勉強術

[レビュー]小山龍介『STUDY HACKS!』

本書の著者は小山龍介さん。広告関連の方で、この「HACKS!」シリーズを手がけてらっしゃるようです。

表紙もおしゃれだし、読んでてテンションが上がるシリーズです。もっと読みたい^^

バージョンアップが必要

まず、本書『STUDY HACKS!』は2008年に出版された本です。ですので、2008年の時点での最新のアイテムが紹介されています。

現在(2017年)は、そこから9年分の技術革新により、よりコンパクトでハイスペックな機器をあたり前に所持している我々がいるのです……。

ですので、電子機器を使ったHACKSはそのままでは使えません。というか、たった9年間でこんなに変わってしまったのかと驚き(◎o◎)

ちなみに、著者の“勉強7つ道具”が冒頭に紹介されています。

  • 1.iPod
  • 2.ノイズキャンセリング機能付きヘッドホン
  • 3.ICレコーダー
  • 4.モバイルパソコン
  • 5.モレスキン
  • 6.はさみとのり
  • 7.100円ノート

【番外編】

  • デジタルカメラ
  • Nintendo DS

今では“スマホ”一台で兼用するものが多いですね。

2017年バージョンだと、スマホ+ヘッドホン+はさみ、のり、ノートの組み合わせかな?

これから新しく読まれる方は、Kindle Unlimited を利用されるのがいいかも?(2017年2月現在)

勉強法・思考法

アイテムはどんどん古くなってしまうのは仕方がありませんが、肝心の勉強の仕方、考え方は変わりません。

「根性」や「ヤル気」に逃げず、便利なアイテムと科学的な考え方をどんどん取り入れる姿勢は良いなぁと思います。

さらに勉強法として、姿勢や呼吸にまで言及されているのが楽しい。

そうそう、なにかに取り組むって、頭や手先を使うのではなく、全身を使うものです。

大人のSTUDY

本書『STUDY HACKS!』は大きく、

  • ツールハック
  • 環境ハック
  • 時間ハック
  • 習慣ハック
  • 試験ハック
  • 語学ハック
  • キャリアハック

以上、7つの“ハック”に分かれています。

ツールハックは、STUDYに使う道具の紹介。時代とともにツールが進化しているので、今に相応しい道具を選ぶ必要があります。

環境ハックは、STUDYの時間帯や場所、集中力を高める証明や飲み物、インテリアなどです。環境を整えましょう。

時間ハックは、STUDYの時間のつくり方。スケジュールの立て方。計画を立て、すきま時間を利用する方法です。

習慣ハックは、STUDYへの姿勢ですね。根性論や努力で押し切らず、冷静で計画的に勉強をします。SNSを上手に使ったり、自分へのご褒美を用意するのも有効。勉強しやすい習慣づくりをしましょう。

試験ハック、試験当日に合格点を取れる能力の身につけ方です。効率よく、時にはスクール等を利用して勉強しましょう。

語学ハックは、英語学習指南ですね。駅前留学しなくても、独学で勉強もできます。

キャリアハックは、STUDYで身につけた知識を、付加価値にしていくことですね。最終章でサラッと書かれていますが、いちばん大事なステップかもしれません。

なんとなく「独学」「自習」っていうと、険しい道程にように思えてしまいますが、こうやって細かくSTUDY HACKとして分けて提示されると、デキそうな気がします^^

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『結局、ひとりで勉強する人が合格する』|独学は続かない…監視・承認・競争がない

こんにちは。自習派の あさよるです。

みなさんは自習派ですか?それとも通学派?

佐々木正悟さん『LIFE HACKS 勉強法』にて、自分に合う勉強法/合わない勉強法があると紹介されていました。その中で「自習派」と「通学派」に分けられていました。

あさよるの場合、通学は途中で通うのが面倒になっちゃうので、自習の方がいいなぁと思うタイプです。「そっか、自分には独学が向いてるのか」と納得できると、これからの学習計画の立て方にも変化がありそうです。

『結局、ひとりで勉強する人が合格する』は、自習(独学)派と判明した あさよるにぴったりの書籍です。

また、通学派の方でも、独習が目的への近道のこともあるでしょう。独学のススメを押さえておいてソンはありまあせぬ。

『LIFE HACKS 勉強法』|独学?通学?資格?理解?目標達成?好奇心?

