一般・投資読み物

わかりやすい!『知識ゼロからのビットコイン・仮想通貨入門』

こんにちは。あさよるです。仮想通貨の話題はすっかり珍しい話題じゃなくなりましたね。普段の会話に上ったり、ネットニュースやSNSでもよく目にする話題です。なのに、実は細かいところは全然わかってない……! これまでも仮想通貨に関する書籍を紹介しましたが、初歩の初歩としては本書が読みやすくわかりやすく感じました。押さえるべきポイントが最小限にまとめられてます(`・ω・´)b

わかりやすい!ビットコイン

これまで、仮想通貨・ビットコインに関する本を2冊紹介しましたが、3冊目に読んだこの『知識ゼロからのビットコイン・仮想通貨入門』が一番コンパクトで読みやすく、分かりやすかったです。構成も、ビットマンと仮想通貨女子ちゃんの二人の会話形式で、易しい話し言葉で進みます。紙面の多くは図解に充てられていて、分かりやすい解説に努められています。

ビットコインの始まり、安全性、概念、これから

『知識ゼロからのビットコイン・仮想通貨入門』は全4章からなっており、ビットコインの始まりとビットコインの考え方、ビットコインのしくみや安全性・信頼性、ビットコインの入手法・保管の仕方、仮想通貨のこれから、と、技術的な話や、貨幣のしくみなど、ややこしい話をスッキリとかなり簡略化して解説されています。

ビットコインのはじまり

ビットコインはご存知の通り「サトシ・ナカモト」という謎の人物が仮想通貨の理論を発表し、彼の論文をもとに発行された最初の仮想通貨です。当初は仲間内のゲーム通貨のように使われていましたが、2010年5月22日、ビットコインと宅配ピザの交換が成立し、初めて仮想通貨と実社会の財やサービスとの交換が成立しました。現在では普通の飲食店等でも、ビットコインで決算できるお店もあるそうです(ちなみに5月22日は「ビットコインピザデー」と呼ばれているらしい)。

分散型、ブロックチェーン

円やドルなどの通貨は、中央銀行があり仲介や管理者として銀行や金融機関が存在する中央集権型システムです。しかしビットコインには発行者も管理者もおらず、分散型の民主的なシステムを作っています。ビットコインの取引の記録はすべて公開され、銀行でいう「台帳」はすべてのコンピューターでバックアップが取られます。

ビットコインの取引は個人と個人がダイレクトにつながるので、銀行支払いではなく、現金での直接やりとりと同じですね。その取引データをブロックに格納し、時系列順に1本のチェーンのようにつなげてゆきます。これを「ブロックチェーン」と呼び、ブロックチェーンのデータをすべてのコンピュータで保存するのです。この、ブロックをつないでゆくために、膨大な計算が必要で、この計算を先にした人にビットコインが与えられます。

改ざんできない

また、このブロックチェーンは取引データを時系列順に並べ、すべてのユーザーで同じデータを保存するので、過去のデータを改ざんできません。情報管理に必要なコストが少ないのもビットコインの特徴です。

手数料が安い

円やドルなどの通貨を人に送る場合、銀行の手数料が発生します。相手が外国にいる場合、手数料がもっと増えるし、時間もかかります。しかし、ビットコインで支払えば、手数料がとても少なくて済みます。現在、インターネットの普及でワールドワイドに人々が繋がっていますから、従来の通貨よりもビットコインの方が便利です。

仮想通貨のこれから

仮想通貨のこれからとして、まず既にビットコイン以外の仮想通貨が複数存在しています。今後も新たに登場する仮想通貨や、考え方の違いなどで分散してゆく通貨もあるでしょう(ビットコインも、ビットコインとビットコインキャッシュに分かれています)。世界的にも国が仮想通貨を導入し始めるでしょう。日本国内でも、地域通貨として自治体や、商業施設が仮想通貨を実験的に導入する例もあります(飛騨市・高山市「さるぼぼコイン」、会津大学「白虎」、近鉄グループ「近鉄ハルカスコイン」が紹介されていました)。

あと、法整備や、税制の対策も必要です。いまのところ仮想通貨の利用による責任はすべて自己責任です。今後、リスク解消が期待されます。

新しい技術、考え方として紹介されている

本書では仮想通貨、ビットコインを新しい技術、これまでにない考え方として捉え、ポジティブな未来を描いています。あさよるも個人的に、これから受注する仕事はビットコインで支払ってもらってもいいかな~なんて考えていました。円のやりとりだと、銀行の手数料がかかりますしね。

ただし、リスクとして、仮想通貨は自分のウォレット(お財布)に入れて保存しておくのですが、何かのはずみにウォレットが飛んでしまえば、はいそれでさよなら。銀行のキャッシュカードやクレジットカードをなくしたなら、新たに作り直してもらえばいいだけだけど、仮想通貨の場合はすべて自己責任ですから、リスキー!

