言語学

『人は見た目が9割』|言葉は7%しか伝わらない

こんにちは。あさよるです。長年ヘアカラーをしていたんですが、数年前にカラーをやめて黒い髪にしたところ、しばらくやたらと人に絡まれる機会が増えて困っていた。明るい色に染めていた頃はそんなことなかったのに、「髪色が変わると世界が変わるのか」となかなかショックだった。

それから時間が経ち、着る服や持ち物も一通り新しく入れ替わったら、また元のように知らない人に絡まれることはなくなった。明るい髪色から黒髪への切り替え途中、服装と髪形がちぐはぐだった頃に起こっていた現象ではないかと思っている。以前と変わったのは、小まめに美容室へ行くことと、襟のある服か、ハリのある服を着るようにしたことか。

「見た目で判断されるのね」と実感した経験だった。

人を見た目で判断するんがいいのか悪いのかわからないけど、パッと一目見た印象は確かにある。話しかけやすそうな人や、木難しそうな人。「第一印象を悪く持たれた」なぁと伝わってくることもある。いいのか悪いのかわからないけど、見た目が人間関係を左右しているのは、みんなが実感していることだろう。

言語7%、非言語93%

「人は見た目が9割と言いますし」と、よく引用されていたり、そういう言い回しが使われれているのを見聞きする。その元ネタ(?)になった新書『人は見た目が9割』は、読んでみると、想像していた内容と違っていた。

『人は見た目が9割』の著者は演劇の演出家で、演技でその役柄をそれらしく見せる「人の見た目」について精通している。本書でも、演劇で使われる「その人らしさ」のつくり方をもとに、「見た目」によって印象が変わり、台詞の意味が変わってくる様子が伝わる。

わたしたちは日々、人々とコミュニケーションを取り続けているが、「言葉」が伝える情報量はたった7パーセントしかない。残りの93パーセントは言葉以外の、非言語コミュニケーションによって情報が伝わっている。

本書では、顔の特徴(髭など)、アクション、仕草、目を見て話すこと、色やにおい、間・タイミング、距離感、マナー・行儀作法、顔色などなど、それらを「見た目」としてまとめられている。確かに、「見た目」が9割あると言われると納得できる。

役柄の説得力を増す「見た目」

『人は見た目が9割』って、もっとビジネス書や自己啓発本っぽくて、辛辣なことを書いてあるのかと思っていたのに、全然想像と中身が違った。芝居を長くやっているからこそ、人は人をどう見るか、どう見られているかについて研究がなされている。

お芝居はまさに「人の見た目」を最大限に利用しながら、現実には存在しない人物に肉付けし、立体的に作り上げる。そのためのノウハウとしての「非言語コミュニケーション」についての言及は、切り口が面白かった。

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人は見た目が9割

竹内一郎/新潮社/2005年

目次情報

はじめに

第1話 人は見た目で判断する

アクションは口よりも 言葉は七%しか伝えない 信頼できる行動 顔の形と性格の関係 髭はコンプレックスの表れ ソファーの隙間はなぜ気持ちいいか第2話 仕草の法則

自分の席から離れない上司 早口で声が高い人 なぜか百姓は東北弁 似たもの夫婦の心理学 頷き過ぎにご用心 オーバーアクションは薄っぺらい 足を大きく開く男 緊張のサイン サクラは三人以上必要

第3章 女の嘘が見破れない理由

「目を見て話す」のは何秒か 女の嘘はばれにくい 勘が鋭い女性とは 潤んだ瞳に注意 髪型の意図 可愛い女の子になる方法

第4章 マンガの伝達力

マンガの技法に学ぶ 構図のインパクト 内面を背景で表現する 読者に語りかける 絵で音を表現する コマのマジック タチキリ、見せゴマ

第5章 日本人は無口なおしゃべり

国境を越えるノンバーバル行動 二種類のノンバーバル・コミュニケーション 「語らぬ」文化 「わからせぬ」文化 「いたわる」文化 「ひかえる」文化 「修める」文化 「ささやかな」文化 「流れる」文化

第6章 色と匂いに出でにけり

色の力 マンガはなぜモノクロか 色のメッセージ 騒色公害 目立つ色、目立たない色 赤い公衆電話が消えた理由 荷物を軽くする色 色のイメージ 化粧が生む自信 日本のメイクは美を追求しない 匂いの力 匂いのない恋

第7章 良い間、悪い間、抜けてる間

タイミングは伝える 間の伝達力 相手に想像させる 観客は交流したい 「読み聞かせ」のコツ マンガにおける間 沈黙に耐える

第8章 トイレの距離、恋愛の距離

心理的距離は八種類 敵は真正面に座る 男子トイレの法則 リーダーの座席の 遠距離恋愛の法則

第9話 舞台は人生だ

外見は人格さえも変える 没個人になるということ 恐怖の表現する 相性のつくり方 暑いとき、人は興奮する

第10章 行儀作法もメッセージ

マナーというノンバーバル行動 応接室への案内 車の座席

第11章 顔色をうかがおう

表情の研究 笑いの伝えるもの 微笑みの持つ重層構造 男女の顔の違い 加齢の特徴 ポーズが伝える感情

あとがき 主要な参考文献

竹内 一郎(たけうち・いちろう)

一九五六(昭和三十一)年福岡県・久留米市生まれ。横浜国大卒。博士(比較社会学文化、九大)。九州大谷短大助教授などを経て著述業。『戯曲 星に願いを』で、文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作、『哲也 雀聖と呼ばれた男』で講談社漫画賞を受賞(筆名/さい ふうめい)。

『おとなの小論文教室。』|ふわふわした感覚を、自分の「考え」に

こんにちは。あさよるです。ブログを書くようになって、毎日「文章を読む」「文を書く」とインプットとアウトプットをする習慣が生まれました。自分としては、ブログの書きはじめよりは楽に記事を書けるようになったと思います。だけどそれにしても、特別に文章を書く訓練を受けたわけじゃないし、跡から読み返すと「何を言ってんだか」と我ながら要点を得ないことも多々あります(;’∀’)

だから文章の書き方指南本はいつも気になる存在です。今日手に取ったのは山田ズーニーさんの『おとなの小論文教室。』。ほぼ日で連載されていたコラムから抜粋し、加筆修正なされた書籍版です。なんとも、ほわっとした語り口で、だけどガーンと核心を突くような指摘がなされていて、ゆったりと読書を楽しみつつ、刺激的な内容でした。

自分の言葉を使うこと

本書『おとなの小論文教室。』は、ほぼ日刊イトイ新聞で連載されていたコラムがまとめられたものです。

著者の山田ズーニーさんは、進研ゼミの高校生の小論文の添削を長年なさっていた方で、その指導方法が評価されていた方だそうです。高校生の小論文の場合、そもそも「何を書くのかわからない」から始まる人もいますから、指導する方も辛抱強く、あの手この手のフォローが必要だったんじゃないかと思います。本書『おとなの小論文教室。』では、進研ゼミでのご経験を活かしつつ、大人向けに、文章を書くこと、思いを伝えることがどういうことかを、言葉を尽くして紹介されています。

文章を書く時、「誰目線で書かれているかわからない文」を書く人が多いそうで、自分のことをまるで他人事のように書いたり、他人から聞いた話を自分の意見かのように文にしてしまう人も多くいるそうです。それは大人も同じで、自分と物事との関係性を正しく捉えられる人とそうでない人で、感覚的な断絶があるのではないかとも触れられていました。つまり、外界との関係性が理解できている人と、ふわふわしている人がいるということですね。

また、文章を書くというのは「何を書くのか」というテーマ探しでもあります。そこには必ず自分の考えや主張、主観が混ざるものですから、結局のところ「自分は何を考えているのか」を考えることでもあります。著者の山田ズーニーさんも、自分は何を書くのか考えて考えて考えて、何も書けなくなったというご経験がつづられていました。文章の達人のような人でも「書けない」なんてことが起こるんですね。あさよるなんかだと「ああ、自分が書けないのも当たり前だな」なんてホッとしたような気もしました。

テクニック集ではない

本書『おとなの小論文教室。』は、文章を書くために小手先のテクニックの紹介はされていません。あくまでも、文章を書くとはどういうことか、自分の考えを文章にするとはどういうことか、私は何を考えるのか、私は何者なのか、と、内省する内容です。

また、論理的な文章を書くためには、文章を読み解き、書いてみて、それを客観的に評価し、また読んで、書いて……とこの繰り返ししかありません。10代でも読解力と文章力の高い人もおれば、大人になっても経験値が低ければ上手には書けません。

そう、文章って「経験値なんだ」ってのは、本書を読んで大きな発見でした。生まれながらに文章の上手い人や、才能のあるなしで決まっているのではないのです。そう思うと、自分もきちんと訓練すれば、それなりに文章の読み書きができるようになるのかと思いました。苦手意識を持つだけ損なことなのかもしれません。

以前に読んだ、『AI vs. 教科書の読めない子どもたち』でも印象的だった、冤罪で裁判になってしまった人へインタビューすると、みなさんとても論理的にお話をなさるというお話。元々、筋道立てて話ができた人が冤罪事件に巻き込まれたというよりは、冤罪で犯人にされてしまった故に、論理で無実を証明するしかなかったから、論理性を意味につけざるを得なかったのではないかとの推測でした。論理的思考とは、後天的に誰でも訓練によって身につくものであることがわかります。

文章を書くのも同じで、自分の主張を明確にして、それを人に伝えることこそが、小論文の一番核にあるものなんですね。

自分の考え・意志を誰もが知ってるわけじゃない

本書を読んで知ったことは、すべての人が自分の考えや意志を持っているとは限らないということでした。いや、なんらかの「言葉にならない感覚」は持っているんだけれども、それを表現する発露がない限り、モヤモヤっとしたまま何じゃないかと思います。

それを言葉にする訓練なのですが、訓練の最初は「一人称不在で誰の考えなのかもわからない文」や「他人から言われたことのそのまま書いてしまう文」になってしまいます。これでは、自分の感覚ではなく、人の言葉で語っていることになります。そこからさらに訓練をつんで、文章力が上がっていくようです。

人は漠然とした「何か」を、言葉にして発することでそれが自分の考えとして初めて認識します。だから言葉ってすごく重要で、自分で自分で導くものですから、慎重に選ばないといけません。この『おとなの小論文教室。』って、そのモヤモヤと形にならない「何か」を取り出して、「見える化」する作業を支援するものなんだろうと思います。

そしてそれを「誰に見せるのか」といえば、ほかならぬ自分自身にでしょう。自分の考えを取り出し、形にし、それを扱える状態にすることでより自分の考えが明確になり、またそれが先鋭化し……とどんどん考えが深まってゆくんだと思います。そのための『おとなの小論文教室。』。良い本でした(`・ω・´)b

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『ヘンな論文』|論文のテーマ探しは身近にある?

