女性の働き方

『働く女性が知っておくべきビジネスファッションルール』|服が変われば収入UP!?

『働く女性が知っておくべき ビジネスファッションルール』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。春の陽気に冬服をしまい始めていたのに、また寒い日が続いて冬服を引っ張り出しています。新年度、服装も落ち着かない季節ですが、ついでに自分の〈仕事着〉を見直してみましょう。その服、自分の評価を上げる服ですか?

今回手に取ったのは『働く女性が知っておくべき ビジネスファッションルール』という、社会で働く女性が、適切な評価を得るために、正しいドレスコードを知っておく必要を啓蒙する書籍です。そして、具体的にどのような服装が「適切」なのかも、イラストや写真を交えて細かく指南されています。

2013年に出版された『ビジネスファッションルール 武器としての服装術』から加筆修正された増補版です。

前作を読まれた方も、再度チェックしなおすのをオススメします。

評価されないのは服装のせい!?

本書『ビジネスファッション・ルール』は、働く女性が社会人として常識ある〈服装〉がどのようなものなのか指南する本です。もし、社会人としての〈ドレスコード〉がわからないなら、ぜひ本書を手に取ってみてください。

女性の社会進出は続いていますが、未だに役職のある立場の女性は少ないのが現実です。男性と同じ働きをしているにも関わらず、評価に結びついてないと感じるなら、もしかしたら〈服装〉に問題があるのかもしれません。社会の中では、みんなそれぞれ自分の立場にあった服装をしています。例えば医者は医者らしい、保育士は保育士らしい、アパレル店員はアパレル店員らしい服装、身だしなみをしています。誰もが多かれ少なかれ、自分の〈役割〉に相応しい服装をしているのです。

働く女性も、自分の立場にあった服装をしないといけません。あるいは、これから自分が立つ立場を見据えた服装をする必要があります。

残念ながら、野暮ったいブラウスにカーディガン姿の女性は「重要な役職についている人物」には見えません。これから自分が社会の中で評価され、出世を考えているならば、それに相応しい服選びを始めましょう。

社会人のドレスコードを守れていますか?

男性か女性かという性差に関係なく、我々は社会生活の中で〈ドレスコード〉を意識しなければなりません。TPOから外れた服装は周囲の人に失礼に当たる場合もたくさんあります。さて、自分の仕事着は、会社の、社会の、ドレスコードに相応しいものでしょうか。

例えばもし、トラブルがあり謝罪に赴く場合、華やかすぎる服装や、ネイルアートやアクセサリーをたっぷりつけた女性は、謝罪の席に相応しくありません。ですから、そのような女性を〈責任ある立場〉に置くことはできません。お客様の前で重要なプレゼンや契約の席で、カジュアルすぎる服装や、セクシーに見える服装も似つかわしくありません。

なぜ、これほど、多くの女性が「ビジネスで失敗する服」を着ているのかというと、「女性の部下がビジネスに不適切な服を着ていることに気づいても、男性の上司は何も言わない」というのが、大きな理由の一つだといいます。曰く、「女性には、服装のことは言いにくい」「気がつかない」「そもそも女性を主戦力だとは思っていない」から。
ビジネス社会で男尊女卑(中略)が叫ばれるようになり、男性管理者は服装について女性に注意するのを怖がっているのです。そのほか、指導しようとしても、その正しいビジネスファッションスタイルを知らないということもあります。(中略)

誰も女性たちに、勘違いな服装をしていることを教えていないのです。その結果、多くの女性たちが、自分の服装がキャリアにマイナスの影響を及ぼしているという事実を知らないまま、ビジネスの服選びに、何度も同じ過ちを犯している、というわけです。
これが、若い男性だったら、「おまえ、お客さまに会いに行くのに、そのシャツはなんだ!」「ネクタイの色が派手すぎるぞ」「そんなよれよれのジャケットを着るな」などと何度も注意されるはず

p.38-39

男性の場合、すでにドレスコードがしっかりと決まっていて、新米の頃から服装について叩き込まれます。しかし女性の場合、男性が女性社員の服装について言及するのは〈セクハラ〉と解釈されかねないこともあり、誰にも指導されないまま勤務をしている人も多いと言います。また、上司や先輩たちも「女性のビジネスファッションの正解」を知らないということもよくあります。