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『暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり』|仮想通貨は必然だった

『暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり』挿絵イラスト

こんにちは。ビットコイン持ってますかーっ!  あさよるはプロフィールにモナコインウォレットを載せてるのですが、ここ最近の仮想通貨の高騰により「なんかウォレットを載せてるのってどうなの?やらしくない?」と若干戸惑っていますw ネタ的なつもりだったんですが、ガチで値上がってますなあ。

ということで、念のためにここでもモナコインウォレットを載せておきます(なんやねん)。

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とまあ、冗談は置いておいて、ね、「仮想通貨」ってなんなのよ。話題になってるけど、変なモンじゃないの? なんか騙されそうでコワイ! と警戒している方はぜひ、本書『「ビットコイン」のからくり』を読んでみてください。ブルーバックスで、10代の人にもわかりやすいように噛み砕いて、ビットコイン、仮想通貨・暗号通貨、ひいては「通貨」「価値」についてわかりやすく解説なされています。

本書が出版されたのは2014年ですから、現在のビットコインバブル以前に書かれた書物です。ですから、価値の高騰やトレードのための本ではなく、仮想通貨・暗号通貨の考え方や、通貨とはなにかを掘り下げる内容です。「なんや、仮想通貨ってオモロイやん」と思い至るでしょう~。

ビットコインの登場は必然

ビットコインの是非云々ではなく「世界はビットコインの登場を待っていた」話から本書『「ビットコイン」のからくり』は始まります。インターネットの普及で「簡単決算」の必要性が高まりました。物を売る人も買う人も、決算は簡単にしたい。クレジットカードやデビットカード、SUICAなどの鉄道カードなど、簡単な決算方法が増えました。

ネットでは「振り込めない詐欺」という言葉があります。「振り込め詐欺」をモジった言葉で「良いコンテンツを楽しんだのに、その対価を払う先がない」状況を表しています。ネットでは世界中の人がたくさんのコンテンツを公開しています。もちろん玉石混交なのですが、中には素晴らしいコンテンツも含まれています。そんなコンテンツに出会ったとき、感謝や労いの気持ちを「投げ銭」したいのに、安全で簡単な決算方法がなかったのです。

仮想通貨・暗号通貨は、まず潜在的にニーズがあり、そこにビットコインが登場したんですね。ポイントは「安全」で「簡単」であること。なので、本書では「仮想通貨」ではなく「暗号通貨」という言葉で統一されています。ビットコインの情報は暗号化されており、匿名でかつ複製しにくい通貨だからです。

本書では仮想通貨・暗号通貨は「通貨」と呼べるのか?というギモンにも多方向から検証されています。が、どうやら「通貨」としか言えないみたい。むしろ、株式やTポイント、Amazonポイントなんかも、ポイントのまま買い物ができて、通貨とも言えます。

『暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり』挿絵イラスト

数学の勉強には価値がある!

本書『「ビットコイン」のからくり』のコンセプトはちょっと面白い。仮想通貨・暗号通貨を解説することだけが目的ではありません。本書はブルーバックスですので、中高生が読者として想定されています。ちょっと長いですが掻い摘んで引用します。

ビットコインの登場によって、いまや“暗号”や“ハッシュ”について考えることも、貨幣論にふくまれるようになりました。貨幣論は、はっきりと“数学”の応用分野のひとつになったのです。

(中略)

通貨はビジネス上の取引コストを節約します。これによって、通貨そのものが価値をもたらす働きをします。そして、暗号通貨のための数学・計算・プログラムは、通貨の機能を維持するために使われます。本当の意味で、数学や計算が新しい価値を生み出すのです。

(中略)

さて、高校や大学で学ぶ数学だけでなく、より基礎レベルの中学数学でさえ、「生活のうえではまったく役に立たない」との意見があり、悪名高い「ゆとり教育」では、本当はぜひ学んでおくべき教育内容のいくつかが中高の数学の教科書から消えました。その反省もあって、2014年度に高校3年生になった生徒たち以降は「脱ゆとり」のカリキュラムで学んでいます。

(中略)

中学校で学ぶ数学のなかで、いちばん役に立たないように思える内容として、「素数、素因数分解」があります。しかし、素数や因数分解は、ビットコインのような暗号通貨だけでなく、さまざまな情報の安全性を維持する技術の基礎となっています。(中略)
ビットコインについては「自己責任」が強調されています。本書でも強調しました。そして、中学レベルの素数や素因数分解の話がわかっていれば、ビットコインの暗号の考え方がわかりやすかったはずです。
大切なおカネの話で、新しいテクノロジーを自己責任で理解するには、数学が役に立つのです。情報化社会のなかで、数学が生活の役に立つ場面は、今後もっとふえるでしょう。

p.261-267

数学を勉強しても実社会で役立たないと評価がなされていて、実際に「ゆとり教育」以降では数学の内容がカットされています。しかし、新しいテクノロジーの時代を自己責任を負って生きるには、数学の知識が必要だと説いておられます。実際に本書『「ビットコイン」のからくり』を読み解くには、学校で習った数学の知識を必要とします。

ビットコインの衝撃は、今後もなんども続くでしょう。本書ではビットコインの未来を、マイニングがすべて終わるより先に、他の仮想通貨が主流になるのではないかと予想されています。まだ仮想通貨・暗号通貨の歴史は始まったばかりですから、トレンドはめまぐるしく変化し続けると想定しても違和感はありません。

「暗号通貨」と呼んでいるように、ビットコインでは「ブロックチェーン」と呼ばれる暗号によって不正を防いでいます。この技術は、通貨以外の事柄にも転用され使用されるでしょう。例えば、電子書籍の中身の改ざんを防いだり、電子書籍サービスが終了しても、その電子書籍が自分のものだと証明して、保持し続けることができるかもしれません。

現在はビットコインを筆頭とする仮想通貨・暗号通貨の、価値の高騰ばかり注目されていますが、そもそも仮想通貨・暗号通貨に使われている技術が、今後もっと使われるようになるのなら、今の時点で仮想通貨について知っておいてもソンはない。

仮想通貨オモロー!

