リーダーシップ

『20代で伸びる人、沈む人』|将来のリーダーはスタート時点から違う?

こんにちは。リーダシップを持ちたいあさよるです。ピシッと人前でも、デキる感じを醸せたらと願っています。……現実はほど遠いのですが(;’∀’)>

『20代で伸びる人、沈む人』は、リーダシップのカテゴリで話題になっているのを見つけたので、さっそくチェックです。著者の千田琢哉さんの著書は、あさよるネットでも数冊紹介していて、読みやすかったので、今回も期待!

これから伸びる人の特徴

本書『20代で伸びる人、沈む人』では、30代、40代とどんどん伸びてゆく人の特徴が紹介されています。出世レースでは、「後から頑張ろう」はありません。「20代の内はゆっくりしといて、40代になったら頑張ろう」は起こらない。あくまで、40代、50代で活躍している人たちは、若い頃から走り続けていると言います。

考えてみれば「そりゃそうだな」と納得。

あさよるは、ゆっくり30代をやっている方ですがw、ぜひこれから「いっちょやったろか!」という若い方は、一読してもいいんじゃないかな。

言いなり、都合の良い人が良いわけじゃない?

ざっくりと7つの「伸びる人」「沈む人」の特徴が挙げられています。

  • 仕事のしかた
  • 勉強のしかた
  • 上司との付き合いかた
  • 後輩との付き合いかた
  • 同期とのつき合いかた
  • 顧客とのつき合いかた
  • お金の使いかた

一覧してみると、仕事や勉強、お金の話はあるにせよ、やはり「対人関係」に如実に表れてるものなのかもとドキリ。目指しているもの、見ているものが20代の頃から「伸びる人」「沈む人」には違いがあるように感じました。

意外でもあり納得したのは、「従順であること」はあまり意味がなさそうなところ。上司やお客様にもなぁなぁにならず、言うべきことは言う。それで反感を買うこともあるし、だからこそ信頼もされる。ダメなのは、相手に合わせて調子のいいこと言っちゃうタイプなのかもな……反省。

後輩や同期とのつき合いかたも、あさよるにはない要素すぎて冷や汗しか出ない。ウザがられる先輩ではなく、慕われて後輩から追いかけられる先輩になる。同期の中で抜きんでていても、パッとしない同期ともフランクに付き合い続ける。

そして、最後は自分が成功することによって、人は離れていゆく。自分のステージが変わるたびに周りの人間関係まで変化してゆくのです。これは、楽しみな気がしますね。どんな世界へ行けるのか。

客観的データがあるわけではない

あさよるがこれまでに読んだ他の千田琢哉さんの本もそうでしたが、客観的データを示しながらの話題ではありません。特にデータも示されていないので、肌感覚や経験則でのお話なのかと思います。それに説得力を感じるかどうかはあなた次第……という世界でしょうか。

あさよるは結構「経験則」って大事だと思っているので、本書の内容も「そういうもんなんだろう」と思ったのですが、苦手な人は苦手かも。

ちょっとした言葉、行動の積み重ね

ここで語られる「伸びる人」「沈む人」の差は、ほんのちょっとしたこと。上司の陰口を言う/言わないとか、上司を尊敬する/敵視するとか、あたり前っちゃああたり前の数々です。残念な会社に就職しちゃったら残念ですが、そうでないのに勝手に周りを敵視して沈んで行っちゃうのももったいない話。じっくりと今の自分を俯瞰するのにもいいのかな?

あさよるはもう30代ですので、本書は最初っから読者として想定されていないのですが、かつての自分を思い出しつつ読みました。上司を顧客と思い、後輩をファンにさせ、同期とフランクにつきあう自分……そうなれる素地は皆無ではなかっただろうけど、自分はそう“しなかった”なぁ、勿体ないことしたんだなぁと、やや落ち込んだw

中身については目次を見るだけでもイメージできるかと思います。この記事の最後の目次情報を載せますので、ご覧あれ。

元気が出る?げんなりしちゃう?

本書を読んで、元気が出て「明日も頑張ろう!」とガッツが湧いてくる人もいるでしょう。反対に、嫌な気持ちになってゲンナリしてしまう人もいるかも。リアル20代の方なら尚更です。

あさよるは「こういう風に振る舞えばいいんだな!」って勉強になった半面、「自分はガッツリ〈沈む人〉だった……」と衝撃を受け、ちょっと落ち込みました^^

パワーが湧く人、励まされる人、しょんぼりする人、イラッとする人。読む人によって色が変わる本じゃないかと思います。それは面白いことです。

あさよるネットで紹介した千田琢哉さんの本

『仕事は好かれた分だけ、お金になる。』

『仕事は好かれた分だけ、お金になる。』|誰だって好きな人と仕事がしたい

『読書をお金に換える技術』

「本なんか読んでも腹の足しにもならない」へのアンサー|『読書をお金に換える技術』

続きを読む

『新・観光立国論』|世界のVIP・富裕層を「お客様」に

こんにちは。お・も・て・な・しという言葉を聞いてから、「そうか、おもてなしなのか」と英語の勉強を始めたり、実はコッソリやっている あさよるです。今、Airbnbというのも流行っているらしいし、あさよるも観光業なんてやるのかしらなんて考えております。ブログは、どこでも書けるしね。

