妊娠・出産・子育て

『主婦力ゼロからのやってみた家事』|やりやすい暮らし方

こんにちは。あさよるです。毛布にくるまって眠るのが気持ちよすぎて、朝ギリギリまで起きたくなくて困っていますw 朝食もそこそこになると、食器を洗う時間もないし、布団も寝間着もクチャクチャのまま放置になるし、やはり朝の時間は余裕を持ったスケジュールじゃなきゃいかんなぁと思いつつ……やっぱり毛布の中にいますw

オシャレな暮らしぶりも憧れますが、性分的には家事はテキパキと終わらせるのが向いてるようです(;^ω^)

ホントにやりやすい家事をつくる!

『主婦力ゼロからのやってみた家事』では3兄弟を育てるマルサイさん流の料理、整理・収納、掃除、洗濯、育児を紹介するのもです。といっても、インスタ映えするような、見栄えだけいい家事ではなく、三人の男の子の子育て対応している、現実的な家事。片づけや掃除もポイントを押さえ、子どもたちも家事に動員し、対応なさっています。

マルサイさんは家事が苦手だったと回想されており、第一子妊娠中に「これはいかん」と本や雑誌で紹介されている方法も数々試されたそうですが、上手くいかなかったようです。流行の収納や掃除法なんかも、あくまで「流行り」であって、実際にン十年とやり続けることが可能か?となるとまた別の話。

好きな家事、苦手な家事

マルサイさんは料理はお好きで、洗濯が苦手だと書かれていました。あさよるも、料理は好きですが洗濯が超苦手なので、めっちゃ共感しました。得意不得意、好き嫌いは人によって違うでしょうから、だから家事のやり方も人によって全然違ってるんだと思います。

洗濯は苦手とのことで、洗濯機も買い替え、洗った服は子どもたちに各自畳むようしつけてらっしゃるのも、ママの負担は減るし、子どもにとっても服の管理の習慣づけもできるし、とても良いことだと思いました。

料理

マルサイさんはお料理は好きと書かれていて、実際にお料理の献立は、簡単だけど気の利いたメニューです。最近は「一汁一菜」が話題になりましたが、実際にやってみると3人の子どもたちはそれじゃ物足りないそうで、結局おかずの品目は増やすことに。メインとなるおかずはドカッと豪華でボリュームもあるもので、それ以外のおかずは火を使わず、切ったり和えたり、ちぎったり、混ぜるだけの簡単なもの。だけど、見た目はとても豪華に見えます。

何気に大きなポイントだと思ったのは、食器選び。2ページだけ食器を紹介するページがあるんですが、センスがいい! 簡単な料理、ちょこっとしたつけあわせでも、センスのいい食器に乗せればそれだけで目にも美味しいです。食事はただ栄養摂取するだけではなく、心の充実にも大きく関わることですから、「豊かさ」を感じられる食卓ですごいなぁと思いました。

今は夫婦で家事分担は当たり前ですが、ことキッチンに関しては主となる管理者を一人決めて、その人にとっての「使いやすさ」を追求した方が効率がいいのかな、なんて思いました。マルサイ家の場合は、マルサイさんの身体に合わせて物が配置されており、マルサイさんにとっての使いやすさが優先されています。なにせ3兄弟の食事を毎日用意するんですから、これくらいの機動性が必要なんでしょう。

インスタ映えなインテリアってなんなん?

本書の面白いのは、お家を紹介する系のインスタやYouTube動画にありがちな、無印良品の白い箱にスッキリ収納したり、テプラで細かくラベリングしたり、箱の中に箱を入れて細かく細かく物を分けるような収納を、一通り試しておられて、「これはできない!」と諦めてゆく過程。マルサイさんだけじゃなく、ある一定数の方の「本音」なんじゃないかと思いますw

あんな完璧な家事を目指す方は、アスリートのような感覚なのではないかと思っています。尊敬するし、憧れもしますが、あさよるも「生活としての家事」の志向しかないので、参考にはなりにくいです(;’∀’) だけど、やっぱりステキなので目の保養に見ています(^^)>

そういう意味では、マルサイさんは「生活としての家事」をなさってる方です。でも、衛生面や栄養面などポイントはしっかり押さえてらっしゃるし、さらに家族の精神的な充実感も踏まえたうえで、家事の方向性を考えてらっしゃるし、「レベル高いな」ってのが本音!

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『赤ちゃんと暮らす』|初めて赤ちゃんを迎える準備、部屋づくり

こんにちは。居心地のいい部屋を探している あさよるです。今の部屋は掃除がしにくいし、ちょっと狭いので、引っ越しも視野に入れつつ、どうしたもんかなぁと思案中です。今日読んだ『赤ちゃんと暮らす』の著者の本多さおりさんの本も好きで、過去に何度か読んだことありました。本多さんは収納アドバイザーでらして、プロのこだわりのお部屋は憧れなのです。

その本多さおりさんが、妊活、妊娠出産から子育てがスタートしたことで、お部屋の中も大きく変化してゆく様子が記録されているのが『赤ちゃんと暮らす』です。うまくいかないこともありつつも、幸せいっぱいにワクワクと新しい家族、新しい暮らしの準備をなさっている様子が、読んでいて幸せな気持ちになりました(`・ω・´)b