また、今現在、誰も自分の服装に注意をしないからといって「これが正解」というワケでもないことがわかります。みんな、女性のビジネスファッションの正解を知らないのです。あるいは、知っていてもなかなか指摘できません。ですから、女性は自ら自分の服装をチェックし直してみてみなければなりません。

といっても、考え方はシンプルです。

ビジネスでは、相手の期待に応えるとともに、稼げる服装でなくてなからないのです。
当然それは、業界や職種によって異なります。アパレルのデザイナーと販売員でも異なりますし、銀行員と大学教授でも違うでしょう。同じ業界の同じ職種でも、高級ブティックとカジュアルショップでは異なります。
ただ、ファッションスタイルは異なっても、原則は同じ、稼げる服装であることです。
親近感を得るほうが稼げるのか、憧れられるほうが稼げるのか、威圧するほうが稼げるのか、安心感を与えるほうが稼げるのか、業界、職場、職種、地位等によって異なりまが、目的は同じだということです。

p.34-35

仕事着なのですから、その服装が仕事に有利に働くか、すなわち「稼げる服か」を考えればよいと指導されています。これから服装を改める際の、ポイントが3つにまとめられています。

①自己満足から顧客満足
②自己目線から相手目線
③自己評価から他者目線

まさに、マーケティングの基本ですね。服装の選択にも、これら三つの視点の変化が必要です。ビジネスの鉄則は服装にも当てはまるのです。

p.35

自分の着たい服を着て自己満足から抜け出して、より「社会性」のある振る舞いを。他者の存在を意識して立ち居振る舞いを考えるのが、女性のビジネスファッションの第一歩です。

ファッション誌の着回しコーデは当てにならない

女性ファッション誌の紙面に「1週間の着回しコーデ」といった特集をよく目にします。とてもカジュアルで、華やかな服装である場合がほとんどです。それらの服装は、広告や出版、マスコミ、デザイン等のクリエイティブで自由な雰囲気のある業界以外では、通用しません。

ファッション誌のコーディネートは、かなり限られた業界でのみ使えるものであり、ほとんどの女性には当てはまらないものです。気をつけましょう。

ジャケットを着ない女性は地位が低く見える

『働く女性が知っておくべき ビジネスファッションルール』挿絵イラスト

もし今、ジャケットを用意していないなら、真っ先に用意すべきアイテムです。初対面のお客様や商談ではスーツが基本です。ビジネスカジュアルがドレスコードの業界でも、ジャケットはマストです。

アメリカの調査では、九三%のビジネスマン、九四%のビジネスウーマンが「ジャケットを着ている女性は、ジャケットを着ていない女性より上のポストにいる」と判断することがわかっています。
また初対面の場合、ワンピースを着てると、たとえそれがコンサバティブなビジネスにふさわしい印象を与えるワンピースだったとしても、過半数の人は、彼女をビジネスプロフェッショナルだとは認めたくなかったそうです。
ただし、同じワンピースの上にジャケットを羽織ると、パワフルで堂々とした有能な女性だと思う人が倍増するそうです。ともかく、ジャケットが重要なのです。

p.126-127

ジャケットを羽織るか否かで、こんなに大きく印象が変わるとは驚きです。ジャケットを着ている女性のほうが93~94%の人が上のポストの人物に見えるということは、反対に言えば、ジャケットを着ていないと、ほとんどの人が「ポストが下の女性」と判断するということです。同じ役職の男性と、同じ働きをしていても、ジャケットを着ていない女性はそれだけで下に見られてはかなり不利ですね。

また、こんなエピソードも紹介されます。

数年前、シカゴから来たあるアメリカ人女性のビジネスコンサルタントが、私に言いました。
「日本の女性もジャケットくらい着ればいいのに」
よく、話を聞いてみると、大阪の企業を訪問し、その会社の女性社長と初対面で面会したときのこと、その社長は、サマーニッのアンサンブルカーディガンを着て彼女を迎えたそうです。
彼女は、その社長を秘書か事務員と間違えてしまったうえに、自分が軽く見られたのではないかと、不満に感じたそうです。

p.127

このエピソードには2つのポイントがあると思います。1つは「女性が軽んじられる理由の一つが、女性自身の服装によってもたらされている」ということ。2つめは、「不適切な服装は、相手に失礼に当たる」ということです。当たり前のことで、言うまでもないことに感じますが、大人としての基本の基本だからこそ「できていない時」に大きなマイナスに働いているのではないでしょうか。