日本が観光立国になるべき理由

まず、GDPは人口によって決まると定義がなされています。国内の人口が増えれば生産量も増え、人口が減れば生産量も減る。当然前と言われれば当然に思います。そして、現在日本の人口は減り始めている。GDPもこれから減少するでしょう(本書では「大幅に減るわけではない」と予想されています)。

GDPを維持するため、働き方を変えたり、女性の社会進出を押し進めようとの動きがあります。日本では既に若年層ほど男女同じように働いています。しかし、女性は所得が低いことが多く、そもそも女性している仕事を変えて、貢献度合いを高める必要があると提言されています。日本のGDP維持のために、女性の給与を上げ、仕事の中身を変えてゆく必要がありそうです。

生産性について著者のアトキンソンさんが鼎談なさっている記事がありました。

国内の生産性を上げる。そして、さらにやるべきことが「短期移民」。GDPの9%を外国人観光客から収入を得て、「観光立国」になるという方法が示されています。9%というのは、国連世界観光機関の報告に照らしています。

観光立国・4つの要素

「観光立国」には4つの条件が必要不可欠だと言われています。それは「気候」「自然」「文化」「食事」です。パッと見ても、この4条件すべてを日本は充たしていることがわかります。そう、日本は観光立国としてのポテンシャルを元々持っている。……なのに、イマイチ世界から観光客を呼べていない。

日本は北海道から沖縄まで地域によって気候が全く違います。日本は、スキーと海水浴を同時にできる国なんです。もちろん、そこでは多種多様な動物、植物、虫たちが生きています。我々にとって当たり前の環境ですが、これも観光資源なんですね。

また、観光にお金を使う富裕層はヨーロッパとオーストラリアに多く、彼らから見ると東洋の日本は興味ある対象のようです。また、日本は古い時代の伝統が残っている稀な国です。普通は、新しい権力者が現れると全時代ものは破壊されるのですが、日本では新しい社会でも古いものが生き残っているのです。日本の「歴史」とはハリボテの観光地ではなく、文化そのものが観光資源になりうるということですね。そして、外国人観光客が求めているのは、オタク文化だけでもないし、ショッピングだけでもないのです。

観光客と言っても目的やスタイルは様々です。観光バスに乗り込んで観光地をガーッと回る人もおれば、バックパッカーもいて、そして世界の富裕層が超リッチな観光をします。それぞれのニーズに応えることが大事であり、今の日本はそれは全くできていません。

「お・も・て・な・し」の現状

観光地に求めるもの・居住地に求めるもの

日本人の自国自慢は結構なことですが、それが「外国人観光客から見て」魅力的なのかを考えないといけません。

一般財団法人経済広報センターが「東京オリンピック・パラリンピックを契機とした観光立国に関する意識報告書」を公表しました。(中略)日本のどのようなところを世界にアピールしたいかを聞いたところ、「日本人のマナーや気配りのすばらしさ」が72%ともっとも高く、ついで「日本の食文化、おいしい食べ物」(68%)、「治安のよさ」(55%)、「洗練された日本のサービス」(50%)との回答が寄せられました。

p.81

「日本人のマナーや気配りのすばらしさ」「日本の食文化、おいしい食べ物」「治安のよさ」「洗練された日本のサービス」。これらの要素は、残念ながら外国人観光客へアピールには的外れです。本書では一つずつ丁寧に解説されています。

簡単に言っちゃうと、「日本人のマナーや気配りのすばらしさ」とは、「日本人以外はマナーが悪い、気配りがない」と宣言しちゃっているようなもの。外国人観光客の「お客様」にとっては気分が悪いし、それぞれの国のマナー、気配りがあるものです。日本だけが特別とは言えません。また、日本人同士のマナーや気配りは、外国人には伝わらないことがあります。「日本ローカルのマナー・気配り」と「世界のスタンダードなマナー・気配り」があるってことですね。

「日本の食文化、おいしい食べ物」というのも、これも〈日本人にとって〉おいしい物はたくさんありますが、食文化が全く違う外国人観光客にとって、どれくらいおいしく食べて貰えるのかは再考の必要があるべきです。また、箸を使う文化も悩ましいようで、「西洋人=箸を使えない」とスプーンを出すのも変ですし(日本人だって、ヨーロッパ旅行中レストランで「どうせフォークとナイフを使えないだろう」と先回りで何らかの対応をされると、ちょっとムッとするカモ)、だかと言って、はやり異文化の食事は食べにくい。お客様をどう「おもてなし」するのかという課題ですね。

「治安のよさ」、これも意外と観光の動機にはならない。確かに日本人も「日本は世界一治安がいい」なんて言いながら、治安の悪い外国へ海外旅行へ行きますからねw 治安は良いに越したことはないだろうけど、ン十万という旅費を払って体験したいののは、例えば「ピラミッドが見たい」とか、特別な経験なんですよね。「治安がいいから来てください」「ほら、自販機も道にいっぱい並んでるでしょ」って、それを見にわざわざ高い旅費を出してくる人は少数なのです。

