暮らし・健康・子育て

『自己愛モンスター』|SNSが刺激し膨らむ欲求

こんにちは。年末年始に積読解消を狙っていた あさよるです。無論、積読の山が減ったようには見えませんが……。本書『自己愛モンスター』も、休み中に読もうと取っておいたものです。ヘビーな内容を扱いますが、文体は淡々としているので、ダメージは少なかったです。想像するとヘコんでしまうのですが……;

自他を破滅させる理由とは

『自己愛モンスター』では、「自己愛」の肥大によって起こった事件や話題を挙げながら話が進んでゆきます。秋葉原通り魔事件、ネオ麦茶、オウム真理教、スマイリーキクチ中傷被害事件、尼崎連続変死事件、三鷹ストーカー殺人事件、コンビニ店員土下座強要事件、パソコン遠隔操作事件、クレーマー、ヘイトスピーチ等々、凶悪犯罪から迷惑行為、そして「不倫バッシングを執拗に繰り返していた本人が不倫していた」というエピソードから、アルコール中毒や依存症まで、幅広く扱われます。

これらの事件や行為の裏には、自己愛と、突き詰めれば「認められたい」という本音が隠れています。

「世界一のスケート選手になりたい」「年収1億円になりたい」といった目標を立てても、実現できる人はまれだ。
もし欲望を実現できなかったとき、人はどのように対処するのだろうか。そういう場合の対処法は「防衛機制」と呼ばれており、大きく分けて3つある。
(1)他の面で欲望を埋め合わせたり、補ったりする。
(2)もっともらしい理由を付けたり、補ったりする。
(3)他人やモノを攻撃して欲求不満を解消する。

p.36

たとえば「100万円ほしい」とき(1)は代償機制と呼ばれ「100万円は得られなかったけど家族がいるから幸せ」というヤツ。(2)は逃避機制と呼ばれ「欲しいものがないから100万円はムダ」と考える。(3)は攻撃機制と呼ばれ、100円持ってる人を「守銭奴め!」「詐欺師め!」と悪口を言います。うん、どれもある。見たことある。

本書ではさらに、相手を攻撃する人と、相手に依存する人にわけて解説されています。

 私たちは皆、自己確認を求めている。自分には存在意義があること。そして自分が必要とされている証拠を求めているのだ。
特定の相手によって自己確認欲求を満たすことができれば、それに越したことはない。(中略)
一方、家族と疎遠で友人関係にも恵まれず、社会的な承認も得られていない場合は、他の誰かに認められようとする。場合によって承認欲求を満たそうとすることもあるだろう。

p.42-43

特定の人に認められたいの代表はストーカーで、有名人に対して犯罪行為に及ぶのもこれ。不特定をターゲットにするのは無差殺人事件やSTAP細胞事件、またSNSでの犯罪自慢もこの部類に入るとか。

凶悪犯罪から、身近でもそういう人いるなぁという話まで。

SNSで卑屈になる気持ち

SNSの普及は、私たちが「不平等である」という事実を拡大して見せつけます。ある人は優雅な生活を送り、家族を持ち、順風満帆な人がいて、一方で不遇な自分がいる……。子どもは「自分は特別だ」と思っていて、成長とともに挫折し、諦めることを知ってゆきます。しかし、挫折を知らずに生きてきた人が、ある時大きな挫折を味わったとき、自分の無力さを受け入れられず社会への復讐へシフトしてしまうことがあります。また、「平等であるべき」と教えられて育つのに、「不平等である」と怒り、ネット上のヘイトスピーチや誹謗中傷を繰り返す人もいます。

また、SNSは「不平等さ」を実感させられるのと同時に、「なりすまし」「偽りの自分」を作ることも簡単です。リアル世界では「嘘をつく」ということには「バレるかもしれない」という恐怖がつきまといますが、ネットではその精神的ハードルが下がります。

「誰もが平等」という理想と、「不平等だ」という不満があって、SNSという場はそれを増大させ、社会的弱者や設定した仮想敵に対し、八つ当たりのヘイトスピーチや誹謗中傷を繰り返えさせてしまう。

ネットがなければ、“そんな気持ち”にならなかったかもしれないのね……。

「自分が悪い」と認めたくない

他人事のように「自己愛モンスター」のカラクリを紹介してきましたが、バリバリ自分にも当てはまっていて動揺している自分がいますよ(;´Д`)

例えば「自分が勉強ができないのは学校が悪い」「先生の教え方が悪い」「日本の教育は間違ってる」なんてセリフがありますが、まぁ「じゃあクラスメイト全員勉強できないの?」という話であって、あ、ハイ。あさよるがサボったからなんですよ……。「収入が増えないのは国が悪い」「老害のせいで若年層が報われない」なんてね。まあ、確かに社会の中で生きている限り、環境要因も多いに働きますが、それと「私が努力しない理由」はまた別ってなもんで。……がんばりまふ。

幸福こそ最大の復讐

自己愛に呑まれ「自己愛モンスター」になって復讐をしないならば、最高の復讐とは「自分が幸せになること」です。「幸福こそ最大の復讐」とはスペインのことわざなんだそう。先日読んだ『正しい恨みの晴らし方』でもこの言葉が引用されていて印象に残りました。

凶悪犯罪にはさすがに共感できないものの、例えばスマイリーキクチさんを誹謗中傷し続けた人たちは、正義感に突き動かされており、自分の行為が悪いことだと認識していないようです。あるいは反省するふりをして釈放されて、そのままネットに他の人への誹謗中傷を書き込んだ人もいたそうです。彼らに同情はしないとしても、ただ「自分の心の中にもその衝動は住んでいるかもしれない」と感じ、なんとも嫌な気持ちです。芸人さんは、どうやら他の有名人に比べ見くびられて「楽して稼いでる」「誰でもできる」と思われている節があるそうです。だからこそ、嫉妬ややっかみの対象になりやすい。ズバ抜けてスゴイ人は比較の対象にならないけど、自分と同等か自分以下の人物と自分とは比べてしまう。

陰謀論にとりつかれている人や、有名人を口汚く罵る人は昔からいます。だけど、ネットが普及してなかったら、気軽に書き込める媒体がなければ、彼らも犯罪者にはならなかったのかもなぁと思うと、なんとも言えない気持ちになります。

インターネットが普及した世界では、自己愛を制御できる成熟した人物のみが求められているのかも。人間レベル爆上げだなぁ~。

関連本

『他人を攻撃せずにはいられない人』/片田珠美

『正しい恨みの晴らし方』/中野信子,澤田匡人

『平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学』/M・スコット・ペック

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』/アービンジャー・インスティチュート

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『一汁一菜でよいという提案』|豊かな「ふつうにおいしい」くらし

土井善晴『一汁一菜でよいという提案』挿絵

こんにちは。料理番組が好きな あさよるです。やはりNHK「きょうの料理」は格別で、やはり土井善晴先生と後藤アナとのシノギを削るバトルがたまりまへん。ホントは大泉洋さんの土井先生のモノマネに定期的にハマっているのですが、それはさておきw

で、土井先生の著書『一汁一菜でよいという提案』が出版当初から話題になっていたので気になっていました。何気に、土井先生の本を読むのも初めてです。

SNS映えする料理をしなくてもいいじゃん。多少見た目が悪くても、味がふつうでも、毎日の料理ってそういうもんでしょ。それよりも、感性や自分の美意識を持って、質素で豊かな食卓にしましょうよ。そんな提案です。

質素で豊かなくらし

本書『一汁一菜でよいという提案』はタイトル通りの内容で、「一汁三菜ないといけない」という呪縛をサラリと説いてしまうものです。そもそも、お祝いの席やお祭りで特別な食事が振る舞われますが、普通の日はふつうの食事で良いのです。家でもお店のようなメニューを出そうとする風潮は、むしろ「下品」とバッサリ。Sインスタ映えや、豪華な手料理ををfacebookにアップしたりねぇ~。反対に質素なメニューは「#手抜きしちゃった」なんてハッシュタグをつけて「だからなんだ」「なにを言いたいのだ、言ってみなさい」とw。

そして、土井先生は言うのです。「質素なのは手抜きではない」と。

ちなみに「一汁一菜」とは、お味噌汁と、つけあわせとご飯の取り合わせです。お味噌汁の具がおかずを兼ねています。つけあわせは、お漬物でOK。ご飯も白米でも、季節の炊き込みご飯でも楽しめます。一汁一菜といっても、その組み合わせのバリエーションはなかなかです。

というか、あさよる家は昔から一汁一菜かもしれないw ご飯と味噌汁と香の物。これで十分でしょ。

贅沢で貧しいくらし?

