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『外来生物はなぜこわい?』|見慣れた動植物も侵略者!?

こんにちは。あさよるです。外国から日本へ渡航してきた「ヒアリ」が話題になったのは2017年。毒グモである「セアカゴケグモ」が話題になったのは1995年で、すでにセアカゴケグモは全国に定着してしまっているようです。あさよるはこれまで「弱肉強食なんだから、強い生き物が広く繁殖して当然でしょ」なんて思って、あまり外来生物や生き物の生態系に興味を持っていませんでした。

しかし近年、自分で少しずつ理科の勉強をする中で、やっぱり生物の生態系は大切なもので、また生命の多様性は大きな労力を割いてでも守るべきものであることを知りました。あさよるにとっては、「地球に優しく」とか「自然を守ろう」とかフワッとした言葉を使うよりも、「生物の生態系や多様性を守ることが人類にとって有益である」と言う方が納得できる気がします。「人類にとって有益」とはつまり、「自分にとって有益」ということです。

一人一人の力は小さなものですが、飼えなくなったペットを捨ててしまったことで定着してしまった外来生物(アライグマやカミツキガメなど)がいることを考えると、個人の行動が生態系を変えている側面もあります。日本には生息しない動植物を購入する時、ちょっとだけ落ち着いて考えてみるくらいなら、今すぐ始めてみてもいいと思いました。そのための足掛かりとして、『外来生物はなぜこわい?』はぴったりです。

『外来生物はなぜこわい?』は子ども向けの書籍です。全3巻で、全巻で3つの章に分かれています。

  • ①外来生物ってなに?
  • ②陸の外来生物
  • ③水辺の外来生物

全3巻で紹介される動植物たちは、子どもたちにも慣れ親しんだ生き物ばかりです(少なくとも郊外では見かける動植物が多い)。中には、これって外来生物なの?と知らなかったものもいました。

外来生物ってなに?

2017年、日本国内で「ヒアリ」が発見され話題になりました。なんでも、ヒアリは強い毒を持っていて、場合によっては死亡する人もいるオソロシイ「殺人アリ」という触れ込みです。ヒアリが怖いのは、「侵略的外来生物」だからだそうです。

まず、外来生物とは、近代の人間の活動によって別の地へ連れてこられた動植物を言います。スズメやモンシロチョウも稲作と一緒にやってきた生き物ですが、古い時代にやってきたものなので「外来生物」には含みません。また、飛んできたり、流れてきたり、泳いできた生き物も外来生物とは呼びません。あくまで、最近の人間の営みの中で移動して、定着した生き物を指します。

「外来生物」には、人が意図せず持ち込んでしまったものと、人が意図的に持ち込んでしまったものがいます。人が意図せず持ち込んでしまう例は、土砂や海水の中に植物の種や生き物が紛れ込んでいた場合や、荷物にくっついてやってくるなどです。人が意図的に持ち込む例は、ペットを捨てたり、釣りのために池に魚が放たれたり、害獣・害虫駆除として天敵になる生き物を放ったりして、それが野生化し定着してしまうなどです。

「外来生物」といっても、一匹だけでは繁殖できませんし、環境に適応できないと死んでしまいます。熱帯のカッコいいカブトムシなんかは日本の冬は生きられないし、涼しい地域で生きるチンチラは日本の夏は過ごせません。反対に言えば、温度や食料さえなんとなかれば生きのびてしまいます。

また、元々の生息地域では天敵がいたのに、新天地では天敵がおらず大繁殖するケースがあります。例として、アメリカで生きるアライグマは、オオカミやピューマに狙われます。しかし、日本ではアライグマの天敵が少ないため、大繁殖し、問題となっています。

先に挙げたヒアリの場合、繁殖可能な女王アリが見つかっていないので、日本には定着していないと考えられます。働きアリが単独で日本にやってくるだけならセーフ。しかし今後、女王アリが見つかったら、水際で駆除しなければなりません。