「洗練された日本のサービス」も、先ほどのマナー・気配りに通じますね。あと、日本は外国人からみると決してサービスの良い国ではないそうです。「おもてなしは無料」というのは、チップを払わなくても良いサービスを受けられますよってアピールです。が、チップ文化の地域に住んでいる人からすれば、日本のチップなし文化はすごくサービスが悪く感じられるそうです。日本では予め〈チップ上乗せの価格〉を請求している。すなわち、チップの額を客が決めずにサービス提供者側が決めているんですよね。また、日本の「なんでも平等」「なんでも順番」の文化も、チップ文化とは相いれません。

日本の〈特別じゃないトコロ〉も知る

日本人が「日本らしさ」と感じていることも、意外とありふれていることもあります。例えば、日本人は外国の宗教も柔軟に受け入れるという主張も、実は世界でも珍しくありません。例えを一つ。アジアで生まれたキリスト教は、ヨーロッパへ広まり、ヨーロッパの文化と交じり合って存在しています。

日本の文化が良い/悪いの話ではなく、世界中に違った文化や歴史背景を持った人たちがいます。彼らにとって、日本へ行きたい、旅行がしたいって思ってもらわないと「観光立国」にはなれません。そのためには、日本の持っている素晴らしい特性も知る必要がありますが、同時に、世界の他の国と似ているところも知っておかないといけないんですね。

「世界の富裕層」にアピールせよ!

日本が観光立国になるために、一番難しそうに感じたのは、世界の富裕層を「お客様」として捉え、アピールすることです。これは「VIPは特別席に通す」とか「並ばなくてもサービスが受けられる」とか〈特別扱い〉をするってことです。

たぶん、商売人というのはプロフェッショナルですから、いざVIPを持て成すサービスがメジャーになればどんどん変わってゆくんじゃないかと思いました。で、肝心なのは、国や自治体、鉄道会社などのインフラを整備する側です。京都の観光地のアクセスは万全とは言えません。日本国内は広く大きく、新幹線で移動を重ねるには高額です。東京から東北へ、関西へ、出雲へと、あっちこっちへ移動してもらうには、莫大な金額になっちゃいますね。

また、ホテルも充実しているとは言えない。外国人観光客が宿泊しているホテルはビジネスホテルです。これまでホテルも国内のビジネスマンを対象にしていれば良かったのでしょうが、今後は富裕層を受け入れられるサービスを用意しないといけません。

「観光立国におれはなる!」って一人で決意してもどうしようもなくって、ほんとに国をあげて取り組まないといけないんだと思いました。そして現在はまだ、適切な共通認識を持っておらず、足並みも揃っていないのかなぁという感じ。

日本人も、日本のこと知ろうよ……

本書を読んでいて気になったのは、有名な観光地でさえも外国人に対して説明が不十分だという話。例えば、京都の二条城には案内板等がほぼなくって、なにがなんやら分からない史跡だそうです。世界遺産に登録されても、整備しないと伝わらないんです。

観光ガイドやパンフレットがあったとしても英語だけ、とか。それも日本語を直訳しただけの不案内なものだったり。「お客様」をおもてなしする感じではありませんね。

んで、日本人自身も、観光地へ出向いてもそこが何か分かっていないことが多々ありますw 先ほどの二条城、みなさんどんな場所かご存知でしょうか。現地でも、修学旅行生たちがせっせとスマホをのぞき込んで、二条城をググっているそうです。

どうやら、観光というのは、提供する側とお客様の側で、認識が大きく異なっているのではないかと思いました。あさよるは大阪府に住んでいますが、テレビや雑誌で取り上げられる「大阪」は、あさよるが見知っている大阪の街とは似ても似つかないものです。たまに大阪案内を頼まれることがありますが、リクエストされる先はあさよるも知らない、見たこともない「大阪」ばかり。「こっちの方が景色がきれいだよ」「おいしいものを食べたいならアッチへ行こうよ」と提案しても、「観光客が見たい大阪」ではなんでしょう。これも、ガイドラインというか、案内がきちんとなされていないから、すれ違っているのかなぁなんて思いました。

「観光立国」は、現在の観光地とは違ったスポットが注目されるでしょう。大混雑の海水浴場ではなく、静かで穏やかなビーチが。賑やかできらびやかな繁華街ではなく、なんにもない山の中が、外国人から見ると豊かなのかもしれません。

どこに資源があるのか分からない、むしど、どこもかしこも観光資源になりうるのかもなぁと思おうと、ちょっとワクワクしました。

続きを読む

『座らない!』|食べる・動く・眠る。ヤル気や集中力、成果はどこ?

こんにちは。満員電車の中、奇跡的に座席に座りながら本書を読み通した あさよるです。『座らない』w

タイトルに惹かれて手に取ったのですが、結構真っすぐな“健康法”だなぁと感じました。

命を預ける相手に望むものは?

さて、自分の命を預ける相手。例えば医師とか、パイロットとか、運転手などですね。彼らに、何を望みますか?