本書『一汁一菜でよいという提案』の裏テーマって、豪華で高額な食事だって、自分に感受性や美意識がなければ、それは貧しいよねってメッセージにも読み取れました。むろん、これは穿った見方すぎかもしれませんが……(苦笑)。

あり合わせで、地域の食材を近所で買って、パパっと簡単に料理しちゃうってスキルであり、それが豊かさなのかも。

教養、感受性、美意識を

『一汁一菜でよいという提案』は料理の本だと思って読み始めましたが、これまた奥の深いが広がっていました。本書でも話は人類学や信仰、歴史、文化と広がります。そもそも料理って科学の世界でもありますから、マジで深すぎる世界です。

また、料理に欠かせない「器」の話もちょろっと触れられています。ただ、こちらも突き詰めると果てのない話でしょう。「良い器」で食事ができるって、なんて贅沢なことでしょうか。そのためには、器ひとつとっても、その良し悪しを見抜く力が自分に必要です。

季節の移ろい、美しさを見い出し、感動する。だからこそ食材一つ一つを見定め慈しむ感覚が宿るのでしょう。今「丁寧に暮らす」とか「スローライフ」なんて言われますが、根本的に「良いもの」「美しいもの」に「感動する」って、どんな生活にも必要なのね。

「ふつうの食事」「一人の食事」

一汁一菜の提案は、普通の何でもない日の食事の提案です。肩の力が抜けるのは、「見た目が多少悪くてもいい」し「ふつうにおいしければいい」じゃないか、という提案でもあるからです。むちゃくちゃ美味しい、舌もとろける料理を作る必要はない、「ふつうにおいしい」でええやないですか、と。

味噌汁もね、だしを取るのが大変なら、湯に味噌を溶くだけでいい。具に、だしの出そうなものを入れればいいんです。見た目も、自分で食べるんなら多少ぐちゃぐちゃでもよろしい。本書のレシピや写真では、お味噌汁の具として鰹節や煮干しを放り込んだり、ベーコンやブロッコリーの洋食の食材も使われていました。確かにおいしそうです。パンを合わせてもいいのよ、とぶっ込んできますなあ。しかし、庶民の食卓とは、和洋中アジアン入り乱れるもんで、それが家庭の味じゃないかしら。

家族に食事を用意するとなると、一人の時と意識が変わるかもしれません。見た目に気づかって、ちょっとこだわろうという気にもなります。そんな風に、一人の時、家族と一緒に、客人を招いて、そしてお祝い事やお祭りごとの晴れの席と、食事のモードが段階的に変化してゆく。

「ふつうにおいしそう」なんですけど

本書ではカラーで一汁一菜のメニューやレシピが掲載されているんですが、ふつうにおいしそう。お味噌汁にトマトとか溶き卵とか、やったことないけど、絶対おいしそうだ。ピーマンやえんどう豆も、色どりに良い。しかしこれらは、確かに見た目ぐちゃっとなっているから、お家だけでの特別メニューです。

土井先生はお味噌汁にご飯をダイブさせる食べ方に触れておられませんでしたが、ぶっかけごはんが食べたいw

食に関する話題って、とめどなく深い。単にレシピ通り切って混ぜて火を通すだけじゃない。もっと感覚をフルに、感度を上げて、「食べる」って行為に集中したいです。

土井善晴『一汁一菜でよいという提案』挿絵

関連本

『「食」の歴史人類学―比較文化論の地平』/山内昶

『照葉樹林文化―日本文化の深層』/上山春平

『勝間式 超ロジカル家事』/勝間和代

『理系の料理』/五藤隆介

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『大人美容 始めること、やめること』|アラフィフ大人コスメ談義

こんにちは。アラサー過ぎてからオシャレデビューをしようとしている あさよるです。女性の場合、10代の頃にオシャレが流行します。んで、だんだん流行は落ち着いて、30代になってもコスメや美容に興味津々の人は少数派で、「オタク」「マニア」の領域じゃないかと思います。だもんで、30過ぎてからオシャレデビューしようとすると、同年代はすでにブームが落ち着いているか、オシャレのベテランになろうとしているかの極端で、なかなか同士が見つからんぜ!

ということで、先輩方の知恵を拝借しようと『大人美容』を手に取りました。ファッションスタイリストの地曳いく子さんと、メイクアップアーティストの山本浩未さんの対談がまとめられたのが本書『大人美容』です。

ちなみに、おしゃれ歴ン十年のベテランおしゃれ番長二人の美容トークですから、ハイレベルです。同じく、アラフィフまでずっとオシャレのトレンドを追い続けてきた女性へ向けられています。

おしゃれオタクの美容談義

本書はアラフィフ女性のコスメ談義です。若い頃からオシャレに情熱を燃やし続け、オシャレ番長として、年齢を重ねた女性のオシャレとはどんなものなのか。といっても、堅苦しい話じゃなくって、いくつになっても女性は女性。10代の頃にメイクやオシャレに仲間と精を出した頃と変わりません。むしろ、若い頃よりも知識も技術も場数も踏んでいますし、予算も増えていますから、大人のオシャレの方が燃えるのかも。

そもそも、世間には80代90代になっても、ばっちりオシャレにキメている女性はたくさんいますから、「どうすればあの域に辿り着けるのか」という、自分の「生き方」の模索なのです。

お化粧をして、髪をセットしていると、イヤでも自分の身体の変化に気づきます。皮膚はたるんで、ハリがなくなり、髪は痩せて細くなる。現実を直視しながら、それでもオシャレをするって、人間的です。本書は「魔女」ではなく「人」のまま、老いてゆきながらのおしゃれ、美容を語っています。

おとなメイクは白・黒・赤だけでいい

おとなメイクは白・黒・赤だけでいい

  • 作者:山本 浩未
  • 出版社:宝島社
  • 発売日: 2017-03-09

おしゃれはいつまでも続く

メイクアップアーティストの山本浩未さんは、年齢を重ねた女性のメイクは「白・黒・赤」のメリハリが大切だと説いています。白とは、ハイライトや肌のキメ。黒はアイメイクや眉をキリッと引くこと。赤は口紅とチーク。若い頃と同じメイクだとボヤッとした感じになるから、キリッとメリハリを利かすそうです。

また、TPOに合わせたメイクも大事。家の中での装いと、カジュアルなシーン、フォーマルなシーンと使い分けができてこその大人美容。やっぱオシャレ歴が長くなっているだけに、オシャレのハードルも上がってるんですね。

年齢が隠せない「髪」も、ウィッグをポジティブに活用しようと呼びかけられています。無論、若い世代でもウィッグをおしゃれアイテムとして使う人も多いし、どんどん活用したもん勝ちかもしれません。

皮膚がたるんで、目じりも下がってきます。山本浩未さんはアイプチを取り入れ、地曳いく子さんは大胆に黒いアイラインを引くんだそう。若い頃は「やりすぎ?」なんてメイクも、年齢を重ねるとカッコよくなることもあるのやも。

んで、やっぱハイブランドなコスメアイテムも使えるのが大人美容の特権ですよね。10代の頃は数百円のコスメ選びで悩んでいたのに、大人は「1万円以上のクリームは効果が変わらない」なんてサラッと言えちゃうんだもの。

コスメ・メイクを語らう仲間ってイイネ

本書は第一線で活躍し続けるスタイリストとメイクアップアーティストという、かなりハイレベルな対談です。年齢を重ねても、こういう風にオシャレや美容、コスメ談義を語らえる仲間がいるって羨ましいです。素敵ですよね。

あさよるは、80代と90代の女性が新作コスメの色選びをしている場面に立ち会ったことがあり、二人のレベルの高さにビビった。まず二人ともばっちりオシャレでカッコいいし、自分に似合う色を知っていて「私はこれ」って決まってるんですよ。やばい、シビレル。

地曳いく子さんと山本浩未さんも、お二方ともすごい人なのに、それでも年齢とオシャレに試行錯誤してるもんなのですね。あさよるゴトキが右往左往してるのも当然だわ。オシャレって奥が深すぎるし、人間の根源的な行為なのかもしれません。

関連本

メイク・スキンケアの本

『今さら聞けないスキンケアの正解』/吉木伸子

美容オタクでない人に捧ぐ『今さら聞けないスキンケアの正解』

『米澤先生に聞く、肌のホントのことウソのこと55』/米澤房昭

『米澤先生に聞く、肌のホントのことウソのこと55』を読んだよ

『あなたの美を引き出す 正しいヘア&メイク事典』/尾花けい子,朝日光輝

メイク直しの正解、知ってる?|『あなたの美を引き出す 正しいヘア&メイク事典』

『鱗塾』/濱田マサル

『鱗塾』|濱田マサルさんの「美人になる」眼から鱗の美容塾

『肌断食 スキンケア、やめました』/平野卿子

記事リンク:『肌断食 スキンケア、やめました』|基礎化粧品って化粧品なのね…

『肌断食 スキンケア、やめました』|基礎化粧品って化粧品なのね…

『美肌革命 お金をかけずにきれいになる』/佐伯チズ

『美肌革命 お金をかけずにきれいになる』

おしゃれやブームについての本

『てつがくを着てまちを歩こう』/鷲田清一

「自分らしさ」ってなんだろう?『てつがくを着てまちを歩こう』

『ファッションの技法』/山田登世子

みんなと同じでいながら、みんなと違っていられる『ファッションの技法』

『誰でも美しくなれる10の法則』/ティム・ガン,ケイト・モロニー

普遍的な美しさを求めて『誰でも美しくなれる10の法則』

地曳いく子さんの本

『50歳、おしゃれ元年。』/地曳いく子

『50歳、おしゃれ元年。』|〈あの頃〉をたなおろし〈今〉を選ぶ

『着かた、生きかた』/地曳いく子

『着かた、生きかた』|自分らしい服…ってなに?

