倫理学入門

『夜型人間のための知的生産術』|夜の静寂はクリエイティブな時間

こんにちは。早起き習慣を身につけたいのに夜更かししちゃう あさよるです。日付が変わる頃にはお布団に入っていたいのですが、上手くいきません。そして、布団に入ってからもなかなか睡眠導入できずムズムズしたまま時間を過ごしています。

生活習慣の改善を頑張っている最中、齋藤孝さんの『夜型人間のための知的生産術』という本を見つけてしまいました。夜型人間にとって、夜がクリエイティブな時間であり「無理に朝方型なろうとしなくていいんだよ」という、これは悪魔のささやき?それとも天使?

若干、齋藤孝さんが“夜更かしさん”なのを無理くり正当化しようと頑張っている感がある気がしないでもありませんがw 「夜」という時間が、なんだか特別に、頭の中が飛び出しても許される「野生の時間」的なニュアンスがあるのは、わかります。

夜はインプットの時間

齋藤孝さん流「夜活のススメ」は(勝手に名付けた)は、夜は知的な時間だということ。夜の静寂はインプットの時間だ。本を読もう。

夜は「人間とは何か」「自分とは何か」という哲学的なことを深く考えるのに適した時間でもあります。(中略)

すでに知的教養を十分に身につけた人が気分転換にゲームをやるのは結構なことです。
しかし知的でない人が、ようやく自由に使える夜の時間に本を読まないとなると、知的になるチャンスを逃しているようでもったいないと思います。これは、人間として生まれて、少し寂しいものがあります。
人間がほかの動物と比べて優れているのは、知的であるという点です。本を読むのは、頭の容量を大きくし、頭の中を耕すような作業です。干からびた頭を耕して、豊かな作物が育つ土壌をつくるのです。だからこそ、本を読めば読むほど、教養が育ちます。
本を読まない人の頭の中は、いつまでも荒れ地のような状態です。干からびて硬い荒れ地に作物は実りません。どんどん鍬を入れて、耕して耕して、どんな作物でも育つ状態にするのが、読書のよさです。それが人間を、より人間らしくしていくのです。

p.54-55

かなり煽り気味な読書論ですが、一応この「あさよるネット」も読書感想ブログなので、「本読むのがエエで」と推しておきますw

ただ、齋藤孝さんは読書だけをオススメしているわけではありません。テレビと、深夜ラジオもオススメしておられます。テレビ番組では「美の巨人たち」「しくじり先生」「ダーウィンが来た!」「英雄たちの選択」「関ジャム 完全燃焼SHOW」「世界ふれあい街歩き」「新婚さんいらっしゃい!」なんかが名前が挙がっていました。深夜ラジオでは「おぎやはぎのメガネびいき」。スポーツや映画も教養になります。どしどしテレビ画面を見ようね!

夜は探究の時間

夜に作品を生み出し、研究を進めた偉人たちがたくさんいます。夜は発想が広がる時間なのです。それは、夜の静寂、つまり外部との接触を断つ時間なのかもしれません。現代ではSNSやLINEで繋がりっぱなしですから、夜の「一人の時間」を意図的に作り出さなくてはいけません。日中、仕事や学業で忙しい現代人は、夜こそスマホをしばし脇において、自分のクリエイティブな時間に割り当てましょう。

「眠り」を利用する

人は眠ることで記憶が定着するといいます。眠りを利用して夜の活動を明日につなげましょう。また自分が取り組んでいる物事が「夢に出てきて」からが本番です。夢に見るほど頭の中で、そのことが定着しているしるし。そういえば、あさよるも夢の中でブログ書いたり、ブログの段取りを考えている夢を見た特に「いよいよブロガーっぽくなってきたなw」と思いました。

読了後の感想:テレビを設置しよう

あさよるは忙しさにかまけて、テレビを全く見なくなってしまいました。昨年(2016年)は大河ドラマ「真田丸」を全話見たのになぁ~。今も見たい番組は録画してるのに、見ないまま時間が過ぎてしまっています……。ちょうど、「テレビの位置が悪いのではないか」と推測して、パソコンの横にデーンとテレビモニターを設置しようかと思案していました。

まぁそれは、テレビが見たいというか「映画が見たい」からというのが一番の理由です。それよか、パソコン新調して、パソコンでプライムビデオ見るのがいいかな~。「テレビ画面そのものが邪魔」というのが本音……。

夜の時間をより豊かに過ごせるように、部屋の環境を整えたくなりました(^^)/

関連本

『4時間半熟睡法』/遠藤拓郎

長時間睡眠にも読んで欲しい『4時間半熟睡法』

『やってはいけない眠り方』/三島和夫

『やってはいけない眠り方』|睡眠の都市伝説を斬る!

『読書力』/齋藤孝

『読書力』|社会人力とは?教養とは?

『三色ボールペン情報活用術』/斎藤孝

『三色ボールペン情報活用術』|読書しながらアウトプット

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『東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方』|頭のいい人の頭の中

こんにちは。ぼけーっと週末を過ごしちゃう あさよるです。頭のいい人って、休んでるときも頭がいいんだよな~と思うと悲しくなってきちゃった(苦笑)。本書『東大物理学者が「考える力」の鍛え方』の著者はもう、なにがどうなっても“カシコ”だし、カシコの著者が「考える力」に鍛え方があるというのならば、それは知りたいと思いましたw

先に言っときます。これ、真面目なヤツです。楽に手抜きする方法は紹介されています。〈考える力〉を正攻法で身につけたいならぜひ。地味で地道な話なのですが、結局コレが一番近道なのかも。

「考える力」とは

「頭の良さ」とはなんでしょうか。受験では「たった一つの答えを見つける力」が評価対象ですが、それは「頭の良さ」の一部であって全体ではありません。大学生になって、あるいは就活が始まって、院生になって、他の「頭の良さ」を求められるようになり、混乱してしまう場合も多いんだとか。

繰り返しになりますが、大学受験までは「たった一つの答えを見つける力」だけが評価対象になることが多く、優秀な人ほどそれに特化した思考を身につけています。しかし、大学や社会では「一つの答え」が存在しない問題が提示されたり、問題すらなく自分で「問題を見つける力」が必要になります。

著者・上田正仁さんは物理学者で東京大学の教授であり、学生たちに「考える力」を身につけさすための教育を本書で紹介されています。学業成績を効率よく上げる「マニュアル力」も、「考える力」を身につけるための基礎力になります。必要な力であり、これを否定しているわけではありませんが、使える場が限られているのです。「考える力」はアイデアを生むために不可欠な「創造力」です。

上田正仁先生によると、「考える力」とは3つの要素があります。それは「問題を見つける力」「解く力」「諦めない人間力」の三要素。簡単に見てみましょう。

  • 「問題を見つける力」

問題を見つける力は実社会で重要な力。にもかかわらず、受験勉強ではスッポリ抜け落ちている部分でもあります。大学生や社会人になったとき途方に暮れてしまうのもわかります。大学でも、本格的に「問題を見つける力」が必要になるのは博士課程からといいますから、かなりレアな能力でもあるんですね。

まず、日ごろからの疑問を大切にする習慣を身につける。一方通行な講義に慣れてしまっていますが、「対話」を心がけましょう。

「問題を見つける力」を身につける極意は、人との対話、そして、自分との対話の積み重ねを通じて問題意識を煮詰めていくことなのです。

p.47

普段無意識に考えていることを意識下に置き、一つずつ問題を炙り出してゆきます。考えて「わからない」ことこそが重要です。「わからない」は大抵「事実を知らない」「答えがわからない」「何がわからないのかわからない」の三つです。中で「何がわからないかわからない」はパターンも多く曲者で、わからないことを明確にしてゆきましょう。「何がわからないか」がクリアになれば、問題や課題がハッキリします。

で、当然ですが「メモを取る」習慣が大事です。いつもポケットに筆記具を忍ばせて、どこでもメモを取れるように。情報も、ウィキペディアなんかを読んで「分かった気」になってもしかたありません。じっくりと読み込みます。

面白いのは「自分が理解した情報は捨てよ」との指南がなされている点でしょうか。通常は「知っていること」「分かっていること」が大事だと思ってしまいがちですが、ここでは「分からないこと」を探しているわけです。どんどん自分の理解したことを捨てていくと、ポッカリと「わらかないこと」が浮き彫りになるのです。

  • 「解く力」

「解く力」には学業成績を上げるのに必要な「マニュアル力」を使います。課題をパターン化し、解くための手順をしっかりと見定めます。創造的な問題には決まった答えが用意されていませんから、多角的に対策を立てアプローチしてゆきます。

基本的なプロセスは次のようになります。

・複雑な問題を類型化する

・要素に分解する

・各要素を1つ1つ解決する

・解決できなかった要素があった
(または各要素は解決できたが、最初の問題の解決にはつながらなかった)

・その問題解決のために足りない要素は何かを分析し、もう一度トライする

p.118

これの繰り返しです。

また、あえてと遠回りをすることも恐れてはなりません。優秀な人ほど最短距離で最適解を見つけてしまう故に、遠回りしないのかもしれません。

2005年にノーベル物理学賞を受賞したテオドール・W・ヘンシュ博士がよく使うスライドの1つに、ニワトリとひヒヨコが描かれている絵があります。ニワトリは柵の向こう側にあるエサを目ざとく見つけますが、柵にさえぎられてくちばしが届かず食べることができません。一方で、気ままに動き回るヒヨコは遠回りしながら、いつの間にかエサとは反対側の柵の切れ目から外に出てしまい、エサへと近づいているというものです。

p.122

ニワトリのように一直線に突き進もうとする行動を「ゴール・オリエンテッド」、ヒヨコのように好奇心のままに行動することを「キュリオシティ・ドリヴン」と言い、研究においては後者の重要性を説いています。

好奇心の赴くままに行動しよう!

  • 「諦めない力」

簡単に答えが出ない問題にこそ、大切な時間と頭脳を費やすだけの価値があるのです。自分の見つけた課題に時間をかけて取り組みましょう。このとき、やらないことを決めることで、やるべきことに集中する方法もあります。

原動力は先ほど述べた「好奇心」。好奇心に突き動かされているからこそ、続けられるエネルギーです。また、時には振出しに戻る勇気も必要です。

インスタントな〈答え〉を探しちゃう私たち

中学高校大学と受験や試験問題では〈答え〉を早く見つけるの力が試され続けました。その力ももちろん大切な力ではあるんだけども、〈創造する力〉を身につけるにはその先の「考える力」が必要だと知りました。〈創造する力〉とは、答えのない問題を見つける力です。まだ誰も答えを見つけていないことや、自分独自のやり方を見つけるのです。

ですから〈答え〉ではなく〈疑問〉を大切にする。そのために、自分の無意識化にあることも考える。

ついつい私たち、疑問に思ったことはその場でパッと検索しちゃったりして、適当に分かった気になるような答えを見つけて納得してしまいます。本当はなんにも分かっていないのに……(苦笑)。そうじゃなくって、自分の疑問に対し、好奇心を持って丁寧に取組んでゆきましょう。インスタントにそれっぽい回答が得られる現代だからこその悩みですね。

意外?泥臭く「考え続ける」姿

頭のいい人たちはさぞやスマートに思考していると思いきや、本書を読めば読むほど泥臭く、地道で地味な思考の連続であることを知りました。「思いついたことはメモする」とか「情報をよく読み込む」とか、突飛でもなんでもなく、巷で語られることです。「諦めない」なんてともすれば根性論に聞こえてしまうようなことです。

結局のところ、地道なことを黙々とやり続ける能力ことが「マニュアル力」、すなわち学業成績が良い人なのだろうし、さらにその先に研究や実社会で成果を残す人もやはり、真正面から実直に物事に取り組むことなのかもしれません。面倒くさがりな我々は、すぐにズルしたくなりますが、近道なんかなくって、延々と果てない道を歩き続けることだけがゴールへの近道なのかも。

そういう意味で、パッとやればポンッと結果が出るようなものを探している方にとっては、本書『東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方』は役に立たないものでしょう。だって、正攻法しか書いてないから。

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『ブレない生き方―自分に軸を通す』|社会性と自分のスタイルを持つ

こんにちは。ブレブレに生きている あさよるです。コロコロと違ったことに熱中してたりするので、いつ出会ったかによって あさよるの印象がえらく違っているような気がします……それくらいブレブレ!

