生活情報

『うれしいおくりもの』|イラストレーター・杉浦さやかさんのプレゼント

『うれしいおくりもの』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。夏休みちょっとのんびりできる時間があったので、ここ数ヶ月分の日記をまとめていました(それを「日記」と呼ぶのかは定かではないが)。

いつも日記づくりのモチベーションになるのは、杉浦さやかさんのイラスト本です。もともと、デザイン関係の雑誌で杉浦さやかさんが出版社に売り込みに回っていたころのポートフォリオの作り方を見て、「こうすればいいのね」と勉強していたころから、「日頃から記録や絵を描き溜めておくのは大切だな」と思った経緯があります。杉浦さんの本を読むと、その頃の初心を思い出すので、手元に置くようにしています。

今回読んだのは『うれしいおくりもの』。これは初読みでした。杉浦さやかさんによる誰かにおくりたいプレゼント。手作りのカードを添えたり、自分でラッピングしたり、読んでいるだけで、おくりものをあげる/もらうワクワクがあふれ出て来るようです。

てづくり、とくべつな「おくりもの」

『うれしいおくりもの』はイラストレーターの杉浦さやかさんが、誰かの誕生日や結婚式、日々の中でのちょっとしたプレゼント。もちろんお店でとっておきを見つけてきてプレゼントすることもあるけれど、手作りのプレゼントや、カードを添えたり、オリジナルのおくりものも特別でいいですね。

杉浦さんご家族は、ご両親もご兄弟も、それぞれの誕生日はちゃんと家族でプレゼントを用意してお祝いするそうです。還暦のプレゼントに手作りカードなんていいですね。

そう、プレゼントって言えば、すっかり「お店で買うもの」と思っていましたが、子どもの頃みたいに、手書きのイラストやカードの方がずっと特別で嬉しいかも。ページをペラペラとめくっているだけで、ムクムクと「わたしも作りたい!」と創作意欲がわいてきます。

また、杉浦さんのイラストが素敵ですね~。眺めているだけでウットリ(*´ω`*)

杉浦さやかさんのイラストたっぷり

『うれしいおくりもの』挿絵イラスト

杉浦さやかさんの本を手に取ったことがある方ならご存知でしょう。杉浦さんの本は、杉浦さんのイラストたっぷり。手書きの文字と相まって、すんごく素敵なページが次から次へと続きます。

おくりもの一つ一つイラスト化されていたり、てづくりカードの作り方を紹介されていたりと、ボリュームたっぷり。ほれぼれ~。

おんなじプレゼントでも、ちょこっと絵をかいたり、シール一枚でもプラスすると渡すのももらうのもうれしいですね。

新しいリボンやシールや紙ものが欲しい!

プレゼントって楽しい!まねっこしたい

本書『うれしいおくりもの』は、もらうだけじゃなく、人にプレゼントをするのが楽しみでたまらなくなってしまいます。真似したいですね。

可愛いもの、すてきなものを見つけたとき、「自分はどれを買おうか」だけじゃなく「あの人は喜びそう」「あの人に似合う」って思えるのはワクワクするなぁ。

別に高価なものが欲しいんじゃなく、だけど「いつかどこかで、わたしのことを思い出してくれた」ってことが嬉しかったりもする。

『うれしいおくりもの』は、あげるのも、もらうのも、待ち遠しく早くその時が来るのが楽しみです。

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『知識ゼロからの脱収納の断捨離術』|収納しない片づけ

『知識ゼロからの脱収納の断捨離術』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。ブログを始めてから、片づけの本を読むようになり、劇的に部屋の中が片づこうとしています。しかし、なにかスッキリしない! 結構、持ち物は絞り込まれているし、掃除もしやすくなったし、QOLも向上しているのですが、「充実した生活」にはまだ及んでいない気がします。

もうちょい、片づけと向き合ってみようと、やましたひでこさんの『知識ゼロからの脱収納の断捨離術』を手に取りました。著者のやましたひでこさんは片づけの「断捨離」という言葉を世に広めた方です。ヨガの考えから着想を得たそうで、「物を捨てる」というネガティブなイメージだった片づけを、「断捨離」という新しい概念に書き換えた方です。