例えば、夜更かしをして寝不足なままの医師に、手術を執刀されては困ります。パイロットや運転手だって充分に睡眠を取ってから是非とも出発していただきたい。睡眠不足って集中力を削ぎ、ミスの元ですからね。

では、自分が所属しているチームのリーダーにも、ある意味では命を預けているとも言えます。職がなくなると困りますからね。ということは、チームをまとめる立場にある人にも、十分な睡眠を望むべきです。睡眠不足で客観的判断ができず、ミスを多発させる人は仕事ができません。

もし、自分がチームを引っ張り、チームを動かす〈リーダーシップ〉のある人物ならば、今すぐ睡眠を十分に取り、健康体を維持する活動を始めましょう。本書『座らない!』は、ビジネスマンが健康習慣を維持するための本です。

『座らない!』?

で、本書タイトルは『座らない!』なのですが、読んでみると……あれ、座らない!要素なくない?という事実w

ちなみに、英語のタイトルは『EAT MOVE SLEEP How Small Choices Lead to Big Changes by TOM RATH』 。日本語でいえば「食べる 動く 寝る ちょっとの選択で大きな変化につながる」って感じ?

すごく普通ちゃあ普通のタイトルになっちゃうので『座らない!』って目を引く邦題になったのかな?と想像します。あさよるもそれに魅かれて手に取った口ですから、見事ひっかかってしまいましたw

食べる、動く、寝る

「食べる 動く 寝る」ってタイトルを〈普通〉を称しましたが、この普通で当たり前のことを徹底できている人がどれだけいるかってことです。

ちょっとした習慣、例えば友人と自宅で食事をするとき、ジャンクフードを選ばない。それだけで、食べ物が変わります。

睡眠が不足すると、昼間のパフォーマンスが1/3にまで落ちると言われています。自分では寝不足の害に気づいていなくても、周りの人は気づいている可能性があります。

運動すると脳機能が向上します。勉強したら運動を組み合わせましょう。記憶力も上がるようです。

当たり前と言えば当たり前。経験則で誰でも知っていそうなことです。しかし……繰り返しますが、「あなたはやっていますか?」ってところが重要です(苦笑)。ちなみに、あさよるは全くできていない……(;´Д`) ……ちなみのちなみに、昨夜はたぶん3時間も寝られなかったと思われ……(今もう、若干頭がグラグラしているw)

生活習慣が成果を変える

仕事ができるひと、優秀な人、成果が残せる人。彼らは、身体的能力が高いと考えてもいいのかもしれません。なぜ身体的能力が高いかという理由は、持って生まれた素質もあるでしょうが、ほとんどは日々の〈積み重ね〉なのでしょう。

あさよるは寝つきが悪い人なのですが、同じく寝つきが悪いと自覚している知人は、だから熟睡のために運動したり食事の時間をコントロールしたりと、気遣っていました。

ある人は、睡眠時間を長く確保したいからと、生活習慣そのものを見直す人もいます。

あさよるは……ですね(;´Д`)>トホホ

本書『座らない!』で紹介されている健康習慣って、ほんとちょっとしたことです。歩数を計るとか、座りっぱなしはやめてしっかり動く、とか、ほんと、あたり前のこと。

そのあたり前の健康習慣を手に入れるための30日プログラム。30日分のテーマが設けられ、一日に付き3つの習慣を実践します。

「これくらいならできそう」と希望が持てますし、また、「これ、やらなきゃマズいな」とも思います。

続きを読む

『人を動かす人の「質問力」』|すごいリーダーのすごい質問

こんにちは。人と受け答えが苦手な あさよるです。人からの質問に答えることはできるけど、あさよるから質問をするのが苦手なんですよね……(-_-;)> 気が利いた質問ができれば、人とのコミュニケーションももっと楽しめるのになぁ~といつもヤキモキ……。

「質問力」ってタイトルについた本を見つけたら……読むっきゃないでしょ!

本書の著者であるジョン・C・マクスウェルさんは「世界一のメンター」と呼ばれている人物です。世界的企業のリーダーを育成するプロだそうです。あさよるは存じ上げておりませんでした(-_-;)

質問次第で「一目置かれる」こともある

第一章では、なぜ良い質問が必要なのかが紹介されます。〈人生では「投げかけた質問」の答えしか返ってこない〉……ドキッとする項目です。

「底の浅い質問しかできない人」は「底の浅い答え」しか得られず、自信も欠如している。意思決定はお粗末で、優先順位も曖昧、未熟な対応しかできない。
一方、「深い質問」ができる人は、「奥深い答え」が得られ、人生に自信が持てる。賢い意志決定で最優先事項に集中でき、大人の対応ができる。

p.23

問いによって得られる答えが変わり、底の浅い質問をすれば底の浅い質問しか返ってこない。こんなことを繰り返していれば自信をもって意思決定もできず、現状を客観視するのも困難で、優先順位もわからなくなってしまう。まさに負の連鎖!ただ、質問が下手なだけなのに!

