脳科学

『できない脳ほど自信過剰』|「自称・嘘つき」は本当に嘘つく正直者

『できない脳ほど自信過剰』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。池谷裕二さんの本が立て続けに面白かったので、またもや手に取ってしまいました。ちなみに、今まで読んだ中で一番面白かったのは『単純な脳、複雑な「私」』でした。

池谷裕二さんはヒトの脳の特徴や、人の行動・思考のクセについての本を複数出版されています。脳の話は、知れば知るほど不思議で、頭の中が「?」でいっぱいになってゆく面白さがたまりません。

今回手に取った『できない脳ほど自信過剰』は脳に関するコラム集で「ほうほう」と、「知らなかった!」と「やっぱりそうか!」の繰り返しの読書でした。

脳はやたら上から目線!?

本書『できない脳ほど自信過剰』は、ピリッと皮肉の効いたタイトルです。それは「能力が低い人ほど、自分の能力を客観的に判断できないから、自信過剰になりがち」というこの世の心理を端的に表してるからです—―(>_<→ グサッ

ドライバーに「あなたは車の運転が上手い方ですか」と質問すると、70%の人が「はい」と答えるそうです。20%の人が、自分を過剰に評価していることになります。こわいですね~……と、他人事のように言っておこう。サーセンサーセンm(__)m

これは、あなたの〈人が悪い〉わけではありません。ヒトの脳は、見えない相手、よくわからない相手を低く評価する〈クセ〉があるようです。

例えば「オーパーツ」という言葉があります。

オーパーツは、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指す。英語の「out-of-place artifacts」を略して「OOPARTS」とした語で、つまり「場違いな工芸品」という意味である。

オーパーツ – Wikipedia

オーパーツの代表であるナスカの地上絵は、航空技術が発達してから地上に絵が描かれていることが発見されました。航空機がなかった時代、古代人がこのような絵を描くことは不可能ですから、「宇宙人が描いたんだ」なんて話が登場します。……これ、現代人の「思い上がり」ですよね。「古代人は現代人よりも劣っているハズ」という先入観があって「劣等な古代人が高等なことができるわけがない」と考え、そこから「古代人にはムリだから、人知を超える存在が作ったんだ」→宇宙人、という発想に結びついてゆきます。しかし、古代人であれ、我々と同じホモサピエンスです。我々と同じことを古代人が考え、実行していてもおかしくありません。

また、人間以外の動物を低く見てしまうという傾向もあります。当然ですが、ヒトが得意なこともあれば、ネズミが得意なこともあり、哺乳類より虫のほうが長けていることもあります。なのに、ヒトは高等だと、つい考えています。

同じような話で、どうしても私たちは機械、ロボットを下に見てしまいます。ヒトの方が優秀であると思っているし、そうであって欲しいと願っているのかもしれません。

ヒトの脳は本来的に自信過剰にできていて、なかなか冷静に判断ができないようです。本書のタイトルは『できない脳ほど自信過剰』ですが、さながら「ヒトはやたらと上から目線だなあ」という感じ。

脳や人の行動に関するコラム集

紹介が遅れました。本書『できない脳ほど自信過剰』は、著者の池谷裕二さんが「週刊朝日」に連載されていたコラム集です。ですので、テーマは毎回違っていて、脳や人の行動に関するコラムが雑多に集まっている印象です。雑学や話のネタにどうぞ。

以下、あさよるが気になった、面白かった話を少し取り上げます。

  • 自己評価が伴わない

先に述べました、ヒトはどうやら自己評価が伴わない存在のようですw 〈自信過剰〉だけでなく、自己評価が低い人ほど、他人のユーモアに敏感だったりと、自己評価のできなさは〈自身過少〉にも働くようです。

面白いことに「自称ウソツキ」の人は、実際にウソツキだそうです。ということは、ウソツキほど正直者であるということ!?

  • 思い込みが強い

〈自信過剰〉と繋がりますが、ヒトの脳は思い込みが強いw 例えば、しつけは、厳しくするよりも、褒めて伸ばす方が効率的だそうです。しかし、やっぱり感覚的に「しかし厳しい方が効くんじゃないか」と思ってしまう自分もいます。

同じような話で〈我慢〉はするほど忍耐力が落ちてゆくという話に触れられています。たぶん、実際にそうなんだと思いますが、これもやはり体感としては「我慢した方が良いんじゃないか」と自分で思い込んでしまいそうです。

あと、ビジネス書にもよくありますが「おとり商品」に騙されてしまう話。松竹梅の3つの商品があった場合、買わせたいのは竹で、竹を買わすためのおとりとして松をメニューに加えると、みんなまんまと竹を買ってしまうというお話。これも、「自分でメニューを選んでいる」と思い込んでいるのに、実際には商売上手にノセられているのです。

  • 一目ぼれせよ!

恋愛結婚した夫婦より、お見合い結婚する方が離婚率が低いという話は聞いたことがあります。恋は盲目ですから、相手の欠点も見えなくなって結婚するのですが、恋が冷めてしまうと……というワケ。

しかし「一目ぼれ」で結婚するカップルは意外にも長続きするそうです。なんでも、「一目ぼれ」とは、その人の収入や職業、家柄や社会的な立場や、なにもかもを度外視して、パッと見て潜在的に「好印象」の相手だからです。次第に相手の欠点が見えてきても、そもそも「好印象」を抱いている相手だから、悪い部分には目をつぶることができるんだそう。これは意外。

  • 三途の川が!