「収納」ではなく「断捨離」

本書『知識ゼロからの脱収納の断捨離入門』は、「断捨離」という思想を広めた やましたひでこさんの著作です。断捨離とは言わずもがなですが、

モノを絞り込んで、空間とのバランスをはかる。
モノを絞り込んで、自分の時間とエネルギーとの調整をはかる。

これが、断捨離の片づけです。
モノを絞り込むということは、選択・決断の連続です。そう、選択・決断なくしては、モノは減ってはいきません。
入り口での【断】。何を取り込み、何を取り込まないかを選択・決断します。
出口での【捨】。何を残し、何を取り除いていくのかを選択・決断します。今、目の前にあるモノの山は、自分の選択・決断の結果であり証拠です。

p.18

断捨離の「断」は新たに入ってくるものの精査、「捨」は何を手元に残し何を手放すかの精査、そして「離」は執着から離れることです。

わたしたしは意識的にも無意識的にも〈何か〉に執着しています。それは過去の思い出だったり、自分のコンプレックスだったりします。「断捨離」とは、今の自分を客観視し、人生の主役の座を「モノ」から「自分」に取り返すことです。もし、家の中がモノに占領され、モノのために生活をしているのなら、自分の人生がモノに乗っ取られていると考えられます。そのモノを補完するために家賃を払い、管理をし、労力を割いているのですから。

「断捨離」は、単にモノを捨てて減らすことではなく、自分に必要なモノを選び取ることです。しかも「断」も「捨」も二重に〈選ぶ・決断〉することです。

スキマは埋めるものでなく、作るもの

「片づけ術」では、ホームセンターや100円均一ショップで収納グッズを買ってきて、家の中の隙間という隙間を有効活用することだと考えていた人は多いはず。あさよるも以前は、デッドスペースを最大限に有効活用する〈収納術〉こそが賢い片づけだと思っていました。

しかし「断捨離」は考えがまるで別です。隙間を埋めるどころか、むしろ隙間を生み出すのが「断捨離」です。家の中にギッシリモノが詰まって、クローゼットの奥、引き出しの中、目の届かないところまでモノで埋め尽くされていても、それらを頭の中で管理できる人はそうそういません。溢れかえる物モノを管理するために、知らず知らずに結構膨大な労力を使っているのです。

断捨離では、手元に置くモノを決断して選び取るので、モノは最小限。部屋の中にも、クローゼットも引き出しの中にもスキマが生まれます。ゆったりとモノを管理できるので、頭の中もスッキリするのです。「モノを飾る」ということまでできるようになると、生活が豊かになってゆく気がしますね。

「捨てられない理由」を捨ててゆく

片づけ・断捨離をするとき、「捨てる」という行為自体への罪悪感や拒絶を感じる人も多いでしょう。本書『知識ゼロからの脱収納の断捨離入門』でも、「捨てる」ことへのメンタルブロックを解くことにほとんどのページが割かれています。

片づけ・断捨離を阻む感情は「もったいない」という気持ちではないでしょうか。モノを大事し「もったいない」と思う気持ちは大切なことです。しかし一番大切なのは、「本当にモノを大切にしているか」ということです。押し入れの奥にしまい込んで、存在を忘れ去っているモノを「大切にしている」と言えるでしょうか。もう二度と着ない服をタンスに詰め込むことも、埃まみれでドロドロになったものを収納していることも、「モノを大切に扱っている」とは言い難いでしょう。

「もったいない」は、片づけを投げ出す自分への言い訳にもなってしまいます。

断捨離では、自分の手元に置いておくべきモノを厳選して選び取ります。すると、自分の持ち物は「お気に入り」や「とっておき」ばかりになってゆきます。最小限のモノになれば、頭の中でどこになにがあるのかも把握できるようになるでしょう。すべてのモノへ配慮が行き届き、とっておきのモノを大切に使いましょう。それが「もったいない」という気落ちの表現の仕方なんです。

コンプレックスに執着してるのかも

また、捨てられないモノの中には、自分の見栄やコンプレックスのせいで手放せないこともあります。本書では、高価な買い物をしようとしたとき友人に「そんな高いものを買うの?」と言われ、「高価なものはお前には似合わない」と言われたような気がして、ムキになって購入してしまったという例が紹介されていました。もちろん、その人はそんなコンプレックスを忘れていて、なんとなく「捨てられない」と思っていました。よくよく自分と向き合ってゆくうちに、「他人からバカにされた」というエピソードに執着していたことに思い至ったそうです。

高価な持ち物を買う時、時にそれを「自分が欲しいから」ではなく「他人から良く見られたい自分」を優先して購入してしまうことがあります。そんなモノを手放すときは、「他人から良く見られたい自分」を捨ててしまうようで気後れしてしまうようです。