男性のドレスコードを参考に

本書『ビジネスファッション・ルール』では、働く女性が選ぶべきビジネスファッションのアイテムたちがイラストや写真をたくさん使って紹介されています。「どのようなフリルはOK/NGなのか」「どのようなスカートOK/NGなのか」「どのようなアクセサリーがOK/NGなのか」といった細かなニュアンスも、ビジュアルで確認できて、分かりやすいのです。

また、社会人として知っておきたい〈ドレスコード〉として「平服」「ダークスーツ」「ブラックタイ」などの式典やフォーマルな場での、女性の適切な服装についても説明がなされます。ドレスやスーツのみならず、それに合わせるアクセサリー、カバン、スカーフなど、自分で選べるようになりましょう。

「ビジネスマン」としての振る舞いで、もしドレスコードがわからないなら男性の服装を参考にしましょう。男性がジャケットを着ているなら、それはジャケットを着るべきシーンです。男性がクールビズで半そでを着用しているなら、それに倣ってOK。反対に言えば、男性が真夏でも襟元までボタンをきっちりと止めていれば、それがドレスコードです。

先に紹介した通り、男性のドレスコードは社会の中で細かに決まっています。女性の社会進出は進んでいるとはいえ、まだ適切なドレスコードがわからないのであれば、男性に倣うのが手っ取り早くわかりやすいでしょう。

服はコミュニケーションの道具だ

本書『ビジネスファッション・ルール』では、冒頭から第一印象がもたらす重要な作用についてから話が始まります。ご存知のように、人はパッと見のファーストインプレッションで相手の印象が決まってしまいます。第一印象で実際よりも低い評価をされてしまうのは、双方にとってマイナスでしょう。

「戦略としてのビジネスファッション」を、女性も取り入れましょう。

また、服装というのはコミュニケーションの一種だというのも、本書からもよくわかります。人間は、言語によるコミュニケーションよりも、言語ではない、非言語コミュニケーションの方が圧倒的に大きな情報量を持っています。非言語コミュニケーションとは、表情やジェスチャー、声色など、言葉ではない情報です。そして〈服装〉もまた、非言語コミュニケーションの一種です。我々は着る服によって、周囲の人へメッセージを伝えられます。特別な相手との約束には、特別なオシャレをします。緊急事態には、着の身着のまま駆け出すでしょう。新しい季節を喜んだり、過ぎゆく時間をなごり惜しんだり、〈服〉で表現できるのです。

服装とは情報だと考えると、ビジネスのシーンでは、それに相応しい服装が求めらるのは当然に思えます。あさよるは元々、デザインの制作系の仕事をしていたので、服装はかなり自由でした。というか、あさよるの場合は、いつも「もっと派手な服を着ろ」と注意されるほどでした(;’∀’) これはかなり例外でしょうw しかし今はそうはいかないので、新しいジャケットほしいな~。

「他人からどう見られているか」を客観視する

本書『ビジネスファッション・ルール』のみならず、服装・ファッションについて紹介する本では、「他人からどう見られるか」「自分かどうありたいか」という、生き方や考え方が服装やアクセサリーで表現できるということが紹介されています。〈これからの自分〉を考えるとき、自分はどうありたいのか、また周囲からどのように評価されたいのか、一度じっくりと考えるチャンスにもなり得る本です。出世や社会的評価を望む人もいれば、それ以外の生き方を望む人もいるでしょう。自分が自分をどう評価しているのか、冷静に考えてみるのも良いですね。

そして、イメージする〈これからの自分〉になるために、必要なアイテムを選べばいい。本書『ビジネスファッション・ルール』では、女性が社会人として振る舞うためのヒントが紹介されています。たぶん、どんな道に進むにしても、社会生活を営んでいる以上、常に〈ドレスコード〉が設定されています。ドレスコードに適切な選択をして、自分の生き方をするためにも、客観的に自分の服装を判断できる目が必要ですそうですね。

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『専業主婦は2億円損をする』|「移住」「フリー」のカードを!

