暮らし・健康・子育て

流行語『睡眠負債』|命を縮める「寝不足」が溜まってゆく……

『睡眠負債』挿絵イラスト

こんにちは。毎夜、暑さで寝苦しくって、寝不足気味な あさよるです。エアコンの温度設定が難しいですね(エアコンつけたまま寝るのが苦手)。生活リズムが崩れそうなので、意識的に運動の時間を固定しようと奮闘はじめました。こういうの、一回生活がズレはじめると元に戻すの大変よね。

特にこの夏、W杯観戦で睡眠不足な人も少なくないでしょう。まだ夏は始まったばかりなのに、すでに気が遠くなりそうに暑いんだけど……。みなさんも体調管理に気を配ってくださいね……ということで『睡眠負債』という本を手に取りました。どうやら「NHKスペシャル」で「睡眠負債」という特集があったらしく、2017年の流行語にも選ばれていたらしい……。ご存知でしたか?

眠りの借金が健康を損なう

タイトルの「睡眠負債」とは英語で「Sleep Dedt」と言い、睡眠研究者の間で注目されている問題だそうです。本書『睡眠負債』はその「Sleep Dedt」を扱ったNHK「Nスペ・睡眠負債」の放送内容からさらに取材を加え書籍化されたものです。2017年の第34回「新語・流行語大賞」でもトップテンに「睡眠負債」がノミネートされています(知らんかった!)。

(ちなみに2017年の新語・流行語大賞は、年間大賞「インスタ映え」「忖度」、トップテン「35億」「Jアラート」「睡眠負債」「ひふみん」「フェイクニュース」「プレミアムフライデー」「魔の2回生」「〇〇ファースト」、選考委員特別賞「9.98」「29連勝」です。「睡眠負債」以外は、知ってる言葉or説明を聞くとわかるけど「睡眠負債」は全く知らなかった)

まあつまり、「注目の言葉」ということみたいですね。

「睡眠負債」とは睡眠の借金。睡眠が足りないまま翌日に持ち越し、それが慢性化している人は少なくないと言います。現代人の病とも言えるようで、大人だけではなく成長期の子どもの睡眠時間も足りていないそう。子どもは大人と違って、8時間、9時間眠らなければならないのに、夜11時を過ぎてもまだ就寝していない子どもも増えてるんですって。

睡眠は生きるために必要な時間です。しかしわたしたちは睡眠を侮りすぎているのかもしれません。この睡眠負債は不可逆で、一度体に負債が定着してしまうと一生残ってしまうそうです。そんな話知らんかった! 知ると怖い話です。

ちなみに睡眠は「負債」を抱えることはあっても、貯金、つまり「寝溜め」はできません。これは他の睡眠の本でも共通して紹介されています。日頃寝不足だからといって、休日に寝溜め(寝坊)すると、逆に生活リズムが崩れてますます睡眠負債を抱えることもあるようです。

睡眠負債を抱えた状態は、注意力が低下し、酒酔い状態と変わりません。その状態で自動車を運転したり、出社しても業務がはかどらず、いいことがありません。それを受けて、企業も社員の睡眠の質の向上に注目し始めているそうです。不規則なシフト制の仕事や、夜勤のある業務では特に、睡眠の取り方に注意を払いたいですね。

現在は、睡眠不足と、認知症やがんの発症の関連性も認識され始めています。

夜更かしの〈おもちゃ〉はいっぱいある!

あさよるは恥ずかしながら、20代の頃慢性的に寝不足でした。「人間は寝ないと死ぬ」ということを知らなかったんですね~。マジで死ぬかと思った。言い訳としては、あさよるの周りの人たちがツワモノばかりで、夜も寝ずに働いて遊んでそれでもパワーが有り余っているような広告マンやデザイナーばかりの中にいたもんで、ついうっかり「自分もみんなと同じように生活しても大丈夫」と思い上がってしまいました。残念ながらあさよるは才能がなかったようで、毎日きっちり夜寝ないと体が持ちません。

で、自分に必要な睡眠時間を測ってみたところ、「7時間睡眠だと少ないかも」と思い至り「睡眠時間8時間を確保する」というプロジェクトを始めてみました。理想は、朝6時には活動が始められるような状態になってたいなぁと。午前中の日光の下がいちばん光が見やすいから、視力を使う作業は午前中に終わらせたいのだ(`・ω・´)> すると、逆算すると夜9時には就寝準備しておきたいのですが、なかなか9時までに業務を終わらせられない日が多くて四苦八苦中です……orz

睡眠負債を抱えてしまう人も、もちろん多忙であったり、勤務時間によって負債を抱えてしまわざるを得ない人も多いのでしょう。夜勤やシフト制で働く人がいないと、今の社会はなりたたないのです。一方で、もう一つの要因として「夜更かしのための誘惑」が多すぎるとも感じました。

夜中、お布団の中でYouTubeを見たり、ソシャゲをして時間が経ってしまうこともあります。SNSをチェックしている間に数時間すぎてしまったり、LINEなんかで友だちとトークして夜更かししてしまうこともあります。むしろ今の環境で「夜更かししない方がおかしい」ような気さえします。あさよるも、睡眠時間を確保したいときは、誰からの連絡も受け付けないようにして、寝ることに集中するようにしています。

SNSやネットニュースなんかも、単に「人とつながる」だけじゃなくて、心がかき乱されて「落ち着かない」「不安になる」「イライラする」なんてことも起こります。自分の心の安定をどうやって確保するのか、情報の取捨選択のみならず、オン/オフや、平穏を乱さないスキルも必要かもしれませんね。

よく寝るためにはお金がかかる

睡眠の質は、起きている間の過ごし方が影響します。また、子どもの睡眠負債は成長にも大きな影響が出るでしょうから、大問題だろうと思います。「大人と同じ時間だけ寝ているから大丈夫」と勘違いしてしまっていることもあるそうです。先にも述べたように、子どもは中学生でも8時間の睡眠が推奨されているそうで、大人よりも長い睡眠が必要です。

あさよるの妹が市街地で子育てをしているのですが、子育て事情を聞いていると「都会で子育てはお金がないと詰むな……」と感じます。妹の息子(あさよる甥)は平日毎日のように習い事をしているそうです。何をしているかというとサッカーや体操やスイミング。つまり、子どもが走り回れる場所がないから、習い事をさせて「全速力で走る」という活動をさせているそうなのです。土日はパパと自動車で公園へ行き、そこでサッカーをするそうです。あさよるは田舎で育ったので、みんな野山や田んぼで転げまわって遊んでいてそれが当たり前だったので、「子どもが走り回れない」となると、とても大変なことが起こっているんじゃないかと感じます。あさよるの育った町も、今は宅地開発が進んで、もう子どもだけで遊ばせるのは難しいかも。山や田畑も減っているし、勝手に遊んでもいい場所がありません。

子どもの「遊ぶ場所」が顕著なので例を挙げましたが、大人もまた、体を思いっきり動かせる場所が制限されているのかもしれません。昔はバーベキューや川遊びや花火ができる場所はたくさんありましたが(それが良かったのか悪かったのかわかりませんが)、今はすっかりなくなってしまいましたね。大人も、体を動かしたり、レジャーや遊びにお金を払い、契約しないと難しくなっているのかも。

気持ちよ~く、バタンキューで寝てしまうような活動のためには、お金がかかるというのは、難しい時代かも。

ログを取るのにハマる

『睡眠負債』挿絵イラスト

本書では、シフト制で夜勤のある人などに向けては、睡眠の記録を取るよう勧めておられました。

あさよるも簡単にですが、起床時間、睡眠時間や食事の時間、運動の時間などのログを取っています。これ、大変な気がするかもしれませんが、慣れるとログ取りが楽しくなってきます。ログを取ったからといって、なにか変わるワケじゃないんですけどね(;’∀’) 改善するためには別の取り組みが必要っぽいです。だけど、「あさよるは睡眠時間8時間は欲しいかも」という気づきも、ログを取るようになって感じるようになりました。一定の効果はあるのかも。

「睡眠負債」は重いです。認知症やがんのリスクが増し、命を縮めます。もし、良い時間を少しでも長く過ごしたいなら、睡眠の取り方、時間の過ごし方に目を向けるべきかもしれません。また、残念ながら睡眠負債は不可逆なものらしく、体の中に負債が溜まってゆくそうです。だから、対策するなら今日からするしかありません。2017年の流行語、今知れてよかったです。

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『やってはいけない食べ方』|今やってる健康・美容法でいいの?

『体を悪くする やってはいけない食べ方』挿絵イラスト

こんにちは。毎晩、日記に「食べすぎ」と書き続けている あさよるです。「夏バテ」してるんだけど、体重は増えてるという(;’∀’)> 『やってはいけない食べ方』は管理栄養士の望月理恵子さんによる、健康や美容の指南書です。しかも、みなさんが「良かれと思って」やっている食生活が、実は逆効果なのよ~! と呼びかけるものです。なんでも「加減」が大事なんですね。

個人的に、栄養学の勉強をおっかなびっくり少しだけやってみたのですが、あまりにも難しすぎてスゴスゴと逃げ出してきた身。栄養士さんってマジすごいと、尊敬の気持ちが高くなりました(`・ω・´)b

健康に気遣っている方なら、ちょろっと目次だけでもご覧くださいm(__)m

ダイエット、健康習慣の失敗

『やってはいけない食べ方』では、健康や美容に気づかっている人が陥りがちな失敗例が数多く登場します。それでなくても、ダイエットや健康法にはブームがあって、その時々みんなが夢中になって消費されるけれども、しばらくすると忘れ去られている……なんてこともよくあります。納豆がいいとか、ココアがいいだとか、青魚がいいだとか。

昨今、流行っているのは「主食抜きダイエット」や「炭水化物抜きダイエット」でしょうか。しかも、中年の男性の間で流行っているとかで、あさよるもランチを外食したとき、中年男性がご飯だけ残しているのを見かけたことがあります。コールドプレスジュースをいただいたこともあります。スムージーは野菜や果物をミキサーで砕いて混ぜ合わせたものですが、コールドプレスジュースは野菜や果物を高い圧力で「絞ったもの」とでも言えばいいのでしょうか。

野菜を積極的に食べるのはいいことかもしれませんが、生野菜ばっかりバリバリ食べているのも考え物です。なぜなら、野菜には灰汁やシュウ酸など、人間の体にとって良いものではない成分も含まれているからです。植物だって、なにも人間に食べられるために生まれてきたわけじゃなく、毒や棘などを持って武装しているのです。

そんな、健康や美容のブームを栄養士の立場でバッサリと正論を主張するのが本書『やってはいけない食べ方』です。別に過激なことを言っているわけでもなく、「それってあんまり意味ないよ」とか「やりすぎはよくない」とか微妙な〈加減〉のお話。

例えば今、グルテンフリーの食品が流行っていますが、本書によると小麦アレルギーやグルテンによる体調不良を起こしやすい人は控えるといいけれども、特に健康面で異常のない人はグルテンフリーでもあんまり意味ないですよ~と紹介されていました。そもそも、第一章一節からしてちょっとショック。それは「朝食は和食より洋食がいい」というものです。理由は「和食はどうしても醤油や味噌を使うと塩分を取りすぎてしまう」から。寝起きの内臓がまだ十分機能していない時間帯に、塩分の多い食事は控え「食パンと卵焼きとレタス。デザートにヨーグルトでも」と紹介されており「なるほど!」と納得。あさよるも朝食に味噌汁を飲んでいましたが、確かに味が濃いかも。

あと個人的に「朝食に果物を食べるとシミができやすい」という話は聞いたことがありましたが、ずっと「ホンマかいな」と疑っていました。しかし、本書でも取り上げられていて、柑橘類を食べるとメラニン細胞を刺激し、メラニンの分泌量を増やす働きがあるそうで、日に当たるとシミや赤み、かゆみをひきおこすことがあるそうです。マジだったのか!

『体を悪くする やってはいけない食べ方』挿絵イラスト

やりすぎ、やらなさすぎはNGってこと?

本書の内容を一つずつ紹介するのはムリなので、目次情報をご覧ください~(この記事の最後に目次情報を掲載しています)。

ここで取り上げられていることの多くは、健康や美容目的に「良かれと思ってやってた」のに、それが裏目に出ちゃってるんじゃない? というお話がほとんどです。例えば、本書では別に糖質制限ダイエットを否定しているわけではありませんが、極端にやりすぎちゃうと別の健康被害や不具合がありますよ、というスタンスです。ダイエットや美容のために食物繊維をたくさん食べることを否定はしませんが、極端に食物繊維過多の食事に偏ると、肌荒れや便秘の原因になる、と紹介されています。

つまり「極端なことをするな」というのが、全編通じて述べられていることじゃないかなぁと感じます。あるいは「〇〇を食べなければいい」とか「△△さえ食べればいい」とか、短絡的に考え行動するんじゃなくて、よく考えて下調べして、食事のコントロールを自分でしましょう、という話なのかもしれません。ああ、マジ正論。「これさえ飲めば」みたいな万能薬みたいなものは幻想なのだなぁ~。

栄養学はむずかしい!