だから「ブレない生き方」って言葉は耳に痛い反面、すごく憧れる生き方でもあります。それ、知りたいです!

著者は齋藤孝さん。以前、あさよるネットでも紹介した『読書力』を読んで、齋藤孝さんが若い人、学生との向き合う気持ちや、そこに込められているメッセージを知って、もっと読んでみたいと思いました。

『読書力』|社会人力とは?教養とは?

読書力 (岩波新書)

読書力 (岩波新書)

  • 作者:齋藤 孝
  • 出版社:岩波書店
  • 発売日: 2002-09-20

〈ブレない生き方〉ってどんな生き方

本書『ブレない生き方』は、12人の偉人たちの生き方を知り、ブレない自分のスタイルを築くためのヒントとできる一冊です。〈ブレない〉とはどういう状態か、それはなぜ大切なのかは、冒頭の「まえがき」で以下のように説明されています。

二〇代は、世間に通用する自分の技を磨く時期だ。世間や社会に出ないで、修業期間として、深く自分の世界に「沈潜」するのもいい。「てんでなってない!」と厳しく言われ、反発を覚えながら「自己修正回路」を作っていくのも、二〇代から三〇代にやっておきたい作業だ。(中略)
三〇代は、社会と自分を上手にすり合わせて自分の仕事のスタイルを確立する時期だ。社会性の足りない二〇代はまだ許容されるが、社会性のない三〇代に世間は冷たい。社会の暗黙のルールを自己内ルールとして身に付ける必要がある。
他者の暗黙のリクエストを感知するアンテナを張り巡らし、柔軟に対応していく。この力を「社会的コミュニケーション力」と呼びたい。これは、友達と楽しく話すコミュニケーション力とは異質なものだ。と言うより、全くレベルの違う高度な力だ。
この感知力なしで「ブレていない」という状態は、孤立しているか、ズレているだけのことだ。

p.4-5

二〇代は修業期間として、それぞれ深く潜ったり、自分流でやってみて叱られてもいい。そうして社会性と「社会的コミュニケーション力」を身につけていく期間です。三〇代は自分と社会とをすり合わせて自分のスタイルを築く時期です。このとき、社会性のない三〇代は冷遇されます。ただのズレた人になってしまうのです。

〈ブレない〉とは、「高い社会性と自分のスタイルを確立した状態」を言います。

すごい人のすごい生き方

あなたがブレずに生きるのヒントになるかもしれない12人の日本史の偉人たちが登場します。

  • 伊達政宗

伊達政宗は豊臣秀吉に怒られてあわや切腹か?という絶体絶命に追い込まれます。しかし、政宗は大胆なハッタリやパフォーマンスで一命を取り留めます。秀吉を前に、政宗の知略や肝の坐った対応に、秀吉にも評価されたのでした。

  • 葛飾北斎

北斎は熱心に他の流派からも学ぼうとしたあまり、師匠から破門されてしました。そこで北斎は誰により練習を重ね、単独で絵師として生きようと決めたのです。浮世絵とは畑違いの琳派に習ったりと、トップクラスの技術を身につけようとしました。逆境をチャンスにした北斎の絵は、現代にも残っています。

  • 北里柴三郎

北里柴三郎はペスト菌を発見し「日本の細菌学の父」と呼ばれる偉人です。北里はコツコツと地味な実験に実直に取り組み続け、与えれたミッションをこなし、上司から信頼を勝ち得ていました。また人をリスペクトする北里に、福沢諭吉も動かされ彼を援助します。北里の真面目で誠実な態度が、彼の道を切り開いたのです。

  • 西郷隆盛

みなさんご存知の西郷隆盛は、不遇な時期が長く左遷に継ぐ左遷で、島流しにも会います。普通はそこでおしまいなのに、西郷は歴史の表舞台へ出てくるのです。彼は「肚」で判断します。また、彼は情にあつく、「情」や「肚」という、現代人がないがしろにしがちな要素を持った人物でした。

  • 菊池寛

菊池寛は生活を営むため、職業として作家を選んだような人でした。経営者のようにマーケット感覚を持ち合わせ、世間の需要に敏感でした。またイエスとノーをはっきり言う人で、そのために自分の基準を持った、まさにブレない生き方をした人です。

  • 千葉周作

北辰一刀流を江戸に開いた千葉周作は、剣術や武の教えをシステム化し、合理化しました。無暗に練習すればよいものではなく、理を重んじ、カリキュラムを作りました。情報の整理、公開により剣術が近代化を迎えます。

  • 藤田嗣治

鳴かず飛ばずだった画家・藤田嗣治は、パリへ渡り成功します。パリでは奇抜な服装で身を包み、自身の宣伝にしました。また時間を守り、自分自身を律しました。世界の中でアイデンティティを築いた藤田の生きかたです。

  • 平賀源内

平賀源内は次々と転職しあらゆることに手を出した人です。しかもどれも「そこそこ」。しかし、彼は成功しました。一芸に秀でる人もいますが、源内はどれも「そこそこ」だったからこそ、人々に愛されたのでしょう。

  • 南方熊楠

破天荒で型破りの南方熊楠はうまく肩書きがつけられない人物です。女性に縁遠く、お金はなく、学歴も低い。こう言うと世間的には失敗な人生に思えますが、南方熊楠は博物学者であり知識人でした。沈潜しないと手に入らない世界があるのです。

  • 森鷗外

鷗外は一族の期待、家長としての期待、エリートである期待、政府の期待、作家としての期待と、背負いきれないくらいの期待を背負っていました。そこで彼は周囲を攻撃し、敵もたくさん作りました。反論を小説にしました。自分は自分で、世間とのズレと、抗うのではなく受け入れることで、鷗外はブレない生き方をしたのです。

  • 高橋是清

高橋是清は36歳で経営に失敗し破産しますが、その後彼は工事現場の事務員から日銀総裁になり、総理大臣になりました。是清は、現在の仕事に不平不満を言っていると、自分自身が疲弊してしまうと言います。そして、チャンスに備えて準備をしておく。とてもシンプルな教訓です。

  • 豊臣秀吉

著者は秀吉の「グランド・デザイン力」、大きな枠組みそう想像する力を評価しています。刀狩り、バテレン追放令、太閤検地は、その後の江戸時代をつくる大きな基礎となりました。費用対効果を考え、闘いマニア的な作戦をや、「戦わずして勝つ」やり方を採用し、数字や理論をプランに盛り込みました。スケールアップに欠かさない要素です。

伝記を読まなかった人のために

さて本書『ブレない生き方』で紹介される12人の偉人たちの成功体験は、子どもの頃に伝記で読んだことある方も多いでしょう。本書はたぶん、伝記に触れる機会の少なかった20代や学生向けの書物だろうと思います。

伝記というのは、過去の著名な人物の半生のうち現代の我々の価値観で〈善し〉とすることのみをを綴った物語です。だから伝記を読むと「現代の倫理観・価値観」と「模範的な物語」がよくわかります。……と書くと穿りすぎ?w でもそうだよねw

で、これって、先に紹介した、「ブレない生き方」の重要要素〈社会的コミュニケーション力〉を作るものです。

あさよるは個人的に、偉人伝って子どもの内にどんどん読んでおいた方がいいと思っています。んで、大人になるまでの間に「こいつクズじゃんかwww」「マジ鬼畜ェ……」とか適度に裏切られたり真実を知ってほくそ笑む、というステップを踏んでおくことで、作り話に騙されにくい大人になるw

まぁ、なにより面白いし、世代を超えて共有する物語って大事じゃないかな。

ここで挙げられる12人の偉人たちも、知っている人にとっては超有名人だけど、知らない人にとっては知らない人物でしょう~。本書は伝記というほどのボリュームでもないし、いくつかのエピソードだけつまみ食いするような内容です。教養、一般常識手的な感じで読んでおくとよいやも。

自分は誰タイプ?

本書は読了後、自分はどのタイプか考えてみるのも発見があるかも。

あさよるは、読了後改めて考えると南方熊楠タイプに憧れるし、そっちへ行こうとしているかもしれません。世間的には評価されないし、お金もない道w 次点で平賀源内だけど、彼のように人気者になれないし、なりたくないかもな~。カッコいいと思ったのは北里柴三郎ですな。で、「ないわ~」と思ったのは、森鷗外w

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『見てる、知ってる、考えてる』|大人げなく「ひと言モノ申~す!」

こんにちは。本選びはまかせろ!……といい気になってた あさよるです。最近ね、いい本ばっか読んでたから「本選びも上手くなったもんだなぁ。はっはっは」と思ってたんですよ。うぬぼれです……&

本書『見てる、知ってる、考えてる』は結構前から積んでいたのですが、「どうせよくある自己啓発本でしょ」と思い込んでいて、手が伸びていなかったのでした。最初のページをめくって、「はぁああ~!!!何もわかっていなかったぁぁぁ!!」と打ちのめされるところから始まった今回の読書w

なぜか「本書を読むと自分語りがしたくなる」という魔法がかかった本なのです。不思議ですが、あさよるもアレやコレや、自分の思い出話や人生訓みたいなのが頭をグルグルしています。普段、こんなこと考える人じゃないのにな。

子どもが「見てる」「知ってる」「考えてる」こと

著者の中島芭旺さんは2005年生まれで、本書を執筆し始めたのはなんと9歳の頃だったそうです。執筆のきっかけは、自らサンマーク出版の編集長に、お母様のFacebookアカウントを使ってコンタクトを取ったことから始まったそう。

本書はよくある自己啓発本です。たった一つだけ「著者が小学生である」こと、この一点が決定的に違います。ただ、子どもが書いた本だからといって、幼稚な文章が並んでいるわけではありません。大人であろうと子どもであろうと、誰しもが葛藤を抱き、苛立ち、甘え、親しい人に感謝もするし、八つ当たりもして、まるで一貫性がないかのように生きています。その様子が「らしさ」だろうし「人間味」でしょう。

本書『見てる、知ってる、考えてる』でも、著者・中島芭旺さんがグルグルと同じ場所をさまよいながら、グラグラと揺れ動く〈ココロ〉を描き出そうとしている様子は、エッセイとしても読めます。

子どものココロ、わかる?

子どもというのは、大人の目から見ると「何も考えていない」「何も分かっていない」ように思えます。だってたった数年前にこの世にかけらもなかったものが、自分と同じように見て、知って、考えてるだなんて! まさか信じられない大成長です。だけど、その大成長しちゃうのがヒトの子なんですね。生命の神秘!