こんにちは。あさよるです。毎日暑くてダルいですから、サクッと軽く読める本がないかと、積読してた『ヘンな論文』に着手しました。ただこの本、軽く読めるちゃあ読めるんですが、内容は面白いのでじっくり読んでしまいましたw 世の中にはヘンな論文を書く人もいれば、ヘンな論文を読むのが好きな人もいて、さらに本にまとめちゃう人もいるんですね~。

身近なネタから論文ができる

本書『ヘンな論文』は、著者が「サンキュータツオ」さんというユニークなお名前なこともあり、てっきりヘンな論文を集めたネタ本なのかと思いきや、結構まじめに面白い本でした。

まず「ヘンな論文」が集められているのですが、どれも着眼点が「面白い論文」で、ものすごく気になる研究が集められています。第二章の“公園の斜面に座る「カップルの観察」”とかすごく気になります。有名な話では、京都の鴨川沿いに座って並ぶカップルが等間隔に並んでいるという話がありますが、あれを真面目に研究してみた論文です。カップルの隣にいる人との距離と時間帯により、抱き合ったり、手をつないだりと、カップルの密着度も変わるそうです。また、海沿いでは横にいる人との距離を気にしますが、斜面居座っているカップルは前後のグループとの距離を気にするそうです。「だからなんだ」という研究な気もしますが「ヒトの習性」として面白いですね。

女子高と共学では、女生徒の服装や行動が変わるという研究も、同じく「ヒトの習性」を垣間見れて興味深いものです。女子高では制服で登校してきてもすぐ体操服に着替えてしまい、髪形はショートカットが多く、化粧もしない人が多く、文化祭では被り物(馬とか大仏とか)が好まれます。しかし男女共学校では、制服を着替えず、髪が長い生徒が多く、化粧に興味がないと言いながらメイクしている生徒が増え、学際でも浴衣姿やメイド服が目立ちます。

元近鉄ファンの生態も、大阪府民の あさよるとしては興味深い。近鉄バファローズが解散し、オリックス・バファローズに吸収され、選手はオリックスと楽天に分配されました。その元近鉄ファンたちにアンケート調査し、生態を探るものです。ちなみに あさよるの周りでは今は楽天を応援してる人が多いですね。

“「コーヒーカップ」の音の科学”では、「コーヒーカップにインスタントコーヒーとお湯を入れて混ぜていると、カップに当たるスプーンの音がだんだん高くなっていく」と教え子から聞いたことで、研究が始まりました。この論文を書いたのは高校の物理教諭です。学術論文は大学の先生でなくても学会に所属していれば書くことができます。この研究では、インスタントコーヒー粉末と一緒にお湯の中に混ざっている空気が抜けていくと音が高くなっていくと結論付けています。しかし、先に同じ研究をし論文を発表している人が世界にいたため、この論文は発表されませんでした。

ネタはこう探す:論文の書き方、コツ

本書『ヘンな論文』は、ヘンな論文を茶化してる本ではなく、むしろ「研究テーマはこんなに身近に溢れてる」と好奇心掻き立てられるものです。おっぱいの揺れ方を真剣に研究していたり、ネコの癒しを研究している人もいる。大学の研究、論文っていうと、ものすごいメカメカしい最新メカに囲まれてビン底メガネをかけた研究者が哲学的なよくわからん話をしていたり、ザ・マッドサイエンティストが緑色の試験官を両手に持っているワケではないのです(なにそのイメージ)。

『ヘンな論文』で紹介される論文たちは、世間話の中でネタに上がるようなテーマばかりです。等間隔に並ぶカップル然り、ネコが宇宙のヒエラルキーの頂点に君臨していること然り、いわずもがなですよね(キッパリ)。で、それを実際に研究し、その結果を論文にまとめている人がいるってだけです。

もし卒論のテーマで悩んでいる人がいれば、本書『ヘンな論文』はオススメです。普段1mmたりとも考えてないようなテーマを掲げる必要はなく、身近なテーマに目を向けてみるきっかけになるでしょう。

大学進学を考えている中高生へ

論文ってなんだ? 大学の先生って何を研究してるんだ? と、これから大学進学を考える中高生にも『ヘンな論文』はなかなかワクワクする読書体験を与えてくれるんじゃないでしょうか。簡単ではありますが、論文とは何か、どうやって論文は書かれるのかも紹介されています。

研究についてこんな説明もなされています。

 美しい夕景を見たとき、それを絵に描く人もいれば、文章に書く人もいるし、歌で感動を表現する人がいる。
しかし、そういう人たちのなかに、その景色の美しさの理由を知りたくて、色素を解析したり構図の配置を計算したり、空気と気温を計る人がいる。それが研究する、ということである。
だから、研究論文は、絵画や作家や歌手と並列の、アウトプットされた「表現」でもある。無粋だという人もいれば、最高にポエジーだという人もいるだろう。美しいものを配置する法則もまた美しい。数学者や物理学者に詩人が多いのはこういうことに由来するのではないかと思う。
研究は未来を予見する表現だ。
p.77-78

世界の心理を研究し、論文にまとめて書いて発表するのか、絵にかいたり音楽に乗せるのか、表現の仕方が違うだけでやってることは同じなんですね。自分も将来論文を書くかもや論文書きたいと思う人にオススメです。

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『なくなりそうな世界のことば』|言葉のカケラが詰まった絵本

こんにちは。あさよるです。今日手に取った『なくなりそうな世界のことば』はラジオで紹介がなされていて気になっていました。難しい本かと思いきや絵本のような美しい本で、見ているだけでうっとりしてしまいます。

世界の中の小さな言葉の中に、その土地、その風土らしいカケラが詰まっているようです。本書は、見開き2ページに、イラストと、簡単な解説からなる、ポカポカお昼休みに一ページずつ味わって読めるような構成です。

言葉には文化がつまってる

本書『なくなりそうな世界のことば』は、世界のグローバル化の中で消えゆく言語を扱ったものです。

今、世界で最も多く話されているのは中国語普通話で9億人、英語は世界第3位で3億7000万人だそうです。これから言語を習得しようとするなら、どうせならより多くの人が使う言葉を勉強したいと思いますよね。すると、より多くの人とコミュニケーションが可能になるのですから。

一方で、そのような合理的な取捨選択によって「小さな」ことばが消えていっているそうです。本書『なくなりそうな世界のことば』で扱われる言語は1番多い「アヤクチョ・ケチュニア語」で90万人。一番少ない言語は「アイヌ語」で話者数は5人。一番最後に紹介される「大アンダマン混成語」は、最後の話者世代が21世紀に入ってから亡くなり、0になりました。

一度失われた言葉は二度と帰ってきません。

また、その「言葉」は、その文化、気候や風土に根ざしており、他の言語にうまく訳せないニュアンスのものもあります。グローバル化の中で、われわれは小さな、だけど大切なものを失っていることも自覚したうえで、今の時代を生きるべきなのかもしれません。

美しいイラストとことば

本書『なくなりそうな世界のことば』は、なんといっても西淑さんの美しいイラストが目印です。ひとつの単語と、その単語の説明は簡単になされるのみ。ことばが持っているニュアンスを理解するには、言語による説明のみならず、目で見てわかるイラストも力を発揮しています。

『なくなりそうな世界の言葉』イメージ画像

『なくなりそうな世界のことば』イメージ画像

なくなりそうな世界のことば | 吉岡 乾, 西 淑 |本 | 通販 | Amazon

絵本のようにパラパラとページをめくって、気になるページで手を止めて、世界のどこかの地域に思いをはせてみるのも楽しい読書です。言語の名前すらも聞いたことがなかったり、多くの地域は日本で生きるわれわれとは遠く隔たった場所だったりします。だけど、その土地に根差した言葉を一つ知ると、少しだけ近くなった気がします。

「小さな旅」というには小さすぎる旅だけれど、ページをめくるだけでどこか遠いところへ思いをはせられる読書の作用がつまったステキな本でした。

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『大人の語彙力ノート』|齋藤孝式・社会人らしい〈言い換え〉辞典

こんにちは。あさよるです。タイトルを見て気になっていた本を手に取ると、齋藤孝さんの本である確率がとても高い気がしますw 『大人の語彙力ノート』、気になるじゃないですか。さすが。本書は、たった一言ポロっと使うだけで、印象がガラリと変わっちゃうような言葉を紹介する趣です。基本は、いつも使っている表現を別のものに〈言い換え〉るだけ。

