恐竜

『古生物たちのふしぎな世界 繁栄と絶滅の古生代3億年史』|古生物知識をアップデートするのだ

こんにちは。幼稚園児だったころ「海の生きものを作ろう」というテーマの工作で、せっせとウミサソリやチョッカクガイを作っていたら、保護者呼び出しになった あさよるです。先生曰く「サソリは砂漠の生きもので、海にはいません」と言っても聞かなかったそうで(;´・ω・)コマッタモンネ

ウミサソリは、古生代に生きたサソリみたいな形をした生きものですぞ!

こんなエピソードがあるくらい、小さなころからどうかしてるくらい繰り返し繰り返し読みまくったのが、古生物や恐竜の図鑑でした。昆虫や植物図鑑も愛読していましたが、ダントツだったのがコレ!Amazonで書影を探すと一冊だけヒットした、我が原風景。

大むかしの動物 (学研の図鑑)

大むかしの動物 (学研の図鑑)

  • 作者:大森 昌衛
  • 出版社:学習研究社
  • 発売日: 1994-11

恐竜だけじゃない!古生物

「古生物」と聞いて何を思い浮かべますか? 昔の地球に生きた生きものと言えば、恐竜!ティラノサウルス!って連想する方が多いのではないでしょうか。本書『古生物たちのふしぎな世界』で紹介されるのは〈古生代〉と呼ばれる地球の時代区分に生きた生きものたち。恐竜よりもっと古い時代の生きものたちです。

 約5億4100万年前にはじまった古生代。
その中には六つの地質時代が存在した。私たち哺乳類を含む脊椎動物の祖は、カンブリア紀において魚の仲間として誕生し、オルドビス紀には鱗をもち、シルル紀にはあごをもった。デボン紀になると海洋の支配権を確立。そして、陸上への進出を開始した。石炭紀を経て到達したペルム紀には、単弓類が地上生態系の覇者となり、我が世の春を謳歌するに至った。単弓類は哺乳類の祖先を含むグループである。すなわち、私たちの祖先仲間たちは“天下”をとりかけた。
だが、しかし、その栄華は長くは続かなかった。

p.228

その後、ペルム紀に大量絶滅が起こり、海に住んでいた生きものの81パーセント以上、計算によっては96パーセントが絶滅してしまいます。古生代の終わりです。ちなみに、ペルム紀の大量絶滅の理由はまだ定説がないようです。この大量絶滅事件ののち、恐竜たちが登場する中生代が始まります。

本書は、生命が多用な進化を遂げた中生代に生きた生物たちを紹介します。イラストもたくさん使われていて、目で見ているだけで楽しいんです!

恐竜の本と比べると、古生物だけの本ってありそうで少ないですよね。

カラー図解!たっぷり読める!

本書『古生物たちの不思議な世界』のいいトコロは3つある!

  • 古生物ばっかり!
  • 文章もボリュームがある!
  • 復元イラストもめっちゃいっぱいある!

胸熱!さすがブルーバックス!ヒューッ!(歓声)

解説は大人向けで、読みこなせるのは中高生以上かな?ガンガン次から次へ古生物語りが展開されていて夢中で最後まで読んじゃいます。

あさよるのようなモグリですと、アノマロカリスみたいな形をしてるのは全部「アノマロカリス」と呼んでいたし、三葉虫的なものはみんな「三葉虫」と思ってましたが、それぞれカタカナのカッチョいい名前が付いていますし、それぞれの解説も細かく。

それにしても、古生物の復元イメージのイラストも、どれも超カッコよく描いてあって、「カッコ良すぎへん!?」とツッコミたいw そもそも日本語でいうトコロの「虫」に当てはまるようなものを「ステキ!」「シビレル!」って感激しちゃう感性を持っている人は、復元図もカッコよく描きすぎているのではないかとw 思うのですよ。それくらいカッコいいし、カッコ良すぎる!