本書は「子どもが何を考えているのか」を知るよいテキストかもしれません。大人から見れば9歳10歳の子どもなんて赤ちゃんみたいに思っちゃいますが、実際にはよく見て聞いて、本を読みかじり、少ない情報の中からでも自分で考え、自分なりの思想を持っているんです。中島芭旺さんは彼の能力や周囲の環境、タイミングが重なって、書籍の形で出版するってことをやってのけて、今こうして多数の大人の目に触れているのです。

〈「子ども」というナゾの存在〉を知るための、良い資料にもなるでしょう。

子どもの危うさもわかるかも

ちょっと極端な話ですが……と前置きをして。「ママを選んで生まれてきた」「前世では」と、生や死に対する考察も、子どもは独特な思想を持ってたりします。大人の常識で考えれば〈言葉のアヤ〉のようなつもりで聞いていますが、子どもは至って真剣だったりもします。

子どもがあっけなく命を絶ってしまうのも、「生まれ変われる」「またママの子どもに生まれる」と本気で信じていたりもします。あえてこの言い方をしますが、著者も「たかが学校に生きたくないだけで」死を考えていたと言います。

だからこそ、本書で繰り返し語られる「今こそが大事」「幸せは自分の考え方次第」と強調されているのではないでしょうか。著者が子どもだからこそ、他の子どもたちに呼びかけられる言葉なんだろうと思います。

誰もが通った道……かもしれない

さてさて、あさよるは本書をつらつら読みながら、胸がチクチクとゆるく痛いw なぜならば、これは「自分も通った道」だったからです。あさよるも、編集者に打診はしなかったものの、こんな文章は山ほど夜な夜な書き溜めていました。たぶん、多くの大人たちも多れ少なかれ「作家」だった時代があったハズ……昭和時代の大人たちは〈マル秘〉の大学ノートに思いの丈を綴ったものなのです(*`ω´*)イイキッタ!!

こんな瑞々しい言葉たちを、本にまとめてしまった中島芭旺さんが羨ましいし、やっぱその行動力が凄い!あとネットネイティブすごい!

(ちなみに、ずっと昔まだ「blog」がなかった時代、あさよるが持っていた「ホームページ」名前と本書タイトルと似ているのもクラクラしたところw HPにアレコレ書き綴っていたのです)

思わず「なにか言いたくなる」一冊

本書『見てる、知ってる、考えてる』のレビューをつらつらっと見たのですが、みなさん、本書を読むと「なにか言いたい!」って刺激されるようですね。人の心をそこまでかき乱し行動させるのは、なかなかのエネルギーです。それは本書のパワーなのか、著者のパワーなのか。

「子ども」と一口にまとめても、その内訳はいろんなヤツがおるのです。それは「大人」と一口にまとめても、いろんなヤツがおるのと同じです。子どもが大人になるわけですから。「子ども」の中にも、利口なヤツや、マセてるヤツや、知恵の回るヤツもいるし、そうでないヤツもいる。十把ひとからげに「子どもは○○だ」と言っても意味がない。

あさよるも〈「子ども」をやるのが苦手な子ども〉だったので、著者が言わんとしていることは、なんとなく思い当たる。いや、年齢だけは立派な大人に「共感するよ」なんて言われたくないだろうけれども。それに、〈「子ども」をやるのが苦手な子ども〉だったくせに、未だに〈子どもみたいな大人〉をやっておるので、偉そうなことは言えましぇん><

ね!こんな風に、昭和のオジサンオバサンが自分語りをしたくなっちゃう本なのよ。

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『がらっと 自分の「性格」を思いのままに変える方法』

こんにちは。夏の盛りは過ぎたようですが、夏の疲れはまだ体の中に溜まっている頃です。ご自愛ください。真夏に何もする気は起りませんが、そろそろ〈なにか〉始めたいような、ウズウズとし始める季節でもありますよね。

そのウズウズをもっと大きな力に変えるためにも、今はしっかり体を休めて、ご飯を美味しく食べて!って、考えるだけでウキウキしちゃう。ということで、ますますテンション上がっちゃうような本を読んだので、ご紹介します。

「なにか」を変えたいなら

本書『がらっと』は、今現在の〈なにか〉を変えたいと思っている方におすすめです。〈なにか〉とは、自分の性格を変えたい人もいるでしょうし、環境や境遇を変えたい人もいるでしょう。生活習慣や人間関係を変えたいときもあります。そういう〈なにか〉。変化を欲しているときに、まず読んでみると良いでしょう。

我々はしばしば「自分が変われないのは、あの人のせいだ」とか「環境が改善しないのは、アレのせいだ」とか、自分以外のものやことに原因を求めてしまうことがあります。そんでまぁ、本当にそうなんでしょう。しかしながら、自分以外のものが悪いと言ったって、残念ながら〈改善〉が起こることは少ないでしょう。ということで、自分の方で変えられる部分は変えてしまった方がいいんじゃないかというワケ。

本書『がらっと』の副題は〈自分の「性格」を思いのままに変える方法〉です。何も変わっていなくても、自分の意識が変わるだけで見え方が変わり、捉え方が変わり、対処の仕方が変わり、どんどん変化が起こります。そのきっかけ。変化のトリガーは、ちょっとしたトコにある。

「性格」ってがらっと変わるの?

本書は『がらっと 自分の「性格」を思いのままに変える方法』とタイトルにあるが、本当に性格が変わるのか?ここが重要っす。これは、言わずもがなですが「実行すればね」と但し書きが付くところでしょう。本書に書いてあることはなんと平凡で ありふれていて、誰もが見知っていることである!しかし、多くの人は変われないのです。「なぜならば、実行しないから」としか言えないのではないでしょうか。

本書は、平凡な内容でありながら、同時に劇物でもある。

変われるよ。……実行すればね。

視点が変わるだけで……

本書は基本的に、同じできごとでも自分の認識が変わることで、物事への対処が変わり、結果に変化をもたらすものです。例えば!

人にイライラしてしまうとき、相手に〈期待しすぎている〉ことが多々あります。勝手に大きな期待をかけておいて、それに応えない様子にイラついているんですね。相手へかける期待は最適なレベルにすれば、イライラは減る!ということ。

ミスって軽くパニックになっちゃったときは、過去のことを考えるのはやめる、今、ここからのことだけを考える。

お願いを上手にする人や、相談をしやすい人、話しにくいことを話すのが上手い人とか、憧れちゃいますよね。意外と自分もやればできるんだろうけど、なとなく腰が引けてしまうなら、視点を変えてみましょう。

人の心を動かす!運を引き寄せる!センスが磨かれる!目覚めがよくなる!面白いことが起こる!「ホンマかいな!」と言いたくなるほどいいことがいっぱい起こるって書いてあるケド……なんかできそうな気がする!(……実行すればね)

一気に読むのがおすすめ?

あさよる的には、本書『がらっと』は一気読みをオススメします。思考を変える56のコツが紹介されているのですが、一気読みの高揚感がハンパない! 細切れに読んでくのも役立つと思うのですが、この「なんかできる気がする!」「良いことがありそう!」みたいな、根拠のないワケのわからんテンションは、一気読みでこそ味わえるのではないかとw

読むだけでハイになれる本をお探しの方は、ぜひ本書『がらっと』をご検討を。平易な文書でサラリと読めるのに、「明日頑張ろう!」と燃える!

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『頭のよさはノートで決まる』|新しい自分のはじめかた

こんにちは。ノート術が好きな あさよるです。これまでもノート術を扱った書籍を紹介しました。今回は、齋藤孝さんのノート術。三色ボールペンも登場し、いつもの斎藤節さく裂で楽しい一冊です。

まずは、これまでに紹介したノート術関連の本一覧。

『図解!頭のいい人のメモ・ノート』/中川裕

『図解! 頭のいい人のメモ・ノート』|メモの方法が分からない~英語でメモをとるまで

『すごいメモ。』/小西利行

『すごいメモ。』|今日のメモが、未来のアイデアをつくる

『情報は1冊のノートにまとめなさい』/奥野宣之

『情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 』

情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

  • 作者:奥野 宣之
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013-11-29

『思考の整理学』/外山滋比古

『思考の整理学』を読んだよ

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

  • 作者:外山 滋比古
  • 出版社:筑摩書房
  • 発売日: 1986-04-24

ノートを上手にとる人は頭がイイ

「ノートがなぜ重要か」というと、「頭の良い人はノートを取るのが上手い」そうです。昔、『東大合格生のノートはどうして美しいのか』という本がヒットしましたが、頭のいい人は実に上手に、聞いた話を構造化し、一冊のノートにまとめてゆくんだそうです。良いノート、分かりやすいノートは他人にシェアされ、ノートを見ただけで授業の全体像が把握できるくらいに。

ノートのレベルアップを!

ノート術を3つにレベルわけされていました。

板書 中高生レベル
・先生が黒板に書いたことをそのまま写すだけ

構造化 東大生レベル
・板書+ポイントをしぼった先生の言葉をメモする
・ひと目で内容がわかるように整理されている
・走り書きをして終わってから整理してもよい

ワザ化 上級者レベル
・大事なことをすぐメモする
・ポイントを3つにしぼって書く
・客観情報+主観情報(コメント・感想)を書き込む

p.41

小中高と実に12年間もかけて、ノートを取る練習をし続けます。なのに、ただ先生が黒板に書いたことをそのまま書き写すだけで満足している人も少なくありません。また、12年もノートを取り続けたのに、社会人になると途端にノートをとる習慣がなくなってしまう人も少なからずいるそうです。もったいない。実にもったいない!

言われたこと、示されたことを書き記すのみならず、自分が「面白い」と感じたポイントや、「あれ?おかしくない?」と違和感があったり、疑問に思ったこともどんどん書き込んでゆきます。

実際の例がもっと欲しかった

本書『頭のよさはノートで決まる』では、著者の齋藤孝さんのものと思しきノートがカラーで紹介されています。なぜカラーであることが重要かというと、3色ボールペンで色分けされて書かれているからです。他人のノートを見るというのはなかなか楽しいもので、自分のと他人のクセやこだわりを見比べるのも面白いものです。

が、本書は、あまり〈良いノート〉の実例が収録されていない!ここがちょっと残念ポイントでした。ただ、これはややオタクっぽい楽しみですので、一般的ではないかもしれませんw

実際にノートの写真は少なめですが、文章でやさしく、細かく、入念に紹介されているので、実践するには十分でしょう。

ノートをとる効能

ノートをとる習慣は、社会人になっても有効ですし、社会人こそ必要な力です。

ビジネスパーソンにとって、ノートをとることには次のようなメリットがある。

1 情報の吸収・整理
2 仕事の上達
3 課題発見
4 コミュニケーションがうまくなる
5 時間の有効活用
6 目標達成

p.51

  • ノートの効能1 情報収集がうまくなる

人の話を聞くとき、ノートとペンを構えると、自然と集中モードになります。自動的に意欲的なモードに。逆に、相手に自分の話を聞かせたいときは、相手にノートとペンを持たせるとよいのです。

  • ノートの効能2 仕事が上達する

人の仕事ぶりを見て〈ワザを盗む〉人は多くない。こんなに情報過多の時代なのに、他人のワザを盗まない人びとばかりなのだから、自分が〈ワザを盗むモード〉になるだけで、とんでもないことになる。盗みたいワザのトレーニングノートをつけよう。

  • ノートの効能3 課題を発見する

仕事のミスを減らすために、毎日5分だけでも反省ノートをつけてみよう。そして、自分の課題を見つけ、次に活かす!