そして、暗に「社会人ならこれくらい、使えるよね……?チラッ」みたいなノリもあるから恐ろしい。あさよるは、どの言葉も「知っている」けれども「使えないなあ~」というものばかりでした。反省。

語彙力、上げます(`・ω・´)b

スマートに〈言い換え〉辞典

本書『大人の語彙力ノート』は、より適切な言葉へ〈言い換え〉方を紹介する本です。たとえば、「なるほど」を「おっりゃる通りです」に言い換えましょう、ってな具合。確かに「なるほどなるほど」って言う人いますね。相手との関係性や話の内容によっては適切ではないので、言い換えましょう。

「すごい」「超」「かわいい」「ちょっと」を連発している時の自分、語彙力のなさを痛感します(苦笑)。また「思う」の連発もよく耳にします。「これから○○しようと思います。△△してもらえたらと思います」と話しの中で「思います思います」ってやつ。「これから○○いたします。△△なさってください」でええんちゃうか!?と内心ツッコんでします。はい、もちろん、あさよるも「思います思います」を連発してると思います。

スマートに話したいものです。丁寧に話しているつもりが、そのせいでおかしな言葉遣いになったり、逆に失礼な言い方をしてることもあります。あさよるの場合「取り繕わず素直な言葉を使おう」と心に決めてまいりましたが、しかしいい年して恥ずかしくないモノ言いもできるようになっていたい。

本書『大人の語彙力ノート』は、「大人ならこれくらいの語彙力あって当然でしょ」って最低ラインを示すものです。学生や新社会人の方はぜひ、ご自身の社会人としての語彙力レべルをチェックしてみてください。また、すでに社会人経験の長い方も、意外と間違った使い方してるから言葉は怖い。念のための確認を。

書き言葉・話し言葉の入門書

本書『大人の語彙力ノート』では、よく使う言い回しの〈言い換え〉が多数紹介されていますが、ざっと見ていると書き言葉と話し言葉が混在している印象です。声に出して言うと堅苦しすぎるかな?と思われるワードもちらほら。しかし、畏まったご挨拶も涼しい顔でこなすからこその社会人。これくらいの言葉が咄嗟に飛び出すものなのか!?

第7章の〈「訪問・宴会・手紙で使える」語彙力カード〉で初回されている言い換え例は、リアルで使ったことない言葉ばっかだぞ!? ちなみにこんな→「いただきだちで恐縮ですが」「おもたせで失礼ですが」「卒爾ながら」「ご厚情、痛み入ります「あらあらかしこ」

あさよるのことは置いといて……(;’∀’)> しかし、「社会人ならこれくらい使えるよね?」ってレベルなんだろうと想像しますので、社会人歴が長い人にとっては「レベルが低くて物足りない」というのが正直なところじゃないでしょうか。想定する読者としては、学生向けかな?

気のきいたブログエントリーをw

ブログを毎日書いていると、結構自分の語彙力にヘコみます。同じ言い回しばっか使ってたり、気の利いたこと書けませんからね……。んで、話し言葉はもっとめちゃめちゃです。喋りながら自分で何言ってるのかわからないなんてことザラだし……。凹むなあ。

本書『大人の語彙力ノート』は、ブロガーの強い味方になるでしょう。他の言葉への〈言い換え〉例が載っているし、〈言い換え〉た言葉のニュアンスや使うシーンも紹介されています。くれぐれも、他人の言葉遣いの揚げ足取りに使わないように(苦笑)。

これでちょっと、真面目っぽい、頭よさそうな記事が書けるようになるといいのになあ。

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語彙・ボキャブラリーの本

話し言葉・書き言葉の本

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読書術・学習の本

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『大人になって困らない語彙力の鍛えかた』|大人こそ勉強すべき本

『大人になって困らない語彙力の鍛えかた』挿絵イラスト

こんにちは。文章力を上げたい あさよるです。ブログを毎日書いてると多少は上手くなるかと思いきや、自分で書いた記事を読み返すと、なにが言いたいのか自分でよくわからないということも……トホホ。ちょっと真面目に勉強しなきゃいかんなあと『大人になって困らない語彙力の鍛え方』を手に取りました。この本は河出書房新社の「14歳の世渡り術」というシリーズの本で、中学生向けの良書が多いので、期待して読み始めました。

当然ですが、中高生の10代の人にもオススメ本ですよ。

語彙トレのススメ!

『大人になって困らない語彙力の鍛え方』は、語彙力を鍛えるための「語彙トレ」ともいうべき内容です。

「語彙を増やしましょう」と言って「小学生までにはこの語を」「中学生ではこの語を」と予め用意されていますが、書き言葉が多く、実際の生活で使う言葉は少なかったりします。もちろん、書物を読むときに書き言葉が必要なのですが、話し言葉も大切です。

語彙を増やすといった時、まず最初には、現在「はなしことば」「かきことば」で使われている語をバランスよく習得しておく必要がありますが、それだけでは充分ではありません。過去の「かきことば」で使われていた語も「心的辞書」にとりこんでおく必要があります。

p.20

そして、言葉を暗記しても、どんなときに使うのかが重要です。

暗記の「問題点」は使う「場面」がよくわからないということです。ほとんどの場合、この語の語彙=意味はこれこれ、と説明し、例文があげられています。例文で察しなさい、ということかもしれませんが、「かきことば」で使うような語なのか、そうではなくて、「はなしことば」のみで使うような語なのか、ということが使う場面には重要になってきます。

p.21

従来の、学年ごとに指定された語彙を丸暗記しただけでは足りないのではないかという、著者の問題提起から始まります。「語彙を身につける」というのは想像以上にフクザツな人間活動なのかもしれません。

マジメなヤツや!

本書の内容はむっちゃマジメな内容です。14歳以上向けのですが、正直「中学生がこんな内容読みこなせるの……!?」と不安と驚愕が入り混じった……(大人の あさよるには難しかった)。

学校の国語の授業って「作者の意図を考えましょう」みたいなものが多くて、ロジックを読み解いたり、あるいはロジックを組み立てる訓練は、義務教育中にはほとんど範囲外でしたね。本書は学校教育から大きくは逸脱はしないものの、しかし確実に実力の底上げがなされるものでしょう。

また本書自体もちゃんと構成されているマジメな本ですから、本書を読み解くこと自体が、文章を読む力になるんじゃないかな。少なくとも、あさよるには難しかった! 大人も腰を落ち着けて読みましょう。

『大人になって困らない語彙力の鍛えかた』挿絵イラスト

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中学生向けの本

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『頭がよくなる必殺! 読書術』|スゴイ勇者になるために!

こんにちは。寒さに身も心もかじかむ あさよるです。こんな日は毛布にくるまって読書に限る。ということで、『頭がよくなる必殺!読書術』という、よくある自己啓発本っぽいタイトルですが、子ども向けの「読書論」を解く本を読みました。

子ども向けですが、内容自体は大人への読書指南と変わりません。文体が小学生向けになっているだけです。さすが教育学者の斎藤孝先生だけある。よくできた良い本でした。

ということで、以下ザックリと本書の内容をまとめました。

読書は錬金術だ!

読書とは錬金術なのだ。錬金術とは、その辺の石ころを金塊に変えてしまうヤツである。そう、その辺の石ころ人間が、本を読むと黄金人間になっちゃうってワケだ。カッコいいだろう?

ここで問題!

〔問題〕本を読むと、どんな「いいこと」があるでしょうか?
みんな答えを読む前に、考えてみてください!
〔答え〕知らなかったことを知ることができる。知らない人の気持ちを感じ取ることができる。行ったことのない場所を想像することができる。その本を書いた人と一対一で会話している気持ちになれる。ひとりでも楽しい時間を過ごすことができる。友だちとの話題ができる……。

p.8-9

本を読むのはいいこと尽くめ。いいことしかないのかもしれない。損はないしコスパも最高だし、だから本を読もう!

まずは本を読むコツ!

  • 読書術その1 まずは十冊、読んでみようよ

本を読む技術を身にをつけましょう。スラスラ読める人は本を十冊以上読んでいます。

  • 読書術その2 大切なのはスピードだ!

内容は簡単なのでいいから、どんどん読もう。おすすめは『ズッコケ三人組』『三毛猫ホームズ』『かいぞくポケット』『はれときどきぶた』。読み切ったときの「読破感」を味わおう!

  • 読書術その3 自分だけの本棚を持とう!

読書好きは自慢の本棚を持っている。自分の本棚を用意して、読破した本をチラチラ見よう。そのたびに気持ちよくなるよ。

  • 読書術その4 新しい本をどうやってゲットするか

ズバリ「親に買ってもらう」! ソシャゲ課金させてくれないパパママも、本なら買ってくれるぞ。

  • 読書術その5 “チラ読み”で本を選ぼう

パパママとお出かけするときは、必ず本屋に寄ってもらう。本屋さんは何も買わなくても収穫がある。本屋さんで本を眺めているだけで本に詳しくなれるのだ! 「与えられる」のではなく「選ぶ」力が身につくぞ。

  • 読書術その6 “芋づる式”で本と出合おう!

本を読んだら、その本を書いた人を調べよう。同じ人の本を続けて読むと読みやすいぞ! ある本が面白かったら、同じジャンルの本をどんどん読んでもいい。作者やジャンルを芋づる式で読もう!

黄金人間になろう!

  • 錬金術その1 想像力をつけろ!