断捨離とは、他人の評価に価値基準を置くのではなく、自分基準でモノを選び、決断することです。

片づけは〈思想〉なのだ

以前、やましたひでこさんの『新・片づけ術「断捨離」』を読んだときも感じたのは、自分の生活の場や職場を片づけることって、これは一つの思想なのだなあということです。

もちろん、散らかった部屋で生きるのも、モノをギッシリ収納して生活するのも、その人の生き方です。「断捨離」もそういう〈生き方〉なんですよね。「もったいない」といってモノを捨てないのも生き方だし、自分の身の回りを整理して小ざっぱりを生きるのも生き方です。

これは断捨離に限らず、ときめきの魔法の片づけも、ミニマリストの生き方も、みんな「自分はどう生きるか」という思想のもとになされているのではないかと思います。あるいは「自分はどう生きたいか」という、未来をデザインすることなのかもしれません。

片づけは、単に身の回りの世話を自分ですることだけではなく、なにやらそれ以上の〈意味〉があるようですね。

未来の自分にふさわしい生活を

『知識ゼロからの脱収納の断捨離術』挿絵イラスト

断捨離の「断」は新しく入ってくるモノを〈選び・決断〉すること。「捨」は今あるモノを〈選び・決断〉することと紹介しました。この「断」と「捨」の二つの要素が断捨離のポイントです。

まず新たに入ってくるものを精査する「断」によって、自分が「これから必要なモノ」を選び、決断することになります。それは自ずと「これからどう生きるか」を真っ向から考えることになります。

既にあるものを取捨選択する「捨」では、「過去に必要だったもの」と「これから必要なモノ」を選別します。過去の自分には必要だった、だけど今の自分、未来の自分には不要なモノは「離」へ進みます。収着で手元に置いておくのではなく、きっちりケジメをつけて手放します。

断捨離をすると否応なしにも、「これからの生活」を想像せずにはいられません。見回してみると、過去の自分に必要だったモノが溢れているなら、いったん整理して、これからの自分のために装備を改め直したいと思いました。

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『あなたを天才にするスマートノート』|手取り足取りノート術

『あなたを天才にするスマートノート』挿絵イラスト

こんにちは。5行日記を書いている あさよるです。今日の出来事5行と、体温、起床/就寝時間、明日の予定をノートに毎日書きだします。振り返りと明日の段取りをメモすることで、安心して頭の中を空っぽにしてお布団に入れます。この5行日記の習慣はなんとなく10代の頃からあったのですが、岡田斗司夫さんの『あなたを天才にするスマートノート』を読んで、意識し始めた気がします。

また、ノートの見開きの右ページに頭の中にある発想を書く。反対の左ページには、右ページを反映させて、図解や要点のまとめ、面白いことなど、ノートの上で展開してゆきます。この〈スマートノート〉の左ページと右ページを使い分けるやり方も、しばらく実践していました(その内、オリジナルな使い方に変化していってしまいましたが……)

久々に『あなたを天才にするスマートノート』を読み返して、〈スマートノート〉の趣旨を再確認し、本書内で述べられているように「確かに、他のノート術とは違うなあ」と思う。何が違うって、「オモロイ人」になるためのノート術なのだ!

「面白い人」になるためのノート術

そう、本書『あなたを天才にするスマートノート』は、仕事の能率化とか、ライフログとか、体調管理とか、そんなノート術ではないのです。ズバリ!「面白い人」になるためのノート術なのです。ここでは〈面白い人〉が〈天才〉とされています。そして〈天才〉とは、以下のように定義付けられています。

  • 発想力
  • 表現力
  • 論理力

この3つの要素をすべて持っている人=天才

一つでも欠けては「天才」とは呼べません。2つを持っている人は著名人にたくさんいます。しかし、3つとも持っている人は滅多にいない。まさに「天才」です。

そして、「発想力」「表現力」「論理力」を持ち合わせている人物は、それは魅力的な人物に決まっています。魅力あふれる、面白みの溢れる人物に近づくためのツールとしての〈スマートノート〉なのです。

※本書内では〈面白い〉という言葉が「interesting」と「fun」の両方の意味で使われ混在していますが、このブログエントリーでは〈面白い〉を「interesting」の意味で使います。

『あなたを天才にするスマートノート』挿絵イラスト

ネタ帳としてのノート術

本書『あなたを天才にするスマートノート』で推奨されるノートの使い方はさながら「ネタ帳」です。岡田斗司夫さんは本書出版当時は大学で客員教授をなさっておられ、さらにニコ生放送でもご活躍です。毎度、聴衆を惹きつける「ネタ帳」として、ノートが使われています。

自分が「面白い」「気になる」「気がかり」な物事をノートの見開き右側のページに書き出します。一旦、頭の中のモヤモヤをノートに「見える化」し、そしてノートの左側のページで、ノート上で考えを展開してゆくのです。

ノートでネタを繰れ!