こんにちは。あさよるです。『専業主婦は2億円損をする』というタイトルのインパクトで手に取ってしまいました。誰もがわかっちゃいるけど、誰もが口にしない、誰もが具体的に計算しない現実を、アケスケに語る内容です。10代、20代のこれから社会に出る、これから結婚する主に女性に向けて書かれた本です。もちろん、10代20代の男性にとっても、生き方、働き方について当てはまります。

一旦、専業主婦になってキャリアが途切れてしまうと、その後は非正規でしか就労が難しいので、結果的に貧困に陥りやすいという話です。だから、どうすればいいのか……。本書を一冊読み通してやっと「そうか」と結論に達します。

そういえば、あさよるがいつも見てる女性ユーチューバーさんが妊娠の報告なさる動画で「つわりが辛く退職した。しばらくニートをする」とお話されていてビビったのだ。そうか、もう今の20代の感覚だと専業主婦は「ニート」なのか、と。ちなみに、あさよるの友人も「結婚したがニートはしない」と言っていた。あさよるの考えが古いのかもしれない……。

幸福な人生設計

まず、幸福な、理想的な人生のお話から。あくまで「理想」の状態ですからねっ!(と前置きしてから始めるw)

年収800万円が幸せのピーク

人間は年収800万円くらいが「幸福」を感じるピークだそうです。少なすぎると、お金のことで悩まされ幸福を感じにくいし、それ以上になると、感覚がマヒして「幸福」度が横ばいになります。だから、とりあえずの目標として、年収800万円を設定してみましょう。

これくらいお金があると、お金を気にせず好きなことができます。

ちなみに面白いことに、アメリカでも年収7万5000ドルくらいが幸福度のピークらしいです。日本円にしてだいたい800万円くらいなので、社会が変わっても「満足できて、マヒしない」程度が同じなのかもしれません。

二人合わせて1500万円

800万円は一人が満足できる値なので、既婚の子育て世帯で年収1500万円を目標と設定しましょう。当たり前ですが、女性が専業主婦の場合、男性が一人で1500万円稼いでこないといけません。ですから、年収の高い男性は女性からモテます。二人が「人並みの幸せ」を得るためのお値段です。

現実のセカイ……

はい、言葉が出ませんねっ。次、現実の世界です。そりゃ800万ほしいよ! 1500万捕まえたいよ! できないから困ってるんじゃないか!

非正規、低所得が増えるばかり

現実世界は、説明するまでもありませんが、非正規雇用が広がり、低所得層が増えるばかりです。貧困に直面する家庭も少なくありません。世代間格差が拡大して、若者のワーキングプアも珍しくありません。

そこそこ同士で結婚してる

辛い現実の中、しかし今でも結婚する夫婦はいます。先ほど挙げた「二人で年収1500万円」に全く満ちていなくても、低所得でも、それなりに二人は出会って、それなりに家庭を持ってる人はいます。女性も「理想は理想」だと分かってますから、理想と違う相手でも納得しています。年収が低くても、相手が素敵な人であれば、パートナーに選ぶ女性は大勢います。