あさよるが仮想通貨について最初に人から教わったとき、その概念や思想が面白くってたまりませんでした。金本位制経済であり、金を採掘する(マイニングする)ことで世界の富は増えてゆき、あるときに採掘し尽くしてしまう。

「投げ銭」の手段としての仮想通貨の必要性を紹介しましたが、SNSでは「いいね」で称賛を送れます。しかし、「いいね」と仮想通貨の決定的な違いは、「いいね」はいくらでもできるけど、仮想通貨は自分が持っているだけの価値分しか贈れないことです。そう、上限があるから、仮想通貨は貴重で、価値を持ちます。「いいね」をクリックするのはタダだし、価値が生まれないのです。

仮想通貨・暗号通貨について考えるとき、まずは「通貨とは何か」を考えなければなりません。株券は通貨なのか? Tポイントは? SUICAは? Amazonポイントは? 中央銀行がなくても通貨になるの? 国家が発行しなくても通貨なの? あるいは、国家がなくなったらその国家の発行する通貨はどうなるの?

グローバルに世界が混ざり合う時代に、国家が発行する通貨は不便なものになるのかもしれません。日本の都市部で生活していると、至る所にコンビニATMがあるし、円を現金でやりとりするのも簡単です。しかし、ワールドワイドな規模で見ると、日本のような環境は特殊でしょう。そもそも日本でも、地域や職業によって通貨を分けたら良いのではないかという話があるそうです。地域や産業による経済格差を減らすためです。どうも「国家が一種類の通貨を発行する」と常識で思い込んでしまっていますが、このやり方は必ずしも効率的ではないようです。

また仮想通貨は「暗号」の技術であるのですから、国家も、テロリストでも、誰も情報を改ざんできません。国にとって不都合な情報が記された書物も焚書できないし、テロリストたちが世界の富を盗み出すこともできません。グローバルな時代の価値を守る手段としての暗号なのです。

仮想通貨・暗号通貨が話題になる今、そもそもの「通貨とは」「価値とは」をじっくり考えるに格好の時代なのかもしれません。ついでに、中学の数学の復習もしつつ(;’∀’)

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『はじめての人のための3000円投資生活』|手堅い貯蓄の増やし方

こんにちは。お小遣いを増やしたい あさよるです。自分の書いた過去記事を見返しますと、「お金」に関する本に対してかなり半信半疑で、「投資」なんてもの信用ならないと恐れている節があります。そんな中、『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』を読んで、ローリスクで投資できることも知り、「趣味の範囲で遊んでみるのも面白いかも」なんて思い始めました。また「ローンは一日でも早く返済すべき」と思い込んでいましたが、銀行の金利が少ないんだから、焦らなくていい(場合がある)という発想をしたことがありませんでしたが、納得。あさよるこそ「現金信者」だったのだなぁと目からうろこです。

で、本書『はじめての人のための3000円投資生活』は、月々3000円ずつ投資してみない?3000円なら怖くないでしょ?という提案です。投資って、ハイリスクハイリターンとは限らないんです。

ネットで毎月3000円の投資信託を

本書『3000円投資生活』は、ネットで投資信託を毎月3000円分買いましょうというもの。種類がたくさんあるので「バランス型の投資信託」にしましょう。以上解散。

投資信託とは、「投資家から集めたお金(ファンド)を投資のプロであるファンドマネージャーが運用し、その成果に応じて収益を投資家に分配する」というものです。
そして「バランス型の投資信託」とは、日本の株式や債券、外国(先進国から新興国まで)の株式や債券などが、その名の通り、バランスよくパッケージされた商品であり、これを一つ買うだけで、複数の対象に投資することができます。

一口に「バランス型の投資信託」といっても、やはりたくさんの商品がありますが、私が特におすすめしたいのは、

「世界経済インデックスファンド」(三井住友トラスト・アセットマネジメント)

p.59-60

なんかファンドマネージャーっていう人が、集めたお金を運用して、その成果を配分してくれるらしい。これは自分一人で株価をチェックして運用するより楽だし、たくさんの銘柄を扱うから、大きな損も少ないらしい。イチオシは「世界経済インデックスファンド」(三井住友トラスト・アセットマネジメント)で、次にオススメが「eMAXIS バランス 8資産均等型」(三菱UFJ国際投信)。

このやり方は大きなリスクもない代わりに、利益も小さい手堅いやり方です。銀行に貯金しても金利も安く増えも減りもしないお金ですが、投資すると少ないながらも増えるという考え方。慣れてきたら、月々の投資金額を増やしても構いません。

お金がたまる体質に?