日本産の外来生物もある

日本では、外国から海を渡ってやってきた「外来生物」の話題に偏りがちですが、もちろん日本固有の生き物が外国で外来生物となって、現地の生態系を脅かしている例もあります。本書『外来生物はなぜこわい?』では「ワカメ」「イタドリ」「マメコガネ」の三種が紹介されていました。ワカメは船舶によって他の地域へ運ばれます。多くの国ではワカメは食用にしないので邪魔者でしかありません。イタドリは多年生植物で、ヨーロッパで園芸用に育てられていたものが繁殖し在来生物を脅かしています。マメコガネは豆を食べる害虫で、北アメリカで農業に大きな被害を与えています。あの縞々の蚊「シマカ」も東アジアから世界中に生息地を広げているそうです。

なんで外来生物は怖いの?

外来生物が繁殖し始めると、元々その土地に住んでいた生き物と、食べ物や生息地の取り合いになります。そして、外来生物がどんどん増えてしまえば、在来生物の生きる場所が奪われてゆきます。外来生物が在来生物を駆逐してしまう場合もあります。

なぜ、外来生物が繁殖するのが怖いのでしょうか。生き物は他の生き物をエサにしたり、エサになったり、自然全体で「生態系」を作っています。その生態系の中の一つの種類の生き物がいなくなっただけで、生態系全体のバランスが崩れてしまうかもしれません。それはひいては、人間の生活にも影響を及ぼすでしょう。

人や物資が世界規模で行きかうようになってから、以前にも増して生物たちも長距離移動をして、思いもよらない場所に定住し、世界中の生態系のバランスを脅かしています。

「多様性」を守ろう

同じ種類であっても、生息する地域によってDNAが少しずつ違っている生き物がいることも、近年知られるようになりました。

例えば日本にはゲンジボタルとヘイケボタルの二種類のホタルがいますが、同じゲンジボタルであっても、西日本と東日本で光の点滅の間隔が違うそうです。それを、客を呼ぶため、別の地域のホタルを捕まえて放ち、ホタルの数を増やしてしまっては、その土地土地固有の特徴がなくなってしまいます。

野生のクワガタムシを捕まえてDNAを調べてみると、外国のクワガタムシのDNAが混じっていた調査結果もあるようです。お店ではカッコいいクワガタムシやカブトムシが売られていて、誰でも買える状況にあります。それらを野山に捨ててしまうと、在来種と交配してしまう可能性があります。

また、国内の生き物であっても、多様性を守るため、旅行先で捕まえた生物を持って帰らないなどの配慮が必要です。

自然、動植物を観察しよう

本書『外来生物はなぜこわい?』の良いところは、単に知識を得て終わりではなく、身近な自然を観察するよう導入されている点です。日本の風景に溶け込んでいる動植物の中にも、実は外来生物はたくさんいます。「アメリカザリガニ」「セイヨウタンポポ」「ミドリガメ(アカミミガメ)」は有名どころですが、「ハルジオン」や「セイタカアワダチソウ」「オオイヌノフグリ」なんかも、実は外来生物なんだそうです。すっかり見慣れた日本の風景になっていますね。大きなネズミのような「ヌートリア」は大阪の街中(川べり)でもよく見かけて、すっかり街に馴染んでいる感じ。

毒性が高いことから「ヒアリ」や「セアカゴケグモ」は日本で発見時話題になりました。大切なのは、その生物はどのような生き物なのか知ることと、日ごろから身近な生き物に慣れ親しんでおくことでしょう。

本書は写真やイラストがふんだんに使われていていますし、もっと詳しく知りたいなら図鑑や、専門の本へと移っても良いでしょう。「外来生物」という世界的な環境問題を扱っていますが、同時に、生き物の生態はワクワクして面白いものでもあります。

子ども向けの本ですが、大人も読んで欲しい良書です。

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『頭がよくなる必殺! 読書術』|スゴイ勇者になるために!