『服を買うなら、捨てなさい』/地曳いく子

『服を買うなら、捨てなさい』|とっておきで、自分スタイル

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『簡単に暮らせ』|「しない」「いらない」を選んでもいい

こんにちは。年末の忙しさにかまけて、どんどん部屋が散らかってゆく あさよるです。大掃除どころではございません……しゅん><

さて今月、ブロガーの ちゃくま さんの著書『もっと簡単に暮らせ』を読みまして、「生活」全般に関する考え方の切り口を紹介する本で、面白かったんです。なので、一作目の『簡単に暮らせ』も読んでみたく本書を手に取りました。

『簡単に暮らせ』が一冊目で、『もっと簡単に暮らせ』が続編です。続編は実践編で細かな生活の知恵が多かったのですが、一冊目『簡単に暮らせ』は、考え方、思想が中心に感じました。

人生を選べ

『簡単に暮らせ』で提唱されているのは、大ざっぱに言えば「どんな人生を生きるのか、自分で選べ」というメッセージです。本書のタイトルは『簡単に暮らせ』ですが、例えば「ここはもっと複雑にしたい」「これだけは譲れない」という自分の意志があるなら、それを優先すればいいのです。しかし、特に自分の意志がないことは「簡単にすればいい」という提案なのです。

例えば、今や猫も杓子もスマホを持っていますが、別にスマホを持たない生活をしてもいいし、ちゃくまさんのお父様は携帯電話すら持っていなくても、別に不自由なく生活なさっているそうです。なんとなく持っていて、お金も時間も使っているものも、「なくてもいい」のかもしれません。

ちゃくまさんのお父様は財布も持ってないそうで、ポケットにお金やカードを入れておられるようです。が、やはりお父様はなにも不自由していない。「財布を持たなくてはならない」というのも、常識に囚われているだけなのかもしれません。

また、断捨離は生活の質の向上に効果てきめんで、物が減ると掃除や管理の手間も省けます。しかし、ちゃくまさんは断捨離の逆バージョンも提唱しておられます。それは「本」。ちゃくまさんの場合、本は迷ったら即買って読んでしまうんだそうです。本は自分を豊かにするものですし、本の価値は本そのものではなく、本に書かれた「情報」に価値があるのです。情報はどんどん仕入れようってことですね。……一応あさよるネットは読書ブログですので、この話題を拾いましたw

「写真を捨てる」の真意

本書『簡単に暮らせ』では、結婚前の写真を処分してしまった話が登場します。お子さんの写真は、お子さんの物ですから保管していますが、ご主人は写真に興味がないそうで、夫婦の写真を処分なさったんですね。ちゃくまさんも「おすすめしない」と断っておられます。

しかし、この「写真を捨てる」という話から考えさせられることは、「意外と写真って捨てても大丈夫なんだな」ってこと。というのは、思い出の詰まった写真を失うと、なにか大切なものまで失うような感覚がありますが、別にそんなことはない。それこそ、火事や災害で写真を失ったからといって、家族や仲間との関係がどうかなるわけじゃない。「ああ、写真って紙切れなんだな」と気づきました。

なんとなく漠然と「写真は捨ててはいけない」「スマホは必要」「財布は良いものは持たなければ」と思いこんでいるけれども、あくまで「思いこみ」なのかもな。

ややこしいことは、しなくてもいい

ちなみに あさよるは、紙の写真を持っていません。必要な写真はスキャンしてデータで管理することにしました。もともと写真もほとんど撮らないし、自分の顔写真は免許書更新するときに撮るくらいですw でも別に不便してないし、貧しい暮らしをしているわけではありません。

あと、あさよるはスマホを持っていません。今は自宅で仕事をしているので、自宅のWIFIにiPodとネクサスをつないで使用しています。外出時も不便したことは今のところありません。たぶん、また通勤するようになっても、スマホは持たないような気がします。

だから、ちゃくまさんが仰ることもなんとなくわかります。意外と「なくても困らない」物事にたくさんのリソースを使ってることってあるんじゃないかな。例えば、あなたがガシェットマニアで、最新のガシェットを愛でているなら別ですが、そんな人少ないよね。そのガシェット、必要なの?

ややこしいことに頭を使って考えるのも大切ですが、重要でないことなら「別にやめてしまってもいいのよ」という、シンプルなメッセージでした。

関連本

『もっと簡単に暮らせ』/ちゃくま

『もっと簡単に暮らせ』|人生を自分で選ぶコツ

『服を買うなら、捨てなさい』/地曳いく子

『服を買うなら、捨てなさい』|とっておきで、自分スタイル

『人生がときめく片づけの魔法』/近藤麻理恵

  • 記事リンク:『人生がときめく片づけの魔法』を読んだよ

『人生がときめく片づけの魔法』を読んだよ

『新・片づけ術「断捨離」』/やましたひでこ

『新・片づけ術「断捨離」』を読んだよ

『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』/佐々木典士

『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ』

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『8kgヤセてモデルになれた! 魔法のダイエットノート』|モチベと女子力うp!

こんにちは。年末までに2kg痩せられるかな?なんて夢みていた あさよるです。順調に2kg増量しているのはどういうことだ!? 当あさよるネットでもダイエットに関する本はたくさん紹介してきましたが、あさよるが効果を示せないと本の価値が下がってしまうじゃないか! いや、増量したのは毎日ポテトチップスと炭酸ジュース飲んでるからなんですヨ……。

もっとこう、気分がアガル、痩せている自分が想像できるような本はないものか!と探して、モデルの横地尚子さんのダイエット本を手に取りました。ちなみに今調べますと、『絶対リバウンドしない魔法のダイエットノート 365days』という、実際にノートに書き込んでいく実例付きの本もあるそうです。こっちにすればよかったかな?

↓こっちはKindle Unlimitedでも読めるぞ。

こんなダイエット本が読みたかったの

当あさよるネットで紹介してきたダイエット本もね、良い本ばかりだったんですけれども、いかんせん〈ガチすぎる〉というか「これ、この通りやれば健康的に痩せてしまうじゃないか」という本が多かったんですよねー。いや、健康的に痩せたいんですけどね、でも現実問題、痩せてないってことは「ダイエットしてない」って事実が露見してしまうワケでして、認めるわけにはいかないんですよね。

てな具合で、モチベーションだけを上げるダイエット本というのをですな、探しておったのですよ。そして、本書に行きついた。うん、コレ。これが読みたかったの。

欲を言えば、もっと字が少なくて、ビジュアル重視で、モデルである横地尚子さんのお姿をもっと見たかったな~。食事メニューもイラストでオシャレに描いてあるんだけど、カラーでもっと数を増やすか、写真にしてほしかった。そう、見てるだけで「ダイエットがんばれそう!」って気持ちになれるような。

ダイエットなんて簡単なんですよ、やればね

こんな胸の内を赤裸々に吐露して、我ながら情けない次第ですが、こりゃ「キャリアポルノ」ならぬ「女子力ポルノ」とでもいいましょうか。これね、家の本棚に並べておいて、マウンティングアイテムになり得るんじゃないかと思います。

ちなみに、キャリアポルノとは、まず「フードポルノ」とう言葉がありまして、wikiの記事を引用します。

欧米では、広告、インフォマーシャル、調理実演、その他の視覚メディアでの、調理や食事における魅惑的で豪勢な視覚表現のことを指す[2]。この意味では日本語で「飯テロ」(めしテロ)という俗語がある。料理は豊かな栄養とカロリーがあるよう強調され[3]、その皿も食欲を掻き立てたりセックスの代用として食べ物を賛美するような異国風のものが使われる[4]。フードポルノはしばしばフードフォトグラフィーという形をとり、それはお色気写真 (glamour photography) やポルノ写真と同じようなやり方で食べ物を刺激的に提示する。

フードポルノ – Wikipedia

この「フードポルノ」をモジって、Twitter煽り芸でお馴染みのメイロマ氏が「キャリアポルノ」と主に自己啓発本を揶揄したニュアンスで使用されました。他人の成功体験を読んで自分も実行するわけではなく、読むだけで自分の価値が高まったかのように錯覚している「意識高い系」を煽っておるのですな。

ということで、ダイエット本や女性の生き方を指南する本はさしずめ「女子力ポルノ」なのでしょうか。すまん、なんかネタで書き始めたのにやたら説明が長くなってしまった。

ちなみに、あさよる的には、女子力マウンティングには佐伯チズさんの『美肌革命』がナンバーワンだと思っています。

『美肌革命 お金をかけずにきれいになる』

インスタ映えすれば痩せるのか?

もちろん、著者の横地尚子さんはダイエットを実行し、ご自身の容姿を使って商売なさっているんだから、成功体験本なんですよ。大事なのは、読者がこれを読んで実行するのか?って部分です。あさよるは、テンションだけ上がって、たぶんこれからポテトチップスを食べるので、ダメな読者ですゴメンナサイ。

ただ一つ、大きな気づきがあった!本書に登場する横地尚子さんは、どのカットもみんなカワイイ!んで、食事メニューやスポーツの様子も、絵になる!

美しい人って、仕草や行動が美しいのですよ。だから、自分のどの瞬間を写真に納めても、絵になるように心がければ、勝手に体重も減るのではないか? すなわち、どの瞬間もがインスタ映えする人生なら、間違いなく私は美しい。

ここまで考えて、どの瞬間もインスタ映えしない自分の環境に苦笑いするしかないのであります(`・ω・´)>

関連本

『糖質をやめられないオトナ女子のためのヤセ方図鑑』/森拓郎

『糖質をやめられないオトナ女子のためのヤセ方図鑑』|ドタバタ女子から、おしとやか女子へ

『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』/デイヴ・アスプリー

『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』|健康を知れば不調もわかる?

『何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから』/奥田弘美

『何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから』|痩せ習慣は手に入る?

『なぜ一流の男の腹は出ていないのか?』/小林一行

『なぜ一流の男の腹は出ていないのか?』を読んだよ

『美人はコレを食べている。~食べるほど綺麗になる食事法』/木下あおい

『美人はコレを食べている。~食べるほど綺麗になる食事法』を読んだよ

『あなたは半年前に食べたものでできている』/村山彩

『あなたは半年前に食べたものでできている』を読んだよ

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『死ぬまでボケない 1分間“脳活”法』|運動と食事、トキメキ!

こんにちは。脳トレ系の本が読みたかった あさよるです。本書『死ぬまでボケない1分間“脳活”法』も自己啓発の脳トレ系の本かと思って手に取ったのですが、読み始めるとフツーにお年寄り向けの「ボケないためのライフハッック」本でしたw 脳を刺激するというのは、あさよるにも関係あるだろうなぁと最後まで読んでみました。

ちなみに著者は二人いて、帯津良一さんはお医者様でホメオパシー医学会の理事をなさっておられる方、鳴海周平さんは「アースヒーラー」として〈地球を癒しておられる方〉だそうです。なんか、スケールがすごいですね(^^)/

本書は高齢者向けに健康な生活を指南する本です。確かに、年齢を経てからの「学び直し」は必要ですね。忘れてることもあるし、最新の知識にバージョンアップしておかないと、健康や財産管理もままならないのかもしれません。

適度な運動と食事、そしてトキメキ!