死の直前〈三途の川〉が見えるという話は、オカルトではなく、ホントらしい。といっても「川が見える」のか分からないけれども、瀕死の状態から一命を取り留めた人の中に、臨死体験をする人は多く、現実よりもリアルに感じるそうです。実際に死にゆくマウスの脳派を調べると、死の直前に独特な脳の変化が起こるそうです。

ここから、あさよるの余談ですが、日本人は臨死体験で川辺で大切な人を見るそうですが、文化が変わると見えるものが変わるそうです。「川のほとりで」というのは、日本人の心象風景なのでしょうか。関係ないけど、日本人の子どもは昔(今も?)「川で拾ってきた」というのが定番です。「コウノトリが」「キャベツ畑の」の日本版ですね。どうでもいい話だな。

  • 気合でどうもならないことがある

体内で水分が不足すると記憶力が下がるそうです。特に子どもは、学校に登校してきた時点で水分不足になっているそうで、テスト前に水分を取らすといいらしい。大人も、小まめに水分を取って体調管理を密にした方が、能率が良いってことでことですね。「気合」「根性」ではどうにもならないことがある。

あと、よく寝た方が学習効率が上がるとか、散歩がいいとか、「いわずもがな」な話ですが、脳科学的に見ても、はやりそうであるという裏取りができた気分。

ちょっと発見、ちょっと反省

『できない脳ほど自信過剰』挿絵イラスト

本書『できない脳ほど自信過剰』はコラム集ですから、ちっちゃな面白い小ネタが詰まっています。一節ずつ小さな発見と、ちょこっと自分に反省しつつ、自分のことを棚に上げて楽しめる、好奇心を刺激するエンタメ本ってとことでしょうか。

脳の働きや、ヒトの認知って、意外と自分の体感・実感とは齟齬があるようで、知れば知るほど不思議な世界です。また、ネズミの生態や、虫の能力を知ると、ヒトの脳を知ることは「生命とは」を考えることになるようです。なにもヒトだけが特別な存在ではないんですね。わかっちゃいるけど、つい「特別」な感じに考えてしまいます。

よく、数学的な確率と、実感としての確率が乖離する話があります。23人集まれば、50%の確立で同じ誕生日の人がいる、とか、やっぱ実感として信じがたい。ヒトは感覚的に選択すると、分が悪い選択をしてしまいます。「わたし、間違えるんで」と開き直って対策を考えた方がよさ気。

池谷裕二さんの本はどれも面白かったので、また違う本も読んでみたいです(^^♪

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『単純な脳、複雑な「私」』|心は身体の外にある!?

『単純な脳、複雑な「私」』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。本を読む楽しみって、自分の中の常識が覆されるような事実に出会って、ワクワクする体験が待ち受けていることです。今日読んだ『単純な脳、複雑な「私」』も、自分の常識や概念が吹っ飛びました。本書の面白いところは、読む前より読了後の方が、頭の中が「???」でいっぱいになるところです。「私」とはなんだ? 自分の「意志」はどうなってるんだ? なんとなく感覚的に感じている「私」も「意志」も、科学的に見ると全く違っているだんて!

本書は高校生相手に脳についての授業をするという形式で構成されているのですが、聞き手の高校生たちは秀才ばかりだ。面白くてどんどん読み進められる内容ですが、ややこしい話の連続で、話についていくのは難儀をします。ナメてかからず、ドシッと構えて、そして好奇心全開にしてお読みください(^^)/

「私」はどこにいるの?

私とはなんだろう、心はどこにあるんだろうと考えたことは誰しもあるでしょう。「心は脳にあるんだ」と結論付ける人が多いだろうと予想しますが、どうも脳科学的には「心は脳にある」とは言えないみたいです。脳は、頭蓋骨に囲まれ閉ざされた空間にあります。脳は身体から入ってくる情報で、外部の情報を察知しています。脳が「自分」を認識するのは複雑です。脳が外部にアプローチを取り、外部から自分を俯瞰したときはじめて「自己」が認識されます。

 いったん脳から外に向かって表現して、それを観察して心の内側を理解するというのは、一見すると、ひどく面倒な手続きを踏んでいるように思えるよね。だって、自分の脳なんだから、いきなり脳の内部に、脳自身がアクセスすればいいのに、なぜ、こんな無駄と思える二度手間をわざわざ踏むのか……。
おそらく、進化の過程で、動物たちは他者の存在を意識できるようになった。そして次のステップでは、その他者の仕草や表情を観察することによって、その行動の根拠や理由を推測することができるようになった。他者の心の理解、これが社会性行動の種になっている。
しかし逆に、この他者モニターシステムを、「自分」に対しても使えば、今度は、自分の仕草や表情を観察することができるよね。すると、他者にたいしてやっていたときのように、自分の行動の理由を推測することができるようになる。これが重要なんだ。
僕は、こうした他者から自己へという観察の投影先の転換があって、はじめて自分に「心」があることに気づくようになったのではないかと想像している。

p.180-181

自分の外にあるものを観察している内に、自分を発見する。そして、自分の仕草や表情などの行動を観察していると、そこに「心」を見い出すのではないか、という想定ですね。

不思議なことに、我々は考えるよりも先に、脳は「身体が動いている状態」になって、それを観測し、「身体を動かそう」と意識するというのです。感覚的には意志があって行動に促されるように感じますが、順番が逆なのです。

同じように、行動をしてから、後から行動の理由を作り、つじつま合わせをしてしまいます。例えば、一瞬体が触れた異性に対して好意的に感じたとき、体が触れたのは一瞬ですから意識に上らず、「笑顔が素敵だ」なんてそれらしい理由をつけてしまいます。有名なのが「吊り橋効果」です。高い吊り橋の上で居るような、身体が緊張してドキドキする環境にあるとき、体は「なぜドキドキするのか」という理由を探します。そのとき、異性と一緒にいるのなら「恋をしているからドキドキするのだ」と解釈してしまうというもの。

身体的な感覚が脳に入力され、後からその理由付けが行われます。

脳を知るほどワカラナクナル……

本書『単純な脳、複雑な「私」』を読むと脳のことがよくわかる……とは真逆。脳の不思議な働きに触れて、ますます脳、ひいては「私」が一体何なのかわからなくなる読書でした。どうやら、脳は頭蓋骨の中に納まっていますが、「私」という存在は身体だけでなく、身体の外側にまで広がっているようです。

