医学・薬学

『誰でも簡単にぐっすり眠れるようになる方法』|大事なのはストレッチと深部体温

おはようございます。眠れぬ あさよるです……。あさよるは眠るのが下手です。最近、あんまり寝れないので睡眠導入剤を処方してもらいましたが、なんか逆に体がダルイし……。季節の変わり目で、そんな時なんでしょうか。上手く寝れないので、昼間もボーっとしてしまいがちです。これは、マジでなんとかしたいと、『誰でも簡単にぐっすり眠れるようになる方法』を手に取りました。

本書の著者、白濱龍太郎さんは医師で、睡眠に関する治療や指導をなさっている方です。タイトルに「誰でも簡単に」とあるように、難しい医学的な話ではなく、誰でも実践できる事柄が易しく書かれています。大事なのは主に二つ。睡眠のためのストレッチ、そして「深部体温」のコントロール。

上手に寝るためのコツがどの本よりコンパクトにまとめられていて、今すべきこともわかりやすい睡眠本です。

「睡眠」に関する知識をライトに

当あさよるネットでも、これまで「睡眠」に関する書籍を紹介してきました。その中でも本書『誰でも簡単にぐっすり眠れるようになる方法』は、かなりライトでまさに「誰でも簡単に」が相応しい一冊です。眠れぬ夜に、お布団の中でうんうん苦しむよりも、本書をサクっと参照して、眠るためのメソッドを仕入れるのが賢いやり方でしょう。

書籍の中にも、情報がどわーっと書かれていて勉強になる本もあれば、咄嗟に簡単に見返したい本もあります。本書は後者です。節ごとに大きな見出しで内容がズバリまとめられているのが素晴らしい。夜な夜な読み返しやすいです。

睡眠はストレッチと深部体温

まず、良い睡眠導入としてストレッチ! これまで読んだ睡眠の本の中で、ストレッチについてページが割かれている本はなかったかな。しかも、カラーページで、巻頭にイラスト付きででーんとあります。「睡眠」は回復のための活動ですから、活動前にストレッチが必要です。肩をほぐし、足首をほぐし副交感神経を高めます。

大事なのは深部体温。深部体温とは体の奥の体温のことで、深部体温が下がると眠たくなります。だから、活動中は深部体温を上げておいて、寝る前に下げる。睡眠術で湯船への入浴が推奨されるのも、深部体温を上げるためです。

昼寝や仮眠、帰宅時電車の中でうたた寝も、寝入ってしまうと深部体温が下がってしまうので、夜の睡眠導入の妨げになります。仮眠を取るときは、なるだけ「寝にくい」体制で脳を休め、本格的に寝ちゃわないように気をつけます。カフェインの使い方も面白く取り入れたい知識です。仮眠前にコーヒーを一杯飲みます。カフェインは興奮作用がありますが、体内に吸収されるまで30分ほど時間がかかります。コーヒーをぐっと飲んで、そのまま仮眠。30分程するとカフェインの作用でスッキリ目が覚めるというワケ。

活字を読むと眠くなっちゃう……

本書、kindleで読むのがオススメです。巻頭にまとめてカラーイラストが収録されていたり、電子書籍で読みやすい構成だと思います。あと、活字を読むと眠たくなっちゃう人にもオススメですw 何を隠そう、あさよるもリラックスした体勢で本を読むとウトウトと舟をこぎ始めるタイプですw

普段本を読まない人とか、本を読む気にもなれない眠れぬ夜にどうぞ。

それにしても睡眠は大事。寝ている間に成長ホルモンの分泌が期待されるという話を聞いたことがありますが、それだけじなゃい。日中の疲れを取り、体を回復させるにも睡眠は必要です。睡眠の質が昼間の活動にダイレクトに関わっています。

関連記事

睡眠に関する本

ストレッチの本

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『やってはいけない眠り方』|睡眠の都市伝説を斬る!

こんにちは。眠るのが下手な あさよるです。起きてる間になにかに熱中しちゃって、興奮して眠れなかったり、そのせいで朝起きれなくてどんどん時間の感覚がズレちゃったり、布団に入ってもアレコレ次々と頭の中で思い浮かんで寝れなかったり。おふとんの中でなんでも検索できちゃうのも考えものね……。いつも「時間が足りない」と思ってしまうので、ショートスリーパーを自称する人に憧れと羨ましさを感じてしまったり。「眠るのが下手」というより「眠りたくない」のかもしれない……。

あさよるのような人には本書『やってはいけない眠り方』は自分の眠りへの態度に反省してしまいます。また、よく語られる「睡眠法」のウソやホントのところが紹介されています。

著者、三島和夫さんはナショナルジオグラフィックでも睡眠の都市伝説について連載されているので、こちらもあわせてどうぞ。あさよるも順番に読みます。

睡眠の都市伝説

本書『やってはいけない眠り方』の大部分は、巷で語られる睡眠に関する知識のウソ/ホントを暴いてゆくものです。例えば、

Q2 間違っているのは、どっち?
①「午後10時~午前2時」は成長ホルモンが出るゴールデンタイム
②成長ホルモンの分泌は時間帯と関係ない

p.25

間違っているのは①なんですって。大事なのは「まとまった睡眠時間を取る」こと。睡眠導入から3時間のノンレム睡眠があ成長ホルモンを分泌させるそうです。ちなみに、レム睡眠は体の睡眠、ノンレム睡眠は脳の睡眠と説明されていました。ノンレム睡眠中、脳が休んで、代わりに体の筋肉は動くので寝返りを打てます。

もう一つ例題を。

Q3 正しいのは、どっち?
①体内時計の周期は25時間
②体内時計は1日(24時間)のリズムに近い

p.31

答えは②です。みなさんも、人間の体内時計は25時間で日の光を浴びるとリセットされる、なんていう話を聞いたことありませんか? どうやら、昔の実験でそのような結果が出たらしいのですが、現在では信憑性が低いとされているそうです。代わりに、人の体内時計は24時間10分程度で、それよりも体内時計が長い人、短い人が分布していると考えられています。へぇ~。

大事なことはカンタン!

本書『やってはいけない眠り方』は専門家が書いた本ですが、誰が読んでもわかるくらい簡単に書かれています。大部分がクイズ形式で、従来の睡眠の常識を塗り替えられていくので、楽しくも読めます。そんで、最新の睡眠の考え方を知ると、最新の睡眠のコツはすごくわかりやすい!

例えば、「夜型人間」というのは存在するようで体質だから変わりません。しかし「本当は朝型なのに夜型に紛れ込んでいる人」が多いそうで、この人たちは睡眠時間を変えた方がいい。

あと、寝つきの悪い人が、ふとんに入って眠れずウズウズし続けるよりも、いっそふとんから出てしまった方が良い。「ふとん=苦しい」ではなく「ふとん=寝る場所」と条件付けするためにも、おふとんの中では寝る以外のことはしません。だからヒツジも数えないw

また、睡眠時間は8時間と決まったものではありません。体質によっても変わるし、加齢によりどんどん睡眠時間は短くなってゆきます。だから無理に「8時間寝なくては」と思いこまなくても大丈夫。

あと、眠れないのは他の病気かもしれないから、病院で調べてもらうべきかも。

睡眠を記録する

で、眠れない我々はじゃあどうすりゃいいのよ!と言うと、とても科学的なアプローチが提示されていました。それは、睡眠日誌をつけて、睡眠を記録すること。寝ようとした時間、それから何分後に寝たか、夜中に目が覚めた回数、目が覚めた総時間。起床時の記録も、目が覚めた時間、ベッドから出た時間、よく眠れたか10段階で。昼寝をしたか。一日の気分や体調などなど。

自分の睡眠と体調をテッテーテキに暴き出そうというのです!