ノート上にキャラクターを設定し、キャラに会話させて発想を膨らましてゆく方法も紹介されていて、まるでノートを使って一人でネタを繰っているようです。実際、岡田斗司夫さんは人の前でお話をするお仕事をされているので、岡田さん流の「ネタの繰り方」なのでしょう。これ、師匠から弟子へ伝授される〈秘伝〉的な方法を、公開されてるって解釈でおk?

面白いのは、客観的な情報でさえも、ノートに書きだし、自分流に展開してゆくことです。客観を主体化してゆくと言いますか。自分が師匠に選んだ人のメルマガを〈写経〉したり、気になったことを書き出し、自分流に〈解釈〉してゆく過程がノートの左右のページでパッと見てわかるんですね。

「お金」ではなく「幸せ」を

さて、そもそもどうして 天才=〈面白い人〉を目指すのか。それは「より幸せに生きる」ための活動です。一般的なノート術の本では、仕事の能率化のものが主で、ビジネスに役立て、報酬を上げるような〈実用的な〉ノート術が一般的です。

しかし、本書『あなたを天才にするスマートノート』は、さながら「エンタメのためのノート術」と言っても良いでしょう。お金で換算される価値ではなく、お金を超える「エンタメ」あるいは「コンテンツ」としてのノート術なのです。まさに「オタキングのノート術」って感じです。

オタク的趣味のある方、エンタメ愛好家は、ビジネスのためのノート術が使いにくいなら「オタキングのノート術」を試してみても良いかもしれません。

ノート術得とくまでの7段階

本書『あなたを天才にするスマートノート』は読者に「ノートやメモを取る習慣のない人」を想定しています。ですから、最初からノート術の核心に触れるのではなく、徐々に少しずつ「ノートを取る習慣を身につける訓練」から始まります。これは、岡田斗司夫さんのレコーディングダイエットを流行させた大ヒット作『いつまでもデブと思うなよ』でも、徐々にハードルを上げてゆく方法が踏襲されています。

ノート術を会得するまでのステップは7つに分けられ、以下のような内容です。

  1. 5行日記をつける
  2. 行動採点する
  3. 論理訓練を始める
  4. 他人に見せて話をする
  5. 脳内リンクが生成される
  6. 知識から教養、見識へ
  7. 世に出る

次の見出しで、以上の7段階を簡単に説明します。

スマートノート術を体得する7段階

5行日記をつける

まずは第一段階。大学ノートとボールペンを入手し、「毎日ノートをつける」という習慣付けを行います。難しいことは考えず、今日一日あったことを5つ、ノートに書くだけです。ウソは書きません。で、書いたら忘れましょう。大丈夫、ノートに書いてあるから忘れても平気なのです。

行動採点する

毎日5行日記を書く習慣がついたなら、次のステップへ。5行日記に、0~5点までの点数をつけ採点しましょう。これは「0か100か」の思考から脱却するためです。世の中には、0と100の間のものがたくさんあります。思考停止せず、きちんと自分の尺度で、自分の言葉で評価する能力を身につけましょう。

論理訓練を始める

第3段階から、一気にレベルが上がります。ノートの見開き2ページを丸々使って、ダイナミックに思考する訓練が始まるのです。と、難しいことを考えてもしんどいだけなので、まずは「1日2ページ書く」という認識でOK。ノートの右ページにいつもと同じように5行日記を書くことから始めましょう。すると、あとの余白が気になり始め、ノートの大きさに合わせ思考も大きく広がってゆきます。

ちなみに〈スマートノート〉術では、ノートは用途別に分けずに、1冊のノートにすべての情報を集約します。

他人に見せて話をする

頭の中の考えがノートに「見える化」され、さらにオリジナルな思考が展開するようになったら、いよいよノートに書き連ねた内容を他人に話をして聞かせましょう。ここで、ノートが別の使われ方をします。そう、ノートをホワイトボード代わりに「ノートに書きながら話す」というワザを繰り出しましょう。ノートの中に、他者の存在が入り込んでくるんです。胸熱。