好きな古生物語りキボンヌw

さてみなさん、それぞれ古生物に関する〈自分語り〉をお持ちでしょう(そうか?)。みなさんの古生物知識をアップデートしつつ、熱い思いをたぎらせてください。

あ、アップデートと言えば、かつては「哺乳類は爬虫類から進化した」と学校で習いましたが、現在では「単弓類」から哺乳類に進化したと習うそうです。

 そもそもあなたは「脊椎動物の進化」をどのように学校でならった記憶があるだろうか?
最初に「魚類」があり、そこから「両生類」が進化して、両生類から「爬虫類」が生まれた。そして、爬虫類から「鳥類」と「哺乳類」が生まれた……。
もしもまだ、そんな考えをお持ちなら、残念ながら改める必要がある。
近年の考えでは、そもそも「魚類」という単一の分類群は存在しない。(中略)
そして、哺乳類は爬虫類から進化したのではなく、哺乳類の祖先を含むグループである「単弓類」が両生類から進化したと考えられている。そして単弓類からやがて哺乳類が生まれる、というわけだ。

p.207

研究は進んでいるんです!時たま新たな情報仕入れとかなきゃ、おいてかれちゃう!

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『カラダが変わる! 姿勢の科学』を読んだよ

ゴジラ立ち、ティラノサウルス、ネコののびの姿をコピックで描いたイラスト

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ゴジラ立ち、ティラノサウルス、ネコののびの姿をコピックで描いたイラスト

以前、ネコを飼っていました。日がな一日、家の中で寝ているネコを、日がな一日、ひたすら観察していました。
私達にとって一番身近な生き物はヒトですが、ヒトをあまりジロジロと観察するわけにはいきません。ペットに買っているヒト以外の動物の方が、観察対象にしやすいようです。

うちにいたネコは気性が荒く、いつもよそのネコに喧嘩をしかけます。そのためなのか、肉体は常に鍛え上げられ、爪も磨き上げられていました。それはしなやかで、野生を感じさせました。
ネコがネコらしく振る舞い、鍛え上げられ磨き上げられた肉体は、荒々しく、美しいのです。

かつて恐竜は「ゴジラ立ち」だった

かつて恐竜図鑑には、のっそりと二本足で立ち上がったティラノサウルスのイラストが載っていました。長い尻尾は地面に垂れ、背中をヒトのように真っ直ぐに伸ばしガニ股で立ち上がっています。まるで怪獣のゴジラのような姿です。

昭和47年発行の『学研の図鑑 大むかしの動物』では、図鑑の冒頭で恐竜と怪獣の違いについて触れられています。ご存知のように、恐竜はかつて地球上にいた生物ですが、ゴジラはフィクションの存在です。
『ザ・ロスト・ワールド』や1980年公開『ドラえもん のび太の恐竜』でも、同じような「ゴジラ立ち」をする恐竜たちが登場します。かつては、このスタイルが恐竜の姿でした。

現在の恐竜の姿は大きく変化しています。ティラノサウルスは大きな頭を下げ、前傾姿勢気味に、長い尾をぴんと真っ直ぐに伸ばし歩きます。映画『ジュラシック・パーク』に登場した恐竜たちがそうです。

もうゴジラのように立ち上がっている恐竜のイラストや映像を見かけません。どうしてでしょうか。

巨大な生物ほどモデルウォークをする?

恐竜の姿は化石となって地中から発見されますが、骨の形の化石のみを集めても、その生物の生きていた頃の様子は分かりません。恐竜の姿が大きく変化したのは、例えば足跡の化石の発見です。
恐竜の足跡は世界中で発見されており、まるで一本の線の上をモデルウォークするかのように、真っ直ぐに二本の足で美しく歩いています。先のゴジラのような体つきではそのような歩行はできません。

『カラダが変わる! 姿勢の科学』によると、体の大きな生物ほど、足並みが美しく揃っているようです。
大きくて重たい体では、歩行をすると足を着地させるたび体に大きな負荷がかかります。体への負担を減らすため、足並みを揃え美しく歩くのです。

ゾウは、あの大きな体からは意外なほど、歩幅は小さく(と言っても私たちよりも大きい)、美しい足跡を残します。
ティラノサウルスはゾウよりも巨大です。
歩幅を均等に、一本の線の上を歩くかのように真っ直ぐに美しく歩行していたことは当然でしょう。