ヤマ張り戦法?ギリギリ合格?目標を明確に

試験合格に向けて勉強をする。そう一口に言っても、目標・目的はさまざまです。

ヤマ張りだって、勉強の時短を目指すなら強い味方ですし、勉強の「王道」です。

「出題者の立場に立って考える」ということに尽きます。過去問というゴールから出題者の心を読み解き、逆算することで、必要な勉強、不要な勉強があらわになります。
(中略)
試験なんぞサッサと通過して早くスタート地点に立つことが重要です。

p.015

勉強は学生だけのものでなく、大人になっても続きます。昇進試験や実務のための勉強が続くのです。そのとき、短い時間で必要な効果を生むのは、時間のない大人の勉強の必須事項です。

学生時代は時間をじっくりかける「コツコツ型」の勉強をしていた人も、「ヤマ張り型」の勉強法も身につけるって大切なんですね。

あさよるも、コツコツはできるけど、ズバッとヤマを張って結果を出すのはすごく苦手です。確かに、短い時間で成果を出すって必要だわ……。

難関試験を目指してる人向け?

著者・鬼頭政人さんは弁護士であり「資格スクエア」というオンライン学習サービスを提供されています。

『結局、ひとりで勉強する人が合格する』でも難関試験が控えている人が、読者に想定されているのかな?と感じます。

司法試験・司法書士・行政書士・中小企業診断士・宅建士・FP・簿記・税理士あたりの、スクールに通って狙う試験・資格も、独習が大事だと説くのです。

あさよるは今のところ上記のような試験に挑む予定はないので、本書の対象読者からはズレていたなぁと感じます。

難関とまでは言わなくとも、働きながら新たな分野を学ぶ方もいます。その場合も、十分“使える”考え方ではあります。

「継続すること」がむずかしい

独学・自習の欠点は「継続すること」が難しいことです。

スクール等にお金を出して通うと、元を取りたいと思ったり、周りの人の「目」が継続を促します。

東進ハイスクールでも、生徒を「監視」し、頑張りを褒めたり、サボりがちな生徒は怒られたりと、人の目が光ることで学習が「継続すること」ができます。

独習は「監視」がされませんから、代わりに「タイムリミット」を設定するなど対策が必要です。

巷ではさまざな資格試験や「○○検定」などが人気ですが、これも「試験」という「タイムリミット」が設定されることで学習が促進されているのかもしれませんね。

本書61頁「忙しいのではなく、怠けているだけ」。
153頁「苦手分野などない。ただの「勉強不足」だと心得よ」。

時にはグサッとくる言葉も、モチベーションに欠かせませぬな。

_:(´ཀ`」∠):_

合格にはノウハウがある

SNSを使って勉強会や情報交換の場もあります。だけど、本書ではSNSの勉強会を推奨しません。

メンバーの書き込みを見ていると、「私、この試験を受けます。頑張ります」という人はほとんどいません。あるのは「私、この試験に受かりました」というものです。合格証書の画像をアップする人もたくさんいます。
(中略)
「この試験を受けます」という書き込みをすれば、メンバーに監視される環境に置かれることになり、それが負担になってしまうからです。「監視」されるというのは、いやなものです。

p.94-95

あさよるもとある勉強会に参加していましたが、上記と全く同じ状態でした。SNS勉強会のあるあるなのかなぁ?