  • ノートの効能4 コミュニケーションがうまくなる

他人から問題を指摘してもらいづらい、あるいは欠点を指摘されるとメンタルに来る人は、コミュニケーションが上手くいていないと考えられます。本来であれば、自分を良くするための指摘なのに、傷ついちゃってるんですね。客観的にものごとを捉えるためにも、ノートを交えて、他人の話を聞いてゆくのが有効です。

  • ノートの効能5 時間を有効利用できる

5分とか10分とかちょっとした時間の隙間を、自分のやりたいことに使いましょう。そのために、ノートに気づいたことなどを書きつけておきます。それを毎日少しずつやっていく。5分10分の短い時間でも、大きなエネルギーになります。

  • ノートの効能6 目標達成する!

目標は立てることで課題が明確になり、そして細かく目標設定することが大切です。今週の目標、今月の目標、今年の目標と。目標は、後から見返すと自分の成長を見ることもできます。目標を立てたなら、それを達成するためにリストアップしましょう。

さっそくノートに書きたくる~

齋藤式ノート術10のメソッドというのもありました。ノートの10のコツがあるのです。

  1. いつもカバンに入れておく
  2. 自分にフィットするノートを見つける
  3. ノートに名前をつける
  4. ページにタイトルをつける
  5. 三色ボールペンを使う
  6. 図を描く
  7. ポイントを3つにまとめる
  8. 日付を入れる
  9. ノートは一冊にする
  10. 本をノート化する

これを眺めているだけでも、「新しいノートが欲しい!」「新しいことが始まる!」とワクワクが止まりません。どうしてノートってこうも魅力的なんでしょうか。〈自分にフィットするノートを見るける〉なんて……!胸が高まりますなぁ~( *´艸`)

あさよるもちょうど、日記を書く用のノート探し中なので、ヒジョーにwktkが止まらない読書でした。3色ボールペンを使うってのも、パッと見カラフルになるのも刺激的だなぁ~。

あさよるネットで紹介した齋藤孝さんの本

『読書力』

『読書力』|社会人力とは?教養とは?

読書力 (岩波新書)

読書力 (岩波新書)

  • 作者:齋藤 孝
  • 出版社:岩波書店
  • 発売日: 2002-09-20

『三色ボールペン情報活用術』

『三色ボールペン情報活用術』|読書しながらアウトプット

『齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる!』

速読は誰でもできる!『齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる!』

『社会人に必要な9つの力』

『社会人に必要な9つの力』|社会人らしさ、誰に教わった?

社会人に必要な9つの力

社会人に必要な9つの力

  • 作者:齋藤孝
  • 出版社:ウェッジ
  • 発売日: 2016-03-22

『軽くて深い井上陽水の言葉』

『軽くて深い 井上陽水の言葉』を読んだよ

軽くて深い 井上陽水の言葉

軽くて深い 井上陽水の言葉

  • 作者:齋藤 孝
  • 出版社:角川学芸出版
  • 発売日: 2010-04-21

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『真夜中のディズニーで考えた働く幸せ』|情熱をカタチにするってコト

こんにちは。子どもの頃なりたかった職業は「ケーキ屋さん」のあさよるです。理由は……なんとなく。〈将来の夢〉が明確にある人がずっと羨ましい人生でした。今でも「楽しいことしたい」と、ゆるく夢見ています。

さて、今回は〈仕事〉と〈熱意〉を考える本に出会いました。働くってなんだろう?ってこと。そして、熱意を持って取り組むパワー。

14歳の世渡り術。働く熱意!

本書『真夜中のディズニーで考えた働く幸せ』は、河出書房新社の〈14歳の世渡り術〉というシリーズの中の一冊です。中学生~大人までが読者の対象です。本書は、東京ディズニーランドオープン当時からランド内の〈そうじ〉係をしていた著者・鎌田洋さんの経験が綴られています。

鎌田洋さんは会社員をしていましたが、東京ディズニーランド建設の計画を知り求人募集に応募します。鎌田さんはアメリカのディズニーランドへ行った経験から、どうしてもここで働きたいと思っていましたが、残念ながら不採用。会社まで辞めて何度もエントリーしますが、なかなか採用されませんでした。ディズニー本社へ直談判の手紙を書き、アメリカのディズニーランドまで出向きスタッフと話をしますが、なかなか採用の通知が届かない。別の仕事をしながら何度も何度も応募して、やっと採用になりました。

やっと東京ディズニーランドのスタッフになれましたが、配属されたのは〈カストーディアル〉という、パーク内のそうじ係。みなさんもディズニーのそうじスタッフをご存知でしょうから、「かっこいい!」「すてき!」って思うかもしれませんが、東京ディズニーランドの建設当初は〈カストーディアル〉がどんなに重要な役割なのか多くの人は知らなかったでしょう。鎌田洋さんも本場のディズニーランドでカストーディアルの仕事を見て感動していたのに、いざ自分が配属されたとき「内心がっかりした」と告白しておられます。しかも、鎌田さんは深夜、ゲストのいない時間のそうじが任されました。

何度も何度も不採用になり、諦めずにやっと手に入れた仕事なのに、ちょっと不本意な配属。そんな中でも、働くこと、熱意を持ち続けること、諦めないこと。そのパワーがどんどん自分の境遇を変えてゆく様子を、ご自身の体験と共に紹介されています。

マネできるところ

〈14歳の世渡り術〉ということで、本書を読んで誰もが真似できる、取り入れられるところをピックアップしてみます

  • ディズニーランド予定地を見に行った

鎌田さんは東京ディズニーランド建設のニュースを聞き、とりあえず予定地とされている場所へ赴いていました。建設前ですからもちろん、ディズニーランドの気配もなかったようですが、「どこにあるの?」「どんなところ?」「どんな風になるの?」って、実際に行ってみる!

将来働くかもしれないところや、進学するかもしれない学校など、実際に行って見てみる。夢の中のフワフワしたお話がグッとリアルに、現実と地続きなことがわかります。

  • アメリカのディズニー社へ手紙を書いた

ダメ元でディズニー本社へ、自分の熱意を伝える手紙を書きます。結果的に返事はもらえなかったし、直接的には手紙は役立ちませんでした。しかし、巡り巡って手紙を書いた熱意が、自分を後押しします。どうやら、手紙はちゃんと届いて読まれていたようで、鎌田さんの名前は把握されていたようですし、どうやら日本の東京ディズニーランドの面接でも、手紙の一件はみんな知っていたようです。じわじわっと効くアプローチもあるんですね。

  • 落ち着いて作戦を考える

東京ディズニーランドで働きたいと、前職を辞めてしまった鎌田さん。しかし残念ながら不採用。生活しないといけませんから、とりあえず他の会社で働き始めます。ここで、働きながら、落ち着いて「これからの戦略」を考える。突っ走り続けるだけだとすぐ息切れしてしまいますから、冷静さも大事。

  • 「前の仕事」が後押しする

著者の鎌田洋さんは、当時の仕事を辞めて東京ディズニーランドで働きたいと思った時、奥様もすんなりOKして、そのあと幾度も不採用の通知が来ても「やめなさい」「諦めなさい」とは仰らなかったそうです。それは、鎌田さんが以前の仕事も真面目に働き、サボったりせず優秀な成績を上げていた〈実績〉が大きいんじゃないのかなぁと思いました。働き者で優秀な人だと分かっているから、奥様も反対なさらなかったのではないか?ということです。全然違う世界に飛び込むときも、これまでの自分がやってきたことが後押しをします。

  • プロの世界は、スゴイ

念願の東京ディズニーランドで働き始めますが、配属されたのは掃除係。当時の掃除って、キツイ、キタナイ、危険の3Kの仕事でした。しかし、そこでディズニー社が持ってる掃除のノウハウに出会います。掃除って、ただ汚れを取るだけじゃなくって、人の心までキレイにするものです。人の行動を把握し、ゲストが夢の世界に浸れるように配慮します。まさにプロフェッショナルの仕事です。

働く人は、みんな物語を持っている!?

鎌田洋さん『真夜中のディズニーで考えた働く幸せ』では、「オープン当時の東京ディズニーランドのキャストとして働いた!」というスペシャルな体験を手に入れるまでの困難と、そこで学んだことが紹介されています。すごく特別で、すごく〈普通じゃない人〉の体験ですね。

〈14歳の世渡り術〉ということで、働くことや、チャンスを自分で手に入れる方法、諦めず何度もチャレンジし続ける、情熱も実を結ぶ実例です。そして、執念の先にゲットした仕事なのに、不本意に思っちゃったり、それでも諦めずに真摯に取り組めば、与えられた仕事の大切さが分かってくる。

こんな経験、もちろん著者の特別な経験なのですが、働く大人たちは多かれ少なかれ同じような経験を持っているのではないでしょうか。夢を持って行動したり、時に夢に破れたり、諦めたり道を変更したりしながら、それでも〈今〉に至る道筋を誰でも持っていて、ドラマチックじゃないかもしれないけど、他にない経験を持っています。

思春期頃、大人の自分を考えるとき、スペシャルな人の体験に触れるのも刺激的です。しかし意外と、身近な人の物語も、面白いかもしれません。

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『好きなことだけで生きていく。』|動け!発せ!もぎ取れ!

動け!

本書で主張されているのは「動け!」、この一言に尽きます。

「動きなさい」「好きなことをしなさい」、働き方を変えたいなら「変えなさい」、やりたいことがあるなら「やりなさい」。ただただこれだけ。とてつもなく正論です。

動くためには「動くのが不安」から「動いても大丈夫」と認識が変わらなければ、なかなか動き出せません。堀江さん主催のサロンに集まる人の中には、勤めている会社を辞めちゃう人もいるそうです。「会社勤めしなければ……」と強迫観念めいたものから解放され、「仕事なんて自分で創れる」と考えるようになるんだそう。また、自分発の企画を持ち込んで、商品化してビジネスにつなげたり、行動することで環境の変化が起こるようです。

動ける環境を手に入れる

人は周りの人の影響を受けて生きています。もし今の環境が保守的だったり前時代的な「空気」が蔓延していれば、それに抗うのは難しいことです。「空気を読む」能力が自分の足を引っ張ってしまう場合ですね。だからこそ、自分が身を置く環境はとてつもなく重要です。もし、行動力あふれる人がたくさんいる場所なら、自分も「空気を読んで行動する」なんてことが起こります。

本書では、著者の堀江貴文さんが主宰する「堀江貴文イノベーション大学校」(略称・HIU)での活動が紹介されていました。

自分がどんなグループに属すかによって、自分の考えや行動も変わってきます。堀江さん主催のHIUでは積極的にチャンスを生み出そうとする人たちが集っているようですね。HIUサイトを見てて、面白そうだなぁと気になり始めています。堀江さんの話が聞ける、堀江さんと話ができるってのも魅力でしょうが、やっぱ自分と同じような仲間がいるって環境、欲しいよね。

限りある時間をどう使う

本書では、時間の使い方について細かくアドバイスがなされています。無駄な時間は使わない。だって、我々には無駄にできる時間なんてないのです。イヤイヤ無理矢理させられているなら時間つぶしもしたくなりますが、「好きなことだけ」やっている人にとって、時間は貴重です、全ての時間を好きなことに使いたい!

連絡一つとるにしても、無駄なやりとりはお互いの時間を使います。スピーディーなやりとりが求められるのも当然なんですね。堀江さんも徹底して、電話は使わず取材もLINEやSkypeを使っているそうです。LINEグループを作って複数人で対話をすれば、そのまま記事にできますし時短で賢いやり方ですね。「対面じゃないと思いが伝わらない」という発想は、お互いの時間を浪費し「人生を消費している」んだと気づきました。

動け!発せ!もぎ取れ!