では、我々ヒトの歩行はどうでしょうか。

私たちヒトは巨大な頭を持っている

私たち人間は、ティラノサウルスやゾウよりも小さく軽量です。本来ならば、巨大な生き物ほど歩行や姿勢に気をつけなくても良いのかもしれません。

しかし、私たちはいつの頃からか二本の足で立ち上がり、直立し、歩き始めました。背中を伸ばし、首の上に頭を据え付けたことで頭蓋骨が大きく発達しても支えられるようになりました。二足歩行することで、二本の腕は自由になり、物を掴み、道具として用い、それらを改良し、手を加え、手で作業することが、脳を刺激し、更に脳を発達させました。
代償に、私たちは大きな頭を背骨のてっぺんに乗せていることで、首や腰、足に大きな負担を抱えるようになりました。ヒトにとって、肩こりや腰痛は常に悩みの種ですね。

私たちの体は巨大ではありませんが、ユニークな骨格を手に入れました。利点もありますが、ユニークさ故に骨格に負担もかかります。
負担を軽減するためには、巨体のティラノサウルスやゾウと同じように、私たちも歩行には注意が必要でしょう。

また、骨格を筋肉でグッっと支え上げることで関節や骨への負担を和らげられます。
ネコが自らの肉体を鍛え上げるように、我々もまた、肉体を鍛え上げる必要があります。

ヒトがヒトらしく、二本の足で歩き、自らの肉体を鍛え上げる姿は、荒々しく美しいのでしょう。

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『ジュラシック・パーク』を読んだよ

ジュラシックパークに登場する恐竜(ティラノサウルス)と古生代の生物(三葉虫)の化石のイメージをコピックで描いたイラスト

ジュラシックパークに登場する恐竜(ティラノサウルス)と古生代の生物(三葉虫)の化石のイメージをコピックで描いたイラスト

2015年8月5日より公開されている『ジュラシック・ワールド』を見てきました。
IMAX シアターでの映画鑑賞は初めてで、迫力の音響や、画面の美しさに驚きました。

ジュラシック・パークシリーズの続編の制作は、何度か打ち切りや延期になっていたので、「もう続きは見れないのかなぁ」と少し諦めモードでした。
ですから、尚更、この『ジュラシック・ワールド』制作決定時から、ずっと映画公開が楽しみでした。

小説『ジュラシック・パーク』は怖くて読めなかったんです

このシリーズの映画は大好きなのに、原作の小説を未読でした。
その理由は、「怖い!」につきます。
映画でも、こんなにドキドキと怖いのに、小説なんて読めるわけない…と思っていました。

しかし、映画『ジュラシック・ワールド』では、これまでのひたすら怖い映画ではなく、子どもと一緒に見れるような内容でした。
もちろん、ハラハラドキドキはしますが、驚かされたり、感情移入しているキャラクターが襲われたり…という展開は少なめでした。
一人で映画を見にったので、「怖かったらどうしよう」と不安でしたが、大丈夫でした。
この勢いで、小説も読んじゃおう!とチャレンジしたのです。

パニックに陥ってゆく様子が怖い!

読み終えての感想は「やっぱり怖かった」です。
上巻と下巻の二冊中、特に上巻の、パークが暗闇の中、人々は連絡も取れず、パニックに陥ってゆく様子が恐ろしかったっです。
コントロールルームでは、ダウンしたパークのシステムの復旧に勤しんでいますが、実際にパーク内で起こっている重大なトラブルに気付けません。
安全が確保されているべき要塞のような建物も、実は欠陥だらけで、恐竜たちの襲撃に耐えられません。

誰も、パーク内で起こっている事態が把握できないのです。
これから起こるであろう惨事に身震いしました。

少しの設定の違いが、ストーリーの顛末を大きく変える

登場人物やストーリーの最初の設定から、映画とは少し違っています。
少しの違いが、ストーリー展開を大きく変えて行き、結末も映画とは違っています。
怖がりながらも、小説版『ジュラシック・パーク』を読んで、この違いを楽しめて良かったです。

ぜひ続編も読みたいです。

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