紙に文字が書いてあるだけなのに、本を読むと頭の中に映像が浮かんでくる。これが想像力だ! 動物は本を読んでも感動しない。本を読んで想像して、感動するのは人間だけだ。想像力がある人は、人の気持ちも想像できる。ジコチューにならずに済む、「人間らしい」力なんだ。

  • 錬金術その2 映画監督になりながら本を読む

他人が作った映画を見てハマってるだけじゃダメ。自分も頭の中で映画監督になれるんだ。本を読んでいるだけで映像が見えてくる。

  • 錬金術その3 読書で人生を十倍楽しもう

自分はこの世にたった一人しかいないけど、本を読むとほかのたくさんの人生が待ち受けている! 本を読むだけで人生が十倍にも二十倍にもなるのだ! これはかなりコスパよし。トクしかしない。

  • 錬金術その4 使える言葉を増やせ!

本を読む量は、言葉遣いでわかる! 本を読んで言葉をたくさん知ると、とっても気持ちがラクになる。自分の気持ちをうまく言葉にして伝えることができるからだ。会話の中に熟語や四文字熟語を取り入れると、かなり時短にもなるし、ちょっとカッコいいよね。

本を読むと頭がよくなる!

本を読むと、「文脈」がわかるようになる。

文脈について説明しよう。脈というのは“つながり”です。山脈という言葉を聞いたことがあるでしょう? 山と山のつながりを山脈といいます。同じように文と文のつながりを文脈といいます。
「前にこう言ったから、いま、この話をしている」
というのが文脈です。
そして、この文脈をキャッチして、わかる力が“文脈力”。その力のある人は、文脈力のある人。そして、じつは“頭がいい”というのは、文脈力があるということなんです。

p.67

文脈がわかるようになると、人の言葉を誤解することが少なくなります。文脈について説明するのはカンタンですが、大人でも文脈がわからない人はたくさんいます。本の場合はわからなくなったらページを読み返せばいいでトレーニングにぴったり。ガンバレ!

読書感想文対策も!

  • 必勝法その1 読んだら人に話す!

本を読んだら「聞いて!」といろんなひとに話そう。

  • 必勝法その2 “らくがき読書術”を使おう!

本を読むとき、本に色ペンで線を引きながら読もう! 斎藤孝先生は、絶対に大事なところは赤まあまあ大事なのは青おもしろいところは緑にしています。で、読書感想文で大事なのは、緑のおもしろいところ!読書後、緑のところを集めれば読書感想文ができたも同然なのです。 ※ただし、くれぐれも自分の本にしかしちゃだめだぞ!

  • 必勝法その3 本の文章を写そう!(引用)

一冊の長い本の中から、面白い部分を切り取れる力が大切だ! 本をちゃんと読んだって証拠にもなるしね。引用はプロもやっていいんだよ。

 最初は、自分がなにか気になるなと思うところ、ここではなにか一言、言ってみたいなと思うところを引用するのがいいでしょう。そうすると、
「~~(引用部分)~~とありますが、ぼくは……と思います」
というふうに文章を書くことができる。

p.96-67

以上、引用の仕方を引用してみた(^^♪

  • 必勝法その4 “名場面ベスト3”を見つけだせ!

自分で名場面だと思ったところベスト3を選んで、どうしてそこが名場面だと思ったのかを口に出して言ってみる。よかった理由があるはずだ! それを「キーワード」といいます。

  • 必勝法その5 “かど折り読書術”を使おう!

あとからキーワードを探しやすいように、本のページの角を折って印をつけておこう! 絶対引用するところはデッカク赤ペンかなんかで囲っておこう。だから本は買って読むのがおすすめだ!

  • 読書感想文の書き方 まとめ

大人になっても役立つ読書感想文の書き方がまとめられているのですが、これは本書を読む人のお楽しみってことにしておきます。先に挙げた必勝法1~5をまとめてあるだけなのですが、コンパクトにまとまっていて役立つでしょう~。

子ども向けを侮るなかれ!

本書『頭がよくなる必殺!読書術』の読了後の感想は……「ふつうにええ本やなあ」。子ども向けの内容ですが、書かれていることは大人にも当てはまります。日ごろから読書習慣がある人だって、読書がどんな風に人の成長に関わっているのか、簡単に説明するのは難しいはずです。また、文脈を扱う力も、意識しないと身につかないでしょう。

そして、秀逸なのは読書感想文必勝法です。めっちゃコンパクトで簡単に書かれているだけなんですが、これなら感想文を軽いノリで書きこなせそうです。あさよるネットでもこれまで、読書感想文の書き方の本を紹介していますが、どれも「読書感想文という特別なもの」という感じでしたが、本書ではブログ記事を書くようなノリです。

あさよるも読書ブログなどを運営していますので、斎藤孝先生のいう「読書感想文必勝法」は知らずに実践している部分が多かったです。

子ども向けだけれども、それだけに率直でマジメなことを、軽いノリで書いてある良書でした。

読書感想文の書き方の本

『ドラえもんの国語おもしろ攻略 読書感想文が書ける』/藤子 F不二雄

『すらすら作文が書ける』/方倉陽二

『読むことは生きること―読書感想文の書き方 中学生向き』/依田逸夫

『読書かんそう文のかき方 中学年向き』/依田逸夫

備忘録的個人メモ…φ(‘ω’)ノ

以下、『頭がよくなる必殺!読書術』に収録されていた斎藤孝先生のおすすめ本。みなさんは何冊読んだことがあるだろうか。

まずは、このあたりから読んでみよう

  • 『こくごであそぼ』/齋藤孝
  • 「大どろぼうホッチェンプロッツ」シリーズ/プロイスラー
  • 『きまぐれロボット』/星新一
  • 『フランダースの犬』/ウィーダ
  • 『あばれはっちゃく』/山中恒
  • 「イソップ」の童話/イソップ

一気に読めるものシリーズもの

  • 「はれときどきぶた」シリーズ/矢玉四郎
  • 「かいぞくポケット」シリーズ/寺村輝夫
  • 「クレヨン王国」シリーズ/福永令三
  • 「ムーミン」シリーズ/トーベ・ヤンソン
  • 「大草原の小さな家」シリーズ/ローラ・インガルス・ワイルダー

冒険もの・探偵もの

  • 「ドリトル先生」シリーズ/ヒュー・ロフティング
  • シュール・ヴェルヌのSF(『海底2万マイル』『十五少年漂流記』ほか)
  • 「ゲド戦記」シリーズ/アーシュラ・K.ル=グウィン
  • 『タイムマシン』/H.G.ウェルズ
  • 「シャーロック・ホームズ」シリーズ/コナン・ドイル
  • 「怪盗ルパン」シリーズ/モーリス・ルブラン
  • 「怪人二十面相」シリーズ/江戸川乱歩

日本の名作・世界の名作

  • 『坊ちゃん』/夏目漱石
  • 『走れメロス』/太宰治
  • 芥川龍之介の短編集(『蜘蛛の糸』『羅生門』『杜子春』など)
  • 宮沢賢治の童話(『セロひきのゴーシュ』『雨ニモ負ケズ』『銀河鉄道の夜』など)
  • 『わらしべ長者――日本民話選』/木下順二
  • 「ギルガメッシュ王」三部作/ルドミラ・ゼーマン
  • 『三銃士』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』/アレクサンドル・デュマ
  • 『レ・ミゼラブル(ああ無常)』/ビクトル・ユーゴ―

ファンタジーもの

  • 『星の王子さま』/サン=テグジュペリ
  • 『モモ』『はてしない物語』/ミヒャエル・エンデ
  • 『ピーターパン』/J.M.バリ

女の子のための必読図書

  • 「赤毛のアン」シリーズ/ルーシー・モード。モンゴメリー
  • 『秘密の花園』/フランシス・ホジソン・バーネット
  • 『アルプスの少女ハイジ』/ヨハンナ・スピリ
  • 『若草物語』/ルイザ・メイ・オルコット
  • 『あしながおじさん』/ジーン・ウェブスター

その他、ぜひ読んでほしいもの

  • 『いしぶみ――広島二中一年全滅の記録』/広島テレビ放送

関連本

『読書力』/齋藤孝

『ちっちゃな科学』/かこさとし,福岡伸一

『王様の勉強法』/荒俣宏,中谷彰宏

『子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?』/おおたとしまさ

『キミが勉強する理由』/藤原和博

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『会話もメールも 英語は3語で伝わります』|英語っぽい表現で考える!