本書の面白い指摘は、投資を始めることでお金に関心が生まれ、結果的に浪費が減る人がいるということです。先に述べた通り、本書ではローリスクローリターンな投資を勧めていますから、リターン以上にお金を使っているとお金は増えません。まずはやはり「浪費を減らす」「家計を見直す」という、こちらも手堅い手段が必要です。生命保険のプランは適当か。通信料金は高すぎないか?などなど。同著者の『貯金・節約のすすめ』も併せてどうぞ。

また「投資」と呼ばれてるけれども、リターンが期待しにくい投資も紹介されています。例えば、不動産経営は成功する人はかなり少なく、空室が出ると精神的にもつらい。また、外貨預金は恐ろしいモノだそうで、くれぐれもオススメさえれていませんでした。

手堅くいきましょう

本書『3000円投資生活』はあくまで〈初心者のための〉入門書です。投資で利益を上げている人や、スリリングな投資を楽しんでいる人には向きません。なんてったって「手堅くいきましょう」というものだから。

本書は3000円という「お小遣い」「趣味のお金」の範囲内で始められるのも、手堅く初心者向きだと思います。もし失敗しても趣味のお金だし、プラスが出ると儲けもんだし。一応、楽天銀行の口座は作ったんですよ。3000円ならものすごくやってみたい!

今回生まれたソボクなギモンは、仮想通貨の値上がりが話題になっていましたが、仮想通貨を持つのも「外貨預金」になるんでしょうか。ということは、かなりハイリスクな分野ってこと!?

関連本

『心も生活も整理されて輝く!貯金・節約のすすめ』/横山光昭

『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』/山崎元,大橋弘祐

『その節約はキケンです――お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか』/風呂内亜矢

『お父さんが教える 13歳からの金融入門』/デヴィッド・ビアンキ

『お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方』/午堂登紀雄

『勝間式 超ロジカル家事』/勝間和代

『この世でいちばん大事な「カネ」の話』/西原理恵子

 

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『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』|銀行より確実な預け場所?

こんにちは。お金を貯めたい あさよるです。先月、先々月もお金使い過ぎだったので、今月は絞っていきましょう……。あさよるは以前に「お金を増やしたい!」と思い立ちw、そのためには先立つお金が必要だと、お小遣いから少しずつ、2年くらいかけて目標額10万円を貯めました。そろそろ目標達成しそうなので、これをどうしようか?と、考えるだけでグフフと一人毛布にくるまって夢が膨らんでいました(ちなみに2年かけて10万円って、ほんとに子どもの小遣いくらいw)。

ということで、いろんな意味で全くお金に無頓着だった あさよるですが、お小遣いの良い使い道はないもんかと、Amazonで人気だった『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』という、あさよるの心の声がタイトルになった本を読み始めました。

本書は経済評論家の山崎元先生に、お金の増やし方の初歩の初歩を教わる内容です。多くの方も、想定される読者にあてはまるのではなかろうか。

お金を〈持っておく〉にも頭を使う?

本書は著者の大橋弘祐さんと山崎元さんの会話形式で話が進んでゆきます。

大橋弘祐さんは、昨年転職し、前の会社の退職金の500万円の貯金があります。誰しも明日はどうなるかわかりませんし、アベノミクスでインフレが起これば貯金の価値が減るでしょう。、大橋さんはこの500万円をどう使うのが賢い使い方なのでしょうか。どうやら「運用するのがいい」って聞いたけど、素人には「運用」って恐ろしいですよね。

そこで、経済評論家の山崎元先生に教えを乞いにやってきた大橋さん。山崎先生の淡々とちょっぴり辛口トークに巻き込まれつつ、少しずつお金の運用を始めるみたいです。というのが、本書のあらすじ。

本書では、貯金500万円、年収600万円、独身、アラフォー、男性がモデルとして扱われています。

お金を安全に持っておくには?

さて、お金ってないと困りますが、あったらあったで「どうやって持っておくか」を考えないといけません。本書では、倒産するかもしれない銀行に預けるよりも、国債を買おうと提案されます。なんでも、銀行が潰れるのと、国が潰れるのだったら、銀行の方が先に潰れるでしょ、と。言われてみればその通り。

ただし、国債も戦争や革命など、国がなくなってしまうと、国債も帰ってきません。そうなる頃には、銀行もそれどころではないでしょうし、国債の方が安全なのやも。

ちょっとリスク……って〈リスクの考え方〉とは

国債を買った大橋さんは、さらにちょっとリスクを負って投資信託を買うことにしました。しかし、投資信託と聞いてアヤシイんじゃないかと心配する大橋さんに、山崎先生が説明します。まず「株」と聞くと素人が思い浮かべるのはトレーディングという、かなり素人がやらないニッチなゲームです。素人がやるのは投資信託だけ。それ以外はやらない。投資信託とは、株の詰め合わせみたいなもの。実際に運用するのは投資運用会社なので、自分は証券会社や銀行にお金を渡すだけです。

で、プロが運用する投資信託も、先が読めません。だから、手数料が安いものを選びましょう。とのこと。金融商品は上がるか下がるか誰にも分かりません。リスクというのは減るかもしれないし、増えるかもしれないということです。賢い人たちはリスクを計算して「投資」を選んでいるんです。宝くじや競馬は胴元の取り分が決まっていますから、割に合わない賭けです。

家を買うのは投資にならない?