最後の「第5章 不器用なあなたに伝えたいこと」では、遊びを仕事にするための3つのステップが述べられていました。

  • 作業にハマること
  • 思いを持って毎日発信をすること
  • 油断しないこと

作業にハマるとは没頭すること。「ノルマだから」「やらされている」のではなく、思わずのめり込んでしまうことをする。そして、それを読み手に熱意が伝わるように発信する。FacebookでもインスタグラムでもTwitterでもなんでもいい。そして、油断せずに、それを続けること。

これは、コツコツと地道な努力の積み重ねだけじゃないってこと。もちろん、地道な努力が実るときもある。それは、誰かが努力を認めて引っ張り上げてくれたときです。でも、それって受け身でもあります。自分からどんどん発表してチャンスを掴む行動、それをしよう。動け!動け!動け!と強いメッセージが詰まった内容です。

あさよるネットで紹介した堀江貴文さんの本

『本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方』

『本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方』|時間がない、お金がない、のホンネ

『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』

ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく

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『100%好かれる1%の習慣』|「ありがとう」の反対は「あたりまえ」

こんにちは。みんなに好かれたいのに、あまのじゃくな対応をしてしまう あさよるです。シャイで照れ屋だと言っていただければありがたいんですが、人の好意に照れてしまってお礼が言えなかったり、なんか、こんがらがってるんですよね(;’∀’) さすがに大人になってもコレじゃ困ったもんだなぁと、ちょっと意識してマナーや行儀・礼儀、コミュニケーション、話し方など、そっち方面の本を手に取るようにしています。

本書『100%好かれる1%の習慣』は、社会経験がまだ浅い方を対象とした書物だろうと推測します。しかし!扱われているのはコミュニケーションの基礎の基礎ですから、年齢関係なく「やってて当たり前」「だけどできない」オンパレードです。

できるけど、みんなやらない習慣

本書『100%好かれる1%の習慣』とは、誰でも教えられたときはできるけど、それを毎日実行し続けられる人は1%ほどしかいない、という世の真理を突いたようなタイトルでございます。マナーや礼儀ってセミナーで、講師に指示されたらその場でできるんです。上司に教えられたら「わかりました」とやれるんです。恋人に指摘されたときは直せるんです。でも、継続しなきゃNE☆という、身も蓋もないと言いますか、図星過ぎてぐうの音も出ぬ……(;´д`)トホホ

で、習慣化すべき他人から好かれる法則を、大きく5つに分けて紹介されていました。くれぐれも、これを「知ってる」「分かってる」だけじゃダメで、息を吸うようにできるようになってこそなんです。レベル高いんです。

ファンをつくる習慣

「ちょっとした行動」を他人は見ている。例えば、お茶を頂いて話をした後、席を立つ際に挨拶をするのは当たり前。そこにプラスアルファ「お茶ごちそうさまでした。美味しかったです」と、このひと言。もちろん、心にもない嘘を言えってことじゃなくって、ホントに美味しかったから出る言葉であって、本心からの「ごちそうさま」なんです。

あるいは、他人の荷物を宝物のように扱う。自分の荷物が汚いもののように扱われていたらショックですよね。反対に、とっても大事に取り扱ってもらえたら、キュンとしちゃうかも。

とっさの余裕が立ち振る舞いを美しくし、そして利己的ではなく相手が少し得することをさりげなくやれる人。ファンをつくります。あくまでサラッとで、「やってます感」が出ると相手も委縮します。自然と他人を思いやれるレベルまで高めてゆくためには、付け焼き刃ではなく、毎日の習慣化が大事なのです。

魔法の言葉

話し方というのは、聞き方のことです。話し上手は聞き上手と言いますね。本書では、相手が話す割合を8、自分は2くらいにしてみようと紹介されている。そして、魔法の言葉「そうですね」。これ、相手への同意の言葉なんです。相手が何か話したら、まずは相手の気持ちを受け止める。その言葉が「そうですね」のひと言なんです。たったひと言で、同意されて承認欲求を満たせるのに、ひと言が足りないがために話がこんがらがってしまうこともある。

相手を褒めるというのも大事です。これはその人の良い所を見ようという姿勢が現れます。そして、小さな約束をしてみる。「また会いましょうね」という約束は、次回、本当に果たされたときお互いの喜びになるんです。

「信じている」というメッセージも効果があります。仕事をミスをして焦ってさらにミスを起こしている時に、「あなたは仕事を一生懸命頑張る人なのは知っている。あなたが手を抜かない人なのは知っている」と声をかけられたらとんでもなく元気が出ます。「信じてる」「わかってる」って声に出すのって大事なんですね。さらに、相手にネガティブなイメージを投げかけるより、ポジティブな言葉をかける方がいいときがある。例えば「失敗しても仕方ないよ」と言われるよりも、「あなたは大丈夫よ」と言われたいときもある。

好かれる人の習慣

好かれる習慣。まず「笑顔」これしかないっしょ。「あの人はいつも笑顔だ」という評のスゴイのは、いつも笑顔でいれる人はごく少数だってこと。誰だって「笑顔でいたい」「だけど笑顔でいられない」ときがあるのに、それでも笑顔で居続ける人は好かれて当然に思えます。

また、服装や持ち物や仕草、人は見かけで判断されてしまいます。どんなに素晴らしい宝物を胸に秘めていても、見つけてもらえないと仕方がない。「身だしなみを整える」ことも、一朝一夕でできることではなく、日ごろからの心がけですね。

そして、みんなが好きな言葉「ありがとう」です。もちろん、嘘で言うんじゃなくって、相手に本心から投げかける言葉です。人は、他人から「ありがとう」と言われると、自分の頑張りを見てくれていたんだと嬉しくなります。反対に、どんなに献身的に働いても、お礼の言葉もなく「やって当たり前」と思われると、腹が立つし、悲しくなります。

そして、挨拶をきちんとできる人になりましょう。

マナー、大事!

テーブルマナーとか堅苦しく難しく思います。しかし、そもそもマナーとは、人を思いやることです。だから、マニュアル通りに行儀作法をやることじゃなくって、その時々で相応しいマナーは変わってゆきます。臨機応変さが試されているんですね。相手がナプキンを落とした、さあどうする?相手が奢ってくれるとき、どう振る舞えばいい?

人に好かれると上手くいく

「でも」「だって」「どうせ」「できない」は恐怖のワード、極力使わない。そして、根拠のない自信は人を惹きつけることを知りましょう。「やれる!できる!大丈夫!」根拠はないけど、できる気がする。これが最強。

相手目線に立つことは基本ですね。恩着せがましいお節介は親切とは言いません。相手の立場に立って行動する。身振り手振りから「察する」ことも大事です。相手を気づかうって、言葉以外のことまで汲み上げることなんですね。

「ありがとう」に並んで大事なのは「申し訳ありません」のひと言。このひと言が言えなくってこんがらがってゆく経験は誰にでもあるでしょう。また、人を「褒める」というのも、慣れていないとなかなかできません。思っていてもタイミングもあるし、お世辞や社交辞令だと思われてもナンだし。

読むたび身につまされる

本書『100%好かれる1%の習慣は』ページを1ページめくるたびにズバッと図星されて、身につまされます。著者の松澤萬紀さんは新入社員研修も人気がある方だそうで、社会人の基礎の基礎、土台の土台の習慣を徹底して指摘なさっています。んで、社会人歴が長くなっても「できているか?」と問われると……(-_-;) 最初にも言いました、「分かってる」「知ってる」「当然」なんです。だけど「毎日やっているか?」が重要です。

多くの人は、その場では理解していてできるんですよね。でも、次の日はサッパリ忘れちゃう。いや、忘れてるわけじゃないんでしょうけど、「やらない」んです。だから、人から好かれるのは簡単です。あたり前のことをやればいいだけ。……と、言うのは簡単!w

先日、同著者の他の本も読んでブログで紹介しました。こっちの本と、書いてあることはほぼ同じで、同じテーマを扱っている節もあります。それでも、ページをめくるたびに身をつまされる……だって、前に読んでるときも「はいはい、そうそう」と思ったのに、全然自分の行動に反映されてなかったんだもん……。

軽く読めるし、情報量が多い本ではありません。だけど、内容が内容なだけに、ページをめくるたび、自分の振る舞いに反省したり、ハッとさせられたり、その都度、気づきは多い本だと思います。定期的に見返したいっすな。

『1秒で「気がきく人」がうまくいく』|「当たり前」を徹底的に習慣に

面倒くさい人がいるもんだ(;’∀’)

これは余談的な感じで、あさよるのめちゃ穿った感想。松澤萬紀さんの本書もだし、前に紹介した本もだけれども、この2冊の本の裏テーマって、「世の中、面倒くさい人が多いのね」だよね!?と、思いました。いや、これ、ほんと超個人の感想であって、著者の考えじゃないですよ、くれぐれも!

でもね、著者がCA時代のエピソードとかね、クレーム付ける客に対応したら「同意してほしかった」と言われたり、食事をごちそうになるとき、財布に手に取って会計しようという仕草をミスったとき「君、おごられて当然って思ってるでしょ」という人とか、いやいやいや~そんなことリアルに言う人いるの!?なんて。

飛行機って交通機関だから、いろんな人が利用するんでしょう。んで、いろんな人が密室に閉じ込められて、迷惑でも途中下車もできないし、何があっても目的地に行くしかない。かなりピリピリした環境なんだろうなぁと感じました。勝手に、華やかでゴージャスな世界なイメージがあったけれども、ハードな業務なんですね。

って、すごい本の内容とは関係ない感想でしたw

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『最高の休息法』|脳科学×瞑想で集中力が高まる

こんにちは。だんだん暑くなってきまして、イライラしたりグッタリ疲れてしまったり、季節の変わり目を生きています。こんなとき、なるべくなら心穏やかにいたいものなのに、ついカリカリしてしまい他人に苛立っては、自分がどんどん疲れてゆく……というループにハマり込んだことありませんか?