脳内リンクが生成される

この段階まで来ると、同じことを何度もノートに書いたり、何度も同じことを考えたりしており、ある時ふと「わかった」という瞬間が訪れます。これは、何度も思考した結果です。この「分かった!」という快感と共に、考えをノートに数ページにも渡って書きまくってしまいましょう。この時のために、必要なのは「ムダ」なこと……正しく言うと、一見すると「ムダ」に思えることが、思考を重ねるうちに役割を果たすことがあるのです。「ムダ」を大事にしましょう。

知識から教養、見識へ

なんども思考を重ね、なんども人と話し合い、熟考を重ねた先にあるのは、「意見」や「仮説」です。頭の中の知識や考えのリンクが発達してゆくうちに「自分の考え」が生まれ、その結果「意見」を持ったり、「仮説」が立てられるようになります。さらにそこから「教養」を深め「見識」を得るためのノート術に発展してゆきます。

世に出る

そしていよいよ最終段階。自分の考え、自分の意見を持ち、教養を深めたなら、世に出ましょう。隠れていてはもったいない。あなたは既に〈天才〉なのです。

 せっかく「天才」になったんだから、デビューしましょうよ。
誰も知らないところで、1人で「天才」やってていはずないでしょ?

天才の特徴は「強い主体性」です。
それは「この世界に対する責任感」「関わろうとする意志」という意味です。
強い主体性、すなわち「この世のことで自分に関係ないことなんかない」という、途方もない自我は、あなたに告げるはずです。
力は得た。
じゃあ、なにをしようか? と。

お供しますよ。
スマートノートは、いつでもあなたの味方です。

p.245-246

凡人だからできること

本書『あなたを天才にするスマートノート』の序盤で、著者の岡田斗司夫さんがご自身が「凡庸である」ことを悟ったエピソードに触れられます。岡田斗司夫さんは自身が「読書家である」と自負していましたが、大学のSF研究会に参加すると、自分よりすごい人がたくさん集っており、とても勝ち目がないと悟ります。

「自分は優秀ではない」と知ったから、次は「じゃあ、どうやって彼らと渡り合おうか」と考えた結果が「ノートを取る」という手段でした。必死に議事録を取る岡田さんの姿を、周りの人たちはバカにしていましたが、次第と一目置かれるようになります。

優秀な人たちは頭がいいから、ノートを取らなくても忘れません。それ故に話し合いの中で〈目に見える証拠〉がないため〈水掛け論〉になることもあったのです。そんなとき、メモを取っている岡田斗司夫さんの出番です。誰がどんな話をしたか過去の記録が残っているのです。ノートの強みを知ったのです。

岡田斗司夫さんのノート術は「自分が凡庸だ」と悟り、それを打開すべく奮闘した経験から始まります。ですから、本書も、普通の、凡人が、天才になるためのノート術なのです。経緯を知ると、事細かに「ノートを取る習慣付け」から丁寧に解説される理由もわかります。

ムダな思考をいっぱいしよう

本書『あなたを天才にするスマートノート』の趣旨で、あさよるが共感したのは「ムダなこと」を大事にしていることです。

スマートノートの考え方は違います。
もっと「ムダ」を重視している。
効率よく「能力」を伸ばそうとはしていない。

(中略)

私たちの脳は工場ではない。原料である知識や情報を搬入して、常に刺激を与えれば一定のアウトプットが得られる、そんな工場製品ではないからです。(中略)

私たちにできることは「開墾」「日当たりと水はけの配慮」「日々の手入れ」「害虫の駆除」、そして「収穫」だけなのです。

なにかを思いついたり、アイデアや企画が脳内で生まれる。それは「収穫」です。収穫には準備期間として種まきや成長が必要で、急かすこともスケジュールを守らせることもできません。
でも、私たちは「良き農夫」となることができる。収穫物が少しでも大きく素晴らしいものになるためにできることがある。
それがスマートノートなのです。

p.168.172-174

自分の考え、自分の意見を持つって、気長な農作業なのですね。インプットすると定量アウトプットされるような工場製品ではなく、一見するとムダに思えるような作業や時間を使い、豊かな土壌を耕さねばなりません。しかもスケールは「人生」という、えらい壮大なスケール。

「ムダ」が必要というのも、変な話に聞こえますが、「何が必要で、何が不要なのか、やってみないと選別できない」とも言えます。結果的に「あれは役立ったな」「あれは蛇足だったな」と振り返られるだけで、始める前は未来が予見できません。だから、いっぱい、ムダな、いらないことをたくさん考えよう!