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」を地で行ってしまう。「こんな初歩的なことを質問して良いのだろうか…」と迷って、自分の無知を隠すために質問のタイミングを失ってしまうことって……ありますよね(;´Д`) ジッとただ待っていると、回答が与えられるのは学校の勉強であって、それ以外のシーンでは自分から質問をしないと何も与えられません。

これって、反対に言えば、良い質問、素晴らしい質問ができれば、必要な答えが与えられるってことですよね!?これはこれで希望があります。

【「問題」に直面した時に役立つ質問】

・なぜ、この質問に突き当たったのか
・この問題を解決するには、どうすればいいか
・この問題を解決するためには、具体的にどういう手順を踏む必要があるか

p.24

リーダシップのある人の「質問力」

本書は『人を動かす人の「質問力」』というタイトルに和訳されていますが、原書のタイトルは『Good Leaders Ask Great Questions』。「優れたリーダーはすばらしい質問をする」といったところでしょうか。そう、日本語版のタイトルと、原書のタイトルの印象がちょっと違う!

読むと分かるのですが、本書は「リーダーシップ」について書かれた本です。「質問力」は優れたリーダーが持っているべき能力として紹介されているのですが、それが本題ではないんですよね。質問する力そのものを知りたい人が読んだら、もしかしたら目的と違った内容かもしれません。

しかし、優れた質問には、主体性があり意思決定力のある人物であることは、必須なようです。だって、質問って少なからず相手の時間と労力を奪うことですから、お互いに実りある「質問」でありたいからです。

「すばらしい質問」はチームを引き上げてゆく

質問をするには、羞恥心や見栄が邪魔をすると紹介しました。「こんなこと質問してバカにされないだろうか…」って“不信”が生れてしまうんですね。反対に言えば、人に良い質問ができる人って、人を信じているんですね。そして、他人の目を気にするのではなく、自分を信じているってことです。確かに、リーダーに必要な能力だ!

優れたリーダーはチームの仲間を信じ、互いが成長できる質問をする。すごい!そのためのリーダーシップ。そのための質問力なんですね。ですから、自分のことばっかり話す人は、良い質問者ではありません。相手の話の腰を折りません。

 有能なリーダーは、たとえ耳が痛いことでも、“聞く耳”を持っている。
マックス・デプリー(訳注 世界的家具メーカー、ハーマンミラー社の元CEO)は、「リーダーの果たすべき第一の責任は、現実を把握することだ」と言っている。
そのためには、たとえ耳が痛くても、イヤな気分になっても、「本当のこと」を聞き、それを受け止めねばならない。

p.72-73

相手への問いは「聞きたい答え」を引き出すために尋ねることがあります。しかし、返ってくる答えは自分の意図しない答えであることも多いですよね。その度にいちいちイラついて、ブチ切れる人までいます。これは……これほど愚かなことはないのですな……(-_-;)

優れたリーダーって、マジ人格者。

「質問力」は人間関係の基本のキ?

優れたリーダーシップのために必要な「質問力」ですが、これって誰だって必要なコミュニケーション能力じゃないかと思いました。リーダーシップも特別な立場の人だけでなく、誰もが持つべき事柄です。リーダーシップのある人は、自分で考え、自分で決断し、自分の責任のもと実行できる人物です。そのためには、他者に質問を投げかけます。しかも、素晴らしい質問を。

他人の手間や時間を奪ってしまうばかりの質問。あるいは、見栄や羞恥心のため質問できず成長できない人。どちらも、チームにとって困った存在になってしまいます。周りの能力をより引き出す「質問力」。レベル高ぇなぁ!

続きを読む

『最強の働き方』|ホントにすごいヤツはこんなヤツ!

東洋経済オンラインでムーギ―・キムさんの連載を読んでいました。「ほぅほぅ」と納得できるコラムもあれば「んなことあるかいっ!」と突っ込みたくなる話もあったりと、結構読んじゃうんですよね(苦笑)。

ムーギー・キムさんの本は以前、キムさんのお母様ミセス・パンプキンさんとの共著『一流の育て方』を読み、当ブログでも紹介しました。こちらの書籍も、納得できる部分と「なんでやねんっ」と突っ込みたくなる部分と両方があって、いろんな意味で面白い本でした。

『一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』

東洋経済オンラインのコラムと同じタイトルの『最強の働き方』という書籍が発売さえたと知り、興味津々で読み始めたのでした。

スゴイ人ってこんな人!

『最強の働き方』は77の項目からなり、そこで優秀な人の振る舞いや、二流の人物との違いが紹介されています。つまり!優秀な人ってどんな人なのか、人物像が朧気ながらも見えてきます。

まず、優秀な人は早起きで、朝早くから活動をしています。食事も節制され、体づくりにも積極的に取り組んでいます。要は、自己管理がしっかりできていて、健康で、アクティブで、最も良いコンディションで働くのです。

凡人はついつい、「優秀=エリート=ガリ勉=ひ弱」みたいなイメージをしてしまいがちですが、実際には違います。優秀な人ほど、なんでも真面目に積極的に取り組みますから、筋肉ムキムキな人もいるし、スポーツマンも多い。お腹がでっぷりと出ている人はいないそう……。

また、優秀な人はテキパキとなんでも早い!メールも即返信。決断する能力が高いから、自分で決定ができるし、そして行動もできる。

そして、周りの人に対し気遣いができます。いつでも親切で、誰よりも腰が低い。誰に対しても物腰優しく、目下の人への配慮も怠りません。部下に得になる仕事をさせ、部下を育てることに余念がない。

そして愛されキャラ。人から愛される、好かれることで、評価が上がります。優秀な人は優秀+人から愛される能力があるんですな。

会社への貢献だけでなく、社会貢献、社会への使命感を持って生きている人が、優秀な人なんです。こんな人が側にいれば、その人をお手本にできます。が、普通に生活していたら、こんな人物になかなか出会えませんよね……こうやって、優秀な人の人物像を教わるって貴重なことなのかも!?

