会社経営

『レバレッジ・シンキング』|楽して大きな成果を手に入れろ

『レバレッジ・シンキング』挿絵イラスト

こんにちは。「怠けるための努力は惜しまない」がモットーの あさよるです。これを言うと、冗談だと思って笑う人か、同意してくれる人か、「それはおかしい」と反論する人の3つに分かれます。最後の「それはおかしい」というのは「楽をしたいという発想は良くない」という点からだいたい話はスタートします。

あさよるは平気で「楽をしたい」「辛いことはしない」と言っちゃう人なので、ちょいちょい怒られます。「露悪趣味」と言われることもあります(;’∀’)

今日読んだ『レバレッジ・シンキング』は、内容の捉え方によっちゃあ、あさよるのように反感を買いそうなことを、きちんと言語化することで、「なぜ仕事を能率化すると良いのか」「そのためにはなにをすべきか」と説明がなされていますから、「露悪」的では全くありません。

時間が余っている人なんていません。みんな時間が足りない中で、より自分にとって良い時間や環境を手に入れるため「てこの原理」を使って、大きな力で動かしましょう。

小さな力で大きな仕事を!〈てこの原理〉で動かせ

『レバレッジ・シンキング』挿絵イラスト

「レバレッジ」とは「てこ(lever)の作用」……つまり「てこの原理」を指す英語です。経済においては投資をして、少ない力で大きな結果を得る活動を指す言葉だそうです。本書『レバレッジ・シンキング』では会社員が、自分が使える時間の中から、最小の力で最大の結果を得るための習慣が紹介されています。

本書のキーになる言葉は「Doing more whit less」――「少ない労力と時間で大きな成果を獲得する」と日本語に訳されています。頭文字を取って「DMWL」の考え方として度々本書に登場します。

「投資をする」といっても、お金のかかることばかりが投資ではありません。本書では、会社員は日々の業務に追われて勉強をする時間――つまり自分への投資の時間が極端に少ないと紹介されています。具体的には、勉強時間は平均一日10分くらいなんだそうです(2001年、総務省統計局)。勉強する間もないくらい日々の業務に忙殺されている人が多い結果なのですが、このデータを逆手に取れば、「勉強習慣を持つだけで独り勝ち状態になる」ということでもあります。チャンスと考える人も少なくないのではないでしょうか。

先の統計を「学習・研究」「スポーツ」「交際・つきあい」の3項目を集めても、40分に満たなないそうです。また、ベストセラーのビジネス書ですら、読んでいるのは労働人口の0.4%と計算されていました。圧倒的にインプット量が足りていないのがわかります。

日本のホワイトカラーの働き方が生産性が低いと言われているのは、どうやらこの時間の使い方に理由があるのではないかとしているのが本書『レバレッジ・シンキング』の主張です。スポーツ選手は、試合時間とトレーニングに費やす時間の比は1:4くらいだそうです。スポーツ選手並みとはいかなくとも、トレーニング時間を増やす活動が、激動の時代だからこそ求められているのでしょう。

怠けるための努力は惜しまない

あさよるのモットーは「怠けるための努力は惜しまない」でした。意味は似ているけれども、「レバレッジ・シンキング」の方が言い方がカッコいいですね。

あさよるは「突然自分がいなくなっても他の人が勝手に引き継いでくれる仕事」が好きです。だからそうなるように、仕事のルーティンをマニュアル化するのも好き。だって、いつでも他人が引き継げるくらい、半自動的に仕事が進んでいく仕組みを作っておいた方が、自分自身も楽ちんですからね。

本書では「習慣化」も大きな力になると紹介されています。例えば「これから毎日2時間勉強しよう」と思っても、実際にそれを実現するのはとても大変です。だけど、毎日2時間勉強することが習慣になっている人にとっては、お風呂に入ったりパジャマに着替えたりするくらい当たり前の日課としてできるんですよね。この「習慣づけ」も自分への投資の一つです。