どうもこれって脳の作用かもしれないということで、『最高の休息法』という書籍に手が伸びました。こちら、以前からレビューが気になっていました。

科学と瞑想、東洋哲学

本書『最高の休息法』は脳科学的な脳の特性を踏まえ、東洋的な〈瞑想〉を取り入れることで、脳の良い状態をつくり出す方法が紹介されています。

脳は働き続ける臓器で、休まろうとしません。脳は働き続けると、内側前頭前野と後帯状皮質と呼ばれるところの活動が低下するそうです。

これらの部位は記憶・感情などに加え、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)を司る部位でもある。
DMNとは、内側前頭前夜、後帯状皮質、契前部、そして下頭頂小葉などからなう脳回路であり、意識的な活動をしていないときに働く脳のベースライン活動だ。いわば脳のアイドリング状態といったところだろうか。端的に言えば、脳というのは、つねに動いていようとする臓器なのだ。
(中略)DMNは「心がさまよっているときに働く回路」として知られている。そして人間の脳は、なんと1日のおよそ半分以上を心さまようことに費やしているというのだ。

p.67

うつ病の人に「あのとき、ああしとけばよかった」と考える〈反芻運動〉が見られれるそうですが、これも脳が休まらなく疲労の原因になってしまいます。次々と悩みが頭の中でグルグルと堂々めぐりする状態に陥ってしまうと、どんどん疲弊し、冷静に判断できなくなってゆくということですね。

マインドフルネス、瞑想は脳の8つの部分に働きかけ、構造を変えてゆく作用があるそう。「瞑想」ってなんだか非科学的でオカルトっぽく感じていましたから、科学的な根拠もあるんだなぁと驚きました。

京都・禅寺からイェール大学留学中の主人公

本書『最高の休息法』の大部分はストーリー仕立てになっています。京都の禅寺に生まれ、イェール大学で研究員をしているナツと、イェール大学教授のヨーダ。そして、アメリカでベーグル店を営むナツの伯父が登場します。ナツは実家の禅寺で、幼いころから修行を実父からさせられており、父に反発し日本を飛び出したのでした。

……という物語形式でマインドフルネスについて語られるのですが、正直、禅寺に生まれた娘とか、アメリカの大学の研究員とか、ちと共感できないというか……(;´∀`)特別な例すぎないか?思ってしまいましたw 伯父さんもアメリカで自営業やってるとかね。

この物語が、物語であることで〈とっつきやすく感じる人〉と〈長い蛇足〉に感じる人は分かれそう。

7つの休息法・一覧が分かりやすい

本書の7つの脳の休息法が、まとめて一休息法につき見開きイラスト付きで紹介されているのが分かりやすい。kindle版でお買い求めになられた方は、見開きでスクショとって保存しておきたい。

1 マインドフルネス呼吸法

注意を過去や未来ではなく「今ココ」に向けるための呼吸法。呼吸に意識を向けます

①基本姿勢を取る
②身体の感覚に意識を向ける
③呼吸に注意を向ける
④雑念が浮かんだら

2 ムーブメント瞑想

現在はマルチタスクの時代。自動操縦モードほど雑念が浮かびやすいもの。体を動かしながら瞑想する感じかな

①歩行瞑想
②立った姿勢でムーブメント瞑想
③座った姿勢でムーブメント瞑想
④そのほかこんな方法も

3 ブリージング・スペース

脳のストレスは体にも悪影響が及びます。だるさ、肩こり、腹痛などなど。ストレスに気づき、呼吸への意識から、体全体へ意識を広げてゆきます

①ストレスの影響に気づく
②呼吸に意識を集中させる
③身体全体に意識を広げる

4 モンキーマインド解消法

頭の中にさまざまな雑念が渦巻いているとき、「もう既に考えた」ことを片づけ、名前を付け、俯瞰し、思考のループから抜け出します

①捨てる
②例外を考える
③賢者の目線で考える
④善し悪しで判断するのをやめる
⑤由来を探る

5 RAIN

脳に過度なストレスがかかると偏桃体が暴走し、それを抑えようと前頭葉が働きます。瞑想を続けることで、この二つがフラットな状態を作ってゆきます

①Recognize(認識する)
②Accept(受け入れる)
③Investigate(検証する)
④Non-Identification(距離を取る)

6 やさしさのメッタ

嫌悪、妬み、怒り等のネガティブな感情を減らし、他人への愛情・慈しみを育て、脳を疲れさせません

①マインドフルな意識状態をつくる
②その人のことを思い浮かべる
③心の中でフレーズを唱える

7 ボディスキャン

脳の疲労がひどくなると、身体の一部にほてりや疲労が生れます。痛みの抑制と、痛みに対処できる脳をつくります。

①横たわって、呼吸に注意を向ける
②左足のつま先に注意を向ける
③身体をスキャン
④同様のプロセスを全身で

以上の瞑想法が、実際に紙面ではイラストを交え、詳しい説明ページへの案内を交えて紹介されています。中には、瞑想法を実践なさっている方や、知っている瞑想法もあるかと思います。基本は道具も何もなくその場でできるのがいいですね。

働くための「休息法」を得とくせよ

あさよるは、自身の疲労や、自分のイライラや怒りに“気づきにくい”人でして、現状把握できないばっかりに、自分に振り回されて、自分でヘロヘロになってしまいます。まず、自分の中で怒起こっている〈疲れ〉や〈感情〉に気づくことから始めたく思います(;’∀’)

そして、グルグルと同じことを悩み続けて疲弊してしまうターン!あるあるですね。第三者として、他人の悩みを聞いていたりすると、悩みが堂々巡りしていて悩みのループにハマっていることが客観できたりします。しかし、いざ自分がそのループにハマり込んじゃうと、なかなか気づけない……。そもそも、グルグルと悩まない脳づくり、コンディションづくりっていいですね。

先にも言いました、あさよるは「瞑想」っていうとちょっとオカルトっぽくて苦手でしたが、その苦手意識はなくなりました。

また、「休む」ことって、「働くため」にも必要なんだって気づきました。良い仕事をするために、上手に休む。「最高の休息法」ですね。

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『GRIT やり抜く力』|失敗して挫けても、必ず立ち直る

こんにちは。もうすぐこのブログをはじめて2年になる あさよるです。平日は毎日更新していますが、こんなに長く続くとは思っていませんでした。

最初の頃は結構必死で更新していましたが、最近は習慣になりつつあって、毎日お風呂に入るような感じでブログを書けるようになりました。なんでも続けてると変化があるのかなぁなんて思いました。

さて『GRIT やり抜く力』です。本書は書店でもよく見かけましたし、ランキング上位みたいなので興味がわきました。表紙の赤い部分は特殊インクでキラッと光沢しています。

持って生まれた才能・センスより、「やりぬく力」

本書の主張はシンプルです。「やり抜く力」は大切!以上!w

優秀な人や、才能があるはずの人も、やり抜かねば意味がない。優秀なはずの人がどんどん脱落してゆき、最後まで残った人たちが、その分野を極めてゆくことになります。

失敗もあるよ。挫折もするよ。だけど、挫けても諦めず、再び立ち上がる。

そのたびに、同じことを繰り返すのではなく「改善」をし続ける。昨日より今日の方が、今日より明日の方が少しでも良くなっているように努める。そんな単純なことの積み重ね。

口では、夢や志望を語る人はたくさんいます。だけど、大事なのは何かを完成させることです。小説家志望の人は、最初はどんなに下手でも、最後まで完成させて出してくる人は、いずれプロになるそうです。しかし……志望だと言いながら、小説を完成させない人は……。他の分野でも同じような話ありますよね。

「努力」より「才能」をすごいと思ってしまう

本書の中では、気になる実験結果がありました。

同じピアニストが一つの曲を演奏します。その一曲の一部分を2箇所被験者に聞かせ、片方は努力によってピアニストになった人物であること、もう片方の演奏は幼いころから才能が認められた人物が演奏したと紹介し、両方の演奏の印象を聞きます。すると、努力の方の演奏より、才能がある人の演奏の方が評価が高いのです。

また、努力家タイプと天才タイプの起業家のプロフィールを聞かせ、それぞれのプレゼンテーションの音源を聞かせます。

やはり天才型、つまり「生まれつき才能のある人」のほうが、起業家として成功する確率が高いと評価され、事業計画の内容についても高い評価を獲得した。(中略)「努力家タイプ」と「天才タイプ」の2名の起業家のうち、どちらを支援したいかとたずねた場合、参加者は「天才タイプ」を選ぶ確率が高いことがわかった。「努力家タイプ」と「天才タイプ」でそのような差が生じなくなるのは、「努力家タイプ」の起業家のほうが、起業してからの年数が4年長く、さらに開業資金が4万ドル多い、という好条件が重なった場合のみだった。

p.45

努力型の人は、才能タイプの人と同じ信用を得るには、4年と4万ドル必要ということすな(-_-;)

これだけ、我々は「努力家」と「天才」の間に差を感じているのです。もちろん思い込みです。しかし、この思い込みは厄介で、努力してやり抜くことへの自己評価も低いということ。才能によって夢がかなうことに憧れて、努力を怠るのです。

また「あの人天才だから」「才能があるからすごい」という、一見ほめ言葉に聞こえることも、実は自分への言い訳だったりします。すなわち優秀な人を、“才能がある=特別だからできる”としちゃえば、「自分は才能がないからできなくて当然」と、自分を正当化できます。実際には、優秀な人たちだって地道な努力の積み重ねだろうに。

努力より才能の方がすごいと評価することで、自分自身の「やり抜く力」を削いでいるのかもしれません……。

褒めない、叱らない

子どもたちへの教育についても触れられています。

失敗しても、叱らない。これは、失敗するたび嫌な思いをすると、無気力になります。何もしなければ失敗しませんから、叱られることもなくなるのです。

反対に、「褒める教育」が語られることもありますが、教育の場では褒めるのもよくないそうです。これは『嫌われる勇気』とその続編の『幸せになる勇気』でも語られていました。

頑張りを褒めると、人から「褒められる」ことが報酬になってしまいます。報酬が欲しいから努力をし始めると、次は報酬がないと努力できなくなってしまうのです。また、『幸せになる勇気』では、「褒める」という行為の〈上から目線感〉があるとも指摘されており、「他人から褒められたい」って願望って、結構泥沼になる感情なのかもなぁと思いました。

『嫌われる勇気』|やらないための“言い訳”を作ってた…だと?

『幸せになる勇気』|平凡で「その他大勢」である自分の価値

著者・アンジェラ・ダックワースさんのご家庭では4つのルールがあるそうです。

  1. 家族全員ひとつはハードなことに挑戦しなければならない
  2. やめてもよい(※条件アリ)
  3. 「ハードなこと」は自分で選ぶ
  4. 新しいことでも、いまやっていることでもかまわないが、最低でもひとつのことを2年間は続けなければならない

ハードなことってどんなことでもよくって、「ヨガをやる」とか「ピアノ練習」とかでOK。ただ、ちょっとだけ負荷がかかるような練習するってイメージかな?

「小さなチャレンジを毎日し続ける」っていいよね。そして、それが長期間続いたとき、大きな力になるだろうとワクワクします。

目の前のことを、きちんとやろう

あさよるが毎日少しだけチャレンジしていることを思い返してみました。

  • ブログを書くこと
  • 月平均1日1冊以上の本を読むこと
  • 毎日、体組成計で体重や体脂肪率を測る、毎日体温を測る
  • 小まめに前屈と背中をそらす
  • 背筋を伸ばす
  • ホワイトニング効果のある歯みがき粉で歯を磨く(お茶をよく飲むから)

これくらいかな?ものすごく大したことじゃないんですが、あさよるは結構ダメな人で、歯磨きやお風呂に入ることも、未だ習慣化されていなくて大変なのですよね(;´∀`)

毎日頑張るのも、マジメだからではなくて、すぐに忘れてしまうから必死で毎日やっている感じです。最近、体調優れず読書してない期間があったんですが、すっかり本の読み方を忘れてしまって、逆に笑えるw

生きるって大変ね~。

今回『GRIT やり抜く力』を読んで、あさよるはかなり励まされました。そう、才能がなくても、センスがなくても、ついてなくても、「やり抜く力」は自分の意志で実行できる。

「やり抜く力」は持っていても損はありません。それに、今日、今の瞬間からできることです(あさよるの場合、〈背筋を伸ばす〉は今できる目標です)。

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『「これ」だけ意識すればきれいになる。』|無謀なダイエットより「自律神経美人」

こんにちは。自律神経が整わないあさよるです。そうか、これが「五月病」なのかもしれない……( ノД`)

小林弘幸さんの著書で、以前に自律神経を整える大切さを学んだハズなのに……ずっと寝不足だし、食欲も整わず、夜中にから揚げ食べてしまったし(それはいつもでは…)。

『「これ」だけ意識すればきれいになる』。きれいになりたい!という願望とともに、サブタイトルの「自律神経美人」という言葉に魅かれて本書を手に取りました。

〈美人な状態〉をつくる

あさよるはこの本、好きだ!