一流と二流の違いって……凡人にはわかるまい><

一流の人の働き方との対比として、二流の人の振る舞いもちょこちょこ登場するのですが、正直、凡人・あさよるから見れば一流も二流も「スゴイ人」に見えてしまうという罠。

例えば、一流の人はマガジンや週刊少年ジャンプを嬉々として愛読していたりします。飛行機の中、新幹線の中でおもむろに難しそうな“それっぽい”雑誌を広げてしまいがちなんだとか。あるいは、一流はコミュニケーションスキルが高いですから服装もTPOにあわせて自在に変えてきます。しかし二流の人は相応しくない服装をしてしまいがち。個性的な服装とか、ポリシーでいつも同じテイストの人とか、「それってなんかスゴそう!」とあさよるは思っていたんですが……違ったの!?

凡人・あさよるが、一流/二流の違いを認識できる日はやってくるのでしょうか……(‘_’)

自己啓発本の決定版

本書『最強の働き方』は冒頭の〈はじめに〉も充実しています。著者のムーギ―・キムさんの本書の使い方が紹介されているのです。本書は、すべての幅広いビジネスマンに向けて書かれた本です。

 本書は、ビジネススクールに行く前に必ず読んでほしい本である。
しかし、ビジネススクールに行ったあとでも読んでほしい。
そして、ビジネススクールに行く気がなくても、必ずや読んでほしい一冊である。

p.17

とくに以下の方々にお読みいただければ幸いだ。

*いくらためになる本でも、面白くなければ絶対に読む気がしない
*内心、学歴やIQと、仕事の能力は関係ないと思っている
*一流のビジネスパーソンが皆実践している、「仕事の基本」を全部知りたい
*キャリアや就職・転職活動で、じつは自分が何をしたいのかわからない
*一流のビジネスパーソンの大半も悩んでいる
*世界一流の職場で上司に怒られること、説教されることを先取り学習したい
*よい上司に恵まれず、職場で成長の実感がなく焦っている
*自分の競争優位を失わないため、質の高い勉強を継続したい
*人を動かし、周囲からの信頼と支援を受けたい
*社会に選ばれるエリートより、自分で人生を選ぶリーダーとして生きたい
*一度しかない人生、年齢に関係なく、新しい挑戦をしたい
*大切な人に贈ってあげるビジネス書・啓発書を探している
*効果的に社員研修・ビジネス研修を行いたい

p.17-18

上司が伝えたいことや、これから学ぶであろうこと、これから注意を払うべきことが77もの項目に分けられ紹介されているんです。あさよるも、健康管理・体調管理と、時間管理、持ち物の管理等、気をつけなきゃなぁと思いました。

そして、やはり周囲の人への気配り、親切は、全然できてないかもしれない……(;´Д`)反省

自分の行動を当てはめるだけ…!?

一流の働き方を知りました。さぁ!あとは自分の行動に当てはめるダケ……なんですが……(-_-;)

読んで、それだけで終わっちゃうなら、いくら本を読んでも同じです。やっぱり、学んだことを実践してこそ……ですが、どこまでできるやら。これをスイスイッとやっちゃう人だから、「一流」であり「優秀」なのかもしれませんね……。

ムーギ―・キムさんの語り口も軽やかで、ところどころユーモアもたっぷりで、読みやすかったです。そして、ムーギ―・キムさんご自身、“最強の働き方”を見て、自分との違いを自虐っぽくオチとして使われているので、とっつきやすかったです。ムーギー・キムさんが「こうなりたい」「こうしたい」って切り口で、アドバイスされてると、「そうそう、私もそうなりたい」って共感しやすいんですよね。

続きを読む

『2日で人生が変わる「箱」の法則』|ひっかきまわしているのは…自分!

こんにちは。人間関係の悩みが絶えない あさよるです。

一度、態度の悪い対応をされた相手のことを、後々までジメジメッとイラついたり、なかなかの消耗戦ですな(`・ω・´)キリッ

っとね、自分が他人に囚われている限り、すり減るのは自分なのですよね。

以前、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読んで学びました。今回はその続編『2日間で人生が変わる「箱」の法則』を手に取りました。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』|リーダシップと自己欺瞞。本音で生きろ!