本書を読んでて「献立を考えるのって難しい!」とつくづく感じたのは、こちらを立てればあちらが立たず、みたいな話が多いことです。例えば、果物を食べるのは良い効果もありますが、先に紹介したように食べる時間帯によっては良からぬ効果もあります。また、果物や野菜が、花粉症に反応してアレルギー症状が出ることもあるそうです。ダイエットは、健康管理の面でも必要で、生活習慣病としても必要です。だけど、ダイエットに精を出しすぎると、そのせいで生活習慣病のリスクが増えることもあります。

糖分を控えてたんぱく質を多くとろうと、肉をたくさん食べるようになり、結果的に油分を取りすぎて糖尿病リスクが増すこともあるそう。だけど、油は必ずしも悪者なわけではなく、上手に取ればダイエットの味方になる、という。……ややこしい!

あさよるはもう、こういう栄養学とか生理学とかめっちゃ嫌い&苦手の二重苦なのですよ……(´;ω;`) 栄養士ってマジで賢いよなぁ~とポカーン。

「いい塩梅」ができれば……

本書を超簡単に要約すれば「いい塩梅でやりなさい」ってことなんでしょう。だけど、その「塩梅」がわからないから困ったもんだ。子どもへの「食育」の大切さが叫ばれて久しいですが、親から子、祖父母から孫へ「食育」をするのはとても難しいんじゃないかと思います。だって、あさよるの祖父母は戦前生まれで、人生50年の時代の人たちです。今「人生100年時代」なんて言われるようになりましたが、それは「肉体を二倍も長持ちさせないといけない」ということ。あさよるの両親も、やっぱり50代を過ぎると高血圧やなんやらと健康診断で引っかかって通院をしています。両親が子ども時代に受けた「食育」は、人生50年対応だったのでしょう。そして、その子世代のあさよるは……。

やはり、親から子へ「食育」をするというのはムリがある話じゃないでしょうか。昔、親から教えられたことは、今の食環境や人生観とは合致しません。やっぱ、最新版に自力でアップデートし続けないといけないのかもね……。あ~、難しいなぁ( ノД`)

こういうのこそ、東洋医学の「中庸」ってのが大事なんでしょうね。難しいけど。

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『ネット依存・ゲーム依存がよくわかる本』|スマホ+ゲームはヤバイ

こんにちは。あさよるです。毎日ブログなんて書いてると、ある時に「あなたパソコンに依存してるじゃないのか」とあらぬ疑いをかけられたことから、本書『ネット依存・ゲーム依存がよくわかる本』を手に取った。。結論を先に言えば、本書を読む限りあさよるは依存ではないみたい。業務とブログ更新にパソコンを開くけど、それ以外はといえばYouTubeを見るくらいだし。ゲームはそもそもしないし。テレビもほぼ見ないから、意外とブルースクリーンを眺めている時間は少ないのかもしれない(YouTubeをどれだけ見てるかが問題ですな)。

しかし、あさよるが頑なにゲームをしない理由が「やめられないから」であり、スマホも持ちたくないのは「絶対ハマる」と確信しているからだ。一旦、自分をゲームやネットにいつでもアクセスできる環境に置けば、依存sてしまうのは目に見えているし、自力で抜け出せないとも思っている。だから、本書の内容は他人事じゃない。

スマホゲーム・ネット依存症

『ネット依存・ゲーム依存がよくわかる本』は、ネットやゲーム依存について簡単に誰でも読める内容にまとめられた本だ。この講談社の「健康ライブラリー」シリーズはあさよるもよく読む。精神疾患や、発達障害、不登校やひきこもりなど、治療や支援や知識が必要な人に向けられていて、「誰でも読める」が徹底されている。かといって内容が薄いわけでもないので勉強にもなる。

で、本書のテーマはネット依存、ゲーム依存。心当たりのある方も多いのではなかろうか。ということで、「Internet Gaming Disorder Test」というテストが紹介されている。これはWikipediaの「ゲーム依存症」の項でも「インターネットゲーム障害の基準案」として紹介されている。

他にも本書では「スマホ依存スケール」というのも紹介されている。

スマートフォン依存スケール(短縮版)

① スマホ使用のため、予定していた仕事や勉強ができない
② スマホ使用のため、(クラスで)課題に取りくんだり、仕事や勉強をしているときに、集中できない
③ スマホを使っていると、手首や首のうしろに痛みを感じる
④ スマホがないと我慢できなくなると思う
⑤ スマホを手にしていないと、イライラしたり、怒りっぽくなる
⑥ スマホを使っていないときでも、スマホのことを考えている
⑦ スマホが毎日の生活にひどく悪影響を及ぼしていても、スマホを使い続けると思う
⑧ TwitterやFacebookでほかの人とのやりとりを見逃さないために、スマホをたえずチェックする
⑨ (使う前に)意図していたよりもスマホを長時間使ってしまう
⑩ まわりの人が、自分に対してスマホを使いすぎていると言う

P.8

各項目5段階で評価する。「まったく違う」1点。「違う」2点。「どちらかというと、違う」3点。「どちらかというとその通り」4点。「その通り」5点。「まったくその通り」6点。全部で31点以上になった場合「スマホへの依存の疑いがある」と考える。

また、本書では「ネット依存・ゲーム依存の特徴」はアルコール依存症の特徴から転用されていて、アルコール依存症と同じ「依存症」であり、治療が必要なことがよくわかる。依存症は怖い。自力で何とかできるもんじゃないから、ちゃんと病院にかからないといけない。ちなみに、あさよるが依存症の恐怖を初めて知ったのは、吾妻ひでおの『失踪日記』だった。慢性的なうつとアルコール依存症から自殺をはかるも失敗し、そのまま失踪していた日々を綴ったもの。

あさよるは個人的に、10代のころ酒屋でバイトしてた経験もあり「アル中の人」は見知っていた。朝出勤すると、社員よりも先に店の前で待っているおっちゃんが数人いた。パッと見た感じは、ごく普通のおっちゃん(おじいちゃん)だ。誰もが条件が揃えば中毒になる。今はアルコールよりも刺激の強い娯楽はたくさんあるから、それ以外のものに依存してしまっている人はたくさんいるんだろう。

ある意味、スマホ依存、スマホゲーム依存はアルコール依存症より怖いかもしれない。その理由は、多くのアプリが「無料」で手に入るからだ(もちろんハマると課金をしはじめるかもしれないけれど)。無料だから、どんどんアプリをダウンロードして、ずっとゲームやSNSに没頭し続けてしまう。まだ、アルコールだったらお金を払わないと手に入らないし、なくなると買いに行く手間もある。人に依存してしまう人も、相手がいないと依存できない。だけどスマホでSNSやゲームに依存するのは、コストはかからないし、部屋の中で一人で完結してしまう。かなり怖いぞ!

ところでスマホって必要なの?

スマホのゲームに依存してしまった人の例では、まず「無料ゲームアプリで遊べるのはコスパがいい」と感じ、そしてどんどんハマってゆくと「時間を買っている」との感覚でゲームに課金をし始め、課金額が年数百万円に膨らみ、家族の大問題になった。この「コスパがいい」「時間を有効活用している」との感覚が、なんとも厄介な感だ。ハマってしまえば、自分は賢い選択をしてると錯覚してしまうそうだから。

ところで、多くの人にとって、スマホって絶対必要なのだろうか。職業柄、最新型のスマホをガシガシ使いこなす人もいるだろうが、多くの人にとってスマホって、あくまで「娯楽」の道具じゃないだろうか。もちろん、娯楽のために道具を買いそろえるのは悪いことではないが、あまりにもコストがかさみすぎたり、業務に支障が出るくらい趣味にハマりすぎるのは考えものだろう。

それにしても「スマホ」&「ゲーム」という組み合わせはヤバイ。

『ネット依存・ゲーム依存がよくわかる本』挿絵イラスト

どこでもできる、いつでもできるはヤバい

本書では子どもがスマホやゲームに依存してしまう例が数多く紹介されている。あさよるも子どもの頃からテレビゲームをやってた世代だから、子どもがゲームにのめり込んじゃうのはよくわかる。だけど昔のファミコンは本体をテレビに繋がなきゃいけないという、物理的な制限がかかっていた。しかし、今の一人に一台ゲーム機やスマホが配られている状態で、ゲーム依存、スマホ依存するなという方が無理な話だろうと思う。

なんかもっと根本的に、道具の使い方をよく考えないとヤバいんじゃないかと危機感を持った。繰り返すけれども「依存」というのは恐ろしいもので、一度「依存症」になったら自力でどうにかできることじゃない。「コスパ」や「効率」を考えるなら、そもそも「依存症にならない」ような環境を意識的に整えなきゃヤバいんじゃないだろうか。

突然、強制的にやめさせるのは逆効果

本書『ネット依存・ゲーム依存がよくわかる本』は、すでに依存症になっているor依存傾向にある人や、その家族に向けられたものだ。だから「依存症予防」ではなく「依存症になったらどうすべきか」が趣旨である。

依存症じゃないかと感じたら、まずは専門医にかかること。本書ではネット依存・ゲーム依存が相談できる全国の医療機関も紹介されている。本人はなかなか自分の依存症に気づかないことも多いから、家族が病院に相談することも少なくないらしい。

そして家族は、強制的にスマホやゲームを取り上げたり、遮断してしまうのは逆効果だそうだ。無理やりゲームやネット環境を取り上げると、余計に依存対象に対して執着が増してしまうらしい。にゲームやSNSでオンラインの友人と連絡が取れなくなったり、ポイントやランキングが下がってしまうと、自分のキャリアや人間関係を壊され、否定されたと感じるらしい。うん、わかる。だから、話をしながら段階的にゲームやネットの時間を減らしてゆくよう根気よく対応しなければならない。

ゲーム機でゲームする方が楽しい?

あさよるも、スマホゲームは「ポコパン」と「妖怪ウォッチツムツム」にドハマりして、人間やめる寸前だった。マジで「寝る間を惜しんで」状態で、なかなか人生かけてやり込んだんじゃないだろうか。で、ゲームにハマるのはいいんだけれども、ゲームをするのが苦しくて苦しくてたまらなくなってくるのよね。そりゃ寝てないし、食べる時間も惜しんでるんだから苦しいわ。で、「苦しいのにやめられない」という苦悩。これって立派な依存症じゃね? と今気づく(苦笑)。

で、命がけでプレイしてる割に、達成感がないんだわ、これがw ある時に「こんなに苦しみが続くのはもう嫌だ」と、アプリを削除して一命をとりとめたのであります。

そして「やっぱ無料のゲームより、お金出して買ったソフトのほうが面白いなあ」ということになった。あさよるは今、ゲーム機をDSライトしか持ってないから、DSのゲームをたまに思い出したころにプレイする程度。だけど、任天堂のゲームはやっぱ無料アプリのゲームよりずっとよくできてて面白いように感じる~。

って、そういえば昔、どうぶつの森にハマって、夜中の昆虫採集や釣りが忙しくて眠れない日々もあったなぁ。やっぱゲームは、依存しないようにやるのって難しいなぁ。

家族って大事なんだなぁ

10代の人がネット依存・ゲーム依存になるケースが多いらしいのだけど、30代でも依存症で受診する人が増えているそうで、本書も全年齢対象。

しかし、本書を通じて読んで感じ入ったのは「依存症の治療には家族の存在が大事なんだ」ということだ。本人が依存症に無自覚で、家族が異変を感じ受診をすすめる場合が多いそうだし、段階的に時間をかけて依存状態から脱却してゆくにも、家族の支えがあってこそなのだろう。これは、どんなに親密な人がいても、家族でなければなかなかここまで深く関わることは難しいのではないだろうか。

反対に言えば「孤立してしまう」というのは、誰からの支援も受けられないということでもある。その状態で、依存から抜け出すのはとてもできないのではないか。あさよるも独身だし、独り身でいるって、こんなところにリスクがあったのか……と呆然とした。誰にも何にも依存せず、自立して生きたいけれども、そうはいっても生きてれば上手くいかないこともあるだろうし、困ったなぁ。こうやって、前もって勉強しておく必要性を感じた。

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『ひと月9000円の快適食生活』|レシピ集なのによだれが……

『ひと月9000円の快適食生活』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。さっそく夏バテ気味で食欲が減退中デス……ということで、いつもと違ったメニューを作ってみようかなあと『ひと月9000円の快適食生活』を読み始めました。この本は以前から読みたくて積ん読してた本です。読んでみると、読んでるだけで目からよだれが出てくるような……(^q^)

どの料理も手順は凝ったものではなく「家庭料理」の範囲だろうと思います。だけど「家で作るの面倒くさそう」なメニューを、簡単に手を抜くところは抜きながら、だけどおいしく調理するコツが紹介されています。ちょっと凝った料理を自分で作れるとホクホクですね(*´ω`*)

あさよるも毎日おんなじ料理を食べてるタイプなので(そしてそれが苦にならないタイプなのですが)、ちょっとレパートリーを増やしてみるのもいいなあなんて。なによりこの本、レシピとしてじゃなく、読み物としても軽快で良すぎる(^q^)

レシピ本……なのにおいしすぎ

本書『ひと月9000円の快適生活』はレシピ本です。そしてタイトルからみるに、お金をかけなくても節約しておいしい食生活のためのノウハウが紹介されているのです。しかも、手間もかからず簡単な、料理のコツのようなレシピが多いのです。

が、どうして、これが読んでいるだけでとんでもなくおいしそうなのです。江戸っ子口調で気風が良い文体も余計においしさを引き立てます。レシピは手の込んだ料理ではなく、家庭料理の範疇にあるものばかり。だけど、ちょっと手の込んだような献立に思えるものですね。それをチャキチャキと簡単に手際よくさばいてゆくよう。

あさよる自身も料理は嫌いじゃないし、テレビの料理番組は好きです。YouTubeでもいつも見ているのは料理チャンネル中心。料理が面白いのは、テキパキと段取りよくこなしてゆくところでしょう。自分でも、段取りよくメニューを揃えられると達成感があります。

その、料理の楽しみを疑似的に読書で体験させてくれるのがこの『ひと月9000円の快適生活』なのです!