家を買うのも資産にするのは難しそうです。ローンを組んでまで買う価値があるのか考えて決めなければなりません。これから人口が減少していくので、住宅の需要は減ってゆくだろうし、老朽化したマンションは価値が残りにくい。買うときも売るときも不動産屋に手数料を払わないといけないし、借家にしてもトラブルがあるかもしれない。

どうしても家が欲しいと言う大橋さんは、山崎先生から、もし家を買うなら、通勤時間が短い場所の戸建てで、ローンは繰り上げ返済するよう指導されていました。

生命保険に入るのは?

ここでは、生命保険は入らなくてよろしいというお話。大橋さんは独身ですし、病気に備えるなら保険金を払うより自分で貯金しておきましょうとのこと。ちなみに、自分の死後、貯金がなくて家族が路頭に迷う人は、掛け捨てで家族1人につき1000万円程度が下りる保険が良いでしょうとのこと。厚生年金に加入していれば、遺族年金がもらえます。

結婚って得なの?

まず、山崎先生曰く、独り暮らしより誰かと同居する方が家賃や食費などがお得になります。しかし、結婚となると……収入の多いパートナーがおススメ。そうでない場合は負債になります。また、相手の浮気のせいで離婚しても、相手が子どもを引き取ったら養育費を渡さないといけません。もちろん、男女同じです。パートナー選びは大事! ってことでw

やってみなけりゃわかんない!?

あさよるは一応、本で読んだことは一度はやってみるようにしているのです。もちろん今回も……と、あさよるはそもそもの貯蓄額がモデルケースより遥かに少ない気がするのですが……試しに国債を買ってみるのも面白いかなぁなんて。もし、何かしらか何かしたら、追記しますw

働こう……っ!

本書の終盤、大橋さんと山崎先生のこんなやりとりが収録されています。

「先生! 最後にお金を運用する上で一番大切なことを教えてください」

「ちゃんと働くことだね (中略)

労働だって立派な投資だよ。『人的資本』っていって、その人が生涯どれくらい稼ぐかを予測して、現在価値に換算する考え方があるんだけど、生涯年収が3億円と予測される健康な若者だったら、人的資本は1億円以上はあるわけ (中略)

どんな大企業だって、いつリストラされるかわからないし、その会社がなくなるかもしれない。だから、自分の能力を高めて、他の企業でもやっていけるスキルを身につけておくことは、お金を運用すること以上に大切 (中略)

働く気力とスキルさえあれば、たいていのことはなんとかなっきゃう。そういう意味でも、これからの時代、どんな状況になっても働く術を持っていることは最強の保険になる

p233-235

本書では今あるお金をどこに置いておくか、どうやって増やすかの話でしたが、自分が〈働く〉というのも、自分の資本を活かすことなんですね。この本を読みながらあぶく銭が溢れかえる様子を想像しニマニマしていたのですが、ハッと現実に戻るやりとりでした。

本書でモデルケースになっているアラフォー世代も、それ以外のせいだいも、まずはやっぱり働くことがお金を増やすことで、そのお金を「上手に持っておく方法」も同時に少しずつ学んでいくのが良さそうですね。いずれにせよ、かなり気の長い話のようなので、ぼちぼちやってみましょう。

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『「仮想通貨」の衝撃』|もうみんな使っている仮想通貨って何?

こんにちは。ビットコインが欲しい あさよるです。いや、目的がないんですけど、なんか話題になってると欲しくなるんですよね~w そして「仮想通貨」の話ってあちこちで見聞きしますが、そもそも「仮想通貨」ってなんののよ!?と本書『「仮想通貨」の衝撃』を手に取りました。

まず、〈通貨〉そのものがヴァーチャルなものだと改めて説明され衝撃w そして、すでに我々は「仮想通貨」を使いまくっている事実にも衝撃w  「仮想通貨」を考えるとき、通貨についてだけでなく、社会全体、世界全体の歴史まで視野に入れて考えてゆく様子は、読んでいるだけでワクワクしました。

通貨って、そもそもヴァーチャル!

あさよるはビットコインとか、近年話題になる仮想通貨の話題を扱った本だと思ってページを開いたので、出だしから予想外の内容でした。それは、我々はすでに仮想通貨を使っているし、通貨とはそもそもがヴァーチャルな存在だということを、改めて説明されたからです。あさよるも、Amazonギフト券をもらうこともあるし、人にAmazonギフト券をプレゼントすることもある。一昔前なら、図書券やビール券やデパートの金券をもらったりあげたりしていた。これら仮想通貨で、ある特定の枠の中でお金を同じように使えます。

本書ではFacebookのポイントが例に挙げられていました。Facebookはユーザーの個人情報から顔写真まで集めた上に、仮想通貨まで持っている。この仮想通貨が通常の通貨と違うところは、ユーザーからユーザーへ渡すことができないこと。すでに世界で数億人が使っている仮想通貨です。著書は長らくFacebookを使っていなかったけれども、どうしてもFacebookに登録しないとプレイできないゲームがあったため、やむなくユーザーになったとのこと。