敵対的な心“が”、敵対関係を作る

『2日で人生が変わる「箱」の法則』では、家庭に問題を抱えたカリスマ経営者・ルーがセミナーを受け、自らの「箱」に気づき克服するまでの物語です。

「箱」とは自己欺瞞。みな、自分の願望を果たせなかったとき、自分は悪くない理由を作り、自分自身を騙します。この状態を〈「箱」の中〉と表現します。

「箱」の中にいると、事実がねじ曲げられ、現実が違ったものに見えます。仲間であるはずの人物が「敵」に見え、気遣いの言葉すら「攻撃」に感じます。

自分が〈「箱」の中〉に入ることで、周りの人間関係にまで悪影響を与え、職場や家庭の環境も悪化してゆきます。

本書の主人公ルーも、子どもの更生プログラムの一環として参加したセミナーで、自らが〈「箱」の中〉にいることに気づき、夫婦関係や、経営する会社での振る舞いを改めるのです。

ちなみに、ルーの経営する会社はその後大成功し、前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』へ繋がります。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読んでから

本書『2日で人生が変わる「箱」の法則』は、前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の続編です。

ややこしいので、「本書」と「前作」で話を進めます。

本書と前作の内容は、概ね同じです。前作で提示された「箱」についてより細分化されて紹介されています。物語自体は、前作に登場するカリスマ経営者・ルーが、「箱」の考えに出逢う物語です。

まずは、前作の『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読んでから、さらに補足、おさらいするために本書を読むのが理想的に思います。

「箱」についての衝撃的な説明も、前作の方がドラマチックでドキドキしました。また、読み進めるうちに「何を言わんとしているのか」がだんだん明確になっていく様子も、前作の方が楽しめました。

まずは、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を!

「箱」にも種類がある

前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』より、より「箱」について細分化されて紹介されているのが本書です。

〈自己欺瞞〉という名の「箱」にも種類があり、それは「優越」「当然」「体裁」「劣等感」などなど。

「優越」とは、他人に対する優越感。他人は無能であり、劣等であると思い込んでいる。食い違いがあったとき、間違っているのは他人だと思い込む。

「当然」とは自分は賞賛されるべき存在でありながら、恵まれず、被害者である!という思い込みです。権利を強く感じ、他者に対し不当な扱いを受けていると思い込みます。

「体裁」とは「立派であらねば」「人に好ましく思われたい」という思いから、必要なことでも相手が望まない場合は手を貸せなくなります。相手のためにならないと分かっていながら、上辺だけの親切をしてしまうんですね。

「劣等感」は自分が劣っていると思い込んでいます。自分が劣っているということは、他者は自分より優れているということです。ですから、劣等感を持った人は、他者に厳しく当たります。

以上のように「箱」にも種類がたくさんあり、それぞれの「箱」に入ることにより、他者に敵対的な感情を抱いてしまいます。

厄介は自分が作っている

前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』、そして本書『2日で人生が変わる「箱」の法則』の2冊を読み、しみじみと、「自分の厄介ごとって、自分が作ってるんだなぁ」と思いました。

本書内で、元夫から長年虐待を受け続けた女性は、元夫を恨んで当然ではないかと議論されます。しかし、実際に虐待を受けていた女性の証言でも、女性が「箱」から出たことで、やっと元夫との関係が断てたと話します。

元夫が自分の“憎むべき相手”というフィルターがはずれ、ただの一人の人間に見えたとき、彼女は元夫への執念がなくなり、「どうでもいい相手」であることに気づきます。

思春期の頃、両親が鬱陶しくて一方的に敵対視していたのに、ある日「お父さん」「お母さん」がただの一人の人間だと気づく日が来ます。誰もが経験する成長過程でしょう。

他者に敵意を抱き、それを執着し続ける人生は苦しい人生です。その執着から解放されたとき「救われる」んですね。

日本人的な世界観とはちょっと違う気がしますが、持っていてもいい考え方でしょう。

続きを読む

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』|リーダシップと自己欺瞞。本音で生きろ!

こんにちは。本は最初から最後まで読むタイプのあさよるです。

最初の1ページ目から順番に隅から隅まで読みます(ザッとですが)。一度手に取った本は、内容はどうであれ最後まで読んでしまうタイプでもあります。

なのですが、たまーに途中で投げ出しちゃう本があります。この『自分の小さな「箱」から脱出する方法』がそうでした。

1割くらい読んで、「もういいや」と投げちゃったんですよね~(;’∀’)。そして後に、いつも読んでいる書評ブログさんが本書を紹介していて、「前に読もうとしたヤツだなぁ。この人はいい本だって紹介してるなぁ」と再び気になり、再び手に取りました。

読んでみると意外と……というか、すごく、いい本ジャマイカ!(; ・`д・´)

リーダーシップと自己欺瞞

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』。このタイトルだけ読んでもサッパリ意味が分かりません。

英語版のタイトル『Leadership and Self-Deception: Getting Out of the Box』の方が、内容をよく表しているかも。直訳すると「リーダーシップと自己欺瞞:箱からの脱出」です。

リーダーシップについて書かれた書籍だと分かりますが、自己欺瞞とは?それより箱ってなんだ?

自己欺瞞が、あなたを「箱」に閉じ込める

英語版のタイトルにある「Self-Deception」は、日本語にすると「自己欺瞞」です。自己欺瞞とは、自分で自分を欺くことです。

親切心が憎しみに?