「こだわり」と家事分担

著者の本多さおりさんの『片づけたくなる部屋づくり』を読んでファンになり、続編の『片づけたくなる部屋づくり2』も読んで、その流れで『赤ちゃんと暮らす』も手に取りました。本多さおりさんは収納アドバイザーで、片づけのコツや、掃除や物の管理のしやすい居住空間づくりを紹介されています。また、本の構成もオシャレで、眺めているだけで幸せになっちゃいます。

片付けたくなる部屋づくり ~古い2Kをすっきり心地よく住みこなす「片付けのプロ」の暮らしテクニック65~ (美人開花シリーズ)

あさよるは収納やインテリアを紹介する本や、YouTubeの動画を見るのが好きです。プロで活躍なさっている方のノウハウもあれば、一般の人のこだわりのインテリアも参考になって面白いのです。

だけど、ずっと気になっていることがありました。それは、インテリアや収納にこだわりがある人って、パートナーはどうやって家事に参加してもらってるんだろう? ということでした。見栄えがいいようにケースを詰め替えたり、「見えない収納」や「物の仕分け」は、それを管理している本人は把握できていても、家族は「どこになにがあるのかわからない」んじゃないのかと気になっていたのです。本多さおりさんの本を読んでいても、同じことを感じていました。隅々まで本多さんの哲学が行き届いているがゆえに、パートナーの人は、これ、部屋の中を勝手に触れない、手出しできないんじゃないかなぁと。

その答えが『赤ちゃんと暮らす』の中で触れられていました。新婚当時はやはり、著者の本多さおりさんが家事をしておられ、ご主人は家事をやっていなかったそう。ある時「なんで自分ばかり家の中のことを考えないといけないのか」と訴えたことで、ご主人も家事に参加してくれるようになったそうです。

これ、難しいなぁと思いました。あさよるも、もし自分のパートナーがインテリアや収納にこだわりがあって「理想の部屋づくり」をしているなら、あさよるも下手に手出しができないから、勝手に家事ををやっていいのかわからないんじゃないかと思います。しかも「見た目」だけじゃなくて、食品や洗剤などの素材や成分まで何かこだわりがあるなら、こっちは何もできないですよね。

一方は良かれと思って家づくりを頑張っていて、家族の健康のために成分や素材まで厳選しているのに、そのせいでもう一方は家事に口も出せないし手も出せなくなってしまうのは、お互いにとって良くない結末です。

本多さんご夫妻は、きちんと言葉でそれを伝えて、少しずつご主人も家事に参加できるよう環境を整えていかれているので、その経緯もぜひもっと知りたいと思いました。

体の不具合とどう向き合うか

『赤ちゃんと暮らす』では、生まれたお子さんがアトピーと診断されてご苦労なさったお話が登場します。その前にも、妊活中が思ったように進まず、治療をいったんお休みした経緯も紹介されていました。

あさよるは子どももいないので「子育て」と聞いても何が大変なのか理解していなかったのですが、「体の不具合とどう向き合うか」という問題を突きつけられる(人がいる)のかと知りました。たぶん、ご自身が健康で、これまで特に大きな病気もせずに来られた方は、妊活が思うようにいかなかったり、赤ちゃんの体調不良なんかがあると、それが生まれて初めての「体の不具合」なんですね。

あさよる自身は子どもの頃から丈夫なタイプじゃなかったし、今も服薬治療をしていて「薬を飲んで元気にやってけるなら、一生服薬し続けてもいいじゃないか」と思っています。だけど、自分の身体の状態を受け入れ、服薬治療に積極的になれるまで10年かかりました(;’∀’) これまで健康にこられた方は尚更、妊娠、出産、子育てと目の回る忙しさの中で、自分や子どもの健康上の不安を受け入れ、理解しなきゃけないなら、これは大変だなぁと感じました。

やっぱり本多さんのお部屋は好きだ^^

なんやかんやと言ってますが、本書は本多さおりさんが、初めての妊娠・出産・子育て1年目までの部屋づくりの記録です。その間に引っ越しもされています。

また、マタニティ用品やベビー用品選びも厳選に厳選なさっています。こういうとき、やっぱ身近な子育て経験者の口コミが重要みたいですね。情報を集めて、新しい生活のための準備をする時間はとても楽しそうです。

たぶん、子育て経験者の方にとっては、言わずもがななことや「そこはこうでしょ」みたいなツッコみどころがあるのかもしれないけれども、初めての妊娠、子育てのワクワク感もたっぷり詰まっていました。

メンバーがかわると部屋もかわる

家族のメンバーが増えると、お部屋の家具の配置も、優先順位もガラリと入れ替わってゆくようです。また、賃貸だったおうちから、家を買うことを前提に動き出されているのも、子育て家庭だからこそに感じました。

妊活から妊娠、出産、子育てと、大変なことをもたくさんあるのでしょうが、それと同時に幸せな雰囲気も伝わってきて、読んでいるこっちまで笑顔になっちゃう本でした。お子さんのためにお部屋の模様替えも、すごく嬉しい変化だと読者として感じました。

普段、子育ての本なんて自分に関係ないので読むこともありませんが、たまには全然自分と接点のない本を読んでみるのも大事ですね。

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『才能の育て方』|体験・経験が才能を見つける・「良い子」とは

こんにちは。小学生に挨拶をされる あさよるです。登下校時、子どもたちが「おはようございます」「こんにちは」と声をかけてくれるので、慣れるまでビクッとしてましたがw、慣れると誰かが街中で挨拶してくれるのっていいですね。

