倫理学入門

要約/感想『嫌われる勇気』|やらないための“言い訳”を作ってた…だと?

こんにちは。人に嫌われたくない あさよるです。豆腐メンタルなんですよね~。傷つきたくないから、人と関わりたくないを地で行く人です。

さて『嫌われる勇気』です。タイトルからしてとんでもありませんね(;´Д`)

あさよるも以前『嫌われる勇気』を読んだことがあったのですが、また最近本のランキングで上がっているぽいので再読してみました。

ちなみに『嫌われる勇気』は、今年(2017年)にテレビドラマ化されていたそうですね。全然本のイメージとは違うので、どんな内容だったのかなぁ。

ああ!なんだか、感動した!

本書『嫌われる勇気』は、血気盛んな「青年」と「哲人」の二人の対話で物語が進みます。

 かつて1000年の都と謳われた古都のはずれに、世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれる、と説く哲学者が住んでいた。納得のいかない青年は、哲学者のもとを訪ね、その真意を問いただそうとしていた。悩み多き彼の目には、世界は矛盾に満ちた混沌としか映らず、ましてや幸福などありえなかった。

p.1

青年は家族との確執と、自らへの劣等感を抱えており、哲人の話に反発します。

哲人は言います。世界はシンプルであり、誰でも幸せになることができる。劣等感を感じるのは、過去の経験がそうさせるのではなく、現在の自分が自分のために劣等感を生み出しているだけだ、と。

引きこもりの男性は、過去の経験によってひきこもりに陥っているのではなく、外に出たくない理由として「ひきこもり」を生み出しているのです。

あさよるは、「花粉症だから仕事が手につかない」のではなく、「仕事に手につけたくないから、花粉症になっている」ということか!?どういうことだ!!

あさよるも“青年”と同じく、哲人の話は信じられません。だってまるで、“やらない言い訳”のために様々な事例が引き起こされているようじゃないか!!ほんとに苦しんでいる人だっているんだぞ!青年は苛立ちや怒りを哲人にぶつけ、論破し化けの皮を剝いでやろうと躍起。哲人との対話により、青年の抱える問題も浮き彫りになってゆきます。

「苦しみ」と「幸せ」は相反するものか

青年は自意識、劣等感、嫉妬など、自らの感情により苦しみの中にいます。

読了後、ふと あさよるは思うのです。苦しみの中にいることと、幸不幸は別の話ではないか。そう、どんな状況であろうとも幸福である人はいるでしょうし、また快楽の世界にいたといても不幸な人もいるのではないのか?自分が置かれている場所と、自分の幸不幸は直接的な関係がないのでしょう。

自分を満たすもの

他人の評価が気になってしかたがない人がいます。それは、自分の価値を他人に預けていることです。

アドラー心理学は、評価の基準を自分です。しかも「今」の自分。だから、他人の評価を気にして怒ったり、凹んだり、委縮して落ち込むこともありません。

そして、自分自身を満たすものは「他者貢献」。これだけです。他者貢献とは、自分が人の役に立って充実感を得ることです。くれぐれも、他人が喜ぶことを目的とするのではなく(それでは、評価の基準が他人になる)、あくまで自分が「他者貢献」し、人の役に立つことで、自分が満たされるのです。

「今」しか見ない!

アドラー心理学は「今」しか見ません。

過去のトラウマや、辛い経験から、今の状態が引き起こされたのではないのです。あくまで「今」自分は何かの目的のために振る舞います。

これって、辛い経験を持っている人を蔑ろにしてるんじゃないか!と思いませんか?でも違うんですね。「今」しかない、ということは、どんなに過去辛い思いをしても、「今」幸せになれるんです。

フロイト的な過去の経験が今の心理状態を生み出しているという考えは、過去にトラウマを持っている人は一生それを引きずって生きます。それはとても悲しい人生です。

しかし、アドラー心理学では、過去がどんなに辛くとも、「今」幸せになれます。例え過去に病気をしても、怪我をしても、体が不自由になっても、「今」幸せに生きれるんです。希望に満ち溢れた心理学なのです。

「気の持ちよう」ってことなのか!?

『嫌われる勇気』の作中で、青年は哲人に対し怒る怒る!