例えば、席がなくてウロウロしている人を見つけた時、「自分が変わってあげよう」と思った。だけど、声をかけそびれてしまい、モヤッとしました。

このとき、「席を譲ろう」と自分の意志があったのに、意に反した行動を取ってしまったことになります。「自己欺瞞」ですね。

すると、自分を欺いた自分の行動を正当化しようとし始めます。先の例だと「席を譲って欲しいなら、頭を下げて頼むべきだ」とか「座りたいならもっと手前の駅から乗るべき」「この時間帯の電車が混んでいるのは当然だ」などなど、自分は悪くない理由を挙げ連ね始めます。

場合によっては、実際に相手に詰め寄ったり、辛くあたったり、イライラを爆発させてしまうこともあります。

人間心理として、そういうこともあるだろうなぁと想像できます。しかし……あれ?

「自己欺瞞」という箱の中

よく考えてみて下さい。最初、ただ相手に「親切にしよう」と素直に思っただけでした。なのに、いつの間にか相手を責め、攻撃しているんです。おかしな方向に迷走しています。

この状態を THE BOX ・「箱」の中にいる、と定義します。

自己欺瞞から端を発した「箱」の中にいると、事実を歪めて認識してしまいます。さっきの例だと、ただ席を探していただけの人を、グズな奴と思ったり、恩着せがましい奴、図々しい奴と思い込みます。「箱」の中にいると、そう見えてしまうんです。

これは、会社内でも起こります。家族間でも起こります。もちろん、見ず知らずの相手でも起こります。

「箱」の中にいると、周りの人々が事実とは異なる様子に見えてしまいます。そのせいで、怒り散らしたり、嫌味を言ったり、意地悪をしてしまったら……

自己欺瞞から始まった誤認のせいで、人間関係を壊してしまいかねません。そんな状態で、組織内でよいパフォーマンスなんてできるわけがありません。

物語形式で進む……サクッと読めない(;´・ω・)

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』、結構いい本です。少なくともあさよるは、かなり図星でグサッときましたし、そして、今後人と良い関係を結べる気がして、気持ちが明るくなる本でした。

しかし、これは欠点と呼ぶものなのかわかりませんが……。

本書は物語形式で話が進んでゆきます。ザラム社でチームを率いることになった主人公は、専務副社長バドからマンツーマンの研修を受けるところから始まります。

「君には問題がある。当社で成功したいのなら、その問題を解決しなくてはならない」

「そのことは職場の人間も知っているし、奥さんも知っているし、義理のお母さんも知っている。そしてご近所の人たちも知っている」

「問題なのは、君自身がそのころに気づいていないということだ」

副社長から突然こんなこと言われると、心臓に悪いですねw

もちろん、彼が変えている「問題」とは、彼が「箱」の中に入っているということ。バドは丁寧に根気強く聡すのです。

……こんな感じで、物語が進んでゆくので、サクッと読めるタイプではありません。もっとも、この「箱」に関する話、じっくり読まないと意図がつかみにく話でもあります。

理解すると単純な話なのですが、“「箱」に入る”という概念をイメージしないといけませんからね。

THE BOX・「箱」 からの脱出

余談ですが、日本語で「箱」というより、「THE BOX」の方がイメージしやすい気がします。この記事でも「THE BOX」で統一しようかとも迷ったのですが、日本語タイトルが「箱」とカギカッコつけて表現しているので、日本語版にあわせました(マジで余談w)w

そのTHE BOX・「箱」の中に入っていることに“気づく”。この“気づく”という行為で、「箱」から解放されるのです。

これは自己嫌悪に陥ったり、自分を卑下することとは違います。きちんと、問題点を見つけ、向き合うことです。「箱」に自分を閉じ込めたのは、そもそも“自分の思いを自分が裏切った”、自己欺瞞から始まりました。

“自分によって自分が裏切られた”。そのやり場のない思いを見つけるところから始まります。

別の言い方すれば「本音で生きる」ってことなのでしょう。

(ホリエモンこと堀江貴文さんの『本音で生きる』の内容を思い出しました)

居心地が悪い人間関係、なんとかしませんか?

本書『自分の小さな「箱」から脱出する方法』はビジネス書です。しかも原題にあるように、リーダーシップについて書かれた書籍です。

もちろん、家庭やプライベートでも利用できるスキルですが、やはりビジネスシーンで大きく生かしたいところ。

「リーダーシップ」について紹介された書籍は、あさよよるネットでも数冊紹介してきました(最後にまとめて紹介します)。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』では、リーダーシップを発揮するために、まずは自らクリアしておかなければならない話です。他者との関係、チームのことを考えるとき、まずは自分が、自己欺瞞状態から抜け出す必要があります。

「箱」という新しい概念で捉えることで、今自分が陥っている状況を客観視できる、よいツールを得ました。あさよるも、常に箱の中にいるわけではありません。一日の中の多くの時間、箱の外に出ています。

しかし、ある特定の人物や、特定のシチュエーションでは、箱の中に入り、相手が悪いと怒っています。この状況を客観し、納得したのは、あさよるの中では大きな変化でした。

「箱」。この概念、今後も使います。

リーダーシップに関する本

『EQリーダーシップ』/ダニエル ゴールマン

『採用基準』/伊賀泰代

『LEAN IN(リーン・イン)』/シェリル・サンドバーグ

記事リンク:『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』

『会社のルール』/パット・ハイム,スーザン・K・ゴラント

『君に友だちはいらない』/瀧本哲史

『エッセンシャル思考』/グレッグ マキューン

続きを読む