「おいしい」は官能的

「おいしい」という感覚は官能的です。なんてったって本能、欲望を満たす行為ですからね。料理はある種の快感を得られるし、また「食べる」という行為も快楽です。今の社会で、毎日の食事の多くは「生きるための活動」ではなく「咀嚼する快楽」のために行っていることの方が多いでしょう。

そして「おいしい」を感じる読書とは……ある意味の官能小説的? 小説じゃないけどね。

ちなみに、あさよるはよく「おいしそうに食べる」と褒められる(?)ことが多く、若いころはこの才能(?)によって生き長らえていました。若者はお金がないのにお腹が減っているものですから、「おいしそうに食べる」ことが気に入られ御馳走していただく機会に恵まれていたのです。あさよる自身と、あさよると同じように「おいしそうに食べる」人を観察していると、おいしそうに食べる人は、「おいしいおいしい」と声に出してよく喋ります。具体的になにがどうおいしいのか、どんなところが気に入ったのか、コレとアレはどう違うかなどなど、とにかく「おいしい」を言葉にする。ある意味の言葉攻めですねw

食い道楽する人は、同じような人が集まるもんで、あさよるの友人知人はみんなよく食べるし、「おいしい」を言葉で表現するのを惜しみません。お酒を飲むときも同じ。ひと口ひと口どうのこうのと感想を述べながら飲むからこれがまた楽しい。

『ひと月9000円の快適食生活』はそういう、食い道楽に通ずるレシピ本。料理好きはおいしいもの好きなんですね。

ジブリ飯みたいなね

アニメなんかの評価で「食べ物がおいしそう」ってのが語られることがありますね。その代表格がジブリ飯じゃないでしょうか。ジブリ作品で描かれる食べ物がたまらなくおいしそうってやつ。ポニョが食べるラーメンとか、ルパンが食べるスパゲッティとか、ドーラが食べる海賊肉とかね。

よしもとばななさんの『キッチン』の主人公は、台所が落ち着く場所で、孤独な時間を台所で過ごします。『キッチン』でも、食べるシーンが印象的です。

「食べる」って動作を、五感が刺激されてよだれが出るような表現ってすごいよね。

夏バテ気味ならこれでOK?

『ひと月9000円の快適食生活』挿絵イラスト

あさよるはここ1カ月くらい夏バテ気味でお腹の調子も思わしくありません。いや、その前から最近、脂っこいものを食べると胃にきて……若い頃よく年長者から「30過ぎるとから揚げを食べられなくなる」と聞かされていましたが、まさか我が身にもそれが降りかかるなんて……。あさよるは絶対いくつになってもからあげを食べられると信じていたのに(遠い目)。飲み会でもとりあえず野菜を注文してしまう自分に驚いていますw

あさよると同様、夏バテで物理的に食べるのが大変なら、本書『ひと月9000円の快適食生活』でひとまずその場をしのぎましょう……w

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『クローゼットは3色でいい』|基本の白と黒or紺とあと一色

『クローゼットは3色でいい』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。かつてのクローゼットの中身は一掃してしまったので、季節の変わり目には着る服がなくなります(;’∀’)> ただ、少ない枚数で着まわすことを前提に考えるようになって、洋服選びも慎重に、また選ぶ基準も大きく変わってきました。

今回手に取った『クローゼットは3色でいい』は、オシャレ初心者さんはまず自分に合う基本の3色のアイテムだけそろえて着まわしてゆくよう紹介されています。基本の3色も合わせやすい3色だから、自力で似合うコーディネートにたどり着きやすいんじゃないかと感じました。しかし、オシャレには客観的に判断してくれる第三者の存在も必要かもな、なんて改めて思ったりも。

まず白、黒or紺、あと一色からスタート

『クローゼットは3色でいい』では、最初は3色のアイテムを揃えるところから始まる、オシャレ初心者さん向けのオシャレ指南書です。

本書で紹介されるコーディネートのコツは、全体で色味を3色以内に収める、というもの。基本の3色から始まり、段階的に使える色を増やしていきますが、コーディネートは全部で3色以内にまとめます。

最初に用意すべき色!

まず、最初に用意すべきアイテムは、白。次いで黒か紺。人には黒が似合う人と、紺が似合う人がいるそうで、どちらか似合う方を選びましょう。3色目はグレー、ベージュ、トープ、カーキの中から、自分に似合う色を選択します。第一段階では、1×2×4で8通りの色の組み合わせに分かれます。ちなみに、あさよるの場合は、白、紺、カーキかな?

服を選ぶとき、この3色から選べば失敗がないってわけです。まずは、コーディネートするときは、白を必ず入れるのがポイントです。

体型別悩み解決法も

次に、大事なのはシルエット。若い人はぴったりサイズが似合いますが、大人世代は「ちょいゆる」がオススメされていました。

そして、お悩み別服選びも紹介されており、各自それぞれ該当の箇所をチェックしてみてください。背が低い/高い、上半身にボリューム/華奢、下半身にボリューム/細い、顔が丸い/長い/エラが張っている、脚が短い/長い、ひざ下が短い/長い、太ももが太い/細い、O脚/X脚、肩幅が広い/狭い/なで肩、二の腕が太い/細い、ウエストが太い/細い、胸が大きい/小さい、首が太い/細い、骨盤が張っている/目立たない、お尻が大きい/小さい、お尻が平たい/出ている、以上の項目が挙げられていました。それぞれのカバーの仕方が一口メモ的に紹介されています。

色数を増やしてゆく

基本の3色のアイテムで着回しできるようになったら、さらに使える色を3色加えます。といっても、コーディネートはあくまで3色以内に収めましょう。

増えるのはチャコールグレー、ダークブラウン、デニム。ここでやっとデニム登場です。コーディネート例を見ると、一気にカジュアルな雰囲気が増した感じ。

さらに差し色が欲しくなったら、モスグリーン、バーガンディ、ベビーピンク、サックスブルー、キャメル、グレー、ベージュ、トープ、カーキを加えましょう。これらのカラーは、基本の3色+あとから加えた3色ともカラーコーディネートしやすいんだそうです。

こうやってカラーチャート付きで、具体的な色味を支持されると、オシャレ初心者にとっては心強いですね。

いきなり上級者編はムリ!段階的に

ファッション誌のコーディネートなんかは、上級者さん向けだから、オシャレ初心者さんがマネしようとしても持て余してしまうことが多いんだそう。だから、やっぱ段階的にステップアップしてゆくオシャレが本書では提唱されているのです。

クローゼットにはパンパンに洋服が詰め込まれているのに「着ていく服がない!」「組み合わせられない!」なんてことが頻繁に起こるなら、本書に則って基本のキから始めてみる方が近道かもしれません。

基本の3色は、絶対間違いないカラーの組み合わせですから、大きな失敗は起こらないだろうと思いました。あさよるもここから初めてみようかしら。

断捨離にも役立ちそう

先ほど触れたように、服は大量にあるのに着ていく服がない、という場合、いっそ断捨離しちゃうのがいいんでしょう。そのとき、手元に残すべきカラーが明確なのは、断捨離の指針にも役立つんじゃないでしょうか。基本の3色(白+黒or紺+もう一色)だけを残して、さらに自分の体型にあったアイテムを絞り込んで……だったらシステマチックにあまり感情を挟まずにできるかも……。

クローゼットが片づいている、自分の持っているアイテムが把握できている、というのはオシャレの鉄則っぽいので、まずは頭の中で管理できる程度にはスマートになってみてもいいかも。

『クローゼットは3色でいい』挿絵イラスト

色と、体型にあったシルエット

本書で提唱されるオシャレはシンプル。手に入れるべきアイテムのカラーを決め、コーディネートで用いる色数を3色に限定し、自分の体型に合わせたシルエットを選ぶ。ここまで消去法的に選べるので、考えることが少なくて楽ちんです。

問題があるならば、手に入れるべきアイテムが明確になってから、実際にそれをお店で探して手に入れる作業ですね。あと、どうしても質感やフィット感等の、微妙なニュアンスは紙面じゃわからないし、「万人に似合うコーディネート」と「自分に似合うコーディネート」は違うだろうから、本書に掲載されているものと同じ製品を購入しても、思い通りにいかないかも。

あさよるは最近、こういうことはサクッとお金を出してプロにコーディネートしてもらう方がいいかもな~なんて、思い始めていたりします。着ない・着れない服を買って失敗するよりも、客観的に一緒に選んでもらって失敗が少ない方が結果的に安上がりかもしれぬ。デパートのサービスや、フリーランスで活動するスタイリストさんも巷にいらっしゃるそうで、近くで探してみてもいいかも。

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『漢方的生き方のすすめ』|面白い話・好奇心は健康にいい?

こんにちは。あさよるです。毎日つらつらと読書をしていると、時折思いがけない本に出会うときがあります。今回手にした『漢方的生き方のすすめ』もそうでした。正直、なんかインチキくさい本なのかな~と読み始めたのですが(すみません……m(__)m)、思いがけなく背筋が伸びる読書体験でした。著者の丁先生の半生は、極貧の子ども生活から、働きながら大学の医学部に入り、その後研究者として評価されながら、漢方の道に進み、自力で人生を進んできた様子が、とても励まされるものでした(`・ω・´)b

それだけじゃなく、話題が古今東西のアレコレにポンポン飛躍しながら展開してゆき、知らないこと&これまで持っていなかった切り口ばかりでオモロー。だけど、軽く読める内容だし、分厚い本でもないし、サクッと楽に読めて良かったです。

「漢方的」な生き方とは

本書『漢方的生き方のすすめ』は、漢方とか薬膳とか、体にいい習慣が紹介されている本なのかな? と思い手に取ったところ、全く内容が違うものでした。そして、最初の想像よりずっと良い読書経験となりました。

本書は医師であり漢方医でもある丁宗鐵さんと、イラストレーターの南伸坊さんの対談で、主に丁先生のお話を南さんが伺う形式で構成されています。南伸坊さんが病気を患った際、丁先生と巡り合い、丁先生のお話が面白く話を聞きに病院へ通っていらしたそうです。それが、本書の企画に繋がったというわけですね(幸いにもご病気も完治なさったそう)。

内容は、丁先生の生い立ちから、医師になり、また西洋医学の研究者から東洋医学へと移ってこられた経緯を話しながら、つらつらと古今東西のアレコレとりとめもない話が展開されます。それが、本書を通して見ると「漢方的な生き方」が浮き上がってくるという仕掛けです。

なるようになる・なるべくしてなる

丁先生は、貧しい中お父様の仕事を手伝いながら勉強し、医学部へ進みます。そこで学生時代、漢方に触れほかの大学にも出入りしてたそう。その経験から、漢方の研究に誘われ現在に至ります。といっても、西洋医学の研究が評価されアメリカの大学に招かれた経験もおありで、とても優秀な方なんですね。

「なるようになる」を体現されておられて、流れに逆らうことなく、目の前の課題をただこなしていくうちに、流れ流れて今に至るような生き方が、漢方的なのかなあと。ただし、丁先生の場合は「なるようになる」と言っても、とてもレベルの高いお話なんですけどね(;’∀’)

西洋科学を否定しないし、これが「中庸」

丁先生ご自身が医師で、西洋医学の研究をなさっていた経緯もあり、本書では決して西洋医学・西洋科学を否定しません。漢方こそが万能と言っているわけでもありません。そのへんのバランスのとり方が「中庸」なのかもしれないなあなんて思いました。

この「中庸」という考え方を見てみますと、

ちゅう‐よう【中庸】

[名・形動]
かたよることなく、常に変わらないこと。過不足がなく調和がとれていること。また、そのさま。

中庸(ちゅうよう)とは – コトバンク

「かたよらない」「調和」というキーワード、すんなり理解できる人と、なかなか感覚的にわからない人がいるのではないかと思います。あさよるは完全に後者です。この「中庸」という感覚が、なかなかわからない。あーだこーだ苦戦しながら理解をしようと挑戦しております。

抗うわけでもなく、かといって流されるわけでもなく、あるがままにあり続けられる生き方っていいね。

丁先生の生き方がすごい<(_ _)>

本書では、丁先生のご経験に交えて、古今東西の医学や科学、歴史や雑多な知識がポコポコと飛び出します。話はあっちへこっちへ飛び散りながら、だけど一貫して「漢方的な生き方」の話題に着地します。

江戸時代、わずかに許されていた貿易のほとんどは外国から漢方薬を買うためだったとか、だけど薬を輸入するにはコストがかかるから江戸時代に朝鮮人参の栽培の研究が始まったとか、「へぇ~」と感心する話ばかり。

漢方や東洋医学は、日本のみならず東アジアで発達した医学であり、漢方・東洋医学を知ることは、東アジアを知ることでもあるんですね。もちろん、東アジアの歴史だって、他の地域と影響しあっていますから、どんどん関心が広がっていきますね。

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『1日500円の小さな習慣』|財布に空いた穴、教えます

『1日500円の小さな習慣』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。昨年末からなぜか出費が増えてて、特にムダ遣いもしてないハズなのに……と戸惑っております。今月こそは財布のひもを締めなおそうと、実際に財布に必要以上のお金を入れずにしました。すると、財布にお金が入ってないもんだから、財布を持たずに買い物に出かけてしまうという……(;’∀’)> いやはや……電車の電子マネーカードはあったので、自販機でジュースでも飲もうとするも、自販機がICカード対応じゃなくなってる!? と、結局ジュースも飲めず、家にションボリ帰ってきました。

ポジティブに考えると、今日、浪費してしまう予定だった数百円~数千円を節約できたのかな~。

で、帰宅後『1日500円の小さな習慣』を読んで、こんな「毎日の小さな出費」に名前がついていることを知ったのでした。それは……

小銭積もれば大金となる

『1日500円の小さな習慣』は、一日たった数百円--出勤前にコーヒーを買って飲むような--そんな些細な習慣が、大きなお金を逃してる~との啓蒙から始まります。自販機で缶コーヒー一杯のようなついつい繰り返してしまう小さな出費のことを「ラテ・マネー」と俗に呼ばれているそうです。

「節約しているのに貯金ができない」理由は、ラテ・マネーのような〈小さな穴〉が財布に空いているせいかもしれません。本書『1日500円の小さな習慣』は、そのよくある〈小さな穴〉の事例を挙げ、自分に該当するものはないかチェックすることができる内容です。

いい夫・いい妻、いい親が仇になる!?