最後は哲人に言いくるめられ、納得したかのように帰ってゆくのですが、後日怒鳴り込んできたりします(苦笑)。血気盛んな青年を可愛らしくも感じるでしょうか。それとも、青年と同じように怒りを感じる人も少なくないのでは?

あさよるも混乱しながらページをめくり続けました。読了後は高揚感と同時に、どうしてよいのか分からないフラストレーションが残りました。

それは、自分が“振り下ろすために”振り上げた腕の存在に気づいてしまったのかもしれません。他人によって「腕を上げさせられた」と思っていたかったのに、やり場のない自分がいるような……。

この「心理学」とやら。どう扱えばいいのやら。「気の持ちよう」としておいてよいものか。しかし……

入れかえる“視点”を持っているコト

心理学をどう扱ってよいのやら分からないのですが、自分の見えている世界というのは、どう向き合うのかによって随分と様子を変えるようです。

アドラー心理学がどのような位置づけのものなのか分からないのですが、パチパチとチャンネルを変えて、視点を変えて今の自分を俯瞰できると随分良いだろうと感じました。

あさよるは、過去の経験が未来永劫影響を及ぼすという考え方よりも、「今」の自分が今の自分を作る方が、ずっと救いがあるし、希望を感じます。

ちょっと考えをパチッと変えるだけで、何もかもが違って見えるってオモロー!

「アドラー心理学」へ進もう

『嫌われる勇気』を読んで、もうちょと「アドラー心理学」について知ってみたいと思いました。そのためには心理学についても少しは勉強した方がよさそうです。正直、「心理学」、なんか胡散臭いなぁ~と心のどこかで思っているのも事実です(苦笑)。

その“怪しむ視線”は、あさよる自身が無知であることに由来しているのは間違いありません。ちょっとずつ、近づきたい^^

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『試験に合格する人の45の習慣』|ヤル気の出し方、本気の出し方

こんにちは。学習習慣が身につかない あさよるです。

何事も習慣です。テレビを見る習慣。ツイートする習慣。YouTubeを見る習慣。みんななんとなく、習慣で続けていることって多いですよね。

勉強だって、習慣付けできれば「気が付いたら勉強していた」状態になれるでしょうから、理想的です。

今日は『試験に合格する人の45の習慣』を手に取りました。勉強を習慣付けるきっかけになるかな?と期待しています。

試験・勉強への“気持ち”を作る

本書『試験に合格する人の45の習慣』の著者・木山泰嗣さんは弁護士です。

大学入試を失敗したご経験から、試験勉強に関する著書を多数執筆なさっています。あさよるは今回、初めて著者の本を読んだのですが、司法試験の勉強法の本等、たくさんあるようですね。

あさよるも学生ですので、試験前にはかなりデリケートになってしまいますw

そんなとき本書『試験に合格する人の45の習慣』は、力強く励まし、パワーを授けてくれる言葉がズラズラと並んでいます。

また現在(3月)は試験も終わり、新学期との狭間で呆けている時期ですよね? あさよるはそうです(苦笑)。

今のあいだに予習復習をしておくべきです。わかっています!しかし、体が動かない!!

喝!を入れるべく、『試験に合格す人の45の習慣』を用いました。前向きで、時に厳しく、時に諭すように「机に向かいなさい」「計画通りやりなさい」と言い聞かせられるようです。

勉強法を紹介するものでない

くれぐれも念頭に置いていただきたいのは、本書『試験に合格する人の45の習慣』は、勉強法や記憶法を解説するものではありません。

あくまで、試験対策や勉強に取り組むための心得や、向き合い方を解くものです。

怠けてしまう自分への言い訳をせずに、モチベーション自体を高めてゆくことが目的。

もし、勉強法や勉強ツール等を知りたいなら、他の本をあたりましょう。

試験の心得。勉強への向き合い方

『試験に合格する人の45の習慣』は読んでいるだけで、「よし、やろう」ってモチベーションが上がってくるから不思議です。

目次情報を見ていただけるだけでも、雰囲気が伝わるかも(記事の後に目次情報も掲載しています↓)。

まずは、勉強の習慣づくりです。毎日勉強したり、睡眠を取る等、あたり前ですが、一番大切なことです。

合格者・成功者を知り、合格のイメージを作ることも肝心です。不可能だと思っている限り成績は残せませんからね。

試験を研究するのも必要です。過去問を何度も何度もつぶしましょう。出題傾向を見つけることも大切ですし、テスト慣れしましょう。

講師役をして、教える立場になってみましょう。頭ではわかっているつもりでも、言葉で説明できないことに気づきます。

ポジティブに毎日を過ごしましょう。笑顔を絶やさず、前向きであることは、免疫威力も上げてくれそうですね。

願掛けや「ヤル気」も使う。一見、願掛けのように思える言葉もありました。正しく願掛けができれば、自分のポテンシャルを上手に引き出せるでしょう。で、「ヤル気」も大切。

「ヤル気」は、本書『試験に合格する人の45の習慣』を読むと湧いてきます( ̄▽ ̄)

テンション上げてこう!

