも“自分の思いを自分が裏切った”、自己欺瞞から始まりました。

“自分によって自分が裏切られた”。そのやり場のない思いを見つけるところから始まります。

別の言い方すれば「本音で生きる」ってことなのでしょう。

(ホリエモンこと堀江貴文さんの『本音で生きる』の内容を思い出しました)

居心地が悪い人間関係、なんとかしませんか?

本書『自分の小さな「箱」から脱出する方法』はビジネス書です。しかも原題にあるように、リーダーシップについて書かれた書籍です。

もちろん、家庭やプライベートでも利用できるスキルですが、やはりビジネスシーンで大きく生かしたいところ。

「リーダーシップ」について紹介された書籍は、あさよよるネットでも数冊紹介してきました(最後にまとめて紹介します)。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』では、リーダーシップを発揮するために、まずは自らクリアしておかなければならない話です。他者との関係、チームのことを考えるとき、まずは自分が、自己欺瞞状態から抜け出す必要があります。

「箱」という新しい概念で捉えることで、今自分が陥っている状況を客観視できる、よいツールを得ました。あさよるも、常に箱の中にいるわけではありません。一日の中の多くの時間、箱の外に出ています。

しかし、ある特定の人物や、特定のシチュエーションでは、箱の中に入り、相手が悪いと怒っています。この状況を客観し、納得したのは、あさよるの中では大きな変化でした。

「箱」。この概念、今後も使います。

リーダーシップに関する本

『EQリーダーシップ』/ダニエル ゴールマン

『採用基準』/伊賀泰代

『LEAN IN(リーン・イン)』/シェリル・サンドバーグ

記事リンク:『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』

『会社のルール』/パット・ハイム,スーザン・K・ゴラント

『君に友だちはいらない』/瀧本哲史

『エッセンシャル思考』/グレッグ マキューン

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