こんにちは。英語ができない あさよるです。学校の勉強はあまり苦労しなかったタイプなんですが、英語、これだけは違う。苦手で苦手で……語学が苦手で、国語も嫌いなんですが……。しかし、英語がわからないというのが普通に生活で不便です。こうやってブログ書いたり、ネット使うのも英語がわからないと困りもん。

毎日〈明日することリスト〉に〈英語学習〉と書く日々はやめて、ホントに勉強を再開したい今日この頃でした。『会話もメールも英語は3語で伝わります』は話題になってるっぽかったので、手を伸ばしてみました。

「伝わる」ための英語

まず本書『会話もメールも英語は3語で伝わります』の性格から。本書の著者の中山裕木子さんは工業系、技術系の日英翻訳をされている方で、特許明細書の翻訳をされていました。そこから、工学・技術系の人に英語を指導するために、3語で伝える英文法に行きついたそうです。

「理由と根拠」を大事にしながら、自分自身で英語表現を選択し、「どちらの表現がコミュニケーションをより円滑に進めるか」「どちらの表現が少しでも誤りが起こりにくいか」といったことに焦点を当てる授業を組み立て始めました。

冠詞から構文の選択まで、ノンネイティブとして、自分で根拠と理由づけを持って英語表現を選択する。そんな授業です。その指針としたのは、テクニカルライティングの各種ルール(各種スタイルガイドと呼ばれる欧米での英語のルールや、テクニカルライティングの洋書に記されたルール)です。(中略)

そのようなテクニカルライティングの手法から、最も重要なエッセンスを抜き出したのが、本書で取りあげた「3語の英語」です。

p.226.227

元々専門的な分野から出発し、それを一般化できないかと作られたのが本書です。

また、英語でのコミュニケーションは「相手もnot英語母語話者」である場合を想定すべきです。「ネイティブなら分かってくれる」のではなく、お互いに英語カタコト同士で伝わることが大事ですから、3語の英語は有効かもしれません。

英語らしい表現を覚える

3語で伝えるとは、ややこしい文法を作るのはやめて「SVO」で表現しちゃおうと。それだけなんですが、日本語の文章をそのまま英語のSVOに並べようとすると、やたら文章が長くなったり、いろいろ無理が出てきます。文章が長くなると間違えるリスクも増しますから、なるべく文章は短くしたい。

こんな例文が

「私は京都大学の学生です。言語学専攻です」
ありがちな表現:
I am a student at Kyoto university. My major is linguistics.

(中略)

「3語の英語」で同じ内容を組み立て直してみましょう。
↓↓↓
I study linguistics
at Kyoto university

p.30-31

「英語を勉強する」っていうよりも、言い方を学ぶというのでしょうか。本書でも、小中高の長期にわたる英語学習を経て、更に「3語の英語」で実用していくうちに、伝わる英語を使えるようになるという、かなり長期スパンでの英語学習法です。本書をパッと読んで英語力がどうかなるわけじゃなく、ジワジワっと効いてくる系ですね。

日本人の英語のクセ、すなわちbe動詞を使いたがるとか、漢字の熟語を英語にしようとして難解になるとか、やたら文章を長くしてしまうとか、主語が分かりにくいとか、クセを抜いて、英語っぽい思考を身につけようという内容。

苦手意識が高い人にいいかも

あさよる自身が語学が超苦手なので、得意な人が本書をどう読むのかは知りません(^◇^;)> ただ、英語苦手マンにとっては「3語だけで文章を作れ」というのは、取りつく島ができたような気分です。そう「どっから勉強していいのか分からない」から脱せる気がするのです。

「まずは文法?発音?」なんて悩んでる時間がもったいないので「SVOの3つでいい」と割り切っちゃえば、次はそこに盛り込む中身を勉強すればいいんだ!とスッキリしました。

また、notネイティブ同士の会話が想定されているのも、「使えそう」なところです。というのも、あさよるは街中で人に話しかけられるタイプなので、外国人にもめっちゃ声を掛けられます。道を聞かれたり、電車の乗り換えを聞かれたりね。最近、大阪のなんばや心斎橋は「外国人の方が多いんじゃないか?」って感じですからね~。「お互いに英語がわからん」状況でのコミュニケーションは難易度高いっす!

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『一瞬で心をつかむ できる人の文章術』|自分でしっかり考えよう

こんにちは。文章力が欲しい あさよるです。毎日ブログ書いてたら少しはマシになってそうなものですが……どうでしょう。あとね、当ブログでは本の感想を書いていますが、ほら、やっぱ、自分でも物語とか創作もしたいな~なんて思うんですよ。だけど、どうやって書いていいのかわからない!

本書『一瞬で心をつかむできる人の文章術』は、これまで読んできた文章術の本とは趣の違うものでした。本書を読めば小説が書けるとか、企画書が書けるものではありませんが、「文章を書くとはどういうことなのか」を考えさせられる読書となりました。言語コミュニケーションを操る「ヒト」である限り、言葉や文章を磨くってのは使命なのかも。

文章力が必要な理由、文章が書けない理由

本書『一瞬で心をつかむできる文章術』では、半分以上のページ数を割いて「文章力はなぜ必要か」「文章力がないとどうなるか」「なぜ文章が書けないか」など、作文にまつわる話を実例を挙げて数々紹介されています。例の中には自分に当てはまるものや、身に覚えのあることもあるでしょう。

文章力が必要な理由

「なぜ文章力が必要か?」を考えるとき、反対に「文章力がないとどうなるか」を考えてみてもよいでしょう。本書ではは以下の〈文章力がない人の8つの弱点〉が挙げられています。

  • 何を言っているのか話がよくわからない
  • 考え方に柔軟性がなく思い込みも強い
  • なぜか言葉が出てこない
  • どうしてもよいアイデアが浮かばない
  • 多角的に見る力や疑問を持つ力が弱い
  • 自分を客観的に見るのが苦手
  • 会議の司会進行がうまくできない
  • 企画書がうまく書けない

具体的な事例は本書で詳しく紹介されているのでそちらを見ていただくとして、全体を見ると文章力がない人の共通点が浮かび上がってきます。

それは、自分で考え反芻し、何らかのアウトプットするまでの過程が苦手であることです。「こうしなさい」と指示されると返事をするのですが、指示の意図が理解できません。自分で考える過程を経ないので、思い込みのまま行動したり、また他人からの受け売りの言葉を自分の意志だと勘違いしてしまいます。偏った思想に染まりやすい特徴もあります。自分で考えないから、考えを表明することができないのです。

先ほどの〈文章力がない人の8つの弱点〉の裏を返すと、〈文章力がある人の8つの特徴〉になりますね。

  • 話が筋が通っていてわかりやすい
  • 考え方に柔軟性があり、思い込みが少ない
  • 言葉で表現できる
  • よいアイデアが浮かびやすい
  • 多角的に見る力があり、疑問に思う力がある
  • 自分を客観的に見られる
  • 会議の司会進行ができる
  • 企画書がうまく書ける

文章力がある状態とは、ただ単に作文が上手いだけの状態ではありません。相手に伝わるように話す。そのための客観性を持っています。自分自身も視野が広く、柔軟に他の意見を聞き入れ、思い込みが少ないのです。人の言いなりになるのではなく、自分で考え、時に常識を疑ったり、アドバイスも適切かどうか熟考します。人前で話すことも上手で、仕事もよくできます。

一瞬「大げさな!」と思いますが……確かに「文章力がある」状態って、これくらいのこと当たり前にできる状態なのかもしれません。それはつまり「論理的に考える能力」「インプットする能力」「推測する能力」なんかが必要だからかもしれません。

文章が書けない理由

文章を書きたいのに書けない理由は、「論理的に考える能力」「インプットする能力」「推測する能力」が足りていないと考えると、ぐぬぬ。言葉がありません。「本書でも文章が上手く書けない」という人とのエピソードを交えて紹介されています。

多くの人は「何が問題なのか」を分かっておらず、アドバイスされてもスルー。根本的に解決する気がないように見えてしまいます。それは「どのような状態が問題解決なのか」を突き詰めて考える力がないことで、何をしたいのか本人が分かっていないような状況です。

論理的でなく、客観性を欠き、思い込みの中から抜け出せない。その状態では「文章が書けない」のも当然ということですね。「文章が書けないから問題解決できない」ではなく、「問題解決もできない状態じゃあ文章も書けるわけないよね」と言ったところでしょうか。

なにを言いたいの?

本書では文章を書くためのテクニックよりも、文章を書くために前もって必要な資質の話に多くのページを割いています。たとえ文章が上手くても「何を書くか」「何を書きたいのか」がなければ、何も書けません。文章を書くために必要なのは「なにを言いたいの?」ということです。そのためには、自分の頭で考えなければなりません。やはり先ほどの考える力に戻ってきてしまうのです。

しかし……ここで著者は、国語教育の功罪では?といった指摘がなされています。読書感想文作文で苦い思いをした人も多いでしょう。また自分の意見を言わさない風潮も関係あるのかもしれませんね。ライターになるためのスクールにお金を出して通った経験者の話も紹介されています。どうやら看板に偽りありの不親切なスクールもあるようですね。

こんなことが積もり積もって、文章が苦手な人を生み出しているのかもしれません。

テクニックよりも大事なこと

肝心の文章を書けるようになるテクニックも紹介されています。しかもたった10日間で効果が出るトレーニングメニューが組まれているのです。書いてある通りにやってみればOK。基本的なことから、それをブラッシュアップしてゆくようなレッスンも楽しそう。だけど、ページ数は少な目です。

あくまでも大事なのはテクニックではなくて「なぜ文章が書けないのか」と、人の意見を聞き入れながら、従来の文章術を疑い、客観的に多角的に考える力を身につけてゆくことこそが、本書で繰り返し説明される〈文章術〉です。

文章術をレクチャーする本ってたくさん読んできましたが、ここまでテクニックよりも「なぜ文章力が必要か」に重点を置いている本ってはじめてかも。

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『伝わる文章の書き方教室 書き換えトレーニング10講』|ゲームで文章力うp!

こんにちは。毎日ブログを書いていると、自分の文体というかキャラというか……を見失いがちな あさよるです。愉快でコミカルな感じでお送りしたいと常に思っているのですが、上手く伝わっているでしょうか……(;’∀’)>

今日紹介する『伝わる文章の書き方教室』は、その名の通りズバリ「伝わる」ための作文レッスンの本です。良い文にせよ悪い文にせよ、まずは〈伝わらないと〉善し悪しの判断さえしてもらえません。とにもかくにも「伝わる文章」の練習をはじめましょう。

作文ゲームで文章を練習しよう!