睡眠日誌をつけることで、不眠の原因を見つけます。ふとんに入るのが早すぎて、寝付くまで時間がかかっていた人は、ふとんに入る時間を遅めます。夜型から朝型へ移行する間、昼寝を効果的に取り入れる。反対に、昼寝しすぎていた人は、昼寝をセーブすることでまとまった睡眠時間を作りました。

たしかに、睡眠日誌をつけることで眠れない原因を見つけ、対策できるようになるのです。「なんとなく眠れない」って状態は、原因も現状もなんにもわからなくてツライですよね。

あさよるも簡単に寝た時間、起きた時間は記録してましたが、睡眠日誌付けてみようかな。本書巻末に睡眠日誌のテンプレートも掲載されています。

これまでに紹介した睡眠に関する本

『4時間半熟睡法』/遠藤拓郎

4時間半熟睡法

4時間半熟睡法

  • 作者:遠藤 拓郎
  • 出版社:フォレスト出版
  • 発売日: 2009-06-19

長時間睡眠にも読んで欲しい『4時間半熟睡法』

『あなたの人生を変える睡眠の法則』/菅原洋平

あなたの人生を変える睡眠の法則

あなたの人生を変える睡眠の法則

  • 作者:菅原洋平
  • 出版社:自由国民社
  • 発売日: 2012-09-12

『あなたの人生を変える睡眠の法則』を読んだよ

『仕事力が上がる 睡眠の超技法』/菅原洋平

『仕事力が上がる 睡眠の超技法』を読んだよ

『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』/三橋美穂

『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』

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『日本人の9割が知らない遺伝の真実』|測れる才能だけじゃない

こんにちは。自分に才能ってあるのかな?と不安な あさよるです。『日本人の9割が知らない遺伝の真実』は、話題の本っぽいことと、才能が発言するタイミングは?なんて帯に書いてあって、恐る恐る手に取りました。

あさよるは、煽り気味のタイトルから「どうせ炎上商法でしょ」「オカルトじゃないの?」なんて疑いながらページをめくり始めたのですが、2章目くらいまで読んでから「こ、これ……マジメなやつちゃうん?」と気づき、驚きましたw マジメなヤツなので、導入部が長いです。結論も、スッキリと読了感が良いわけでもありません。今、「遺伝についてこういう風に考えられてるんだなぁ」と知って、自分の思い込みや勘違いが多かったことにも気づきました。

勘違いされがちな〈遺伝〉の話

本書『日本人の9割が知らない遺伝の真実』のあとがきでは、本書が『言ってはいけない 残酷すぎる真実』のヒットにあやかった便乗本であることが告白されています。

『言ってはいけない 残酷すぎる真実』|親の言うことをきかない子

『言ってはいけない 残酷すぎる真実』は、遺伝にまつわるみんなの誤解を解く内容で、専門知識がなくても読める内容に書かれています。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』の著者は作家ですが、本書『日本人の9割が知らない遺伝の真実』は行動遺伝学、教育心理学の専門家です。

本書の冒頭でも、本書についてこう説明されています。

「知能は遺伝する」というと、「親がバカなら、勉強してもムダ」、「遺伝の影響は一生変わらない」、「才能は遺伝ですべて決まってしまう」――そう思い込んでしまう人がいますが、これらはすべて誤解です。
(中略)
行動遺伝学のもたらす知見とは、遺伝的な差異によって人を差別するためのものではありませんし、人の才能がすべて遺伝で決まるといっているのではありません。
私たちは、行動遺伝学が導き出した知見とどうやって付き合っていくべきなのか。本書ではそれを明らかにしていきます。

p.26

「知能は遺伝する」のですが、「親がバカなら、勉強してもムダ」ではありませんし、持って生まれた遺伝とは別の力も働きますから、生まれたときに一生が決定しているわけでもありません。また、現代日本の現状では、学歴と学力、そして生涯年収がリンクしているように感じますが、実際にはそれぞれ別の能力のハズです。現代の教育問題にまで幅広く話が展開してゆきます。

頭が良いのは遺伝?

本書の冒頭で、「かけっこ王国」のたとえ話がなされます。かけっこ王国ではかけっこが早い人たちは18歳になると一斉にかけっこ勝負をし、優秀な人たちはプロのランナーになったり、マラソンランナーや走り高跳びの選手に転向する人がいます。しかし、かけっこ上位10%に入るような超優秀な人は、スポーツの道に進まず、官僚や研究者、経営者になります。家柄やコネがなくても、かけっこの実力があればチャンスがあります。かけっこ王国では、かけっこの能力が高く評価されており、かけっこが苦手な人は好きな職業にも就きにくく、劣等感を受けて生きています。

かけっこ王国の話は、突拍子もなく非現実的な話に思えます。しかし、現代では「頭の良さ」が「かけっこ」に当たる尺度として働いています。頭のいい人は様々な職業に就くチャンスがあり、18歳のとき勉強ができなかった人は能力が低いとみなされ職業も選びにくく、劣等感を抱いて生きます。

そもそも「頭の良さ」は測れるの?

しかし、考えてみると、「頭の良さ」ってどういう能力なのでしょうか?そして、それはどうやって測れるものでしょうか?学力テストは、テストの成績を測ることはできますが、それがその人の能力を示しているとは限りません。

何を持ってして「知能」とするのかは、諸説あり、どの要素をどうやって測るのかもそれぞれ。結局のところ、「測れる知能」が知能とされ、測れない知能は測れないので評価対象になりません。

測れない才能の方が多い

当然ながら、測ることはできないけれども、他にない才能であるという事柄は存在します。本書では、例えば有名大学を出て道路工事の現場作業に従事する人は少ないけれども、土木の現場で必要な才能はあるはずだと考えます。怪我しないよう、安全に大きなものを運び、設置する一連の「勘」としか呼びようのない存在。それは、知能であり才能でしょうが、「測れない」から評価されません。どうように、測れないがゆえに評価されない、低く見られている才能がたくさんあるはずです。

「知能」とは、「測れる知能」のことであり、我々は「測れる知能」の分野が得意な人が評価され、社会の中でチャンスに恵まれます。一方で測れない知能を持っている人は、測れないが故に低く評価され、劣等感を持って生きる人も少なくありません。「どうせやってもムダ」「自分には才能がない」という思い込みほど、人の行動を制限するものはありません。

明快な答えがある話じゃない

本書『日本人の9割が知らない遺伝の真実』は、現在も研究中の内容を扱っている&これからの教育について扱っているので、明快な気持ちのいい答えが用意されたものではありません。もし、読了後のスッキリ感や感動が欲しいなら、別の書籍を。

反対に、知っているつもりでよく知らない〈遺伝〉のことや、教育、能力について、新しい発見や気づきがあるかもしれません。なぜだろう?どうしてだろう?って答えはないけれども考える指針はある。結論は「自分次第だ」と分かると、元気が出る人もいると思います(逆に、白けちゃう人もいるかもしれないケド)。

分かりやすい才能ばかりじゃない

子育てで、子どもの才能を伸ばしてやりたいと考えている方もいらっしゃいますね。子どものうちに才能の芽が出る子っていますが、それは「見つけやすい才能」だった時の話です。例えば、楽器の演奏が上手いとか、他の子より運動神経がいいとか、分かりやすい、見つけやすい才能です。見つけやすい才能を持っている人は、先ほどの「測れる才能」と同じく、分かりやすいので人に評価されやすいんですね。

しかし、子どもの頃に目立った才能がなかったからといって、その人の能力は決められません。大人になってから芽が出てくる時間のかかる才能もあります。地道に、社会の中で揉まれながら、少しずつ少しずつ磨かれていく才能もあります。あくまで、子どもの頃に見つかる才能は「見つけやすい才能」のみ。ほとんどの人は、時間をかけて才能を磨き手に入れていくんですね。

現在の教育は悪くない、でもベストでもない

現代日本の教育、小中の義務教育と、多くの人が進学する高等学校の教育を、著者は否定しません。多くの人が教育を受けられることに加え、多種多様な「部活」も用意されており、部活動の中で自分の才能を模索する人も少なくありません。教員の質が話題になることもありますが、一部レベルの低い教員はいるかもしれないが、概ね同じくらいの教員が用意されていることも評価しています。

しかし、今の教育がベストでもありません。繰り返しますが、現代の教育は「測れる知能」が評価され、それ以外の人は大きな劣等感を抱くシステムでもあります。本当は他の才能を持っている人が、劣等感から無気力になってしまっては、チャンスもなくなってしまいます。

多様性を見出す教育のかたち?