本書『1日500円の小さな習慣』で紹介される「貯金ができない浪費体質の人の人物」は、真面目で家族思いな人物なようで意外でした。

いい妻や夫であるがために、自分は家計を切り詰めて、相手は貯金もせずに浪費していても言い出せなかったり、パートナーにいい生活をしてもらいたいがためにどんどん出費を許してしまって、貯金ができない事例が紹介されています。また、子に家庭の家計事情を話さない親も多くいます。子どもに余計な気遣いをさせたくないとの親心からですが、子どもも家族の一員ですから、事情はある程度伝えてもいいのかもしれません。

家族に気を遣わせたくない、相手に干渉しないように、と、お互いの配慮が裏目に出てしまっていることもあるんですね。

また、退職金と年金で生活水準が上がったまま、孫に生前贈与したものの、後々計算すると将来の生活費が足りない、という話も紹介されています。いいおじいちゃん・おばあちゃんも大変だ。

『1日500円の小さな習慣』挿絵イラスト

節約してるつもりなのに……出費あるある集

本書『1日500円の小さな習慣』は、お金が貯まらない原因の事例がたくさん紹介されています。どれも「ありえそう」な感じです。

まず、家の中が片づいていないと小さな出費がかさみます。ボールペン一本、ガムテープ、乾電池などなど、欲しい時にどこにあるか分からず新たに購入するアイテムってありますよね。一つ一つの単価は大したことないけど、積もり積もってまとまった金額になります。片づいてないせいで、同じものをいくつも買ってしまうあるあるですね。同じように、高級品は買ってないのに、100円均一ショップやセール品を、ちょこちょこと買ってしまう人もいます。小物や雑貨を買っちゃう人も要注意ですね。

「リボ払い」地獄も紹介されています。リボ払いの利息は15%前後で、利息が高いんです。月々少額に分けて支払って、残りをコツコツ貯金する人の例が紹介されていました。リボ払いでわざわざ利息を払って、毎月一定額の貯金をしてるそうなのですが……なんとなく「貯金してる感」がありますが、高い利息を払って貯金するのは変な話です。

カード払いの落とし穴は、ボーナス払いをしてたのにボーナスが出なかったり、目に見える現金でないため予算オーバーして買い物してしまったり、ネットショッピングでついつい「まとめ買い」や「送料無料」に乗せられて余分な買い物をしてしまうなどなど。クレジットカートは上手に使うと便利ですが、あくまで「上手に使ったら」の話なんだと改めて肝に銘じます(;゚д゚)

人生の高い買い物の代表「持ち家」と「保険」も気をつけないといつの間にか火の車に。特に保険は、まさかマイホームに次ぐ大きな買い物だと気づかずに保険に入り続けている人もいます。今の自分や家族の状況に合わせて、保険のプランも変更してゆくよう促されていました。

自分にウソをつかない……出費、浪費、投資

本書では収入を、消費70%、浪費5%、投資25%の割合で割り振るのを理想と紹介されています(あくまで目安。収入によって数値は変わる)。

消費とは生活費や医療費、交通費、お小遣いなど、生活に必要なお金。浪費は「必要」ではなく「欲しい」から買ったムダ遣いのこと。嗜好品やギャンブルを含みます。投資は、貯金や資産運用、資格取得などのスキルアップに使うお金です。

浪費は「ムダ遣い」と書きましたが、別に一切ムダ遣いをしてはいけないわけじゃありません。息抜きに楽しむのは構わないとしながらも、収入の5%を超えてくると多すぎるってことですね。

また、これは自分で気をつけないといけないのは、自分で自分を騙すことです。つまり、本当は浪費してるのに「これは消費」「これは投資だから」と自分に言い訳しちゃうことです。自分では「これは浪費だ」と認識しておくことが大事ですね。

「清貧」とはなんぞや

本書でも「清貧」という言葉が登場します。わたしたちはなんとなく「お金はけがらわしいモノ」という印象があって、きたないお金と遠いところにあるものが潔白な感じがします。もちろん、少ない物資で慎ましく生きている人も中にはいらっしゃるのかもしれませんが、上記のような「自分では頑張って節約してるつもりなのに浪費しちゃってる人」もたくさんいるでしょう。はい、もちろん、あさよるもそのうちの一人ですが……。こまこまと、小さなムダ遣いや、すごくちょっとの贅沢をやめられなくて、浪費していることも気づかずにいるのは「清貧」とは言い難いんじゃないかなあと思いマシタ。(;´д`)トホホ

もっと身軽に、スマートに生きたいですね。

ノートに書きだすべきね…φ(..)

本書では例として、夫40歳、妻38歳、子ども2歳、0歳の家族の、ライフプランシートが掲載されていました。1年後2年後3年後……と、24年先まで表があり、家族の年齢が書きこまれています。そこへ収入や生活費、車両費、教育費など出費予定が記載され……。

24年先なんて未来のその先の未来過ぎてなにも考えられないのですが、具体的に表を見ていると冷や汗が……。もちろん、予定通りにコトが進むとは限りませんから、あくまでも「何事もなかったときの未来予算」でしかありません。

しかし、こうやって具体的に収入の見込みや、必要なお金を書き出していくと、形がなくて目に見えない「何か」が具体的に自分のもとへ降りてくるような感じですね。

あさよるは今「引っ越しをしようかなあ」と考え始めていて、具体的に必要な費用を書き出しているところでした。ただ漠然と「引っ越そうかなあ」「お金がかかるかなあ」と考えてるときは、形もなくてとても恐ろしい考えのようにも感じられるんですが、書き出していくと、具体的に「今すべきこと」がわかります。で、具体的なことがわかる方が意外と安心できたりします。

といことで、なんでも具体的にノートに書きだすべきだなというのが今日の収穫です(o_ _)o))

「タメ期」があるらしい

で、人生には「モテ期」ならぬ、貯金が貯まりやすい「タメ期」があるらしい。しかも人生に3度あるらしい。それは、1回目は結婚して子どもが生まれるまでの間。夫婦二人で働いて収入を得る時期です。2回目は子どもがまだ小学生の時。塾や仕送りなど、教育費が低く抑えられる時期。3回目は子どもが巣立った時。

もちろん、家計の状況は家庭によって様々ですから、タメ期が3回来るかはわかりません。一番近いタメ期を逃しちゃいかんってことですな。

具体的な指導はプロに相談すべきなのかも

本書『1日500円の小さな習慣』は、財布に空いた穴のバリエーションが紹介されるものです。本書の事例に思い当たる節がある方もいらっしゃるでしょう。ただ、本書はあくまで財布の穴、ラテ・マネーがどこにあるのか、よくある事例を挙げているだけで、具体的には千差万別。100家族あれば100家族とも事情は違うでしょう。

やっぱり、より具体的にどすればいいのか知りたいなら、プロに相談すべきことだよなあと思い知りました。確かに、こんな薄い本一冊でお金の悩みが解決するんじゃ、誰もお金に悩まないや!

あとそれと、お金のことって誰も大っぴらに語りません。家族間でさえ全てを知らないこともあります。だけど、お金は生きていくために絶対必要なものだし、またお金は自分の周囲の人のために使うこともできるものです。お金について、なにも学ばず、なにも知らないというのは、変な話だなあと今更になって思いました。あさよるも、もっとお金に興味を持って勉強すべきかも!? と考えるなど。

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『オトナ女子のための美容化学 しない美容』|手間もお金もかける。最小限

『オトナ女子のための美容化学 しない美容』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。春先から肌の調子がガタガタで、久々に皮膚科にかかってお薬処方されました……最近やっと、落ち着いてきたのですが、また日焼けをしてしまって全身カサカサに……。この繰り返しですね。これから暑くなるとまた、夏のトラブルに悩まされるのか~。今から気合を入れて準備をしておきましょう。

かずのすけさんのブログはいつもチェックしていて、お買い物の参考にもしています。今年はかずのすけさんの著書もザクザク登場していて、少しずつ読んでいます。今回は『しない美容』。「美容をするな」という意味ではなく「最低限のケアはしましょう。だけど、それ以上はしない」という意味です。

どうやらわたしたち、意味も分からず無暗にスキンケアやヘアケア、ボディケアをするもんだから、逆効果で肌荒れやトラブルを起こしてしまっているんじゃないか? というお話。内容を読むと、心当たりのある方も多いと思われます。

みんなケアを「しすぎている」!

本書『しない美容』では、みんな美容の「適切」を超えて「しすぎている」と啓蒙を鳴らす内容です。といっても、「美容をするな」という主張をしている内容でありません。最低限の手入れや美容は必要としながらも、それ以上の美容習慣が逆効果を生んでしまっている例が紹介されます。アレもコレもと「いい」と聞けばなんでもかんでも取り入れる「足し算の美容」によって逆効果を生んでしまっているならば、余計なことをしない「引き算の美容」が「しない美容」です。

余計なケアを省くことで、綺麗になれるのでは? というのは、かずのすけさんの著作に共通していて、かずのすけさんのブログでも、日々情報発信をなさっています。

最低限の美容を行うために必要なのは、情報を取捨選択できる「知識」でしょう。巷では様々な心惹かれるキャッチコピーとともに化粧品が販売されていますが、売り文句だけでなく、自分に必要なアイテムを自力で選び取れる力が試されます。もし「なんでそれが必要か」「なぜするのか」を科学的に説明ができるなら、美容やスキンケア・ヘアケアも、お化粧も、お買い物ももっと楽しくなるだろうなあと思います。

メイクやヘア、ネイル、まつエクも

本書『しない美容』では、メイクやヘアケア、ネイルアートやまつエクなど、スキンケア以外の美容に関する製品の選び方・扱い方が紹介されます。あさよるネットで紹介したかずのすけさんの著書では、スキンケア中品物が多かったので、これはうれしいです。

ネイルに関しては、ジェルネイルに使う樹脂に危険性があることを念頭に置きましょう。特にセルフネイルをしている人は、ジェルでアレルギーを起こすこともあるので要注意……って、あさよるもセルフジェルネイルを楽しんでいるので、ドキッとしました。手先をキレイに見せるためのネイルなのに、そのせいでアレルギーになったら本末転倒ですね(;’∀’)>

ヘアケアでも、なんでもかんでも髪に塗れば良いってもんでもないみたい。ヘアオイルは髪から落ちにくく、紫外線やドライヤーの熱や、酸化により「臭い」の原因になる可能性があります。また、油と油はくっつきやすいので、髪がギトギトの原因になります。

「臭い」「ギトギト」と言えば、デオドラント系を気にしている方も多いでしょう。制汗剤は、臨時的に使うのはアリみたいですが、毎日使用すると余計に汗や臭いのリスクが増すそうです。なんでも、薬品によって一時的に皮膚を腫れさせて、その腫れで汗腺を圧迫し、汗を止めているそうなんですね。だから腫れが引けば、溜まっていた量の汗がどっとあふれ出ます。汗腺を蓋してしまう製品もありますが、こちらも蓋が取れるとどっと出てきてしまいます。

足の臭いやデリケートゾーンの臭いが気になって洗剤で洗う人がいますが、これも逆効果だそうです。特にデリケートゾーンは、安物の洗剤(普通のボディーソープ)で洗うのは絶対やめようと書かれていました。どうしても気になるなら専用のソープを用意しましょう。

あと、あさよる的に大きな収穫だったのは、日焼け止めの選び方。クリームやジェル系の日焼け止めよりも、パウダー状の方が日焼け止め効果は高いので、日中は日焼け止め成分の入っているファンデーションやパウダーで化粧直しすることで、日焼け対策にもなるそうです。これも、思い込みで、クリーム状やリキッドタイプの方が日焼け止め効果が高いと思ってました(-_-;)>

『オトナ女子のための美容化学 しない美容』挿絵イラスト

崩れにくいファンデーションが意外だった!