こんにちは。寒さに身も心もかじかむ あさよるです。こんな日は毛布にくるまって読書に限る。ということで、『頭がよくなる必殺!読書術』という、よくある自己啓発本っぽいタイトルですが、子ども向けの「読書論」を解く本を読みました。

子ども向けですが、内容自体は大人への読書指南と変わりません。文体が小学生向けになっているだけです。さすが教育学者の斎藤孝先生だけある。よくできた良い本でした。

ということで、以下ザックリと本書の内容をまとめました。

読書は錬金術だ!

読書とは錬金術なのだ。錬金術とは、その辺の石ころを金塊に変えてしまうヤツである。そう、その辺の石ころ人間が、本を読むと黄金人間になっちゃうってワケだ。カッコいいだろう?

ここで問題!

〔問題〕本を読むと、どんな「いいこと」があるでしょうか?
みんな答えを読む前に、考えてみてください!
〔答え〕知らなかったことを知ることができる。知らない人の気持ちを感じ取ることができる。行ったことのない場所を想像することができる。その本を書いた人と一対一で会話している気持ちになれる。ひとりでも楽しい時間を過ごすことができる。友だちとの話題ができる……。

p.8-9

本を読むのはいいこと尽くめ。いいことしかないのかもしれない。損はないしコスパも最高だし、だから本を読もう!

まずは本を読むコツ!

  • 読書術その1 まずは十冊、読んでみようよ

本を読む技術を身にをつけましょう。スラスラ読める人は本を十冊以上読んでいます。

  • 読書術その2 大切なのはスピードだ!

内容は簡単なのでいいから、どんどん読もう。おすすめは『ズッコケ三人組』『三毛猫ホームズ』『かいぞくポケット』『はれときどきぶた』。読み切ったときの「読破感」を味わおう!

  • 読書術その3 自分だけの本棚を持とう!

読書好きは自慢の本棚を持っている。自分の本棚を用意して、読破した本をチラチラ見よう。そのたびに気持ちよくなるよ。

  • 読書術その4 新しい本をどうやってゲットするか

ズバリ「親に買ってもらう」! ソシャゲ課金させてくれないパパママも、本なら買ってくれるぞ。

  • 読書術その5 “チラ読み”で本を選ぼう

パパママとお出かけするときは、必ず本屋に寄ってもらう。本屋さんは何も買わなくても収穫がある。本屋さんで本を眺めているだけで本に詳しくなれるのだ! 「与えられる」のではなく「選ぶ」力が身につくぞ。

  • 読書術その6 “芋づる式”で本と出合おう!

本を読んだら、その本を書いた人を調べよう。同じ人の本を続けて読むと読みやすいぞ! ある本が面白かったら、同じジャンルの本をどんどん読んでもいい。作者やジャンルを芋づる式で読もう!

黄金人間になろう!

  • 錬金術その1 想像力をつけろ!

紙に文字が書いてあるだけなのに、本を読むと頭の中に映像が浮かんでくる。これが想像力だ! 動物は本を読んでも感動しない。本を読んで想像して、感動するのは人間だけだ。想像力がある人は、人の気持ちも想像できる。ジコチューにならずに済む、「人間らしい」力なんだ。

  • 錬金術その2 映画監督になりながら本を読む

他人が作った映画を見てハマってるだけじゃダメ。自分も頭の中で映画監督になれるんだ。本を読んでいるだけで映像が見えてくる。

  • 錬金術その3 読書で人生を十倍楽しもう

自分はこの世にたった一人しかいないけど、本を読むとほかのたくさんの人生が待ち受けている! 本を読むだけで人生が十倍にも二十倍にもなるのだ! これはかなりコスパよし。トクしかしない。

  • 錬金術その4 使える言葉を増やせ!

本を読む量は、言葉遣いでわかる! 本を読んで言葉をたくさん知ると、とっても気持ちがラクになる。自分の気持ちをうまく言葉にして伝えることができるからだ。会話の中に熟語や四文字熟語を取り入れると、かなり時短にもなるし、ちょっとカッコいいよね。

本を読むと頭がよくなる!