みなさんは幽体離脱を経験したことはおありでしょうか。実は、幽体離脱も脳に刺激を与えることで科学的に作り出せるそうです。あるいは、サッカー選手が試合中、サッカーフィールドを上から俯瞰したように全体を把握しているという話があります。プロサッカー選手とまではいかなくとも、似たような感覚なら思い当たるかもしれません。例えば夜中、誰もいないハズなのに背後に人の気配を感じて、自分が一歩踏み出すとその気配も一歩前進し、自分が腕を上げると気配も腕を上げ……って、コレ、自分の気配を自分が察知してしまっているのですが、「心」と「身体」が離れてしまっている例です。

どうも、「心」は「肉体」の中に宿っているとは限らないようです。

『単純な脳、複雑な「私」』挿絵イラスト

脳の仕組みは単純だが……

タイトル『単純な脳、複雑な「私」』とある通り、脳の仕組みを知ると、脳自体は外部からの刺激に反応して、単純な構造をしているようです。しかし「心」とか「私とは」と考えると、一気に複雑になります。「この世界は水槽の中に浮かんだ脳が見ているバーチャルな世界かも」という思考実験がありますが、あれを可能にするには、人為的に身体的刺激を与え、外部の情報を入力して初めて「自己」を認識するということ……なのか? ややこしくてワカラン。

よく生き物の構造を知って「生命スゴイ」モードになることがありますが、生物の構造にも結構ムダが多いそうです。人間の身体の仕組みもパーフェクトに効率化されているわけではなく、突貫工事的に手荒な部分もあるそう。だから、脳の仕組みもこれが完成形ってワケでもないし、欠陥もあって、思い違いや勘違いをたくさんします。

以前にあさよるネットでも紹介した『脳はバカ、腸はかしこい』でも、同じような記述がありました。脳はすぐに間違うし、勘違いして反応しちゃう。脳よりも腸の方がお仕事キッチリ堅実で、そして腸のコンディションが脳を動かしているという話です。

また「自由意志」という概念も否定されます。意志より先に身体が動く状態になるんですから、「自由意志」はありません。しかし「自由否定」はあります。動こうとする身体を意志により止めることができるのです。この話、夜食でカレーを食べてしまうより前に読んでおけばよかった……夜食にカレーはいかんでしょ。

ゆらぎが道を開く

あさよるが面白いと感じたのは「脳のゆらぎ」の話です。プロゴルファーが、同じ条件でボールを打っても、上手くボールが飛ぶ時と失敗するときがあります。それはなぜか。外部の条件が同じならば、脳に変化があるからです。脳の状態は常に揺らいでいて、同じ状態をキープできません。だから出力が違ってしまうのです。

脳の揺らぎは生物にとって有利に働きます。アリさんがエサを見つけて行列を作ってるとき、脳のゆらぎによって列をはみ出す個体が現れます。一見するとこんなヤツがいると群れにとって非効率な気がしますが、列を抜けるアリはフラフラと歩きまわり、エサへの最短ルートを発見するかもしれません。列から抜け出し他のルートを探し始める個体がいることは、結果的に群れに貢献します。同じようにパチンコを打っていて、突っ込んでるのになかなか出ない時、ふと「違う台へ移ってみよう」と思うのが脳のゆらぎだそうです。

「ゆらぎ」によって、別の選択肢を模索できるんですね。あさよるも、ゆらぎに従って行動しようと思いましたw

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『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』|我慢、苦労は脳にいい?

こんにちは。勉強のはかどらない あさよるです。言い訳として、日々の業務に追われて時間が過ぎてしまいます。現実には、食事(おやつ含む)に時間を取りすぎで、YouTube見る時間が長すぎてタイムオーバーしています。はぁ。優先順位が「YouTube>勉強」になってんのよね。そりゃそうか。

なんとか意識改革をしたいと、脳医学者・瀧靖之さんの『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』を手に取りました(`・ω・´)>

大人の勉強法

本書『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』は、大人に勇気とやる気をくれる脳医学者の本です。もし、「勉強」というものが子どもだけのものだと思っていたり、歳を取れば「成長」できないと思っている人がいるなら、本書を読むべきです。「勉強」は今からできるし、「成長」は死ぬまで続けられるのです。

著者の瀧靖之さんの本は、以前あさよるネットでも紹介しました。こちらは、脳医学者が子育てや子どもの教育を語ったもの。脳には刺激が必要で、その刺激はワクワクや好奇心がそれを促すのです。

好奇心は大人の脳も刺激します。大人の脳も、ふだんから刺激を与えていれば成長し続けます。反対に、動かさなければ錆びてしまいます。「勉強する」っていうと嫌な気持ちになるなら「好奇心を刺激する」ならワクワクしますね。

『「賢い子」に育てる究極のコツ』|脳の成長は〈ワクワク〉!

真面目な、フツーの勉強法!?

本書を読んでいて、だんだんと疑惑が確信に変わってゆきました。

「あれ……これって……ガチなホントの勉強法なんじゃ……(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)」

  • 寝るベシ

まず、学習のために睡眠は必須です。脳は休めないと働かないし、眠ることで記憶が定着しやすくなります。むしろ、「眠りも学習の一部」と考えるべきですね。また、寝ると頭がすっきりするというのも科学的な話し出そうです。眠っているとき脳がキュッと収縮してすき間が出来、そこを脳髄が流れて入れ替わるんだそう。へぇ~。

  • 「しなければ」から「してしまう」に

手の空いた時間にソシャゲをするより、パパっと勉強をする方がいい。そのためには、常にいつでも勉強できるように備えておくのです。メモ帳を常に手元に置いておきましょう。くれぐれもスマホでメモしてはいけません。なぜなら、スマホの画面を開いたら他のアプリも触っちゃうでしょう?