あさよる的に意外で勉強になったのは、ファンデーションの崩れにくさの指針です。ファンデーションは、肌から分泌される皮脂と混じって崩れてしまいます。だから、「皮脂とは混ざりにくいオイル」が処方されているファンデーションの方が崩れにくいのです。つまり、パウダー状のファンデーションは、処方されているオイルの量が少ないから崩れやすい。反対に、エルマジョンタイプや、スティックタイプのファンデーションの方が、オイルの比率が高いので崩れにくいそうです。

崩れにくさの関係が図になっていて、「とても崩れにくい」はエルマジョンファンデ、スティックファンデ、「比較的崩れにくい」がクリームファンデ、「崩れにくい」はリキッドファンデ(二層式)、「比較的崩れやすい」がクリームファンデ(水系)、「崩れやすい」がリキッドファンデ(乳化型)とパウダーファンデ(プレスとファンデ)、とても「崩れやすい」がルースパウダーです。

「崩れやすさ」と「塗りやすさ」の点から、『しない美容』ではリキッドタイプがオススメされていました。

あさよるはてっきり反対だと思っていました。パウダーの方が崩れにくいとばかり信じていた……。ファンデーションは自分の生活スタイルに合わせて、数タイプ用意して使い分けるのが良さそうですね。

スキンケアは必要。お金もかける。

かずのすけさんの『しない美容』の特徴は「ケアは必要」だし「お金もかける」よう指南されている点です。「スキンケアはするな」とか「金額は関係ない」わけじゃありません。特に、化粧品は化学薬品でできていますから、その材料費が最低限かかっていて、プチプラコスメは材料も安いものを使っているから安価なんですね。

ある程度の効果と、安全性を担保するなら、最低限の価格帯を頭に入れておきましょう。くれぐれも決して「高ければ良い」わけでもなくて、適正価格があるということです。

適正価格が一覧でざっと、クレンジングは3000円前後、洗顔料は1500円~3000円、化粧水は2000円~3000円、美容液は5000円前後と紹介されていました。

賢く時間もお金もほどほどにかける大人の美容

かずのすけさんの「しない美容」って、大人の美容だなあと感じました。安ければいいわけでもないし、手間を全くかけないわけでもない。コストも時間も割きつつも、必要最小限で最大の効果を得る、賢い美容法だろうと感じたからです。

あさよるは最近、プチプラコスメの中でもよりプチプラなコスメにハマっていて、1000円以下のコスメでどうクオリティを上げるかに熱中していましたが、美容の点で言うと、適正価格帯の製品を選ぶのが無難っぽいですね(;’∀’)> 確かに、コストかけるべきところはサクッとお金を出した方が安上りに感じます。特に安いファンデーションは店頭で自分でパパっと選ぶと失敗が多くて……カウンターで時間をかけて試供しながら選ぶ方が安上がりに感じます。

スキンケアはどうなんでしょ? あさよる的には、食べ物と睡眠時間で肌の感じがダイレクトに変わるので、お金をかけてこだわるなら、スキンケアアイテムよりも生活習慣の維持にコストを割く方がいいなあというのが、最近の実感(こりゃ本書のテーマと外れた話ですが)。

個人的には、ネイルケア・ハンドケアが今の課題ですね。意外と、ハンドケアに関する情報って少なくないですか? スキンケアやメイクだけじゃなく、ハンドケア、ヘアケア、ボディケアと幅広く扱われているし、専門的な話を易しく紹介されているので、一度はパラパラっと見てみてください。

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『皮膚は「心」を持っていた!』|好き嫌いも肌で感じてる?

『皮膚は「心」を持っていた!』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。『皮膚は「心」を持ってた!』とタイトルがなんだか非科学的な感じがしますが、読んでみると結構普通でした。理系とか医学系の本は難しいので読むのが大変ですが、誰でも読めるように噛み砕かれた内容です。また、多くの人が共感ができるような話題が扱われています。

本書では皮膚の感覚、触覚という、四六時中感じているけど、あんまり意識することのない器官が取り上げられています。皮膚感覚が無意識にもたらす効果を知ると、自分の感じ方、考え方も変わるかも?

皮膚は露出した「第二の脳」

本書『皮膚は「心」を持っていた』というタイトルはややミスリードを誘うような、煽りタイトルですが、中身はまともです(だと思う)。皮膚は「第二の脳」と呼ばれるくらい、生き物が生きるために重要な器官らしいのです。身体の中で一番大きな器官でもあります。

脳がとても小さい昆虫も、触覚の感覚を使って俊敏に行動します。あるいは脳を持っていない単細胞生物のミドリムシだって、体の表面に触れる外界を察知して動き回っています。皮膚は脳が生まれるよりもずっと前から、生き物が活動するために使われていたんです。

また、皮膚は音を聞いています。音は空気の振動ですが、聴覚では感知できない周波数の空気の振動も、皮膚で感じることができるのです。また、目を閉じていても「色」を感じることもできます。色は光の波長の中の可視光線を「色」と感じているので、皮膚は光の波長の違いを感じるんですね。赤外線は温かく感じるし、紫外線を受けると「日焼け」をするのも、皮膚が「感じている」証拠でしょう。

肌の感覚で快不快を感じている

わたしたちは快/不快を肌感覚で感じていると言います。心地よさなんてまさに「心」で感じているように思いますが、皮膚感覚が重要らしいのです。同じシチュエーションでも、温かなカップを持ってるときと、冷たいグラスを持っているときで、相手への好感度に変化があるそうです。もちろん、手が温かいときは相手への好感度が高く、手が冷たいと相手への好感度が下がります。

心理学では、サルの赤ちゃんを使った実験が有名です。サルの赤ちゃんを母親から引き離し、ワイヤーで作ったミルクをくれるママの人形と、ミルクはくれないけど布でできたママの人形を用意しするろ、子ザルは布の人形に愛着を示すそうです。つまり、「エサをくれる存在」よりも「肌触りがいい存在」の方に愛着を持つということ。人間の子育に当てはめるなら、赤ちゃんは「母乳をくれる母親」ではなく「肌触りがいいもの」や「優しく体に触れてくれる人」に愛着を示すということ。だから、父親や祖父母、保育士など、母親じゃない人だって、赤ちゃんに安心や愛着を感じさせることができるのです。

柔らかいものに触れると心が和らぐのは、大人だって実感があるでしょう。スヌーピーが登場するマンガ『ピーナッツ』に登場するライナスは、いつもお気に入りの毛布を引きずっています。その様子から、触っているだけで心が落ち着くようなアイテムを「ライナスの毛布」と呼ばれています。子ども時代に「ライナスの毛布」があった人は多いだろうし、大人になったって「ライナスの毛布」がある人も実は多いんじゃないかなあと思います。ちなみに あさよるは、洗濯してクタクタになったタオル地が好きです。

また、悪いことをしたとき、悪口を言ったらな口を、悪口を手紙に書いたら手を、洗ったりゆすいで清潔にすると罪悪感が減るそうです。朝、熱いお湯を目覚めのシャワーであびると気分が切り替わって、気合が入ったりもします。

皮膚は「心」を持っているというのは、言い過ぎではなさそうです。

「触れる」を上手に使えたら

心許せる人に身体を触れられると「オキシトシン」というホルモンが分泌されるそうです。オキシトシンは「愛情ホルモン」「幸せホルモン」とも呼ばれ、幸せを感じたり、ストレスが軽減されます。疲れたとき、エステやマッサージに行きたくなるのも、「人に触れられる」という行為そのものが、ストレス軽減につながるからでしょう。また、エステやマッサージでは、施術している人も、施術されている人に同調してオキシトシンが分泌されるそうです。家族や恋人など、近しい人同士でも、身体が触れ合うような習慣があると良いですね。

オキシトシンは女性のほうが分泌されやすいそうですが、オキシトシンは人の縄張り意識を高め、攻撃的にする効果もあります。子どもを産んだ母親は、オキシトシンにより幸せを感じる一方で、子どもを守るために「強くなる」んですね。

なもんで「触れる」というのは、上手に行えばストレス軽減し幸せを感じますし、下手に触れると不快感が増しイライラが募ります。好きな人に触られるのは気持ちいけど、満員電車の中で見ず知らずの他人と体を密着させるのはとても不快です。不快感を紛らすために、目をつむったり、スマホや本に目を落としたり、なるべく気を紛らす工夫をみなさんしています。

日本人はハグをしませんし、握手も滅多にしません。「触れない文化」を持っていると言っていいでしょう。「触れる」というのは上手に使えばコミュニケーションもスムーズになるし、自分自身のストレスも軽減されるなら、積極的に「触れる」関係を作っていきたいなあと思いました。もちろん、「お互いに親密だと思いあっている」間柄限定ですよ。

触れられることで「自分」を確認する

本書では、「触れる」ことは自己を形成するためにも重要だと紹介されていました。子どもの頃、人から「抱きしめらられる」ことで、安心と同時に「自分がここにいる」ことを感じるそうです。自分の存在を感じることは、自分と他人が別の存在であることを知ることでもあります。

本書では、幼少期に抱きしめられた経験が少なかったために、自分と自分以外の境界線が曖昧な人の例が登場します。自分の心に土足で上がり込んでくるような人を許してしまったり、断れずに相手の要求を呑んでしまったり、苦しい思いをした経験が紹介されています。世界と自分との境界線があやふやだから、自分の持ち物が否定されると、自分が否定されたように感じてしまったり、傷つかなくてもいいことで傷ついたり、拒絶してもいい場面で拒絶できなかったり、大人になってからも影を落としています。

人から「抱きしめられる」って経験は、想像以上に重要なものみたいです。もちろん先に紹介したように、「抱きしめる」存在は母親だけでなく、父親や祖父母、保育士など、どんな間柄の人でも同じです。子育てをするなら、母親以外の人にも抱きしめられ、安心できる経験を増やすよう努めると良いみたいです。

触れ合いは〈絆〉も〈束縛〉もつくる

スキンシップは夫婦・恋人同士や親子、仲間内の〈絆〉を深めるものなのですが、〈絆〉はお互いに〈束縛〉しあうものであることも忘れてはなりません。子どもは抱きしめることで安心を感じるのですが、思春期になっても、親が子ども扱いして身体に触れるのは、ご法度です。親離れをしようとし始める時期ですから、子ども扱いはやめましょう。しかし一方で、思春期とはいえど「甘えたい」という気持ちも同時に持っています。子どものように甘えさすのではなく、激励するように肩に触れるなど、スキンシップの方法を変えてゆきましょう。

欧米でも年月とともに、夫婦間のスキンシップは減っていくようです。なるべく同じベッドで寝たり、ソファに並んでくつろいだりと、同じ空間で、お互いに距離を縮めるような工夫を持った方がいいと紹介されています。

人に触れない文化だけど

『皮膚は「心」を持っていた!』挿絵イラスト

日本人はハグや握手をしない、スキンシップの少ない文化を持っています。そういえば あさよるも、人と触れ合うような経験って、電車の中で他人と密着する程度かもなあと考えて、「こりゃヤバイ」と感じました(;’∀’)

また、照れ臭くってスキンシップってなかなか取れなかったりするけども、恥ずかしがらずに「触れる」って大事なんだな。

まだ、肌の感覚って、見過ごしてしまいそうだけれども、自分の精神状態をつくるにも大きな役割を果たし得ていることも知りました。清潔を保つことや、気持ちのいい衣類を身につけること、座りやすい椅子を選んだり、「手ざわり」「肌ざわり」にもっと意識的にこだわってもよさそうです。

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『知識ゼロからの脱収納の断捨離術』|収納しない片づけ

『知識ゼロからの脱収納の断捨離術』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。ブログを始めてから、片づけの本を読むようになり、劇的に部屋の中が片づこうとしています。しかし、なにかスッキリしない! 結構、持ち物は絞り込まれているし、掃除もしやすくなったし、QOLも向上しているのですが、「充実した生活」にはまだ及んでいない気がします。

もうちょい、片づけと向き合ってみようと、やましたひでこさんの『知識ゼロからの脱収納の断捨離術』を手に取りました。著者のやましたひでこさんは片づけの「断捨離」という言葉を世に広めた方です。ヨガの考えから着想を得たそうで、「物を捨てる」というネガティブなイメージだった片づけを、「断捨離」という新しい概念に書き換えた方です。

「収納」ではなく「断捨離」

本書『知識ゼロからの脱収納の断捨離入門』は、「断捨離」という思想を広めた やましたひでこさんの著作です。断捨離とは言わずもがなですが、

モノを絞り込んで、空間とのバランスをはかる。
モノを絞り込んで、自分の時間とエネルギーとの調整をはかる。

これが、断捨離の片づけです。
モノを絞り込むということは、選択・決断の連続です。そう、選択・決断なくしては、モノは減ってはいきません。
入り口での【断】。何を取り込み、何を取り込まないかを選択・決断します。
出口での【捨】。何を残し、何を取り除いていくのかを選択・決断します。今、目の前にあるモノの山は、自分の選択・決断の結果であり証拠です。

p.18

断捨離の「断」は新たに入ってくるものの精査、「捨」は何を手元に残し何を手放すかの精査、そして「離」は執着から離れることです。

わたしたしは意識的にも無意識的にも〈何か〉に執着しています。それは過去の思い出だったり、自分のコンプレックスだったりします。「断捨離」とは、今の自分を客観視し、人生の主役の座を「モノ」から「自分」に取り返すことです。もし、家の中がモノに占領され、モノのために生活をしているのなら、自分の人生がモノに乗っ取られていると考えられます。そのモノを補完するために家賃を払い、管理をし、労力を割いているのですから。