本を読むと、「文脈」がわかるようになる。

文脈について説明しよう。脈というのは“つながり”です。山脈という言葉を聞いたことがあるでしょう? 山と山のつながりを山脈といいます。同じように文と文のつながりを文脈といいます。
「前にこう言ったから、いま、この話をしている」
というのが文脈です。
そして、この文脈をキャッチして、わかる力が“文脈力”。その力のある人は、文脈力のある人。そして、じつは“頭がいい”というのは、文脈力があるということなんです。

p.67

文脈がわかるようになると、人の言葉を誤解することが少なくなります。文脈について説明するのはカンタンですが、大人でも文脈がわからない人はたくさんいます。本の場合はわからなくなったらページを読み返せばいいでトレーニングにぴったり。ガンバレ!

読書感想文対策も!

  • 必勝法その1 読んだら人に話す!

本を読んだら「聞いて!」といろんなひとに話そう。

  • 必勝法その2 “らくがき読書術”を使おう!

本を読むとき、本に色ペンで線を引きながら読もう! 斎藤孝先生は、絶対に大事なところは赤まあまあ大事なのは青おもしろいところは緑にしています。で、読書感想文で大事なのは、緑のおもしろいところ!読書後、緑のところを集めれば読書感想文ができたも同然なのです。 ※ただし、くれぐれも自分の本にしかしちゃだめだぞ!

  • 必勝法その3 本の文章を写そう!(引用)

一冊の長い本の中から、面白い部分を切り取れる力が大切だ! 本をちゃんと読んだって証拠にもなるしね。引用はプロもやっていいんだよ。

 最初は、自分がなにか気になるなと思うところ、ここではなにか一言、言ってみたいなと思うところを引用するのがいいでしょう。そうすると、
「~~(引用部分)~~とありますが、ぼくは……と思います」
というふうに文章を書くことができる。

p.96-67

以上、引用の仕方を引用してみた(^^♪

  • 必勝法その4 “名場面ベスト3”を見つけだせ!

自分で名場面だと思ったところベスト3を選んで、どうしてそこが名場面だと思ったのかを口に出して言ってみる。よかった理由があるはずだ! それを「キーワード」といいます。

  • 必勝法その5 “かど折り読書術”を使おう!

あとからキーワードを探しやすいように、本のページの角を折って印をつけておこう! 絶対引用するところはデッカク赤ペンかなんかで囲っておこう。だから本は買って読むのがおすすめだ!

  • 読書感想文の書き方 まとめ

大人になっても役立つ読書感想文の書き方がまとめられているのですが、これは本書を読む人のお楽しみってことにしておきます。先に挙げた必勝法1~5をまとめてあるだけなのですが、コンパクトにまとまっていて役立つでしょう~。

子ども向けを侮るなかれ!

本書『頭がよくなる必殺!読書術』の読了後の感想は……「ふつうにええ本やなあ」。子ども向けの内容ですが、書かれていることは大人にも当てはまります。日ごろから読書習慣がある人だって、読書がどんな風に人の成長に関わっているのか、簡単に説明するのは難しいはずです。また、文脈を扱う力も、意識しないと身につかないでしょう。

そして、秀逸なのは読書感想文必勝法です。めっちゃコンパクトで簡単に書かれているだけなんですが、これなら感想文を軽いノリで書きこなせそうです。あさよるネットでもこれまで、読書感想文の書き方の本を紹介していますが、どれも「読書感想文という特別なもの」という感じでしたが、本書ではブログ記事を書くようなノリです。

あさよるも読書ブログなどを運営していますので、斎藤孝先生のいう「読書感想文必勝法」は知らずに実践している部分が多かったです。

子ども向けだけれども、それだけに率直でマジメなことを、軽いノリで書いてある良書でした。

読書感想文の書き方の本

『ドラえもんの国語おもしろ攻略 読書感想文が書ける』/藤子 F不二雄

『すらすら作文が書ける』/方倉陽二

『読むことは生きること―読書感想文の書き方 中学生向き』/依田逸夫

『読書かんそう文のかき方 中学年向き』/依田逸夫

備忘録的個人メモ…φ(‘ω’)ノ

以下、『頭がよくなる必殺!読書術』に収録されていた斎藤孝先生のおすすめ本。みなさんは何冊読んだことがあるだろうか。

まずは、このあたりから読んでみよう

  • 『こくごであそぼ』/齋藤孝
  • 「大どろぼうホッチェンプロッツ」シリーズ/プロイスラー
  • 『きまぐれロボット』/星新一
  • 『フランダースの犬』/ウィーダ
  • 『あばれはっちゃく』/山中恒
  • 「イソップ」の童話/イソップ