そう、人の脳は「決断」をするのを避けます。だから、決断しなくても「やってしまう」環境づくりをすべきです。一旦開いたアプリを閉じ、スマホを触るのをやめるのは、決断しないといけませんから、大変です。勉強部屋や勉強机をもうけることも、机=勉強=嫌!になってしまうなら不要。むしろ、その辺で気楽にゆるっとやる方がいいのだ。本書ではこんな指南が。

・本棚はリビングに置く
・食卓の端に勉強道具を常備する
・資格試験のテキストは出しっ放しにしておく

p.84

そういやなんか、東大生は子どもの頃、台所のテーブルで勉強をしてたとかなんとか聞いたことある気がする。

  • 小さな積み重ねを続けるベシ

また、生き物は変化を嫌います。だから、ボーっとしてると、ずーっと今のまま。変化は起きません。自分の習慣や生活を変えたいなら、エネルギーを使って「決断」し「変化」をしないといけません。あまりに大きな変化は苦痛だから、日ごろから小さな積み重ねしかないのね……(;^ω^)

  • 脳は疲れる!だから

脳は使うと疲れるので、朝のほうが脳は元気。朝のアタマが冴えている感は、経験として多くの人が感じていることのようです。が、科学的にはよくわからないんだそう。んで、医学生の定番は、寝る前に暗記ものの勉強をすること。こっちはテッパンみたいね。

  • 夢を見るベシ

なにか目標を持って勉強するなら、その先を考えないとモチベーションが続きません。例えば、親が子に「医学部へ入学しなさい」と助言するよりも、「医者はこんなにすごい職業だ」とか「医者になるとこんなことができる」と、医学部へ入学した先の話をしないと、なんのために勉強しているのかわかりません。

確かに、あさよるも英語の勉強したいのですが全く手つかずなのは、「英語を勉強してどうするか」が全くないからなのね。数学の復習もしてるのですが、こっちは「数学復習しなきゃ化学の計算式が微妙だ」と思ってるからで、化学が必要なのは、栄養学を勉強して体調管理につなげたい。そして「メリハリボディが欲しい!」これが数学の問題を解く原動力なのですなw

  • 苦手と不慣れはちゃうで

ちなみに、何ごとも最初は慣れないから上手くいかないものです。でも、「不慣れ」と「苦手」は違います。うまくできない、わからないストレスは、続けている内になくなってゆきます。時間をかけて見極めましょう。

コツコツ頑張りましょう^^

子どもはある程度、他の子と競争することで経験値が上がってゆくようです。しかし、大人は競争するよりも「好きなこと」「得意なこと」にどっぷりとハマることの方が、ずっと学習効率は良いみたい。大人の勉強って「とっておき」でやめられまへんなぁ( *´艸`)

先に、受験生に「医学部へ行け」じゃなく「医者はすごい」という話をすべきだと紹介しました。それは、大人の学習に当てはめると、「私はなぜ勉強をするのか」と突き詰めて考え続けることで、その先に「マジでしたいこと」があるはずです。それを強く意識する。そのために「なんで勉強するの?」の問いをやめてはいけません。

そもそも、好きでやってるんだし、そんな自問自答苦じゃないよね。

で、「予習」をしよう。予め知ってるコトしか頭に入ってこないし、予習しないとメモもろくにとれない。自分の明日のために「予習」しておく、って、なんか充実してる感じよね。

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『「賢い子」に育てる究極のコツ』|脳の成長は〈ワクワク〉!

こんにちは。みなさんはどんな子ども時代を過ごされましたか?習い事をしたり、英才教育を受けさせられた方もいるでしょう。思春期、青年期をどう過ごしたかの方が、後の人生に影響を与えそうですが、赤ちゃんや幼少期の頃の教育ってどれくらい効果があったんでしょうか。自分も幼い頃いろんな教育を受けた気もしますが、あまり成果が出ていない あさよるです(;’∀’)

本書『「賢い子」に育てる究極のコツ』は、脳の加齢を研究している脳医学者が、脳の成長について書かれた本です。脳の成長はいくつになっても起こります。その時必要なのは〈好奇心〉。子どもの脳の成長を考えるときも、〈好奇心〉をくすぐるように持っていくことが、コツ!

子供にしてやれること、そうでないこと

本書『「賢い子」に育てる究極のコツ』は、タイトル通り「賢い子」に育てるために、親ができることが紹介されます。著書は脳医学者であり、脳の加齢について研究なさっている方が、「加齢」から視点を変えて「子育て」について書かれているのが面白いところです。脳の成長と老化について、ですね。

本書では、精神論的な子育て論ではなく、あくまで脳医学的なお話。印象としては、あまり熱くなりすぎない感じです。

で、結論から言いますと、「賢い子」に育てるために必要なもの。それは……好奇心!

好奇心は尽きることがありませんし、自分の興味で見知ったことを後から学校の教科書で習うと、勉強への導入もラクなのです。学校で習うより先に、知っているって強みですね。

好奇心には「図鑑」を

好奇心こそが人の脳を刺激し成長させ、学習にのめり込むエネルギーです。勉強をイヤイヤやるのは限度がありますが、好奇心で突き進む学習はずっと続けられます。結果的に、「賢い子」とは好奇心の尽きない子ということですね。

好奇心を刺激してやりたいのなら、子供への贈り物として「図鑑」をプレゼントしましょう。図鑑を読んで、実際に動植物を見に行ったり、外で見つけたものを図鑑で調べたり、本に書いてあることと現実世界をリンクさせながら読むことで、好奇心が更に刺激されます。他の図鑑を子どもが欲しがったら、その好奇心や「なぜ?」「なに?」を伸ばしてあげましょう。だんだんと大人は答えられない質問をするようになりますが、子ども自身が「自分で調べる」が身についていれば、大人もヒヤッとしません。

図鑑の扱い方、図鑑の楽しみを教えるには、親が楽しく図鑑を見ていれば良いのです。子どもは親のマネをするんですね。すなわち、好奇心が溢れる親のそばにいると、子どもも同じように好奇心刺激されちゃうってこと。