「断捨離」は、単にモノを捨てて減らすことではなく、自分に必要なモノを選び取ることです。しかも「断」も「捨」も二重に〈選ぶ・決断〉することです。

スキマは埋めるものでなく、作るもの

「片づけ術」では、ホームセンターや100円均一ショップで収納グッズを買ってきて、家の中の隙間という隙間を有効活用することだと考えていた人は多いはず。あさよるも以前は、デッドスペースを最大限に有効活用する〈収納術〉こそが賢い片づけだと思っていました。

しかし「断捨離」は考えがまるで別です。隙間を埋めるどころか、むしろ隙間を生み出すのが「断捨離」です。家の中にギッシリモノが詰まって、クローゼットの奥、引き出しの中、目の届かないところまでモノで埋め尽くされていても、それらを頭の中で管理できる人はそうそういません。溢れかえる物モノを管理するために、知らず知らずに結構膨大な労力を使っているのです。

断捨離では、手元に置くモノを決断して選び取るので、モノは最小限。部屋の中にも、クローゼットも引き出しの中にもスキマが生まれます。ゆったりとモノを管理できるので、頭の中もスッキリするのです。「モノを飾る」ということまでできるようになると、生活が豊かになってゆく気がしますね。

「捨てられない理由」を捨ててゆく

片づけ・断捨離をするとき、「捨てる」という行為自体への罪悪感や拒絶を感じる人も多いでしょう。本書『知識ゼロからの脱収納の断捨離入門』でも、「捨てる」ことへのメンタルブロックを解くことにほとんどのページが割かれています。

片づけ・断捨離を阻む感情は「もったいない」という気持ちではないでしょうか。モノを大事し「もったいない」と思う気持ちは大切なことです。しかし一番大切なのは、「本当にモノを大切にしているか」ということです。押し入れの奥にしまい込んで、存在を忘れ去っているモノを「大切にしている」と言えるでしょうか。もう二度と着ない服をタンスに詰め込むことも、埃まみれでドロドロになったものを収納していることも、「モノを大切に扱っている」とは言い難いでしょう。

「もったいない」は、片づけを投げ出す自分への言い訳にもなってしまいます。

断捨離では、自分の手元に置いておくべきモノを厳選して選び取ります。すると、自分の持ち物は「お気に入り」や「とっておき」ばかりになってゆきます。最小限のモノになれば、頭の中でどこになにがあるのかも把握できるようになるでしょう。すべてのモノへ配慮が行き届き、とっておきのモノを大切に使いましょう。それが「もったいない」という気落ちの表現の仕方なんです。

コンプレックスに執着してるのかも

また、捨てられないモノの中には、自分の見栄やコンプレックスのせいで手放せないこともあります。本書では、高価な買い物をしようとしたとき友人に「そんな高いものを買うの?」と言われ、「高価なものはお前には似合わない」と言われたような気がして、ムキになって購入してしまったという例が紹介されていました。もちろん、その人はそんなコンプレックスを忘れていて、なんとなく「捨てられない」と思っていました。よくよく自分と向き合ってゆくうちに、「他人からバカにされた」というエピソードに執着していたことに思い至ったそうです。

高価な持ち物を買う時、時にそれを「自分が欲しいから」ではなく「他人から良く見られたい自分」を優先して購入してしまうことがあります。そんなモノを手放すときは、「他人から良く見られたい自分」を捨ててしまうようで気後れしてしまうようです。

断捨離とは、他人の評価に価値基準を置くのではなく、自分基準でモノを選び、決断することです。

片づけは〈思想〉なのだ

以前、やましたひでこさんの『新・片づけ術「断捨離」』を読んだときも感じたのは、自分の生活の場や職場を片づけることって、これは一つの思想なのだなあということです。

もちろん、散らかった部屋で生きるのも、モノをギッシリ収納して生活するのも、その人の生き方です。「断捨離」もそういう〈生き方〉なんですよね。「もったいない」といってモノを捨てないのも生き方だし、自分の身の回りを整理して小ざっぱりを生きるのも生き方です。

これは断捨離に限らず、ときめきの魔法の片づけも、ミニマリストの生き方も、みんな「自分はどう生きるか」という思想のもとになされているのではないかと思います。あるいは「自分はどう生きたいか」という、未来をデザインすることなのかもしれません。

片づけは、単に身の回りの世話を自分ですることだけではなく、なにやらそれ以上の〈意味〉があるようですね。

未来の自分にふさわしい生活を

『知識ゼロからの脱収納の断捨離術』挿絵イラスト

断捨離の「断」は新しく入ってくるモノを〈選び・決断〉すること。「捨」は今あるモノを〈選び・決断〉することと紹介しました。この「断」と「捨」の二つの要素が断捨離のポイントです。

まず新たに入ってくるものを精査する「断」によって、自分が「これから必要なモノ」を選び、決断することになります。それは自ずと「これからどう生きるか」を真っ向から考えることになります。

既にあるものを取捨選択する「捨」では、「過去に必要だったもの」と「これから必要なモノ」を選別します。過去の自分には必要だった、だけど今の自分、未来の自分には不要なモノは「離」へ進みます。収着で手元に置いておくのではなく、きっちりケジメをつけて手放します。

断捨離をすると否応なしにも、「これからの生活」を想像せずにはいられません。見回してみると、過去の自分に必要だったモノが溢れているなら、いったん整理して、これからの自分のために装備を改め直したいと思いました。

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三尋木奈保『My Basic Note「ふつうの服でおしゃれな感じ」のつくり方』|きれい目コンサバコーデ

こんにちは。イメチェン中のあさよるです。先日美容室で美容師さんに「あさよるさんは服装がきれい目だから~」と言われて「き、きれいめなのか!」と内心驚愕と共に嬉しくにんまりw ただ、自分がはたして「きれい目」を目指しているのかわからなかったので、本書『My Basic Note』を手に取りました。副題に―「ふつうの服でおしゃれな感じ」のつくり方―とあり、ベーシックなアイテムで、あか抜ける「コンサバ」なコーディネートが多数収録されています。

結論としては、あさよるが目指しているのは「コンサバ」ではないなあというもの。「カジュアルの方がいいし、似合うかも」と思えたのは、たくさんのコーディネートが写真で具体的に紹介されているからです。

三尋木奈保さんのコンサバスタイルが好き・目指している人はもちろんですが、意外にもそれ以外のテイストを目指している人も、コーディネート例は役立つと思います。一つ一つのアイテムを「これは取り入れたい」「これは似合わない」と精査することで、より「自分らしいスタイル」が見えてくると感じたからです。

人気ファッションエディターの「キレイめ」着回しコーデ

本書『My Basic Note』は女性ファッション誌「Oggi」のファッションエディター三尋木奈保さんによる、おしゃれ指南書です。三尋木奈保さんは40代の方のようで、同年代の女性にとっておしゃれのお手本になります。

三尋木奈保さんは、「自分らしい」おしゃれを大事に考えておられます。自分よりも服の方がインパクトが強すぎるのは「居心地が悪い」と触れられていました。

シルエットや色選び、小物使い etc.…で
ベーシックな着こなしを磨いていく方法って
たくさんあると思うのです。
なにげない服でも、「これが私」って満足して言える
ブレないおしゃれが目標です。

p.9

流行を追うよりも、自分の定番がある方が良いですね。三尋木奈保さんはファッション誌の編集をする前、一般職の会社員をなさっていたそうで、その頃の経験もおしゃれには反映されています。

三尋木奈保さんのおしゃれのコンセプトについては、本書冒頭で触れられています。

自分なりの工夫を重ねて、さりげないおしゃれが
ストレスなくできるようになれたら――
昔も今も、私の理想はここにあります。
この本のタイトル、
―「ふつうの服でおしゃれな感じ」のつくり方―には、
そんな想いを込めました。

p.5

地に足をついた、浮かないおしゃれ。自分よがりなものじゃなくて、周りの人からみても清潔感があり、「意思のあるきれい」を心がけておられます。このあたりも、多くの人に共感されるポイントでしょう。

落ち着い配色、シルエット、マネできそう!

本書『My Basic Note』は、先に触れたように、落ち着いてて目立つ色やシルエットではないけれども、洗練されていて「特別」な感じのするコーディネートが紹介されています。「きれい目」ですね。40代の女性の「地に足のついた」コーディネートは、カッコよく、知的でもあります。働く女性としてもですが、こんなママがいたらさぞ鼻が高いだろうなあとも憧れます。

色味も白や黒と、ベージュやカーキ、グレーなど、やさしい色味が多く、誰もが似合うもの。だけど所々でネイビーのジャケットとか、黒の革ジャンとか、赤いリップとかが差し込まれていてピリッと効いています。

一つのアイテムの3つの着回しコーデのサンプルが紹介されているのが、これが三尋木 奈保さんのテイストをよく知れるものだと思います。

Oggiエディター三尋木奈保 My Basic Note: ふつうの服でおしゃれな感じのつくり方 | 三尋木 奈保 |本 | 通販 | Amazon

一つ目のベーシックなコーデはきれい目、コンサバです。それを着崩して2つ目のコーデはカジュアルに。3つ目のコーデではテイストをガラリと変えます。

これを見てわかるように、基本はきれい目。コンサバ。この3つの着回しコーデのページが、三尋木奈保さんのこだわりや考えが見えるようで楽しいページでした。

「こだわり」は実を結ぶ!

巻末で三尋木奈保さんの憧れの人である大人気スタイリスト大草直子さんとの対談が掲載されています。そこでは、三尋木さんの細部までのこだわりが顔を出します。シャツの着方も、ミリ単位で研究なさるそうです。平凡なシャツでもおしゃれに着こなせるって、日々の研究の積み重ねあってこそなんですね。

あさよるは30代ですから、三尋木奈保の一つ下の世代です。本書では、20代30代の頃の「こだわり」が、その後のおしゃれを作っていると紹介されていたので、もっと細かいところまで気を配りたいと思いました。

また、メイクも服装も、「おしゃれ」って、超オタクの世界なんだなあと感じもしました(苦笑)。たぶん多くの人は、10代の頃「おしゃれが流行る」から、流行に乗っておしゃれをしますが、その世代が過ぎれば、多くの方はおしゃれ熱も一旦落ち着くでしょう。10代の頃、アイドルや音楽グループにお熱を上げるのと同じような感じだと思います。大人になってもおしゃれを追求し続ける人たちって、オタクとかマニアなんですね~。あさよるもブログを始めてから、ファッションやメイクの本を読むようになって、ようやく理解し始めました。

本書は、おしゃれ好きさんたちにとっては、三尋木奈保さんのファンブックみたいな感じなのでしょうか。あさよるのようなおしゃれ初心者にとっては、写真も多く、色味やシルエット、素材感など、どういう要素を見て服が選ばれているのかわかりやすいものでした(一つずつのアイテムにひと言紹介があるのも良い)。

流行より「似合う」服。そのためには……

おしゃれはオタクやマニアの世界じゃね?と言いつつ、しかし、年齢を重ねてからアイドルや韓流スターにハマる女性がいるように、大人世代になってからおしゃれにハマる人もいるでしょう~。そういう人には、ファッション誌よりも、こういう一冊にまとまった本の方が良いのではないかと思います。なぜなら、あさよる自身も雑誌を見てもチンプンカンプンでしたが、本を読むようになってやっと、おしゃれな人が「考えていること」がわかるようになってきたからです。

そして、おしゃれがワカランあさよるのような人ほど「流行」に流されているんじゃないでしょうか。意外にも、おしゃれ好きさんの方が、流行は取り入れつつも、「自分のスタイル」が優先されていて、流されない感じがします。この辺も、カッコいいところですね。

あさよる的には、三尋木奈保さんのきれい目コーデよりも、それをちょっと着崩したカジュアルのコーディネートの方が自分に似合うように思いました。それもこれも、まずは具体的なコーディネート例を見て、自分に当てはめてみるから想像できることです。自分の好き嫌いをすっ飛ばして、まずはとにかく大量にいろんなテイストのコーディネートを見まくるのが大事なんじゃないかと思いました。

意外と、「自分に似合う服」「なりたい自分のイメージ」よりも「絶対に合わない服」「イメージじゃない服」を探す方がわかりやすかったりします。あさよるも本書『My Basic Note』を読んで「コンサバは似合わん……」と理解しました。「初心者はとにかく、年代やテイスト関係なく、この手の本を読むべし」と自分に言い聞かせました。

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【朗報】『太らない間食』|攻略せよ!おやつを食べるとダイエット?

『太らない間食』挿絵イラスト

こんにちは。間食が我慢できない あさよるです。『太らない間食』という、読むしかないタイトルの本を見つけてしまいました。本書によると、間食は我慢せず、適度に上手に摂ることで健康習慣につながり、ひいてはダイエットにでもなるという素晴らしい内容です。しかしながら、あさよるの寝る前の夜食を肯定するものではなかったことは言うまでもありませんでしたw

あくまで、上手に、適切に間食を取ることで、血糖値のコントロールや、必要な栄養素を補う「ごく軽い食事」としての間食を促すものです。

健康習慣のためのおやつ!