あさよるは今読書ブログなんてやってますが、ブログを始めた動機の中に「読書習慣を継続させたい」という願望がありました。元々、子ども時代から読書はしていたのですが、社会人になって忙しさから本を読む習慣がなくなっていました。そして、習慣って一度なくすと、取り戻すのが大変なんですよね(;’∀’)

読書って、必要な時に必要な書物にあたれらたいいんだけど、困ったときほど冷静に自分に必要な知識・資料を探すのはとても難しいことだろうと思います。だから、困っていないときから「下調べしておく習慣」と「読書する習慣」って大事だと思っています。

また、学習習慣を維持するために、資格試験を受験し続けたり、大学に在籍したり、院生になる人もいますね。みなさん、「勉強しなければならない状況」をあえて作ってるんじゃないのかなぁと思います。

誰も時間がない

「時間がない」というのはみんな同じです。子どもだって、暇を持て余せれる時期なんて知れているんじゃないでしょうか。

本書では「残りの時間で○○する」のではなく、目的があるなら最初にその時間を切り分けるべきだと紹介されています。それは、「余ったお金を貯金する」だといつまで経っても貯金が増えないから、「毎月○万円貯金する」と決め、最初に貯金分を別の口座に分けて振り込むのと同じです。

もし「○○しよう」と思っているなら、それは「時間ができたらしよう」だと一生そんな時間はやってこないでしょう。そうじゃなく、具体的に「△時~※時は○○をする」と時間を最初に確保すべきです。

そして、できれば朝一の一日の一番良い時間帯を、自分のために使うのが良いでしょう。

「朝、シャワーを浴びながら本を読む」と紹介されていて「それは良い時間だなぁ」と憧れました。こんな風に「○○しながら××する」と、同時に複数のことができるか考えても良いですね。本書ではジョギングしながら音声データを聞くという話がありました。あさよるの知人でも、オーディオブックで読書(読み聞かせですね)をする人がいます。

通勤時間とか、なんとなく時間を過ごしちゃってるのはもったいないですね。もっと能動的に、どの時間をどう使うのか、自分の意志が通った時間の使い方ができると有意義だろうと思いました。

「遊ぶ」もインプットになる

本書を読んで深刻だなぁと思ったのは、先に紹介した「学習・研究」「スポーツ」「交際・つきあい」の3項目を集めても、40分に満たなないというデータでした。

インプットというのは、何も机にかじりついてガリ勉することだけじゃなく、人との関わりの中でや、スポーツや、遊びの範囲の中から学ぶこともたくさんあります。というか、遊びだって真剣にやれば、とても刺激的です。「その時間がない(時間を設けていない)」というのは、とても大変です。

と言いつつ、あさよるも、なんとな~くダラダラ~っと過ごしてしまう時間がたくさんあります。そして夜になって「あれができなかった……」「連休なのになにもできなかった……」と落ち込むこともたくさんあります(;’∀’)

時間って、能動的に使わない限り、いくらあっても足りないものなんですね。そして、ただ「1時間頑張ったら1時間分の成果が上がる」だけじゃなく、てこの原理を使って「1時間頑張ったら8時間分の成果が上がる」になりたいと思いました。

ブログ書く時間は確保しなきゃなので、それ以外の時間を調整します(^^)>

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『年収150万円で僕らは自由に生きていく』|「少ないお金でもなんとかなる」に

こんにちは。自分でブログをはじめて、他の人のブログも読むようになった あさよるです。

イケダハヤトさんのブログもちょこちょこっと拝読し、「この人はどんな人なのかなぁ」と気になり、著書を手に取りました。

貧しい社会で、幸せに生きる

イケハヤさんの本を読んでまず気づいたのは、“今後、今よりも貧しい社会がやってくる”“我々はその社会で生きる”という前提であるということです。

著者は1986年生まれのアラサー世代・ゆとり世代です。著者と同じ世代の方なら、同じ世界観を持ってらっしゃるのではないかと思います。

というのも、この世代は、物心ついた頃にはバブルは既に崩壊しており、不況の時代しか知らない世代です。「少子高齢化」も「年金問題」も既に取りざたされていました。もっと言えば「環境問題」や「エネルギー問題」など、今に通ずる問題を、すでに抱えていた時代です。

イケハヤさんの語る世界観は、夢も希望もない話にも聞こえます。しかし、現にそういう時代を生きているのですから……ね(´・ω・`)

砕けた口調で真面目な話のミスマッチ?