一気に読めるものシリーズもの

  • 「はれときどきぶた」シリーズ/矢玉四郎
  • 「かいぞくポケット」シリーズ/寺村輝夫
  • 「クレヨン王国」シリーズ/福永令三
  • 「ムーミン」シリーズ/トーベ・ヤンソン
  • 「大草原の小さな家」シリーズ/ローラ・インガルス・ワイルダー

冒険もの・探偵もの

  • 「ドリトル先生」シリーズ/ヒュー・ロフティング
  • シュール・ヴェルヌのSF(『海底2万マイル』『十五少年漂流記』ほか)
  • 「ゲド戦記」シリーズ/アーシュラ・K.ル=グウィン
  • 『タイムマシン』/H.G.ウェルズ
  • 「シャーロック・ホームズ」シリーズ/コナン・ドイル
  • 「怪盗ルパン」シリーズ/モーリス・ルブラン
  • 「怪人二十面相」シリーズ/江戸川乱歩

日本の名作・世界の名作

  • 『坊ちゃん』/夏目漱石
  • 『走れメロス』/太宰治
  • 芥川龍之介の短編集(『蜘蛛の糸』『羅生門』『杜子春』など)
  • 宮沢賢治の童話(『セロひきのゴーシュ』『雨ニモ負ケズ』『銀河鉄道の夜』など)
  • 『わらしべ長者――日本民話選』/木下順二
  • 「ギルガメッシュ王」三部作/ルドミラ・ゼーマン
  • 『三銃士』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』/アレクサンドル・デュマ
  • 『レ・ミゼラブル(ああ無常)』/ビクトル・ユーゴ―

ファンタジーもの

  • 『星の王子さま』/サン=テグジュペリ
  • 『モモ』『はてしない物語』/ミヒャエル・エンデ
  • 『ピーターパン』/J.M.バリ

女の子のための必読図書

  • 「赤毛のアン」シリーズ/ルーシー・モード。モンゴメリー
  • 『秘密の花園』/フランシス・ホジソン・バーネット
  • 『アルプスの少女ハイジ』/ヨハンナ・スピリ
  • 『若草物語』/ルイザ・メイ・オルコット
  • 『あしながおじさん』/ジーン・ウェブスター

その他、ぜひ読んでほしいもの

  • 『いしぶみ――広島二中一年全滅の記録』/広島テレビ放送

関連本

『読書力』/齋藤孝

『ちっちゃな科学』/かこさとし,福岡伸一

『王様の勉強法』/荒俣宏,中谷彰宏

『子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?』/おおたとしまさ

『キミが勉強する理由』/藤原和博

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『すらすら作文が書ける』|夏休みの宿題かけこみ!作文、日記を書こう

こんにちは。夏休みもあと少し!感想文や作文を残している人もいたりして!?

この時期になるとあさよるも、子どもの頃の宿題を思い出します。そう言えば、作文や感想文は超が付くほど苦手でした。「嫌い」って言った方が適切かも!あの頃、「何を書いていいのかわからない」「出題の意図が分からない」のが「嫌い」の理由だったと思います。

大人になっても文書や書類は作らなければなりませんが、そういえば、夏休みの作文って、どう書けば正解だったんだろう?と、今回は『国語おもしろ攻略 すらすら作文が書ける』を手に取りました。本書を選んだのは、前回に読んだ『国語おもしろ攻略 読書感想文が書ける』がなかなか楽しく〈使えそう〉な内容だったからです。

『ドラえもんの国語おもしろ攻略 読書感想文が書ける』|これで名人!

作文?そんなの簡単!