習い事をさせたいのなら

もし、子どもに何か習い事をさせるなら……と考える親御さんへ、習い事を始める指針とその理由も説明されていました。

0~3歳は図鑑、絵本、音楽など。その後の学習の土台になるような知識やスキルの習得を。3~5歳では、楽器や運動の、身体と学習がリンクしたようなものを。8~10歳で語学。10歳以上では社会性・コミュニケーション能力を身につけます。本書では、英語を習うなら8~10歳くらいがいいんじゃないかと提案されています。確かに、発音や聞き取りは赤ちゃんの頃から触れている方が習得が早いかもしれませんが、8~10歳だからと言って遅いわけでもありません。

そう、学習のポイントは、基本的に人間は何歳になっても学習できます。歳を取ってからでもスポーツも語学も楽器の演奏も、練習すれば可能です。ただ、時間がかかります。ここで紹介される年齢は、この年齢で始めると効率がいいんじゃないかというものですから、年齢を過ぎてしまったら無効になるものではありません。

ただ、無暗やたらと英才教育をしても、あまり思ったような効果がなさそうで、丁度良い時があるようですね。

「子育て」を脳医学者が見たら

子育てを脳医学的に見ると、精神論的な英才教育よりも、脳を刺激する〈ワクワク〉〈ドキドキ〉が大切だとわかりました。自主的に学習をすると、息切れせずに長く続けられる上に、好きなことやってるだけで先取り学習ができちゃうなんてこともある。それを上手いこと親がリードしてやれば良い。それも無理やりやらすよりも、あくまで親はサポート的な感じなんですね。

で、他に親ができることって、「よく寝る」「朝食をとる」など生活習慣をつけること。これも、脳を刺激し、成長させるコツです。

脳は何歳になっても育ちます。だから「遅すぎる」ってことはありません。親は子供を応援するのも大事な役目です。

また、兄弟姉妹と〈比べる〉ことで、その子が持っている個性が際立ち、気づきやすくなります。反面〈比べる〉ことで劣等感を煽ってもいけません。この辺のさじ加減が〈コツ〉なんですね。

 

今からだって、脳を育てられる

本書では〈子育て〉のコツが紹介されていますが、大人だって好奇心を絶やさず脳に刺激を与え続けることで、脳は成長するし、新しいスキルも身に付きます。本書での核は、子どもに〈させる〉だけじゃなく、大人も〈する〉ことがポイントじゃないかと思いました。

図鑑を見てワクワクするのは子どもじゃなくて、大人です。そのワクワクする姿を子どもが見ていて、「図鑑を見るとワクワクする」と覚えるのではないでしょうか。

子どもに楽器や英会話を習わせるのも大事なことかもしれませんが、大人が、楽器や音楽、語学に親しみ楽しんでいる土壌を作っていくのが大事なんでしょう。そして、ゼロから始めるのは大変で、時間のかかることでもあります。だから〈「賢い子」に育てる究極のコツ〉は、〈時間がかかってもいい〉から〈じっくり粘って〉〈楽しみながら〉〈学習を繰り返す〉という様子を、大人が実践して見せることなのかな?

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『サイコパス』|冷静で共感しない人たち

こんにちは。人間関係が上手くいかない あさよるです。力の入れ具合が分からなくなるんですよね。人前に出ると緊張するし……。今回、『サイコパス』を読んで、あさよるはサイコパス的特徴が全くないんだなぁと、ホッとするような、凡人認定されたような、遠い目になりました。

以前に中野信子さんの著書を読んで面白かったので(紹介したタイトルを最後にまとめています)、2016年末に発刊された『サイコパス』も読んでみたいと思いました。本書は、メディアでも宣伝なさっていたのを見聞きし、気になっていました。

本書の最後には、あなたのサイコパスチェックもついていています。

定義がなされていない

まず本書『サイコパス』では、「サイコパス」とは何かと定義がなされていません。“サイコパス的特徴”を持つとされる人物の実例が紹介され、身の毛もよだつ残忍な犯罪(殺人)を顔色一つ変えず冷淡にやってのけます。彼らには能力が高い者もおり、警察の疑いを涼しい顔でやり過ごす度胸や、犯行がバレないような工夫がなされています。「サイコパス」のイメージ通りの様子が描写されます。

ただ、具体的な「サイコパス」の定義がなされていませんから、“イメージ”に留まります。

あさよる的には、定義され型にハマったものではなく、「サイコパス」という傾向や特徴を持っている人がいる、という解釈なのかな?と思います。

「サイコパス」の傾向や特徴

本書の中で紹介される「サイコパス」的特徴とは、こんな感じでしょうか。

他人に共感せず、冷淡である。これは人の目を気にせず、冷静に自分の損得で行動できるともいう。普通の人たちは、例え自分の損になると分かっていても、他人からの理不尽な扱いをされると腹を立て、自ら損を選択することがある。しかし、サイコパス的な人たちは、他人からの仕打ちに関係なく、自分の得な方を選ぶ。

残忍な行為を平然とやってのける人は、もともと心拍数が低く、心拍数が上がりにくい特徴がある。女性より男性の方が乱暴なことが多いのは、女性より男性の方が心拍数が低いからだという学者もいる。

サイコパスは男性に多いイメージがあるが、女性のサイコパスもいる。女性のサイコパスの場合は女性の「か弱さ」や「清純さ」でもって、男性を捕まえる場合がある。

また、普通の人から見ると、サイコパスは魅力的に見える場合が多い。口が上手く、堂々としており、常識を超えた発言をするため、知的に見える場合もある。

利口なサイコパスと、そうでないサイコパス

サイコパスの中にも、頭の良いものとそうでない者がいる。反社会的な行為に及んだとき、頭のよいサイコパスは警察に捕まらないように行動する。上手いことやるのだ。反対に、下手をするサイコパスが捕まったり、あるいは精神病院で治療を受けることになる。本書のような「サイコパス」を扱う資料に登場するサイコパスたちは、下手をしたサイコパスである。

上手いことやっている頭の良いサイコパスを集めることができないので、統計が取れない。頭のよいサイコパスだと思われる人物の代表はスティーブジョブズ。彼はサイコパス的言動が語り継がれている。

サイコパスたち全員が悪人であるのではなく、前人未到のチャレンジに冷静に挑める、人類の飛躍に欠かせない要素を持っている人たちでもある。

肉体的な違いはあるのか?