現在の教育がベストでないなら、どんな教育の形が望ましいのでしょうか。本書では、学校で従来の学習をするよりも、若いうちからインターンシップに出て、本物のプロに出会い、プロの仕事を体験してみることが提案されていました。どんどん、様々な分野に触れてゆく、その中で自分に合った仕事を見つけることもあるでしょうし、反対に「これは向いていない」と向き不向きを実感することもできます。

また、子どもの内は勉強して大人になった勉強しない社会ではなく、必要なときに勉強できる社会が必要です。MOOCや放送大学など、そのための取り組みもなされており、環境は整いつつあります。

あなたの才能を見つけるために

本書で苦笑いしちゃったのは、小中校と12年間もみっちり勉強してもみんな忘れてしまう、と、指摘されていたことです。……た、確かに(;’∀’) 子どもにどんどん学習をさせても、どうせ忘れてしまうんだから、リアル・キッザニアのように、どんどん社会の中で実際にプロの仕事に触れて、適性を見出してゆく方がいいんじゃないかってことですね。そして、学習は自分で、必要なもの・興味のあるものを選べばいい。ポイントは、年齢は関係ないってところでしょうか。必要とあらば、大人になっても、歳をとっても学ぶ。

本書を通しても読むと、どうやら「才能」というのは持って生まれた遺伝的なものが作用しているようです。しかし、その才能を掘り起こし磨き上げられるかどうかは、環境や行動が作用しています。自分で「なんとなく向いてるんじゃないか」と思うことをやってみるってのも、大事。やってみて、向いてるかもしれないし、やってみないとわからないんですね。あさよるも、いまいち自分の適性が自分で見出せていないんですが(;’∀’)、これからもじっくり時間をかけて、磨いたり揉まれたりしながら、目の前のことをやるしかないのね!と思いました。ヨシッ( ・ㅂ・)و ̑̑

本書を読むにあたって、こちらも併せて読むと分かりやすいかも。↓

『エピジェネティクス――新しい生命像をえがく』|「遺伝」だけじゃなかった!

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『サイコパス』|冷静で共感しない人たち

こんにちは。人間関係が上手くいかない あさよるです。力の入れ具合が分からなくなるんですよね。人前に出ると緊張するし……。今回、『サイコパス』を読んで、あさよるはサイコパス的特徴が全くないんだなぁと、ホッとするような、凡人認定されたような、遠い目になりました。

以前に中野信子さんの著書を読んで面白かったので(紹介したタイトルを最後にまとめています)、2016年末に発刊された『サイコパス』も読んでみたいと思いました。本書は、メディアでも宣伝なさっていたのを見聞きし、気になっていました。

本書の最後には、あなたのサイコパスチェックもついていています。

定義がなされていない

まず本書『サイコパス』では、「サイコパス」とは何かと定義がなされていません。“サイコパス的特徴”を持つとされる人物の実例が紹介され、身の毛もよだつ残忍な犯罪(殺人)を顔色一つ変えず冷淡にやってのけます。彼らには能力が高い者もおり、警察の疑いを涼しい顔でやり過ごす度胸や、犯行がバレないような工夫がなされています。「サイコパス」のイメージ通りの様子が描写されます。

ただ、具体的な「サイコパス」の定義がなされていませんから、“イメージ”に留まります。

あさよる的には、定義され型にハマったものではなく、「サイコパス」という傾向や特徴を持っている人がいる、という解釈なのかな?と思います。

「サイコパス」の傾向や特徴

本書の中で紹介される「サイコパス」的特徴とは、こんな感じでしょうか。

他人に共感せず、冷淡である。これは人の目を気にせず、冷静に自分の損得で行動できるともいう。普通の人たちは、例え自分の損になると分かっていても、他人からの理不尽な扱いをされると腹を立て、自ら損を選択することがある。しかし、サイコパス的な人たちは、他人からの仕打ちに関係なく、自分の得な方を選ぶ。

残忍な行為を平然とやってのける人は、もともと心拍数が低く、心拍数が上がりにくい特徴がある。女性より男性の方が乱暴なことが多いのは、女性より男性の方が心拍数が低いからだという学者もいる。

サイコパスは男性に多いイメージがあるが、女性のサイコパスもいる。女性のサイコパスの場合は女性の「か弱さ」や「清純さ」でもって、男性を捕まえる場合がある。

また、普通の人から見ると、サイコパスは魅力的に見える場合が多い。口が上手く、堂々としており、常識を超えた発言をするため、知的に見える場合もある。

利口なサイコパスと、そうでないサイコパス

サイコパスの中にも、頭の良いものとそうでない者がいる。反社会的な行為に及んだとき、頭のよいサイコパスは警察に捕まらないように行動する。上手いことやるのだ。反対に、下手をするサイコパスが捕まったり、あるいは精神病院で治療を受けることになる。本書のような「サイコパス」を扱う資料に登場するサイコパスたちは、下手をしたサイコパスである。

上手いことやっている頭の良いサイコパスを集めることができないので、統計が取れない。頭のよいサイコパスだと思われる人物の代表はスティーブジョブズ。彼はサイコパス的言動が語り継がれている。

サイコパスたち全員が悪人であるのではなく、前人未到のチャレンジに冷静に挑める、人類の飛躍に欠かせない要素を持っている人たちでもある。

肉体的な違いはあるのか?

サイコパスとは、後天的な要因なのか、生まれながらの違いがあるのだろうか。

本書の著書・中野信子さんは脳科学者なので、サイコパスの脳に注目している。どうやら、サイコパス的な人物の脳には特徴が見られるようで、恐怖を感じにくく、共感をしにくい脳をしている。人の身体が傷つく痛々しい画像を見ても、冷静にいられるらしい。

また、多くの人は、人の目だけを見てその人の感情を想像するのは難しい。しかし、サイコパスは少ない情報でも相手の感情を言い当てる。彼らは共感はしないけれど、人の感情を外側から理解できる。それ故に、普通の人たちから見ると、サイコパスは魅力的だったり、愛嬌があるように見える。

共感しない脳を持ちチームの輪を乱す者は、人類の歴史の中では淘汰されてきたのではないか。しかし、革命家や独裁者など、人類の歴史の中にサイコパスはいたのではないか。

あなたの周りのサイコパス

はてさて、サイコパスの定義が分からないまま読み進めてきましたので、漠然として想像しにくいのですが、〈第5章 現代に生きるサイコパス〉を読むと「ああ、そういう人いるかもなぁw」と思えます。

例に挙げられているのが、「プレゼン能力だけ異常に高い人」。向いている職業に就けば、すごくイイ能力に思えます。肩書きが有効だと知っているサイコパスは、華麗な肩書きを名乗っている場合もあります。他人の心を揺さぶり、コントロールするのが上手いブラック企業の経営者、ママ友のボス。炎上ブロガーやオタサーの姫も名を連ねています。

詳しいことは個別に見ないとわからないんじゃないかと思うのですが、確かに「どうかしてる」「なんでそうなるの?」というような人や、コミュニティがあるのも分かります。

抽象的で、上手く話を掴めなかったorz

中野信子さんの新しい書籍で(2016年11月初版)楽しみにしていたのですが、想像以上に抽象的な話題が多く、著者の言わんとしていることを上手く掴めませんでした……難しい>< 少なくとも脳科学についてと、そして心理学についてある程度知っておかないと難しいのかも。

現在のサイコパスの実例は、少し身近に感じましたが、実例を想像すると嫌な気持ちになるので、辛かったですw

最後に、要するにサイコパスって、こういうことか?w

あさよるネットで紹介した中野信子さんの本

『あなたの脳のしつけ方』

『あなたの脳のしつけ方』|モテも運も努力も脳次第?

『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』

『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』|誰もがドーパミン依存!?

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『実はスゴイ四股 – いつまでも自力で歩ける体をつくる』|颯爽と歩く美人に

こんにちは。体バッキバキなあさよるです。ストレッチして寝るのに、朝起きるとバッキバキって、どんな寝方をしているのだろうか。そして足がむくんで仕方ない。

お友達の人が毎日、四股を踏むことを日課にしていて、「オススメだよ」と仰っているのをかねがね聞いていました。興味はあったんですが、そもそも「四股って何?」「あれ何してんの?」と疑問だったんですよね。

そして『実はすごい四股』ですよ!あれ、ただ足をドンドンってしてるだけじゃないんです。

四股で足腰を鍛える!