あさよるは独身で子どももいないので、これまで子どもたちと関わる機会なんてなかったんですけど、先日、小学生の男の子に「す、すいません」と声をかけられて話を聞くと「友達が下校途中でお腹が痛くなったから助けてほしい」というSOSで慌てたw(「近くの郵便局か神社でトイレを借りよう」と提案したのですが、ひとまず「頑張って家まで帰る」という話になった)。大人だけで暮らしてると地域社会と接点がありませんが、子どもを通じて地域と関わっている実感を持てている気がします。

とまぁ、要するに子育てとは縁のないあさよるですが、なぜだか子育て本を読んでみました。今、子育てをしている人たちがどういうことを考えているのか知れたらいいなぁという思惑もありました。

子ども時代になにをするか

本書『才能の育て方』では子どもに大人たちがどんな「育て方」ができるのか紹介するものです。学校へ通うようになった時、学校でクラスメイトと潤滑にコミュニケーションを取り、学業にも意欲的に取りくめる「良い子」を育てます。

本書が対象としているのは、小学校に上がる前の児童と接する機会のある大人です。小学校に上がるまでに、学校生活を支障なく送れるよう準備すること。クラスメイトとコミュニケーションを取れること。学習効率を上げる素地をつくること。刺激溢れる日々を提供すること。運動ができる子にすること。前向きで意欲を失わない子どもをつくること。子育てで親は何をすべきか、など、意欲的でコミュニケーション能力の高い「良い子」と、そのために親がすべきことについて触れられます。

やっぱ「体験」の見つけ方

本書では「右脳を育てる」という文句が目立ちます。左脳を刺激せず右脳のみを育てることってできるのか? と少々ツッコみたくなりましたが(苦笑)、「右脳を育てる」とは、「想像力や直観を育てる」というニュアンスで使われている言葉みたいですね。「つまり抽象概念を扱えるようになること?」と思いましたが、抽象思考を扱うのは左脳の仕事らしいので、よくわかりません>< どうやら、右脳は〈身体感覚〉を伴うような思考を指してるのかな。

んで、本書では「右脳を育てましょう」ということですから、つまり「体験・経験を育てよう」ということです。

小中高ので扱う勉強の範囲って、理科や社会科なんかは特に、身近で起こっている出来事が中心です。子ども時代に多くの経験・体験をした人ほど、身近で見知った出来事の「理由」なんですよね。勉強って、「ただ暗記するだけ」「役立たないことをやらされてる」と思えば、こんなにくだらないことはありません。しかし一方で「これは自分に関係ある」「これは自分の将来に関係している」と、「自分ごと」に感じると、いっぺんにあらゆることが興味深く、面白く思えるから不思議です。

もし、大人が子どもにできることがあるなら、「あなたのすぐそばで起こっていることである」と実例を挙げるくらいかもしれません。

「自分の子ども時代」が当てはまらない

子育ての話になると、誰もが当事者なので、誰も彼もが言いたいことを言います。そう、すべての大人はかつて子どもでしたし、子育てを経験する人も少なくありません。

だけど、忘れちゃいけないのは、今は2018年で、今子育てしている人たちは〈2018年版の子育て〉をしてるってことです。他人の子育てに物申す系の人の話って聞いてると、平気で半世紀も前の自分の子ども時代の話を持ち出しますからねぇ。さすがに50年前と今じゃ世界はまるで別のものでしょう。学校の制度もがらりと変わってるしね。でもまぁ、気持ちはわからなくもないから、一方的に攻めてやるのも酷だなぁとも思わなくもないけど。

子どもは「思い出」の中に生きていない

赤木かん子さんの『子どもに本を買ってあげる前に読む本』で、ドキッとする記述がありました。子どもが読書嫌いになる理由の中に、大人が面白いと思って与えた本が子どもにとって面白くないことがある、というものです。例えば「ハリー・ポッター」シリーズはすでに今の子どもたちにはあんまりウケない、なんて話も……!?

あさよるネットでも以前「こまったさん」シリーズを紹介しました。この「こまったさん」シリーズは、あさよるが子ども時代に夢中になって読んだ大好きなシリーズなのですが、確かに今の子どもが読んでも面白くないんじゃないかと感じます(ちなみに、あさよるは今読んでも面白い)。

「きっと今、子どもが読んでも面白くないだろうなぁ」と感じるのは、物語で描かれている世界が「古い」から。それに尽きます。この「こまったさん」シリーズが出版されたのは80年代で、子どもからすればもう「歴史」の時代なんですよね。だから、「こまったさん」を読むためには注釈をいっぱいつけないともう意味が分かりません。

例えば、こまったさん夫妻は花屋さんを経営していて共働きなのですが、わかったさんだけ家事や料理をします。しかも夫のクマさんは、友達を急に家に呼んで、わかったさんに料理を用意するよう一方的に指示するのです。……ね、今読むととんでもない夫でしょw だけど、80年代って今みたいに電子レンジもないし、冷蔵・冷凍の技術も進んでなかったし、24時間やってるコンビニもファミレスもなく、スーパーも夕方になると閉まってしまいます。夫婦共働きなら、どちらか料理担当・買い出し担当を設けないと対応できないし、外食できないから自宅に人を呼ぶしかなかった。80年代ってそういう時代だったんですよね。「歴史」なんです。

で、子どもにそんな「注釈がないと読み解けないような時代の本を読め」というのは、そりゃ読書が面白くないわな、と。

大人にとって、それがどんなに思い出深い「子ども時代のとっておき」だからといって、今の子どもにとっては別の話。子どもは思い出に生きていないのです。ちゃんと「今を生きている子ども」に、「今の育て方」をしなきゃいけないなら、子育てって難しいなぁと思いました。

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勝間和代『超ロジカル家事』|「お金ムダ遣い」「捨てない」は「命」のムダ遣い

こんにちは。勝間和代さんのメルマガ読者の あさよるです。勝間さんが家事を攻略しようと試行錯誤している様子をメルマガで読んでおりまして、これが面白かった。だから『勝間流超ロジカル家事』はぜひ読みたかった本です。

ちなみに、あさよるも凝り始めるとトコトンやりたい方なんですが、勝間さんの足元にも及びませぬな。おにぎりの最適解を模索するくらいだ。

ツールを使いこなす!