すでに勉強の準備は整っている。あとはやるだけだ!

なのになかなか動き出せない……そんな人に『試験に合格する人の45の習慣』がオススメです。

あの手この手で「ヤル気」を引き出します。

中には耳に痛い言葉もあるんですよ。だけど、それも含めて「やってやる」って思えるんですよね。

軽い読み物で、一気に読みこなすこともできます。折を見ては読み返して、「ヤル気」注入してほしい一冊です。

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『LIFE HACKS 勉強法』|独学?通学?資格?理解?目標達成?好奇心?

こんにちは。机に向かうとYouTubeに夢中の あさよるです。何も手に付かない(^_^;)>

あさよるは大学生もやっているので、机に向かって勉強もしなきゃいけないのですが、パソコンやスマホやiPodや、誘惑が多くてなかなか進みません><

気合を入れるために、最近は勉強や学習について書かれた本を多めに読んでいます。

新しい季節の到来を前に、勉強、しておきましょう。

自分に合った勉強法じゃないと!

勉強法って巷に数ありますが、正直、自分にピッタリ来る勉強法ってありますか?

どの本も得るものはあるのですが、著者の考えが色濃く反映され、「◯◯は暗記しなさい」とか「目的を明確にせよ」とか、断言するものが多いですよね。

もちろん、断言してくれないと困るんですけどねw

独学が得意な人、スクールに通うほうが成果が出る人。あるいは、丸暗記がいいのか理解を深めるべきか。

勉強の動機は?明確な目的を持ってそれを達成すること?それとも好奇心に突き動かされて学習するタイプ?

『LIFE HACKS 勉強法』は、勉強法をタイプ別に分けて、自分にぴったり合う勉強法を探すことに重点が置かれます。

HACKS!シリーズじゃないよ

『LIFE HACKS 勉強法』は、「HACKS!シリーズ」の本ではありません。

「HACKS!シリーズ」とは、『IDEA HACKS!』『STUDY HACKS!』『TIME HACKS!』『READING HACKS!』などなど、東洋経済新報社より刊行されているシリーズです。

シリーズをお読みになった方も多いかも?

(↓あさよるネットでも紹介しました)

[レビュー]小山龍介『STUDY HACKS!』

原尻淳一の著書『READING HACKS!』で学ぶ、効率的な読書のコツ

一方、本書『LIFE HACKS 勉強法』は学研から出版されたもので、別のシリーズです。

言われてみるとネーミングの法則(?)も違っていますが、実はあさよるも勘違いして手に取った次第ですw

しかしながら、この『LIFE HACKS 勉強法』で、これまで勉強法に関するもやもやしていたものがスッキリ納得できた気がします。

そっか、勉強法にも種類があるんだ!

独学タイプ?スクールタイプ?