まず、『実はスゴイ四股』は健康な身体を作るための指南書です。著者もスポーツのトレーナーの方と、医師が監修しています。相撲の四股のことですが、相撲の話を掘り下げるものではなく、一般人が取り入れられる健康法として紹介されています。

四股ってみなさん見たことはあるでしょうが、なかなか全身を使った運動のようです。

ステップは5つ。

1.まず、真っすぐ立つ。これは簡単そうですが、上手に立てない人が多い!

2.そして「腰を割る」という動作。お相撲さんが、脚を広げて腰を落とすポーズです。この体勢でピタッと制止するのも難しいっ。

3.片脚に体重移動し、反対の足をあげます。

4.そしていよいよアレ!足を高くまっすぐと上げます。ビシッと静止するには全身を使いますね。

5.そして再び「腰を割る」

たったこれだけ。しかし、全身運動と、体の柔らかさが試されているっ!

特に、股関節を大きく動かしたり、足の太ももを十分に動かす動作って、日常ではしないですからすごくイイですね。また、先にも書きました「真っすぐ立つ」「静止する」って意外と難しい。筋肉を上手に使う必要があるからです。

血行が良くなり、便秘にも効きそう

あさよるは女性でして、女性に多い悩みを持っておりまして……それは、冷え性と便秘……。最近はずっと体を温め体温を上げる活動をしていたのですが、四股は効きそう。

だって、試しに腰をグッと落とす「腰を割る」ポーズをやってみたのですが、これだけで足の先までスーッと血が巡っている感じがバシバシします。で、クる!ちなみに、足は上がらない。動けない!

ちょっとやっても、太もも、ふくらはぎの大きな筋肉がプルプルしているのが分かります。大きな筋肉を使うと、それだけエネルギーも燃えるでしょうし、体が温まりそう。そして、足の先まで血液を送るためにも足の筋肉は重要です。冷え性対策にイイネ!

そして、便秘に効くかもと感じたのは、終始良い姿勢を保ち続けないといけないところ。これ、腰回り・おなか回りの筋肉がないと姿勢が保てません。インナーマッスルが必要なんですね。姿勢が悪いと内臓の位置もズレてきて、お腹が押しつぶされて便秘にもなりそうです。

「胴体の筋肉をつけなきゃ四股が踏めない!」と切実に思いました。こんな切迫感を持ったのは初めてですw

若い人にも、年齢を重ねても

本書『実はスゴイ四股』は、足腰に自信がなくなってきた世代の方に向けた本みたいですね。

しかし、姿勢とか歩き方って、「おばちゃんみたい」とか「おじいちゃんかと思った」とか、パッと見て年齢を感じる部分です。反対にいつまでも若々しい人って、スクッと立って、スタスタと歩いてらっしゃいます。

あさよるも三十代になりまして、スクッと立って颯爽と歩く“お姉さん”でいたい……今が勝負時でしょう!

ということで、年齢関係なく使えます。しかも、動作自体は単純ですから、覚えることは少ない。その気になれば、いつでもできるしw

簡単な動作なのに、効く

そう、動作が簡単ってのが素晴らしい。

あさよるは以前このブログでも紹介した「スロトレ」をやっていたんですけど(最近サボっているw)、これは少々手順があることと、床にへたり込んだり寝そべったり、椅子を使うなど道具が必要ですので、家でしかできないんですよね。

それに比べると四股はいつでもできんじゃん!と興奮!(周りの人に説明してから始めるのがよいかとw)

『スロトレ完全版 DVDレッスンつき』を読んだよ

四股の「腰を割る」って動作が、「スロトレ」で椅子を使ったスクワットと似ていると思います。スクワットですから、結構キますw

単純な動作に見えて、大きく体を使い、血行も促進する四股、簡単だし続けてみます。

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『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』|究極のアンチエイジング?できる?

こんにちは。ダイエット再開しようと思っている あさよるです。“思っている”だけという話もあります……w

肉体改造的な?美意識を上げる的な?そんな読書をしようと、『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』が目につきました。

本書の著者・南雲吉則さんはテレビでもお馴染みらしく、ご存知の方もいるかも?(あさよるは存じ上げませんでした)。

ピッと集中状態のチューニング法

まず、南雲吉則さんのアンチエイジング法は、かなりストイックというか、かなりすごいことをおっしゃっているように思います。

運動量を減らし、食事量を減らし、肉体への負担を減らすことで、超省エネで生きるのです。医師である著者の話ですし、ご自身もこのアンチエイジング法を実践されているそうなので、効果のほどは本当だろうと思います。

省エネモードになると、肉体は緊急事態モードに切り替わるのかな?と思いました。緊急事態だから、頭も冴えてたり、感覚も鋭くなるのかな?……すみません、想像なので真偽のほどは定かではないです。

自分の肉体を省エネモードにチューニングすることで、望みの状態を作り出そうというもの。確かに、やればできるのかもしれないけど……。

誰向けの本なの?

本を読んでいても、この本が誰に向けて書かれているものなのかわかりにくかったので、考えてみました。

本書〈20歳若く見えるために〉とタイトルにありますから、読者は50代、60代以上の人を想定しているのでしょう(30代の人が20歳若返ると、子供になってしまうw)。そして、本書が出版されたとき、著者は56歳だったというのですから、同年代~同年代以上の人向けの本ですね。

ちなみに、本書の表紙に著者のお写真と、その横に〈56歳〉という文字。確かに、お若く見えますね。

そして、女性に対してのアドバイスもありますが、なんとなく男性向けな感じがします。なぜだろうか?女性は元々男性に比べて筋肉量が少ないので、ここにあるアンチエイジング法を実践するのは少々不安に感じたんですが、いかがでしょうか。

アンチエイジングの実践に

どんな状態を〈アンチエイジング〉を考えるのか。例えば、若い人と同じくらい体力があって活発に動き回れる筋肉なのか、ガツガツいくら食べても胃もたれしない強靭な消化器を手に入れることなのかw

本書『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』では、タイトルにある〈若く見える〉というのが、目的でしょう。同じ目的を持っている人は、一読してみてもいいかもしれません。

先生の仰る体づくりはとてもハードに思えますが、確かに、食事の量や運動量を、若い頃と同じ基準で考えているのならば、どこかでバージョンアップが必要です。

そして、著者は男性でありながら、UVケアを心がけておられて、日傘をさしておられると書かれていました。男性が日傘をさす習慣がありませんし、なかなか目立つかもしれませんが、アンチエイジングを考えるなら、UV対策は必要ですよね。あさよるもかなり気をつけています(๑•̀ •́)و

美肌づくりは、いろいろ聞きかじった結果、今んところ保湿と紫外線対策しかないなぁと、以前読んだ↓こんな本を思い出した。

〈思い込み〉はやめる

『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』をパラパラっと見て「スポーツしない」「走らない」から始まり、「腹6分目」「肉を食べない」など、巷で語られる健康法と相反するような主張が目につき、興味がわいて読み始めました。

あさよるは、本書の内容を無作為に他人におススメはしませんが、アンチエイジングの考え方としては、この方法も存在するだろうと思いました。

また、ストレスをため込まない習慣や、お酒やたばこを遠ざけるなど、あさよるも納得できるものも半数以上です。

はてさて、頭ごなしに「ダメ」というのは簡単ですが、「こういう世界があるのか」と知るのは興味深いものです。超省エネの体をつくるのは、結構コツやバランス感覚が必要に思いますが、確かに、成功すれば〈若く見える〉は手に入りそうです。

あさよるも、今より年齢を重ねたとき、どんなアンチエイジングに着手するのだろうかと、考えておこうと思いました。

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『血流がすべて解決する』|生理痛、更年期、不妊、ダイエット。血流を見直そう

こんにちは。冷え性になった あさよるです。

昔「女性は冷え性だから」なんて文言を聞いては、自分には無関係だと思ってたのですが……齢三十を越えまして、順調に冷え性になってしまいました。

女性の独特のトラブルや、体質ってありますよね。

本書『血流がすべて解決する』では、女性が持っている体質に関する一つの考えが示されていました。

漢方からのアプローチ

本書『血流がすべて解決する』の著者・堀江昭佳さんは、漢方薬剤師です。

出雲大社の参道にある漢方薬店を継ぎ、漢方や薬膳、心理学や風水などを用いて、クライアントの課題に取り組みます。

中でも、不妊に悩む女性を、漢方的アプローチでサポートされていて、本書『血流がすべて解決する』でも、婦人科系のトラブルに多くページが割かれていました。

現在の日本の「医療」と言えば保険治療で、対症療法です。それで上手くいけばいいですが、根本的解決がなされないまま、問題を抱え続けている人もたくさんいます。

生活習慣だったり、体質改善を怠ったり、思い込みや固定観念がネックになっていることもあるでしょう。「漢方」は、根本問題に切り込むきっかけになりうるのかな?と思いました。

健康な人なら、実行済み?