本書『太らない間食』はそのタイトル通り! 「おやつ」は上手に食べれば太らない……どころか、健康習慣にもつながるというのですから、こりゃ全面的に取り入れたい!w 「間食をしたら太る」「糖質制限してるから…」と考えている人は、この『太らない間食』を読んでみてからダイエットについて考え直しても良いかもしれません。

血糖値が下がると「お腹がすいた」と感じます。食後時間が経って、血糖値が下がって来たころに「おやつ」を食べ、血糖値を少し上げることで、昼食や夕食の「ドカ食い」を防ぎます。

大事なのは、「おやつ」を食べ過ぎないこと。おやつで太るのは、量が多すぎるか、カロリーの高い食品を選んでいるからです。

「おやつは上手に選べば大丈夫」「むしろ、ダイエットがしやすくなる」「健康習慣にもつながる」なんて嬉しいオハナシ。

太らないおやつの食べ方

空腹を我慢すると、体はより太りやすい食品を欲します。お腹ペコペコになると、満腹になるまで食べたくなるのです。適度におやつを食べることで、体の空腹状態をやわらげ、ドカ食いを防ぎましょう。だから、「おやつ食べちゃった……」と無駄な罪悪感を感じなくてもOK。

おやつで食べたい栄養素は以下。

  • ビタミンC
  • カルシウム
  • 鉄(特に女性)
  • マグネシウム・亜鉛

おやつでは、普段の食事ではとりにくい栄養素を意識して食べましょう。例えば、野菜やフルーツが食事だけでは足りない人は、ビタミンCを意識するなど。

おやつのルール

おやつを食べすぎると意味がありません。おやつのルールを守りましょう。

間食は1日200キロカロリーまで

例→リンゴ1つ、ポテチ1/3袋、クッキー4、5枚、板チョコ半分、おにぎり1つ、サンドイッチ2切れ

根性論に頼らない

例→食べすぎないように、最初に量を取り分ける。買い置きしないなど。

糖質の量をコントロールする

おやつの定番は糖質と穀類の組み合わせ。たんぱく質を一緒に食べると、エネルギーに変わりやすく脂肪になりにくい!

間食はごく軽い軽食と考えよ!

「おやつ」というと甘いお菓子を無造作にむさぼるイメージですが、現在の栄養学的には「間食はごく軽い軽食」と考えて、積極的に食べた方がいいらしいです。先に紹介した、糖質と穀類に、たんぱく質をプラスして食べるという観点から「バターを食べるといい」と考えられるようになったそうです。すなわち、クッキーはすごく優秀なおやつということです。クッキーは4~5枚が適量です。

さらに「ごくかるい軽食」という考えから、鮭や明太子のおにぎりも推奨されています(糖質&穀物+たんぱく質)。おにぎりは1つ200キロカロリーくらいなので、1つ食べてOK。菓子パンからハムやチーズの総菜パンに変えるだけでもいいですね。

低カロリーたんぱく質が太る!

「低カロリーのたんぱく質」がダイエットの邪魔をしているという意外なお話もあります。

「ダイエット中です」という人の中には、野菜や鶏ささみ、白身魚など、カロリーの低いものばかりを食べている人がいます。でも、これらの食品が、じつはダイエット向きではないことともわかるでしょう。そう、これらの食品には、ビタミンB1もB2もあまり含まれていないからです。

 前にお伝えしたように、体に脂肪をためにくくするには、糖質・脂質の代謝に必要なビタミンB1、B2を補うことが欠かせません。にもかかわらず、「やせるため」といって選んでいるものは、じつはビタミンB群が少ない。こうして、むしろ「やせにくい体」になっている可能性が高いとは、皮肉な話です。
ダイエットするなら、糖質を少し控えめにして、ビタミンB1、B2の豊富な赤身の肉をしっかり食べるのが効果的なのです。

p.91-92

ダイエットで糖質を制限し、さらにささみなど高タンパク低カロリーな食事を心がけている人も多いのではないでしょうか。しかし、ビタミンB群をしっかり意識して食べないと、逆に太りやすい環境を作ってしまうんですね。

オススメおやつ

本書ではオススメおやつが紹介されています。ざっくりまとめます。

  • ナッツ……1日20粒程度。アーモンド、クルミ、ピーナッツ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオなどなど
  • 乳製品……ヨーグルトやチーズはカロリーが低いから、上限の200キロカロリーまでなかなか届かない
  • フルーツ……おすすめはキウイ。フルーツはカロリーも高くないので、200キロカロリーまで結構食べれる

食べ合わせで、食べ応えのあるおやつにすることもできます。糖質+たんぱく質と脂質の組み合わせです。

  • クラッカー+チーズ
  • ジャム+ヨーグルト
  • ミニ菓子パン+ヨーグルト
  • せんべい+チーズ

200キロカロリーまで、糖質と脂質、たんぱく質の組み合わせでOKルールなら、結構満足できるまで食べられそうです。

血糖値を味方につけろ!

『太らない間食』挿絵イラスト

間食のベストタイミングは、
昼食の4時間後、
夕食の4時間前

p.118

昼食をお昼の12時に食べたら、その4時間後の16時におやつ。そして夕食は20時に食べれば、夕食の4時間前になりますね。確かにその時間帯、終業までもうひと踏ん張りで、パワーが欲しい頃合いですから、おやつチャージが効きそうです。

間食しない方がいい人もいる

しかし、間食しない方がいい人もいるそうです。それは

「昼食から6時間以内に、夕食を食べる人」(p.120)

と紹介されています。

血糖値が下がると「お腹すいた」「頭がぼんやりする」と感じるのであって、血糖値が下がりきるより先に次の食事を摂るなら間食は不要です。

逆に言えば、次の食事まで7~8時間以上空くのなら、サクっと間食という名の「ごく軽い軽食」を食べましょう。

で、「ごく軽い軽食」ですから、食事と同じです。食べるときは、おやつに集中して食べましょう。その方が満足感を得やすいからです。よく噛んで、よく味わって。

今、糖質制限ダイエットが流行っていますが、「糖質の全てを遠ざける」「低カロリーなものしか食べない」なんて極端なことをするよりも、「糖質を味方につける」と考えた方が現実的だし、なにより幸福感を得ながら健康に食事ができるのがいいですね。

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かずのすけ『美肌図鑑』|知ったかドヤ女子力をハイ論破!

『オトナ女子のための美肌図鑑』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。ゴールデンウイークいかがお過ごしでしょうか。今日紹介するのは、ブログでもお馴染みのかずのすけさんの『美肌図鑑』です。ブログでは化学者である かずのすけさんが、コスメの成分表を読んでコスメのたしなみ道を紹介してらっしゃって、あさよるも読んでおります。

本書『美肌図鑑』は、美意識の高い女子こそやっちゃってる、根拠のない美容法を紹介する本です。根拠がないどころか、逆に肌に悪かったりするから恐ろしいところ。なんとなくの思い込みや、販売員のセールストークはセールストークと割り切って、自分にぴったり合うものを選びましょう。

印象的なイラストは、現在炎上中『午後ティー女子』の「つぼゆり」さんです。

「ついやっちゃう」NG美容法

本書『美肌図鑑』は「自称美意識の高い女子」たちが、何の根拠もないのにドヤ顔でやっちゃってる美容法のホントノトコロを暴く内容です。

例えば、一番最初の話題は「無添加コスメ指名買い女子」。「あたし無添加なの使ってる~何入ってるかわからないの嫌~」と、人よりちゃんとしてる感を出し、ドヤ顔で人を見下していますw 特徴は「化粧品選びの基準は無添加かどうか」「目標は自然に優しいナチュラル生活」「お昼ご飯は手作り弁当」だそうですww

で、結局のところ「無添加」ってなに? それ大事なの? 答えはNO。なぜなら、「無添加化粧品」を定義する決まりがないので、言ったもん勝ちだからです。というかそもそも、ほとんどの化粧品は「無添加化粧品」と言えるそう。この世のすべての物質は化学成分でできています。水も「H2O」という化学式で表せます。「化学成分は肌に悪そう」という考え自体がおかしいのですね。

で、「無添加化粧品」についてのざっくりとしたまとめも紹介されます。

ザックリまとめると……

・旧表示指定成分などが1種類でも入っていなければ、「無添加化粧品」と表現できる。
・「天然成分」も中身あたくさんの化学物質。天然 or 合成という基準では化粧品を評価できない。
・すべての「合成成分」は天然の原料から作られている。どんな化粧品も「天然由来100%」。

p.14

まるで中学の教科書で読んだような内容ですが、今一度、化学物質について復習してみるのも良いかもしれません。お店で並ぶコスメたちは、みなそれぞれ「なんとなく肌によさそう」「理由は分からないけど肌に優しそう」な名前を名乗っています。

本書『美肌図鑑』で紹介される美容のNGの多くは、「なんとなく理由は分からないけど肌に優しそうだからやっている習慣」を指摘するものがほとんどです。他の例では「石けんは肌に優しそう」「身体をよく洗ったほうがキレイになりそう」「オーガニックは身体によさそう」「手作りコスメは安心できる」「食品を使えば安心」など、すべて誤り! という、ショックな人もいるかもしれません。

要するに、最低限のことだけやればいい

著者のかずのすけさんは、他にも『しない美容』や『オフスキンケア』という本も出版なさっていて、かずのすけ流美容法は「余計なことをしない」ことが美容につながると提唱されておられます。コスメも、美容効果の高いものを塗るというよりは、肌に悪い習慣を「やめる」ことが重要。

本書をザっと読んだ感じだと、気をつけたいのは「日焼け」。そして、セラミド入りの保湿剤を選ぶ。この二点くらい……?

日焼け対策はしっかりするのが、かずのすけ流美容です。そのために日焼け止めクリームの正しい知識を身につけて、〈必要最低限の日焼け防止〉につとめます。

あと、あまりに安すぎる化粧品は、材料のクオリティが低い場合があるそうです。500円~5000円くらいの価格層の化粧品は、値段とクオリティが比例している場合が多いと紹介されています。それ以外の値段になると、差が少なくなるそう。

じゃ、何をするの?が、わかりにくい?

本書『美肌図鑑』は、やっちゃいがちなNG美容法を紹介するものであって、正解の美容法を教えるものではないので、「結局のところ何をすればいいの?」がわかりにくいですね。

あくまで「自分が良かれと思ってやっている美容法」が、本当に効果があるのか。メーカーの謳い文句に乗せられているだけじゃないのかをジャッジするのには向いています。

また、巷では様々な美容法とともに「これは危ない」「これはダメ」「これは毒」など、過激な言葉で人を怖がらせ、商品を売ろうとする人もいます。その人たちの言葉を聞いて不安を掻き立てられてしまっているなら、とりあえず本書を読んで「そんなことはない」と落ち着いてみるのも良いでしょう。

中途半端な知識がアダとなる……

『オトナ女子のための美肌図鑑』挿絵イラスト

本書『美肌図鑑』は、あさよるもかつてやってた美容法がいくつも紹介されていました。

具体的には「石けん使用オンリー女子」。あさよるは肌トラブルが多く、洗剤を使うのも疑心暗鬼になってて「無添加の石けんだったら安心できる」と信じていたことがありましたw 本書でも紹介されていますが、石けんは洗浄力がとても高く、またアルカリ性の性質を持っているので、肌の弱い人が使うとますますトラブルを起こしてしまいます。

「恐怖!手作り化粧品プレゼント女子」もw 肌が弱いあさよるのために、手作りコスメを作ってくれる人がいましたw これも「無添加だから」と使ってた記憶があります。ユズの種が入っていて、今思うとあんなのよく使ってたなあと思うw これは「食品でスキンケア女子」に通じます。

「泥や火山灰に頼るテカリ女子」もあるあるですねw 鼻の黒住が気になって、ずっと炭や火山灰の洗顔料、使ってましたw

「化粧水で顔面ズブ濡れ女子」も、あさよるのことかとw 数年前までやってました。ハトムギ化粧水流行ったころね。安い化粧水でバシャバシャやるのですw

「30代から肌断食女子」は今まさに あさよるがやってるヤツじゃんw 肌断食ね~。乾燥してるときはクリームやジェルを使いますが、乾燥してなければなにもしません><

「365日“SPF50”女子」も、これ あさよるですねw SPF50もいらないそうです。30もあれば十分なんだって。

やってるやってるw

“オトナ女子のための~”のシリーズのノリについてこれるか?

本書『オトナ女子のための美肌図鑑』は「オトナ女子のための~」と銘打たれたシリーズもので、あさよるネットでも以前『糖質をやめられない オトナ女子のための ヤセ方図鑑』を紹介しました。

このシリーズ、すっごいバカな美容法に没頭している女性をバカにしきったイラストが魅力のシリーズなんですw

こんな感じ↓

『糖質をやめられないオトナ女子のためのヤセ方図鑑』ビジュアル資料

糖質をやめられない オトナ女子のための ヤセ方図鑑 (美人開花シリーズ) | 森 拓郎 |本 | 通販 | Amazon

女性が読む場合は、要は「自虐」ネタでケラケラ笑っちゃうんですが、このノリが苦手な方にはオススメしません(苦笑)。自分のバカでケナゲな努力を「自虐」で笑える方は、ぜひ一度お手に取ってみてください。「ああ、こんなヤツいるなあ」と笑えるし、なにより「これ自分のことやんw」と爆笑しちゃうw

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『見た目が若いは、武器になる。』|健康によく働くスキル

『見た目が若いは、武器になる。』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。趣味は読書とブログ更新くらいのものなので、気を抜くと髪も伸びっぱなしで「美容院へいつ行ったっけ?」状態になってしまうので気をつけねばなりません。特別なお出かけ案件がない限り、面倒なんですよね~。だけど一方で、いざ自分の身支度を整えますと、やっぱり背筋が伸びます。自分の体へのメンテは大事だと思います。

八藤浩志さんの『見た目が若いは、武器になる。』は、アンチエイジングの「若見え術」を紹介する本なのですが、自分の身体のコンディションに気をかけて、身支度を整え、気持ちよく今日も仕事をするための本でもあると思います。著者が男性であることもあり、男女共に、年齢層も幅広く、多くの人に当てはまる内容です。

「若作り」というより「ハツラツ」!