『勝間流ロジカル家事』が特徴なのは、家電をフルに使いこなしているところです。ここが勝間さんっぽいところですね、ツールをとことんまで使いこなす。メルマガでは失敗や上手くいかない経験もシェアされていました。

たとえば、ヘルシオは2台使い。蒸し機能とオーブン機能の両方を使うためです。圧力IH鍋も2台持ち。みそ汁用と煮物用。そしてオーブンと炊飯器。もちろん食洗器も使います。どうも家電は高額で、食洗器も贅沢品のように感じていますが、手間が省略されたぶんの時間を、自給換算すれば値打ちのある買い物です。

調理器具も、最低限のアイテムで最大限に仕えるスタメンを選びぬいているのがシビレル。あさよるも選びぬきたい……(*´ω`*)

掃除も、機械ができることは機械に任せます。たとえばルンバ。ルンバを使うためには床面が片づいていないといけません。片づけがルンバが使える環境を生み、ルンバが使えるとその分時間が生まれます。

片づけると豊かになる?

本書『勝間流超ロジカル家事』によると、勝間さんはかつての8割もの荷物を処分したそうです。多忙な勝間さんですから、家政婦を雇っていたそうですが、家政婦は「捨てる」権限はありません。勝間さんご自身も「家政婦さんに任せている」と油断もあって、どんどん物が増えまくっていたようです。片づけをし、持ち物の量を極端に減らしたことで、持ち物の管理が楽になった、特に頭の中で把握できるようになったそうです。

さて、片づけは時間を生み出します。働けばお金が稼げる時間を、ムダな時間に使っていては、時間もお金もムダにしているのと同じです。

「いつも、気づいたらお金がなくなっている」
「ムダ遣いしているつもりはないのに、お金が貯まらない……」
お金が貯まらない人は、決まり文句のようによう言います。
お金が貯まらない人に共通することが、2つあります。

1 使わないものを買う
2 買ったものを捨てない

この2つをしている限り、家計簿をつけていたとしても、まず、お金は貯まりません。

(中略)

家計破綻の原因は収納破産と同じで、前者はお金を、後者はものをきちんと管理できないことにあります。
収納の最大のコツが、不要なものを捨てて、ものを増やさないことであるように、家計管理のコツも、ムダ遣いを見つけて削ることです。

p.181-182

お金が貯まらない人の特徴は、使わないものを買ってしまい、その買ったものを捨てようとしない。結果、物が溢れ返り、その管理に労力を奪われ、在庫管理ができずまた物を買う。お金も、時間も、スペースも、エネルギーも奪われてゆくばかりです。

勝間さんは、多忙の中でも、家族分の調理をしています。貴重な時間を使うからこそ、徹底的に時短が試みられているんです。これは、「家族の食事を用意する」ってタスクが勝間さんにとって優先順位が高いってことです。時間を有効に使うことは、自分にとって何が大事なのか、何を優先すべきかをハッキリさせることです。お金の豊かさだけでなく、「時間」は精神的豊かに関わります。

時間より貴重なものはない

さらに、お金と時間をめぐる話は、展開します。

 時間をかけてお金を稼いでいるのに、そのお金をムダにするのは、時間をムダにすることになります。
時間が過ぎるということは、命を削られるということ。命は有限です。
家事をしながらがんばって仕事で成果を残したことも、上司の嫌味をがまんしたことも、すべて自らムダにするのは虚しすぎます。お金をムダにすることは時間=命をムダにすることです。

p.182-193

稼いだお金をムダにすることは、仕事をした時間をムダにすることです。そして、二度と帰ってこない時間をムダにすることは、命をムダにすることです。だから、お金は貴重で、ムダにしてはいけない。そのために、ムダ遣いする人の特徴「使わないものを買う」「買ったものを捨てない」から脱却する。

い、命の話をされると……でも、その通り……orz

「選ぶ」人になる

本書『勝間式超ロジカル家事』は家事全般を徹底的に追及しまくっている記録です。なんの追及をしてるかって?