ということで、本書『年収150万円で僕らは自由に生きていく』で扱われている内容って、非常に真面目なお話です。

今後、今よりも貧しい社会が訪れることは予見できます。もちろん、景気回復を切に望みますが、楽観的にばかりなっておれません。来るべき時に備えて、用意しておくべきです。

来るべき時代とは、貧困の時代と言えば良いのでしょうか。その社会では、教育や福祉、医療や治安など、今と同じようにはいかなでしょう。

と、とても本質的で真面目な話なんですね。

しかし、砕けた文体で“今”のわたしたちが共感できる、親しみのあるネット社会や文化に触れながらページが進みます。

扱っている内容は固くて真面目な話なのに、砕けた文体でライトな喩えを用いている点に、読みにくさを感じる人もいるかもしれません。反対に、親しみを感じるのか、極端な気がします。

アラサーゆとり世代のリアル

「お金がない」という前提で生きる世代。どのように生き延びるのか。

お金がないなら知恵や人力を使うしかありません。

お金があった時代というのは、人間関係や手間や暇を、お金で解決できた時代と言えます。煩わしい家族や親戚との付き合いをやめ、面倒な地域社会との関わりを絶ってしまっても、お金があればやっていける。

しかし、貧しい社会というのは、親類縁者との関わりがないと生きれないかもしれません。地域社会で助け合わねば生活が成り立たないのかもしれません。

「わずらわしい」「面倒だ」と避けてきた人間関係に、我々は今後直面するのでしょう。

また、「働き方」「お金の稼ぎ方」も従来通りにはいかないでしょう。社会の仕組みそのものが変わってしまうだろう、ということですね。

お金がないなら知恵が必要

社会が貧しくなるというのは、どういうことが起こるのでしょう。あさよるは予想できません。

しかし、今のように医療や福祉サービスを利用するのは難しいのではないか。
今と同じように治安が良いままとは思えない。
今と同じように、食べ物があって当然、上下水道が完備されていて当然ではなくなるのではないか。
災害時、すぐに救援がやってくるのは、国が豊かであることが前提じゃないだろうか…?

最悪、サバイバルするように、生きる瞬間もあるのではないか。

その時、きちんと電力を確保できるかなぁとか、バッテリーやエンジンを上手に使えるだろうかとか、そういえば最近、機械をイジってないから、道具の構造&使い方を忘れてしまっている……。

あさよるは、非常時に役に立たない人だなぁと気づきましたorz もうちょっと、サバイバル力上げないと。

困ったときには、知恵と技術を持った人が必要です。

貧しい時代をどう生きようか?

タイトルが『年収150万円で僕らは自由に生きていく』と、なんとも夢のない、ネガティブなタイトルに思えますw

しかし、それが現実に起こるであろう話です。いいえ、既に起こっているけれど、まだ気づいていないだけの話かもしれません。あるいは、「気づきたくない」だけかもしれません。

と言っても、「今まで通りが通用しない」というのは、過去のどの時代でもそうだったでしょう。

「お金があればなんとかなる」時代は過ぎ去り、これから訪れる社会で「お金は少なくてもなんとかなる」。それだけでなく、「僕らは自由に生きていく」。

タイトルの『年収150万円で僕らは自由に生きていく』というのは、とても前向きな言葉なんだなぁと最後まで読み思いました。

もちろん、どんな時代でも成功する人はいます。

もっと多くの年収を掴み取る人もいるでしょうし、もっと少ない人もいるでしょう。自分はどう生きるのか考えるとき、お金の多い少ないはどちらにせよ、自由で幸せに暮らしたいなぁと思いました。

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