そう、このゲームの世界で仮想通貨は大活躍しています。不思議なことに、ゲームの世界では砂漠のモンスターも通貨を持っていて、やっつけると通貨と薬を落として行ったりします。プレイヤーはゲーム内の仮想通貨を集めてゆくことで、ゲームの世界に熱中してゆくのです。面白いのは、何もお金をプレイヤーに与えなくてもゲーム自体は成立するところです。“どんどんお金が溜まってゆく”“報酬が増えてゆく”ことに夢中になってゆくのです。

金券やお買い物ポイント、ゲーム内の通貨など、すでに我々は仮想通貨を使っています。

そして、そもそも「お金」というのはヴァーチャルなものです。そう、お金ってただの金属の塊や紙切れなんです。そこに「価値」を見出しているのは、ヴァーチャルな価値であって、マテリアルそのものではありません。通貨とは、そもそもがヴァーチャルなのです。

単一通貨がいいの?複数の通貨がいいの?

通貨の種類はたくさんあります。日本では円が採用されています。世界で流通する通貨は、一つに統一した方が良いのか、それとも多様性がある方が良いのでしょうか。

世界では統一通貨の方がメリットが大きいと考えており、通貨の統一が試みられていました。その結果生まれたのが「ユーロ」です。通貨を両替する手続きや交渉の手間が省けます。ユーロも最初の三年間はヴァーチャルな、まるでゲームの通貨のような存在でした。実際に紙幣が作られ始めたのは3年後からでした。世界最先端の通貨なんですね。

一方で、複数の通貨が流通するメリットもあります。ある国はインフレが必要で、ある国ではデフレが必要なとき、通貨が違っていれば、それぞれの都合に合わせて流通する通貨の量を調節できます。これが統一通貨だと、どうしようもありません。

すでに仮想通貨を使っている?

ビットコインのような現在話題になる仮想通貨の話を期待してページをめくり始めましたが、我々はすでに仮想通貨を使っているという事実を知りました。

しかも、仮想通貨はとても身近です。

通貨は、他者とお金と物やサービスと“交換”したときに、表に現れ課税対象になります。家の中に宝石が転がっていても課税されませんが、それを交換すると税がかかります。お金が動くと政府はそれを見つけます。しかし、仮想通貨は見つけにくい、あるいは見つけられません。通貨が統一される方がいいのか、複数存在する方がいいのかは微妙なところです。不思議なことに、ゲームコインはインフレを起こすことはあっても、デフレはほぼ起こらない。通貨と仮想通貨の間で、認識が違っているのでしょうか?

また、所持する通貨は増えていくと嬉しい。だから、ゲームでもどんどんお金を溜めてゆくのが気持ちよくって、もっとゲームがしたくなる。通貨って不思議なもので、その価値を集めることは何ともヒトにとって快感なようです。単に、「なんでも買える」「なんでもできる」から欲しいワケじゃないらしい。

仮想通貨がリアル世界に流れ込んでくるとき、世界に変化が起こるでしょう。Facebookのポイントも、他人と交換できる機能が加われば大きく変わるのかもしれません。一方で、現実の通貨と、仮想通貨では人々の扱いもちょっと違うっぽい?

「通貨とは何か」「仮想通貨とは何か」をじっくりと考えながら、バーチャルとリアルの関わりが面白い本でした。

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『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』|人間100年の時代、求められるものは?

こんにちは。YouTubeで音楽を聞き始めて、抜け出せない あさよるです。エレファントカシマシの『RAINBOW』って曲が超カッコよくてですねぇ。

エレカシのCDずっと聞いているのですが、今年はエレカシデビュー30周年で、日本全国回るライブも始まるようでして……あさよるも一回行きたいなぁと狙っています。

エレカシのメンバーはもう50歳と言うことで、いやぁ、あさよるも歳を取るはずだなぁなんて思いつつ、みなさんとても50歳には見えなくって、若々しくてかっこいいっす。

「年齢に見えない」ってのは特別な人だけではなく、街中のおっちゃんおばちゃんたちも若い人が多いですよね。とても「お年寄り」とは呼べないような風貌の方もたくさんいますし、みなさんオシャレだし、なにより気持ちがめっちゃ若い。もう三十代半ばに差し掛かろうかという あさよるでさえ「若者」な気になってしまうという不思議。

「いつまでも若くいたい」という願いだけでなく、「若くいなければ」という空気感が、「年老いてゆく自分」を受け入れられずに

『「若作りうつ」社会』|いつまでも「愛され」「モテ」でいたい

話は戻って、さっきのエレファントカシマシの『RAINBOW』は、光陰矢の如し。過ぎ去る時間は早く、気づけば足元が崩れ落ちそうな切迫感や、どうしようもなさにドキドキしてしまった。あさよるも以前、そんな世界で生きていた気がするけれども、すっかりのんびりダラーンと毎日を生きている・・・(・ω・`)