知らん!w

時短とか節約とか、それっぽい理由は上がっているけれども、何を置いても「面白いから」っしょ。金と時間を使って、金と時間の有効利用を追求するって、サイコーにおもろいじゃないか。先に述べた通り、勝間さんほどじゃないにしても、あさよるも似たような志向を持ってるので、これ読んでるだけでソワソワしますw

本書では家事全般、調理、掃除、洗濯、収納に加え、家計術、ファッション、メイクまでロジカルに追及されているのです。その〈やり方〉が物珍しいので気が取られてしまいますが、一貫してるテーマは「選びとる」ことじゃないかと思います。「なんとなく」「みんながやってるから」「時間がないから」「やらされるから」ではなく、自分で「これをする」と選び抜いてゆく。その力が「命をムダ遣いしない」につながるんじゃないかな。

本書の勝間さんのやり方をそのままコピーすることは不可能です。たとえば調理器具や食材は、勝間さん宅の食事情が反映されているから、マネをするなら自分流に落とし込まなければなりません。だから「勝間流」なんやな。

ただ、「やってみた」的にはここまでテッテー的にやり込まれていて、かなりオモロイ。自分もやりたくなる。とりあえず、押入れの中身を外に出して、ゴミ分け始めた程度には行動に結びついていますw

関連本

『理系の料理』/五藤隆介

『理系の料理』|フローチャートで料理をしたい人へ!

『女に生まれたら、コレを読め ~○活必勝法~』/勝間和代

『女に生まれたら、コレを読め ~○活必勝法~』を読んだよ

『結局、女はキレイが勝ち。欲張りに生きるためのスキル63』/勝間和代

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『目立つ力』/勝間和代

『目立つ力』|目立てばチャンスも掴みやすい!ブロガーのすすめ

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『「賢い子」に育てる究極のコツ』|脳の成長は〈ワクワク〉!

こんにちは。みなさんはどんな子ども時代を過ごされましたか?習い事をしたり、英才教育を受けさせられた方もいるでしょう。思春期、青年期をどう過ごしたかの方が、後の人生に影響を与えそうですが、赤ちゃんや幼少期の頃の教育ってどれくらい効果があったんでしょうか。自分も幼い頃いろんな教育を受けた気もしますが、あまり成果が出ていない あさよるです(;’∀’)

本書『「賢い子」に育てる究極のコツ』は、脳の加齢を研究している脳医学者が、脳の成長について書かれた本です。脳の成長はいくつになっても起こります。その時必要なのは〈好奇心〉。子どもの脳の成長を考えるときも、〈好奇心〉をくすぐるように持っていくことが、コツ!

子供にしてやれること、そうでないこと

本書『「賢い子」に育てる究極のコツ』は、タイトル通り「賢い子」に育てるために、親ができることが紹介されます。著書は脳医学者であり、脳の加齢について研究なさっている方が、「加齢」から視点を変えて「子育て」について書かれているのが面白いところです。脳の成長と老化について、ですね。

本書では、精神論的な子育て論ではなく、あくまで脳医学的なお話。印象としては、あまり熱くなりすぎない感じです。

で、結論から言いますと、「賢い子」に育てるために必要なもの。それは……好奇心!

好奇心は尽きることがありませんし、自分の興味で見知ったことを後から学校の教科書で習うと、勉強への導入もラクなのです。学校で習うより先に、知っているって強みですね。

好奇心には「図鑑」を

好奇心こそが人の脳を刺激し成長させ、学習にのめり込むエネルギーです。勉強をイヤイヤやるのは限度がありますが、好奇心で突き進む学習はずっと続けられます。結果的に、「賢い子」とは好奇心の尽きない子ということですね。

好奇心を刺激してやりたいのなら、子供への贈り物として「図鑑」をプレゼントしましょう。図鑑を読んで、実際に動植物を見に行ったり、外で見つけたものを図鑑で調べたり、本に書いてあることと現実世界をリンクさせながら読むことで、好奇心が更に刺激されます。他の図鑑を子どもが欲しがったら、その好奇心や「なぜ?」「なに?」を伸ばしてあげましょう。だんだんと大人は答えられない質問をするようになりますが、子ども自身が「自分で調べる」が身についていれば、大人もヒヤッとしません。

図鑑の扱い方、図鑑の楽しみを教えるには、親が楽しく図鑑を見ていれば良いのです。子どもは親のマネをするんですね。すなわち、好奇心が溢れる親のそばにいると、子どもも同じように好奇心刺激されちゃうってこと。

習い事をさせたいのなら

もし、子どもに何か習い事をさせるなら……と考える親御さんへ、習い事を始める指針とその理由も説明されていました。

0~3歳は図鑑、絵本、音楽など。その後の学習の土台になるような知識やスキルの習得を。3~5歳では、楽器や運動の、身体と学習がリンクしたようなものを。8~10歳で語学。10歳以上では社会性・コミュニケーション能力を身につけます。本書では、英語を習うなら8~10歳くらいがいいんじゃないかと提案されています。確かに、発音や聞き取りは赤ちゃんの頃から触れている方が習得が早いかもしれませんが、8~10歳だからと言って遅いわけでもありません。

そう、学習のポイントは、基本的に人間は何歳になっても学習できます。歳を取ってからでもスポーツも語学も楽器の演奏も、練習すれば可能です。ただ、時間がかかります。ここで紹介される年齢は、この年齢で始めると効率がいいんじゃないかというものですから、年齢を過ぎてしまったら無効になるものではありません。

ただ、無暗やたらと英才教育をしても、あまり思ったような効果がなさそうで、丁度良い時があるようですね。

「子育て」を脳医学者が見たら

子育てを脳医学的に見ると、精神論的な英才教育よりも、脳を刺激する〈ワクワク〉〈ドキドキ〉が大切だとわかりました。自主的に学習をすると、息切れせずに長く続けられる上に、好きなことやってるだけで先取り学習ができちゃうなんてこともある。それを上手いこと親がリードしてやれば良い。それも無理やりやらすよりも、あくまで親はサポート的な感じなんですね。