ドラえもんが電話の音で飛び起きるところから本書は始まります。電話の主はのび太くん。ドラえもんの道具を勝手に使い〈作文ワールド〉に迷い込んだまま、帰れなくなっちゃった!作文ワールドは、作文の達人にならないとその世界から帰って来れないのであ~る!そうこうしている内に海賊にしずかちゃんが連れ去られ、作文ロボット「スラスーラ」の力を借りながら、のび太、ジャイアン、スネ夫の作文作成が始まるのでありました。

本書はオールマンガ仕立てです。本を読むのが苦手な子も楽しく読める!

作文のコツもマンガで紹介されているので、勝手にザクッとまとめてみました。

  • 作文は手紙だ

作文は難しく考えずに、手紙だと思って取り組みましょう。手紙を書く時大事なのは「だれに書くのか」「どんな用事で書くのか」ですよね。相手と目的をはっきりと決めましょう。

そして、手紙の基本。いや、文章の本は3つの要素です。
・前文(あいさつ)
・主文(本文)
・末文(結びのあいさつ)
そして後付け(日付、名前等)でできています。

  • 自由作文はアイデア勝負!

作文は他のものになりきってもOK!自己紹介じゃなくて他者紹介をしてみたり、自分史や宇宙史を書いてもいいし、みんなが知ってる物語の続きを考えてもいい!「もし……だったら」「もし……れば」と、たらればで別の人になりきって書いたり、動物や物になりきって書くのも面白い。

未来の自分になったつもりでもいいし、自分が物語の主人公になったつもりで作文を書くのも、視点が変わって発見があるかも。

  • 作文になりやすいネタ/なりにくいネタ

作文になりやすいネタと、作文になりにくいネタがあります。ざっくり言っちゃうと、
・作文になりやすい→はっきりしたこと(イメージが浮かぶ)
・作文になりにくい→ぼんやりしたこと

具体的で特定の話の方が書きやすいんですね。えー、書くこと思いつかない!って人は、五感を磨け!

  • 気づいたこと、感じたことをメモに取ろう!
  • 作文を組み立てる

メモを見返し、〈はじめ〉〈なか〉〈おわり〉の三つに組み立てます。作文の基本はこれ。新聞作りも物語を作るのも同じです。手順は以下。
1、どんなことをしたか
2 その時の気持ち、思ったこと
3 どこを中心に書くか
4 箇条書きにする
5 書き出しを考える

  • 文章を正しく書く

文が間違っていては伝わりません。よく読み返してチェックします。

  • 物語を作る起承転結
  • 説明文、意見文、報告文、解説文

説明することをよく知っておくこと。読者にわかりやすく表現しましょう。説明していることがらと自分の関係を示しましょう。

  • 新聞を作る

新聞やかわらばんを作ってみましょう。いつ、だれが、どこで、何を、どういうわけで、どうしたかをわかりやすく書きます。また、構成を工夫しましょう。実際に新聞の構成の例が本書で紹介されています。

  • 読書感想文

読書感想文も手紙の形で書いてみましょう。図書紹介風にしてもいいね。

ダメな文

ダメな文というのも紹介されていまして、ブログを書くにあたり気をつけようと思いました(;’∀’)

  • 主語や述語がわからない文
  • 主語と述語が合ってない文
  • だらだら続く長い文
  • 内容がずれている文

このノリ、嫌いじゃないw

本書『すらすら作文が書ける』は全編マンガで、作文が楽しそうで誰でも書けるものであると紹介されています。「ドラえもん」ですから、もちろん終始ドタバタギャグであることも天晴。なかなかオヤジギャグきつくて、「子どもがこのネタで笑えるとでも!?」と逆に笑っちゃうオヤジっぷり。このノリ、嫌いじゃないです。

マンガなので、パッと一覧して作文の書き方がまとめられているわけではないので、手を動かしながら読むのが良いのかな?本書の内容の通り、メモを取りながら読んでまとめましょう。

あと、ドラえもんたちの顔のコレジャナイ感が、妙におかしいw僕らの〈しずちゃん〉はこんなんじゃないやい!ww

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