ただ「ノートをとる」って作業なのに、なかなか大きな話に行き着きます。もし、学校で板書を写すしか経験がない人がいたら『あなたを天才にするスマートノート』は、ノートの書き方、メモの取り方を、最初の第一歩から教えてくれます。

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『子どもの防犯マニュアル』|子どもにスマホを持たせて大丈夫?

こんにちは。夜遊びをやめたあさよるです。最近ね、遅い時間に外にいるのが怖いって感じるようになって、夕方には家に帰りたくなります。若い頃は怖いもの知らずで夜遊びしてたのにねぇw

安全とか、防犯への意識って、人によってかなり差があるんじゃないかと思います。SNSを見ていても、あさよるから見ると危なっかしくて見てられないような投稿をしている人もいます。「危ないよ」って説明しても、「そんな人いるわけない」「考えすぎw」とあさよるが非常識扱いされてしまったこともあります(´;ω;`)

今日読んだのは『子どもの防犯マニュアル』。親御さんや保護者の立場の人は読んでほしいのですが、「防犯」の知識は大人でも使えるものだと思いました。

子どもの行動・思考パターンを知る

『子どもの防犯マニュアル』は全5章で構成され、第1章では連れ去り犯罪に遭わない備え。第2章ではスマホ・インターネットを使った犯罪に巻き込まれないための心得。第3章では通学・通塾の身の守り方。第4章では防犯グッズの扱い方について。そして第5章は、多くの人と関わることが防犯に繋がることが紹介されています。

本書は小中高生の親御さんや保護者へ向けられた本です。ですから、大人がどうやって子どもを守るのか。親の行動や助言、親が与えたスマホが、犯罪に巻き込まれるきっかけになっています。

子どもへの防犯教育というよりは、大人の側の心得と、正しい対策が指南されています。

どうして知らない人について行っちゃうの?

「知らない人に声をかけられたらどうするの?」と尋ねると「ついていかない!」と子どもは答えます。しかし、「車の中にニンテンドースイッチがあるんだけど、君にあげるよ」なんて言われると、車の中を覗いちゃう子がいるんですって。それは、オモチャに気が取られているからじゃないんだそうです。

子ども、特に小学生低学年くらいの子は、「車の中を覗くくらいだったら大丈夫」「パンチでやっつけられる」「走って逃げればいいや」と楽観的に事態を捉えているんだそうです。大人と子どもの体の大きさの違いや、パワーの違いがまだよく分かっていないんですね。

だから、「知らない人についていってはいけない」ことだけでなくって、「大人の力には敵わない」「車の中に引っ張り込まれたら」「後ろから押し込められたら」と、体格差や力の差を教えておくことが大事そう。パパやママと力比べをしたり、シミュレーションしておくのがよさそうです。

スマホ、インターネット。テクノロジーを知る

インターネットを子どもが利用することで、トラブルに遭遇したり、犯罪被害に遭うきかっけになることが多いそう。子どもはネットリテラシーもまだありませんし、少しのイタズラ感覚で友達の個人情報をネットに書き込み、加害者になることもあります。写真や動画が拡散されて、取り返しのつかないことになることもあります。

インターネット上にアップロードした写真や動画、文章は〈完全に削除することは不可能〉と考えておいても、考えすぎてはありません。友達へあててLINEグループで画像を投稿したり、SNSに投稿した情報は、誰が見ているかわからない。誰が保存しているかわからない。

……これは、大人でも不注意な人がいます。子どもにネットリテラシーを教えるなら、大人が勉強しないといけないことです。

不用意に、何の対策もせずにスマホを子どもに与える親もいるんだそうです。あさよる的には、これは虐待なんじゃないかとすら思います。道具というのは、便利なものほど使い方によっては危険でもあります。私たちは刃物を使ったり、火を使ったり、自転車に乗ったり、道具を使うとき、必ず親から子へ使い方の手解きをしますよね。スマホだって、手解きすべきだし。危険なものはガードしないといけません。

これも、スマホを使うためには、機械の使い方を親が学ばないといけません。子どもに無関心で、なんでもかんでも欲しいものを与えるのではなくて、親がよくそれを知って、制限を設けながら少しずつ道具を使いこなせるよう指導しようと、本書でも語られています。