『血流がすべて解決する』では、タイトルの通り「血流」を改善することと、そして健康的な生活が大事だと説かれます。

健康志向が強く、健康状態を意識的にキープしている方なら、すでに知っている、やっている事柄かもしれません。

一方で、不健康な生活をしている人。そして、婦人科系のトラブルを抱えている方は、一読しても損はないなと思いました。

特に「生理痛はないのが正常です」という言葉……。生理や生理前後が重い人で、それが当然だと思っている方は、体質の改善に取り組んでみるべきだなぁと思いました。

……もちろん、あさよるのことです(;´`)

気虚・血虚・気滞 瘀血

『血流がすべて解決する』では、漢方の考え方が満載です。

「気虚(ききょ)」「血虚(けっきょ)」「気滞(きたい) 瘀血(おけつ)」という言葉が登場します。これらは漢方の基本的な考えだそうです。

気虚体質→血が作れない
血虚体質→血が足りない
気滞 瘀血体質→血が流れない

これらは、病気ではありませんが、病気の一歩手前の状態。病気じゃないけど健康でもない。「不健康」ってことなのかな?

血が作れない、足りない、流れない。このうちのどれか、あるいは複数の問題を抱えている人がたくさんいます。

血は体中を駆け巡り、酸素や栄養を運んでいるものですから、そもそも血が足りないのでは大変です。

女性のトラブル。よかれとやってたことも……

健康のためにマクロビダイエットや、野菜たっぷりの食事が、かえって血が足りない原因になっていることも多いそうです。

また、堀江昭佳さんの元には不妊に悩む女性もたくさん訪れます。婦人科系のトラブルは、血流のトラブルから起こっていることが多いらしいのですが……。

血流を良い状態に戻すのはもちろんです。しかし、「みんながそうだから」「そういうものだから」と思い込みが自分を苦しめていることもある。そう触れられていることも、真摯な感じがしました。

病気になる前に、健康状態を改善させるための手段。漢方ってこういう風に使うんだなぁと思いました。

漢方の考え方は知らないことばかりなので、用語も理解しきれていない部分もあります。もっと知りたいと思います。

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『なぜ皮膚はかゆくなるのか』|かゆい→掻く→気持ちいい→掻く→かゆい

こんにちは。体がかゆい あさよるです。

先週の週末、久々に軽い蕁麻疹が出て、全身掻きむしってしまいました。

痒みから気を紛らそうと、図書館に出かけ『なぜ皮膚はかゆくなるなるのか』という本に出会った。こんな今の自分にピッタリくる本なんてそうそうないぜ!w

「痒み」とはなんだ?

あさよるは幼いころから皮膚のトラブルに悩んでいました。アトピーもあったし、今もアレルギーが強い(;´Д`)

しかしそういえば「かゆみ」について何も知らないことに気が付きました。「かゆい」って感覚は、どこから来るの?

『なぜ皮膚はかゆくなるのか』では、多くのページ数を使って「かゆみ」のメカニズムが紹介されています。

かゆみとは原始的な感覚で、痛みと比べるとトロい。痛みとかゆみを同時に感じると、痛みが優先されます。時間が経って痛みが引くと、かゆみだけが残ります。

また、かゆみが伝わるスピードは痛みに比べるととても遅いのに、かゆみは周りの神経まで刺激し、どんどんかゆみは広がります。

そして、かゆみの厄介なところは、かゆみを感じ、掻くと「気持ちいい」。「かゆい」→「掻く」の動作をすると、快感が得られるので、ますます掻くことがやめられない。かゆいから掻く、掻くと気持ちいい、気持ちいいから掻く、掻くとかゆくなるの繰り返しです。

注)医学書ではない

ちなみに本書、PHP新書のシリーズですから、医学書ではありません。

もちろん、著者は皮膚科医であり、医学的見地から書かれたものですが、医療や治療のための本ではなく、教養を目的としたものです。

ですから、実例よりも「かゆみ」という感覚についてや、皮膚の内側で何が起こっているのか、詳しく紹介されていることで、好奇心がより刺激されます。

生物学的な話もたくさん登場してオモシロイのですが、適当な紹介ができないので割愛させていただきます(^_^;)>

あさよるは、「かゆみ」という独立した感覚があることを知りませんでした。また、神経伝達物質はたんぱく質なので、温めると分泌が促進されてしまいます。冷やし方がいいというのも知らなかった。

アトピー患者の中で、幹部に熱いお湯をかけるとかゆみが弱まるという人もいるそうですが、間違った対処です。熱や痛みを加えることで「かゆみ」は一時的に弱まります。しかし、かゆみの根本原因を根絶しない限り、その場しのぎにしかなりません。

掻きむしりや、熱を加える、痛みを加える行為は、まさに自傷行為であることも知りました。

医師の間でも認識はさまざま

本書の後半では、医療現場の様子も少し紹介されていました。

どうやら、「かゆみ」や特にアトピーについての知識や対応は、医師によってかなり幅があるようです。

皮膚科以外の科では不適切な処置がなされていることもあるらしい。やっぱ、皮膚のトラブルは皮膚科にかかってみなきゃなぁと痛感。

しかし、中には皮膚科医の中でも安易な治療や処置をする医師もいるらしく、著者も憤慨していました。何件か皮膚科を回ってみるというのが、現実的なところなのでしょうか。

また、アレルギーも、思ってもみないところに原因がある場合も。

例えば、歯の金属の詰め物が原因でアレルギーを起こしている場合。歯の治療からずいぶん時間が経ってから症状が現れると、歯科医に説明してもわからないこともあるっぽい。

髪を染める染料でアレルギーを起こしている人の例もありました。数十年、同じ染料を使っているのに、ある日突然アレルギーを起こすことがあるようです。

肉体は日々変化してゆきますから、「今までは大丈夫だった」はアテになりません。

適切な治療、適切な対処を

皮膚のかゆみに関するトラブルは、軽視されがちです。医師の間でも認識に差があるみたい。

すでにアレルギーやアトピーなど、症状を抱えれる方も、錯綜する情報に疲れ果てています。

本書でも、著者がアトピー患者の治療の様子が紹介されていましたが、患者の側も、治療に取り組む姿勢が様々です。医師が指導をし、処方をしても、その通りにやらなかったり、薬もちゃんと飲まなかったり。

かゆみを感じる環境を一掃するため、布のソファを処分するよう指示したり、寝具の買い替えを促しても、すぐに実行する人と、理由をつけてやらない人。

悩みや苦しみを負っている患者も、治療への姿勢に違いがあります。

ただ「かゆい」ってだけの話なのに、話は入り組み、ヒジョーに重大で悩ましい話になっているようです。

……あさよるも、まずは掃除の徹底と、寝具の変更と……畳……(←たぶんダニの温床だよね……)。

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『脳はバカ、腸はかしこい』|脳はすぐに勘違い、間違っちゃう?

こんにちは。胸焼けが治らないあさよるです。

先月の半ば、急に38度の高熱を出してしまい、一週間近くヘバっていました。その後、体調は回復しつつあるのですが、胸焼けというか、お腹の調子がスッキリしません……(T_T)

熱を出している間中「く、くるしい……今までなんて恵まれた環境で生きていたんだろう……orz」「ラクになりたい…」「熱が下がったら、健康のためにガンバロウ」……と心に誓ったものです。

……さっそく不摂生な生活に戻ってるんですけどね(^_^;)

『脳はバカ、腸はかしこい』。あさよる、今、このタイトル、すごく沁みます……。

脳はすぐ勘違い!