本書『伝わる文章の書き方教室』は、作文のレッスン方法が紹介される、ちょっと変わった本です。あさよるネットでもこれまで、文章の書き方に関する本を紹介してきましたが、漢字ドリルや算数ドリルのように、文章を自分で組み立てながら進めていく内容のものって、なかったんじゃないかな?

一つ目のレッスンはこんな感じ。

レッスン1 適切なことばを選ぼう――特定の音を使わずに書き換える

例題1
次の文章を、「い」を使わないで置き換えてください。

吾輩は猫である。名前はまだない。 (夏目漱石『吾輩は猫である』冒頭)

もちろん答えは何通りもある問題です。あさよるはこんな風に考えました。

「私は猫よ。名前なんて初めからなかったわ。」

どうでしょう。本書では「余は猫である。目下のところ名無しである」と文章を作っていました。これは「吾輩」という偉そうな感じを前面に出し、猫の横柄さがそのまま出ている文章です。ちなみにあさよるは、誰もいない指令室に駆け込むとAIが音声で「私は猫よ」と話しかけてくるイメージでしたw 確かにこれじゃ、元の『吾輩は猫である』と全く違う世界になっちゃいます(;’∀’)>

これは〈語彙力〉を増やすレッスンです。一つの文章を、他の言葉を使って表現し直します。『吾輩は猫である』の例文では「い」を使わないというルールでした。子どもが遊ぶ〈しりとり〉もこの手の遊びですね。もっと他の音をどんどん抜いて、表現の幅を増やすレッスンがあります。

〈語彙力〉の他に〈表現力〉〈論理力〉を伸ばすレッスンが用意されています。

やっぱ書いてナンボ!?

本書は読んでいるだけでなく、実際に手をうごかして文章を作っていくことが前提になっています。でも、退屈な〈お勉強〉というよりは、頭を使った〈ゲーム〉みたいに取り組んでOKだから、勉強よりずっと楽しい時間でしょう。

やっぱり、文章力アップしたければ、まずは「書く」ってことが大事なのね……当然だけど(;’∀’)>

そして、数をこなせばいいわけじゃないってこと。本書のように、良い文とは何か?を踏まえたうえで、そこへ向かっていかなければならず、アサッテの方向に進んでも仕方がありません。闇雲に作文を嫌々書きまくるよりも、本書『伝わる文章の書き方教室』のような指針になる本に添って、レッスンをした方がよさ気ですね。

分かりやすい文章に、ビビる……

本書では、伝わる文章の良い例も数々紹介されているのですが、改めてその的確さにビビりました(;’∀’)

その例が、夏目漱石の『門』。

・針箱と糸屑の上を飛び出す様に跨いで茶の間の襖を開けると、すぐ座敷である。南が玄関で塞がれているので、突き当りの障子が、日向から急に這入ってきた眸には、うそ寒く映った。其所を開けると、廂に逼る様な勾配の崖が、縁端から聳えているので、朝の内は当って然るべき筈の日も容易に影を落とさない。(一の二)
・夫婦の坐っている茶の間の次が台所で、台所の右に下女部屋、左に六畳が一間ある。下に女を入れて三人の少人数だから、この六畳もじゃ余り必要を感じない御米は、東向の窓側に何時も自分の鏡台を置いた。(四の十四)
・宗助は玄関から下駄を提げて来て、すぐ庭へ下りた。縁の先へ便所が折れ曲がって突き出しているので、いとど狭い崖下が、裏へ抜ける半間程の所は尚更苦しくなっていた。(七の四)

p.110

この文章から、家の間取りが分かるというのです。分をじっくり読んで想像してみて下さい。同じく、『門』の文章から間取りを書き起こした図が、朝日新聞の記事にもありました。合わせてご覧ください。

それにしても、これだけの文章だけで家の間取りを正確に描写できるのって……論理的に論述できているということです。みなさんのお住まいも、言葉だけで表現できるでしょうか。あさよるは……絶対ムリ!(^^♪

宿題にもブログにも作詩にも

本書『伝わる文章の書き方教室』は、ほとんどすべての人に必要な力のレッスンが紹介されています。文章を書かない人もいないでしょうし、簡単な連絡や引継ぎでさえ、文章で正しく書き記せるといいのにねぇ……(遠い目)。例えばパパママだって、子どもの連絡帳にきちんと伝えるべきことを書けないとなりませんし、お友達とLINEで行き違いを生まないためにもやはり必要なのは文章力。なにも仕事や勉強でのみ必要な特殊技能ではありません。

本書は子どもの宿題の助けにもなるだろうし、このようにSNSやブログで文章を投稿している方にも、良い励みになるでしょう~。こっそり詩を書き溜めている人とか、言葉を綴っている人にも!

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『東京のきつねが大阪でたぬきにばける 誤解されやすい方言小辞典』

『東京のきつねが大阪でたぬきにばける 誤解されやすい方言小辞典』イラスト

こんにちは。完全にタイトルで手に取りました。〈東京のきつねが大阪でたぬきにばける〉これで、なにやらう〈うどん〉の話をしているのだろうと勘違いしていました。うっかり者の あさよるですw

本書のタイトルは『誤解されやすい方言小事典』。めっちゃ大きく「方言」と書いてあるのに、完全にご当地グルメの本かと思っていましたw いやはや、しかし結果的に、なかなか面白い本でした。

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『すらすら作文が書ける』|夏休みの宿題かけこみ!作文、日記を書こう

こんにちは。夏休みもあと少し!感想文や作文を残している人もいたりして!?

この時期になるとあさよるも、子どもの頃の宿題を思い出します。そう言えば、作文や感想文は超が付くほど苦手でした。「嫌い」って言った方が適切かも!あの頃、「何を書いていいのかわからない」「出題の意図が分からない」のが「嫌い」の理由だったと思います。

大人になっても文書や書類は作らなければなりませんが、そういえば、夏休みの作文って、どう書けば正解だったんだろう?と、今回は『国語おもしろ攻略 すらすら作文が書ける』を手に取りました。本書を選んだのは、前回に読んだ『国語おもしろ攻略 読書感想文が書ける』がなかなか楽しく〈使えそう〉な内容だったからです。

『ドラえもんの国語おもしろ攻略 読書感想文が書ける』|これで名人!

作文?そんなの簡単!

ドラえもんが電話の音で飛び起きるところから本書は始まります。電話の主はのび太くん。ドラえもんの道具を勝手に使い〈作文ワールド〉に迷い込んだまま、帰れなくなっちゃった!作文ワールドは、作文の達人にならないとその世界から帰って来れないのであ~る!そうこうしている内に海賊にしずかちゃんが連れ去られ、作文ロボット「スラスーラ」の力を借りながら、のび太、ジャイアン、スネ夫の作文作成が始まるのでありました。

本書はオールマンガ仕立てです。本を読むのが苦手な子も楽しく読める!

作文のコツもマンガで紹介されているので、勝手にザクッとまとめてみました。

  • 作文は手紙だ

作文は難しく考えずに、手紙だと思って取り組みましょう。手紙を書く時大事なのは「だれに書くのか」「どんな用事で書くのか」ですよね。相手と目的をはっきりと決めましょう。

そして、手紙の基本。いや、文章の本は3つの要素です。
・前文(あいさつ)
・主文(本文)
・末文(結びのあいさつ)
そして後付け(日付、名前等)でできています。

  • 自由作文はアイデア勝負!

作文は他のものになりきってもOK!自己紹介じゃなくて他者紹介をしてみたり、自分史や宇宙史を書いてもいいし、みんなが知ってる物語の続きを考えてもいい!「もし……だったら」「もし……れば」と、たらればで別の人になりきって書いたり、動物や物になりきって書くのも面白い。

未来の自分になったつもりでもいいし、自分が物語の主人公になったつもりで作文を書くのも、視点が変わって発見があるかも。

  • 作文になりやすいネタ/なりにくいネタ

作文になりやすいネタと、作文になりにくいネタがあります。ざっくり言っちゃうと、
・作文になりやすい→はっきりしたこと(イメージが浮かぶ)
・作文になりにくい→ぼんやりしたこと

具体的で特定の話の方が書きやすいんですね。えー、書くこと思いつかない!って人は、五感を磨け!