ネットでトラブルに巻き込まれるリスクは誰にでもあると考えておくくらいでちょうどいいと思います。
例えば、次のようなトラブルがあります。

・ワンクリック詐欺、架空請求
・懸賞やネットショッピングの詐欺
・出会い系、ID交換掲示板
・学校裏サイト、ネットいじめ
・売春、援助交際、性風俗
・喫煙・飲酒・薬物などの情報
・問題のある写真のSNSへの投稿

p.96-97

ネットのトラブルは、誰しもが被害者にも、加害者にもなってしまうリスクがあります。

「なんでも話せる環境」の力

防犯習慣を身につけるには、小学生の内からがいいと紹介されていました。なぜなら、思春期の多感な時期に差し掛かってから突然、親が防犯についてレクチャーしても、反発されたり、親への不信感になってしまうことがあるからだそう。……あさよるも、自分の反抗期を思うと……わかりますw

あと、日ごろからどんな些細なことでも報告できる環境づくりも必要です。通学路で道路工事が始まったとか、気になる出来事があったとか。

親子間でコミュニケーションが上手く取れていないと、例え外で怖い思いをしても、それを両親に話さないんだそうです。

子どもが危ないことをしたとき、頭ごなしに叱るのも、子どもからの報告を妨げます。叱りたい気持ちはいったんグッと呑み込んで、とりあえず子どもの話を最後まで聞くよう指南されていました。ちなみに、子どもは危ないことをわざわざします。それは、成長過程で誰にでもあることです。

子どもは、大人からすると「どうしてそんなことするの?」と首をかしげたくなるような不可解な行動をとることがよくあります。(中略)発達心理学においては「自らの成長発達のために、必要不可欠な考えや行動を起こさせる諸衝動」と考えられます。
大人自身も過去に経験したはずのものですが、たいてい覚えていません。
防犯の第一歩は、「大人が子どもについてよく学ぶこと」ですから、子どもならではの行動パターンを学ぶことで、無意識にとる危ない行動を予測し、子どもに対して注意を促すことができます。

(中略)

〈子どもが好きな行動パターンの例〉
・住宅の壁の間や細い道をくぐり抜ける
・橋や階段の下にできるような狭い空間に入りたくなる
・自分の体がぴったりと収まりそうな空洞に入りたくなる
・手が届きそうな高さにあるものには飛びつきたくなる
・高いところにのぼって周りを見渡したくなる
・穴があると飛び越えたくなる
・幅の狭い石段などを平均台のように渡りたくなる
・ブロック歩道なんで「同じ色のブロックだけ踏む」などルールを作って遊びたくなる
・チェーンやロープが渡されていると、座ったり、ぶら下がったりしたくなる
・不安定に揺れそうな台や石に乗りたくなる
・窓のように空いている穴をのぞきたくなる
・壊れたものやガラクタをつい触りたくなる
・水を手足で触りたくなる
・等間隔の柵に手や棒を当てて歩いて、リズムカルな音を確かめたくなる
・壁によじ登りたくなる

p.59-61

子どもの行動パターンはなかなか読めませんが、子どものやりがちなことを先回りして予測できれば、防犯や安全の役に立ちます。大人も、子どもの心を思い出せるといいんですけどね……

防犯はきっと「生きていく力」なんだろう

以前、子どもに防犯教育をしている様子を見て「かわいそう…」と思ったことがありました。それは、人から腕をつかまれたり引っ張られたとき、大きな声で「やめて!」という練習をしている様子を見たときでした。「子どもにわざわざ怖い状況を想像させて、大声で悲鳴をあげる練習をさせるなんて……」と残酷な気がしたんです。

今回『子どもの防犯マニュアル』を読んで、その考えはガラリと改まりました。なぜなら、ここに書かれている防犯マニュアルは、そのまま大人にも当てはまるからです。

ということは、自分の身の安全を自分で確保する、自分で考えて瞬時に最適な行動をする、その力って「生きる力」そのものなのかも?と思いました。

すると親が子に、防犯の極意を伝授するのも当然だとも思いました。「やめて!」「離して!」と悲鳴を上げるスキルは、大人だって必要です。「助けを求める」って生まれながらにできなくて、学習してゆくのかもしれません。

とても読みやすい文体と、きっちりと必要なことが書かれている感じで、良かったです。

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『一生リバウンドしない!奇跡の3日片づけ』|この通りやるだけ