勉強には仲間内で「競争」「承認」「監視」が起こり、それが原動力になることがあります。高校生の頃の環境ってこれですね。

もう高校を卒業をしてしまえば、アノ頃のような学習環境は手に入らないのかもしれません。むちゃくちゃ短期的な特別な環境だったのかも。

大人の学習とは、自力で学習環境を手に入れるところから始まります。その“やり方”にはノウハウがあり、書籍だったり、学習サービスやスクールが持っています。

大人の勉強というのは、ノウハウ探しからなのだなぁと遠い目になりつつ、環境づくりに配慮します。

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フシギなくらい見えてくる!本当にわかる 心理学

言動・思考にクセがある?

より良い人間のための心理学入門!

『本当に分かる 心理学』を手にしたキカッケ

あさよるはあまり「深層心理」とか「心理学」とか、そっち方面には興味がありませんでした。

たまたま、探している本を求めて図書館の心理学の棚へ迷い込み、なんとなく手にした本です。中をパラパラと見て、ちょっと読んでみようかなぁと、貸出してもらいました。

そんな、軽い気持ちでなんとなく読み始めた本でしたが、とても興味深い内容でした。

「あさよるも、こんな思考しちゃってるなぁ」「ああ、こんなループにハマってるかも…」と、自分事として読めたのも、興味を持てたところです。

心理学はコミュニケーションや勉強にも利用できる?

まず第1章にて、ここで扱われいる「心理学」について紹介されています。

どういうことかというと、テレビや雑誌で面白おかしく扱われるような、深層心理を仕草から探ったり、無意識化に潜む欲求をあぶり出すような「心理学」ではない、ということです。ですから、読者の興味の対象によっては『本当に分かる 心理学』は不要な、おもしろくない書籍に感じるでしょう。

本書は、フロイトやユングで有名な“深層心理学”ではなく“実験認知学”を扱います。

ですが、これが面白い。

誰もが、やってしまっている思考や行動のクセが見えてきます。いいえ、みんなが共通して持っているクセなのですから、人間の“習性”といった方がピッタリですね。

「第一印象」の認知バイアスを利用できる?

第一印象は一瞬で決まる、なんて言いますが、その“印象”は「認知バイアス」となって後々まで尾を引くというのです。

認知バイアスとは、事実と反する、誤りの情報を認識してしまうことです。

第一印象の場合だと、最初に「いい人だ」と認識した場合、その後も、その人の「いい人」な部分を見つけ、「自分の第一印象は間違っていなかった」とどんどん実証してしまいます。反対に、最初に「嫌な人だ」と思えば、その後もその人の嫌な部分を見つけては、「やっぱり」と確信してゆくのです。

もちろん、当たり前ですが、誰にだって長所があれば短所がある。良いところもあれば嫌なところもあるのは同じです。しかし、最初に「いい人だ」と思えば良いところばかり見え、「嫌な人だ」と認識すれば嫌なところばかり認識してしまうのです。

一度「嫌なヤツ」と思われてしまうと、どんなに良い部分を見せても挽回することは困難です。それは困った話だなぁと思いつつ、「あるある」な話ですよね。あさよるも、この思考にハマってしまっていると思います。

自己紹介はチャームポイントからはじめよう

だけど、人への印象のカラクリがわかったなら、今後の対人関係に応用できるかもしれないと思いました。第一印象で、「いい人そう」「優しそう」「親切な人」など、ポジティブな印象をゲットすればよいのです。

(σ・∀・)σゲッツ!!

自己紹介は、自分の良い面を全面的に出した方が良いでしょう。謙虚に、自分の欠点ばかり挙げ連ねていると、その通りの印象になてしまうそうな……(^_^;)。

アッシュの印象形成実験が紹介されていました。

ある人物の性格特性を述べたリストを呈示し、その人物に対する印象について質問している。その際のリストは下記の二つのものであった。
・リスト1:彼は、「知的な・勤勉な・強力な・批判的な・頑固な・嫉妬深い」人である
・リスト2:彼は、「嫉妬深く・頑固で・批判的な・強力な・勤勉な・知的な」人である
このリストをよく見れば、同じ言葉を正反対の順序で並べているだけであることがわかる。しかし、つくられた印象は大きな開きが見られた。リスト1のように「知的な」といった望ましい特性を先に提示されると、全体として「多少の欠点はあるが、のうりょくのある人」という好印象が形成される。しかし順序が逆転すると、「他の欠点のために、能力が発揮できない人」という悪印象を持つ人が多かったのだ。