本書ではオススメの運動や食事メニューも細かく図解付きで紹介されています。あさよるが納得したのは、「ワクワクする」とか「胸のトキメキ」が大事だってことですね。何歳になっても好奇心が絶えない人生って、いいな。

朝起きて体を触ってマッサージするのも、義務感でやるのは大変だけども、「スッキリ気持ちいい!」って気持ちでやると続きそう。というか、朝のマッサージは あさよるが毎朝やってることだった。

食事についても、単に食事メニューについてだけでなく、食材の準備や、献立を考えたり調理をする、一連の作業を楽しめる人が、ボケにくいそうです。自炊できる人って、なにかと強い。たしかに、「食べる」って生き物の根源的行為だものね。

重要よね。食に関する知識も、かなり難しいですから「なんとなくキャッチー」で「それっぽい」極意ではなく、ちゃんと「学び直し」した方が良さげな分野NO.1である。

科学の枠を超えて

本書の終盤では、帯津良一先生直々の気功法が、実演の写真付きで掲載されています。あさよるは気功法がわからんので、正しいやり方なのかどうかもわからないけれども、なんかすごそうな感じ。

で、人間誰しも向き合わなければならない「死」についても、鳴海先生は『「からだ」は大地へ還って、「いのち」は虚空へ還る』という格言をゴシック体の太字で仰っています。帯津先生も、小母さまが亡くなったとき人魂を目撃するという、ふしぎな体験をしたそうです。やはり、お二方ともダタモノじゃありませんね!

さいごの「おわりに」にて、帯津良一先生は「恋心」が60歳を過ぎてから、どんどん女性が好きになってきたと告白しておられ、「やっぱ元気の秘訣はコレかもね!」と思いましたw

答えのない取り組みだから

「年齢を重ねる」というのは、誰しもが経験する……ものではないから難しいですよね。今、日本人は長生きになりましたが、少し前まで平均寿命はずっと短かったし、お手本のいない世界なのかもしれません。親が年齢を重ねていく様子を見ていても、「自分も数十年後こうなるのか?」と考えてもわかりません。少なくとも今のところ、あさよるは両親とは全く違う生き方をしているので、父や母のように年を取るのか謎過ぎる。

ちょっと関係ない話ですが、「恋」がボケを防ぐというのはすごく共感できました。というのは、たまに「おでかけ」の予定ができると、美容室へ行って、洋服も一新して、と身繕いが始まります。反対に言えば、特別な予定がない限りは、髪もボサボサで服も何年前の服を引っ張り出して着てるだけ。代り映えなくて、ぜんぜん刺激がありません。やはり、たまにはデートに誘ってくれる人が必要なんですな。それがないので、アイドルの追っかけでもそろそろ始めようかと思案しています。

勉強するってのも、すごく刺激的なことですし、変な話に引っかからない最良の手だとも思います。最初の「学び直し」の話の続きですが、社会人になってから勉強し直すの、大事だと思うよ。昔学校で習ったことも忘れてたり、知識が古くなってるからね。

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『もっと簡単に暮らせ』|人生を自分で選ぶコツ

こんにちは。早くAIが服を畳んで引き出しに収納してくれる時代が来てほしい あさよるです。気の利いた音楽なんて再生してくれなくていい、部屋を片付けてくれないか……。と、そんな話題と関係あるようなないような『もっと簡単に暮らせ』を読みました。

この本では、今現在現実問題として服を畳まなければならない我々が、暮らしやすく暮らすための極意が収められたものであります。著者のちゃくまさんはブロガーの方で、そちらも熟読いたしましょう。

毎日の、コツ

本書『もっと簡単に暮らせ』は、著者・ちゃくまさんによる暮らしのコツ、考え方のコツが86つまった書籍です。ちゃくまさんはブロガーの方で、日々ブログで暮らしに役立つ記事を投稿なさっています。で、どうやら本書は続編のようで『簡単に暮らせ』という本が先に出版されています。順番に読めばよかった(;’∀’)

また、ちゃくまさんご自身が40代女性で、夫と大学生の息子さんがいらっしゃるそうで、同じ年代の方や、子育てがそろそろ終わる方がより共感できるんじゃないかと思います。

簡単に暮らせ

簡単に暮らせ

  • 作者:ちゃくま
  • 出版社:大和書房
  • 発売日: 2016-06-22

人の目、気にするのやめない?

本書では生活全般、家事、日用品、家計、買い物、生き方、着るもの、片づけを、シンプルにするためのコツが紹介されています。しかし、よくよく読んでいると、これらって「他人との付き合い方」に尽きるんじゃないのかな?と気づきました。

たとえば、家計の話では「見栄を張るのをやめる」「つきあいをやめる」と言及されているし、「あの人がああ言うから」「義母にこう思われるのではないか」などなど、自分以外の人間を判断基準にしちゃっていたら、そりゃ片付くものも片付かないし、お金もどんどん出てっちゃうわなぁ、と。

ちゃくまさんのブログでも、人間関係について言及なさっているエントリーも充実していて、こっちも読みふけっていました。

そういえば、先日読んだ勝間和代さんの『勝間流ロジカル家事』は、トコトン勝間さんのガシェットオタクぶりが追及されている本で面白かったのですが、勝間さんの本には「他人の目」が一切入っていなかったんです。「こんなことしたらあの人はなんて思うだろう」とか「他人に自慢したい」とか、雑念が一切ないんですよねw 清々しい!勝間さんに憧れる女性がいるのもワカルワーとオモタ。

他人の目、気にするべきシチュエーションもありますよ。でも、どうでもいいコトも多い。この、どうでもいい場面で、他人の目を気にして自分の行動を決めるの、やめる……。

自分で選び取ろうよ

不必要に他人の目を気にして、他人の価値観に合わせた行動をやめると、どうなるでしょうか。……自分で考えて、自分で選んで、自分で決断するってことです。それって……上手に出来る人はいいけれども、苦手な人だっているハズです。集団行動が身についている人は、独自路線に進むのは勇気がいるのでは?

本書『もっと簡単に暮らせ』の生活の知恵って、この「他人の価値基準じゃない」「自分で選ぶ」ための手順なのではないでしょうか。

あさよるは、一つ目の項目「バッグに入れる小物は明るい色にする」ですでに「おおお~」と超納得&関心しきり。持ち物を明るい色にしちゃうと、暗いカバンの中で物が探しやすくなるんです。たしかに! んで、あさよるも小物って「自分のセンスの見せどころ」とばかりに「他人の目を気にして」「他人が羨ましがるような」持ち物を選んでいたかも! あさよるも「自分の基準で選ぶ」をやり直します(;’∀’)>

暮らしやすいように暮らす

何やら抽象的な話になってしまいましたが、本書『もっと簡単に暮らせ』は簡単な内容です。「自分の暮らしやすいように暮らす」、以上。おわり。すんごいシンプル。

なのに、簡単なのに、そうそう簡単にできない。どうしていいかわからなかったり、もう諦めている人も多いはず。あるいは感覚がマヒして、不便や不快を認識しなくなってたりして……。

暮らしやすいように暮らしましょう。たぶんそれが「幸せ」に関連する事柄だろうし、きっと「豊かさ」とはそういうことなのだろうと思います。物質的にはすでに恵まれているんですから、あとは「どう生きるか」なのかもしれません。

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飯テロ注意!|『小林カツ代の「おいしい大阪」』

こんにちは。飯テロにはすぐに屈する あさよるです。あさよるの前でウマいものの話はすなー! 『小林カツ代の「おいしい大阪」』は、タイトルだけでもう飯テロ成功してるんじゃないかと、こう思うわけですな。読まざるをえない。生唾を飲み込んでばかりでは我慢ならず、ミックスジュースを作るしかないのであった。

大阪の、ふつうの、おいしい話

本書は小林カツ代さんのおいしい談義。一応レシピも載ってはいますが、ガーナチョコの箱に書いてあるチョコ菓子のレシピくらい短いやつです。それに、大体は料理名を聞いて「あれね」とイメージできるものがほとんどだし、たぶん自力で作れるものが多い、と思う、のは、あさよるが大阪の人だからだろうかw

最初に登場するのはビーフカツサンド、そしてホットケーキ。しかも、「アメリカンの」ビーフカツサンドとホットケーキ。アメリカンとは、大阪は難波にある喫茶店で〈大阪の喫茶店文化〉の代表といっても異論がないお店です。そう、大阪って喫茶店の街で、まちのいたる所に小ぢんまりとした喫茶店がひしめき合っています。あくまでも「喫茶店」であって「カフェ」ではないのです。んで、この喫茶店のメニューがたまらんのですわ。あさよるも喫茶店の「おいしいんかどうなのかわからん」けれども「なんかむっちゃ特別な感じがする」喫茶メニューが大好きです。

3番目にはミックスジュースが紹介されています。ミックスジュースは あさよるもお家でよく作ります。喫茶店でも、コーヒーの気分じゃなかったらミックスジュース注文するなぁ~。ああ、飲みたいなぁ~。

こんな感じで、肉うどん、にゅうめん、オムレツ、ハヤシライス、しゅうまいなどなどと、「普通の」「ありきたりな」メニューが次々と紹介されるのですが、その、平凡なメニューだからこそ、舌が味を覚えていて読んでいるだけで反芻してしまうような……。また、小林カツ代さんのね、「おいしい」ただ「おいしい」を表現する文章がたまらんのです。

昔の、食卓の風景が楽しい

本書では小林カツ代さんの幼い頃の回想も数々ととび出します。思い出の中の「おいしい記憶」、誰だって一つや二つあるでしょう。どうしてこうして「おいしい記憶」ってこんなにも美味しそうなのだろうか!