で、他に親ができることって、「よく寝る」「朝食をとる」など生活習慣をつけること。これも、脳を刺激し、成長させるコツです。

脳は何歳になっても育ちます。だから「遅すぎる」ってことはありません。親は子供を応援するのも大事な役目です。

また、兄弟姉妹と〈比べる〉ことで、その子が持っている個性が際立ち、気づきやすくなります。反面〈比べる〉ことで劣等感を煽ってもいけません。この辺のさじ加減が〈コツ〉なんですね。

 

今からだって、脳を育てられる

本書では〈子育て〉のコツが紹介されていますが、大人だって好奇心を絶やさず脳に刺激を与え続けることで、脳は成長するし、新しいスキルも身に付きます。本書での核は、子どもに〈させる〉だけじゃなく、大人も〈する〉ことがポイントじゃないかと思いました。

図鑑を見てワクワクするのは子どもじゃなくて、大人です。そのワクワクする姿を子どもが見ていて、「図鑑を見るとワクワクする」と覚えるのではないでしょうか。

子どもに楽器や英会話を習わせるのも大事なことかもしれませんが、大人が、楽器や音楽、語学に親しみ楽しんでいる土壌を作っていくのが大事なんでしょう。そして、ゼロから始めるのは大変で、時間のかかることでもあります。だから〈「賢い子」に育てる究極のコツ〉は、〈時間がかかってもいい〉から〈じっくり粘って〉〈楽しみながら〉〈学習を繰り返す〉という様子を、大人が実践して見せることなのかな?

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『お父さんが教える 自由研究の書きかた』|これで「知った顔」で教えよう

こんにちは。夏休みの宿題をろくにやらずに始業式を迎えていたあさよるです……。ですので、「自由研究」を宿題に出された記憶がないのですが、やらなかったのか、なかったのか定かではない(;’∀’) しかし、一回だけ、「通貨」の歴史を調べて提出したことがあります。

あの時勉強した知識は今でも役立っているので、「やっぱ勉強はするもんだなぁ」としみじみ思います。そして、やはり〈レポートにまとめる〉って大事なんでしょうね。ただ調べっぱなしではなく、自分なりにでも考えてまとめるステップは、大人になっても試されている力なんでしょう……。

『お父さんが教える 自由研究の書きかた』は、親が子に自由研究の書きかたを教える際の教材として使えます。しかし、大人のあさよるにもこれは必要だと思い、手に取った次第であります。

お父さんが「どやぁ」とできる本

『お父さんが教える自由研究の書きかた』は、取り扱い方法があります。それは、自由研究に取りかかる子どもを前に、親が先に本書を読み、そして「どやぁ」と知った顔でレクチャーしましょう。

この本は原則、見開き1テーマで構成されています。読んでそのテーマがわかったら、お子さんには、まるで自分が考えたような顔をして教えてやってください。そして次のページのテーマにお進みください。

p.6

「自由研究の宿題をやりなさい!」と指示するのは簡単です。しかし、「研究ってなに?」「何をすればいいの?」という素朴なギモンに答えられる大人は、そんなに多くはないでしょうか。

大学でも専攻によっては、レポートをガシガシ書くところとそうでないところもあるし、卒論も必須じゃない学部もありますね(あさよるもレポート書く機会は少なかった)。

子どもと一緒に読みながら

大人が先に本書を読んでおいて、しかし教材として、一緒に見ながら研究の手引きとなります。「ほら、ここにも書いてあるでしょ」と知った顔で進めていきましょう。

低学年の子でも、大人と一緒に読めるように書かれています。言葉の意味の説明も、簡単に短くまとめて書かれています。

「研究する」ってどんなこと?

自由研究をあなどるなかれ!「研究」という意味では、難し~い研究と同じ!だから、研究のまとめ方にはやり方があるし、ルールもある。「自由研究」と言っても〈やりたい放題〉ではないんですね。

作戦をたてる!

まず自由研究を完成させるための作戦をたてます。「自由研究」だから、テーマは自由。事前に「これを調べたい!」って決まっている人はそれでOK。

「え、何をしていいかわからないよ…」って人は、身近なところや、好きなことからテーマを探します。家族やお友達とお出かけや遊びの約束の中から探してもいいですね。

そして、テーマを絞り込んでいく!これは大人も参考になります。

  • まず、大きなテーマを決める。例・魚
  • 次に、中くらいのテーマを決める。例・魚>サメ
  • 更に、三つ目のテーマを決める。例・魚>サメ>歯

最初「魚の研究をしよう」と決めただけでは範囲が広すぎますから、絞り込んでいくんですね。この絞り込みを3回することが大事だと紹介されていました。

情報の探し方・図書館で、インターネットで

研究のテーマが決まったら、さっそくテーマについて調べます。子どもの自由研究ですから、方法は主に二つ。

まず、図書館で資料を探すこと。そして、インターネットで検索すること。

図書館では、百科事典を使って調べてみようと案内されています。事典の引きかたも紹介されています。が、これは大人がさらに詳しく解説すると、よりよさそう。

図書館では、分からないことは司書さんに尋ねれば、資料探しを手伝ってくれたり、レポートの書きかたも教えてくれます。心強いですね。閑話休題的な感じで、図書館が何をするための施設なのかも紹介されています。

ネットでの資料の集め方

そして、現代はインターネットで調べごとをする機会がほとんどです。

気になるのは、ネットの情報って信用に足るの?研究資料として使えるの?ってこと。結果を先に言うと、ほとんどのWEB情報は研究の資料にするのは難しそう。WEBページは明日消えてなくなるかもしれないし、誰が書いているのかもわからない情報が多いからです。