なぜかというと、「美人」を顔のパーツの配置や体のシルエットの話ではなく、「心身ともに健康であること」としているところです。

アンチエイジングがトレンドで、健康志向の社会といっても、未だにダイエットと言う名の不健康な活動をしている人もたくさんいます。それを良しとしないのが「自律神経美人」なんですね。しかも、肉体的な健康だけでなくって、精神的にも穏やかで、怒らず、笑顔でいられる時間が多いことを目指しています。

めっちゃマジメな本じゃん!

しかも、誰も教えてくれそうで教えてくれない。みんな知っているようで、よくわからない話。自律神経を整えよう。腸を整えよう。腸内環境が美人をつくる!その辺は、以前、この辺の本で学んだ↓

『脳はバカ、腸はかしこい』|脳はすぐに勘違い、間違っちゃう?

小林先生の本、これでいいんじゃね?(女性限定)

本書の著者・小林弘幸さんの著書をいくつか読んできまして、当あさよるネットでも紹介してきました。どの本も言っていることは同じです。医学的な体の健康のことを言っているのですから、同じに決まっているのですが(;´∀`)

女性限定ですが、この『「これ」だけ意識すればきれになる。』を読めば、小林先生のお話の大まかが実践できるんじゃないかな?ふわっとした目的よりも「きれいになる」「美人」ってキーワードから、体調を整えるのは、取り入れやすいだろうし。

更年期のむかえ方とか、指南する本はたくさんありますが、「意識しすぎなくていい」って言葉は、響きました。変に構えてしまうよりも、いつも笑顔で、健康な状態を維持することに意識を向ける。

人の〈意志〉の力って大きくって、しかも自律神経ってのは、INとOUTを入れ替えても効果があるみたい。すなわち、悲しいから→泣くと、泣くと→悲しいもなりたつ。嬉しいから→笑うも、笑うと→嬉しくなると、心と体は同じ一つのものですから、さかさまにも作用しちゃう。だから、笑顔でいよう。前向きでいよう。穏やかでいようって話です。これは、小林先生の他の著書で触れました。このあたり↓

『自律神経を整える 「あきらめる」健康法』|あきらめる=逃げだって思ってません?

無謀なダイエットより、確実な美容を

あさよるも若い頃、かなり無謀なダイエットを繰り返しておりまして、体がボロボロになってしまいました……お恥ずかしい限りです。それでも10代20代の頃は〈若さ〉というすごいものを持っていましたから、なんとなくなんとかなっていましたが……やっぱ年齢と共に、しんどい!単純に自分の体がしんどいw

食べ過ぎで胃が気持ち悪いし、すぐにお腹の壊すし、お肉の付き方が変わって、自分のシルエットが変わってゆく感じ。ヤバいぞ?と鈍感なあさよるも感じます。

ここでまた、無謀なことはできません。もう若い頃のように「なんとか」はならないだろうし、それよりも確実な美容を実践したいです……。

その一歩が、腸の調子を整えること。意外に思いました。しかし、確かに食べもので自分は作られていますから、食品を分解し吸収する腸が不健康ではいけません。

そして、穏やかでいること。笑顔でいること。これ、精神論みたいに思えますが、医学的な根拠もあるんですね。これは今すぐできることであり、なかなかできないことでもあります。いずれにせよ、迅速に取り組むべし。

五月病で体調最悪なあさよるですが、『「これ」だけ意識すればきれいになる。』を読みながら、「ちょっとずつ元気になろう」と思いました。

ちなみに、〈「これ」だけ〉とありますが、結構多いですw目次を見てみて下さいw

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『スタンフォードの自分を変える教室』|自分の本能の声を聞こう

こんにちは。体調不良のままゴールデンウイークが終わってしまった あさよるです。朝方の寒さでお腹を壊してしまって、スッキリしないままの連休でした(;’∀’) もっと自制して、良いコンディションのまま維持できるようになりたいなぁと。

そこで、『スタンフォードの自分を変える教室』ですよ。口コミでもいい感じですし、自分の生活習慣が変わるやも?と期待して手に取りました。

思っているほど、人の「意志」は働かない

『スタンフォードの自分を変える授業』の著者、ケリー・マクゴニガルさんは心理学者で、心理学や精神科学、医学の研究を下敷きに、本書が作られました。

誰でも納得できるようなたとえ話を用いながら、専門的な話が簡単に説明されています。

「自分を変える教室」を最後まで読んでわかったのは、「自分で思っているほど人の〈意志〉は、強くない」ってコト。自分で「ダイエットしなきゃ」「勉強しなきゃ」「やめなきゃ」と思っても、その通りに動けません。それは、人に元々備わっている〈本能〉の働きが関係しています。

ヒトも動物であり、捕食者から逃れ、狩りをし、飢えをしのいで生き延びてきました。飽食の時代とか、誰もが長生きできる時代なんて、ほんの最近局地的に起こっている現象であって、ヒトは飢えながら敵から逃げて生き延びるためのプログラムが備わっています。そのプログラムがどんなものなのか理解しないと、意志と本能がズレてしまうと、思わぬ結果を招いてしまうのです。

思っているほど「意志」は強くないって前提に立つことで、自分の意志力を最大限に利用できるんだって思います。

人の意志・本能の特性を知れば対処ができる

例えば、疲れていたり寝不足な状態では判断力が鈍り、意志力も下がります。体調管理が意志を変え、行動を変えるってことです。

また、同じことでも「いつやるのか」が大事だったりします。朝の貴重な時間帯、メールチェックに追われるのか、自分の時間に使うのか、自分の意志で割り振ることができます。

また、「甘い物が食べたい」という欲求を上手に使うこともできます。脳が活動するためには糖分が必要ですから、我々は日夜、血糖値を上げるために活動していると言っても過言ではない!? 脳に糖分を適度に補給してやると、意志力もアップします。恐ろしいのは、脳は消費する糖の量を調節してしまうことです。血糖値が低い状態が続くと、脳は糖を使う分量を減らし、勝手に省エネモードになってしまいます。すると、意志力も弱まってしまうのです。「体の仕組みを知る」ってのも、必要なのですね。

シロクマのことは考えないでください

人間の意志の不思議。

シロクマなんて、ふだんは学生たちの頭の片隅にもありませんでした。なにしろセックスと試験のことで頭はいっぱい、話題といえばコーラの新商品は期待はずれでがっかり、なんてことばかり。なのに、そんな彼らがシロクマの虜になってしまったのです。それもこれも、こんな指示を受けたばかりに――「これからの5分間、シロクマのことを考えないようにしてください」。

p.304

「シロクマのことを考えないようにしてください」と指示をされると、シロクマのことが頭から離れなくなってしまう……よくわかる話です。

例えば、子どもに「ジュースこぼしちゃダメよ」と注意すると、ガシャーンとこぼしてしまうのも、この力? ちなみに、「こぼしちゃダメ」と思えば思うほど、あさよるは大人なのにこぼしてしまいますw

意識してしまうと、そのことで頭がいっぱいになってしまう。例えば「太っちゃダメ」と考えると、やってはいけないイメージで頭の中がいっぱいになってしまう。ゲームしちゃダメって思うと、ゲームのイメージが湧いてしまう。悩ましい話です。

また、他人の意志力が「伝染する」というのも面白いです。

不健康な生活習慣の人と一緒に過ごすと、生活習慣が伝染ってしまう……わかる気がします。人は、他人の行動を見ると、知らず知らず真似をしてしまいます。

他人の行動をまねしてしまうということは、誰かがスナック菓子やお酒やクレジットカードに手を伸ばすのを見たら、いつのまにか自分もまねしてしまい、意志力を失ってしまうかもしれないということです。

p.278

これも、経験として「わかる」と思います。スリムな人と一緒にいると、知らずに自分もヘルシーな食べ物を選んでいたりとか、マジメな人と一緒に仕事をすると、自分もピリッと襟を正される感じ。

これも、自分の〈意志〉とは違う、他人からの影響です。

「知る」ことで、変わる

自分の〈意志〉というものは、絶対的ではなく、本能や他人からの影響が大きく働きます。それを悪しきものとするよりも、上手に利用する方が、良さそうです。

「自分を変える教室」は、「自分を知る教室」なのかもしれません。また、大学の講義で扱われているものですから、普遍的で多くの人に当てはまる〈特徴〉です。ヒトの持っている習性と言ってもいいかもしれませんね。

本書は、多くの人に当てはまるように抽象的な話なので、自分に当てはめながら読むとより分かりやすいかも。アメリカの本と言うことで、たとえ話がアメリカンなのも楽しかったですw

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『幸せになる勇気』|平凡で「その他大勢」である自分の価値

こんにちは。みなさまゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか。あさよるネットは平日更新予定です。

以前、『嫌われる勇気』を読んで「なんか感動した」とワーワー言ってたんですが、その後もジワジワッときています。この本、以前に読んだときは「なんのこっちゃ」と何も感じなかったんですが、変われば変わるものです。

自分のこだわっていることや、他人に苛つく時「自分がこだわっているんだ」「自分が苛立っているのだ」と思うようになりました……その瞬間はムズカシイけどね、頭が冷めたときね。

『嫌われる勇気』|やらないための“言い訳”を作ってた…だと?

で、続編の『幸せになる勇気』も読みたいでしょ~ってことで。

『幸せになる勇気』のあらすじ

『嫌われる勇気』にて〈哲人〉との討論の末、アドラー心理学の考えを受け入れた〈青年〉。彼が、3年の時を経て再び哲人の元へやってきた。しかも、彼を論破し、アドラー心理学がペテンだと暴くために!

青年は教員となり、子どもたちの教育を仕事としています。しかし、子どもらを扱うためには、アドラー心理学は使えない。アドラー心理学では人を「ほめてはいけない、叱ってもいけない」という教育方針だからです。放っておくと子どもは悪さをしますし、叱らないとナメられます。いつも厳しく叱る先生の教室はいつも整然としています。そして、良い成績を残した子を褒めてやると喜びます。

アドラー心理学は机上の空論である!それが青年の主張です。

「ほめてはいけない、叱ってもいけない教育」とは

教師である青年は子どもたちへの教育をめぐって話は展開してゆきますが、〈教育〉というものそのものは、我が子への教育、後輩や部下への教育など、どんなシーンにも当てはまります。そこで、人をほめはいけない、叱ってもいけないとは、これいかに。

まず、「ほめる」という行為は、目上の者が目下の者への行為です。平社員が「社長、よく頑張ってますね。偉いですね」とは言いませんw ですから「相手をほめる」というのは、無意識にも相手を格下認定しているのです。そして、その微妙な人間関係は子どもだって感じ取っています。

ほめるのではなく、相手にすべきは「尊敬」です。

ほめてはいけない、叱ってはいけない理由

何かをすると、他人からほめられる、すると嬉しい。これを何度か繰り返していると「ほめられる」ことを目的に行動するようになります。これは自分の価値基準を他人に預けてしまうことになってしまいます。だって「ほめる」か否かは、相手が決めるのだから。

他人から「ほめられる」ことを目的に行動し、望み通り「ほめられる」間は、むしろ良好な状態にさえ見えてしまいます。しかし、ほめてもらえないと、ネガティブな感情に支配されることでしょう。

そして、ほめてもらえなくなった人は、次は別の手段で人の気を引こうとします。それが「反抗」です。反抗すると「叱られる」。叱られ、憎まれることで、相手の心を掴もうとする。だから「叱ってもいけない」。

更に、人からほめられず、叱られもされなくなったとき、人は無気力になり、自分の無力をアピールしはじめます。「自分はバカだから」「勉強できないから」と諦めの境地になるのです。そして、自分がいかに無能であるか証明をするのです。この境地へ至っては、なかなか支援の手が差し伸ばせません。もっと前段階で踏みとどまっておく必要がある。

哲人 ほめられることでしか幸せを実感できない人は、人生の最後の瞬間まで「もっとほめられること」を求めます。その人は「依存」の地位に置かれたまま、永遠に求め続ける生を、永遠に満たされることのない生を送ることになるのです。

青年 ではどうするのです!?