戦後、町にはまだ女中さんや丁稚さんがいて、御寮(ごりょん)さんが食事の用意をする。お祭りの出店で、大衆食堂で、市場で、「おいしい」ものを食べる。それはただのゆで卵だったりするんです。あるいは、お母さんが漬けた浅漬け。すごく普通の、よそ行きじゃない食べもの。それがむちゃくちゃおいしい!

あ~!

「焼きそばに生卵をつけて食べる」という話があったので、母に訪ねてみると、「そんなんしたことない、けど……」とチキンラーメンでペペロンチーノを作って食べる話を聞いて、とてもやってみたい。無論、「スパゲティー茹でてペペロンチーノ作ったらええんちゃうか」という話は脇へ置いておいて。

関連本

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『勝間式 超ロジカル家事』|「お金ムダ遣い」「捨てない」は「命」のムダ遣い

こんにちは。勝間和代さんのメルマガ読者の あさよるです。勝間さんが家事を攻略しようと試行錯誤している様子をメルマガで読んでおりまして、これが面白かった。だから『勝間流超ロジカル家事』はぜひ読みたかった本です。

ちなみに、あさよるも凝り始めるとトコトンやりたい方なんですが、勝間さんの足元にも及びませぬな。おにぎりの最適解を模索するくらいだ。

ツールを使いこなす!

『勝間流ロジカル家事』が特徴なのは、家電をフルに使いこなしているところです。ここが勝間さんっぽいところですね、ツールをとことんまで使いこなす。メルマガでは失敗や上手くいかない経験もシェアされていました。

たとえば、ヘルシオは2台使い。蒸し機能とオーブン機能の両方を使うためです。圧力IH鍋も2台持ち。みそ汁用と煮物用。そしてオーブンと炊飯器。もちろん食洗器も使います。どうも家電は高額で、食洗器も贅沢品のように感じていますが、手間が省略されたぶんの時間を、自給換算すれば値打ちのある買い物です。

調理器具も、最低限のアイテムで最大限に仕えるスタメンを選びぬいているのがシビレル。あさよるも選びぬきたい……(*´ω`*)

掃除も、機械ができることは機械に任せます。たとえばルンバ。ルンバを使うためには床面が片づいていないといけません。片づけがルンバが使える環境を生み、ルンバが使えるとその分時間が生まれます。

片づけると豊かになる?

本書『勝間流超ロジカル家事』によると、勝間さんはかつての8割もの荷物を処分したそうです。多忙な勝間さんですから、家政婦を雇っていたそうですが、家政婦は「捨てる」権限はありません。勝間さんご自身も「家政婦さんに任せている」と油断もあって、どんどん物が増えまくっていたようです。片づけをし、持ち物の量を極端に減らしたことで、持ち物の管理が楽になった、特に頭の中で把握できるようになったそうです。

さて、片づけは時間を生み出します。働けばお金が稼げる時間を、ムダな時間に使っていては、時間もお金もムダにしているのと同じです。

「いつも、気づいたらお金がなくなっている」
「ムダ遣いしているつもりはないのに、お金が貯まらない……」
お金が貯まらない人は、決まり文句のようによう言います。
お金が貯まらない人に共通することが、2つあります。

1 使わないものを買う
2 買ったものを捨てない

この2つをしている限り、家計簿をつけていたとしても、まず、お金は貯まりません。

(中略)

家計破綻の原因は収納破産と同じで、前者はお金を、後者はものをきちんと管理できないことにあります。
収納の最大のコツが、不要なものを捨てて、ものを増やさないことであるように、家計管理のコツも、ムダ遣いを見つけて削ることです。

p.181-182

お金が貯まらない人の特徴は、使わないものを買ってしまい、その買ったものを捨てようとしない。結果、物が溢れ返り、その管理に労力を奪われ、在庫管理ができずまた物を買う。お金も、時間も、スペースも、エネルギーも奪われてゆくばかりです。

勝間さんは、多忙の中でも、家族分の調理をしています。貴重な時間を使うからこそ、徹底的に時短が試みられているんです。これは、「家族の食事を用意する」ってタスクが勝間さんにとって優先順位が高いってことです。時間を有効に使うことは、自分にとって何が大事なのか、何を優先すべきかをハッキリさせることです。お金の豊かさだけでなく、「時間」は精神的豊かに関わります。

時間より貴重なものはない

さらに、お金と時間をめぐる話は、展開します。

 時間をかけてお金を稼いでいるのに、そのお金をムダにするのは、時間をムダにすることになります。
時間が過ぎるということは、命を削られるということ。命は有限です。
家事をしながらがんばって仕事で成果を残したことも、上司の嫌味をがまんしたことも、すべて自らムダにするのは虚しすぎます。お金をムダにすることは時間=命をムダにすることです。

p.182-193

稼いだお金をムダにすることは、仕事をした時間をムダにすることです。そして、二度と帰ってこない時間をムダにすることは、命をムダにすることです。だから、お金は貴重で、ムダにしてはいけない。そのために、ムダ遣いする人の特徴「使わないものを買う」「買ったものを捨てない」から脱却する。

い、命の話をされると……でも、その通り……orz

「選ぶ」人になる

本書『勝間式超ロジカル家事』は家事全般を徹底的に追及しまくっている記録です。なんの追及をしてるかって?

知らん!w

時短とか節約とか、それっぽい理由は上がっているけれども、何を置いても「面白いから」っしょ。金と時間を使って、金と時間の有効利用を追求するって、サイコーにおもろいじゃないか。先に述べた通り、勝間さんほどじゃないにしても、あさよるも似たような志向を持ってるので、これ読んでるだけでソワソワしますw

本書では家事全般、調理、掃除、洗濯、収納に加え、家計術、ファッション、メイクまでロジカルに追及されているのです。その〈やり方〉が物珍しいので気が取られてしまいますが、一貫してるテーマは「選びとる」ことじゃないかと思います。「なんとなく」「みんながやってるから」「時間がないから」「やらされるから」ではなく、自分で「これをする」と選び抜いてゆく。その力が「命をムダ遣いしない」につながるんじゃないかな。

本書の勝間さんのやり方をそのままコピーすることは不可能です。たとえば調理器具や食材は、勝間さん宅の食事情が反映されているから、マネをするなら自分流に落とし込まなければなりません。だから「勝間流」なんやな。

ただ、「やってみた」的にはここまでテッテー的にやり込まれていて、かなりオモロイ。自分もやりたくなる。とりあえず、押入れの中身を外に出して、ゴミ分け始めた程度には行動に結びついていますw

関連本

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『女に生まれたら、コレを読め ~○活必勝法~』/勝間和代

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『結局、女はキレイが勝ち。欲張りに生きるためのスキル63』/勝間和代

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『目立つ力』/勝間和代

『目立つ力』|目立てばチャンスも掴みやすい!ブロガーのすすめ

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『50歳、おしゃれ元年。』|〈あの頃〉をたなおろし〈今〉を選ぶ

こんにちは。オシャレ勉強中の あさよる です。当ブログでもオシャレに関する書籍を多数紹介してきました。あさよるもオシャレを実践しようと、まずはダイエット中です。そこからかいっ!……だって、今のままじゃ素敵なお洋服に袖が通らないもの……(;´д`)トホホ

いつでも〈「今」の自分〉を

本書『50歳、おしゃれ元年。』は、50代女性のファッションについて、ファッションスタイリストの地曳いく子さんが指南するものです。年齢と共に似合うものは変化してゆくのに、いつまでも昔似合ったもの、昔流行ったものを持っていませんか? 本書では地曳いく子さんご自身の反省や発見を織り交ぜて、「今」の自分に似合うものを選び取る大切さが説かれています。

オシャレの落とし穴として、意外とオシャレに敏感だった「オシャレ上級者」さんの方が、年齢を重ねると失敗しやすいんだそう。それは、なまじこれまで「オシャレのセオリー」を勉強しているから、いつまでも〈あの頃〉の自分に似合う服を選んでしまうそうです。

人間誰しも変化し続けるもので、今はもう〈あの頃〉じゃない。〈今〉の自分に似合う服、〈今〉のトレンドを取り入れないと。年を取るって憂鬱に思えることですが、「〈今〉のオシャレをする」って、前向きなメッセージです。だから今が「おしゃれ元年。」なのです。

スタメンを選びぬく力

本書『50歳、おしゃれ元年。』は50代以上の女性が読者に想定されています。きっと、これまでに買い集めた洋服やバッグ、靴、アクセサリーがぎっしりとクロゼーットに収納されているでしょう。中には、「これは一生ものだから」と高価なお買い物をしたこともあるでしょう。バブル期を経験なさった方は、今では考えられない買い物の仕方をされていたのかも。

しかし、地曳いく子さんはそのクローゼットの中身に警鐘を鳴らします。その洋服たちは、「〈あの頃〉の自分」「〈あの頃〉のトレンド」に合わせたものではないのか? 「一生もの」と買ったものは、本当に一生使うのか? 一つずつ見直そうというわけです。

「50代の自分」なんて想像できなかった20代、30代の自分が買った持ち物を使い続けるよりも、「〈今〉の自分」に似合うものを選び直しましょうよ、という提案。

そして、クローゼットは小さく、持ち物はコンパクトにしていこうとも呼びかけられています。自分の持ち物は、自分が死ねばみんな不要になる物です。選び抜いた〈スタメン〉だけを手もとに置いて、良いもの、似合うもの、使うものに囲まれて生きる。