脳はすぐ勘違いを起こしたり、暴走してしまいます。人類は脳を極端に発達させた分、バグやエラーも増えちゃってるのでしょうか?

一方で、腸はいつも堅実です。

脳が麻痺してしまって、ガバガバ食べ過ぎ飲み過ぎを起こしてしまいます。しかし、腸はちゃんと対応するんですね。バカな脳を持ってしまったばっかりに、いつも苦労している腸に申し訳なく思いました……。

真面目な読書というよりは……

本書、ぶっちゃけ「セックス」と「ウンコ」の話がループしつづけます。あとがきはサナダムシを飼う話だしw

この手の言葉を聞くと、骨髄反射的に「低俗!」「バカ!」と思う方は、すんごく苦手な内容じゃないかと思いますw

性と排泄は「生きる」ことそのものの話題です。軽快なノリで書かれていますが、ヒジョーに真面目な話です。

話はあっちこっちへと飛び回り、パラパラと知識を振りまきます。

「腹に落ちる」と言いますが

「頭で理解する」ことよりも、「腹に落ちる」「腑に落ちる」方が、理解度が高い感じがします。

慣用句の中でも、頭よりもお腹の方が偉い感じがします。

もっと言えば、頭よりも、体全身を使って考えることが大切です。頭だけだと、どうしても思考が突拍子もない世界へと入り込んでしまいます。

「私は昔から女性に異常な関心をもっていました。」から始まる独白は、ドキッとします。少しだけ引用します。

 私は昔から女性に異常な関心を持っていました。そんな私は大学時代を含めて、女性にはまったくモテない時期画続き、女性との性的経験は一般男性の平均よりはるかに遅れました。そんな時期、私は女性を見るといつも脳の中で来ているものを脱がせ、勝手に裸を想像していました。
私ん脳はだんだん性的モラルが欠如していくように感じられ、そのうち、本当の女性との恋もセックスも面倒くさくなり、少しずつ自分も家畜化されているのでは、と思いました。
また私には、親しい人が不幸に見舞われたとき、口では「かわいそうにね」と言っていましたが、頭の中では「嬉しい」という感情が湧き出してくることがたびたびありました。
(中略)
家畜のような日々平坦に繰り返される生活で、人間が本来持っているはずの愛や慈悲の気持ちも感情も、すっかり消え失せてしまっていたのです。

―『脳はバカ、腸はかしこい』p28-29

赤裸々な告白で、とても共感しちゃいませんか?

「性」は本能的な欲求なはずなのに、頭の中でモンモンと考えていると、どんどんセックスが「記号化」されてゆき、本物の異性を見ても性の対象に感じなくなってゆく。「童貞力」なんて言葉がありますが、こういう感じなのかな?

そして、人の不幸を待ち望んでしまうというのも、ちょっぴりわかってしまう気がします(^_^;)

人との関わりや、人の気持ちまで「記号化」され、好奇心から「変化」を待ち望んでしまっている感じがします。

脳は結構バカです。すぐに本質がわからなくなってしまうのかもしれません。

それに比べると、腸はいつも堅実です。どか食いで飲み込んだ食品を、今も黙って消化してくれています……。

「頭でっかち」から脱却を

あさよるは当初、腸にいい週間や、ヨーグルトを食べなさい的な、健康志向な話題の本なのかなぁと思い読み始めました。

しかし、その予想は大幅に裏切られる内容でした。もちろんいい意味で!

頭で考えることは簡単です。いつでもどこでもできます。

しかし、身体を使って理解をするのはムズカシイ。サナダムシをお腹で飼うにも、ファイトが必要です。

あさよるも、頭での中の思考にハマりこんでしまっていると気づきました。もっと身体的な感覚を取り戻したいと強く思います。

あさよるだって、子ども時代はもっと肌感覚で、身体を使って考え、身体で記憶していたように思います。あの頃フォーエバー。

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『あなたの脳のしつけ方』|モテも運も努力も脳次第?

こんにちは。このブログを始めてから「人の体って面白いんだなぁ」と興味を持ち始めた あさよるです。

以前あさよるネットでも紹介した中野信子さんの『脳内麻薬』が面白かったので、同著者の本を選んでみました。

『脳内麻薬』も、誰でもわかるような入門編のような内容で、なんの知識もないあさよるでも楽しく読めたのでした。

脳につけるクスリ

『あなたの脳のしつけ方』は、雑誌連載の内容を加筆再構成された内容だそうです。ですから、「脳」にまつわるコラム集みたいに読めば、読みやすいかもしれません。

扱われているテーマは大きく8つ。

  • 集中力
  • 記憶力
  • 判断力
  • モテ力
  • アイデア力
  • 努力
  • 強運力
  • 愛情力

集中力、記憶力など、ふむふむと思うもの中に「モテ力」「努力」「強運力」「愛情力」という、なんじゃこりゃ?というテーマもあります。

不特定にモテる or 一人の人に長く愛される

「モテ力」では、“だめんず”がモテる理由や、結婚相手と恋愛相手は違う!というお話を、脳の働きから見てゆきます。

女性は、自分の産んだ子がさらにたくさんの子孫を残すように、たくさんの女性と関係を持つ男性に魅力を感じるそう。パパがヤリチンなら、子もヤリチン=子孫をたくさん残すってことっすなw しかし、ヒトは子育てに時間と労力が必要で、父親も側に置いておきたい。すると、複数の女性と関係を持つ男性は、不適当になってしまう。

だめんずはモテますが、結婚相手には相応しくないと判断されてしまうようです。

モテ話は、男性のモテテクニックが中心ですね。

努力は才能。誰もができるわけではない

「努力」とは、努力は誰でもできることではないという、ショッキングな話題から始まります。

努力ができる人は、生まれ持った脳の特徴に由来します。努力が得意な人は「これをやれば◯◯が手に入る」という脳の快楽の一部「報酬系」が働きます。

一方、努力ができない人は、「報酬系」の働きが弱く、さらに「やってもムダだ」とブレーキを脳が働かせます。

勉強や仕事など「努力すれば誰でもできる」と言っても、そもそも努力が誰にでもできることではないのです……。

(´・ω・`).;:…(´・ω…:.;::..(´・;::: .:.;:

……と!落ち込まなくても良いのです。

日本社会では、やたらと努力が賛美され、努力こそが尊いことのように語られます。別にそれも間違いではないでしょうが、努力だけが美徳というわけでもありません。

現に、「やってもムダだ」と努力をやめてしまう事柄は、大概それ以上やっても成果が出ないでしょう。

すなわち、努力ができない人は、冷静な判断が出来ているとも言えます。

努力を美徳とするからこそ、努力できないことは悪いことのように感じてしまいますが、別の視点から見れば、「努力に頼らない才能」があるとも言えるかもしれません。

この「努力」の考え方は、あさよるは考えたこともなかったので眼から鱗で、納得でした。

運のいい人はどんどん良く、運の悪い人はどんどん悪くなる

「強運力」も面白い話でした。

コインを投げてウラとオモテがでる確率は、無限に近い回数を投げれば投げるほど1/2に近づいてゆきます。

しかし、現実の「運がいい」「運が悪い」はコインのように1/2では起こりません。運のいい人はより運がよく、運の悪い人はより運が悪くなってゆきます。

それは一度ラッキーがあると、ラッキーな環境に身をおくので、次もラッキーが起こりやすい。不運な人はその逆です。

「勝ち癖がついている人」「負け癖がついている人」という、なんとも身も蓋もない言葉も飛び出します。けど、それが現実なのよね(-_-;)

で、勝率を上げる方法の一つが「知性」。もう少し詳しく言うと一つ目は「言語性知能」、教養です。勝ちの体験、成功体験を積むことも言語性知能です。もう一つが「非言語性知能」、ワーキングメモリを増やすことです。