植木理恵『本当に分かる 心理学』p.57

同じことを言っているのに、順番が違うだけで印象が正反対に変わってしまいます。謙虚のつもりで自分の欠点や苦手、ダメなところを挙げ連ねる自己紹介はやめましょう。まず、自分のチャームポイントを述べてから、“たまにキズ”な欠点を伝える自己紹介を考えようと思いました。

容姿と印象も大きく関係している?

よく言われるように、容姿が優れている人のほうが印象が良いそうです。ただ、ここで問題が一つ。

飛び抜けて優れている人は、それだけ人から期待されています。ですから、ちょっとしたミスや失敗だけで、裏切られた!と落胆され、大きく減点されてしまうのです。

「思い込み」が人をコントロールする?

洗脳や、人にコントロールされてしまうしくみも説明されていました。

「アメとムチ」と言いますが、ムチが強すぎる場合、無気力に陥りその場から動けなくなってしまうそうです。ですから、人をコントロールするには「アメと無視」が使われます。適度にアメを与えつつ、たまに無視されるのです。すると「これはいけない!」とますます相手の要求に従ってしまう…。

こんな書き方をすると人事のようですが、同じような手法で誰かにコントロールされていないでしょうか。結婚詐欺なども、「アメと無視」を駆使して近づいてくるそうです。

人の認識の習性を知ることで、自分がそこへ陥らないよう、予防線を張れるのではないかと思いました。

「記憶」のしくみを知れば、勉強もはかどる?

人の記憶についても触れられています。

自分の記憶って確かなものではなくて、時としてウソの記憶をつくりだしてしまいます。

ウソの記憶によって、無実の人が裁判に訴えられてしまう事例も、ヨーロッパでは多発しているそうです。もちろん根拠の無い濡れ衣なのですが、難しいのは、訴えを起こしている方には確かに「記憶」があるのです。

記憶って案外、不確かなのですね(^_^;)

ある事柄について思い出そうとしても、漠然とした記憶をただ思い出すのは至難の業です。ですから、その時一緒にいた人や、聞いていた音楽など、その周辺の記憶とともに思い出しませんか?

あるいは、関連のないワードを順番通りに覚えるのは難しいですが、数珠つなぎや連想ゲームのように変換してやればスルッと覚えられることもあります。

記憶の特性を知れば、勉強にも生かせるのではいかと思いました。

発見と気づき満載の“心理学入門”本!

『本当にわかる 心理学』には、実験心理学に関する初歩的な知識が、幅広く網羅されています。

心理学を知る第一歩としても良いですし、コミュニケーション術や、勉強術としてかいつまんで読むことも可能です。

あさよる的には、「深層心理を探る」系の話はニガテなので、行動心理学のアプローチからの方が読みやすかったです。そして、少し心理学について知ってみると、深層心理学についても軽く知りたいなぁと思うようになりました。

ボリューム満点ですが、たくさんの短い章立てで構成されているので、読みやすいです。

発見と気づきの多い書籍でした。

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『速読勉強法』|参考書を自分専用カスタムで時短!何度も読もう

『速読勉強法』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。先週読んだ『高速回転仕事術』が良い内容だったので、続けて同じ著者の『速読勉強術』を手に取りました。

また、先週読んだ『独学勉強法』も良書で、素直に「勉強しよう」とパワーが出る本だったので、勉強術の本であることも、決め手でした。

「速読」って憧れるけど、ホントにテレビで紹介されるような速読ってできるの?と疑問でしたが、本書の著者も速読には入れ込んでいたことがあるそうです。その結果、導き出された「速読勉強術」をどうぞ。

すばやく、何度もやる!