「オシャレ」って「どう生きるか」

あさよるがオシャレに関する本を読み始めて驚いたのは、意外にも服装のコーディネートの写真や、服の選び方について書かれている分量は多くないことです。それよりも「どう生きるのか」「なにを選ぶのか」「どう振る舞うのか」などの、精神的な、人生観のようなものにページが割かれていたことです。

本書『50歳、おしゃれ元年。』も、確かにコーディネートのコツやアイテムの選び方も紹介されているのですが、やはり「生き方」や「選択」の話にページが割かれています。「オシャレな人」ってのは「自分はどう生きるのか」を自分の意志で選択している人なのかもしれません。

その一例として、地曳いく子さんのご友人Bさんのお宅の片づけを手伝ったエピソードが紹介されていました。

 知人Bの場合は一軒家を処分し、50代後半からワンルームマンションで暮らしています。生活用品のすべてのものが厳選され、カップ&ソーサーは2セット、食器類も2個ずつ。来客があっても、それで十分こと足りるのだそうです。
クロゼットも余裕があり、何でもすぐに探し出せます。病気をして生活スタイルが変わってからも、もう必要としなくなったものはすぐに人に譲ったりしていました。

(中略)

それにしても、ものを片付けるには、大変な体力と気力が必要。
今なら、私たちにはその両方があります。これから素敵な60代、70代を迎えるためにも、クロゼットのクロゼットのリセットをするなら、今がベストなタイミングなのです。

p.85-86

あさよるはこれを読んで「カッコいい!」と胸が高鳴りました。それは、Bさんがご自身にとって〈今〉必要な生活を選んでいることと、〈これから〉を見据えていると感じたからです。荷物が少なくコンパクトであることは「行動しやすい」ことでもあります。年齢問わず「変化する」ことはワクワクする一方で、恐怖を感じることでもあります。それでも「〈これから〉の自分」の受け入れる準備ができてるって、すごく前向きだ。

関連本

『着かた、生きかた』/地曳いく子

地曳いく子さんの著書。

『着かた、生きかた』|自分らしい服…ってなに?

『服を買うなら、捨てなさい』/地曳いく子

地曳いく子さんの著書。

『服を買うなら、捨てなさい』|とっておきで、自分スタイル

『洋服で得する人、損する人』/霜鳥まき子

洋服選びは、靴からカバンから。クロゼットから。

『洋服で得する人、損する人』|人は靴を、カバンを、クローゼットを見ている

『毎朝、服に迷わない』/山本あきこ

鉄板アイテムを紹介。

『毎朝、服に迷わない』|オシャレ初心者に!最強の21着で着回し!

『大人おしゃれのルール』/高橋みどり

40代女性のおしゃれ本。

『大人おしゃれのルール』高橋 みどり|痛々しい”若作り”はNO!

『35歳からの美肌カウンセリング』/佐伯チズ

30代女性は、自分のスタイルの確立せよ。

『35歳からの美肌カウンセリング』|アラフォー、どう向かえる?

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『すごいストレッチ』|今すぐ!その場でラクになろう~

こんにちは。肩こりが治らない あさよるです。美容室へ行きますと、カットの最後に美容師さんが肩を揉んでくれるんですが、「凝ってますね~」からの「ヤバくない?苦しくないの?」と心配されるのがデフォです。それが恥ずかしくって、美容師の予約をすると念入りにストレッチを始める週間が始まります。

ストレッチは「週間」じゃなくて「習慣」にしたいものだなと(うまいこと言うたつもり)、本書『すごいストレッチ』を手に取りました。本書は人からオススメされていました。本屋さんでも平積みされてますね。

手軽に「効く~ぅ」!

本書はサブタイトルに「職場で、家で、学校で、働くあなたの疲れをほぐす」とあるように! 本書はデスクでそのままできるストレッチが集められています。座ったままできるもが多いから、今すぐその場で、その苦しみから解放されるのだ! 使う道具も登場するのはタオルくらい。中には、壁を使ったストレッチや、床に座り込んだり、寝転ぶストレッチも収録されています。これは臨機応変に、自宅でできるストレッチですね。立ったまま軽くできるストレッチもあって、ほんとに「いつでも、どこでも」であります。

んで、あさよるも早速、本書を読んでやってみました。すべてのストレッチを!

どのストレッチも「あぁ~( *´ω`)」と効くんですが、どれも爽やかに気持ちいいんですよね。痛くないし、苦しくないし、爽やかなんですよ。嫌々続けるんじゃなく、身体が重くダルくなってきたらストレッチでラクになりたい!

動画より、写真より、図解!?

本書はストレッチ方法がイラストで紹介されているんですが……サンプルをご覧ください。

『すごいストレッチ』画像

職場で、家で、学校で、働くあなたの疲れをほぐす すごいストレッチ | 崎田 ミナ, for.R整体院 田中千哉 |本 | 通販 | Amazon

これが、すごく分かりやすい。ストレッチのやり方、ポーズだけじゃなく、どこに効いているのか、どの部分が伸びているのかもよくわかります。

あさよるは通年肩コリに苦しんでいるので、YouTubeでストレッチの動画を見たり、写真で解説している本も何冊も読みました。しかーし!これはイラストの方がわかりやすい!ってか、この本のイラストが秀逸である。

体がジワジワジワァ~っと温まってくる感じまで描かれていて、動画や写真では表現できない表現がなされています。イラストの正しい使い方だよな~。

デスクで、気分転換に

本書『すごいストレッチ』は、今すぐ!その場で!できるストレッチが収められています。満員電車の中だとわからんけども、それ以外なら「プチストレッチ」くらいできるでしょう。体が重く苦しいなら、kindleでポチりましょう(謎の勧誘)。

ちなみに、あさよるも一通りストレッチしまして、お腹の中がポカポカして、背中がホワホワしてる~。お風呂上りでポヤ~ンとなってる感じ。でも、お風呂の疲労感やのぼせはナシ。ただただ体がラクになるのみ。やっぱストレッチしないとね~。

ちなみに、本書の著者・崎田ミナさんはgooの「いまトピ」でイラストエッセイも書かれているので、こっちを読んでみても良いかも。

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お相撲さんの四股(しこ)を踏むことで颯爽と姿勢美人に。

やってみると簡単そうで意外とキツい!チャレンジしてみて!

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『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』/Eiko

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『やってはいけない眠り方』|睡眠の都市伝説を斬る!

こんにちは。眠るのが下手な あさよるです。起きてる間になにかに熱中しちゃって、興奮して眠れなかったり、そのせいで朝起きれなくてどんどん時間の感覚がズレちゃったり、布団に入ってもアレコレ次々と頭の中で思い浮かんで寝れなかったり。おふとんの中でなんでも検索できちゃうのも考えものね……。いつも「時間が足りない」と思ってしまうので、ショートスリーパーを自称する人に憧れと羨ましさを感じてしまったり。「眠るのが下手」というより「眠りたくない」のかもしれない……。

あさよるのような人には本書『やってはいけない眠り方』は自分の眠りへの態度に反省してしまいます。また、よく語られる「睡眠法」のウソやホントのところが紹介されています。

著者、三島和夫さんはナショナルジオグラフィックでも睡眠の都市伝説について連載されているので、こちらもあわせてどうぞ。あさよるも順番に読みます。

睡眠の都市伝説

本書『やってはいけない眠り方』の大部分は、巷で語られる睡眠に関する知識のウソ/ホントを暴いてゆくものです。例えば、

Q2 間違っているのは、どっち?
①「午後10時~午前2時」は成長ホルモンが出るゴールデンタイム
②成長ホルモンの分泌は時間帯と関係ない

p.25

間違っているのは①なんですって。大事なのは「まとまった睡眠時間を取る」こと。睡眠導入から3時間のノンレム睡眠があ成長ホルモンを分泌させるそうです。ちなみに、レム睡眠は体の睡眠、ノンレム睡眠は脳の睡眠と説明されていました。ノンレム睡眠中、脳が休んで、代わりに体の筋肉は動くので寝返りを打てます。

もう一つ例題を。

Q3 正しいのは、どっち?
①体内時計の周期は25時間
②体内時計は1日(24時間)のリズムに近い

p.31

答えは②です。みなさんも、人間の体内時計は25時間で日の光を浴びるとリセットされる、なんていう話を聞いたことありませんか? どうやら、昔の実験でそのような結果が出たらしいのですが、現在では信憑性が低いとされているそうです。代わりに、人の体内時計は24時間10分程度で、それよりも体内時計が長い人、短い人が分布していると考えられています。へぇ~。

大事なことはカンタン!

本書『やってはいけない眠り方』は専門家が書いた本ですが、誰が読んでもわかるくらい簡単に書かれています。大部分がクイズ形式で、従来の睡眠の常識を塗り替えられていくので、楽しくも読めます。そんで、最新の睡眠の考え方を知ると、最新の睡眠のコツはすごくわかりやすい!

例えば、「夜型人間」というのは存在するようで体質だから変わりません。しかし「本当は朝型なのに夜型に紛れ込んでいる人」が多いそうで、この人たちは睡眠時間を変えた方がいい。

あと、寝つきの悪い人が、ふとんに入って眠れずウズウズし続けるよりも、いっそふとんから出てしまった方が良い。「ふとん=苦しい」ではなく「ふとん=寝る場所」と条件付けするためにも、おふとんの中では寝る以外のことはしません。だからヒツジも数えないw

また、睡眠時間は8時間と決まったものではありません。体質によっても変わるし、加齢によりどんどん睡眠時間は短くなってゆきます。だから無理に「8時間寝なくては」と思いこまなくても大丈夫。

あと、眠れないのは他の病気かもしれないから、病院で調べてもらうべきかも。

睡眠を記録する

で、眠れない我々はじゃあどうすりゃいいのよ!と言うと、とても科学的なアプローチが提示されていました。それは、睡眠日誌をつけて、睡眠を記録すること。寝ようとした時間、それから何分後に寝たか、夜中に目が覚めた回数、目が覚めた総時間。起床時の記録も、目が覚めた時間、ベッドから出た時間、よく眠れたか10段階で。昼寝をしたか。一日の気分や体調などなど。

自分の睡眠と体調をテッテーテキに暴き出そうというのです!