「人間100年」の時代を見すえて

前置きが長いですが、今回読んだ『LIFE SHIFT』は人生100年の時代が到来しようとしている今、考えておくべき事柄です。

「人間五十年」と「敦盛」を織田信長は愛したとかどうとか言いますが、敦盛の倍も生きることが、ポピュラーな時代になる?たしかに、団塊の世代はもう70代に差し掛かり、年齢的には「老人」かと思いきや、彼らはまだ自分たちを「老人」とは考えていないと言います。100まで生きると考えると、確かにまだ先は長い。

『LIFE SHIFT』では、人生100年の時代を見据え、ケーススタディを交えながら新しい時代の人生を考えます。

生き方、働き方、家族の形

寿命が伸びると、時間が増えます。時間が増えると、その分の生活費が必要になります。生活費を工面するためには、働かないといけません。

これまでの人生は、「教育→仕事→引退」と3つのステージしかありませんでしたが、今後は人生のステージが多様化が予想されます。単純に「仕事」のステージを長くなるでしょうし、また「教育」も卒業すれば終わりではなく、キャリアアップが重要にもなるでしょう。

また、大いなる時間をどうすごすのか。趣味の時間や、余暇の時間が増えると……何がこるのでしょうか。

そして、家族の形。一生同じパートナーと結婚生活を続ける人は今よりも少なくなるのかもしれません。30歳で結婚しても、100歳まで生きたら70年も連れ添うことになりますからね……途中で婚姻関係を破棄するカップルも増えるんじゃないのかなぁ。

人生が長くなると、子育ての様子も変わるのかもしれません。夫婦の形が変わるのですから、パートナーとの結びつきよりも、血縁の繋がりが強くなるのかも。この辺は『LIFE SHIFT』はアメリカの本ですから、そもそも日本の「家族」とは違うのではないか?と想像します。

モデルのいない最初の世代

我々は生まれ年が10年ごとに、2年ずつ寿命が伸びていると言います。あさよるよりも、10歳年下の人は2歳、20歳年下の人は4歳、30歳年下の人は6歳、長く生きられる可能性が高い。

これまで、100歳まで生きる人は稀でした。ですから、とてもめでたいものとして祝われてきました。しかし、生まれた人の半数が100年以上生きる時代が来れば、100歳は当たり前の時代になります。現在はまだ100歳の人は珍しいですね。しかし、80代90代で健康で活発な人はたくさんいますから、今後1世紀以上生きる人は増えるでしょう。

問題があるとすれば、今の私たちは「100歳の人がたくさんいる社会」を知らないことです。何が起こるのか。どんな価値観や思想の元、我々は生きるのでしょうか。

たぶん「寿命が延びている」というのは事実でしょう。それにより、これまでの人生のモデル、社会のモデルが通用しなくなっています。「高齢化社会」に伴う問題がまさにそうですね。

本来、多くの人が長生きできるのはヒジョーにヒジョーに喜ぶべきもので、人類登場以来の悲願で有り続けたことでしょう。その喜ぶべき事柄をきちんと喜びのままに成就できる用意、できていますか?

求められるモノも変わってゆく

人生100年時代は、求められるモノやサービスも変化するでしょう。今まで以上に求められる業種もあるでしょうし、全く新しいビジネスモデルも登場するでしょう。なんてたって「今までとは違う社会」がやって来ようとしているのです。

一体、自分は何歳まで生きるのか?そのためになにをすべきなのか?

そして、長寿の社会で、どんな仕事をすべきだろうか?何が求められているんだろうか?

ぼんやり考える材料に『LIFE SHIFT』はなりました。結構分厚目の本なんですよ。けども、読みやすい内容でした。

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『お父さんが教える 13歳からの金融入門』|お金、投資、株式市場

こんにちは。「おカネの話」に疎いあさよるです。

必ず必要なものなのに、正直「考えるのも面倒くさい」って思ってるのかなぁ~(;’∀’)(;’∀’)

パパからの「おカネ」の授業

『13歳からの金融入門』は、アメリカ人のパパが息子にお金・金融に関する物事を教える内容です。

生まれるにもおカネがかかる。死んでもおカネがかかる。おカネはなくてはならないものです。

まずは「おカネ」の話から。世界の通貨や為替の話から始まります。

通貨も、従来の紙幣やコインだけでなく、電子マネーも普及しています。

そしておカネを稼ぐ方法。「固定報酬」「時給」「年収」「手数料」「成功報酬」「会社を売る」、それらを組みわせる。「コンサルティング料金」「チップ/サービス料」、「モノを交換する」。

おカネの稼ぎ方だけでも、方法はたくさんある!

……この話だけでも結構ボリューミーだと思うのですが、これら、最初のたった1章だけでサラッと語られるのみなんです。こんな濃度で全16章。

子ども向けですが、かなり濃密な一冊です。

アメリカのお金事情はちと違う!?

アメリカの金融事情を紹介するものなので、日本とは違った部分もあります。

その都度、「日本では〇〇だよ」って追加されているので、引っかかりなく読み通せます。

さり気ない補足なのですが、これがないとチンプンカンプンかもしれません(;´∀`)

こんなレクチャー、受けたかった!