自由・自己実現・愛情友情……どれか2つ

本書では人生のパターンを8つに分類して説明されていました。

まず、生きる力を3つに分類します。

  • 社会的資本→絆・・・愛情・友情
  • 人的資本→働く力・・・自己実現
  • 金融資本→お金・・・自由

この3つの要素の組み合わせで、人生のパターンを分けます。

人生の8パターン

1.プア充

  • ○社会的資本→絆・・・愛情・友情
  • ×人的資本→働く力・・・自己実現
  • ×金融資本→お金・・・自由

お金はないけど仲間がいるパリピ系。友だちとの絆で成り立っている。

2.ソロ充

  • ×社会的資本→絆・・・愛情・友情
  • ○人的資本→働く力・・・自己実現
  • ×金融資本→お金・・・自由

仕事はできてお金もあるけど、恋人も仲間もいない。都会で単身世帯。

3.裕福な引きこもり

  • ×社会的資本→絆・・・愛情・友情
  • ×人的資本→働く力・・・自己実現
  • ○金融資本→お金・・・自由

裕福な引きこもり。友だちはいないけどお金はある。孤独な高齢世帯によくある。

4.リア充

  • ○社会的資本→絆・・・愛情・友情
  • ○人的資本→働く力・・・自己実現
  • ×金融資本→お金・・・自由

仕事もバリバリやって、友達も恋人もいる。育ちの良いリア充は、学生時代のネットワークも使える。

5.ソロリッチ

  • ×社会的資本→絆・・・愛情・友情
  • ○人的資本→働く力・・・自己実現
  • ○金融資本→お金・・・自由

高収入のまま一人でいると、お金も貯まり金融資本と人的資本が上がってソロリッチになる。社会的に成功するとカネに人が集まってくるので、人間関係が煩わしくなる。

6.幸福な専業主婦

  • ○社会的資本→絆・・・愛情・友情
  • ×人的資本→働く力・・・自己実現
  • ○金融資本→お金・・・自由

仕事はしてないけど、お金も友達もいる。大企業を定年退職後、ボランティアに勤しんでいるイメージ。あと、夫が裕福な専業主婦。

7.貧困

  • ×社会的資本→絆・・・愛情・友情
  • ×人的資本→働く力・・・自己実現
  • ×金融資本→お金・・・自由

社会的資本、人的資本、金融資本の三つともない状態。貯金ゼロで助けてくれる家族も友達もいない。日本で若年層に現在増えている。

8.超充

  • ○社会的資本→絆・・・愛情・友情
  • ○人的資本→働く力・・・自己実現
  • ○金融資本→お金・・・自由

リア充の上位互換。マジヤバイ。一人で超充になるのは難しい。だけど、夫婦二人で力を合わせれば超充に近づけるかもしれない……というのが、本書『専業主婦は2億円損をする』のテーマです(`・ω・́)ゝビシッ

超充になろうず!

本書のテーマ「超充になろう」という目標がやっとここで登場します。たった一人で社会的資本、人的資本、金融資本の3要素を満たすのは難しいことです。だからこそ、パートナーと一緒に力を合わせましょう。そのためには、女性が家で「ニート」していては手が届きません。

女性の場合、結婚や妊娠のタイミングで退職し、一時的に専業主婦になる場合が多いのです。しかし、ここでキャリアが途切れてしまい、再就職の際は非正規雇用にしかなれず、年齢を重ねた女性が低所得になっています。所得を維持したまま、結婚、子育てをし、「超充」になるための「戦略」が必要です。

社会が変わるには時間がかかる

とまあ、現代日本の雇用形態や社会問題をザーッと見てきましたが、「そんなこと言われてもどうしようもない」話ばかりです。社会はすぐには変わりません。今の社会システムがおかしいと誰もがわかっていても、社会全体がガラリと変わるには何十年と時間がかかるでしょう。

Facebook社の女性COO、シェリル・サンドバーグさんは著書『LEAN IN』の中で、女性の他のリーダーたちに、勇気をもってリーダシップを発揮するよう励ましています(当ブログでも紹介しました)。

あさよるもこの本を読みましたが、かなりショックでした。それは、アメリカの、ベンチャーの、世界的大企業の、COOになるくらい優秀な人でさえ、「女性である」ことに引け目を感じたり、「女性である」ことで困難に直面していたからです。こんなスゴイ人でも、「女性だから」苦労しているのに、吹けば飛ぶような あさよるなんて、どうにもならんじゃないか!

〈あなた〉が幸せになる戦略

社会を変えるのは無理です。だってサンドバーグさんでもムリなんだもん。だから、自分にできることはただ一つ。「自分が幸せになる」そのための戦略を練ることです。

二人合わせて1500万円

まず「人並みの幸福」のために世帯の年収1500万円欲しいと最初に紹介しました。女性が専業主婦になる場合、年に1600万円稼いでくる男性が必要です。しかし、そのような優秀な男性は、わざわざ専業主婦希望の女性と結婚する必要はありません。あと、優秀な人は頭が良く、好奇心も強いので、そんな男性の心を掴める女性も少ない(……痛いこと言うなあ!)。

だから、一人が1500万円稼いでくるのではなく、夫婦二人で1500万円に近づきましょう。そのために直面する問題が「子育て」です。

子育ては外注せよ

夫婦二人、力を合わせて1500万円を目指します。しかし、ここで立ちはだかるのは「子育て」という難関です。日本では、妻が夫を置いて働いていてもさほど注目されませんが、子どもを放ったまま働いていると周囲が一気に注目し「精神病院へ行け」とか「虐待だ」と認識されます。