睡眠日誌をつけることで、不眠の原因を見つけます。ふとんに入るのが早すぎて、寝付くまで時間がかかっていた人は、ふとんに入る時間を遅めます。夜型から朝型へ移行する間、昼寝を効果的に取り入れる。反対に、昼寝しすぎていた人は、昼寝をセーブすることでまとまった睡眠時間を作りました。

たしかに、睡眠日誌をつけることで眠れない原因を見つけ、対策できるようになるのです。「なんとなく眠れない」って状態は、原因も現状もなんにもわからなくてツライですよね。

あさよるも簡単に寝た時間、起きた時間は記録してましたが、睡眠日誌付けてみようかな。本書巻末に睡眠日誌のテンプレートも掲載されています。

これまでに紹介した睡眠に関する本

『4時間半熟睡法』/遠藤拓郎

4時間半熟睡法

4時間半熟睡法

  • 作者:遠藤 拓郎
  • 出版社:フォレスト出版
  • 発売日: 2009-06-19

長時間睡眠にも読んで欲しい『4時間半熟睡法』

『あなたの人生を変える睡眠の法則』/菅原洋平

あなたの人生を変える睡眠の法則

あなたの人生を変える睡眠の法則

  • 作者:菅原洋平
  • 出版社:自由国民社
  • 発売日: 2012-09-12

『あなたの人生を変える睡眠の法則』を読んだよ

『仕事力が上がる 睡眠の超技法』/菅原洋平

『仕事力が上がる 睡眠の超技法』を読んだよ

『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』/三橋美穂

『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』

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『糖質をやめられないオトナ女子のためのヤセ方図鑑』|ドタバタ女子から、おしとやか女子へ

こんにちは。調子に乗ってたら太り始めて止まらない あさよるです。体組成計に乗ると基礎代謝が上がり気味で、浮かれて毎日ポテトチップスとカルピスソーダ飲んでたら一気に来ました。あ、いや、夜中のおにぎりかもしれんな……。体重を減らすのももちろんですが、このたるんだ贅肉もなんとかしたい所存。

〈あるある〉悪い例の女たち

本書『糖質をやめられないオトナ女子のためのヤセ図鑑』は、ダイエット美容本なのです。が、ちょっと普通のとは違うのはダイエットの「悪い見本」の数々を紹介し、著者がツッコミを入れていくところ。ダイエットの失敗例図鑑なのです。かなり毒っ気のあるイラストがまた、「ああ、こういう意識高い系女子wいる~」と笑えるし、ちょいちょい自分のことも図星されて胸が痛いのであります。

例として……

〈定食でごはん抜き女子〉
特徴
・常に低血糖でイライラぎみ
・午前中から思春期なみの空腹レベル
・明日死ぬなら最後の晩餐は白飯がいい

p.14

先生のツッコミは、

“糖質食べたい病”とのガマン比べはいつまで続けられるのでしょうか。
糖質不足のせいでいつも腹ペコ状態になり、仕事に集中できない状態が続き、低血糖状態でイライラを周囲にまき散らしているくらいなら、この際しっかり摂ってみましょう。

p.15

正論。正論なんですが、何気に「ダイエットでイライラしてる」と言われるとズキッときます。ちなみに、糖質制限ダイエットは、糖尿病や今すぐ体重を減らさねばならない緊急事態には有効ですが、普通の生活をしている人にとっては、糖質も適度に食べて、運動と併せて「太りにくい体」を作りましょう。正論です。だから耳が痛いのですが(;’∀’)

もひとついきましょう。

ジムではランニングマシンがメイン女子

特徴
・運動はファッションから入る
・疲れる筋トレは手抜きぎみ
・入会3ヵ月後にはジムの幽霊会員に

(中略)

彼女たちのほとんどは「今日ジムに来られた自分を褒めてあげたい!」という完全自己満足型。ジム入会時が“ダイエットのゴール”になっている人たちです。効果のない間違ったやり方をしている彼女たちを見ていると、正直時間がもったいないな……と思います。

p.82-83

www ちなみに有酸素運動のような負荷が少ない運動をしがちですが、太りにくい体作りをするなら、過負荷な運動を継続的にせよとのこと。「ラクな運動しがち」ってw 笑うしかないww

ちなみに あさよるも以前ジム設備のある体育館へ通っていましたが、有酸素運動ばっかりしてましたw

正しい食事と正しい筋トレを

ダイエット法は巷でたくさん語られています。それなりに効果があったり、説得力もあるんでしょう。しかし「一つだけ正解/それ以外は不正解」というものでもありません。今は糖質制限ダイエットが流行っていますが、糖質制限だけがダイエット法じゃないし、それ以外の〈やり方〉もあるんだよ、というのが本書なのです。

先ほども紹介したように、普通の生活をしている人にとっては、糖質を適度に摂って運動と組み合わせるほうが、結果的に理想の体型/状態に近づけるのではないか、という提案でもあります。

糖質摂取のタイミングは運動直後、パンや甘酒を。スイーツが食べたいときは干し芋がオススメ。またタンパク質を摂ることや、むしろ抜いても良いのは脂質であることなど、「常識」といえばそれまでですが「ダイエット」という大義名分の前では蔑ろにされがちな知識を改めて押さえましょう。

筋トレも、辛くきびしいトレーニングではなくて、「これなら家でもできそう」と思えるものが紹介されています。大事なのは「正しい筋トレ」です。間違った筋トレで余計な筋肉を鍛えないように。

ざっくりと、本書で紹介されている筋トレは3つ

  • お尻&内ももを鍛える
  • 背中を鍛える
  • 胸を鍛える

鍛えるべきポイントが絞られているから「やってみよう」と強く思える( ´∀`)bグッ!

今日から気をつけよう……

あさよる的に勉強になった&納得した箇所をば。

まず、太ももが太くなっちゃうことを気にしている人は、内ももの筋肉を使わず、ももの外側の筋肉を使って姿勢を維持しているから。内ももを鍛える。

歩くとき、後ろの足の裏側を伸ばす。女性はヒールもはくし、足を伸ばさずに歩く人が多いんだとか。カックンカックンなっちゃうのはここが伸びてないから?……気をつけよう。

あと大事だなぁと思ったのは「自分はどうなりたいのか」ってイメージをしっかり持たないとなぁってこと。それは、「体重○○kg!ウエスト○○cm!」って数値的なことだけじゃなくて「いつも穏やかでいたい」とか「おしとやかに振る舞いたい」とか「上品に喋りたい」とか、トータルの自分のイメージです。それを考えると、「ダイエットで万年イライラ」とか「栄養失調で肌がガサガサ」とか、「体が硬くてドタバタ動いてしまう」とか、やだな!w ……全部今のあさよるのことですが(苦笑)。

あさよるネットで紹介したトレーニングに関する本

『実はスゴイ四股 – いつまでも自力で歩ける体をつくる』/木村匡宏

四股を踏むと健康になる!?……と、やってみると、四股ができない!てかキツイ!

ぜひ一度、本書を読みながら一緒に四股、踏んでみてください。なぜ四股がいいのかわかると思うw

『実はスゴイ四股 – いつまでも自力で歩ける体をつくる』|颯爽と歩く美人に

『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』/Eiko

ベターッと開脚したい人が読む本。しかも4週間で開脚しましょう。

柔軟な体、憧れます。

『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』|柔軟な体で自信を

『スロトレ完全版 DVDレッスンつき』/石井直方

あさよるオススメ トレーニング本。

ゆっくりとトレーニングを行なうことで、効率よく筋肉が鍛えられるモノ。

DVDつきで、映像に合わせて一緒にスロトレできます。

『スロトレ完全版 DVDレッスンつき』を読んだよ

『カラダが変わる! 姿勢の科学』/石井直方

『スロトレ』と同著者の本。

「姿勢」とは何か。「姿勢が良い」とは何か。なぜ姿勢が大事なのか。

科学者の目から、良い姿勢を考えます。

『カラダが変わる! 姿勢の科学』を読んだよ

『太らない教室』/石井直方

『スロトレ』『姿勢の科学』と同著者の本で、「ダイエット」をテーマに姿勢の重要さ、食べ物の選び方、筋肉の鍛え方が紹介されます。

たぶん女性向け。美容目的でダイエットについて知りたいならこちらを。

『太らない教室』を読んだよ

『脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方』/ジョン J. レイティ,エリック ヘイガーマン

『脳を鍛えるのは運動しかない!』、タイトルのまんまな内容。もうちょい詳しく言えば、脳を鍛えるには有酸素運動が良い。ジョギングせよ!せめて歩こう。

経験的に、歩いたり走ると気持ちよくなるのを知っている人もいるでしょう。たぶん本当なんだろうなぁ。

『脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方』

『良いトレーニング、無駄なトレーニング』/アレックス・ハッチンソン

スポーツをこれから始める人。家族や仲間を応援する人向け。

スポーツ科学はどんどん進歩してゆきますから、たまに知識をアップデートしましょう。

『良いトレーニング、無駄なトレーニング』|その常識、もう古いかも?

 

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『「賢い子」に育てる究極のコツ』|脳の成長は〈ワクワク〉!