『金持ち父さん貧乏父さん』も、大人が子どもたちにおカネの稼ぎ方、使い方を教える内容でした。

その中で、「働いてお金を稼ぐのではなく、お金に働かせる」「そしてお金を増やす」という考え方がありました。

おカネは働らいて増やし、使って減らすものだと思い込んでいた あさよるとしましては、非常に心に響いたわけです。

本書『13歳からの金融入門』も、おカネを増やすための基礎知識が集まっています。

まずは、おカネってなんだ?って話から始まり、為替、金利や借金、株取引、企業分析と、幅広く扱います。

どんな職業に就こうとも、どんな生き方をしようとも、必ず必要な知識です。

もちろん子ども向けのものですから、それらのエッセンス集なのですが、無知なあさよるには刺激的でした。

ああ!こんなレクチャーを受けたかった!

そして今回、『13歳からの金融入門』に出合ってよかった^^

『金持ち父さん貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』

子どもに話して聞かせるために^^

さて、『13歳からの金融入門』というタイトルですが、13歳の中学生にこの本を与えても、読みこなすのは難しいんじゃないかな?と思います。

少なくとも、13歳の頃の あさよるは読めませんでしたw

「お父さんが教える」とあるように、大人が本書を読み込んで、それを話して聞かせるのが自然なのかな?と思います。

話は筋道立てて話さないといけませんから、こうやってキチンとまとめられた書籍は参考になります。

あさよる的には、この本を片手に会話しながら、時折本書を参照するような雑談スタイルがいいのかな?なんて想像します。

学校では、ここまでつっこんだおカネの話は教わりません。自習の範囲ですが、大人が正しく導きながら教授する内容でしょう。

おカネの話はタブーになりがちです。だからこそ、家庭内でこんな時間、いいですよね。

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『金持ち父さん貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』

自宅の書棚にずーっと並んでいた

『金持ち父さん貧乏父さん』が日本で出版されたのは2000年のこと。その後、ベストセラーでどこの本屋でも平積みしてあった様子を覚えています。

我が家にも、家族が購入してきた『金持ち父さん貧乏父さん』がずーっと本棚に並んでおります。

(当時、高校生だったあさよるにも「読みなさい」と手渡された記憶も……w)

2013年、加筆された改訂版が登場!

2013年、著書により加筆がなされた改定版が登場しました。

オリジナル版が発表されてから13年。その間にサブプライムローン問題や、リーマン・ショックや、なんやかんや。目まぐるしく変化が押し寄せました。

ちなみに、今回あさよるが読んだのは、旧版となった『金持ち父さん貧乏父さんに』です…(^_^;)>

(↓この、おなじみのジャケット版)

同じ「お金」も使い方で

少年時代の著者の体験を交えながら、お金の「使い方」を学んでゆく内容です。

著者ロバート・キヨサキさんの父親は、高学歴で高収入だけれでも、いつも支払いに追われる“貧乏父さん”。そして、友人の父親は、自分自身があくせくと働くことよりも「お金に働かせる」という“金持ち父さん”。

貧乏父さんも優秀な人なのですが、保守的です。投資や資産運用には否定的。お給料が入ってくると、そのままローンやカードの「負債」の返済に追われます。

一方、金持ち父さんは、お金によって資産を増やします。資産がお金を生み、そのお金を得るのです。

著者は、実父・貧乏父さんの教えと、友人の父・金持ち父さん。相反する考えの“父さん”から教育を受けます。どちらも尊敬すべき人物ではあるのですが。

「一億総中流」ならまだしも……

金持ち父さんはもちろん、貧乏父さんも、高学歴で高収入。国のために働く優秀な人です。

その人物を捕まえて「貧乏父さん」と称されてしまうと……トホホな人もいますよね…。はい、あさよるのことです…(ヽ´ω`)

要は、すでにそれなりの収入や肩書のある人が、どんな振る舞いをすべきなのかというです。

うーん、日本が「一億総中流」と呼ばれていた時代ならいざしらず、現在、これに当てはまる人は、とっても特別な人かも…。

貧乏父さんには、面白くないお話

貧乏父さんは、せっせと真面目に堂々し、収入を得て、住宅を買い、生活費を支出し、稼いだお給料はそっくりなくなってしまいます。それでも、「住宅」という「資産」を得たことは、良いことだと考えています。

しかし、金持ち父さんは、住宅を「負債」だと考えます。負債を背負ってはいけないと子どもたちに説きます。

これは一例です。現在も貧乏父さん的思想や、価値観を持っている人は日本にはたくさんいるでしょう。

真面目にせっせと労働して賃金を稼ぐよりも、お金を動かし、お金を働かせてお金を稼ぐことが良いことだと、金持ち父さんは言います。

きっと、現・貧乏父さんにとっては、面白くない話でしょう。だからこそ、「金持ち父さんになろうよ!」と著者は訴えているのでしょう。金持ち父さんなら、貧乏父さんの価値観を突きつけられても平気でしょうから。

自分が貧乏父さんだと思うなら

我こそは貧乏父さんだぃ!と思うならば、一度お目を通して見てください。

旧版をお読みになられた方も、加筆部分もあるので、再読をば(あさよるも、そのうち読みますw)。

あさよるは、金持ち父さんはもちろん、貧乏父さんにも当てはまらないと感じました(´;ω;`) ですが、お金って、お金を「払う」以外にも、お金を「働かす」、お金を「増やす」という方法があることに、改めて気付かされました。

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