エンドレス片づけに精を出している あさよるです。エンドレスで散らかし続けているとも言う……(;’∀’)

片づけね……。当あさよるネットでも、片づけ本は時たま紹介しております。『新・片づけ術「断捨離」』や『人生がときめく片づけの魔法』も読みました。

ちゃんと読了後はそれなりに刺激されて、片づけや掃除がはかどるんです。きちんと満足してたのですが、そろそろ片づけへの勢いが減速してきたので、新たな風を送り込みたく、『奇跡の3日片づけ』を手に取りました。

「一生リバウンドしない!」とあるのも頼もしく、そしてなにより3日で片づくというのが魅力的。

散らかると、追い詰められる……

片づけをしなくっちゃ!って思う時ってどんな時ですか?

あさよるの場合は……モノをなくして出てこないときに、半泣きになりながら片づけしたいと切に思います。あと、ネットでオシャレなインテリアやライフスタイルを紹介する記事を読んで「ああ、こんな部屋で住みたい……」とうっとりしている時です。

来客がきっかけになることもあります。友人や知人、親類の来訪はもう……大パニック事案。突然の来客は絶対に無理!もっと気軽に人が立ち寄る家ってステキだなぁと憧れているくせに、現実はほど遠い……。

なんだかモノがゴチャゴチャと大量にあるのに、いつも何か足りない。いつもボールペンが見当たらなくて、やっと見つけたペンはインク切れ……。

洋服だって、クローゼットに収まらないくらいの量なのに、いつもコーディネートが決まらない……。とっかえひっかえ洋服を手に取るも、いつも同じ服でおでかけ……。

部屋が散らかっていることで、不満、イライラ、焦りでいっぱいになってしまう。

「散らかっている」って事実だけではなく、精神面の悪影響がツライのが本音なのかも……。

3日片づけ、行動あるのみ!

そんな散らかった部屋へのフラストレーションが高まったあさよるは、今回『奇跡の3日片づけ』を取ったのでした。

ちなみに「断捨離」や「ときめく片づけ」も、一冊で十分片づけが進む本なんですよ。しかし長期的な片づけの場合、途中で自分へカツを入れるために、片づけ本を読む感じ。モチベーションアップするんですよねん。

で、「奇跡の3日片づけ」です。まずタイトルがすてき。3日間で終わっちゃう片づけ。3日で生まれ変わっちゃえるんです。

(・∀・)イイネ!!

メソッドはとってもシンプル。シンプルだからこそ3日でベストな状態へ持ってゆけるのです。

そのシンプルなメソッドとは、一言で言うと「モノの定員を決めてしまう」。例えば、バスタオルは◯枚。ボールペンは△本。調味料はこのスペースに修める…などなど、先に数を決めてしまう。

このとき、自分には何が必要なのか事前に見極めが必要ですが、『奇蹟の3日片づけ』では細かに指針が示されていますから、先生の教えに従うのが手っ取り早いでしょう。で、よく言われる「定位置」ですね。モノをどこに置くのかを決めておく。

量が決まり、場所が決まれば、あとはそれに従えばいい。思案するのではなく、行動を起こすことに重点が置かれています。

まず行動に起こしてみる!すると……片づいた家が出現するのです!キレイな部屋で、新しい生活のスタート!

モノもね、減らしてみて、不足があれば買い足せばいいんだし、あまり深刻になっても仕方ないのだなぁと思います。それよりも、新しい生活をスタートしちゃうことの方が先決なのですね。

シンプルで王道な「片づけ」、しませんか?

片づけ本をたくさん読まれている人にとっては、『奇跡の3日片づけ』に書かれていることって見知っていることだろうと思います。それくらい、普遍的で王道な片づけの紹介だからです。

しかし、なにせ「3日片づけ」であり「一生リバウンドしない!」ですからね。この本に書いてあることを、そのまま実行すれば、人生そのものが変わると言っても大げさではないでしょう。「片づけ」や「整理」には、生き方を変えるくらいの力があるだろうと思うからです。

で、きちんと実行できれば、片づけ本も今後不要ってわけです。……もちろん、すべての手順を完全に遂行するのって……ナイと思うんですね(苦笑)。

ですから、今後も「片づけ本」を手にとることもあるんじゃないかと思われますがw、かなりモチベーションアップができる本です。

とりあえず今、早く押入れの中をイジりたくって貯まりません(・∀・)

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