本書『速読勉強術』は、資格試験やスキルアップのための「勉強」を効率よく高速で目標達成するための指南書です。「速読」と銘打たれているように、資料を速読するのですが、「特殊技能としての速読法」とは違った説明がなされています。

著者の宇都出雅巳さんも巷に良くある「速読術」にハマって、お金も使って勉強したそうです。しかし、速読よりももっと単純なことが本書で紹介されています。それは「初めて読む本よりも、2回目読む本の方が早く読める」ことです。初見の本よりも、何度も何度も繰り返し読んだ本の方が、内容がわかっているだけに、すごいスピードで読めるのです。それが「速読勉強術」のポイントです。

資格取得のため勉強するときは、参考書にガシガシ書き込みをして、本を「自分オリジナルテキスト」に作り替えていきます。完全に頭に入っている箇所は、もう読む必要がありませんから、大きく「×」をしましょう。また、問題集を解くときは、回答を切り離して、時短します。とことんまで本を自分にとって「読みやすく」「使いやすく」カスタマイズしていくことが大切です。そうやって作り込んだテキストなら、パッと見るだけで速読できて当然ですよね。

『速読勉強法』挿絵イラスト

目的を達成しよう。資格取得? スキルアップ?

『速読勉強術』で紹介される勉強法は、しっかりと勉強する「目的」が自分の中にある人に向いたものです。ある人は資格試験かもしれませんし、別の人はスキルアップかもしれません。また自分のライフワークに取り組む人もいます。

どんな勉強法でも、大事なのは「目的を達成すること」です。本書でもそこに重点が置かれています。たとえば、資格取得のための勉強なら、目標は「試験に合格すること」です。なにも満点を取る必要はありません。合格点が70点なら、70点取れる勉強をすれば良いのです。それを真面目にパーフェクトを目指すことで、もたついてしまう必要はないのです。

目標を明確に据え、そのために惜しまず何度も何度もスピーディーに繰り返し勉強しましょう。

「1回で成功させたい」って〈手抜き〉予備軍?

本書『速読勉強術』を読んでは「何回も何回も読み倒す」「テキスト・参考書に書き込みしまくる」ことでスピードアップが図られています。ここで、はたと気づきました。もしかして「テキストを汚さないように勉強する」って、自分への恰好の「怠け」の言い訳になっているかもしれない。テキストを汚さないよう、ノートに問題を移しとっている時間、自分は「勉強してる感」を感じているかもしれない……(;’∀’)

また、同著者の『高速回転仕事術』でも、とりあえず最後までやってみて、それから何度も繰り返し取り組んで精度を上げてゆくやり方が紹介されていました。これって反対に言えば、「最初の一回で成功させようとするから手が止まってしまう」とも言えます。

「質にこだわる」「細部まで気を配る」のは素晴らしいことです。しかし、それは一歩違えば自分への最高の言い訳にになってしまうんだとも思いました。すなわち「量よりも質」と嘯いて、サボってしまうかも。

「たった1回で成功させたい」と、できるものならそうしたいですが、実際にはそう上手くいきません。むしろ「量よりも質で勝負」と言いながら、これ幸いと手抜きしてることの方が多かったナと反省しました。

「がんばってますアピール」も一つの目的

本書『速読勉強術』は、高速で勉強をしながら、短期間で結果を出すためのメソッドです。たぶんここに書かれていることは本当で、著者の言う通りに勉強すれば、誰だって成果に繋がるだろうと感じました。

しかし、「人の心」はそう単純でもありません。ときには「がんばってるアピール」を他人にしたいこともありますし、自分自身を「私はがんばってる」と騙しとおしたいこともあるでしょう。そういう時には、本書は全く不親切です。なにも言い訳させてくれないのですから!

きれいにノートを作って悦に浸りたい時間も人にはあります。周囲に意識高い系をアピりたいこともあります。それが人情ってもんでしょ。そういうときは、本書を読むフリだけをして、実行しないように気をつけましょう。

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宇都出雅巳さんの本

勉強法の本

速読・読書術の本

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