ここで著者は、ある提言をします。それは「社会の中で子どもは育つ」ということ。これ関しては、同著者の『言ってはいけない』でも紹介されていました。大人は、親の影響を受けて子どもは育つと思っています。いいえ、「そうであってほしい」と願っているのかもしれません。しかし、親の心子知らずとはこのことで、子どもは「社会の中で」育ってゆきます。

例として、家族で外国へ移住し、親は外国語が喋れず、家庭では母国語のみで会話しています。しかし、子どもは社会に出てゆき、現地の友達関係の中で外国語を学びます。そして両親とは母国語で会話をしていても、そのうち母国語を忘れてしまいます。これは、幼児期の子どものほうが顕著で「学校で習うから」ではなく、「社会で学んだから」と言えます。

子どもは、大人が考えているよりもずっと社会的で、親の言いつけよりも、友人との関係性のなかで育ってゆきます。確かに、自分の子ども時代を思い返すと納得できます。

ここまで前置きをしてやっと本題。「子育ては外注してもいい」ということです。日本では、我が子を他人に預けて外に出てゆく母親は批判されます。しかし、世界的にみて、ベビーシッターを雇って子育てしている欧米、アジアの国はたくさんあります。母親が子育てを一人で引き受けるスタイルこそ、女性を「専業主婦」にさせる要因になっています。

ちなみに、意外にも、社会実験の結果、専業主婦が主流の国では出生率が低く、共働きの国ほど出生率が高いそうです。日本も、社会が「専業主婦」に子育てを任せている状態で、多くの世帯が貧困に陥り、その結果として少子化を招いているとも紹介されています。

海外に移住すれば解決

「子育ては外注せよ」ってったって、現状日本では子育て外注はバッシングの的です。じゃあ、どうすりゃいいの? ってこおとで、案その一。海外へ移住しましょう。アジアでは家政婦は当たり前の存在だそうです。アジアの他の国へ移住しましょう。

ま、実際移住するかは追々考えるとして「今の日本で子育ては難しい」「だったら移住しよう」って発想が頭の中にカードとしてあるのは良いんじゃないでしょうか。国内に残るにしても「移住する手もあるが、やはり国内に留まろう」と「決断」できるし。

「会社員」をやめれば解決

と言いつつ、突然移住って言われも困ります。そこで、「会社員」をやめるという生き方。「フリーエージェント戦略」です。フリーとして国内で働きましょう。会社員時代より収入が不安定になるかもしれませんが、時間に融通もつけやすくなります。夫婦二人ともフリーなら、子育ても、旅行もできるかもしれません。

フリーという生き方は、別に珍しい生き方ではありません。そもそも、街中の個人商店のおっちゃんおばちゃんたちはみんな個人事業主だし、工務店の親方は社長だし、タバコ屋のおばあちゃんもフリーです。そういう生き方をしている人は世間にたくさんいるし、現実的案な気がします。

誰も知ってるホントのこと

まとめます。今、女性の「専業主婦」という選択は「詰み」ます。特に、出産をきっかけに退職し、キャリアを失い、非正規としてしか社会復帰できなくなるのは、ツライ。それを支えられるだけの収入のある男性は少ないのです。だから、人生の選択肢として「海外移住」と「フリーエージェント戦略」というカードを持ちましょう。どちらも準備しておいてもよさそうな案です。特に「フリーエージェント戦略」は子育てを考えるなら、全然アリな気がします。

本書は10代~20代前半の若年層に向けられた本です。女性向けに作られていますが、同年代の男性にとっても人生の戦略の参考になるのではないでしょうか。繰り返しますが、カードとして「海外移住」「フリーエージェント戦略」は持っておいてもよさそうです。そのカードを切るかどうかは、自分でいずれ決めるとして。

たぶん、ここに書いてあることは、多くの人は気づいているし、知っていることだろうと思います。社会はダイナミックに変化しています。自分の両親と同じような人生設計では生きられません。ましてや祖父母の代とは、あまりに違いすぎて同じ国に生きているのが信じられません(これが世代間格差か……)。

アケスケにズケズケと書かれていますが、まさにその通り。正論。

あさよるは、ぼんやり生きている人間なので、なーんにも人生設計していませんが「海外移住」と「フリーエージェント戦略」は、全然アリだと思いました。というか、むしろ、軌道修正するなら、そっち方向にしか舵を切れない気が……。

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