哲人 他者からの承認を求めるのではなく、自らの意志で、自らを承認するしかないでしょう。

青年 自らを承認する!?

哲人 「わたし」の価値を、他者に決めてもらうこと。それは依存です。一方、「わたし」の価値を、自らが決定すること。これを「自立」と呼びます。幸福な生がどちらの先にあるか、答えは明らかでしょう。あなたの価値を決めるのは、他の誰かではないのです。

青年 そんなもの不可能でしょう! われわれは自分に自信が持てないからこそ、他者からの承認欲求を必要としているのですよ!

哲人 おそらくそれは、「普通であることの勇気」が足りていないのでしょう。ありのままでいいのです。「特別」な存在にならずとも、優れていなくとも、あなたの居場所はそこにあります。平凡なる自分を、「その他大勢」としての自分を受け入れましょう。

人を「褒めてはいけない」、そして「叱ってもいけない」。相手の承認欲求を満たすのではなく、代わりにすべきことは、他人を信じ、尊敬し、愛することです。

尊敬できない理由

といっても、他人を無条件に「信頼」できますか?言うことを聞かない、自分勝手な相手を「尊敬」なんてできません。ましてや「愛」だなんて。さらに、承認欲求を退け、「その他大勢」の一人として生きるよう指南する哲人に、青年はマジギレ。

青年 軽口を叩くな、このサディストめ!「お前はどこにでもいる平凡な人間だ」などと言われて侮辱を覚えない現代人がどこにいる!!「それも個性だ」などと慰めを受けて、真に受ける人間がどこにいる!!

キレてますねー。青年は、子どもたちを褒め、叱ることで自立を阻み、いつまでも教師の影響下に置きたいと考えている。それは、自分が特別な存在でありたいと願うばかりに、自分が救世主のように振る舞おうとしている。哲人はそう指摘します。

哲人 あなたはまだ、幸せになれていない。「幸せになる勇気」を持ちえていない。そして、あならが教育者の道を選んだのは、子どもたちを救いたかったからではない。子どもたちを救うことを通じて、自分が救われたかったからです。(中略)
他者を救うことによって、自らが救われようとする。自らを一種の救世主に仕立てることによって、自らの価値を実感しようとする。これは劣等感を払拭できない人が、しばしばおちいる優越コンプレックスの一形態であり、一般に「メサイヤ・コンプレックス」と呼ばれています。

p.162

青年がどうして人を救いたい、救世主でありたいと願うのか。それは、青年自信が、自分の価値を自分で決定することができず、他人から「認められたい」と願っているからです。自らの承認欲求を満たそうとして、他者と関わっているのです。

承認欲求から解き放たれるには、「自立」をすること。平凡な自分を受け入れ、その他大勢の中の一人であることを認め、自分らしく生きることです。それが「幸せになる勇気」なのです。

悪いあの人、かわいそうなわたし。これからどうする

哲人のもとへやってくる人の悩みは、「悪いあの人」「かわいそうなわたし」、この二つの話をするそうです。いかにあの人は悪いのか。いかにわたしはかわいそうなのかを語ります。しかし、その相手に「これからどうする」と語りかけると、返事が変わるのです。過去の嫌な経験を話すのではなく、「これからどうする」。シンプルだけど力強い言葉なのですね。

子どもたちにも、この言葉は有効なようです。ケンカをした二人に、どっちが悪いと話を聞くこともですが、「これからどうしようか」と問いかけは、思考を変えるといいます。

確かに人間は、最初に与えられた条件に思考が凝り固まってしまうことがあります。カタログの中から商品を選び始めると、カタログ以外にも商品が存在することが頭から消えてしまいます。「どっちがいい?」と聞かれると、二つの中から選ぼうとしてしまいます。

「悪いあの人」「かわいそうなわたし」の考えにハマりこんで苦しんでいる時、「これからどうする」という問が思い浮かばなくなってしまうのかもしれないのでしょう。だから、誰かが問いかけて欲しい言葉だなぁと思います。

愛すること、愛されること

そして『幸せになる勇気』の大詰めは、「人から愛される」ことに話が及びます。人から愛されるには、まずは「人を愛すること」です。

また、アドラー心理学は「運命の人」を想定しません。ある日突然運命の人と出合い恋に落ち、愛し合うようになる…というストーリーを描く人は「運命の人がいない」と自分に言い聞かせます。365日、誰とも出会わずに生きている人は稀です。多くの人は常に誰かと出会い続けています。出会いがないわけではありません。

「誰にも愛されない」理由を「運命の人がいない」とすり替えているだけにすぎないのです。

「幸せになる勇気」。それは人を愛する勇気です。人を愛する人は、人から愛される人です。他者から愛されるということは「幸せ」に繋がります。

「人から認められたい」と承認欲求に生きることは、他人が自分の評価を決める生き方です。他人が認めてくれない苦悩の中で一生を生きるのか、一方、自分の価値を自分で決め、自立して人を愛し、人から愛されて生きるのか。

決めるのは自分です。そして、アドラー心理学は、過去の経験は関係なく「今」の自分にスポットライトが当たります。

さて、今、自分は、「これからどうするのか」。

…次回作にちょっと期待w

青年は相変わらず怒り狂い、前作にも増して哲人をなじっておりましたw

この寸劇、嫌いではないので、ちょこっとだけ次回作に期待しております。今回、「教育」と「愛」について怒っていたので、次回は結婚して嫁に対する愚痴を撒き散らす青年とかねw 待っておりますw

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『結局、「1%に集中できる人」がすべてを変えられる』

こんにちは。〈やることリスト〉が減らないあさよるです。毎日「あ、あれやらなきゃ」「これ出来なかった…」を繰り返し、忙しくないのに多忙というよくわからない状況です。

以前、藤由達藏さんの著書『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』を読み、そのタイトルから図星すぎて冷や汗タラタラという事態でした。そうです、すぐやればいいんです……。

『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』|ちょっとだけなら今すぐできる

再び「喝」を入れるべく、同著者の著書『結局、「1%に集中できる人」がすべてを変えられる』をAmazonランキングで発見し、手を伸ばしたのでありました。

「行動」は人生を変える、が……

「行動」は現実を変える唯一無二のの最強の方法です。行動すれば、自分と環境が変わり始めます。目指すところに一歩一歩と近いづいていくこともできます。

p.18

 

「行動」は現状を変える魔法のような力を持っています。一つずつ地道に行動し続ければ、近い将来大きな力となるでしょう。

……そんなこと知ってるっ!分かってるぅ~っ!!

やらなきゃいけないことは山積みで、やるしかないのもわかってる!でもなかなか行動できないの~!って人、多いんじゃないでしょうか。『結局、「1%に集中できる人」がすべてを変えられる』では、行動したいのになかなか体が動かない人へ向けた本。

どうして自分は「すぐ行動」に移せないんだろう……と落ち込むなら、本書をあたってみて下さい。すぐにできない理由が紹介されています。

「すぐ行動」できない理由

「すぐ行動」に移せない理由は、以下が紹介されていました。

  • 抱えすぎ
  • 優先順位がつけられない
  • 集中できない

端的。だし、たぶん当たってると思います。

ということは、行動できない理由の裏を目指せばいいってこと!?つまり、

  • 抱えない
  • 優先順位をつける
  • 集中する

これは……「すぐ行動」できそう!w 本書『結局、「1%に集中できる人」がすべてを変えられる』で扱われるのは、これ。

行動のために、余分なものを〈手放す〉

あれもこれも抱え込まない。そのために「仕事」を手放し、「思い込み」を手放し、「感情」を手放し、足を引っ張る「人間関係」を手放す。

今抱えている物事の99%を手放して、残りの1%に取り組むんです。

「仕事を手放す」「感情を手放す」と言うとビックリしてしまいます。細かく見るともっとビックリな内容なんです。〈「時間はマネジメントできる」を手放す〉〈「優先順位」を手放す〉〈「マルチタスク」を手放す〉などなど。

まず、〈「優先順位」を手放す〉は、面白いんです。優先順位が1番のことをする。2番以下のことはしない!一番すべきことだけに力を注ぐと、「優先順位」自体が不要になるというわけ。これはホエー!と感心しました。

〈「時間はマネジメントできる」を手放す〉では、時間はそもそもコントロール不可のもので、実際にマネジメントしているのは「行動」そのもの。「時間をマネジメントする」という発想を捨てるということ。

〈「マルチタスク」を手放す〉も、よくある意識高い系とは逆行しているように感じます。しかし、マルチタスクするよりは、一つのことに集中しようと呼びかけます。なぜなら、人間は高度な知的労働を同時にはできないからです。

「思い込み」を捨てよ

「マルチタスク」や「優先順位」が大切だというのは、〈思い込み〉なんですね。じゃあ、自分の行動を阻害しているのは、自分の〈思い込み〉のせいってこと!?

「真面目にきっちやる」とか「苦手な分野を克服する」なんて考えも〈思い込み〉だというのです!Σ(・ω・ノ)ノ!

特に「苦手な分野を克服する」は、中高生が学習に取り組むときに必要な姿勢です。しかし、社会人になると、苦手分野での活躍を望まれることはありません。「苦手を克服しなければならない」と思い込んで委縮する必要はないってことですね。

重要なもの以外を、脱ぎ捨てる!

どんどんどんどん思い込みや既成概念、しがらみを脱ぎ捨てて、最後に残るたった1%のこと。これが、自分が全力で取り組むべき課題であるということですね。

まず99%を手放すことが、なによりも大切。あさよるはこの手順を省いて、成果を出そうとしているから失敗していたのですね……(´;ω;`)

「仕事を抱えすぎている状態」を続けていると、いつも慌ただしく焦って常に気が散った状態に陥ります。これでは気分が落ち込んでやる気もなくなります。ザ・悪循環。

 悪循環を断ち切るためには、気分を切り替えることが大事です。前著『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』では、気分を切り替える5原則を紹介しました。

1.気分は変えられる、と知る
2.感情の表現(表現・動作・言葉)を変えれば気分は変えられる
3.思い出すだけで気分は変えられる
4.思い描くだけでも気分は変えられる
5.気分は伝えられる

p.185

気分って能動的に変わるのです。気分が変われば、意識を変える。集中した状態を作り出します。良い集中のためのコツも紹介されています。

◎「集中した状態」を思い出す
◎理想的な集中状態を思い描く
◎他人の集中を真似する

最後の「他人の集中を真似する」ってすごく大事な気がしました。よい状態の人をしっかりと観察し、自分の中にインストールする。これこそ今すぐできそうです。

シンプルに行動する

今抱えている煩わしいものごとを手放して、限定されたことにだけ取り組む。とってもシンプルでわかりやすい行動指針です。

手放すべきものと集中すべきものの、割合が99%と1%というのも驚きです。しかし、それくらいの割合なんでしょう。納得してしまいました。

本書『結局、「1%に集中できる人」がすべてを変えられる』は、めっちゃシンプルで、それだけに即行動できそうな内容。読んでてちょっとワクワクしました。

まずは「手放す」行動を起こさなきゃいけないんですけどね(;´∀`)

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