さらに、負け癖のついてしまったゲームはやめて、自分が勝ちやすいゲームに変えてしまうのも手段の一つ。「みんなに必要とされていること」に目を向けてみる。

慎重さと恋愛力

恋愛力が低い、なかなか恋人ができないわという人は、それだけブレーキがよく効いている人です。

恋のパワーが炸裂して、後先考えずに燃え上がっちゃう人がいる一方で、自分の気持ちをセーブするよう脳が働く人もいる。

知能が高い人ほどこのブレーキが強いとも紹介されています。

恋愛力を上げたいのなら、ブレーキを弱めるしかありません。『あなたの脳のしつけ方』では、結構過激な方法が紹介されていました。それは、お酒の力を借りる、寝不足になるw

こんな方法が紹介されるってことは、反対に言えば、これくらいしないと脳の抑制が解除されないってことですね。

さらに、そもそも「人を愛せない」脳を持つ人もいるそうで、興味がつきません。

誰でも軽く読める、脳のクセ

コラム集ということで、サクッと読める読み物の割には、楽しく興味深く読了しました。

軽く読めるということは、深く読みたい人には不向きですね。根拠となるデータやムズカシイ話はすっ飛ばして、誰でも面白く読める話に特化しています。

さらにもう一歩深く知りたいのなら、別の本をあたってみましょう。

あさよるも『脳内麻薬』『あなたの脳のしつけ方』と続けて読んでみて、もう少しだけ専門的な内容も読んでみたいかも!と思い始めています。これから探してみます。

脳科学の入り口として、話のネタにも

『あなたの脳のしつけ方』は脳科学者による著作です。

脳科学の入り口の入り口のように読むことも出来ますし、軽い読み物としても、また、話のネタ探しにもぴったりです。

著者の中野信子さんはテレビでもご活躍されている方で、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

……あさよるは存じ上げなかったので(^_^;)、今後、中野先生もチェックさせていただきますm(_ _)m

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『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』|幼いころ失った「愛着」が今も

「愛着障害」……そんな言葉をこの書籍で知りました。

ネットの口コミで見たこともありましたし、図書館でもチラチラッと目に入り以前から気になっておりました。

なんとなく感じる違和感、「愛着障害」かも?

愛着障害とは、幼いころの経験が関係しています。

幼児期、愛着を抱いていた対象を失ったり、引き裂かれる経験が、愛着障害を生むのです。

幼児期に強い愛着を持つ相手の代表は、自分の父母。特に、母親への愛着は格別です。

例えば、幼いころに母を亡くしたり、なんらかの理由で祖父母に育てられた経験。両親の離婚、病気や経済的理由で親子が引き裂かれることもあります。

もちろん、虐待やネグレクトを受けて育つ人もいます。

幼い頃、なんらかの理由で「愛着」を失った経験は、大人になっても影を落とすといいます。

その結果、他者との距離を必要以上に取る人や、反対に人との距離が近く依存傾向にある人。他人を信じられず、疑ってばかりだったり、自分がここにいることを確認するように窃盗など犯罪行為に手を伸ばす人もいます。

自分はどう?あの人は?

「愛着障害」によって引き起こされる症状を並べてみると、自分自身に当てはまる特徴があるようにも思います。あるいは、身近な友人知人の特徴に重なる部分もあります。

中高生になってから、学習に力が入らず成績がガクンと下がってしまう人。パートナーを信じられず、態度や言葉を重ねても満たされず愛情を感じられない。あるいは、他人に依存してしまったり、浮気を繰り返してしまったり。

本書『愛着障害』では、傾向や症状の具体例がたくさん紹介されています。心当たりがある人もたくさんいらっしゃるでしょう。

「愛着障害」詳しく知りたいなら……

本書『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』では、「愛着障害」にまつわる周辺の話が中心です。

医学的根拠や、具体的な事例、治療例などは端折られています。ですから、もっと踏み込んだ内容を知りたい方は、他の本にあたりましょう。

本書はあくまで、「愛着障害」という症状があること、それは世代を超えて起こること、「愛着障害」を負っている人は身近にいるであろうこと(もしかしたら自分がそうかも)が提示されています。

これまであまり知られていない事柄ですから、「愛着障害という考え方がある」ということを知るためのものです。この本を読むことで、自分の抱えている問題や、生き難さの理由の一端を感じられるかもしれません。

(これはご自身の経験によるでしょうから、「読んでみてください」としか言えない(^_^;))

身近な人の「異変」に気づいたなら

自分の経験だけではなく、身近な人の異変や、違和感の理解にも繋がるかもしれません。

コミュニケーションがうまく取れず孤立している人や、疑い深く心をひらいてくれない人。他者に依存してしまいトラブルになる人や、身近にも「愛着障害」を抱えているのではないか?と思う相手がいます。

もちろん、「愛着障害」を抱えている人の中には、自分の過去の辛い経験をカミングアウトする人もいますが、中には過去を直視することを避けヘラヘラと冗談を飛ばしたり、あるいは薄情に見えるような人もいます。

パッと見て「愛着障害」には見えなくても、実は問題を抱えている人のコト、ちょっとだけ知れるような気がします。

『愛着障害』を最初の第一歩に

本書『愛着障害』は、愛着障害を知るための、最初の一歩になる本です。

解決法や治療法、具体的な事例などは、端折られている印象です。自分が「愛着障害」に当てはまっていると感じたなら、症状によっては専門医の門を叩くことも必要でしょう。また、軽い症状であっても、改善策を知りたいなら、他の本を探さないといけません。

ですから、本書『愛着障害』は、最初の一冊目なのです。

まずは、本書を読んで、自分の幼少期の経験や、現在抱えている問題などと照らし合わせてみましょう。

そして、「愛着障害」を持っていても、その特性を利用して成功した偉人たちも紹介されています。彼らの生涯に触れることも、大きな励みになります。

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『1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』

こんにちは。寒くなってくると体が縮こまり、肩や腰や脚の痛みが悪化する季節……方々が悲鳴を上げるんですよね……。毎年、年明けくらいに整骨院に通わざるを得なくなりますorz

どうやら腰は、背骨にトラブルがあるようで、どこの整骨院に言っても指摘されます。

そして、なんといっても肩こりですよ。あさよるは、小学生の頃には肩の重だるさや“こり”を訴えていた気がします……。肩こりもひどくなると、息ができなくなるような苦しさで、頭もズキズキ目も霞んで、整骨院に駆け込みます。

冷たい風が吹き始めたこの季節……戦々恐々とするあさよるです。

『1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』という、ズバリあさよる向けの本を見つけたので、読まないわけにはいきませんでした。

「肩こり」っていうけれど、全身の不調だよね…

肩こりって、ただ肩が痛いだけじゃないんですよね。

先程も書いたように、頭痛や吐き気、かすみ目や、集中力の低下が起こります。そのせいで何にも手に付かない!という事態に……。

で、これは あさよるが重度なのかもしれませんが、耳が詰まっている感じがしたり、鼻呼吸が苦しくなったりと、「これヤバくない!?」と我ながら酷すぎる。

でね、顔が歪んできて、手足の感覚が鈍くなってきたり……。

細かな作業や、正確さを要する作業が億劫で、なんか投げやりになってしまっていた気がします。過去形なのは、最悪の頃よりは今は少しマシになっているからです。

肩こりから始まって、全身の不調を感じること、ありますよね!?

歩いてるだけで、肩がこらない身体をつくる!

『歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』という、奇跡のようなタイトル!てか逆に、そんなムシの良い話なんてあるのか!?と謎の身構えをしてしまうレベルです。

しかし、読んでみると拍子抜けするくらいシンプルな内容です。歩く時、「こりとりウォーク」という歩き方を実践するだけ。

「こりとりウォーク」とは、①手のひらを正面に向ける、②重心を土踏まずの後方やや内側に置く、③腕を後ろに振る、④腕を後ろに振り切った時、手のひらを反対のお尻の前まで持ってく。これだけ!