サイコパスとは、後天的な要因なのか、生まれながらの違いがあるのだろうか。

本書の著書・中野信子さんは脳科学者なので、サイコパスの脳に注目している。どうやら、サイコパス的な人物の脳には特徴が見られるようで、恐怖を感じにくく、共感をしにくい脳をしている。人の身体が傷つく痛々しい画像を見ても、冷静にいられるらしい。

また、多くの人は、人の目だけを見てその人の感情を想像するのは難しい。しかし、サイコパスは少ない情報でも相手の感情を言い当てる。彼らは共感はしないけれど、人の感情を外側から理解できる。それ故に、普通の人たちから見ると、サイコパスは魅力的だったり、愛嬌があるように見える。

共感しない脳を持ちチームの輪を乱す者は、人類の歴史の中では淘汰されてきたのではないか。しかし、革命家や独裁者など、人類の歴史の中にサイコパスはいたのではないか。

あなたの周りのサイコパス

はてさて、サイコパスの定義が分からないまま読み進めてきましたので、漠然として想像しにくいのですが、〈第5章 現代に生きるサイコパス〉を読むと「ああ、そういう人いるかもなぁw」と思えます。

例に挙げられているのが、「プレゼン能力だけ異常に高い人」。向いている職業に就けば、すごくイイ能力に思えます。肩書きが有効だと知っているサイコパスは、華麗な肩書きを名乗っている場合もあります。他人の心を揺さぶり、コントロールするのが上手いブラック企業の経営者、ママ友のボス。炎上ブロガーやオタサーの姫も名を連ねています。

詳しいことは個別に見ないとわからないんじゃないかと思うのですが、確かに「どうかしてる」「なんでそうなるの?」というような人や、コミュニティがあるのも分かります。

抽象的で、上手く話を掴めなかったorz

中野信子さんの新しい書籍で(2016年11月初版)楽しみにしていたのですが、想像以上に抽象的な話題が多く、著者の言わんとしていることを上手く掴めませんでした……難しい>< 少なくとも脳科学についてと、そして心理学についてある程度知っておかないと難しいのかも。

現在のサイコパスの実例は、少し身近に感じましたが、実例を想像すると嫌な気持ちになるので、辛かったですw

最後に、要するにサイコパスって、こういうことか?w

あさよるネットで紹介した中野信子さんの本

『あなたの脳のしつけ方』

『あなたの脳のしつけ方』|モテも運も努力も脳次第?

『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』

『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』|誰もがドーパミン依存!?

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『最高の休息法』|脳科学×瞑想で集中力が高まる

こんにちは。だんだん暑くなってきまして、イライラしたりグッタリ疲れてしまったり、季節の変わり目を生きています。こんなとき、なるべくなら心穏やかにいたいものなのに、ついカリカリしてしまい他人に苛立っては、自分がどんどん疲れてゆく……というループにハマり込んだことありませんか?

どうもこれって脳の作用かもしれないということで、『最高の休息法』という書籍に手が伸びました。こちら、以前からレビューが気になっていました。

科学と瞑想、東洋哲学

本書『最高の休息法』は脳科学的な脳の特性を踏まえ、東洋的な〈瞑想〉を取り入れることで、脳の良い状態をつくり出す方法が紹介されています。

脳は働き続ける臓器で、休まろうとしません。脳は働き続けると、内側前頭前野と後帯状皮質と呼ばれるところの活動が低下するそうです。

これらの部位は記憶・感情などに加え、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)を司る部位でもある。
DMNとは、内側前頭前夜、後帯状皮質、契前部、そして下頭頂小葉などからなう脳回路であり、意識的な活動をしていないときに働く脳のベースライン活動だ。いわば脳のアイドリング状態といったところだろうか。端的に言えば、脳というのは、つねに動いていようとする臓器なのだ。
(中略)DMNは「心がさまよっているときに働く回路」として知られている。そして人間の脳は、なんと1日のおよそ半分以上を心さまようことに費やしているというのだ。

p.67

うつ病の人に「あのとき、ああしとけばよかった」と考える〈反芻運動〉が見られれるそうですが、これも脳が休まらなく疲労の原因になってしまいます。次々と悩みが頭の中でグルグルと堂々めぐりする状態に陥ってしまうと、どんどん疲弊し、冷静に判断できなくなってゆくということですね。

マインドフルネス、瞑想は脳の8つの部分に働きかけ、構造を変えてゆく作用があるそう。「瞑想」ってなんだか非科学的でオカルトっぽく感じていましたから、科学的な根拠もあるんだなぁと驚きました。

京都・禅寺からイェール大学留学中の主人公

本書『最高の休息法』の大部分はストーリー仕立てになっています。京都の禅寺に生まれ、イェール大学で研究員をしているナツと、イェール大学教授のヨーダ。そして、アメリカでベーグル店を営むナツの伯父が登場します。ナツは実家の禅寺で、幼いころから修行を実父からさせられており、父に反発し日本を飛び出したのでした。

……という物語形式でマインドフルネスについて語られるのですが、正直、禅寺に生まれた娘とか、アメリカの大学の研究員とか、ちと共感できないというか……(;´∀`)特別な例すぎないか?思ってしまいましたw 伯父さんもアメリカで自営業やってるとかね。

この物語が、物語であることで〈とっつきやすく感じる人〉と〈長い蛇足〉に感じる人は分かれそう。

7つの休息法・一覧が分かりやすい

本書の7つの脳の休息法が、まとめて一休息法につき見開きイラスト付きで紹介されているのが分かりやすい。kindle版でお買い求めになられた方は、見開きでスクショとって保存しておきたい。