こんにちは。みなさんはどんな子ども時代を過ごされましたか?習い事をしたり、英才教育を受けさせられた方もいるでしょう。思春期、青年期をどう過ごしたかの方が、後の人生に影響を与えそうですが、赤ちゃんや幼少期の頃の教育ってどれくらい効果があったんでしょうか。自分も幼い頃いろんな教育を受けた気もしますが、あまり成果が出ていない あさよるです(;’∀’)

本書『「賢い子」に育てる究極のコツ』は、脳の加齢を研究している脳医学者が、脳の成長について書かれた本です。脳の成長はいくつになっても起こります。その時必要なのは〈好奇心〉。子どもの脳の成長を考えるときも、〈好奇心〉をくすぐるように持っていくことが、コツ!

子供にしてやれること、そうでないこと

本書『「賢い子」に育てる究極のコツ』は、タイトル通り「賢い子」に育てるために、親ができることが紹介されます。著書は脳医学者であり、脳の加齢について研究なさっている方が、「加齢」から視点を変えて「子育て」について書かれているのが面白いところです。脳の成長と老化について、ですね。

本書では、精神論的な子育て論ではなく、あくまで脳医学的なお話。印象としては、あまり熱くなりすぎない感じです。

で、結論から言いますと、「賢い子」に育てるために必要なもの。それは……好奇心!

好奇心は尽きることがありませんし、自分の興味で見知ったことを後から学校の教科書で習うと、勉強への導入もラクなのです。学校で習うより先に、知っているって強みですね。

好奇心には「図鑑」を

好奇心こそが人の脳を刺激し成長させ、学習にのめり込むエネルギーです。勉強をイヤイヤやるのは限度がありますが、好奇心で突き進む学習はずっと続けられます。結果的に、「賢い子」とは好奇心の尽きない子ということですね。

好奇心を刺激してやりたいのなら、子供への贈り物として「図鑑」をプレゼントしましょう。図鑑を読んで、実際に動植物を見に行ったり、外で見つけたものを図鑑で調べたり、本に書いてあることと現実世界をリンクさせながら読むことで、好奇心が更に刺激されます。他の図鑑を子どもが欲しがったら、その好奇心や「なぜ?」「なに?」を伸ばしてあげましょう。だんだんと大人は答えられない質問をするようになりますが、子ども自身が「自分で調べる」が身についていれば、大人もヒヤッとしません。

図鑑の扱い方、図鑑の楽しみを教えるには、親が楽しく図鑑を見ていれば良いのです。子どもは親のマネをするんですね。すなわち、好奇心が溢れる親のそばにいると、子どもも同じように好奇心刺激されちゃうってこと。

習い事をさせたいのなら

もし、子どもに何か習い事をさせるなら……と考える親御さんへ、習い事を始める指針とその理由も説明されていました。

0~3歳は図鑑、絵本、音楽など。その後の学習の土台になるような知識やスキルの習得を。3~5歳では、楽器や運動の、身体と学習がリンクしたようなものを。8~10歳で語学。10歳以上では社会性・コミュニケーション能力を身につけます。本書では、英語を習うなら8~10歳くらいがいいんじゃないかと提案されています。確かに、発音や聞き取りは赤ちゃんの頃から触れている方が習得が早いかもしれませんが、8~10歳だからと言って遅いわけでもありません。

そう、学習のポイントは、基本的に人間は何歳になっても学習できます。歳を取ってからでもスポーツも語学も楽器の演奏も、練習すれば可能です。ただ、時間がかかります。ここで紹介される年齢は、この年齢で始めると効率がいいんじゃないかというものですから、年齢を過ぎてしまったら無効になるものではありません。

ただ、無暗やたらと英才教育をしても、あまり思ったような効果がなさそうで、丁度良い時があるようですね。

「子育て」を脳医学者が見たら

子育てを脳医学的に見ると、精神論的な英才教育よりも、脳を刺激する〈ワクワク〉〈ドキドキ〉が大切だとわかりました。自主的に学習をすると、息切れせずに長く続けられる上に、好きなことやってるだけで先取り学習ができちゃうなんてこともある。それを上手いこと親がリードしてやれば良い。それも無理やりやらすよりも、あくまで親はサポート的な感じなんですね。

で、他に親ができることって、「よく寝る」「朝食をとる」など生活習慣をつけること。これも、脳を刺激し、成長させるコツです。

脳は何歳になっても育ちます。だから「遅すぎる」ってことはありません。親は子供を応援するのも大事な役目です。

また、兄弟姉妹と〈比べる〉ことで、その子が持っている個性が際立ち、気づきやすくなります。反面〈比べる〉ことで劣等感を煽ってもいけません。この辺のさじ加減が〈コツ〉なんですね。

 

今からだって、脳を育てられる

本書では〈子育て〉のコツが紹介されていますが、大人だって好奇心を絶やさず脳に刺激を与え続けることで、脳は成長するし、新しいスキルも身に付きます。本書での核は、子どもに〈させる〉だけじゃなく、大人も〈する〉ことがポイントじゃないかと思いました。

図鑑を見てワクワクするのは子どもじゃなくて、大人です。そのワクワクする姿を子どもが見ていて、「図鑑を見るとワクワクする」と覚えるのではないでしょうか。

子どもに楽器や英会話を習わせるのも大事なことかもしれませんが、大人が、楽器や音楽、語学に親しみ楽しんでいる土壌を作っていくのが大事なんでしょう。そして、ゼロから始めるのは大変で、時間のかかることでもあります。だから〈「賢い子」に育てる究極のコツ〉は、〈時間がかかってもいい〉から〈じっくり粘って〉〈楽しみながら〉〈学習を繰り返す〉という様子を、大人が実践して見せることなのかな?

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『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』|鬱の抜け方、付き合い方

こんにちは。暑さにヘバッている あさよるです。この暑さまだ1カ月以上続くの?と考えるたび嫌になります。普通に生きていても過酷な季節は生きるのがつらい。ということで、サクッと軽く読める本を探し『うつヌケ』を手に取りました。こちら、マンガです。が、内容は全然軽くないけどね!

以前、田中圭一さんがご自身のうつの経験をお話になっており、「うつヌケ」の連載を始めたというお話をなさっているのを聞きました。書籍化されたということで、気になっていました。

闘病から日常へ戻るまでの体験記

本書『うつヌケ』はマンガ家の田中圭一さんご自身のうつ病を患ってから平常を取り戻すまでの経緯が最初に紹介され、田中圭一さんの周囲のうつ経験者たちにインタビューをしてゆく形式で進みます。登場する方々は〈うつヌケ〉した方ばかりで、うつになってゆく過程と、うつの最中の苦しみ、そして、うつヌケした瞬間の感覚が語られます。

医学的な本ではく、それぞれが主観的に体験を語っているのが特徴です。本書で取り扱われる経験談は似通っている部分もあり、うつ発症~うつヌケまでの過程は、状況が異なっていてもいくつかに分類できそうです。家族が居たり、単身で両親と確執があったり、反対に助けてくれる家族や仲間がいたりと、状況は違っていても、経過が似ている人がいるように見えます。

また、本書の面白いのは、医師に〈うつ〉と診断された人でなく、「うつだったかもしれない」ステルスうつヌケの人にもインタビューしていたり、精神科医の話を聞いたり、ボリュームに対して多様な事例を紹介されています。

順風満帆な人も、うつになるんだ

本書を読んでいて思うのは、「こんな人もうつだったんだ」という感想。もちろん、うつは誰でもなると分かってはいるけれども、意外というか、外側から見ていても分からないものですね。そもそも田中圭一さんご自身がユーモアたっぷりなヤリ手の方だと思っていたので、うつで苦しんだ経験を聞いて驚きました。大槻ケンヂさんも、テレビでお見掛けする様子から、うつ経験があると知りませんでした。

そして、挫折したり上手くいかないことがあってうつが始まると思っていましたが、順風満帆で、仕事に打ち込んで家族がいて、満たされているように見える人の中にも、うつという怪物が忍び寄っているかもしれないのね。その描写がやけにリアルというか、〈うつ〉を可愛らしいモコモコみたいに表現されているんですが、これが怖い。

誰もが、冷静に客観視ができなくなる

うつヌケの経験を読んでいると、本来であれば優秀で的確な判断ができたであろう方が、適切な決断ができなくなってしまう恐ろしさを感じます。たぶん、他人事として客観的に冷静に見れば「休め」「やめろ」と指示するはずの場面でも、いざ自分が渦中に放り込まれると、主観しかできないし、なかなか状況が呑み込めないのでしょう。だからこそ、「誰でもなる」し「他人事じゃない」んだなぁと。

本書『うつヌケ』に登場する方たちは、お話を読む分に「働きすぎ」な方が多い印象です。イヤイヤ働いているのではなく、能動的に好きで就いた職業の方も多いです。うつ=心が弱いとか、精神的に我慢できない状況がうつを生むとは限らないのが分かります。

マンガでサクッと読める

本書『うつヌケ』は田中圭一さんのマンガで書かれてます。一章ずつは短くて、少しの時間でも読み進められるでしょう。「うつ」って言葉は誰もが知っていて、うつに誰もがなるかもしれない可能性があることは、広く知られるようになっていると思います。しかし、リアルに「自分がうつかも」「自分がうつになるかも」と想定している人はどれくらいでしょうか。また、遠い世界の話のように聞いているかもしれません。「誰もがうつになる」「どうやってうつになるか」「うつになるとどうなるか」「うつから抜け出ることはできるのか」という、素朴なところを実体験で紹介されています。あくまで治療は専門医にかかることを薦めているところや、容態は変化し軽くなってゆく過程が紹介されているのは、良いなあと思いました。

で、本編とは関係ないのですが、気になったトコ。田中圭一氏は手○風な自画像はいつものこと、聞き役の“うつとは無縁のアシスタント・カネコ”が藤○F風なのは他意があるのだろうかw

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