研究に使えるデータとして、国や自治体が出しているデータが挙げられていました。もしこの情報が間違っていたとき、自治体に責任があることが明確です。

そう、WEB情報って、間違っていた時の問い合わせ先や、責任の所在が分からないのがネックなんだそう。これはインターネットリテラシーの話ですので、大人から子どもへ伝えておきたい部分ですね。

自由研究、レポートにはルールがある

自由研究がいくら〈自由〉とはいえ、やりたい放題やっていいわけではありません。

自由研究で守るべきルールは、まず情報の出どころ、参考文献や引用元を記すこと。そして、書きかたも決まっていることです。

引用、参考文献の扱い方

本で読んで調べた情報は、勝手に自由研究に使っていいものではありません。本に書いてあることを写すときは、誰のどの本に書いてあったのかきちんと明記して、誰が見ても分かるようにします。

研究するにあたって読んで調べた本も、参考文献として明記します。

理科の研究は、誰がやっても再現できるように

理科の研究では、実験をして確かめることもあります。このとき、実験の結果は誰がやっても同じ結果が得られないといけません。「自分がやったとき」と「友だちのAくんがやったとき」で結果が異なっていては、検証できません。

結果だけでなく、実見の手順もよく考えないといけませんね。

清書するときのルール

いざ!自由研究を清書するときも、書式にルールがあります。

まず、鉛筆ではなく消えないペンで書くこと。あとから改ざんされないように。

そして、大まかに序論→本論→結論の順に書きます。

序論は、調べたいと思った理由と、テーマをわかりやすく。本論は調べたことを書きます。ここでは感想は書きません。そして、結論で、自分の考えを書きます。最後は、完成した原稿のホッチキスの止め方まで紹介されています。

大人も使える?少なくともブログでは使える!

さて『お父さんが教える自由研究の書きかた』は、小学生の子どもとその親を対象にした本です。が、これ、意外と大人も役に立つかも?と思ったのがあさよるの感想。

先にも書きましたが、レポートや論文を書きなれている人はいいですが、そうでない人にとっては「自由研究」であっても謎が大きいですよね。かなりわかりやすく、子どもでも分かるように本質的な話がなされていて、いい本だなと思います。

「マジメ」な本なんです。でも、やわらかい文体で読みやすい。

お子さんの宿題の応援にも最適ですが、ブログを書いている人にも役立つかもと思いましたw 当あさよるネットも、少しはマジメな感じになればいいのになぁ。

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『子どもの防犯マニュアル』|子どもにスマホを持たせて大丈夫?

こんにちは。夜遊びをやめたあさよるです。最近ね、遅い時間に外にいるのが怖いって感じるようになって、夕方には家に帰りたくなります。若い頃は怖いもの知らずで夜遊びしてたのにねぇw

安全とか、防犯への意識って、人によってかなり差があるんじゃないかと思います。SNSを見ていても、あさよるから見ると危なっかしくて見てられないような投稿をしている人もいます。「危ないよ」って説明しても、「そんな人いるわけない」「考えすぎw」とあさよるが非常識扱いされてしまったこともあります(´;ω;`)

今日読んだのは『子どもの防犯マニュアル』。親御さんや保護者の立場の人は読んでほしいのですが、「防犯」の知識は大人でも使えるものだと思いました。

子どもの行動・思考パターンを知る

『子どもの防犯マニュアル』は全5章で構成され、第1章では連れ去り犯罪に遭わない備え。第2章ではスマホ・インターネットを使った犯罪に巻き込まれないための心得。第3章では通学・通塾の身の守り方。第4章では防犯グッズの扱い方について。そして第5章は、多くの人と関わることが防犯に繋がることが紹介されています。

本書は小中高生の親御さんや保護者へ向けられた本です。ですから、大人がどうやって子どもを守るのか。親の行動や助言、親が与えたスマホが、犯罪に巻き込まれるきっかけになっています。

子どもへの防犯教育というよりは、大人の側の心得と、正しい対策が指南されています。

どうして知らない人について行っちゃうの?

「知らない人に声をかけられたらどうするの?」と尋ねると「ついていかない!」と子どもは答えます。しかし、「車の中にニンテンドースイッチがあるんだけど、君にあげるよ」なんて言われると、車の中を覗いちゃう子がいるんですって。それは、オモチャに気が取られているからじゃないんだそうです。

子ども、特に小学生低学年くらいの子は、「車の中を覗くくらいだったら大丈夫」「パンチでやっつけられる」「走って逃げればいいや」と楽観的に事態を捉えているんだそうです。大人と子どもの体の大きさの違いや、パワーの違いがまだよく分かっていないんですね。

だから、「知らない人についていってはいけない」ことだけでなくって、「大人の力には敵わない」「車の中に引っ張り込まれたら」「後ろから押し込められたら」と、体格差や力の差を教えておくことが大事そう。パパやママと力比べをしたり、シミュレーションしておくのがよさそうです。

スマホ、インターネット。テクノロジーを知る

インターネットを子どもが利用することで、トラブルに遭遇したり、犯罪被害に遭うきかっけになることが多いそう。子どもはネットリテラシーもまだありませんし、少しのイタズラ感覚で友達の個人情報をネットに書き込み、加害者になることもあります。写真や動画が拡散されて、取り返しのつかないことになることもあります。

