光文社新書

10 哲学

『心配学』|原発、喫煙、ギャンブル、災害……本当に心配すべきこととは?

「〈安全〉よりも〈安心〉が欲しい」みたいな言い回しがあるように、不安な気持ちが続くのはつらい。大丈夫と安心していたいものだ。本書『心配学』は、災害やテロ、事件、事故など心配事を、正しく心配するためのガイドラインになる良書だ。 〈適切に心配す...
70 芸術、美術

『スケッチは3分』|メモ感覚で絵を描こう

山田雅夫さんのスケッチ論は「工学」からの切り口だ。 アートやデザインから絵を描いている人にとっては刺激的だ。 日記のように描が描けたら… 山田雅夫さんといえば「15分スケッチ」のシリーズの著者だ。わたしも何冊か読んだ。本書はもっと短い、3分...
10 哲学

片田珠美『一億総ガキ社会 「成熟拒否」という病』|諦めないで、お客様!

諦められない大人たち 『一億総ガキ社会』は、モンスターペアレントやモンスターペイシェント(患者)、引きこもりや「草食系」なんかの話を、心理学的なアプローチを交えつつ、社会問題を語ります。これらの社会的な「現象」は、元をたどれば同じ心理状態か...
30 社会科学

内田樹『街場のメディア論』|「贈りもの」を贈ろう

こんにちは。あさよるです。内田樹さんの本はまだ数冊しか読んだことがありませんが、どれも面白かったので今回『街場のメディア論』も読む前から楽しみでした。 この「街場の」というシリーズがあって、『街場のアメリカ論』『街場の中国論』『街場の教育論...
30 社会科学

萱野稔人,雨宮処凛『「生きづらさ」について』|空気と貧困と右翼化

こんにちは。あさよるです。図書館の楽しみは普段手に取らないような本や、書店で平積みされていない本が目につくことです。本書『生きづらさについて』も、2008年出版の10年前の本で、書店では見つけられなかったであろう本でした。Kindle Un...