勉強にタイプ別があるって考えてみたら当然なのに、勉強法を解説する本ではスルッと飛ばされている気がします。

丸暗記を推奨するものや、きちんと理解していれば暗記は不要と解くものなど、矛盾しているように思っていましたが、種類が違うと思えば納得です。

独習タイプorスクールタイプ

まずは、自分の力で独学するか、スクールに入学しちゃうか問題。

独学を続けるにはそれなりの意志も必要ですが、資金も最低限で済みますし、完全に自分のペースで進められるのも魅力です。

一方で、スクールに投資をすることが良い結果を招くこともあります。専門の講師を付け、他の受講生の視線を感じることで燃える人もいるでしょう。

一部、スクールへ通うほうが効率がよいものもあるでしょうが、基本は個人の得意不得意で決まります。

ちなみにあさよるは独学のほうが性に合っています……スクールは途中で面倒になってやめちゃう><

暗記タイプor理解タイプ

英語は丸暗記だ!という先生もおれば、考え方を理解することで記憶してゆく方法もあります。

暗記は、復習が要です。繰り返し覚えることで記憶を定着させます。

理解タイプは、アハ体験や比喩表現を取り入れながら、理解を深めてゆきます。

この「暗記タイプ」「理解タイプ」別の勉強法が、他の書籍で紹介されている感じですね。

それぞれに合った学習方法を取り入れましょう。

目的達成タイプor好奇心タイプ

勉強に取り組むモチベーションも大切です。

明確な目標を設定し、それに向けてコツコツと努力を積み上げる方法が得意な人がいます。

あるいは、好奇心の赴くままにどんどん深い世界へと足を踏み入れてゆく人もいます。

自分の得意不得意もあれば、また資格取得が目的なのか、学習そのものが目的なのかによっても変わってきます。

自分が「なぜ勉強するのか」。その理由を鑑みます。

メンタルからぐぐっと底上げ!

『LIFE HACKS 勉強法』は、自分に合った勉強法で勉強することの大事さを説きます。

無作為に勉強法の本を読むと、自分のスタイルとは違った勉強法もたくさんヒットします。

その都度「自分にはできない……」「こんなことしたくないなぁ」とヘコまずに、「今後の参考に」と割り切って読むのがよさそうですね。

本書『LIFE HACKS 勉強法』では、複数の勉強法が紹介されているため、一つ一つの勉強法はサラッと触れられる程度。深く知りたいなら、他の書籍をあたる必要があります。

と言っても、自分の学習スタイルも時と場合で変わるもの。

特に、自分の苦手な勉強法については、予め意識して「そういうやり方もあるんだなぁ」と頭の片隅に入れておきたいなぁと思います。

勉強のいろんな取り組み方を知ったことで、なんか「ちょっと自分もやれそうな気がする^^」と意気込みました。

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[まとめ]『2日で人生が変わる「箱」の法則』ひっかきまわしているのは…自分!

こんにちは。人間関係の悩みが絶えない あさよるです。

一度、態度の悪い対応をされた相手のことを、後々までジメジメッとイラついたり、なかなかの消耗戦ですな(`・ω・´)キリッ

っとね、自分が他人に囚われている限り、すり減るのは自分なのですよね。

以前、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読んで学びました。今回はその続編『2日間で人生が変わる「箱」の法則』を手に取りました。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』|リーダシップと自己欺瞞。本音で生きろ!

敵対的な心“が”、敵対関係を作る

『2日で人生が変わる「箱」の法則』では、家庭に問題を抱えたカリスマ経営者・ルーがセミナーを受け、自らの「箱」に気づき克服するまでの物語です。

「箱」とは自己欺瞞。みな、自分の願望を果たせなかったとき、自分は悪くない理由を作り、自分自身を騙します。この状態を〈「箱」の中〉と表現します。

「箱」の中にいると、事実がねじ曲げられ、現実が違ったものに見えます。仲間であるはずの人物が「敵」に見え、気遣いの言葉すら「攻撃」に感じます。

自分が〈「箱」の中〉に入ることで、周りの人間関係にまで悪影響を与え、職場や家庭の環境も悪化してゆきます。

本書の主人公ルーも、子どもの更生プログラムの一環として参加したセミナーで、自らが〈「箱」の中〉にいることに気づき、夫婦関係や、経営する会社での振る舞いを改めるのです。

ちなみに、ルーの経営する会社はその後大成功し、前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』へ繋がります。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読んでから

本書『2日で人生が変わる「箱」の法則』は、前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の続編です。

ややこしいので、「本書」と「前作」で話を進めます。

本書と前作の内容は、概ね同じです。前作で提示された「箱」についてより細分化されて紹介されています。物語自体は、前作に登場するカリスマ経営者・ルーが、「箱」の考えに出逢う物語です。

まずは、前作の『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読んでから、さらに補足、おさらいするために本書を読むのが理想的に思います。

「箱」についての衝撃的な説明も、前作の方がドラマチックでドキドキしました。また、読み進めるうちに「何を言わんとしているのか」がだんだん明確になっていく様子も、前作の方が楽しめました。

まずは、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を!