1 マインドフルネス呼吸法

注意を過去や未来ではなく「今ココ」に向けるための呼吸法。呼吸に意識を向けます

①基本姿勢を取る
②身体の感覚に意識を向ける
③呼吸に注意を向ける
④雑念が浮かんだら

2 ムーブメント瞑想

現在はマルチタスクの時代。自動操縦モードほど雑念が浮かびやすいもの。体を動かしながら瞑想する感じかな

①歩行瞑想
②立った姿勢でムーブメント瞑想
③座った姿勢でムーブメント瞑想
④そのほかこんな方法も

3 ブリージング・スペース

脳のストレスは体にも悪影響が及びます。だるさ、肩こり、腹痛などなど。ストレスに気づき、呼吸への意識から、体全体へ意識を広げてゆきます

①ストレスの影響に気づく
②呼吸に意識を集中させる
③身体全体に意識を広げる

4 モンキーマインド解消法

頭の中にさまざまな雑念が渦巻いているとき、「もう既に考えた」ことを片づけ、名前を付け、俯瞰し、思考のループから抜け出します

①捨てる
②例外を考える
③賢者の目線で考える
④善し悪しで判断するのをやめる
⑤由来を探る

5 RAIN

脳に過度なストレスがかかると偏桃体が暴走し、それを抑えようと前頭葉が働きます。瞑想を続けることで、この二つがフラットな状態を作ってゆきます

①Recognize(認識する)
②Accept(受け入れる)
③Investigate(検証する)
④Non-Identification(距離を取る)

6 やさしさのメッタ

嫌悪、妬み、怒り等のネガティブな感情を減らし、他人への愛情・慈しみを育て、脳を疲れさせません

①マインドフルな意識状態をつくる
②その人のことを思い浮かべる
③心の中でフレーズを唱える

7 ボディスキャン

脳の疲労がひどくなると、身体の一部にほてりや疲労が生れます。痛みの抑制と、痛みに対処できる脳をつくります。

①横たわって、呼吸に注意を向ける
②左足のつま先に注意を向ける
③身体をスキャン
④同様のプロセスを全身で

以上の瞑想法が、実際に紙面ではイラストを交え、詳しい説明ページへの案内を交えて紹介されています。中には、瞑想法を実践なさっている方や、知っている瞑想法もあるかと思います。基本は道具も何もなくその場でできるのがいいですね。

働くための「休息法」を得とくせよ

あさよるは、自身の疲労や、自分のイライラや怒りに“気づきにくい”人でして、現状把握できないばっかりに、自分に振り回されて、自分でヘロヘロになってしまいます。まず、自分の中で怒起こっている〈疲れ〉や〈感情〉に気づくことから始めたく思います(;’∀’)

そして、グルグルと同じことを悩み続けて疲弊してしまうターン!あるあるですね。第三者として、他人の悩みを聞いていたりすると、悩みが堂々巡りしていて悩みのループにハマっていることが客観できたりします。しかし、いざ自分がそのループにハマり込んじゃうと、なかなか気づけない……。そもそも、グルグルと悩まない脳づくり、コンディションづくりっていいですね。

先にも言いました、あさよるは「瞑想」っていうとちょっとオカルトっぽくて苦手でしたが、その苦手意識はなくなりました。

また、「休む」ことって、「働くため」にも必要なんだって気づきました。良い仕事をするために、上手に休む。「最高の休息法」ですね。

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『脳はなにげに不公平 パテカトルの万脳薬』|人間の脳・習性のトリビア

こんにちは。以前、池谷裕二さんの『脳には妙なクセがある』を読み、脳の特性って面白いんだなぁと知りました。

自分が“自分の意志である”と思っていることも、どうやらそうではなさそうだし、自分の考えってなんだ?自分ってなんだ?と混乱しちゃうくらい、ショッキングな読書体験でした。今回、また池谷裕二さんの『脳は何気に不公平』を見つけ、即、手に取りました。

脳は知らないことを知っている?『脳には妙なクセがある』

脳・身体にまつわるエトセトラ

『脳はなにげに不公平』は、脳や人間の身体・習性についての、たくさんのお話が紹介されています。

〈Ⅰ 幸運は伝染する〉では、日ごろ何となく感じていること。人の顔をパッと見ると、なんとなく性格が分かる。これは顔の位置を測ることで、コンピュータでも判断できることのようです。人は顔でその人の性格を判断している!?

また、完全にランダムで〈当たり〉を作っても、幸運な人と不運な人ができてしまうそうです。〈完全な公平〉に分配すると、貧富の差が現れてしまうふしぎ。

〈Ⅱ 人類2.0〉は、科学や遺伝子学の力の話。薬やドーピング、そしてDNAの話。

〈Ⅲ 脳の不思議な仕様〉では、脳が持っている特性の話。睡眠不足だと体重が増えるのはなぜ?なんて、気になる話題も。

〈Ⅳ 「心」を考える〉は、“人間らしさ”の話なのかな?

以上に挙げたように、スパッと完璧に話題が分かれているわけではないのですが、「脳」に由来する人間の習性や行動の雑学集ですね。

トリビア集的な楽しみを

脳科学の話題を一冊かけてじっくり解説する本ではありません。専門的な知識を深く知りたいなら他の本へ。それは先に紹介した『脳には妙なクセがある』も同じですね。専門知識を知るための本ではなく、とっつくにくいいイメージの脳科学に、親しみを感じるような構成です。また、「常識」と思い込んでいるようなことも、科学的に見ると捉え方をすると、意外な答があるかもしれません。

教養を深める系というよりは、トリビア集のように楽しくサクッと読むのがおすすめです。ただね、これをとっかかりに、次の読書に繋がる読書にしましょう。

これまでに紹介した“脳”に関する本

脳は知らないことを知っている?『脳には妙なクセがある』

『あなたの脳のしつけ方』|モテも運も努力も脳次第?

『脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方』

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『あなたの脳のしつけ方』|モテも運も努力も脳次第?

こんにちは。このブログを始めてから「人の体って面白いんだなぁ」と興味を持ち始めた あさよるです。

以前あさよるネットでも紹介した中野信子さんの『脳内麻薬』が面白かったので、同著者の本を選んでみました。

『脳内麻薬』も、誰でもわかるような入門編のような内容で、なんの知識もないあさよるでも楽しく読めたのでした。

脳につけるクスリ

『あなたの脳のしつけ方』は、雑誌連載の内容を加筆再構成された内容だそうです。ですから、「脳」にまつわるコラム集みたいに読めば、読みやすいかもしれません。

扱われているテーマは大きく8つ。

  • 集中力
  • 記憶力
  • 判断力
  • モテ力
  • アイデア力
  • 努力
  • 強運力
  • 愛情力

集中力、記憶力など、ふむふむと思うもの中に「モテ力」「努力」「強運力」「愛情力」という、なんじゃこりゃ?というテーマもあります。

不特定にモテる or 一人の人に長く愛される

「モテ力」では、“だめんず”がモテる理由や、結婚相手と恋愛相手は違う!というお話を、脳の働きから見てゆきます。

女性は、自分の産んだ子がさらにたくさんの子孫を残すように、たくさんの女性と関係を持つ男性に魅力を感じるそう。パパがヤリチンなら、子もヤリチン=子孫をたくさん残すってことっすなw しかし、ヒトは子育てに時間と労力が必要で、父親も側に置いておきたい。すると、複数の女性と関係を持つ男性は、不適当になってしまう。

だめんずはモテますが、結婚相手には相応しくないと判断されてしまうようです。

モテ話は、男性のモテテクニックが中心ですね。

努力は才能。誰もができるわけではない

「努力」とは、努力は誰でもできることではないという、ショッキングな話題から始まります。

努力ができる人は、生まれ持った脳の特徴に由来します。努力が得意な人は「これをやれば◯◯が手に入る」という脳の快楽の一部「報酬系」が働きます。

一方、努力ができない人は、「報酬系」の働きが弱く、さらに「やってもムダだ」とブレーキを脳が働かせます。

勉強や仕事など「努力すれば誰でもできる」と言っても、そもそも努力が誰にでもできることではないのです……。

(´・ω・`).;:…(´・ω…:.;::..(´・;::: .:.;:

……と!落ち込まなくても良いのです。

日本社会では、やたらと努力が賛美され、努力こそが尊いことのように語られます。別にそれも間違いではないでしょうが、努力だけが美徳というわけでもありません。

現に、「やってもムダだ」と努力をやめてしまう事柄は、大概それ以上やっても成果が出ないでしょう。

すなわち、努力ができない人は、冷静な判断が出来ているとも言えます。

努力を美徳とするからこそ、努力できないことは悪いことのように感じてしまいますが、別の視点から見れば、「努力に頼らない才能」があるとも言えるかもしれません。

この「努力」の考え方は、あさよるは考えたこともなかったので眼から鱗で、納得でした。

運のいい人はどんどん良く、運の悪い人はどんどん悪くなる

「強運力」も面白い話でした。

コインを投げてウラとオモテがでる確率は、無限に近い回数を投げれば投げるほど1/2に近づいてゆきます。

しかし、現実の「運がいい」「運が悪い」はコインのように1/2では起こりません。運のいい人はより運がよく、運の悪い人はより運が悪くなってゆきます。

それは一度ラッキーがあると、ラッキーな環境に身をおくので、次もラッキーが起こりやすい。不運な人はその逆です。

「勝ち癖がついている人」「負け癖がついている人」という、なんとも身も蓋もない言葉も飛び出します。けど、それが現実なのよね(-_-;)

で、勝率を上げる方法の一つが「知性」。もう少し詳しく言うと一つ目は「言語性知能」、教養です。勝ちの体験、成功体験を積むことも言語性知能です。もう一つが「非言語性知能」、ワーキングメモリを増やすことです。

さらに、負け癖のついてしまったゲームはやめて、自分が勝ちやすいゲームに変えてしまうのも手段の一つ。「みんなに必要とされていること」に目を向けてみる。

慎重さと恋愛力

恋愛力が低い、なかなか恋人ができないわという人は、それだけブレーキがよく効いている人です。

恋のパワーが炸裂して、後先考えずに燃え上がっちゃう人がいる一方で、自分の気持ちをセーブするよう脳が働く人もいる。

知能が高い人ほどこのブレーキが強いとも紹介されています。

恋愛力を上げたいのなら、ブレーキを弱めるしかありません。『あなたの脳のしつけ方』では、結構過激な方法が紹介されていました。それは、お酒の力を借りる、寝不足になるw

こんな方法が紹介されるってことは、反対に言えば、これくらいしないと脳の抑制が解除されないってことですね。

さらに、そもそも「人を愛せない」脳を持つ人もいるそうで、興味がつきません。

誰でも軽く読める、脳のクセ

コラム集ということで、サクッと読める読み物の割には、楽しく興味深く読了しました。

軽く読めるということは、深く読みたい人には不向きですね。根拠となるデータやムズカシイ話はすっ飛ばして、誰でも面白く読める話に特化しています。

さらにもう一歩深く知りたいのなら、別の本をあたってみましょう。

あさよるも『脳内麻薬』『あなたの脳のしつけ方』と続けて読んでみて、もう少しだけ専門的な内容も読んでみたいかも!と思い始めています。これから探してみます。

脳科学の入り口として、話のネタにも

『あなたの脳のしつけ方』は脳科学者による著作です。

脳科学の入り口の入り口のように読むことも出来ますし、軽い読み物としても、また、話のネタ探しにもぴったりです。

著者の中野信子さんはテレビでもご活躍されている方で、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

……あさよるは存じ上げなかったので(^_^;)、今後、中野先生もチェックさせていただきますm(_ _)m

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