本書『見た目が若いは、武器になる。』は、著者の八藤浩志さんご自身が取り組んでおられる「若返り術」を紹介するものです。八藤さんが事業を起こし奔走しているころ、結核にかかり治療することになったことが、若返りに取り組むきかけになったそうです。幸い完治しますが、それを期に、それまでの不健康な生活を改め、いつまでも若々しくいるための習慣を身につけてこられたそうです。健康的な若さを保つ秘訣を8つのスキルにまとめ、本書で紹介しておられます。

ちなみに、著者の八藤さんご自身のお写真も本書にカラーで掲載されているのですが、確かに実年齢52歳には見えない……。お孫さんを抱いて、息子さんと一緒のお写真もあるのですが、どっちが八藤さんなのかわからない。二度見どころか、三度見、四度見してしまいました。

健康的でイキイキと

実際に8つのスキルで若返った方たちのお写真も掲載されているのですが、みなさん元の写真よりも生き生きと快活な印象に変わっておられます。単に「若作り」の痛々しいものではなく、健康的で、エネルギッシュな印象に変身なさっているのがいい感じ。

アンチエイジングって、ともすればムリして、逆に病的・不健康に見えるイメージでしたが、本書の「8つのスキル」はとても真正面から、健康生活を手に入れることが前提になっていて、安心して取り組めそうです。

8つのスキル

本書では若返りテクが8つにまとめられて紹介されています。簡単ですがここでも紹介します。

1.自撮りする!

まずは、スマホで自分で自撮りをして、自分の姿を知りましょう。画像加工アプリを使っちゃダメです。あくまで「現状を知る」ための自撮りです。そして、「自分のなりたいイメージ」をはっきりと意識します。俳優さんやモデルさんなど、具体的な人を選びましょう。このとき「好きな人」じゃないのがポイント。「なりたい自分」を選びます。その「なりたい自分」に寄せてゆくのです。そして、自分の「とっておきの一枚」を選んで置いておきましょう。

「なりたいイメージ」がわかりにくかったら「なりたくないイメージ」を挙げてゆくのも有効です。

2.設定年齢を決める!

自分の設定年齢を決めます。著者の八藤浩志さんは、ご自身の年齢を「38歳」と決めて、38歳のつもりで生きているそうです。自分の中で、自分の設定を決めてしまうのは、年齢だけじゃなく、体重も。体重計に乗る前に、体重を予想し、その後実際に計って、自分の体幹とリアルな状態を近づけてゆきます。

3.空腹とつきあう!

本書では「8時間ダイエット」が推奨されています。8時間ダイエットとは、朝食から夕食までの時間を8時間以内に収めるダイエットです。残りの16時間は消化の時間と、消化器を休ませる時間に使います。

食べすぎや飲み会があっても、1週間通してバランスが取れればOKです。シビアで神経質になりすぎるダイエットではなく、人との食事や料理を楽しみましょう。

4.髪の手入れをする

『見た目が若いは、武器になる。』挿絵イラスト

髪は老けて見えるポイントです。髪形にはこだわりましょう。シャンプーもなんとなくするのではなく、頭皮をよくほぐすように。365日、ヘアケアとともに頭皮をマッサージし、頭、顔のたるみを取りましょう。

美容室でも恥ずかしがらず「5歳若く見える髪形」をお願いしましょう。

5.美の儀式を

美のルーチンを持ちましょう。ドリンクには白湯を。顔のマッサージをしてむくみを取りましょう。そして、メイクは魂を込めて! テレビを見ながらとか、心ここにあらず状態でお化粧しないように!

んで、指の先まで美しく。手のネイルは他人のため、足のネイルは自分のために楽しもうと啓もうしておられます。

6.体幹を鍛える

体幹トレーニングです! 姿勢が悪いと一気に老け込んで見えます。美人姿勢を自分のものにしましょう。そして、背中に自信がある「背中美人」になりましょう。

7.睡眠の質を上げる

睡眠は大切な時間です。睡眠時間6時間は死守しましょう。寝るときは、寝ることに集中する。睡眠導入の儀式を持ちましょう。

8.薄いピンクを味方につけろ!

薄いピンク「ファースト・ピンク」は若返る色だそうです。手のネイルはファースト・ピンクで。かかとケアや、白い歯のお手入れなど、細かな身体のテクスチャにまで気を配りましょう。

しんどくない「若々しさ」を

「人生100年時代」と呼ばれるように、わたしたちの予想される寿命はとても長いものとなりました。一つしかない体を長期間使うのですから、「若々しさ」を気にかけている人も多いでしょう。「アンチエイジング」は女性だけのトレンドではありません。著者の八藤浩志さんが男性であることもあり、本書は幅広い年齢層の男性にも当てはまるでしょう。

若返り8つのスキルのうち1つめの「自撮り」は、効きそうですね。あさよるは写真が苦手で、撮られることもほぼないし、自撮りなんてしたこともありませんでしたが、確かに自分の姿を客観視するには、写真を撮りためてゆくのがよさそうです。また、「なりたい自分のイメージ」を明確化しておくというのも大事だなあと、さっそく踏雑誌から女優さんの写真を切り取ってみました。うーんでも、あさよるのキャラにあった人をこれから探します。

自分の「設定年齢」を決めるのは有効だろうと実感します。あさよるは浪人して大学に入学したので、同窓生が年下なんですよね。んじゃ、自分も年下の同窓と同じ年齢だと錯覚して生きていて、気分は若いままかもしれないw 友だちと一緒に居ても、年齢差も感じないし(あさよる的には)。年齢を「錯覚」して生きるのは、確かに若い気持ちを維持するコツかもしれません。

著者の八藤浩志さんはネイルサロンを経営なさっている方で、爪の先までのお手入れの考え方も触れられています。今、男性向けのネイルサロンも増えているようですし、爪を磨きたくなりますw まさに頭の先から爪の先まで、お手入れしきった状態で、一瞬でも長くいれたら素敵ですね。

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『天然ブスと人工美人どちらを選びますか?』|あなたのマニアがどこかにいる

 

こんにちは。あさよるです。光文社新書は、思わず手に取ってしまう煽りタイトルの本が多いですね。目を引き手に取らすという点では秀逸とも言えますが、タイトルと中身が違っていることも多いので、あまり期待をせずにページをめくり始めます(苦笑)。今回手に取った『天然ブスと人工美人どちらを選びますか?』というタイトル。もう、煽りまくっていて「はいはい、いつものやつね~」と読みはじめたのですが、話が二転三転して、予想外の結末に着地して、驚きました。

なにをテーマとしているのかわかりにくかったのですが、あさよるなりにまとめてみました。冒頭で「美人論&ブス論」は「どんな顔の人が書いているか」で印象が変わるという話から始まり、最終章では著者の容姿についての話で終わります。なるほど、著者の「顔」を知らずに読みはじめたときと、「顔」の理由について知った後では、本書の意味がまるで変っているのです。

「美のヒエラルキー」が支配する美の格差社会

本書では、この世は「見た目」が大事な美のヒエラルキーが存在する美の各社社会であるとの前提で話が進んでゆきます。書店では「美人論&ブス論」の本が溢れ、また「見た目」本が持て囃されます。大ヒットした『人は見た目が9割』が代表ですね。しかし、これらの「見た目」本は、容姿が「悪くない」人に向けた本であり、そもそも容姿が優れない人は対象外だと指摘します。

本書では、著者の山中登志子さんは、自らを「外見オンチ」と称しておられます。ここでいう「外見オンチ」とは「天然美人以外」みんなです。山中登志子さんは、10代の頃「脳下垂体腫瘍」という病気を患い、「病気で顔が変わった」という経歴を持っています。「脳下垂体腫瘍」とは、脳の脳下垂体から成長ホルモンが過剰に分泌され、体が過剰に成長し「先端巨大症」とも呼ばれる病気です。山中さんの場合は思春期の頃に発病し、顔や手足が成長し「外見オンチ」になったとの経緯を、本書の最終章にて紹介されています。

元はかわいらしい姿だった著者が病気により「顔が変わってしまった」のち、美の格差社会の中で、編集者として各所で取材を続けてこられたのが、本書です。

「天然ブスが人工美人になる」ことは想定されている

本書では「天然ブスと人工美人のどっちがいい?」という質問を著者が男性に問いかけた結果が紹介されていました。多くの男性は回答を濁し、「好きになった人の顔が好き」という模範解答をする人もいました。中には「人工美人が好き」と答える人もいました。この質問の興味深いことは、「天然ブスがいい」と答えた人はいなかったという結果です。

「人工美人」についても言及されています。人工美人……すなわち美容整形手術で人工的に美人になった人のことです。美の格差社会の中では、美人は持て囃されますが、人工美人には後ろ指をさされるのが現状です。「ブス論&美人論」の本を書いている作家の中に、美容整形手術を受けたことを公開した上で、他人の美醜について言及してる人もいますが、稀な例です。

ふしぎなことに、整形疑惑が絶えない芸能人たちは、整形についてカミングアウトしません。例外として、飯島愛さんが現役時代に整形を発表したくらいだと本書では指摘されていました。他に、プチ整形と言われる、ボトックスやシワやシミ取りを公表するくらいです。それくらいに、「美容整形」は広まっているといえど、未だに「公言しない」ことなのでしょう。

可愛い人が「外見オンチ」になった

美の各社社会では、「外見オンチ」から人工的に美人になることは想定されています。あるいは、「美人でない」ということに奮起して、外見を磨く人もいます。しかし、元々が可愛らしい人が、「外見オンチ」になったという例は想定されていません。まさに、かわいらしい容姿だった著者の山中さんが、病気によって顔が変わり、「外見オンチ」になったことは、想定外。

だから、病気のことを隠していると、男性からは恋愛対象外で、低ランクの女性として接せられ、アケスケに男性同士の下ネタにも参加できることもあるそうです。しかし、病気について明らかにすると、相手は困った様子を見せます。「外見オンチ」の理由が、病気によるものだと分かると、どう反応して良いのかわからないのです。

「外見オンチ」の恋愛、セックス、人生観

本書『天然ブスと人工美人どちらを選びますか?』では、人はどんな顔の人の発言かによって、発言内容の受け止め方が変わる、という話から始まります。巷にあふれる「美人論&ブス論」の本を手に取れば、著者の顔写真を検索し、「この人なら語る“資格”がある」と品定めしていると、著者は言います。

本書も、著者の山中登志子さんの病気については伏せ、著者が自らを「外見オンチ」だと自称していて、執拗に人の容姿についてこだわっているようにページは進んでゆきます。そして最終章にて、著者の「顔が変わった」理由についてネタばらしばなされ「ああ、この人ならこの本を書く“資格”がある」と納得させる構成なのでしょう。最後まで読むと、著者の立場が分かるので、本書に書かれている内容が、また違った意味で読めてしまうからオソロシイのです。

本書では病気で顔が変わってしまった著者による、恋愛やセックス、結婚や人生観も盛り込んで、話が展開してゆきます。バブル真っただ中に付き合っていた彼氏には「1千万円あげるから整形手術をしていいよ」と言われたと回想しています。「ヒューマニズムでセックスさせるな」と言われたこともあるそうです。インターネットが普及してからは、いわゆる「出会い系」で出会った人たちとのエピソードも盛り込まれています。

自分の「顔」が好きか、嫌いか

本書の最後で、山中登志子さんは

自分のからだも顔も、好きとはいえない。でも、嫌いでもない。微妙だ。でも、もっと好きなりたいと思っている。まだまだこの「変わった顔」から課題をもらっている。(p.245)

と結んでおられます。山中さんの場合、編集者という職業柄「人と違う」ことで、自分の存在を覚えてもらいやすいとも書いておられます。

この「自分のからだも顔も、好きとはいえない。でも、嫌いでもない。微妙だ。」というのは、多くの方が共感する言葉でもあるのではないかと思いました。「美の各社社会」とはよく言ったもので、誰もが自分の容姿について、なんらかを感じて生きているのではないでしょうか。

そういえば あさよるも昔、自分の容姿にコンプレックスがあって、他人と真正面から目を合わせられなかったことがありました。恥ずかしくて俯いてしまったり、顔を手で隠してしまったり、今もクセでやってしまいます。他人から容姿について特に指摘された記憶はありませんが、ちゃんと「美人じゃない」と空気を読んでいたのです……。コンプレックスについて、真っすぐ見つめてこなかったから、自分を振り返りつつ、コンプレックスから周りの人に勘違いをさせるような言動をしていたなあと思いました。

本書では、自分の容姿にコンプレックスがあっても、人間には「フェチ」があり、「どこかにあなたのマニアがいる」というのが印象的です。

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