デスクワークをはじめ、現代人は腕が内転したままになっている時間が長く、肩や背中までその方向に引っ張られています。これが全身の緊張になっているんですね。ですから、腕を外転させ、手のひらを正面に向けて歩くだけで、緊張がほぐれるのです。

“ながら”肩こり解消法でなければならない

なんでこんな簡単な方法なのかというと、“ながら”でできることしか、患者がやらないからです。

著者の宮腰圭さんは「整体家」で、たくさんのクライアントを診てこられました。で、先生がどんな施術をしてもクライアントの生活習慣が変わらない限り、肩こりなんて治らないわけです。

圧倒的な長い時間をかけて筋肉が固まってゆくのに、たった1時間ほど施術を受けても、すぐに元に戻ってしまうですね。いやぁ、あさよるの耳の痛い話です……。

で、宮腰先生はクライアントに、普段からすべきトレーニングを伝授してきたのですが、誰も言われた通りにやらない!で、「じゃあ、どうやったらできるのよ!?」と詰め寄った所、「何かしながらだったらできる」という話だったそう。

そこで考えられたのが「歩きながら」できる、肩こり解消法なのでありました。

肩こりが解消すれば、見た目も心も変わる!?

体のこりがなくなれば、顔も変わります。シャープになるそうです。あさよるも自分の経験から、肩や頭、顔のこりでかなり顔が変わることを実感しています……。

さらに、心まで変わっちゃうというのです。作り笑いでも笑顔を作っているとポジティブな気持ちになるとか言いますし、姿勢が変われば、気持ちも変わるのかもしれません。

少なくとも、あさよるは肩こりや脚の痛みなど重くなってくると、心までギスギスしてきます。なにをしてても、痛みでそれどころではないですからね……。

簡単だし「やってみる」価値ありでしょう!

肩こり解消のウォーキング方法は、とても簡単ですし、やる価値あります。さっそく あさよるも「こりとりウォーク」で部屋の中をウロウロしています。

そもそも、腕を外転させるだけで、両腕にサァーッと血が流れてる感じがする……。

正直ですね、とても科学的ではなさそうな記述もチラホラっとあったのですが、「整体家」というのは、西洋科学とは違った物の見方をなさっているのかなぁということにしときます。

なによりね「経験則」というものもありますから、たくさんの具体例を診てこられた著者には、クライアントの症状の傾向があるのではないかと思います。

とりあえず、先程も述べたように、「いっぺんやってみよう」と思います!というかこの冬は、整骨院にかからないで過ごしたい!><

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『脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める』|脳トレせよ!

三十路を過ぎて記憶力がガタンと落ちてしまった あさよるです。……じゃあ、以前は記憶力が良かったのかというt……(ry

(;´Д`)

忘れっぽくなったというよりは、そもそも覚えられないというのが、なかなか慣れずに不便であります。もうね、人の名前が致命的に覚えられないのは以前からで、コインロッカーの番号とかね、お買い物も商品名や品番を覚えられないという……。

常にメモが手放せないのですが、忘れないように作ったメモを忘れるタイプです。

(;´Д`)

こんなことありませんか?

年齢とともに記憶力が落ちてゆくなんて聞いたことがありますが、それは仕方がないことなの?!

テキパキと要領よく仕事をしていても、フッと物忘れをして滞ってしまう。

グッと集中して一気に仕上げたい内容も、うっかり途中で集中が切れてしまう……。

人と話していてブチブチと会話がブツ切れになって続かない。相手の理解力の低さについ苛立つ。

「トラブル」とは言わないまでも、小さな食い違いやケアレスミスが積もり積もって……大きな損失になっているのでしょう。どれくらいの損失なのかというと……客観的にまとめるといいんだけども、そんな時間がないし……。

そう、記憶力に自信がなくなると、いつもソワソワと時間に追われている気がします。目先のことに気が取られてしまって、いつも慌てているような……。

記憶・集中・思考力に関するこんな困ったこと、ありますよね……?

脳の衰え……どう向き合う?

『脳が冴える15の習慣』は、年齢とともに感じる脳の衰えとどう向きあい、どのような取り組みが必要なのか解説する本です。脳神経外科医の著者が詳しく分かりやすくリストアップしてゆきます。

読者のメインターゲットは、定年を迎える世代でしょう。現役を退くことで、生活そのものが変わり、記憶や思考力の変化を感じる人が多いそう。

記憶や思考が衰える……いわゆる「ボケ」と言われる状態は、年齢だけが原因ではないそうなんです。

例えば、とても忙しく働いていた人が突然仕事を辞め、やることもなくボンヤリ時間を過ごすと、脳を使わなくなってしまう。すると、考えたり記憶する力が弱ってしまいます。

年齢のせいではなく、習慣や環境がそうさせるのです。

「壁」だけを眺め続けると……

さらに、こんなたとえ話がありました。椅子に縛り付けられて白い壁だけを眺めされられたら……人は一週間もしない間に記憶力や思考、集中力が低下し、「ボケ」の状態になってしまうでしょう。

そして、現在の我々……「テレビという名の壁」をボーっと長時間眺めている人がたくさんいます。「ボケ」はすでに忍び寄っています。テレビだけではありません。スマホやパソコンという名の壁にも警鐘を鳴らします。

「平面」だけ眺め続けると「ボケ」る!

脳は体の一部。まずは「体力」

脳は体の一部です。ですから、肉体のコンディションによって、脳のパフォーマンスも変化します。まずは、肉体の状態をベストに持ってゆくことが、記憶・集中・思考力を高めるために必要です。

先ほどの、定年・退職をきっかけに「ボケ」が始まってしまう理由の一つに、肉体的な変化も作用します。現役時代は日々、心身ともに負荷のかかった状態で勤務なさっていたでしょうから、それだけ「体力」も必要だったでしょう。

しかし、現役を退くと、「体力」が落ちる。すると、体の一部である「脳」の力も落ちてしまう。これを防止するために、体の健康状態と、「体力」の向上を目指します。それが脳が冴える秘訣です。

時間がない!は不効率

さらに、「片づけ」や「タイムリミット」も記憶・集中・思考力を高めるためのポイントになります。

まず、要領がよくテキパキしている人ほど、片付けが疎かになってしまいがちなんだそう。多少散らかって、どこに何があるかわからない状態でも、記憶力でカバーできちゃえるからこそ、片付けが後回しになるんだとか。しかし、物が整頓されている方が、もっと脳は有効に使えます。

そして、片づける時間がない!という自称多忙な人には、「タイムリミット」の設定がオススメです。ダラダラと延々と作業をするより、時間を決めてサッサと仕事を片付けます。延長はしません。時間厳守!

時間を守ることで、休憩や余暇の時間が生まれ、リフレッシュ。ベストな状態で仕事に取り組み、よりパフォーマンスが向上します。

生活の変化をチャンスにできる本

てな感じで、『脳が冴える15の習慣』とタイトルにある通り、15もの記憶・集中・思考力に関する話題が収められています。それぞれの章では、その章で取り上げたポイントが箇条書きでまとめられています。あとから確認するにも便利そう。

脳が冴える15の習慣のうち、「脳」と直接関係のなさそうな話題もあります。先に取り上げた体調管理やタイムリミットの設定、片付けもそうですし、写真を取ることや、人に出会うことなど挙げられていました。

さらに、日記やブログを書くことも勧められてたり……あさよるもこうしてブログを書くようになって、いい効果があったように思います。本を読むときも、頭のなかでまとめながら読むようになった気がします。そして、インプットとアウトプットがセットになって、よりインプットがしやすくなりました。……おお、知らぬ間にブログも役立っている!(嬉)

定年世代向けだけど……変化は誰にでも起こる

『脳が冴える15の習慣』は、定年を迎える年代の方がメインの読者として想定されています。サラリーマン生活から、退職後の生活へシフトする際に気をつけるべきことだからです。

あさよるはメインターゲットから外れてはいますが、それでも脳の機能や働きは同じですから、十分あさよるの生活習慣にも導入したい……いや、すべきな習慣ばかりでした。(生活習慣の悪さに反省もしました(-_-;))

また、転職や結婚出産、引越しなど、生活がガラリと変わる時期って、年齢関係なく訪れます。その時期を、記憶・集中・思考力を向上させるチャンスにしてしまえると思いました。

結構ね、「これ実行したら、あさよるはどうなっちゃうんだろう!?」とワクワクしました。

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