「箱」にも種類がある

前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』より、より「箱」について細分化されて紹介されているのが本書です。

〈自己欺瞞〉という名の「箱」にも種類があり、それは「優越」「当然」「体裁」「劣等感」などなど。

「優越」とは、他人に対する優越感。他人は無能であり、劣等であると思い込んでいる。食い違いがあったとき、間違っているのは他人だと思い込む。

「当然」とは自分は賞賛されるべき存在でありながら、恵まれず、被害者である!という思い込みです。権利を強く感じ、他者に対し不当な扱いを受けていると思い込みます。

「体裁」とは「立派であらねば」「人に好ましく思われたい」という思いから、必要なことでも相手が望まない場合は手を貸せなくなります。相手のためにならないと分かっていながら、上辺だけの親切をしてしまうんですね。

「劣等感」は自分が劣っていると思い込んでいます。自分が劣っているということは、他者は自分より優れているということです。ですから、劣等感を持った人は、他者に厳しく当たります。

以上のように「箱」にも種類がたくさんあり、それぞれの「箱」に入ることにより、他者に敵対的な感情を抱いてしまいます。

厄介は自分が作っている

前作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』、そして本書『2日で人生が変わる「箱」の法則』の2冊を読み、しみじみと、「自分の厄介ごとって、自分が作ってるんだなぁ」と思いました。

本書内で、元夫から長年虐待を受け続けた女性は、元夫を恨んで当然ではないかと議論されます。しかし、実際に虐待を受けていた女性の証言でも、女性が「箱」から出たことで、やっと元夫との関係が断てたと話します。

元夫が自分の“憎むべき相手”というフィルターがはずれ、ただの一人の人間に見えたとき、彼女は元夫への執念がなくなり、「どうでもいい相手」であることに気づきます。

思春期の頃、両親が鬱陶しくて一方的に敵対視していたのに、ある日「お父さん」「お母さん」がただの一人の人間だと気づく日が来ます。誰もが経験する成長過程でしょう。

他者に敵意を抱き、それを執着し続ける人生は苦しい人生です。その執着から解放されたとき「救われる」んですね。

日本人的な世界観とはちょっと違う気がしますが、持っていてもいい考え方でしょう。

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『スポーツ速読完全マスターBOOK』|速読で視野を鍛えて強化!

こんにちは。速読をしてみたい あさよるです。

たまにテレビで速読できる人が、ものすごい速さで本を読んでいるのを見ると、「うわぁ~!どんな感じで頭に入ってくるんだろう!」と興味津々です。

ですので、「速読」と名のつく本をたまに読んでいるのですが……本書『スポーツ速読BOOK』は予想に反する内容で、驚きました!

速読で、動体視力が!

『スポーツ速読BOOK』。スポーツのように速読を身につけるのかな?と予想していたのですが、まったく違った!

速読をマスターし、動体視力と広い視野を手に入れることで、スポーツが上達するというものだった!

サッカーや野球、テニスやゴルフをしている方に朗報!速読によって、飛んでくるボールの縫い目まで見えるようになるというんですよ。

マジで…?

マジで…?この一言に尽きますねw

速読できるだけで、ほんとに動体視力が身につくの?

ボールが転がる軌跡が見えるようになる。芝が読めるようになる……ってマジで?

素直に「速読すげぇ!」と思っておくのが良いのでしょうかw

読書とスポーツ。両方はかどる

スポーツ上達のための速読は、お気に入りの本で練習です。

本を読むことが目的ではなく、あくまで速読、ひいてはスポーツの上達が目的です。

「スポーツのための速読」のトレーニング方法も、図解入りで紹介されています。DVDも付録!

ここまで書いて、あさよる気づきました。

もしかして、このトレーニングすれば、あさよるが目的の「速読」もできるようになるんじゃない?

速読、トレーニングしてみる?

読書の効能って、こんな効能もあるんだなぁ!とすごく興奮しました。

「知識が身につく」とか「集中力が身につく」とか、読書へのイメージ(?)って実はあんまり好きじゃありません。

でも「読書でスポーツが上手くなる」って面白くない!?

あと、はたして「速読」ってなんだろう?という根本的な疑問にも出会いましたw

眼球を動かす練習や、目線を固定したまま最大の視野を鍛えるトレーニングとか、スポーツしない あさよるですが、チャレンジしてみたいなぁと思いました。

むしろ、スポーツしないからこそ、この視野、必要かもしれないw

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