インターネット上にアップロードした写真や動画、文章は〈完全に削除することは不可能〉と考えておいても、考えすぎてはありません。友達へあててLINEグループで画像を投稿したり、SNSに投稿した情報は、誰が見ているかわからない。誰が保存しているかわからない。

……これは、大人でも不注意な人がいます。子どもにネットリテラシーを教えるなら、大人が勉強しないといけないことです。

不用意に、何の対策もせずにスマホを子どもに与える親もいるんだそうです。あさよる的には、これは虐待なんじゃないかとすら思います。道具というのは、便利なものほど使い方によっては危険でもあります。私たちは刃物を使ったり、火を使ったり、自転車に乗ったり、道具を使うとき、必ず親から子へ使い方の手解きをしますよね。スマホだって、手解きすべきだし。危険なものはガードしないといけません。

これも、スマホを使うためには、機械の使い方を親が学ばないといけません。子どもに無関心で、なんでもかんでも欲しいものを与えるのではなくて、親がよくそれを知って、制限を設けながら少しずつ道具を使いこなせるよう指導しようと、本書でも語られています。

ネットでトラブルに巻き込まれるリスクは誰にでもあると考えておくくらいでちょうどいいと思います。
例えば、次のようなトラブルがあります。

・ワンクリック詐欺、架空請求
・懸賞やネットショッピングの詐欺
・出会い系、ID交換掲示板
・学校裏サイト、ネットいじめ
・売春、援助交際、性風俗
・喫煙・飲酒・薬物などの情報
・問題のある写真のSNSへの投稿

p.96-97

ネットのトラブルは、誰しもが被害者にも、加害者にもなってしまうリスクがあります。

「なんでも話せる環境」の力

防犯習慣を身につけるには、小学生の内からがいいと紹介されていました。なぜなら、思春期の多感な時期に差し掛かってから突然、親が防犯についてレクチャーしても、反発されたり、親への不信感になってしまうことがあるからだそう。……あさよるも、自分の反抗期を思うと……わかりますw

あと、日ごろからどんな些細なことでも報告できる環境づくりも必要です。通学路で道路工事が始まったとか、気になる出来事があったとか。

親子間でコミュニケーションが上手く取れていないと、例え外で怖い思いをしても、それを両親に話さないんだそうです。

子どもが危ないことをしたとき、頭ごなしに叱るのも、子どもからの報告を妨げます。叱りたい気持ちはいったんグッと呑み込んで、とりあえず子どもの話を最後まで聞くよう指南されていました。ちなみに、子どもは危ないことをわざわざします。それは、成長過程で誰にでもあることです。

子どもは、大人からすると「どうしてそんなことするの?」と首をかしげたくなるような不可解な行動をとることがよくあります。(中略)発達心理学においては「自らの成長発達のために、必要不可欠な考えや行動を起こさせる諸衝動」と考えられます。
大人自身も過去に経験したはずのものですが、たいてい覚えていません。
防犯の第一歩は、「大人が子どもについてよく学ぶこと」ですから、子どもならではの行動パターンを学ぶことで、無意識にとる危ない行動を予測し、子どもに対して注意を促すことができます。

(中略)

〈子どもが好きな行動パターンの例〉
・住宅の壁の間や細い道をくぐり抜ける
・橋や階段の下にできるような狭い空間に入りたくなる
・自分の体がぴったりと収まりそうな空洞に入りたくなる
・手が届きそうな高さにあるものには飛びつきたくなる
・高いところにのぼって周りを見渡したくなる
・穴があると飛び越えたくなる
・幅の狭い石段などを平均台のように渡りたくなる
・ブロック歩道なんで「同じ色のブロックだけ踏む」などルールを作って遊びたくなる
・チェーンやロープが渡されていると、座ったり、ぶら下がったりしたくなる
・不安定に揺れそうな台や石に乗りたくなる
・窓のように空いている穴をのぞきたくなる
・壊れたものやガラクタをつい触りたくなる
・水を手足で触りたくなる
・等間隔の柵に手や棒を当てて歩いて、リズムカルな音を確かめたくなる
・壁によじ登りたくなる

p.59-61

子どもの行動パターンはなかなか読めませんが、子どものやりがちなことを先回りして予測できれば、防犯や安全の役に立ちます。大人も、子どもの心を思い出せるといいんですけどね……

防犯はきっと「生きていく力」なんだろう

以前、子どもに防犯教育をしている様子を見て「かわいそう…」と思ったことがありました。それは、人から腕をつかまれたり引っ張られたとき、大きな声で「やめて!」という練習をしている様子を見たときでした。「子どもにわざわざ怖い状況を想像させて、大声で悲鳴をあげる練習をさせるなんて……」と残酷な気がしたんです。

今回『子どもの防犯マニュアル』を読んで、その考えはガラリと改まりました。なぜなら、ここに書かれている防犯マニュアルは、そのまま大人にも当てはまるからです。

ということは、自分の身の安全を自分で確保する、自分で考えて瞬時に最適な行動をする、その力って「生きる力」そのものなのかも?と思いました。

すると親が子に、防犯の極意を伝授するのも当然だとも思いました。「やめて!」「離して!」と悲鳴を上げるスキルは、大人だって必要です。「助けを求める」って生まれながらにできなくて、学習してゆくのかもしれません。

とても読みやすい文体と、きっちりと必要なことが書かれている感じで、良かったです。

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