  • 気づいたこと、感じたことをメモに取ろう!
  • 作文を組み立てる

メモを見返し、〈はじめ〉〈なか〉〈おわり〉の三つに組み立てます。作文の基本はこれ。新聞作りも物語を作るのも同じです。手順は以下。
1、どんなことをしたか
2 その時の気持ち、思ったこと
3 どこを中心に書くか
4 箇条書きにする
5 書き出しを考える

  • 文章を正しく書く

文が間違っていては伝わりません。よく読み返してチェックします。

  • 物語を作る起承転結
  • 説明文、意見文、報告文、解説文

説明することをよく知っておくこと。読者にわかりやすく表現しましょう。説明していることがらと自分の関係を示しましょう。

  • 新聞を作る

新聞やかわらばんを作ってみましょう。いつ、だれが、どこで、何を、どういうわけで、どうしたかをわかりやすく書きます。また、構成を工夫しましょう。実際に新聞の構成の例が本書で紹介されています。

  • 読書感想文

読書感想文も手紙の形で書いてみましょう。図書紹介風にしてもいいね。

ダメな文

ダメな文というのも紹介されていまして、ブログを書くにあたり気をつけようと思いました(;’∀’)

  • 主語や述語がわからない文
  • 主語と述語が合ってない文
  • だらだら続く長い文
  • 内容がずれている文

このノリ、嫌いじゃないw

本書『すらすら作文が書ける』は全編マンガで、作文が楽しそうで誰でも書けるものであると紹介されています。「ドラえもん」ですから、もちろん終始ドタバタギャグであることも天晴。なかなかオヤジギャグきつくて、「子どもがこのネタで笑えるとでも!?」と逆に笑っちゃうオヤジっぷり。このノリ、嫌いじゃないです。

マンガなので、パッと一覧して作文の書き方がまとめられているわけではないので、手を動かしながら読むのが良いのかな?本書の内容の通り、メモを取りながら読んでまとめましょう。

あと、ドラえもんたちの顔のコレジャナイ感が、妙におかしいw僕らの〈しずちゃん〉はこんなんじゃないやい!ww

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『オノマトペの謎――ピカチュウからモフモフまで』|オノマトペなくして語れない

こんにちは。オノマトペで会話するのが好きな あさよるです。自分でその場にふさわしかろうオノマトペを組み合わせて作るのも楽しいですね。今回『オノマトペの謎』なる書籍を読書メーターで見つけまして、気になって取り寄せました。

オノマトペとは、

実際のおとを真似て言葉とした語。「さらさら」「ざあざあ」「わんわん」など。擬声語。広義には擬態語も含む。オノマトペア。オノマトペ。

p.4

みなさんも会話の中で使っておられますよね?日本語はオノマトペが多い言語だそうです。オノマトペなくして会話が成り立たないと言っても過言ではないっ!

なくてはならないオノマトペ

  • 「クスクス」と「スクスク」はなぜ違う?

「シクシク」と「クスクス」はs、k、uの組み合わせであり、同じ音を使っていますが、意味が全く違います。クスクスは笑っているようで、スクスクは伸びやかに成長している様子です。何が違うのでしょうか?細かに例を挙げながら、音の印象が語られます。

二つ目の音「ク【ス】クス」と「ス【ク】スク」のsとkの印象の差が、オノマトペの印象を変えているようです。二つ目の音というのが、意外でした。

  • オノマトペは変化する

オノマトペは時代とともに変化することがあります。「キンキン」というオノマトペは「キンキン高い声」と少々不快なニュアンスで多く使われていました。しかし、「キンキンに冷えている」と冷たい様子の表現に使われます。オノマトペも言葉と同様に、時代によって変わってゆきます。

  • オノマトペの方言

オノマトペにも方言があります。牛を「ベコ」と呼ぶ地域に印をつけると、見事に地域ごとに分布しているのが分かります。スズメの鳴き声が「チュン」「チュー」などのチュ類と「チチ」「チュッチュ」などのチ類、「ツーツー」「ツンツン」のツ類などあるそうです。これらは周圏的分布をしているようです。

  • 日本語はオノマトペ大国?

たまに「日本語はオノマトペが世界一発達した言語である」といった発言を見聞きすることがありますが、事実ではありません。オノマトペはどの言語にもありますし、特にアジア圏の言語では多いようです。理由として、アニミズム信仰が関係しているのではないか?との考えもあるそうです。

日本語は身体感覚と感情を表すオノマトペが多く、反面、味・匂い・色に関するオノマトペはありません。言語によってオノマトペに偏りがあるんですね。

  • 外国語のオノマトペを習得する

外国語を勉強するとき、オノマトペに手こずるようです。日本語を習う外国人もオノマトペが難関だそうですが、面白い特徴があります。全く日本語を知らない人に日本語のオノマトペを聞かせると、音の印象から何のオノマトペなのか当てられることがありますが、日本語を習った人では正解率が下がります。音の印象ではなく、知っている言葉の中から似ているワードを探してしまうのではないかと紹介されていました。もちろん、日本語以外のオノマトペで同じことが起こります。

また、ある言語から言語に翻訳をする際、オノマトペをどのように訳すかによって、雰囲気が変わります。その言語のオノマトペを理解するって大事なんですね。

  • オノマトペを使った教育

赤ちゃんに話しかけるとき、オノマトペを多用します。子ども向けの絵本もオノマトペが多く使われています。

言語を習得前の赤ちゃんも、音の印象を持っているようで、トゲトゲしたオノマトペと、丸っこいオノマトペを理解しているようです。人間の言語の習得とオノマトペの関係も興味深いですね。

オノマトペを交えながら、親は子に言語を教えてゆきます。言葉とオノマトペの両方を使って私たちは言葉を身につけるのです。

  • 「モフモフ」は新しいオノマトペだった

最終章は「モフモフ」というオノマトペについて。ネットで検索すると、モフモフが溢れています。モフモフで画像検索すると幸せになれます。モフモフとは近年よく使われるようになった言葉で、ウサギやネコの毛がフカフカしている様子を言います。どうやらパンの触感や特徴をを表すオノマトペとして使われ始めたようで、動物に使われるようになったのは2003~2004年ごろ、2ちゃんねるで使われるようになったそう。

〈オノマトペが表す印象を数量化するシステム〉なるものがあるらしく、「フワフワ」と「モコモコ」の数値の違いが現れていました。フワフワよりモコモコの方が弾力があって温かい感じらしいです。だいたいあってるw

新しいオノマトペが生れる様子を見てゆくのも面白いですね。

オノマトペへの8つの視点

本書『オノマトペの謎』は序章から8章まであり、8人の執筆者によって書かれています。それぞれオノマトペに関する話題を扱いながら、さらに専門分野に分かれて解説がなされます。お一人に付き1章分ですから、あくまで入口の部分しか触れられていないのだろうと思いますが、8つの視点から「オノマトペ」について知れて、入門編にはぴったりでしょう。

平易な文章で誰でも読めるもので、多くの人に馴染みのあるテーマです。どなたが読んでも興味深く面白いものでしょう~。

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『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』|コミュニケーションのための〈言葉〉を正しく使う

こんにちは。咄嗟に言葉が出てこないあさよるです。その場その場で相応しい言葉、言うべき言葉があるのは分かっていますが、突然だと頭が真っ白になってうまく話せません。もっと「上手いこと言う力」があったらいいのになぁと思います。ラジオでおしゃべりしてる人とかすごいですよね、憧れです。

話す力や、思いを表現する語彙力には並々ならぬ憧れと、自分の話す力のなさへのコンプレックスがあったので、『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』……このタイトルだけで「読みたい」と思いました。

語彙ってどこで手に入るの……

語彙とはなんだ?

そもそも「語彙」とは何でしょうか。本書『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』では、語彙力が必要な理由については紹介されているのですが、「語彙とは何か」「語彙力とは何か」は明確には定義されていないように読めます。

weblio辞書を見ますと、〈実用日本語表現辞典〉では以下のように説明されていました。

〈語彙力〉とは

どれだけ多くの種類の単語を知っているかという力。ある言語においてどれだけ豊富な語彙を把握しているかという指標。

語彙力とは – 活用形辞書 Weblio辞書

更に〈語彙〉とはなんでしょう。Weblioの三省堂 大辞林からの引用です。

① 〔vocabulary〕 ある一つの言語体系で用いられる単語の総体。言語体系をどのように限るかによって,内容が変わる。日本語という限り方をすれば,日本語の単語全体を意味し,漁村・農村あるいは特定の職業など,ある領域に限れば,その領域内で使われる単語の全体を意味し,ある個人に限れば,その人の使う語の総量を表す。 「漱石の-」 「 -が豊富だ」

② 単語を集め,一定の方式に従って順序立てて並べたもの。解釈の付けられているものが多い。 「近松-」

語彙とは – 日本語表現辞典 Weblio辞書

説明を読むほど難しく感じてしまいますがw あるグループや、ある人が持っている単語の数、とでも言えばよいのでしょうか。英語では〈ボキャブラリー〉と言い、こちらの言葉の方が意味が通じやすいかもしれません。

「日本語の語彙」というと、日本語が持っている諸々の単語を指しています。職業や業種によって「業界用語」「専門用語」は、そのグループの中で通じる言葉です。家族間だけで伝わる単語もあるでしょう。

語彙が多く、活用できる人のことを〈語彙力〉があると称されているようですね。当然ですが、語彙力が高いほど、たくさんの人と会話ができます。日本語だけでなく、英語の語彙が多い人は、世界中の人と話ができる可能性が高まります。語彙あるいは語彙力とは、コミュニケーションに欠かせないものです。社会生活に影響を及ぼしますから、ひいては年収や働き方にまで関わってくるものではなかろうかと思います。

語彙はどこにある?

さて、語彙力は社会生活に大きな影響を与えていると予想されます。じゃあ、今すぐ語彙力を身につけたい!んじゃあ、どうすればいいの?……あさよるも教えてほしいよぅ!( ノД`)シクシク…

よく「本を読め」と言われますが、それは本当なんだろうと思います。本といっても、難しいお堅い本も良いですが、マンガや雑誌や面白い本を読むのもいいんじゃないかなぁ。音楽や映画でも同じ、知らない言葉、聞き取れない言葉はキチンと調べてみると、より作品の世界観が理解できるんじゃないかなぁ。そして、他人と会話することも、語彙を増やす行為でしょう。しかも、同じ人とばかり話すのではなく、いろんな立場やいろんな職業、いろんな人と話すと、自ずと「知らない言葉」に出会います。

と、あさよるが思いつく「語彙を増やす方法」はこんな感じ。だけど、一番手っ取り早いのは、国語辞典を1ページずつ順番に読んでいくことじゃなかろうか。こういうと途方もないですが、語彙を増やすって、そういうことじゃないかしら……。

本書『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』は、辞書と比べるとむちゃくちゃコンパクトですが、「間違ってしまいがちな言葉」「知ってそうで知らない言葉」を一つずつ意味と解説と合わせて紹介されています。新社会人向けですで、ビジネスシーンで使われる言葉に絞られているので、多くの人が当てはまる内容です。

そんなに語彙は増えないかもw

先ほど「辞書を読むのがてっとり速い」と言ってしまった手前、本書『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』では、51の単語しか紹介されておらず、数が少ないです(辞書に比べるとねw)。

分かっているようで、知っているようで間違って使ってしまう言葉等が集められてて、「へぇ知らんかった」「間違えて覚えてた~」の連続なんですが、本書を読むだけでは語彙力っは身に付きません。

言葉というのは、知識として頭に入れても、実際に〈正しく使えないと意味がない〉からです。本書を読んで「使う」そして時間と共に「使いこなせる」ようになって初めて〈語彙力がついた〉って言うのではないか?と思いました。本書『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』は、その第一歩になる本です。

言葉は「間違えずに使える」ことが大事かも

あさよるはかなりテキトーな人間で、言葉も非常にテキトーに使います(苦笑)。すると困ったことに、自分が思って使った言葉の意味と、相手が考える言葉の意味が違っていると、意図とは全く違う意味で相手に伝わってしまいます。……こんな経験ありませんか?子どもの頃なんて、子どもたちみんな言葉がアヤフヤですから、なにがなんやら分からなかった気がしますw ちょっとしたことでケンカになったりモメちゃう理由も、言葉の拙さがあったのかなぁと思います。

言葉は「間違えずに使う」「正しい意味で使う」っていうのは、すごく大事なのかもしれない。特に、より高度なコミュニケーションとか、抽象的な話を用いるならば、言葉の定義は欠かせません。言葉をきちんと運用できるスキル、あってもソンはないですぜ。

大人の〈最低限〉のボキャブラリーとして

本書『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』で扱われている単語は51!かなり絞られています。ここまで絞り込まれる言葉は、よく使うけど、よく見聞きするけど、意外と意味が分かってないことばのオンパレード。詳しくは記事のあとの目次情報を見ていただけると分かりやすいかと。

例として、「近似値」「中央値」「平均値」「最頻値」の違いとかね。これ、使い分ける必要があるけど、フワッと使っている人も多い。「相対的」と「絶対的」の使い分けも、きちんとできている人とそうでない人の間では会話が成り立たないでしょう。

また、ちょっと笑っちゃうけど納得しちゃったのが、すぐに「なるほど」と相づちを打つ人は、本当は分かっていないんじゃないかと不安になるという話wわかるw「仰るとおり」と言い直したほうが、相手を不安にさせないかも。

今年の流行語に選ばれるんじゃないかと囁かれる「忖度」も、「地位がある人が使いがちな言葉」として登場します。ちなみに「忖度」は古くから「じゅんど」と呼ばれていたのに、今は「そんたく」と呼ぶ人が増えたと書かれています。

『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』は、ビジネスシーンで使いたい言葉、これくらいは理解しておきたい、最低限の〈基礎編〉って感じですね。あさよるも、自分の間違いや、知らなかったことがたくさん載っていて勉強になりました。

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『できる大人のモノの言い方大全』|褒め方、断り・謝り方、反論の仕方

あさよるは若い頃、格式ばった取って付けた敬語や遜りや謙譲が大嫌いでした。素朴な言葉で、自分の言葉でしゃべればいいじゃん!思いが伝わればいいじゃん!

しかし、歳をとると考えが変わるもので、もっと「伝え方」のバリエーションが欲しいなぁと思うのです。例えば、自分より若い人に話しかけると、相手の人は明らかに緊張して気を遣ってくれます。「フラットに話してほしいなぁ」と思っても上手くいきません。〈人の気持ちをほぐす〉言葉が欲しいなぁと思います。

ちょっと〈気の利く大人〉になる

『できる大人のモノの言い方大全』はもうタイトルがすべてを語っています。ちょっとした言葉遣いで、人との関係は変わるものです。「余計なひと言」で反感を買ったり、たったひと言で疲れが吹っ飛んだり。人が人と関わって生きている限り「言葉」のパワーは重要です。

みなさん苦手なシチュエーションってありますか?

あさよるはクレームや人の間違いを指摘するのが超苦手です。遠まわしに言いすぎて相手に伝わらなくって、余計イライラして感情的になってしまったりとか、一人でジタバタしてしまいます。業務連絡としてスマートに伝えられたらなぁ。そして、人を「褒める」のも出来てない……。いつも人から自分が褒めてもらった時に「あ、また自分ばっかり自分の話をしてしまった……」と気づいて落ち込みますorz

『できる大人のモノの言い方大全』は、日頃「うまく言えない」ひと言が総まとめになっています。ほめる、もてなす、断る、謝る、反論する。

あさよるは中でも、なんとなく言い出しにくいことをサラリと自然に言える「言い方」がいっぱい詰まっていてイイネ!と思いました。

特に覚えておきたいと思ったのは、この3つ。内2つは相手にとって嫌なことを伝える方法です。これを上手になりたい!

  • クレームを上手に言える
  • 難しい断り方、謝り方を増やす
  • 人を上手にほめる

「言いにくいコト」こそコミュニケーションに必要

クレームを上手に言える

大人になれば、時にはクレームをキチンとつけなきゃいけないときもあります。しかし、言い方に失敗すれば、迷惑なクレーマーだと思われては敵いません。

「違うの!違うの!私は迷惑をかけたいわけじゃなくって!」

心の中で繰り返しながら、できるだけ柔和に、優しい雰囲気で明るく伝えるのですが……話がこんがらがってしまうことも。角を立てずに!円滑に!やりたいのよ!

第8章 世渡り上手は角を立てずに「自己主張」ができる!「それ違います!」を上手に伝える方法が役に立ちました。

  • 言いにくいことを言うときの「前置き」
  • 相手を怒らせずにクレームをつけるコツ
  • 相手の嫌味をさりげなくかわすには?
  • 部下をやんわり注意するときの言葉

「お言葉を返すようですが」「大筋ではそうかもしれませんか」くらいはあさよるも言えますが、「おっしゃることはよくわかりますが」「ぼくもあなたの立場なら、そういうと思うんです」というのは、なかなか言えないなぁ。

一旦相手の気持ちに共感したり、相手立場に立った発言をした上で「しかし」と続けば、ケンカ腰には見えないφ(..)

難しい!断り方、謝り方

人にお断りをするのもムズカシイ。お誘いをお断りする、縁談を断る、商談を断る、シチュエーションはさまざま。また、誤り方もバリエーションが欲しい。「〈もうしません〉〈気をつけます〉って、前も同じこと言ってたじゃないか!」って人の話を聞いていても思います。自分で言っていても思います(;´Д`)

第3章 カシコい大人はこの「断り方」「謝り方」でピンチを抜け出す!と、一章丸々「断り方」「謝り方」に割かれています。

断る際は、ズバッと言う前に、ワンクッションを置く。「よく考えさせていただいたのですが」「あいにくですが」と、この出だしの時点で相手に結論が伝わっています。また「お役に立てず残念です」「お汲み取りください」と、「いりません」「やめます」を他の言い方に変えます。厄介ごとを断るときの「安請け合いして、かえって迷惑をおかけしては……」というのは、是非に使いたいですw

謝るときは「申し訳ありませんでした」「お詫び申し上げます」と率直な言葉がやっぱ大切ですね。「面目ありません」「このたびはこんなことになり」くらいのレパートリーは持ちたいなぁと思いました。「肝に銘じます」「申し開きがないことです」とか、言えるようになりたい。

人を上手にほめる

スゴイなぁ、敵わないなぁという気持ちを、上手に相手に伝えたいなぁと思うも、取ってつけた言い方になったり、嫌味に聞こえてしまわないか気になることもあります。

  • 思わず相手の顔がほころぶ定番フレーズ
  • 気配り上手が使いこなす秘密のフレーズ

それ!それ!

  • 「頭の良さ」をほめるにはコツがいる!
  • 「ほめ上手」になるには、「ほめられ上手」になろう!

このあたりも気になるのですが、

  • 「外見」をほめる技術
  • 「表情」や「声」をほめる

なんて上級者っぽい感じがします。

「魅力的ですね」「品がありますね」「似合ってますね」って、言葉はありふれていますが、なかなか人に向かって発したことはない言葉……こういうのスマートに言える人になりたい……。

バリエーションがコミュニケーションを円滑にする

モノの言い方のバリエーションが多いことに、あさよるは勝手な嫌悪を感じていました。おべっちゃらや、心にもないことをペラペラと舌先三寸で言うことだと思っていたからです。

しかし、「言い方」のバリエーションって、多様なコミュニケーションを手に入れるツールなんだなと気づきました。そう、言葉って、他人と自分をつなぐ道具です。

より豊かな人間関係を築くために、いろんな「言い方」を手に入れる必要がありました。

思えば、未成年の若い頃は、友人たちとのすれ違いに心を痛めていました。理由は、今ならなんとなく分かります。お互い思いやりも足りず自分勝手に振る舞っていました。そして、何といってもボキャブラリーが今より貧しかった!だから、誤解もしまくり&されまくりで、意味もなくヒドイことを言いまくってた&言われまくってたと思います。

言葉の使い方、そして使える言葉の数、言い方の数は、人間関係を円滑にするものだと思います。少なくとも、不用意に人を傷つけたり、苛つかせる機会が減るんじゃないかと思います。

大人だからこそ、スマートに、人とぶつからないように「言い方」って大事だな。

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